JP4811263B2 - ロータリピストンエンジンの潤滑装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリピストンエンジンのガスシール面に潤滑油を供給する潤滑装置に関し、特に、エンジンの運転状態に応じて供給油量を調整する制御技術の分野に属する。
従来より、ロータリピストンエンジンではベアリング等の潤滑系とは別にガスシールの摺動面に潤滑油を供給するための潤滑系として、例えば特許文献1に開示されるように、ハウジングのトロコイド内周面に供給口を開口させて、メタリング・オイルポンプにより計量したオイルを直接、供給するようにしている。同文献に開示されるものでは、オイルポンプのプランジャを駆動機構を介してエキセントリックシャフトにより駆動するとともに、そのプランジャのストロークを規制するカム軸の移動によって、吐出量を可変調整するようになっている。
また、前記のものでは、エンジンの運転状態の変化に応じて、オイルポンプのカム軸を例えばステッピングモータにより移動させ、高負荷側ほどオイルの吐出量が多くなるようにしており、オイルの吐出量はエンジンの負荷ないし回転速度の上昇に応じて、増大することになる。
特開平5−248255号公報
ところで現在、例えば自動車用として実用化されているロータリピストンエンジンでは燃費やエミッションの低減のために、吸気ポートだけでなく排気ポートも作動室の側面(サイドハウジング側面)に開口させた、いわゆるサイド排気方式のものがあり、このものではトロコイド内周面のみならずロータ側部への潤滑の要求も強い。このような潤滑要求は、排気によるサイドハウジングの温度上昇が大きくなる高負荷側、高回転側ほど強くなる。
一方、低負荷側や低回転側ではロータ側部への潤滑要求は低くなり、低負荷且つ低回転であればトロコイド内周面に少量のオイルを供給して、ロータ外周のアスペックシールとの間を潤滑すれば足りる。また、エンジン回転速度が上昇すれば、負荷の大小に拘わらずロータの外周及び側部の両方にオイルを供給して、シール部材やその摺動面の摩耗を抑制する必要がある。
これらの要求に対して前記従来例の潤滑装置では、単にエンジンの負荷ないし回転速度の上昇に応じてオイル供給量を増やすのみであり、ロータの外周及び側部のうちの潤滑要求の強い方に合わせて、オイル供給量を設定せざるを得ないから、オイル消費が嵩むという不具合を生じる。
斯かる点に鑑みて本発明の目的は、エンジンの運転状態によりロータの外周及び側部の各々の潤滑要求が大きく変化することに着目し、その両者へのオイルの供給比率を変更できるようにして、潤滑要求を満たしつつオイル消費を抑制することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、トロコイド内周面においてロータ幅方向の中央部付近とその側方とにそれぞれ供給口を開口させて、それらの供給口によるオイルの供給状態をエンジンの運転状態に応じて変更するようにした。
具体的に請求項1の発明は、ロータハウジングのトロコイド内周面に開口する供給口よりオイルを供給するようにしたロータリピストンエンジンの潤滑装置を対象として、少なくとも一方のサイドハウジングの側面に作動室に臨んで排気ポートが開口している場合に、前記トロコイド内周面においてロータ幅方向の中間部にセンタ供給口を、該センタ供給口よりも前記排気ポートの開口側寄りにサイド供給口を、それぞれ開口させ、その上で、エンジンの低負荷低回転領域では前記センタ供給口のみによりオイルを供給する一方、少なくとも高負荷高回転領域ではセンタ及びサイドの両方の供給口によりオイルを供給するようにしたものである。
前記構成の潤滑装置によると、エンジンの運転中にはロータハウジングのトロコイド内周面に開口するセンタ及びサイド供給口の少なくとも一方よりオイルが供給されることになるが、低負荷低回転領域ではロータ幅方向の中間部に開口するセンタ供給口のみによりオイルが供給され、主にロータ外周(アスペックシール)の潤滑が行われることになる。このとき、ロータ側部の潤滑要求は低いので、サイド供給口からはオイルを供給しなくてもよく、このことでオイル消費の抑制が図られる。
また、エンジン負荷ないし回転速度の上昇に伴い、排気によるロータ側部(排気ポートの設けられている側)の温度が上昇し、潤滑要求が高まれば、センタ供給口のみならず、サイド供給口からもオイルが供給されるようになり、ロータの外周及び側部の両方の潤滑に供される。
好ましいのは、トロコイド内周面においてロータ幅方向の略中央部にセンタ供給口を、その両側にそれぞれサイド供給口を開口させることであり(請求項2)、こうすれば、ロータ外周からロータ側部にかけてガスシール及びその摺動面全体に亘り概ね均等な潤滑が可能になる。これは、作動室を囲む両方のサイドハウジングに排気ポートがある場合に特に好ましい。
また、好ましいのは、サイド供給口によりオイルを供給する第1オイルポンプと、センタ供給口によりオイルを供給する第2オイルポンプと、を備えることであり(請求項3)、こうすれば、2つのオイルポンプからのオイルの吐出量をそれぞれ調整することによって、ロータの外周及び側部の各々の潤滑要求の変化に対しきめ細かくオイルの供給比率を変えることができるので、オイル消費を抑制する上でさらに有利になる。
例えば、前記第1及び第2オイルポンプを制御する制御手段を備えて、エンジンの負荷及び回転速度の少なくとも一方の増大に伴い、センタ供給口からのオイル供給量に対するサイド供給口からのオイル供給量の比率が徐々に高くなるようにすれば(請求項4)、排気によるロータ側部の温度上昇に対応して適切にオイル供給量を増やすことができる。
以上、説明したように、本発明に係るロータリピストンエンジンの潤滑装置によると、ロータハウジングのトロコイド内周面においてロータ幅方向の中央部付近とその側方とにそれぞれ供給口を開口させて、それらの供給口によるオイルの供給状態をエンジンの運転状態に応じて変更するようにしたから、ロータの外周及び側部に各々の潤滑要求に対応してオイルを供給することができ、その潤滑要求を満たしつつ、エンジンオイルの消費を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(エンジンの全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るロータリピストンエンジン1の要部構成を示し、図2及び図3は、エンジン1の本体上に配置された潤滑装置Aを示す。図1のように、トロコイド内周面2aを有する繭状のロータハウジング2と、サイドハウジング3,3,…(図2、3を参照)とに囲まれたロータ収容室4には、概略三角形状のロータ6が収容されていて、その外周側に3つの作動室5,5,5が形成されている。図3のように、この実施形態のエンジン1は、2つのロータハウジング2,2を3つのサイドハウジング3,3,…の間に挟み込んで一体化しており、いわゆる2ロータタイプと呼ばれる。
図3において右側に示すエンジン前側にはフロントカバー7が配設され、その略中央を貫通して突出するエキセントリックシャフト8(以下、単にシャフト8ともいう)の前端部には、補機駆動用のプーリ9,10が配設されている一方、該シャフト8の後端部にはフライホイール11が配設されている。以下、この明細書では、エンジン1の前後方向に並ぶ3つのサイドハウジング3,3,3のうち中央のものを、前後両側のものと区別する場合にはインターミディエイトハウジング3と呼ぶ。
図1に示すように、ロータ6は、サイドハウジング3を貫通するエキセントリックシャフト8の偏心輪8aに対して回転自在に支持されるとともに、図示は省略するが、ロータ6の内側に形成された内歯車がサイドハウジング3側の固定歯車(外歯車)と噛合しており、これにより移動軌跡が規定された遊星回転運動をする。すなわち、ロータ6は、外周の3つの頂部(アペックスシール16,16,…)を各々トロコイド内周面2aに摺接させながら、シャフト8の偏心輪8aの周りを自転し、且つ該シャフト8の軸心Xの周りに公転する。
そうしてロータ6が移動する間に、該ロータ6の各頂部間にそれぞれ形成された作動室5,5,…が各々周方向に(図の時計回りに)移動しながら、所定の位相差を持って吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の4行程を行うようになっており、その燃焼による圧力がロータ6を介してシャフト8を回転させることになる。例えば図1において吸気ポート12に連通する作動室5(図の上側の作動室)は吸気下死点にあり、ロータ6の回転に連れて圧縮行程に移行する。
そうして圧縮行程に移行した作動室5の内部で混合気が圧縮され、圧縮行程の終盤から膨張行程にかけて所定のタイミングで点火プラグ13,14により点火されて、燃焼・膨張行程が行われる。図1において右下に位置する作動室5は、燃焼・膨張行程の前半にあり、さらにロータ6が移動して作動室5が排気ポート15に連通すると、排気行程に移行する。同図の左下に位置する作動室5は排気行程の終盤にある。このような燃焼サイクルは各作動室5毎にシャフト8の3回転につき1回、行われ、作動室5がロータ6毎に3つあることから、エンジン1の1回転につき1回、燃焼が行われることになる。
そのような燃焼による高圧のガスが作動室5から吹き抜けることを阻止するために、ロータ6外周の3つの頂部にはそれぞれロータ幅方向(図1の紙面に垂直な方向)に亘ってアペックスシール16,16,…が配設されている。また、ロータ6の両側面には、それぞれ、隣り合う頂部間を結ぶように弓状のサイドシール17,17,…が配設され、それら両シール部材の接合する部位には、一側に開口する概略円筒状のコーナシール18,18,…が配設されている。尚、各シール部材16〜18は、それぞれロータ6に形成された溝に嵌め込まれて、図示しないばね部材により外方へ付勢されている。
この実施形態のエンジン1は、吸排気ポートがいずれもサイドハウジング3,3,…の側面に開口するサイド吸気・サイド排気方式のものである。すなわち、インターミディエイトハウジング3にはエンジン前後方向に並んで一対の第1吸気ポート12,12が形成され、それぞれロータ収容室4,4に臨んで開口している。一方、サイドハウジング3,3には、図3にのみ示すが、それぞれ第2及び第3の2つの吸気ポート20,21が形成されている。
同様にインターミディエイトハウジング3には、第1吸気ポート12,12の下方にてエンジン前後方向に並んで一対の第1排気ポート15,15が形成されて、それぞれロータ収容室4,4に臨んで開口する一方、サイドハウジング3,3には、それぞれ第2、第3吸気ポート20,21の下方に第2排気ポート22,22が形成されている。
尚、前記した第1〜第3吸気ポート12,20,21には、図示しないが吸気マニホルドを介して、各ポート12,20,21への吸気の流通経路をエンジン1の運転状態に応じて切換える可変吸気系が接続されている。この吸気系の上流側には、吸気の流れを絞ってその流量を調節するスロットル弁が配設され、下流側には各ポート12,20,21へと分岐する分岐通路毎にそれぞれ燃料を噴射するインジェクタが配設されている。
また、前記吸気系の上流側には、スロットル弁によって調整される吸気の流量を計測するエアフローセンサ23(図2に模式的に示す)が配設されている。さらに、図3に示すように、エキセントリックシャフト8の前端側にはその回転角度を検出する電磁式の回転角センサ(エキセン角センサ24)が配設されている。
(潤滑装置の構成)
この実施形態のエンジン1では、アペックスシール16,16,…やサイドシール17,17,…等によるガスシール部に潤滑のためのオイル(エンジンオイル)を直接、供給する専用の潤滑装置Aを設けている。この潤滑装置Aは、シャフト8の主軸受け等にオイルを供給するためのオイルギャラリからオイルを取り出し、オイルコントロールバルブ30(OCV)により圧力を調整した後に、メタリング(計量)・オイルポンプ31,32により計量して、ロータハウジング2のトロコイド内周面2aに臨むノズル40,…,41,…に送り出すようにしたものである。
尚、前記OCV30やオイルポンプ31,32は、図2に模式的に示すようにコントローラ50(Programable Control Module:以下、PCMと略称)によりドライバ回路51を介して制御されるようになっている。詳しくは後述するが、PCM50は、少なくともエアフローセンサ23及びエキセン角センサ24からの信号に基づいてオイルポンプ31,32の制御を行う制御手段であり、OCV30については、第2オイルポンプ32に付設されたオイル圧センサ52からの信号に基づいて、フィードバック制御を行うものである。
そうしてOCV30の制御により圧力を調整されたオイルは、上流側配管33によって第1オイルポンプ31に送られ、この第1オイルポンプ31の作動によりノズル40,…に分配されるとともに、余剰のオイルは中間配管34によって下流側の第2オイルポンプ32に送られる。そして、その第2オイルポンプ32の作動によってオイルがノズル41,41に分配されるとともに、余剰のオイルは下流側配管35によってオイルフィラーパイプ(図示せず)に送られ、エンジン1のオイルギャラリへと戻される。
第1、第2オイルポンプ31,32は、図1、3に示すようにエンジン1の上方(図の例ではインターミディエイトハウジング3の上方)においてロータ6の移動方向に並んで配置され、ブラケット36,37(図2では省略)を介してハウジング2,3,…の上部に取り付けられている。上流側の第1オイルポンプ31は、下流側の第2オイルポンプ32に比べて低い位置にあり、且つロータ6の移動方向について進み側に位置している。
また、前記第1オイルポンプ31において上流側配管33の接続されるオイル吸入口Pは、中間配管34の上流端が接続されるオイル戻し口Rよりも低い位置に(下方に)ある。一方、下流側の第2オイルポンプ32において前記中間配管34の下流端が接続されるオイル吸入口Pは、前記第1オイルポンプ31のオイル戻し口Rよりも高い位置にあり、且つ下流側配管35が接続されるオイル戻し口Rよりも低い位置にある。
つまり、OCV30から始まり2つのオイルポンプ31,32を直列に繋ぐ供給経路においてオイルは常に上向きに流れるようになっており、このことで、第1オイルポンプに吸入されるオイルにエアが混入していても、それは自然に中間配管34から第2オイルポンプ32へと向かうようになる。そして、この第2オイルポンプ32においてもオイルに混入するエアは自然に下流側配管35に向かうようになる。
また、第1、第2オイルポンプ31,32には、各々ノズル40,…,41,…に至るオイル供給管38,…,39,…が接続される複数のオイル吐出口D,…が設けられ、それらのオイル吐出口D,…はいずれも各オイルポンプ31,32におけるオイルの吸入口P及び戻し口Rよりも低く位置付けられている(第1オイルポンプ31の相対的に高い位置のオイル吐出口D,Dはオイル吸入口Pと殆ど同じ高さにあるが、僅かにオイル吐出口D,Dの方が低い)。
こうして2つのオイルポンプ31,32のそれぞれにおいてオイル吐出口D,…が相対的に低い位置に(即ち相対的に下方に)あることで、オイル吸入口Pから吸入されたオイルにエアが混入していても、そのエアは、より下方に位置するオイル吐出口D,…には向かい難く、より上方に位置するオイル戻し口Rに向かうようになる。つまり、各オイルポンプ31,32において相対的に低位置にあるオイル吐出口D,…から吐出されて、オイル供給管38,…,39,…によりノズル40,…,41,…に送られるオイルには、エアは混入し難くなっている。
ここで、第1オイルポンプ31のオイル吐出口D,…に接続されたオイル供給管38,…は、下流端がロータハウジング2においてロータ幅方向(エンジン前後方向)の両側寄りに各々配置されたサイドノズル40,…に接続されている。一方、第2オイルポンプ32のオイル吐出口D,…に接続されたオイル供給管39,…の下流端は、ロータ幅方向の略中央に配置されたセンタノズル41,41に接続されている。
図4に拡大して示すように、センタノズル41,41は、各ロータハウジング2毎に1つずつ配置され、該ロータハウジング2の外周からトロコイド内周面2aまでロータ幅方向の略中央部を貫通する嵌挿孔2b(センタ供給口)に挿入されている。センタノズル41の上端にはオイル供給管38,…の端部が接続されて、ボルトにより締結されている。このセンタノズル41,41からトロコイド内周面2aの略中央に供給されるオイルは、アスペックシール16,…との間の潤滑に供される。
一方、サイドノズル40,…は、各ロータハウジング2毎に2つずつ配置されており、前記センタノズル41の嵌挿孔2bの両側においてロータ6移動方向の進み側に所定距離、離れて形成された一対の嵌挿孔2c,2c(サイド供給口)に挿入されている。一対の嵌挿孔2c,2cは下端側ほど互いに離れるハの字状をなしている。サイドノズル40,40から各々トロコイド内周面2aの両側寄りに供給されるオイルは、サイドハウジング3の側面にまで回り込み、ロータ6側部のサイドシール17,…やコーナーシール18,…との間の潤滑に供される。
つまり、この実施形態の潤滑装置Aでは、2つのロータ収容室4,4のそれぞれについて2つのサイドノズル40,40と1つのセンタノズル41とが配設され、合計6個のノズル40,…,41,…が使用されている。そのうちの4つのサイドノズル40,…には4本のオイル供給管38,…によってそれぞれ第1オイルポンプ31からオイルが供給され、2つのセンタノズル41,41には2本のオイル供給管39,39によってそれぞれ第2オイルポンプ32からオイルが供給される。
前記したように、第1オイルポンプ31は、エンジン1の上方にてロータ6の移動方向につき第2オイルポンプ32よりも進み側に位置しており、その第1オイルポンプ31からオイルが送られるサイドノズル40,…は、トロコイド内周面2aにおいてセンタノズル41よりもロータ6移動方向の進み側に位置している。このことで、第1オイルポンプ31からサイドノズル40,…までのオイルの流通距離を第2オイルポンプ32からセンタノズル41,41までの距離と揃え易くなり、オイルポンプ31,32の作動によって各ノズル40,…,41,…から供給するオイル量の制御応答性を揃えて制御性を高める上で有利になる。
ところで、この実施形態では前記第1、第2のオイルポンプ31,32として基本的に同じメタリング・オイルポンプを用いている。これは、本来は4つのオイル吐出口を有するものであって、図5に第1オイルポンプ31の詳細を示すように、カバー43aで覆われた電磁石43bによりロッド43cをその軸心(軸線Z)方向に進退駆動する電磁アクチュエータ43(駆動機構部)と、これにより駆動されるプランジャ44aを備えたポンプボディ44と、からなる。
図には2つのみ示すが、ポンプボディ44には、4つのプランジャ44a,…をそれぞれ進退可能に収容する4つのプランジャ室44b,…が形成され、それらが各々吸入側のメイン通路44cに連通されるとともに、各プランジャ室44b,…の基端側(図の上側)は、ポンプボディ44の基端側に形成されたディスク収容室44dに連通している。このディスク収容室44dは断面円形状であり、各プランジャ室44b,…だけでなく、それらをバイパスする通路44eによってもメイン通路44cに連通されている。
前記ディスク収容室44dの中央部には電磁アクチュエータ43側からロッド43cの先端が突出していて、そこには円盤状のディスク43dが固定されている。このディスク43dは、電磁アクチュエータ43のロッド43cと4つのプランジャ44a,…とを繋ぐものであり、ロッド43cの進退によりディスク43dがディスク収容室44d内を軸線Z方向に移動すると、これと一体に4つのプランジャ44a,…が進退駆動されることになる。
すなわち、ロッド43cの後退によりディスク43dが軸線Z方向の一側(図の上側)に移動すると、4つのプランジャ44a,…も後退し、その先端が臨むプランジャ室44b,…にはメイン通路44cから所定量のオイルが吸い込まれる。そしてロッド43cの前進によりディスク43dが軸線Z方向の他側(図の下側)に移動すれば、4つのプランジャ44a,…も前進し、これによりオイルがプランジャ室44b,…の先端からオイル吐出口D,…への連通路44f,…に押し出される。
図の例では連通路44f,…は、プランジャ室44b,…の先端から真直ぐに延びて、オイルの逆流を防止するチェックバルブ44gを収容するとともに、ポンプボディ44の端面に開口する部位がプラグにより封止されていて、その側方にオイル吐出口D,…が連通している。このオイル吐出口D,…には、オイル供給管38,…の端部を締結するボルト44hが螺入されており、オイルはボルト44h内の通路を流通してオイル供給管38,…に吐出される。
尚、図示の符号44iは、オイル吸入口Pに螺入された円筒状のコネクタを示し、このコネクタ44iには上流側配管33の下流端が嵌着される。また、図に仮想線で示すように、ポンプボディ44には、ディスク収容室44dからオイル戻し口Rに至るオイルの戻し流路44jも形成されている。
前記の如き構成のオイルポンプは、通常、電磁アクチュエータ43によるプランジャ44a,…の駆動方向(軸線Z)が略水平になるように配置され、オイルがディスク収容室44dからロッド43cの外周を伝わって電磁アクチュエータ43の内部に行き渡ることで、当該ロッド43cの潤滑や電磁石43bの冷却に利用されることになる。
しかしながら、この実施形態では、上述したように第1、第2オイルポンプ31,32において、それぞれ、吐出口D,…が相対的に低位置となるように、ポンプボディ44を電磁アクチュエータ43よりも下方に位置付けており、この際、例えば図5のように軸線Zを上下方向(鉛直方向)に向けることも考えられるが、敢えて軸線Zが上下方向に対し斜めになるように、オイルポンプ31,32を傾斜させている(図1、2を参照)。
これは、上述の如く2つのオイルポンプ31,32が直列に介設された供給経路において、オイルが常に上向きに流れるようにするために、各オイルポンプ31,32においてオイルの戻し口Rよりも吸入口Pを低く位置付けるためであり、また、そうして各オイルポンプ31,32を傾斜させることによって、オイルを電磁アクチュエータ43にも行き渡らせることができる。このために、軸線Zは上下方向に対し45°くらい傾斜させているが、例えば30〜60°くらい傾斜させればよい。
そうして適切に傾けて配置したオイルポンプ31,32のポンプボディ44内では、吸入側のメイン通路44cからプランジャ室44b,…及びバイパス通路44eを介してディスク収容室44dにもオイルが流通し、前記のようにプランジャ44a,…の進退作動によって所要量のオイルが吐出される一方、余剰のオイルはディスク収容室44dから戻し流路44jを通ってオイル戻し口Rから排出される。このとき、オイルの中に混入しているエアは自然に上方のオイル戻し口Rに向かうようになり、下方の吐出口D,…から吐出されるオイルからは分離されることになる。
さらに、そうして個々のオイルポンプ31,32にて吐出するオイルから混入エアを分離するようにした上で、この実施形態では、特に、相対的に高い位置にある第2オイルポンプ32において本来4つの吐出口D,…のうち低位置の2つのみを使用し、それぞれにオイル供給管39,39を接続する一方で、高位置の2つのオイル吐出口は閉塞している。すなわち、2つのオイルポンプ31,32を合わせた本来8個のオイル吐出口D,…のうち、最高位にある吐出口では吐出するオイルに比較的エアが混入し易いので、この2つは使用しないことによって、オイルの混入エアをより確実に分離するようにしている。
(オイルの供給制御)
次に、上述の如き構成の潤滑装置Aにおけるオイルの供給制御について説明する。この実施形態では潤滑装置Aの適用されるロータリピストンエンジン1は、排気ポート15,22がサイドハウジング3,3,…の側面に開口するサイド排気方式のものであり、排気温度の高くなる高負荷時や排気流量の多い高回転時には、ロータ6側部の熱負荷が高くなって潤滑要求が強くなる一方、低負荷側や低回転側ではロータ6側部への潤滑要求は低くなる。
より詳しくは図6にエンジン1の運転領域毎の潤滑要求を示すと、まず、低負荷低回転の領域では、アスペックシール16のトロコイド内周面2aとの摺動による異音の発生を防止する要求(シール音要求)があり、低回転であっても高負荷になれば、燃焼に伴い各シール部材16〜18に付着するカーボンを洗い流して、スティックを防止する必要がある(信頼性要求(シールスティック))。
また、実使用頻度の高い中負荷中回転領域では各シール部材16〜18の本来の機能である摺動部との間のシール性要求が支配的となる。このシール性要求は、燃焼圧の増大する高負荷域ほど高くなり、高出力を得るためにはオイル供給量を増やす必要がある(出力性能要求)。さらに高負荷高回転領域では、各シール部材16〜18やその摺動面の摩耗を防止するためにもオイル供給量の増大が要求される(信頼性要求(ガスシール等))。
そのようにエンジン1の運転状態によって異なる潤滑要求を項目別に整理して、各要求項目毎にロータ6の外周及び側部のいずれの潤滑要求が強いか(トロコイド面とサイド面とでいずれのオイル供給量を多くしなくてはならないか)を示すと、以下の表1のようになる。
Figure 0004811263
この表1では、ロータ6の外周(トロコイド内周面)と側部(サイド面)とのうち、潤滑要求の大きい方に○印を付けている。すなわち、低負荷低回転領域のシール音要求に対してはアスペックシール16の摺動音の発生を防止すればよく、トロコイド内周面にオイルを供給すれば足りる。同様に高負荷低回転時のアペックスシール16のカーボンスティック(信頼性要求)に対しても、トロコイド内周面へのオイル供給が必要となる。
また、出力、トルク、エミッション(EM)の全てに関連するガスシール性は、各シール部材16〜18の本来の機能であるから、この要求に対しては全運転領域においてトロコイド面及びサイド面の両方にオイルを供給する必要があるが、相対的にアペックスシール16の潤滑要求が強いので、トロコイド面へのオイル供給量の方が多くなる。そして、高負荷高回転でアペックスシール16の摩耗を抑えるためには、トロコイド面へのオイル供給量を増やす必要がある。
さらに、前記高負荷低回転時の信頼性要求としてはサイドシール17やコーナスシール18のカーボンスティックも防止しなくてはならず、この点からはサイド面へのオイル供給量を多くする必要がある。同様に、前記高負荷高回転時にはアスペックシール16と同様にサイドシール17やコーナスシール18の摩耗も抑えなくてはならず、この点からはサイド面へのオイル供給量を増やす必要がある。
以上、要するに、エンジン1の低負荷低回転領域ではトロコイド内周面、即ちロータ6外周にのみオイルを供給すればよいが、エンジン負荷ないし回転速度の上昇に対応して、ロータ6の側部へもオイルを供給する必要性が生じ、負荷ないし回転速度のいずれかが高くなるほど、両方へのオイル供給量を増やさなくてはならない。
そこで、この実施形態の潤滑装置Aでは、上述の如くエンジン1の上部に配設した2つのオイルポンプ31,32の作動を、それぞれPCM50によりエンジン1の運転状態に応じて制御することにより、トロコイド内周面2aの中央部及びその両側に各々位置するセンタ及びサイドノズル40,…,41,…からのオイルの供給量を以下のように変更するようにしている。
すなわち、PCM50は、まず、エアフローセンサ23及びエキセン角センサ24からの信号に基づいて各作動室5への吸気充填効率を計算し、これをエンジン1の負荷状態と見倣す。そしてそのエンジン負荷と、エキセン角センサ24からの信号により求まるエンジン回転速度とに基づき(即ちエンジン1の運転状態に基づき)、図7のような制御マップを参照して、各ノズル40,…,41,…へのオイル供給量、つまり、第1、第2オイルポンプ31,32からのオイル吐出量を計算する。
図7に示す制御マップは、エンジン1の負荷状態及び回転速度に対応する各ノズル40,…,41,…からの適切なオイル供給量を、予め実験等によって調べて設定したものであり、エンジン1の運転領域を回転速度によって低・中・高の3つの回転域に等分した場合に、低回転域の殆ど(相対的に高負荷高回転側の一部の領域を除く)と中回転域における低負荷側の一部の領域とにおいてセンタノズル41,…のみによりオイルを供給する一方、それ以外の運転領域においてはセンタ及びサイドの両方のノズル40,…,41,…によりオイルを供給するようにしたものである。
前記の制御マップにおいて、例えば全負荷(WOT)状態でエンジン回転速度が上昇したときのオイル供給量(流量)の変化と、エンジン回転速度がne1で一定のままエンジン負荷が増大したときのオイル供給量(流量)の変化とを、それぞれ図示するように、センタ及びサイドノズル40,…,41,…によるオイルの供給量は、エンジン負荷及びエンジン回転速度の上昇に伴い徐々に増大し、これとともにセンタノズル41,…からのオイル供給量に対してサイドノズル40,…からのオイル供給量の比率が徐々に高くなっている。
斯かる制御マップから読み込んだ各ノズル40,…,41,…へのオイル供給量の目標値に基づいて、PCM50は第1、第2オイルポンプ31,32を作動させ、それぞれのオイル吐出量を制御する。尚、オイルポンプ31,32からのオイルの吐出は、上述したようにプランジャ44a,…の進退作動によって行われ、その行程容積は一定であるから、吐出量は、プランジャ44a,…の進退作動が行われる頻度(所定時間あたりの作動回数)によって制御される。
したがって、この実施形態に係る潤滑装置Aによると、ロータリピストンエンジン1の運転中に、エアフローセンサ23及びエキセン角センサ24からの信号に基づいて検出されるエンジン1の運転状態に基づいて、PCM50により第1,第2オイルポンプ31,32がそれぞれ制御され、ロータハウジング2のトロコイド内周面2aに対してセンタ及びサイドノズル40,…,41,…より、エンジン1運転状態に応じてオイルが供給されるようになる。
すなわち、エンジン1が相対的に低負荷低回転側にあるときにはセンタノズル41,…のみによりオイルが供給され、主にロータ6外周(アスペックシール16)の潤滑が行われて、アスペックシール16とトロコイド内周面2aとの摺動による異音の発生が防止される。このとき、ロータ6側部の潤滑要求は低いので、シャフト8の軸受からリークするオイルによって十分な潤滑が行われ、サイドノズル40,…からはオイルを供給しなくてもよい。よって、エンジンオイルの消費が抑制される。
一方、エンジン負荷ないし回転速度の上昇に伴い、排気によるロータ6側部の温度上昇が大きくなり、その潤滑要求が強くなれば、センタノズル41,…のみならず、サイドノズル40,…からもオイルが供給されるようになる。これにより各シール部材16〜18にオイルが十分に供給されて、本来のガスシール機能が発揮される。特に低回転高負荷ではオイルが各シール部材16〜18からカーボンを洗い流し、そのスティックを予防する。
そして、エンジン負荷ないし回転速度が高くなるほど、ロータ6の外周及び側部へのオイル供給量が増やされ、高負荷に対して燃焼圧が高くなっても作動室5からのガスの吹き抜けを阻止して、高出力を得ることができる。また、高負荷の高回転域ではオイル供給量の増大によって各シール部材16〜18やその摺動面の摩耗を防止することができる。
つまり、この実施形態の潤滑装置Aによれば、トロコイド内周面2aにおけるロータ6幅方向の中央部付近とその側方とにそれぞれ供給するオイルの量を、ロータ2の外周及び側部の各々の潤滑要求の変化に対応して、きめ細かく変えることができるので、各部の潤滑要求を満たしつつ、エンジンオイルの消費を抑制することができる。
尚、本発明の構成は前記した実施形態のものに限定されず、その他の種々の構成を包含する。すなわち、前記の実施形態では、エンジン1の負荷や回転速度の上昇に応じて、サイドノズル40,…からのオイル供給比率(センタノズル41,…からのオイル供給量に対する比率)を高めるようにしているが、これに限らず、サイドノズル40,…及びセンタノズル41,…からのオイル供給量を同程度の割合で増やすようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、2つのオイルポンプ31,32をエンジン1の上方においてロータ6の移動方向に並設し、オイルが上向きに流れるようにしているが、このようなオイルポンプ31,32のレイアウトは一例に過ぎず、そのレイアウトは自由であるし、2つのオイルポンプ31,32を用いる必要もない。
さらに、発明の潤滑装置が適用されるロータリピストンエンジン1は、前記実施形態のように作動室5の両側に排気ポート15,22が開口するものに限定されず、いずれか一側にのみ排気ポートが開口するものであってもよい。この場合にはサイドノズル40,…は、排気ポートの開口する片側のみであってもよいが、前記実施形態のようにセンタノズル41,…をロータ幅方向の略中央部に位置付け、その両側にそれぞれサイドノズル40,…を配設すれば、ロータ6の外周から側部にかけて概ね均等な潤滑が可能になるので、好ましいと言える。
以上、説明したように、本発明に係る潤滑装置は、サイド排気方式のロータリピストンエンジンにおいて、排気の熱負荷によって変化するロータの外周及び側部の各々の潤滑要求を満たしつつ、オイル消費を抑制することができるから、自動車用エンジン等に好適なものである。
本発明の実施形態に係るロータリピストンエンジンの要部構成を示す断面図である。 同エンジンの潤滑装置の全体構成図である。 同エンジン本体上の潤滑装置を平面視で示す図である。 オイル供給ノズルのレイアウトを示す図1のIV-IV線断面図である。 メタリング・オイルポンプの構造を示す図1のV-V線断面図である。 ガスシール部の潤滑要求の変化をエンジンの運転領域に対応付けて示す説明図である。 オイル供給制御のマップの一例を示す説明図である。
符号の説明
A 潤滑装置
1 ロータリピストンエンジン
2 ロータハウジング
2a トロコイド内周面
2b センタ供給口
2c サイド供給口
3 サイドハウジング、インターミディエイトハウジング
5 作動室
6 ロータ
15,22 排気ポート
31 第1オイルポンプ(オイル供給手段)
32 第2オイルポンプ(オイル供給手段)
40 サイドノズル
41 センタノズル
50 コントローラ(PCM:制御手段、オイル供給手段)

Claims (4)

  1. ロータハウジングのトロコイド内周面に開口する供給口よりオイルを供給するようにしたロータリピストンエンジンの潤滑装置であって、
    少なくとも一方のサイドハウジングの側面には作動室に臨んで排気ポートが開口しており、
    前記トロコイド内周面において、ロータ幅方向の中間部にセンタ供給口が開口するとともに、該センタ供給口よりも前記排気ポートの開口側寄りにサイド供給口が開口し、
    エンジンの低負荷低回転領域では前記センタ供給口のみによりオイルを供給する一方、少なくとも高負荷高回転領域ではセンタ及びサイドの両方の供給口によりオイルを供給するオイル供給手段を備えている
    ことを特徴とするロータリピストンエンジンの潤滑装置。
  2. 請求項1の潤滑装置において、
    センタ供給口がトロコイド内周面においてロータ幅方向の略中央部に開口し、
    サイド供給口は、前記センタ供給口のロータ幅方向両側にそれぞれ開口している
    ことを特徴とするロータリピストンエンジンの潤滑装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかの潤滑装置において、
    オイル供給手段は、サイド供給口によりオイルを供給する第1オイルポンプと、センタ供給口によりオイルを供給する第2オイルポンプと、を備えている
    ことを特徴とするロータリピストンエンジンの潤滑装置。
  4. 請求項3の潤滑装置において、
    オイル供給手段は、エンジンの負荷及び回転速度の少なくとも一方の増大に伴い、センタ供給口からのオイル供給量に対するサイド供給口からのオイル供給量の比率が高くなるように、第1及び第2オイルポンプを制御する制御手段を備えている
    ことを特徴とするロータリピストンエンジンの潤滑装置。
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