JPH02288507A - 振動子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種機器の基準信号発生源に用いられる振動
子に関するものである。

従来の技術 従来は、第４図に示す様に、本体ケ−７，２の中に振動
板３を設け、振動板３をリードフレーム６から引き出さ
れたバネ状の保持具４の上に置き、保持具４と振動板３
の表面と裏面に引き出した電極とをエポキシ系の導電ペ
ースト６で固定すると云う構造であった。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構造においては、振動板３０両
端をエポキシ系の導電ペーヌト６を保持具４に固定して
いるため、振動板３に導電ペーヌト６の硬化時の収縮力
やその後の衝撃が加わると応力や歪が発生し、振動板３
の発振周波数やクリヌタルインピーダンヌが変動すると
いう問題があった。そこで本発明は、前記変動が少なく
、信頼性の高い振動子を得ることを目的とするものであ
る。

課題を解決するだめの手段 その目的を達成するために本発明は、振動板の一端側を
保持する保持具を設け、この保持具は振動板の一端側を
挿入する溝と、この溝内に挿入された振動板の第１の電
極と電気的接続を行なう第２の電極を有した構成とした
ものである。

作用 以上の構成とすれば、振動板の一端を保持具の溝に挿入
することにより、簡単かつ精度よく振動板の片側保持が
行え、しかも片側保持のため振動板の振動部に衝撃や導
電ペーストの硬化時の収縮などによる応力や歪が加わら
ないため、振動板の振動も安定なものとなる。

実施例 第１図〜第３図は本発明の一実施例を示し、これらの第
１図〜第３図に示すごとく１本実施例によれば、水晶か
らなる振動板３を保持する保持具１０は、セラミックよ
りなる。

またこの保持具１０は、振動板３の一端側を挿入するた
めの溝９を設け、この溝９は、振動板３の一端側を挿入
したときに振動板３が不安定にならない程度に振動板３
の厚みよシ少し大きめの寸法にしている。また、保持具
１０の左右には、振動板３の表面と裏面の第１の電極８
と導通できるようにメタライズによる電極１１を設けて
いる。

そして、保持具１ｏに設けた溝９に振動板３の一端側を
挿入し、振動板３の表面と裏面の第１の電極８と保持具
１ｏの左右の第２の電極１１の接触部に、導電ペースト
５を付けて固定する。なおこの導電ペースト６はその一
部が溝９内にまで侵入しており、これで固定強度を高め
ている。さらに、振動板３が固定された保持具１ｏを本
体基板１２上に引き出された４つの第３の電極１３のう
ちどちらか片側の２つの電極１３上に置き、導電ペース
ト６で固定し、第２の電極１１と第３の電極１３とを導
通させるようにする。さらに本体基板１２と本体ケーク
１４とは、樹脂接着剤７によ多窒素雰囲気中または真空
中で封止した構成としたものである。このような構成に
することによシ。

振動板３に衝撃や導電ペースト硬化時の収縮などによる
応力や歪が加わらないため、振動板３の振動も安定なも
のになる。

なお、この実施例では本体基板１２の第３の電極１３と
保持具１０の第２の電極１１とは導電ベースト６で固定
したが、金属ハンダによる固定もできる。同様に本体基
板１２と本体ケース１４は樹脂接着剤７で封止したが、
低融点ガラスにょる封止も可能である。

発明の効果 以上述べた如く１本発明によれば、振動板が片側保持さ
れるために衝撃や導電ペーストの硬化時の収縮などによ
る応力や歪が加わらない。このため、侶頼性の高い安定
な振動子が得られるばかシでなく、構造も簡単なものと
なる。さらに、この片側保持構造では、リードレヌ構造
にできるので自動搭載可能な面実装振動子が容易に実現
できるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例の要部斜視図、第３
図はその斜視図、第４図は従来例の断面図である。 ３・・・・・・振動板、１０・・・・・・保持具、６・
・・・・・導電ペースト、８・・・・・・振動板の第１
の電極、９・・・・・・保持具に設けた溝、１１・・・
・・・保持具に設けた第２の電極。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第１
図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　第１の電極を有する振動板と、この振動板の一端側を
   保持した保持具とを備え、前記保持具は、前記振動板の
   一端側を挿入する溝と、その溝内に挿入された振動板に
   配した第１の電極と電気的接続を行う第２の電極を有す
   る構成とした振動子。