JPH0228699Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228699Y2 JPH0228699Y2 JP3521483U JP3521483U JPH0228699Y2 JP H0228699 Y2 JPH0228699 Y2 JP H0228699Y2 JP 3521483 U JP3521483 U JP 3521483U JP 3521483 U JP3521483 U JP 3521483U JP H0228699 Y2 JPH0228699 Y2 JP H0228699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pawl
- ratchet wheel
- prevention
- reversal
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 35
- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスピニングリールの逆転防止装置の改
良に関する。
良に関する。
釣糸投擲時においてローターは、釣竿を握持し
てる手の人差指がベールアームのラインローラー
に掛かつている釣糸を取れる位置（以下センタリ
ング位置という）に係止保持されることが望まし
い。
てる手の人差指がベールアームのラインローラー
に掛かつている釣糸を取れる位置（以下センタリ
ング位置という）に係止保持されることが望まし
い。
この目的を達成するために逆転防止爪車の係止
歯を一個にしてローターの逆転係止位置をこれに
合せることが考えられるが、この方式はローター
の逆転阻止が全周の一箇所となりローターの逆転
を敏感に行うことができない欠陥があるため、こ
のセンタリング機構と通常の逆転防止機構とを併
用することが実公昭57−12843号公報や実公昭55
−51174号公報で知られている。
歯を一個にしてローターの逆転係止位置をこれに
合せることが考えられるが、この方式はローター
の逆転阻止が全周の一箇所となりローターの逆転
を敏感に行うことができない欠陥があるため、こ
のセンタリング機構と通常の逆転防止機構とを併
用することが実公昭57−12843号公報や実公昭55
−51174号公報で知られている。
しかしながら前者の方式は単一の操作部材の係
合位置によつて逆転防止センタリング位置及び正
逆転自在位置の三段階に切換えるようにしている
ので、釣操作時に誤操作を起し易く特に操作部材
の回動方向を間違えたり、回動位置を行き過ぎた
りして折角の獲物を取り逃がす等の欠陥がある。
合位置によつて逆転防止センタリング位置及び正
逆転自在位置の三段階に切換えるようにしている
ので、釣操作時に誤操作を起し易く特に操作部材
の回動方向を間違えたり、回動位置を行き過ぎた
りして折角の獲物を取り逃がす等の欠陥がある。
また、後者の方式は夫々独立した操作部材で、
操作するので誤操作の恐れはないが、ローター後
側の凹陥部内に逆転防止爪車、逆転防止爪、セン
タリング用爪車、その係止爪、二個の掛け外し爪
片、操作部材のカム等が収納されるため、小型リ
ールではそれらの収納が困難であり、各部品の形
状を小さくすると強度が低下し屡々故障の原因と
なる欠陥がある。
操作するので誤操作の恐れはないが、ローター後
側の凹陥部内に逆転防止爪車、逆転防止爪、セン
タリング用爪車、その係止爪、二個の掛け外し爪
片、操作部材のカム等が収納されるため、小型リ
ールではそれらの収納が困難であり、各部品の形
状を小さくすると強度が低下し屡々故障の原因と
なる欠陥がある。
本考案はこれらの欠陥を改善するようにしたも
ので、ローター後側凹陥部内におけるローター回
転軸に全周に係止歯を有する逆転防止爪車と一個
の係止歯を有する爪車と重合するように固着し、
前記逆転防止爪車に係脱自在の逆転防止爪と爪車
に係脱自在の係止爪を夫々筐体前面に軸着すると
共に筐体上下部に夫々支承せしめた操作部材に
夫々逆転防止爪を逆転防止爪車から離反せしめる
カムと係止爪を爪車から離反せしめるカムとを設
け、更に筐体前面に軸着した腕杆の一端を前記係
止爪の操作部材のカムに係合し、他端を逆転防止
爪に係合自在に形成して前記一方の操作部材によ
つて係止爪と逆転防止爪とが夫々同時に爪車と逆
転防止爪車から離反するように形成したことを要
旨とするものである。
ので、ローター後側凹陥部内におけるローター回
転軸に全周に係止歯を有する逆転防止爪車と一個
の係止歯を有する爪車と重合するように固着し、
前記逆転防止爪車に係脱自在の逆転防止爪と爪車
に係脱自在の係止爪を夫々筐体前面に軸着すると
共に筐体上下部に夫々支承せしめた操作部材に
夫々逆転防止爪を逆転防止爪車から離反せしめる
カムと係止爪を爪車から離反せしめるカムとを設
け、更に筐体前面に軸着した腕杆の一端を前記係
止爪の操作部材のカムに係合し、他端を逆転防止
爪に係合自在に形成して前記一方の操作部材によ
つて係止爪と逆転防止爪とが夫々同時に爪車と逆
転防止爪車から離反するように形成したことを要
旨とするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、ス
ピニングリールのローター回転軸１は公知のよう
に筐体２の前部に支承されてハンドル３の回転に
より回動されると共にローター４の後部凹陥部内
におけるローター回転軸１には全周に係止歯を有
する逆転防止爪車５と一個の係合歯を有する爪車
６とが重合するように設けられている。
ピニングリールのローター回転軸１は公知のよう
に筐体２の前部に支承されてハンドル３の回転に
より回動されると共にローター４の後部凹陥部内
におけるローター回転軸１には全周に係止歯を有
する逆転防止爪車５と一個の係合歯を有する爪車
６とが重合するように設けられている。
前記筐体２の前面には略上下に対向して爪車６
に係合自在の係止爪７と逆転防止爪車５に係合自
在の逆転防止爪８とが夫々軸着されており、係止
爪７の他端作動部９は筐体２上部支承された操作
杆１０先端のカム１１に係合して係止爪７を強制
的に爪車６から離反できるように形成され、また
逆転防止爪８の他端作動部１２は筐体下部に支承
された操作滴手１３のカム１４に係合し逆転防止
爪８を強制的に逆転防止爪車５から離反できるよ
うに形成されている。
に係合自在の係止爪７と逆転防止爪車５に係合自
在の逆転防止爪８とが夫々軸着されており、係止
爪７の他端作動部９は筐体２上部支承された操作
杆１０先端のカム１１に係合して係止爪７を強制
的に爪車６から離反できるように形成され、また
逆転防止爪８の他端作動部１２は筐体下部に支承
された操作滴手１３のカム１４に係合し逆転防止
爪８を強制的に逆転防止爪車５から離反できるよ
うに形成されている。
また筐体２には一端が前記操作杆１０のカム１
１と係合し他端が逆転防止爪８の係合部外側の係
止部１５と係止自在の腕杆１６が軸着されている
と共に前記操作杆１０及び操作摘手１３には夫々
デツトポイントバネ１７，１８が設けられ操作杆
１０及び操作摘手１３を作動位置と非作動位置に
振り分け附勢しており、更に係止爪７には爪車６
を挾持するバネ板１９と、逆転防止爪８には逆転
防止爪車５を挾持するバネ２０が夫々設けられて
いる。
１と係合し他端が逆転防止爪８の係合部外側の係
止部１５と係止自在の腕杆１６が軸着されている
と共に前記操作杆１０及び操作摘手１３には夫々
デツトポイントバネ１７，１８が設けられ操作杆
１０及び操作摘手１３を作動位置と非作動位置に
振り分け附勢しており、更に係止爪７には爪車６
を挾持するバネ板１９と、逆転防止爪８には逆転
防止爪車５を挾持するバネ２０が夫々設けられて
いる。
本考案実施例は上記のように構成されているの
で、釣糸投擲時には第３図のように操作杆１０は
係止爪７を爪車６に係合状態にすると共に逆転防
止爪８は操作杆１３のカム１４で逆転防止爪車５
から強制的に離反せしめると、ローター４は係止
爪７によつてセンタリング位置に係止保持され
る。
で、釣糸投擲時には第３図のように操作杆１０は
係止爪７を爪車６に係合状態にすると共に逆転防
止爪８は操作杆１３のカム１４で逆転防止爪車５
から強制的に離反せしめると、ローター４は係止
爪７によつてセンタリング位置に係止保持され
る。
この状態において操作摘手１３を回動してその
カム１４による逆転防止爪８の作動部１２の強制
規制を解除すると、逆転防止爪８も逆転防止爪車
５に係合状態になり第２図のようにローター４は
正転は可能であるが、その逆転は逆転防止爪８及
び係止爪７によつて阻止される。
カム１４による逆転防止爪８の作動部１２の強制
規制を解除すると、逆転防止爪８も逆転防止爪車
５に係合状態になり第２図のようにローター４は
正転は可能であるが、その逆転は逆転防止爪８及
び係止爪７によつて阻止される。
またこの状態から操作杆１０を回動してカム１
１で係止爪７の作動部９及び腕杆１６を押圧回動
すると、係止爪７は爪車６から強制的に離反する
と同時に腕杆１６の回動は係止部１５を介して逆
転防止爪８も逆転防止爪車５から離反せしめロー
ター４は正逆転自在となる。
１で係止爪７の作動部９及び腕杆１６を押圧回動
すると、係止爪７は爪車６から強制的に離反する
と同時に腕杆１６の回動は係止部１５を介して逆
転防止爪８も逆転防止爪車５から離反せしめロー
ター４は正逆転自在となる。
なお、逆転防止爪及び係止爪を逆転防止爪車及
び爪車に対して揺動させるための接触手段は、前
記板バネによる挾持の外、弾性突片を有する弾性
板やリング状スプリングを使用することもでき
る。
び爪車に対して揺動させるための接触手段は、前
記板バネによる挾持の外、弾性突片を有する弾性
板やリング状スプリングを使用することもでき
る。
本考案はローター後側の凹陥部内にローターの
逆転防止機構とローターセンタリング機構を設け
たこの種スピニングリールにおいて、逆転防止爪
とローターセンタリング用係止爪との間にこれら
連動させる一個の腕杆を軸着するだけで従来と同
様の正逆転自在、逆転防止及びローターのセンタ
リング位置保持の諸機能を具備しながら商品数を
少くして小スペース内に収納できるようにし、従
来のように二個の腕杆を必要としたり、夫々の操
作部材のカムを二個設けたりする必要がなく、小
型リールの逆転防止装置として極めて好適な優れ
た特徴と実用性を有する。
逆転防止機構とローターセンタリング機構を設け
たこの種スピニングリールにおいて、逆転防止爪
とローターセンタリング用係止爪との間にこれら
連動させる一個の腕杆を軸着するだけで従来と同
様の正逆転自在、逆転防止及びローターのセンタ
リング位置保持の諸機能を具備しながら商品数を
少くして小スペース内に収納できるようにし、従
来のように二個の腕杆を必要としたり、夫々の操
作部材のカムを二個設けたりする必要がなく、小
型リールの逆転防止装置として極めて好適な優れ
た特徴と実用性を有する。
第１図は本考案の一部切欠正面図、第２図乃至
第４図は夫々本考案の作動状態を示す側面図であ
る。 １…ローター回転軸、２…筐体、４…ロータ
ー、５…逆転防止爪車、６…爪車、７…係止爪、
８…逆転防止爪、１０…操作杆、１１…カム、１
３…操作摘手、１４…カム、１６…腕杆。
第４図は夫々本考案の作動状態を示す側面図であ
る。 １…ローター回転軸、２…筐体、４…ロータ
ー、５…逆転防止爪車、６…爪車、７…係止爪、
８…逆転防止爪、１０…操作杆、１１…カム、１
３…操作摘手、１４…カム、１６…腕杆。
Claims (1)
- ローター後側凹陥部内におけるローター回転軸
に全周に係止歯を有する逆転防止爪車と一個の係
止歯を有する爪車と重合するように固着し、前記
逆転防止爪車に係脱自在の逆転防止爪と爪車に係
脱自在の係止爪を夫々筐体前面に軸着すると共に
筐体上下部に夫々支承せしめた操作部材に夫々逆
転防止爪を逆転防止爪車から離反せしめるカムと
係止爪を爪車から離反せしめるカムとを設け、更
に筐体前面に軸着した腕杆の一端を前記係止爪の
操作部材のカムに係合し、他端を逆転防止爪に係
合自在に形成して前記一方の操作部材によつて係
止爪と逆転防止爪とが夫々同時に爪車と逆転防止
爪車から離反するように形成したスピニングリー
ルの逆転防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3521483U JPS59141779U (ja) | 1983-03-11 | 1983-03-11 | スピニングリ−ルの逆転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3521483U JPS59141779U (ja) | 1983-03-11 | 1983-03-11 | スピニングリ−ルの逆転防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59141779U JPS59141779U (ja) | 1984-09-21 |
| JPH0228699Y2 true JPH0228699Y2 (ja) | 1990-08-01 |
Family
ID=30165921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3521483U Granted JPS59141779U (ja) | 1983-03-11 | 1983-03-11 | スピニングリ−ルの逆転防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59141779U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2585215Y2 (ja) * | 1992-01-22 | 1998-11-18 | 株式会社シマノ | スピニングリールのストッパ機構の操作構造 |
| JP2585218Y2 (ja) * | 1992-07-17 | 1998-11-18 | 株式会社シマノ | スピニングリールのストッパ装置 |
-
1983
- 1983-03-11 JP JP3521483U patent/JPS59141779U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59141779U (ja) | 1984-09-21 |
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