JPH02286739A - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents

ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物

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JPH02286739A
JPH02286739A JP10725889A JP10725889A JPH02286739A JP H02286739 A JPH02286739 A JP H02286739A JP 10725889 A JP10725889 A JP 10725889A JP 10725889 A JP10725889 A JP 10725889A JP H02286739 A JPH02286739 A JP H02286739A
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polybutylene terephthalate
terephthalate resin
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metal
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JP10725889A
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Takashi Kawamura
孝 川村
Hiroshi Taguchi
博 田口
Kaoru Mori
薫 森
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種成形品に適するポリブチレンテレフタレー
ト(以下PBTと略す)樹脂組成物を使用することによ
り、熱安定性に優れ、金属との密着性が向上し、金属と
PBT樹脂のシール性の良好なポリブチレンテレフタレ
ート樹脂組成物に関するものである。
(従来技術) 熱可塑性樹脂の中でPBT樹脂は耐熱性、耐薬品性、寸
法安定性に優れるため、今後の使用量は著しく伸長する
ものと見込まれている。特に電子部品の場合、ポリアミ
ド、ポリプロピレン等の他の材料から、寸法安定性の良
好なPBTへの置換が進んでいる。しかしながら、従来
のPBT樹脂は金属との密着性が悪く、金属をインサー
ト成形した場合、金属とPBT樹脂の間に空隙が発生し
やすく、さらにこの空隙に水が進入するため、成形品の
電気特性を著しく低下させる原因ともなっていた。また
、成形品によっては、きびしい耐環境特性を必要とする
ため、高温放置試験、サーマルショック試験、散水試験
等の耐環境試験後においても前述した空隙が発生しない
ことが必要とされている。
このような密着性の悪い成形品は従来品質検査において
取り除いていたが、その不良品の発生率が10%以上お
よぶ場合が多く、また品質検査の労力も多大なものであ
った。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、金属との密着性に優れ、良好な耐熱老化性を
有し、成形性にも優れているPBT樹脂組成物を提供す
る。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は前記の問題を解決するために、鋭意検討し
た結果、本発明を完成するに到った。即ち、本発明はP
BT樹脂100重量部に対し、(イ)エポキシ当量50
0以上のエポキシ化合物0.1〜10.0重量部、(ロ
)高級脂肪酸のアミド、エステル、金属塩、ポリアルキ
レン系ワックスおよびポリ有機シロキサンから選ばれた
少なくとも1種0.005〜5.0重量部、(ハ)熱安
定剤0、005〜5.0重量部を含有せしめてなるPB
T樹脂組成物に関するものである。
本発明の組成物から得られる成形品は、金属との密着性
に優れるため、金属をインサート成形した場合、金属と
PBT樹脂の間に空隙が発生せず、不良品の発生がなく
、かつ、高温放置試験(耐熱老化性)、サーマルショッ
ク試験、散水試験等の耐環境特性にも優れている。
本発明のPBT樹脂は、例えば1,4−ブタンジオール
とジメチルテレフタレー1から製造されるものが用いら
れるが、代りに製造の際に必要に応してエチレングリコ
ール、■、3−プロパンジオール等のジオールや、テレ
フタル酸以外のジカルボン酸などの少量の第三成分を共
縮合させたポリマーを用いてもよい。
本発明に使用されるエポキシ化合物としては、エポキシ
当量が500以上であり、エチレングリコールのビスエ
ポキシジシクロペンタジェニルエーテル、ブタジェンジ
ェポキシサイドのような脂肪族ジェポキシ化合物、ビス
フェノールAジグリシジルエーテル、フタル酸のジグリ
シジルエーテルのような芳香族ジェポキシ化合物、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート、3.4−エポキシ6
−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート2.3−エポ
キシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンカルボキシレート、4(3,4−エポキシ−5−
メチルシクロヘキシル)ブチル−3,4−エボキシシク
口ヘキサン力ルポキシレート、ビス(3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エ
ポキシ−6メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、
2(3,4−エポキシシクロへキシル−5,5−スピロ
−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサン
のような脂環式ジェポキシ化合物、テトラブロモビスフ
ェノールAジグリシジルエーテルのようなハロゲン含有
ジェポキシ化合物を挙げることができる。これらの中で
、40°C以下で固体のものが好ましく、特にビスフェ
ノールAジグリシジルエーテルが好ましい。これらエポ
キシ化合物の添加量としてはPBT樹脂100重量部に
対し0.1〜10重量部であり、好ましくは1.0〜8
重量部である。エポキシ化合物の添加量が0.1重量部
未満であると金属との密着性向上の効果がなく、その量
が10重量部を越えると溶融粘度が高くなり、そのため
成形温度を上げる必要があることから、成形時の熱劣化
が起る。
上記エポキシ化合物を含有せしめることにより、金属と
の密着性は飛躍的に向上するが、反面PBT自体の成形
性および耐熱老化性が本来よりもさらに低下するという
問題がある。そこで本発明の組成物はさらに離型剤およ
び熱安定剤を含有することが必要条件となるが、PBT
とエポキシ化合物からなる特定の組成物に対し、離型剤
として上記(ロ)からなる特定の離型剤を使用する場合
に限り、すぐれた金属との密着性と成形性、耐熱老化性
を具備したPBT樹脂組成物を得ることができる。
本発明で使用される高級脂肪酸のアミド、エステル、金
属塩、ポリアルキレン系ワックスおよびポリ有機シロキ
サン(以下、これらを離型剤という)は、ラウリン酸、
ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
およびモンタン酸などの高級脂肪酸のアミド、エステル
および金属塩ポリエチレンワックスなどのポリアルキレ
ン系ワックスおよびポリジメチルシロキサンなどのボリ
有機シロキサンから選ばれた少なくとも1種である。こ
こで高級脂肪酸系化合物の具体例としてはエチレンビス
ステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド
、エチレンビス−3(3,5ジー第三ブチル−4−ヒド
ロキシフェノール)プロパンアミドなどの高級脂肪酸ア
ミド、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸モノグリセラ
イド、ステアリン酸ソルビタンエステル、モンタン酸脂
肪族2価アルコールエステルなどの高級脂肪酸エステル
(およびその部分ケン化物)およびステアリン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム
、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、パルミチン酸カルシウム、パルミチン酸マグネシウ
ム、ドデカンジカルボン酸カルシウム、モンタン酸カル
シウム、セパシン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩が挙
げられる。これら化合物の中でもとくにエチレンビスス
テアリン酸アミド、ステアリン酸バリウム、ステアリン
酸マグネシウム、モンタン酸エステルの部分カルシウム
ケン化物および分子量2000〜4000のポリエチレ
ンワックスの使用が好適である。
上記離型剤の添加量はPBT樹脂100重量部に対して
0.005〜5.0重量部、好ましくは0.01〜2.
0重量部であり、添加量が0..005重量部以下では
離型性の改良が十分でなく、一方、5.0重量部を越え
た場合はPBT樹脂と金属との密着性が損なわれる傾向
があるため好ましくない。
本発明で用いられる熱安定剤としては、例えばヒンダン
トフェノール系熱安定剤、チオエーテル系熱安定剤およ
び3価の有機リン化合物が挙げられる。ヒンダントフェ
ノール系熱安定剤としては融点が100°C以上のもの
が好ましい。その例としては、N、N−ヘキサメチレン
ビス(3,5−ジtert−ブチルー4−ヒドロキシ−
ヒドロシンナマミド) 、3.5−ジーtert−ブチ
ルー4−ヒドロキシーベンジルフォスフォネートージエ
チルエステル) 、L3,5−1−リスチル−2,4,
6−トリス(3,5シーt−フチルー4−ヒドロキシヘ
ンシル)ヘンゼン、■、6−ヘキサンシオールービス〔
3(3,5−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチルテト
ラ−キス[3−(3,5−ジーtert−ブチル4−ヒ
ドロキシフェニル〕プロピオネート、トリス(3,5−
ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシベンシル)−
イソシアヌレート等が挙げられる。この中で、ペンタエ
リスリチル−テトラ−キス〔3(3,5−ジーter 
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネート
およびトリス(3,5−ジtert−フチルー4−ヒド
ロキシベンジル)−イソシアヌレートが好適でアル。
又、チオエーテル系熱安定剤および3価の有機リン化合
物としては、公知のものが用いられる。
例えば、チオエーテル系熱安定剤としては、ジラウリル
チオジプロピオネート、シミリスチルチオジプロピオネ
ート、ジステアリルチオジプロピオネート、テトラキス
〔メチレン−3−(ドデシルチオ)プロピオネートコメ
タン等が挙げられ、特にテトラキス〔メチレン−3−(
ドデシルチオ)プロピオネートコメタンが好適である。
また、3価の有機リン化合物としては、トリフェニルホ
スファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、トリ
スジノニルフェニルボスファイ1−、トリス(ノニル−
フェニル)ホスファイト、トリス(2,4ジーter 
t−ブチル−フェニル)ホスファイト、ビス(216−
ジーter t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタ
エリスリトール−ジ−ホスファイト、ビス(2,4−ジ
ーtert−ブチルーフェニル)ペンタエリスリトール
−ジ−ホスファイト等が挙げられ、特にトリス(2,4
−ジーter t−ブチル−フェニル)ホスファイト、
ビス(2I6−ジーtert−ブチル−4−メチル−フ
ェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト、ビ
ス(2I4−ジーter tブチル−フェニル)ペンタ
エリスリトール−ジホスファイト等が好適である。
これらのヒンダントフェノール系熱安定剤、チオエーテ
ル系熱安定剤、3価の有機リン化合物はそれぞれ単独で
用いても効果があるが、これらの2種又は3種の併用、
例えば、ヒンダントフェノール系熱安定剤/チオエーテ
ル系熱安定剤、ヒンダントフェノール系熱安定剤/3価
の有機リン化合物、ヒンダントフェノール系熱安定剤/
チオエーテル系熱安定剤/3価の有機リン化合物のよう
に併用して用いることにより、さらに耐熱老化性が向上
する。とりわけ成形品の耐熱老化性及び非着色性から3
種の併用が好ましい。
これら熱安定剤(ハ)の添加量としては、PBT樹脂1
00重量部に対して0.005〜5.0重量部であり、
好ましくは0.05〜2.0重量部である。
その量が0.005重量部未満の場合には耐熱老化性の
改良効果が不十分であり、5.0重量部を越えるとPB
T樹脂自体の機械的特性が損なわれる傾向にあるため好
ましくない。
本発明においては、無機及び/又は有機の充填剤は必須
でないが、必要に応じて下記充填剤を使用することによ
って剛性等の向上をはかることができる。好適な充填剤
としては、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、アラミド
繊維、チタン酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セ
ラミック繊維窒化ケイ素などの繊維状強化剤、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイロフィ
ライト、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、マイ
カ、雲母、ネフェリンシナイト、タルク、アクルバルジ
ャイト、ウオラストナイト、PMF、フェライト、硅酸
カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロ
マイト、三酸化アンモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石こ
う、ガラスピーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン、
石英、石英ガラスなどの強化充填剤を挙げることができ
る。他に核剤、カップリング剤、着色剤、滑剤、耐候性
安定剤、発泡剤、難燃剤、三酸化アンチモン等のIIH
IJI剤、2−エチルへキシル−P−ヒドロキシベンゾ
エート、ベンゼンスルホン酸ブチルアミド等の可塑剤等
を添加してもよい。
さらに、必要に応じてポリエチレンテレフタレート、ポ
リアミド、ウレタン化PBT、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリアクリレ−1−1ABSX
AS、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネ
ート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェ
ニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド等の熱可
塑性樹脂やポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタ
ン系、アクリル系、オレフィン系、塩ビ系、スチレン系
、ABS系等の熱可塑性エラストマーを添加することも
可能である。
本発明において前記発明の組成物の調製は種々の公知の
方法で可能である。例えば、原料を予めタンブラ−又は
ヘンシェルミキサーのような混合機で均一に混合した後
、−軸又は二軸の押出機等に供給して溶融混練した後、
ペレットとして調製する方法がある。
本発明の組成物は、通常公知の射出成形、圧縮成形、ト
ランスファー成形などの任意の方法で成形できる。
本発明の組成物から得られた成形品は、金属との密着性
と成形性に優れており、電気、電子部品、自動車部品、
時計など金属部品をインサート成形する用途に適してお
り、なかでも、きびしい環境特性を要求される自動車部
品用途に対して有用である。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を詳述する。
なお、本発明で用いられるエポキシ当量とはJIS K
 7236−1986に基づいた方法で測定されるエポ
キシ当量である。
また、実施例中のMFR1金属密着性試験、耐熱老化性
試験とは以下の通りである。
(1)  メルトフローレイト(MFR)JIS472
10で定められる方法および装置を用いて、温度250
°C1荷重325g、予熱5分で測定した値である。
(2)金属密着性試験 図−1の金属インサート成形品を成形し、この成形品を
赤インクで、赤色に着色したトリクレン溶液に浸漬し、
超音波振動を5分間あたえた後、金属インサート部分に
赤インクの浸透の有無を目視する。
(3)耐熱老化試験 180°Cに調節した熱風乾燥機中に、引張試験用AS
TM IV号ダンヘルを入れ、引張強度が初期値の50
%になる時間を測定する。
実施例1〜6.比較例1〜6 MFR,3,4g/ l o分のPBT樹脂100重量
部に対して第1表に示した各種エポキシ化合物、離型剤
(モンクン酸エステル)およびヒンダントフェノール系
熱安定剤(ペンタエリスリチル−テトラ−キス(3−(
3,5−ジーter t−ブチル−4ヒドロキシフエニ
ル〕プロピオネート)、チオエーテル系熱安定剤(テト
ラキス〔メチレン−3(ドデシルチオ)プロピオネート
コメタン)、3価の有機リン化合物(ビス−(2,6−
シーtertブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリ
スリトール−ジ−ホスファイト)をトライブレンドし、
250 ’Cに設定した、40胴φのスクリューを有す
る押出機を使用して溶融混合−ペレタイズした。
次に得られたペレットを250°C設定した型締カフ5
トンのスクリューインラインタイプ射出成形機を用いて
金型温度60°Cで図−1に示される金属板をインサー
ト成形して図−1に示される成形品を得た。成形品を変
形させることなく、金型から離型するのに必要な最小時
間を測定した。また、金属板とPBT樹脂との密着性を
調べるため、金属密着性試験を行った。
また、耐熱老化性を試験する目的で、250°Cに設定
した、型締力50トンのスクリューインラインタイプ射
出成形機を用いて、ASTM D−638記載の■号ダ
ンベルを金型温度60°Cで成形し、前述した耐熱化性
試験を行った。
第1表かられかるようにPBT樹脂に対してエポキシ化
合物、離型剤、熱安定剤の三者を添加せしめて初めて金
属との密着性にすくれ、かつ良好な成形性と耐熱老化性
を有するPBT樹脂組成物が得られることがわかる。
実施例7〜10.比較例7〜14 MFRが6.0(g/10分)のPBT樹脂100重量
部に対して、エポキシ化合物(エピクロン7050) 
、ヒンダントフェノール系熱安定剤(トリス−(3,5
−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−イソシアヌレート)、チオエーテル系熱安定剤(テト
ラキス〔メチレン−3−(ドデシルチオ)プロピオネー
ト〕メタン)、3価の有機リン化合物(トリス(2I4
−ジーtert−ブチルフェニル)ホスファイト)およ
び第2表に示した各種安定剤をトライブレンドし、25
0°Cに設定した40mmφスクリュー押出機を使用し
て溶融混合しペレタイズした。次に得られたペレットに
ついて、実施例1と同様にして成形を行い、最小成形時
間を測定した。また耐熱老化性をみる目的でASTMI
V号ダンベルを実施例1と同様にして成形した。
さらに金属との密着性をみる目的で(80°C×1時間
/−30°C×1時間)X100ザイクルのサーマルシ
ョックを与えた後の成形品について金属密着性試験を行
った。
その結果を第2表に示す。
/ / / / / 第2表の結果から明らかなように、PBT樹脂に対して
特定のエポキシ化合物、離型剤、熱安定性の三者を添加
せしめることにより、サーマルショック後においても、
すくれた金属密着性をしめし、かつ良好な成形性と耐熱
老化性を有するPBT樹脂組成物が得られることがわか
る。
(発明の効果) 本発明の樹脂組成物は、金属との密着性に優れ、耐熱老
化性にも優れ、更に成形性に優れている。
【図面の簡単な説明】
図−1は樹脂中に金属板がインサートされた成形品の平
面図(a)と側面図(b)である。 代理人 弁理士 高 橋 勝 利

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し(
    イ)エポキシ当量500以上のエポキシ化合物0.1〜
    10.0重量部、(ロ)高級脂肪酸のアミド、エステル
    、金属塩、ポリアルキレン系ワックスおよびポリ有機シ
    ロキサンから選ばれた少なくとも1種0.005〜5.
    0重量部、(ハ)熱安定剤0.005〜5.0重量部含
    有せしめてなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
JP10725889A 1989-04-28 1989-04-28 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 Pending JPH02286739A (ja)

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