JPH05331361A - 高温安定化されたppe/pat組成物 - Google Patents

高温安定化されたppe/pat組成物

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JPH05331361A
JPH05331361A JP35464892A JP35464892A JPH05331361A JP H05331361 A JPH05331361 A JP H05331361A JP 35464892 A JP35464892 A JP 35464892A JP 35464892 A JP35464892 A JP 35464892A JP H05331361 A JPH05331361 A JP H05331361A
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JP
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thermoplastic composition
stabilizer
polymer
composition
polyphenylene ether
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JP35464892A
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English (en)
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Stephen Richard Angeli
ステファン・リチャード・エンジェリ
John Bennie Yates
ジョン・ベニー・イェイテス
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】改良された高温加工安定性を有する熱可塑性組
成物の提供。 【構成】ポリフェニレンエーテル(例.ポリ(2,6−
ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル)、ポリアル
キレンテレフタレート(例.ポリエチレンテレフタレー
ト)および安定剤組成物を含み、安定剤としてヒンダー
ドフェノール系安定剤(例.フェノールのOH基のオル
ソ位置にC1〜12のアルキル基を含むもの)、チオ安
定剤(例.置換されたチオプロピオネート化合物)、ホ
スファイト安定剤(例.トリアリールホスファイト)の
組合せを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリフェニレンエーテル重合体と
ポリアルキレンテレフタレート重合体を含む熱可塑性組
成物に関するものである。更に詳しくは、本発明は、特
に衝撃強度の保持で示されるように、高温加工に対して
改良された安定性を示すような熱可塑性組成物に関する
ものである。
【0002】ポリフェニレンエーテル樹脂は技術的に公
知でありかつ、広い温度範囲に亘って、化学的、物理的
かつ、電気的特性の望ましい組合わせを発揮する。この
各特性の組合わせによって、ポリフェニレンエーテル樹
脂は広範囲の用途での使用に適するようになる。しばし
ば、ポリフェニレンエーテル樹脂はポリフェニレン樹脂
の、一つあるいはそれ以上の特性の改良と、それらの用
途分野の拡大のために他の樹脂とブレンドされる。PC
T公開87/850はポリフェニレンエーテル樹脂とポ
リエステルのブレンドを記載しておりかつ、ポリ(アル
キレンジカルボキシレート)、特に、ポリ(アルキレン
テレフタレート)のようなポリエステルが、ガソリンの
ような非極性溶媒に対するポリフェニレンエーテルの耐
性改良のためにポリフェニレンエーテル樹脂に添加でき
ることを開示している。
【0003】ポリフェニレンエーテルとポリアルキレン
テレフタレートの満足なブレンド組成物を市販品として
供給する場合の一つの問題はポリアルキレンテレフタレ
ートが加工中に熱分解を受けることである。すなわち、
ポリフェニレンエーテルに対する普通の加工温度は殆ど
のポリアルキレンテレフタレート重合体に対する熱分解
温度より高い。従って、ポリフェニレンエーテル−ポリ
アルキレンテレフタレートブレンド組成物の多くの射出
成形用途には許容出来ない狭い加工温度帯域(window
)が必要である。従って、より良い高温度安定性を発
揮するポリフェニレンエーテルとポリアルキレンテレフ
タレートの改良された組成物が必要ということになる。
【0004】従って、ポリフェニレンエーテル重合体と
ポリアルキレンテレフタレート重合体を含みかつ、改良
された高温度安定性を発揮する熱可塑性組成物を提供す
るのは本発明の一つの目的である。ポリフェニレンエー
テル重合体と、ポリアルキレンテレフタレート重合体を
含みかつ、衝撃強度の著しい低下なしにより高い温度で
加工できる熱可塑性組成物を提供することは更に特別な
目的の一つである。ポリフェニレンエーテル重合体とポ
リアルキレンテレフタレート重合体を含む熱可塑性組成
物を提供し、該組成物が、各種の成形品を提供すべく、
成功裡に射出成形できるものとすることは本発明の関連
目的の一つである。
【0005】これら及びその他の目的はポリフェニレン
エーテル重合体、ポリアルキレンテレフタレート重合体
及び安定剤組成物を含む本発明の組成物によって果され
る。該安定剤組成物はヒンダードフェノール安定剤、チ
オ安定剤及びホスファイト安定剤の組合わせを含んでい
る。この各安定剤の組合わせは、組成物が高温で加工さ
れる場合、特に、衝撃強度の本質的保持で示されるよう
に、改良された高温安定性を、ポリフェニレンエーテル
とポリアルキレンテレフタレート重合体に付与すること
が発見されている。
【0006】これら及びその他の目的と特長は下記の詳
細な説明によって更に十分明かになるだろう。
【0007】本発明の熱可塑性組成物はポリフェニレン
エーテル重合体、ポリアルキレンテレフタレート重合体
及び安定剤組成物を含んでいる。
【0008】ポリフェニレンエーテル樹脂は技術的に公
知でありかつ、一般式は下記の通りである。
【0009】
【化1】
【0010】式中、各R1 は、水素、アルキル、アリー
ル及びアルコキシからなる群から独立に選択されたもの
で、qは0ないし4であり、かつpは少なくとも20で
ある。R1 がアルキル基、アリール基またはアルコキシ
基を含む場合は、該基は約1ないし約12の炭素原子を
含むのが適当である。
【0011】本発明において使用するに適するポリフェ
ニレンエーテル重合体は技術的に公知であり、かつ、技
術的に公知の多くの方法の任意の一つによって、相当す
るフェノールまたはその反応性誘導体を用いて調製可能
である。それらの製造用のポリフェニレンエーテル樹脂
と方法はヘイの米国特許第3306874号及び第33
06875号、スタマトフの米国特許第3257357
号及び第3257358号、及びエス.ビー.ブラウン
等の米国特許第4935472号に開示されている。明
細書及び請求項の全般に亘って、「ポリフェニレンエー
テル樹脂」という用語には、非置換ポリフェニレンエー
テル重合体、置換ポリフェニレンエーテル重合体(この
際、芳香族環が置換されている)、ポリフェニレンエー
テル共重合体及びそれらのブレンドが含まれる。
【0012】本発明において使用するに適する好ましい
ポリフェニレンエーテル重合体に包含されているがしか
し、これに限定されるものではないものは、ポリ(2,
6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル;ポリ
(2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレン)エー
テル;ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)
エーテル;ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−
フェニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジプロピル−
1,4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−エチル−6
−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル;ポリ
(2,6−ジラウリル−1,4−フェニレン)エーテ
ル;ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレン)
エーテル;ポリ(2,6−ジメトキシ−1,4−フェニ
レン)エーテル;ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4−
フェニレン)エーテル;ポリ(2−メトキシ−6−エト
キシ−1,4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−エチ
ル−6−ステアリロキシ−1,4−フェニレン)エーテ
ル;ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレン)エ
ーテル;ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フ
ェニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジベンジル−1,
4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−エトキシ−1,
4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−クロロ−1,4
−フェニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジブロモ−
1,4−フェニレン)エーテル;ポリ(3−ブロモ−
2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、そ
れらの共重合体及びそれらの混合物またはそのようなも
のである。本発明の組成物に使用するための特に好まし
いポリフェニレンエーテル重合体に含まれるものはポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレン)
エーテル、2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレ
ンエーテルの単体及び2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテルの単体を含むこれらの重合体と共重合体
のブレンドである。このような重合体と共重合体の例
も、米国特許第4806297号に開示されている。
【0013】一つの代替実施態様では、ポリフェニレン
エーテル重合体は、技術的に公知の方法で、官能性を有
する(すなわちキャップ化)ようにしてもよい。例え
ば、ポリフェニレンエーテル重合体は米国特許出願第0
7/351903号及び第07/351905号に開示
のようにしてエポキシ官能性化してもよいが、これらの
両出願とも本明細書に参考として組入れられている。概
説すると、エポキシ官能性化したポリフェニレンエーテ
ル重合体は重合体分子の末端でエポキシトリアジン化合
物で官能性化ないしキャップされる。エポキシ官能性化
されたポリフェニレンエーテル重合体の調製に使用する
に適するエポキシ化したトリアジン化合物はブラウン等
の米国特許第4895945号に開示されている。代替
策としてポリフェニレンエーテル重合体は、ホスフェー
ト化合物でホスフェート官能性化、すなわち末端キャッ
プすることができる。ホスフェイト官能性化したポリフ
ェニレンエーテルは米国特許出願第07/654444
号、第07/654443号及び第07/653586
号に開示されており、これらはすべて本明細書に参考と
して組込まれている。一つの好ましい実施態様では、ホ
スフェート官能性化したポリフェニレンエーテルはホス
フェート置換したトリアジン化合物を用いて調製され
る。別の実施態様では、ポリフェニレンエーテルは、米
国特許出願第07/566025号と第07/6238
38号に記載のように、オルソ−エステル置換トリアジ
ン化合物を用いてオルソ−エステル官能性化してもよ
く、これら両出願は本明細書中に参考として組込まれて
いる。
【0014】従って、本発明の熱可塑性組成物に含まれ
るポリフェニレンエーテル重合体は一つまたはそれ以上
の官能性化した、またはしないポリフェニレンエーテル
重合体及び/または、共重合体、あるいはこれらの混合
物を含んでいてもよい。
【0015】本発明の熱可塑性組成物の第二の成分はポ
リアルキレンテレフタレート重合体から成っている。ポ
リアルキレンテレフタレート重合体は技術的に公知であ
り、かつ、これらの重合体の例は米国特許第49027
53,4128526,3953394,367148
7,3047539,2822348,272788
1,2720502及び2465319の各号に開示さ
れている。一つの好ましい実施態様では、ポリアルキレ
ンテレフタレート重合体は、ポリブチレンテレフタレー
ト、を含んでいる。ポリエチレンテレフタレート並び
に、ポリブチレンテレフタレートとポリエチレンテレフ
タレートの混合物もまた、本組成物での使用に好まし
い。
【0016】該熱可塑性組成物には、重合体の重量を基
準にして、約5ないし約95重量%のポリフェニレンエ
ーテル重合体と、約95ないし約5重量%のポリアルキ
レンテレフタレート重合体が含まれているのが好まし
い。更に好ましいのは組成物には約15ないし約75重
量%のポリフェニレンエーテル重合体と、約85ないし
約25重量%のポリアルキレンテレフタレート重合体
が、ポリマーの重量を基準として含まれていることであ
る。
【0017】本組成物の第三の成分は安定剤組成物から
成っている。該安定剤組成物はヒンダードフェノール安
定剤、チオ安定剤及びホスファイト安定剤の組合わせか
ら成っている。ヒンダードフェノール安定剤、チオ安定
剤及びホスファイト安定剤の組合わせは、該組成物に、
特に高温加工後、組成物の衝撃強度の保持で示されるよ
うに、改良された高温加工安定性を与えることが発見さ
れている。一般に、ヒンダードフェノール安定剤、チオ
安定剤及びホスファイト安定剤は、重合剤組成物に安定
性を付与するために重合体技術で独立に使用されてい
る。しかし、ヒンダードフェノール安定剤、チオ安定剤
及びホスファイト安定剤を組合わせることと、得られる
組合わせをポリフェニレンエーテル重合体とポリアルキ
レンテレフタレート重合体の熱可塑性ブレンドに包含さ
せることは本発明の一つの新規な特徴である。特に、高
温加工後の衝撃強度の保持によって示されるように、こ
のような組成物の高温安定性の著しい改良は驚異であ
る。
【0018】ヒンダードフェノール安定剤、チオ安定剤
及びホスファイト安定剤の安定剤組成物に含まれている
相対的量は様々であるかもしれないが、安定剤組成分に
は、ヒンダードフェノール、チオ及びホスファイト各安
定剤の夫々が約20ないし約50重量%含まれているこ
とが好ましい。一つの更に特定な実施態様では、安定剤
組成物には、ヒンダードフェノール、チオ及びホスファ
イトの各安定剤が本質的に等重量含まれている。
【0019】ヒンダードフェノール安定剤は技術的に公
知でありかつ、市販品として入手可能である。ヒンダー
ドフェノール安定剤は十分に分子量が高くて、熱可塑性
組成物を溶融配合する場合ヒンダードフェノール安定剤
の揮発が防止されることが好ましい。好ましくは、ヒン
ダードフェノール安定剤は、フェノールヒドロキシル基
に対して各オルソ位置に1ないし約12の炭素原子のア
ルキル基を含んでいる。フェノールヒドロキシル基に対
してオルソの第三ブチル基は更に好ましい。更に、ヒン
ダードフェノール安定剤が、2個またはそれ以上のヒン
ダードフェノール基を含んでいることが好ましい。本発
明において使用するに適する市販品として入手可能なヒ
ンダードフェノール安定剤の例に含まれるものとして、
しかし、これに限定されるものではないが、Irgan
ox1010(商標)(2,2−ビス〔〔3−〔3,5
−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフ
ェニル〕−1−オキソプロポキシ〕メチル〕−1,3−
プロパンジイル−3,5−ビス(1,1−ジメチルエチ
ル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパノエート)でチバ
ガイギー社提供のもの;Vanox GT(商標)(ト
リス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート)でアール.ティ.ヴアンダービ
ルト・コンパニー・インコーポレイテッド提供のもの;
Cyanox1790(商標)(1,3,5−トリス
(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)イソシアヌレート)でアメリカンサイアナシ
ッド提供のもの;Ultranox257(商標)(p
−クレゾールとジシクロペンタジエンのブチル化反応生
成物)、Ultranox246(商標)(メチレンビ
ス(第三ブチル化フェノールの1種)及び、Ultra
nox276(商標)(オクタデシル(ジ−第三ブチル
化ヒドロキシフェニル)プロピオネート)で全部ジーイ
ー・プラスチックス社の提供;Ethanox330,
376,702及び703(商標)(これらは全部少な
くとも一つのジ−第三ブチル化したフェノール基を含ん
でいる)で、エチル・コーポレーション提供のもの;及
びNaugard XL−1(商標)(2,2′−オキ
サミド−ビス−〔エチル−3−3,5−ジ−第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕)でユニ
ロイヤル・ケミカル・コンパニー提供のものがある。
【0020】同様にして、重合体系用のチオ安定剤も技
術的に公知であり、かつ、市販品として入手可能であ
る。本発明の好ましい一実施態様では、チオ安定剤には
置換されたチオプロピオネート化合物が含まれている。
市販品として入手可能なチオプロピオネート化合物の例
に含まれるものとして、Irganox1035(商
標)(チオジエチレンビス(3−(3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート))
で、チバガイギー社提供のもの;Mark2140(商
標)(ペンタエリトリトールオクチルチオプロピオネー
ト)及びSeenox412S(商標)(ペンタエリト
リトールテトラキス〔3−(ドデシルチオ)プロピオネ
ート〕)、両者ともアーガスケミカル提供;及びCya
nox STDP(商標)(ジステアリルチオジプロピ
オネート)でアメリカンサイアナミド提供のものがあ
る。一つの代替実施態様では、チオ安定剤にはチオ置換
芳香族化合物が含まれている。市販品として入手可能な
チオ置換芳香族化合物に含まれるものとして、Vano
x MTI(商標)(2−メルカプトトルイミダゾー
ル);Vanox ZMTI(亜鉛2−メルカプトトル
イミダゾール)で、両者ともアール.ティ.ヴアンダー
ビルト・コンパニー・インコーポレイテッド提供のも
の;Ultranox236(商標)(一種のチオビス
−第三ブチル化フェノール化合物)で、ジーイー・プラ
スチックス社提供のもの;及びEthanox736
(商標)(一種のチオビス−第三ブチル化化合物)でエ
チルコーポレーション提供のものがある。
【0021】ホスファイト安定剤も、重合体組成物と混
合するために技術的に公知である。好ましい一実施態様
では、本発明の安定剤組成物に使用するためのホスファ
イト安定剤に含まれるものは、トリアリールホスファイ
ト、トリアルキルホスファイト、アルキルアリールホス
ファイトまたはビス(アルキルフェニル)ペンタエリト
リトールジホスファイトである。アリール基には一つま
たはそれ以上のアルキル置換基が含まれていてもよく、
各種のアルキル基はすべて、1ないし約12の炭素原子
を含んでいるのが好ましい。市販品として入手可能なホ
スファイト安定剤の例には、Mark2112(商標)
(トリス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスファ
イト)でアーガスケミカル提供のもの;Wytox60
4S(商標)(一種のヒンダードフェノールホスファイ
ト)と、Wytox312(商標)(トリス(ノニルフ
ェニル)ホスファイト)で、両者ともオリンケミカル提
供のもの;及びUltranox626(商標)(一種
のビス−第三ブチルフェニル置換ペンタエリトリトール
ジホスファイト);Weston TNPP(商標)
(トリス(ノニルフェニル)ホスファイト)、West
on TDP(商標)(トリイソデシルホスファイ
ト)、Weston DPDP(商標)(ジフェニルイ
ソデシルホスファイト)、Weston ODPP(商
標)(ジフェニルイソオクチルホスファイト)及びWe
ston618(商標)(ジステアリルペンタエリトリ
トールジホスファイト)で、これらはすべてジーイー・
プラスチックス社提供のもの、が含まれる。
【0022】安定剤組成物は熱可塑性組成物中に、特
に、高温加工後に、衝撃強度の本質的保持によって示さ
れるように、組成物の高温安定性の改良に十分な量含ま
れている。好ましくは、安定剤組成物は、重合体の重量
を基準として約0.01ないし約2重量%の量、更に好
ましくは、約0.2ないし約0.5重量%の量含まれて
いる。
【0023】本発明による組成物は技術的に公知の如何
なる方法で製造してもよい。例えば、ポリフェニレンエ
ーテル重合体とポリアルキレンテレフタレート重合体
を、溶融配合の前にあるいは配合時に添加する安定剤組
成物と溶融混合または配合して調製してもよい。本発明
の組成物の熱安定性は改良されているため、組成物は容
易に成形して各種のシート状製品とすることができ、ま
たは射出成形して様々な成形品とすることができる。
【0024】本発明の組成物は、酸化防止剤、充填剤、
難燃剤、強化剤、及びそのようなものを含むがしかしそ
れに限定されない一つまたはそれ以上の従来の添加物
を、更に、含んでいてもよい。その上、組成物には、組
成物の一つまたはそれ以上の別の特性、例えば、衝撃強
度を改良するために、及び/または、ポリフェニレンエ
ーテルとポリアルキレンテレフタレート重合体成分の融
和性の改良のために一つまたはそれ以上の別の重合体成
分が含まれていてもよい。
【0025】例えば、組成物には更に、ポリフェニレン
エーテルとポリエチレンテレフタレートの融和性改良の
ためポリカーボネート重合体が含まれていてもよい。ポ
リカーボネートはブラウン等の米国特許第480629
7号に開示のように、それらの調製方法同様、技術的に
公知である。
【0026】この種の好ましい重合体の一つに、芳香族
ポリカーボネート単一重合体がある。かかる単一重合体
の構造単位の式は一般に下記の通りである。
【0027】
【化2】
【0028】式中、A2 は芳香族基である。適当なA2
基には、m−フェニレン、p−フェニレン、4,4′−
ビフェニレン、2,2−ビス(4−フェニレン)プロパ
ン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−フェニレ
ン)−プロパン及び、米国特許第4217438号に名
称または式(包括的または特定の)によって開示されて
いるジヒドロキシ芳香族化合物に相当するもののような
類似基が含まれる。更に含まれるものとしては非炭化水
素部分を含む基がある。これらは、クロロ、ニトロ、ア
ルコキシ及びそういったもののような置換基及び、チ
オ、スルホキシ、スルホン、エステル、アミド、エーテ
ル及びカルボニルのようなリンキング基であってもよ
い。しかし、殆どしばしば、A2 基はすべて炭化水素基
である。
【0029】様々な共重合カーボネートも有用である。
その1例は少なくとも1種のジヒドロキシ芳香族化合物
の、ホスゲンと少なくとも1種の塩化ジカルボン酸、特
に塩化イソフタロイル、塩化テレフタロイルまたは両者
の混合物との反応によって得られる型類のポリエステル
−ポリカーボネートである。他の例は、例えば米国特許
第3189662号や第3419634号に開示のシロ
キサン−カーボネートブロック共重合体や、しばしば単
一ポリカーボネートを含むものより本質的に高いゆがみ
温度を有する組成物を与える米国特許第4374223
号と、第4436876号のポリフェニレンエーテル−
ポリカーボネートブロック共重合体である。ポリカーボ
ネートと共重合カーボネートに関する上記の特許の開示
も参考として本明細書に組入れてある。
【0030】一つの好ましい実施態様では、本発明によ
る組成物には、約1ないし約35重量%のポリカーボネ
ート重合体が含まれる。
【0031】本発明の組成物には衝撃改良剤が含まれて
いてもよい。各種の衝撃改良剤が技術的に公知であり、
かつ、本発明の組成物に使用するに適している。一つの
好ましい実施態様では、衝撃改良剤には下記の類の一つ
のビニル芳香族重合体が含まれている。一つの代替実施
態様では、衝撃改良剤には、天然または合成ゴムまたは
エラストマーが含まれていてもよく、これらの多くは技
術的に公知である。例えば、衝撃改良剤にはEPDMゴ
ム、ポリブチルアクリレートゴム、ジエンゴム、例えば
ポリブタジエン、イソプレンまたはそういったものが含
まれていてもよい。衝撃改良剤を含む本発明による組成
物には衝撃改良剤が、約1ないし約30重量%の量含ま
れているのが好ましい。
【0032】本発明の組成物には更に、ビニル芳香族重
合体が含まれていてもよく、これは随意に衝撃改良剤で
も良い。ビニル芳香族重合体には下式の単量体を用いて
得られた単位が含まれている。
【0033】
【化3】
【0034】式中、R2 とR3 は、例えば1ないし6炭
素原子と水素の低級アルキルまたはアルケニル基からな
る群から選択され、各R4 はハロゲンと、例えば1ない
し6炭素原子の低級アルキル基またはアルケニル基から
なる群から選択され、そしてqは整数で0ないし5であ
る。明細書と請求項の全般に亘って、「ビニル芳香族重
合体」という用語には、非置換ポリスチレン、置換ポリ
スチレン及びポリスチレン共重合体樹脂が含まれる。適
当なポリスチレン樹脂にはアタクチックポリスチレン、
ハロゲン化ポリスチレン、ポリ−アルファ−メチルスチ
レン、ポリ−パラ−メチルスチレン、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン−共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、ゴム変性ポリスチ
レン等及びそれらの混合物を含むポリスチレン単一重合
体が含まれるが、しかしこれらに限定されるものではな
い。これらのビニル芳香族重合体と、それらの調製方法
とは技術的に公知である。
【0035】一つの実施態様では、ビニル芳香族重合体
にはゴム変性ポリスチレン重合体が含まれているが、こ
れはHIPS(高衝撃ポリスチレン)として従来、技術
的に公知である。ゴム変性ポリスチレン重合体は予備成
形したポリスチレン重合体にゴムを添加して、あるいは
スチレン単量体にゴムを添加して、次にゴムの存在でこ
れを重合して、形成することができる。これらの両方法
は技術的に公知でありかつ、本組成物で使用するための
ゴム変性ポリスチレン重合体の製造に使用することがで
きる。
【0036】更に一つの実施態様では、ビニル芳香族重
合体には、ビニル芳香族単量体と、アルケン炭化水素単
量体または、共役ジエン単量体のブロック共重合体が含
まれている。様々な種類のかかるブロック共重合体は技
術的に公知である。例えば、ブロック共重合体には、テ
ーパード( tapered )線状ブロック共重合体が含まれ
ていてもよくかつ、一般に含まれているのはAとBのブ
ロックであり、ここに、Aは重合したビニル芳香族炭化
水素ブロックでありかつ、Bは水素化したあるいは部分
水素化した、あるいは水素化しないブロックで、少なく
とも1種の重合した共役ジエンを用いて得たものであ
る。テーパード線状ブロック共重合体はそれらの調製方
法と同様に、技術的に公知であり、かつ、例えば、米国
特許第4948832,4939207,491814
5,4914248,4913971及び411691
7の各号に教示されており、これらはすべて、参考とし
て本明細書中に組込まれている。テーパードトリブロッ
ク重合体は商標、Finaclear520(商標)と
して、ファイナ・オイル・カンパニーから市販品として
購入可能である。
【0037】一つの実施態様では、ブロック共重合体は
式A−B−Aで表示することができ、式中、各末端ブロ
ックAは、違っていても同じでもよいが、ビニル芳香族
化合物を用いて調製した熱可塑性単一重合体または共重
合体である。ビニル芳香族化合物の例にはスチレン、ア
ルファーメチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシ
レン、エチルビニルキシレン、ビニルナフタレン及びそ
のようなものまたはそれらの混合物が含まれるが、しか
し、これらに限定はされない。中央ブロックBには、エ
チレンまたはブチレン、共役ジエンまたはそのようなも
のまたはそれらの混合物のようなアルケン炭化水素を用
いて得られたエラストマー重合体が含まれる。各ブロッ
ク共重合体は水素化過程を施してもよく、これによって
共重合体の不飽和ゴムブロック部Bは水素化される。水
素化は、従来の水素化触媒と反応条件を採用して実施す
ることができる。水素化したブロック共重合体では、各
末端ブロックAは平均分子量が約4000ないし約11
5000でもよく、一方、中央ブロクBの平均分子量は
約20000ないし約450000である。各水素化し
たブロック共重合体は特に、ジョンズの米国特許第34
31323号及びデラメア等の米国特許第367005
4号に記載されているが、両者とも本明細書に参考とし
て組込まれている。本発明で使用するに適するブロック
共重合体には、水素化したスチレン−ブタジエン−スチ
レン(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン)ブロ
ック共重合体と水素化したスチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体が含まれている。この種類のブロ
ック共重合体はKraton(商標)の商標で、シェル
ケミカル社から、またSepton(商標)の商標でク
ラレ・カンパニー・リミテッドから市販品として入手可
能である。
【0038】別の実施態様では、ビニル芳香族重合体に
は、ビニル芳香族単量体と、共役ジエン単量体のラジア
ルブロック共重合体が含まれている。これらのラジアル
ブロック共重合体も技術的に公知である。この種の共重
合体には一般に約60ないし約95重量%の重合したビ
ニル芳香族単量体と、約40ないし約5重量%の重合し
た共役ジエン単量体が含まれている。共重合体は少なく
とも3重合体鎖を有し、これらはラジアル配位を形成
し、かつ、各鎖は通常末端に本質的に非エラストマーセ
グメンントを有し、これにエラストマー重合体セグメン
トが結合している。これらのブロック共重合体は、ま
た、「ポリモーダル分岐ブロック共重合体」及び「スタ
ー重合体」ともいわれる。各ラジアルブロック共重合体
の例はキツチエン等の米国特許第3639517号に開
示されているが、これは参考のため本明細書に組込まれ
ている。これらのブロック共重合体は、K−Resin
(商標)の商標で、フィリップスペトロリアム社から市
販品として入手可能である。
【0039】代替として、共役単量体中のビニル芳香族
単量体のラジアルブロック共重合体は、ラジアルテレブ
ロック共重合体を含んでいてもよいが、これには、それ
ら自体が共役ジエン重合体、ビニル芳香族重合体ブロッ
ク及びカプリング剤を含んでいるセグメントまたはブロ
ックが含まれている。これらのブロック共重合体は、場
合によっては、「分岐した」重合体といわれ、かつ、米
国特許第4097550号に開示されており、これは本
明細書に参考として組込まれている。ラジアルテレブロ
ック共重合体は技術的に公知の方法によって調製される
が、例えばゼリンスキー等の米国特許第3281383
号に開示の通りであり、これは参考として本明細書に組
込まれている。これらの重合体も、例えばFinapr
ene(商標)製品グレード401,411,414,
416及び417として、ファイナ・オイル・カンパニ
ーから市販品として入手可能である。
【0040】本発明の組成物に、上に論及したように一
つまたはそれ以上のビニル芳香族重合体が含まれている
場合は、ビニル芳香族重合体は約1ないし約30重量%
の量含まれていることが好ましい。
【0041】本発明の組成物、ならびにこれにより付与
される改良は次の実施例によって実証される。実施例及
び本明細書の全体を通して、各部分及び百分率は別途明
記しない限り重量による。
【0042】実施例 本実施例では、組成物1と2は本発明によって調製され
たものであり、かつ、安定剤組成分を含んでいる。組成
物3は比較の目的で調製されたもので、かつ、安定剤組
成物は含んでいない。組成物1ないし3の夫々には30
重量部のポリフェニレンエーテル重合体、60重量部の
ポリブチレンテレフタレート重合体及び10重量部のビ
ニル芳香族−共役ブロック共重合体であって、Krat
on D−1102(商標)の名称でシェル・ケミカル
から市販品として入手可能なものを含有した。組成物1
には、Irganox1010(商標)を含むヒンダー
ドフェノール安定剤を0.2重量部と、Seenox4
12S(商標)を含むチオ安定剤を0.2重量部と、U
ltranox626(商標)を含むホスファイト安定
剤を0.2重量部とからなる安定剤組成物が含まれた。
組成物2にはIrganox1010(商標)を含むヒ
ンダードフェノール安定剤を0.2重量部とMark2
140(商標)を含むチオ安定剤を0.125重量部
と、Wytox312(商標)を含むホスファイト安定
剤を0.125重量部とからなる安定剤が含まれた。各
組成物の各サンプルは500°F、525°F及び55
0°Fの各温度で成形され、しかる後、各サンプルにつ
いて切欠きアイゾット衝撃強度を、ASTM−D256
に従って73°Fで測定した。衝撃強度測定の結果は表
に示されている。
【0043】 アイゾット衝撃強度、ft−lb/in 組 成 1 2 3 500°F 16.5 16.6 12.3 525°F 13.6 15.6 5.6 550°F 13.6 14.5 3.9
【0044】表に開示されている結果は、本発明の安定
剤組成物を含む熱可塑性組成物は、組成物の衝撃強度
が、550°Fという最高温度での加工後でさえも本質
的に維持されたのであるから高温安定性の著しい改良を
示したことを証明している。このことは本発明の熱可塑
性組成物が、より広い温度範囲に亘って加工することが
でき、かつ、従って、射出成形の用途に使用するのは更
に有利であることを証明している。更に、普通の技術の
熟練者であれば明らかなことと思われるが、実施例で使
用したと同じ一般部類の安定剤化合物で、本発明に使用
される安定剤化合物に使用するに適するものが他にもあ
る。特定の組成物に使用すべき正しい安定化組成物の実
際の選択は普通の技術の熟練者であれば、安定剤の揮発
性、取扱い手順、安定剤の加水分解安定性及びそういっ
たものを基準に容易に実施することができる。
【0045】前記の実施例は、本発明の特定の実施態様
を例証するため開示されているし、また、本発明の組成
物の範囲を限定するつもりではない。請求した発明の範
囲内における別の実施態様や特長は普通の技術の熟練者
であれば明白であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 53/02 LLZ 7142−4J 71/12 LQP 9167−4J //(C08L 67/02 71:12 25:00)

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンエーテル重合体、ポリア
    ルキレンテレフタレート重合体、および安定剤組成物を
    含み、該安定剤組成物はヒンダードフェノール系安定
    剤、チオ安定剤およびフォスファイト安定剤を含有する
    熱可塑性組成物。
  2. 【請求項2】 安定剤組成物が組成物の高温加工安定性
    を改良するに十分な量含まれている請求項1記載の熱可
    塑性組成物。
  3. 【請求項3】 安定剤組成物が該重合体の重量を基準と
    して約0.01ないし約2重量%含まれている請求項1
    記載の熱可塑性組成物。
  4. 【請求項4】 安定剤組成物が該重合体の重量を基準と
    して約0.2ないし約0.5重量%の量含まれている請
    求項3記載の熱可塑性組成物。
  5. 【請求項5】 該重合体の重量を基準として、約5ない
    し約95重量%のポリフェニレンエーテルポリマーと、
    約95ないし約5重量%のポリアルキレンテレフタレー
    ト重合体を含む請求項3記載の熱可塑性組成物。
  6. 【請求項6】 該重合体の重量を基準として、約15な
    いし約75重量%のポリフェニレンエーテル重合体と、
    約85ないし25重量%のポリアルキレンテレフタレー
    ト重合体を含む請求項5記載の熱可塑性組成物。
  7. 【請求項7】 ポリフェニレンエーテル重合体がポリ
    (2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルを
    含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  8. 【請求項8】 ポリフェニレンエーテル重合体がポリ
    (2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレン)エー
    テルを含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  9. 【請求項9】 ポリフェニレンエーテルが2,6−ジメ
    チル−1,4−フェニレンエーテルと、2,3,6−ト
    リメチル−1,4−フェニレンエーテルを用いて形成し
    た重合体の共重合体またはブレンドを含む請求項1記載
    の熱可塑性組成物。
  10. 【請求項10】 ポリフェニレンエーテルがエポキシ官
    能性化されている請求項1記載の熱可塑性組成物。
  11. 【請求項11】 ポリフェニレンエーテルがホスフェー
    ト官能性化されている請求項1記載の熱可塑性組成物。
  12. 【請求項12】 ポリフェニレンエーテルがオルソ−エ
    ステル置換トリアジンでオルソ−エステル官能性化され
    ている請求項1記載の熱可塑性組成物。
  13. 【請求項13】 ポリアルキレンテレフタレート重合体
    がポリブチレンテレフタレートを含んでいる請求項1記
    載の熱可塑性組成物。
  14. 【請求項14】 ポリアルキレンテレフタレート重合体
    がポリエチレンテレフタレートを含む請求項1記載の熱
    可塑性組成物。
  15. 【請求項15】 安定剤組成物がヒンダード( hindere
    d )フェノール、チオ、及びホスファイト安定剤を夫
    々、約20ないし約50重量%含んでいる請求項1記載
    の熱可塑性組成物。
  16. 【請求項16】 安定剤組成物がヒンダードフェノー
    ル、チオ、及びホスファイト安定剤の夫々を本質的に等
    重量含んでいる請求項15記載の熱可塑性組成物。
  17. 【請求項17】 ヒンダードフェノール安定剤がフェノ
    ールヒドロキシル基に対するオルソの位置の夫々に、1
    ないし約12の炭素原子のアルキル基を含んでいる請求
    項1記載の熱可塑性組成物。
  18. 【請求項18】 少なくともアルキル基の一つが第三ブ
    チル基を含んでいる請求項17記載の熱可塑性組成物。
  19. 【請求項19】 ヒンダード( hindered )フェノール
    安定剤の分子量が、該組成物を溶融配合する際、ヒンダ
    ードフェノール安定剤の蒸発を防止するのに十分高いも
    のである請求項1記載の熱可塑性組成物。
  20. 【請求項20】 チオ安定剤が置換されたチオプロピオ
    ネート化合物( compound )を含む請求項1記載の熱可
    塑性組成物。
  21. 【請求項21】 チオ安定剤がチオ−置換された芳香族
    化合物を含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  22. 【請求項22】 ホスファイト安定剤がトリアリールホ
    スファイトを含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  23. 【請求項23】 各アリール基が、1ないし12炭素原
    子の、少なくとも一つのアルキル置換基を含む請求項2
    2記載の熱可塑性組成物。
  24. 【請求項24】 ホスファイト安定剤がトリアルキルホ
    スファイトを含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  25. 【請求項25】 ホスファイト安定剤がアルキルアリー
    ルホスファイトを含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  26. 【請求項26】 ホスファイト安定剤がビス(アルキル
    フェニル)ペンタエリトリトールジホスファイトを含む
    請求項1記載の熱可塑性組成物。
  27. 【請求項27】 各フェニル基が1ないし約12の炭素
    原子の、少なくとも二つのアルキル置換基を含む請求項
    26記載の熱可塑性組成物。
  28. 【請求項28】 更に、約1ないし約35重量%のポリ
    カーボネートを含む請求項1記載の熱可塑性組成物。
  29. 【請求項29】 更に、衝撃改良剤を含む請求項1記載
    の熱可塑性組成物。
  30. 【請求項30】 更にビニル芳香族重合体を含む請求項
    1記載の熱可塑性組成物。
  31. 【請求項31】 ビニル芳香族重合体がゴム変性ポリス
    チレン重合体を含む請求項30記載の熱可塑性組成物。
  32. 【請求項32】 ビニル芳香族重合体がビニル芳香族単
    量体とアルケン炭化水素単量体または共役ジエン単量体
    を含む請求項30記載の熱可塑性組成物。
  33. 【請求項33】 ビニル芳香族重合体が重合されたビニ
    ル芳香族単量体と重合された共役ジエン単量体のラジア
    ルブロック共重合体を含む請求項32記載の熱可塑性組
    成物。
  34. 【請求項34】 ブロック共重合体が、スチレン−ブタ
    ジエン−スチレンブロック共重合体を含む請求項26記
    載の熱可塑性組成物。
  35. 【請求項35】 ブロック共重合体が水素化されている
    請求項34記載の熱可塑性組成物。
  36. 【請求項36】 約1ないし約30重量%のビニル芳香
    族重合体を含む請求項30記載の熱可塑性組成物。
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