JPH02286558A - 記録媒体排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザプリンタやレーザレコーダ等の記録装
置における記録媒体排出装置に関するものである。

従来の技術 従来、レーザプリンタやレーザレコーダ等の記録装置に
おいては、記録媒体を収納するカセット、カセット内か
ら記録媒体を引き出して記録部による記録位置に向けて
搬送するフィードローラ、記録位置に配設されるととも
に記録時における記録媒体の搬送を行うメインローラ、
記録部による記録が行われた記録媒体を回収カセットに
向けて搬送する排出ローラ等が設けられている。

ここで、排出ローラはメインローラに近接して配設され
ており、また、排出ローラはメインローラの駆動開始と
同時に駆動を開始して記録時においても駆動しつづける
ことが一般的である。

発明が解決しようとする課題 記録時において排出ローラが駆動しているため、排出ロ
ーラを駆動させる駆動部の振動や、駆動部からの動力を
排出ローラに伝達するための動力伝達部材の振動が記録
媒体に伝わり、その振動の影響によって記録された画像
には副走査方向の濃度むらが生じ、画像品質が低下して
いる。また、排出ローラの回転むらによって記録媒体に
作用する負荷が変動し、この負荷変動によっても記録媒
体が振動することとなり、画像品質が低下する原因とな
っている。

課題を解決するための手段 記録媒体を収納する収納部とこの収納部から引き出され
た前記記録媒体に画像情報を記録する記録部と画像情報
が記録された前記記録媒体が排出される排出部とを設け
た記録装置において、駆動部に連結されて回転する駆動
ローラとこの駆動ローラの外周面に当接されて回転する
ニップローラとからなる排出ローラを前記記録部による
記録位置から前記排出部に至る搬送路上に設け、前記駆
動ローラと前記駆動部との間に動力伝達を断続するクラ
ッチを設けた。

また、排出ローラにおけるニップローラを駆動ローラの
外周面に接離させる接離機構を設けた。

さらに、排出ローラにおける駆動ローラとこの駆動ロー
ラを駆動させる駆動部との間に動力伝達を断続するクラ
ッチを設けるとともに、ニップローラを駆動ローラの外
周面に接離させる接離機構を設けた。

作用 記録媒体への記録時において、クラッチを動力伝達遮断
状態とすることにより、排出ローラを駆動させる駆動部
の振動や、駆動部からの動力を排出ローラに伝達するた
めの動力伝達部材の振動が記録媒体に伝わることが防止
される。

また、記録媒体への記録時において、接離機構によって
ニップローラを駆動ローラの外周面から離反させること
により、記録が行われた記録媒体は駆動ローラとニップ
ローラとの間の隙間部分を滑らかに進行し、排出ローラ
部における記録媒体への負荷の作用が防止される。

実施例 請求項１記載の発明の一実施例を第１図及び第２図に基
づいて説明する。第１図はレーザレコーダ１の全体の構
成を示すものであり、まず、記録媒体であるロール状に
巻回されたフィルム２を収納する収納部であるフィルム
カセット３が設けられており、このフィルムカセット３
は入光防止処理が施されている。さらに、前記フィルム
カセット３から引き出された前記フィルム２を排出部で
ある回収カセット４に向けて搬送する搬送路５と、前記
フィルム２に画像情報を記録するための記録部であるレ
ーザ光書込み部６と、後述するステッピングモータや遊
星減速機付サーボモータ等の制御を行うための制御部７
とが設けられている。

前記搬送路５上には、両側にフランジが取付けられた２
本のフランジ付ローラ８と、フィードローラ９〜１１と
、ガイド板１２と、メインローラ１３と、カッター１４
と、排出ローラ１５とが設けられている。また、前記レ
ーザ光書込み部６は、レーザ光源１６、ポリゴンミラー
１７．ｆθレンズ１８、ラインミラー１９等から構成さ
れており、前記フィルム２に対してレーザビームを照射
する記録位置２０に前記メインローラ１３が配設されて
いる。ここで、前記メインローラ１３は、軸心回りに回
転自在に保持されたメイン駆動ローラ２１と、このメイ
ン駆動ローラ２１の前後方向の外周面に弾発的に当接さ
れて回転する一対のニップローラ２２とから構成されて
いる。また、前記メイン駆動ローラ２１と同軸上には前
記制御部７により制御される遊星ローラ減速機付サーボ
モータ（図示せず）が配設されており、この遊星ローラ
減速機付サーボモータが前記メイン駆動ローラ２１に直
接連結されている。

つぎに、前記フィードローラ９〜１１は、駆動ローラ２
３とこの駆動ローラ２３の外周面に弾発的に当接されて
回転するニップローラ２４とにより構成されており、各
駆動ローラ２３の回転軸（図示せず）上にはプーリ（図
示せず）と前記制御部７により制御される電磁クラッチ
（図示せず）とが取付けられている。さらに、前記制御
部７により制御されるステッピングモータ２５が設けら
れており、このステッピングモータ２５のモータ軸（図
示せず）に取付けられたプーリ（図示せず）と前記プー
リとの間には動力伝達用のベルト２６が巻回されている
。

つぎに、前記排出ローラ１５は、前記レーザレコーダ１
の側板２７に回転自在に支持された駆動ローラ２８と、
この駆動ローラ２８の外周面に弾発的に当接されて回転
するニップローラ２９とから構成されている。前記駆動
ローラ２８の回転軸３０には回転自在なプーリ３１と、
前記制御部７により制御されるクラッチである電磁クラ
ッチ３２とが取付けられている。さらに、駆動部である
排出ローラ用モータ３３が設けられており、この排出ロ
ーラ用モータ３３のモータ軸３４に固定されたプーリ３
５と前記プーリ３１との間には動力伝達用のベルト３６
が巻回されている。

このような構成において、フィルムカセット３から引き
出されたフィルム２は搬送路５にそって搬送され、記録
位置２０においてレーザビームを照射されて画像情報の
記録が行われる。画像情報の記録が行われたフィルム２
はカッター１４により所定の長さにカットされ、回収カ
セット４内に排出される。

つぎに、フィルム２への記録時においては、制御部７か
らの制御によって電磁クラッチ３２が動力伝達遮断状態
となり、さらに、各フィードローラ９〜１１における駆
動ローラ２３の回転軸に取付けられている電磁クラッチ
も制御部７からの制御によって動力伝達遮断状態となる
。一方、遊星ローラ減速機付サーボモータの駆動により
メイン駆動ローラ２１が回転駆動される。このため、記
録中におけるフィルム２の搬送はメインローラ１３のみ
により行われ、かつ、排出ローラ１５やフィードローラ
９〜１１は空転する状態になる。従って、排出ローラ用
モータ３３やステッピングモータ２５の回転に伴う振動
の発生が防止され、その振動によるフィルム２の送り速
度のむらが防止される。このため、フィルム２には送り
速度のむらによる副走査方向の濃度むらが発生せず、記
録された画像品質が向上する。

また、ジャム処理時等においては、各フィードローラ９
〜１１における駆動ローラ２３の回転軸に取付けられた
電磁クラッチを動力伝達遮断状態とするとともに電磁ク
ラッチ３２を動力伝達遮断状態とする。これにより、フ
ィードローラ９〜１１や排出ローラ１５が空転する状態
となり、ジャムの発生したフィルム２の引き出しを容易
に行える。

ついで、請求項２記載の発明の一実施例を第３図及び第
４図に基づいて説明する。なお、第１図及び第２図にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。排出ローラ１５におけるニップローラ２９は
接離レバー３７の一端に回転自在に支持され、この接離
レバー３７の他端は支軸３８により回動自在に支持され
ている。

そして、前記ニップローラ２９を前記駆動ローラ２８の
外周面に当接する方向に前記接離レバー３７を付勢する
スプリング３９の一端が前記接離レバー３７に係止され
ている。さらに、前記接離レバー３７の他端側には前記
支軸３８を挾んで前記ニップローラ２９の反対方向へ延
出する受動プレート４０が固定されており、この受動プ
レート４０の先端側上方にはモータ（図示せず）のモー
タ軸４１に固定された偏心カム４２が設けられている。

そして、これらの接離レバー３７やスプリング３９及び
受動プレート４０や偏心カム４２等により前記ニップロ
ーラ２９を前記駆動ローラ２８の外周面に接離させる接
離機構４３が構成されている。

このような構成において、フィルム２への記録時におい
ては、まず、制御部７がらの制御によって各フィードロ
ーラ９〜１１における駆動ローラ２３の回転軸に取付け
られている電磁クラッチを動力伝達遮断状態とする。さ
らに、制御部７がらの制御によってモータを駆動させ、
偏心カム４２を第３図に示す状態がらモータ軸４１の軸
心回りに１８０°回動させる。すると、偏心カム４２の
大径部の外周面が受動プレート４０に当接し、受動プレ
ート４０及び接離レバー３７は第４図に示すように支軸
３８の軸心回りに回動し、ニップローラ２９が駆動ロー
ラ２８の外周面から離反する。

このため、記録中におけるフィルム２の搬送はメインロ
ーラ１３のみにより行われ、記録が行われたフィルム２
は駆動ローラ２８とニップローラ２９との間の隙間部分
を搬送される。従って、排出ローラ１５においてフィル
ム２に作用する負荷変動が防止され、その負荷変動によ
るフィルム２の送り速度のむらが防止される。このため
、フィルム２には送り速度のむらによる副走査方向の濃
度むらが発生せず、記録された画像品質が向上する。

また、ジャム処理時等においては、接離機構４３を用い
てニップローラ２９を駆動ローラ２８の外周面から離反
させる。これにより、フィルム２はニップローラ２９と
駆動ローラ２８との間を何の抵抗も受けることなく通過
する状態となり、ジャムの発生したフィルム２の引き出
しを容易に行える。

ついで、請求項３記載の発明の一実施例を第５図及び第
６図に基づいて説明する。なお、第１図乃至第４図にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。本実施例は、駆動ローラ２８の回転軸３０上
に電磁クラッチ３２を取付けるとともに、ニップローラ
２９を駆動ローラ２８の外周面に接離させる接離機構４
３を設けたものである。記録時においては、電磁クラッ
チ３２を動力伝達遮断状態とするとともに、接離機構４
３によってニップローラ２９を駆動ローラ２８の外周面
に当接させる。従って、排出ローラ用モータ３３の回転
に伴う振動の発生が防止され、その振動によるフィルム
２の送り速度のむらが防止される。このため、フィルム
２には送り速度のむらによる副走査方向の濃度むらが発
生せず、記録された画像品質が向上する。

また、ジャム処理時には、電磁クラッチ３２を動力伝達
遮断状態とするとともに、接離機構４３を用いてニップ
ローラ２９を駆動ローラ２８の外周面から離反させる。

これにより、排出ローラ１５が空転する状態になるとと
もにニップローラ２９と駆動ローラ２８との間に隙間が
生じ、ジャムの発生したフィルム２の引き出しを容易に
行える。

発明の効果 本発明は、上述のように記録部による記録位置から排出
部に至る搬送路上に、駆動部に連結された回転する駆動
ローラとこの駆動ローラの外周面に当接されて回転する
ニップローラとからなる排出ローラを設け、駆動部ロー
ラと駆動部との間に動力伝達を断続するクラッチを設け
たことにより、記録媒体への記録時においてクラッチを
動力伝達遮断状態とすることによって、駆動部からの振
動が記録媒体へ伝わることを防止することができ、従っ
て、振動の伝わりによる記録媒体の送り速度のむらを防
止して記録された画像品質の向上を図ることができ、ま
た、排出ローラにおけるニップローラを駆動ローラの外
周面に接離させる接離機構を設けたことにより、記録媒
体への記録時において接離機構によりニップローラを駆
動ローラの外周面から離反させることによって、記録媒
体に作用する負荷変動を防止することができ、従って、
負荷変動による記録媒体の送り速度のむらを防止して記
録された画像品質の向上を図ることができる等の効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項１記載の発明におけるレーザレコーダの
構成を示す側面図、第２図はその排出ローラ部を拡大し
て示す正面図、第３図及び第４図は請求項２記載の発明
の一実施例における排出ローラ部を拡大して示す側面図
、第５図は請求項３記載の発明の一実施例における排出
ローラ部を拡大して示す側面図、第６図はその正面図で
ある。 ２・・・記録媒体、３・・・収納部、４・・・排出部、
５・・・搬送路、６・・・記録部、１５・・・排出ロー
ラ、２０・・・記録位置、２８・・・駆動ローラ、２９
・・・ニップローラ、３２・・・クラッチ、３３・・・
駆動部、４３・・・接離機構 −り仏　　冒　　［ｎ 出　願　人　　株式会社　　リコー ミ ー篤 図 Ｚ Ｊ」

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録媒体を収納する収納部とこの収納部から引き出
   された前記記録媒体に画像情報を記録する記録部と画像
   情報が記録された前記記録媒体が排出される排出部とを
   設けた記録装置において、駆動部に連結されて回転する
   駆動ローラとこの駆動ローラの外周面に当接されて回転
   するニップローラとからなる排出ローラを前記記録部に
   よる記録位置から前記排出部に至る搬送路上に設け、前
   記駆動ローラと前記駆動部との間に動力伝達を断続する
   クラッチを設けたことを特徴とする記録媒体排出装置。 ２、記録媒体を収納する収納部とこの収納部から引き出
   された前記記録媒体に画像情報を記録する記録部と画像
   情報が記録された前記記録媒体が排出される排出部とを
   設けた記録装置において、駆動部に連結されて回転する
   駆動ローラとこの駆動ローラの外周面に当接されて回転
   するニップローラとからなる排出ローラを前記記録部に
   よる記録位置から前記排出部に至る搬送路上に設け、前
   記ニップローラを前記駆動ローラの外周面に接離させる
   接離機構を設けたことを特徴とする記録媒体排出装置。 ３、記録媒体を収納する収納部とこの収納部から引き出
   された前記記録媒体に画像情報を記録する記録部と画像
   情報が記録された前記記録媒体が排出される排出部とを
   設けた記録装置において、駆動部に連結されて回転する
   駆動ローラとこの駆動ローラの外周面に当接されて回転
   するニップローラとからなる排出ローラを前記記録部に
   よる記録位置から前記排出部に至る搬送路上に設け、前
   記駆動ローラと前記駆動部との間に動力伝達を断続する
   クラッチを設けるとともに前記ニップローラを前記駆動
   ローラの外周面に接離させる接離機構を設けたことを特
   徴とする記録媒体排出装置。