JPH0228535B2 - - Google Patents

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JPH0228535B2
JPH0228535B2 JP59076846A JP7684684A JPH0228535B2 JP H0228535 B2 JPH0228535 B2 JP H0228535B2 JP 59076846 A JP59076846 A JP 59076846A JP 7684684 A JP7684684 A JP 7684684A JP H0228535 B2 JPH0228535 B2 JP H0228535B2
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molded
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Kazuo Shibahara
Katsuhiro Morimoto
Hiromasa Mima
Kazuhiko Kubo
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Ohara Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、断熱性能の極めて優れたしかも軽量
にして実用的曲げ強さを有する無機質複合成形体
及び該成形体を製造しうる新しい方法を提供する
ものである。 珪酸カルシウム成形体は、軽量であること、断
熱性に優れていること、耐火性の大きいこと、そ
の他数多くの特性を有するがために、各種の分野
に於いて、広く利用されている。特に保温材、断
熱材として使用する場合には、断熱性能を向上さ
せる必要があるが、断熱性能は成形体の密度に大
きく依存している。即ち、密度の小さい成形体
は、低温では熱伝導率が小さいものの、高温にな
るにつれ急激に大きくなる傾向があり、逆に密度
の大きい成形体では、低温では熱伝導率が大きい
ものの、温度の上昇に伴うその増加率は緩慢であ
るため、高温では密度の小さい成形体より熱伝導
率が小さくなる場合がある。このような現象は、
温度の4乗に比例して増加する輻射伝熱が、空〓
の多い低密度成形体ほど顕著に影響してくるため
生じるものと考えられる。 このため、輻射エネルギーを吸収、散乱または
反射するような物質を成形体に含有せしめること
により、輻射伝熱を低下させようとする方法が、
米国特許第3001882号、特開昭58−45145号、特開
昭58−49654号及び特開昭58−145652号によつて
開示された。しかしこれら方法によつても尚断熱
性能の改善は不充分である。殊に200℃以下程度
の低温域では実用的な断熱性改善効果は認められ
ない。しかも添加物質の量を増大させるに伴い成
形体の機械的強度が低下し従つて断熱性能の改善
にも自ら限度があつた。 本発明者の研究によれば、炭化珪素、窒化珪
素、珪化カルシウム、酸化錫、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタン及び酸化マンガンの少くとも1種
よりなる不活性物質を成形体中に21〜70重量%含
有せしめ、珪酸カルシウム成形体の製造法として
は、例えば、特公昭45−25771号、特公昭55−
29952号によつて開示された所謂活性スラリー法
を用い、且つ上記不活性物質を原料スラリー中に
含有せしめて水熱合成反応させた場合には、大量
の不活性物質を配合するにも拘らず軽量にして十
分なる曲げ強さを有し、且つ広い温度範囲に於い
て、断熱性能が一段と向上した、成形体が収得で
きることを見出し、茲に本発明を完成するに至つ
た。即ち、本発明は、珪酸原料及び石灰原料と共
に、炭化珪素、窒化珪素、珪化カルシウム、酸化
錫、酸化ジルコニウム、酸化チタン及び酸化マン
ガンから選ばれた少くとも1種の不活性物質を配
合した原料水性スラリーを、加圧下加熱撹拌しな
がら水熱合成反応せしめて珪酸カルシウム結晶の
二次粒子と該二次粒子に包含または付着された上
記不活性物質を含む水性スラリーを調製し、次い
でこれを成形、乾燥して上記不活性物質が21〜70
重量%含有されている成形体を得ることを特徴と
する無機質複合成形体の製造法に係る。 上記方法により得られる本発明無機質複合成形
体は、珪酸カルシウム結晶の二次粒子及び該二次
粒子に包含または付着された炭化珪素、窒化珪
素、珪化カルシウム、酸化錫、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタン及び酸化マンガンから選ばれた少
くとも1種の不活性物質を含有して構成され、該
不活性物質の含有量が成形体中21〜70重量%であ
ることにより特徴付けられる。 本発明に於ては不活性物質は、水熱反応前に原
料水性スラリー中に含有せしめる必要があり、水
熱反応後の水性スラリーに本発明の目的を達する
に必要な多量の不活性物質を添加すると得られる
成形体の曲げ強さの極端な低下を招くことにな
る。即ち、本発明に於いては、上記大量の不活性
物質を水熱反応前の原料スラリーに添加して該不
活性物質の存在下に水熱合成反応を行わせ珪酸カ
ルシウム結晶の二次粒子を生成せしめることを不
可欠とし、これにより、該二次粒子に上記不活性
物質が包含されるかまたは何等かの力で付着し、
その結果得られる成形体は21%以上という多量の
不活性物質を含有するにも拘らず強度の低下を実
質的に伴うことなく顕著に優れた断熱性能を発現
するものと考えられる。本発明成形体の断熱性能
は、200℃以上の高温域はもとより殊に従来技術
では困難とされていた200℃以下の低温域でも顕
著に優れている。 本発明に於いて使用される不活性物質としては
炭化珪素、窒化珪素、珪化カルシウム、酸化錫、
酸化ジルコニウム、酸化チタン及び酸化マンガン
が包含され、これらは単独或は2種以上混合して
使用される。斯かる不活性物質は天然、合成の何
れでもよく、これらは不純物を含むこともあるが
悪影響のない限り使用できる。不活性物質の粒径
としては、通常150μm以下、好ましくは100μm以
下のものが使用される。 又、上記不活性物質の添加量は成形体中の含有
量が21〜70重量%、好ましくは25〜60重量%の範
囲となるように添加される。この際添加量が、21
重量%に達しない場合には高温域での断熱性の向
上は或る程度認められるものの低温域での断熱性
の向上は殆んど認められず、また70重量%より多
くなると、輻射伝熱は抑制されるが、該不活性物
質自身の固体伝熱が大きくなり、総合的には断熱
性能が向上しなくなり、さらに成形体の曲げ強さ
が低下し、また、軽量化が困難となる。 本発明に於いて使用される珪酸原料は、従来こ
の種珪酸カルシウム成形体製造に使用されて来た
ものが、いずれも有効に使用でき、例えば、結晶
質珪酸原料として珪石、珪砂等を、また無定形珪
酸原料として、シリカゲル、シリカフラワー、ホ
ワイトカーボン、珪藻土等を例示できる。また、
石灰原料としては従来から使用されてきたものが
いずれも使用出来、例えば生石灰、消石灰、カー
バイト滓等を具体例として例示出来る。成形体の
密度としては低密度品から高密度品までの広範囲
のものが製造できるが、低密度品例えば密度0.1
g/cm3程度の軽量成形体を製造する場合にはホモ
ミキサー等を用いて微細粒子として分散させた安
定な石灰乳を用いることが望ましい。 本発明に於ては、上記珪酸原料と石灰原料に更
に不活性物質及び水を加えて、原料スラリーが調
製される。この際の水の量は原料スラリーの固形
分に対し5重量倍以上であり、軽量な成形体を製
造する場合には15重量倍以上とするのが好まし
い。珪酸原料と石灰原料のCaO/SiO2モル比は、
トベルモライト結晶を合成しようとする場合は、
1:0.70〜0.90、ゾノトライト結晶を合成しよう
とする場合は、1:0.90〜1.15程度である。 この原料スラリーには、引き続く水熱合成反応
に先立つて、無機質繊維たとえば石綿、岩綿等の
その他の添加材を添加することができる。 かくして調製された原料スラリーは、次いで撹
拌下に水熱合成反応に供される。この反応は、通
常4Kg/cm2以上、好ましくは6Kg/cm2以上の飽和
水蒸気圧下で行なわれる。この反応により、トベ
ルモライト結晶及び/又はゾノトライト結晶の二
次粒子が合成される。生成結晶の集合体である5
〜150μm程度の二次粒子中には不活性物質が包含
または吸着されて存在する。かくして得られた結
晶の水性スラリーは布を用いて過しても液
は澄んでいる。これに対して珪酸カルシウム結晶
の二次粒子からなる水性スラリーを合成した後に
上記不活性物質を添加したものでは同様に過す
ると液は着色する。この事実は、本発明に於い
ては、上記不活性物質は、珪酸カルシウム結晶の
二次粒子に包含されて存在しているか又は該粒子
に何等かの力で付着して存在していることを示し
ている。 上記珪酸カルシウム結晶と不活性物質よりなる
水性スラリーには、さらに必要に応じ各種の添加
材が添加され得る。この際の添加材としては、こ
の種珪酸カルシウム成形体製造に用いられてきた
ものが広い範囲で使用出来、例えば有機又は無機
繊維類、粘土類、セメント等を例示出来る。 本発明に於いては、次いで上記水性スラリーを
常法により、成形し、乾燥して無機質複合成形体
を収得することが出来る。かくして得られる成形
体は、珪酸カルシウム結晶及び不活性物質を主構
成成分としてなるものであり、極めて優れた断熱
性能と実用的強度を有するものである。 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。但し下記例における部又は%は夫々重量部又
は重量%を示し、又各種物性は夫々次の様な方法
で測定したものである。 (イ) 曲げ強さ JIS A 9510の方法に準ずる。 (ロ) 熱伝導率 JIS A 9510の円筒法に準ずる。 実施例 1 生石灰(CaO95%)32部を80℃の温水384部中
で消和し、ホモミキサーにて水中で分散させて安
定な石灰乳を得た。上記石灰乳に平均粒子径
6.5μmの珪石粉末(SiO294%)34.7部と下記第1
表に示す不活性物質33.3部(成形体中では 30%
に相当)を加え、更に水を加えて、全体の水量を
固形分の15重量倍となるように混合して原料スラ
リーを得た。これを飽和水蒸気圧12Kg/cm2、温度
191℃でオートクレーブ中で回転数40r.p.m.で撹
拌翼を回転しながら撹拌し5時間水熱合成反応を
行つてスラリーを得た。 上記で得たスラリーを100℃で24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトライト結晶と上記不
活性物質のピークが認められた。 また、これらのスラリーをスライドグラス上で
乾燥して光学顕微鏡で観察すると、外径が5〜
150μmの球状二次粒子が認められ、同スラリーを
布を用いて過すると液は澄んでいた。これ
より、不活性物質は、ゾノトライト結晶の二次粒
子に包含されて存在しているかまたは何等かの力
で付着して存在しているものと考えられる。 次いで、上記で得たスラリー90部(固形分)に
ガラス繊維7部、ポルトランドセメント3部を加
えてプレス成形し、100℃で乾燥して内径114mm、
厚さ50mm、長さ610mmの筒状成形体を得た。 得られた成形体の物性は第1表の通りであつ
た。
【表】 また、窒化珪素、珪化カルシウム、酸化錫、及
び酸化マンガンの夫々について上記と同様に処理
した所、上記とほぼ同じ程度の物性を有する成形
体が得られた。 実施例 2 生石灰(CaO 95%)を80℃の温水中で消和し、
ホモミキサーにて水中で分散させて安定な石灰乳
を得た。上記石灰乳に平均粒子径6.5μmの珪石粉
末(SiO2 94%)をCaO/SiO2モル比が1.00とな
るように加え、さらに所定量の酸化チタン粉末
(オーストラリア産ルチルサンド粉砕品TiO2
95.6%、Fe2O3 0.6%、P 0.01%、S 0.02%、
ZrO2 0.7%、Cr2O3 0.3%、V2O5 0.7%、Nb2O5
0.3%、Al2O3 0.4%、MnO 0.01%、CaO 0.03
%、MgO 0.03%、平均粒子径2.3μm)及び水を
添加して、全体の水量が固形分の15重量倍となる
ように混合して原料スラリーを得、これを飽和水
蒸気圧12Kg/cm2、温度191℃でオートクレーブ中
で回転数40r.p.m.で撹拌翼を回転しながら攪拌
し、5時間水熱合成反応を行つてスラリーを得
た。 上記で得たスラリーを100℃で24時間乾燥して、
X線回折分析したところ、ゾノトライト結晶と酸
化チタン粉末を添加したものについてはルチル結
晶のピークが認められた。 また、これらのスラリーをスライドグラス上で
乾燥して光学顕微鏡で観察すると外径5〜150μm
の球状二次粒子が認められ、同スラリーを布を
用いて過すると液は澄んでいた。 次いで上記で得たスラリー90部(固形分)にガ
ラス繊維7部、ポルトランドセメント3部を加え
て成形し、100℃で乾燥して、実施例1と同形状
の筒状成形体を得た。 得られた成形体の物性は第2表の通りであつ
た。
【表】
【表】 第2表中、本発明成形体は試料No.3〜7のもの
であり、試料No.1、2及び8のものは比較のため
に示すものである。 第2表より、ルチル含有量が成形体中21〜70%
の範囲にある本発明成形体はいずれも充分に満足
できる実用的強度を有する上で、無添加の試料No.
1の成形体に比べて、広い温度範囲で熱伝導率が
著しく低減していることが明らかである。これに
対して、ルチルの含有量が少ないNo.2の試料で
は、無添加の試料No.1の成形体に比べて、平均温
度150℃以上では熱伝導率の低下が認められるが
不充分であり、平均温度70℃では熱伝導率の低下
がほとんど認められず、又逆にルチル含有量が多
いNo.8の試料に於ても、熱伝導率の低下が不充分
であり、しかも成形体の曲げ強さが著しく低く実
用に供し得ないことが認められる。 実施例 3 生石灰(CaO 95%)を80℃の温水中で消和し
て石灰乳を得た。この石灰乳に平均粒子径7.1μm
の珪石粉末(SiO2 94%)をCaO/SiO2モル比が
1.00となるように加え、さらに所定量の酸化チタ
ン粉末(ルチル平均粒子径2.3μm)及び水を添加
して、全体の水量が固形分の12重量倍となるよう
に混合して原料スラリーを得た。 これを飽和水蒸気圧12Kg/cm2、温度191℃でオ
ートクレーブ中で回転数40r.p.m.で攪拌翼を回転
しながら攪拌し、5時間水熱合成反応を行つて珪
酸カルシウム結晶のスラリーを得た。 上記で得たスラリーを100℃で24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトライト結晶と酸化チ
タン粉末を添加してものについては、ルチル結晶
のピークが認められた。 また、これらの結晶スラリーを光学顕微鏡で観
察すると外径が10〜150μmの球状二次粒子が認め
られた。同スラリーを布を用いて過すると
液は澄んでいた。 次いで、上記で得た結晶スラリー90部(固形
分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えて、プレス脱水成形し、100℃で24時間
乾燥して、内径114mm、厚さ50mm、長さ610mmの筒
状成形体を得た。 得られた各成形体の物性は第3表の通りであつ
た。
【表】 実施例 4 生石灰(CaO 95%)を80℃の温水中で消和し
て石灰乳を得た。この石灰乳にフエロシリコンダ
スト(SiO2 97%)をCaO/SiO2モル比が1.00と
なるように加え、さらに所定量の酸化チタン粉末
(ルチル平均粒子径2.1μm)及び水を添加して、
全体の水量が固形分の24重量倍となるように混合
して原料スラリーを得た。 これを飽和水蒸気圧12Kg/cm2、温度191℃でオ
ートクレーブ中で回転数40r.p.m.で攪拌翼を回転
しながら攪拌し、5時間水熱合成反応を行つて珪
酸カルシウム結晶のスラリーを得た。 上記で得たスラリーを100℃で24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトライト結晶と酸化チ
タン粉末を添加したものについては、ルチル結晶
のピークが認められた。 また、これらの結晶スラリーを光学顕微鏡で観
察すると外径が10〜100μmの球状二次粒子が認め
られた。同スラリーを布を用いて過すると
液は澄んでいた。 次いで、上記で得た結晶スラリー90部(固形
分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えて、プレス脱水成形し、100℃で24時間
乾燥して、内径114mm、厚さ50mm、長さ610mmの筒
状成形体を得た。 得られた各成形体の物性は第4表の通りであつ
た。
【表】 比較例 1 特開昭58−145652号の実施例1に記載の方法に
準じて、珪酸カルシウム成形体を次の通り製造し
た。 生石灰(CaO:96.2%)49.6部に温水を加え、
消和し、消石灰スラリーとし、このスラリーに珪
石(SiO296.4%)50.4部を添加し、総水量が固形
分に対し27.5重量倍となるように水を加え、この
スラリーを15Kg/cm2Gの水蒸気圧下で2時間反応
を行い、C―S―H()の珪酸カルシウム水和
物を得た。 この珪酸カルシウム水和物に補強材としてガラ
ス繊維を3部、平均粒径3μmの炭化珪素(フジミ
研磨材 C#4000)を、0部、5部又は44.1部
(成形体中に0%、4.6%又は30%となる)加え
た。この混合スラリーを密度が0.15程度となるよ
うにプレス脱水成形し、実施例1と同形状の比較
成形体を得た。この成形体を10Kg/cm2Gの水蒸気
圧で水蒸気養生を行い、C―S―H()をゾノ
トライトに転移させた。この後180℃で15時間乾
燥し、ゾノトライト成形体を得た。このものの物
性は第5表の通りであつた。ただし、炭化珪素を
44.1部添加したものでは密度0.15程度の成形体は
成形できず、物性の測定をすることができなかつ
た。
【表】 第5表から明らかな通り、試料No.2の比較成形
体では、熱伝導率の低下は不充分であり、特に低
温域での熱伝導率の低下は極めて不充分である。 比較例 2 比較例1における炭化珪素のかわりに、平均粒
径1〜10μmの窒化珪素を、5部又は44.1部(成
形体中4.6%又は30%となる)加えた以外は、比
較例1と同様にして、ゾノトライト成形体を得
た。このものの物性は第6表の通りであつた。
【表】 比較例 3 比較例1における炭化珪素のかわりに、平均粒
径1〜5μmのイルメナイトを、5部又は44.1部
(成形体中4.6%又は30%となる)加えた以外は、
比較例1と同様にして、ゾノトライト成形体を得
た。このものの物性は第7表の通りであつた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 珪酸カルシウム結晶の二次粒子及び該二次粒
    子に包含または付着された炭化珪素、窒化珪素、
    珪化カルシウム、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸
    化チタン及び酸化マンガンから選ばれた少なくと
    も1種の不活性物質を含有してなり、該不活性物
    質の含有量が成形体中21〜70重量%である無機質
    複合成形体。 2 珪酸原料及び石灰原料と共に、炭化珪素、窒
    化珪素、珪化カルシウム、酸化錫、酸化ジルコニ
    ウム、酸化チタン及び酸化マンガンから選ばれた
    少くとも1種の不活性物質を配合した原料水性ス
    ラリーを、加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反応
    せしめて珪酸カルシウム結晶の二次粒子と該二次
    粒子に包含または付着された上記不活性物質を含
    む水性スラリーを調製し、次いでこれを成形、乾
    燥して上記不活性物質が21〜70重量%含有されて
    いる成形体を得ることを特徴とする無機質複合成
    形体の製造法。
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