JPH02285147A - コンクリート打設用型枠 - Google Patents
コンクリート打設用型枠Info
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- JPH02285147A JPH02285147A JP10590089A JP10590089A JPH02285147A JP H02285147 A JPH02285147 A JP H02285147A JP 10590089 A JP10590089 A JP 10590089A JP 10590089 A JP10590089 A JP 10590089A JP H02285147 A JPH02285147 A JP H02285147A
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Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、コンクリート打設用型枠に係わり、さらに詳
しくは通気性および透水性のある多孔性シートを用い、
打設したコンクリート内の気泡を外部に放出させるとと
もに、余剰水を外部に流出させることにより、コンクリ
ート仕上げ面の美観を確保するとともに、初期強度の向
上および硬化収縮量の減少等耐久性の増強をも得ること
ができる特定のコンクリート打設用型枠に関する。
しくは通気性および透水性のある多孔性シートを用い、
打設したコンクリート内の気泡を外部に放出させるとと
もに、余剰水を外部に流出させることにより、コンクリ
ート仕上げ面の美観を確保するとともに、初期強度の向
上および硬化収縮量の減少等耐久性の増強をも得ること
ができる特定のコンクリート打設用型枠に関する。
〈従来の技術〉
従来より、打設コンクリート内の気泡および余剰水を効
果的に放出するため、型枠の堰板部分に複数の貫通口を
設け、この堰板の表面に多孔性シートを密着状態で貼設
することにより、コンクリート仕上げ面の美観を確保す
るとともに、初期硬度の増大やコンクリート表面の耐摩
耗性の向上及び硬化収縮量の減少等耐久性の増強をも得
ることができるコンクリート打設法が提案されている(
特開昭52−137136.特開昭6l−137923
)。
果的に放出するため、型枠の堰板部分に複数の貫通口を
設け、この堰板の表面に多孔性シートを密着状態で貼設
することにより、コンクリート仕上げ面の美観を確保す
るとともに、初期硬度の増大やコンクリート表面の耐摩
耗性の向上及び硬化収縮量の減少等耐久性の増強をも得
ることができるコンクリート打設法が提案されている(
特開昭52−137136.特開昭6l−137923
)。
かかるコンクリート打設法に用いる型枠としては、型枠
と多孔性シートをリベットで固定したもの(特開昭6l
−137923)が提案されているが、このような型枠
は生産性及び現場施工性(切断加工、曲げ加工等)の点
で劣り実用的ではない。また多孔性シートを接着剤で堰
板に固定すした型枠も提案されている(実開昭6211
847)。しかしながら、この型枠では生産性および現
場加工性が改善されるが、まだ十分ではないばかりでな
く、接着剤が多孔性シートに含浸後硬化することにより
、多孔性シートが本来有する透水性、通気性を損ない、
本コンクリート型枠の狙いとする改良された打設コンク
リートの表面仕上がりを得られないという致命的な欠点
がある。
と多孔性シートをリベットで固定したもの(特開昭6l
−137923)が提案されているが、このような型枠
は生産性及び現場施工性(切断加工、曲げ加工等)の点
で劣り実用的ではない。また多孔性シートを接着剤で堰
板に固定すした型枠も提案されている(実開昭6211
847)。しかしながら、この型枠では生産性および現
場加工性が改善されるが、まだ十分ではないばかりでな
く、接着剤が多孔性シートに含浸後硬化することにより
、多孔性シートが本来有する透水性、通気性を損ない、
本コンクリート型枠の狙いとする改良された打設コンク
リートの表面仕上がりを得られないという致命的な欠点
がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
そこで本発明者らは、かかるコンクリート打設に用いら
れる型枠において、多孔性シートの持つ透水性、通気性
を損なうことな(、生産性および現場施工性に優れたも
のを開発すべく、鋭意研究を行なった。
れる型枠において、多孔性シートの持つ透水性、通気性
を損なうことな(、生産性および現場施工性に優れたも
のを開発すべく、鋭意研究を行なった。
〈課題を解決するための手段〉
その結果、複数個の貫通口が穿設された基盤の表面に、
透水性および通気性を有するシート状物を、該シートに
含浸しない特定の接着剤により貼着することにより、上
記課題が解決されることを見出し、かかる知見に基づい
て本発明を達成した。
透水性および通気性を有するシート状物を、該シートに
含浸しない特定の接着剤により貼着することにより、上
記課題が解決されることを見出し、かかる知見に基づい
て本発明を達成した。
すなわち本発明は、複数個の貫通口が穿設された基盤の
表面に、透水性および通気性を有するシート状物が、エ
チレンを主成分とし不飽和カルボン酸またはその無水物
含量が0.01〜30重量%で、且つ60〜120℃の
融点を有するエチレン共重合体からなり、上記シート状
物に含浸しない熱接着性フィルム状接着剤により貼着さ
れている堰板からなることを特徴するコンクリート打設
用型枠を提供するものである。
表面に、透水性および通気性を有するシート状物が、エ
チレンを主成分とし不飽和カルボン酸またはその無水物
含量が0.01〜30重量%で、且つ60〜120℃の
融点を有するエチレン共重合体からなり、上記シート状
物に含浸しない熱接着性フィルム状接着剤により貼着さ
れている堰板からなることを特徴するコンクリート打設
用型枠を提供するものである。
本発明で用いる透水性および通気性を有するシート状物
(多孔質シート)はコンクリート中の余剰水及び空気の
通過は許すが、コンク’J −トの通過は阻止するフィ
ルターの役割を果たす物である。
(多孔質シート)はコンクリート中の余剰水及び空気の
通過は許すが、コンク’J −トの通過は阻止するフィ
ルターの役割を果たす物である。
また、コンクリートの硬化後はコンクリートとの剥離性
を有するものでなければならない。このようなシート状
物としては織布、不織布、発泡樹脂、紙等材質を限定す
るものではないが、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
、ポリプロピレン繊維およびこれらの混繊の中から選ば
れた繊維からなる織布または不織布等が特に適している
。
を有するものでなければならない。このようなシート状
物としては織布、不織布、発泡樹脂、紙等材質を限定す
るものではないが、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
、ポリプロピレン繊維およびこれらの混繊の中から選ば
れた繊維からなる織布または不織布等が特に適している
。
また、本発明の型枠の基盤も材質を限定するものではな
いが、通常の合板木材及び鋼板が好適に使用される。
いが、通常の合板木材及び鋼板が好適に使用される。
本発明で用いる接着剤は、エチレンを主成分とし不飽和
カルボン酸またはその無水物含量0.01〜30重量%
、好ましくは01.1〜25重量%のエチレン共重合体
からなる。この共重合体として好ましいものは、エチレ
ンと(メタ)アクリル酸および/または無水マレイン酸
とのグラフトまたはランダム共重合体であるが、酢酸ビ
ニルや(メタ)アクリル酸エステル等の他コモノマーを
30重量%以下含有したものでもよい、60−120℃
の融点を持つエチレンの共重合体である。中でも好まし
いものは、主成分のエチレンと酢酸ビニルないしくメタ
)アクリル酸またはそのエステルとのランダム共重合体
を、無水マレイン酸またはアクリル酸(好ましくは無水
マレイン酸)でグラフト変性した共重合体が好ましく、
このときのグラフト変性量は0.01〜15重量%が好
ましく、特に0、1−10重量%がよい。
カルボン酸またはその無水物含量0.01〜30重量%
、好ましくは01.1〜25重量%のエチレン共重合体
からなる。この共重合体として好ましいものは、エチレ
ンと(メタ)アクリル酸および/または無水マレイン酸
とのグラフトまたはランダム共重合体であるが、酢酸ビ
ニルや(メタ)アクリル酸エステル等の他コモノマーを
30重量%以下含有したものでもよい、60−120℃
の融点を持つエチレンの共重合体である。中でも好まし
いものは、主成分のエチレンと酢酸ビニルないしくメタ
)アクリル酸またはそのエステルとのランダム共重合体
を、無水マレイン酸またはアクリル酸(好ましくは無水
マレイン酸)でグラフト変性した共重合体が好ましく、
このときのグラフト変性量は0.01〜15重量%が好
ましく、特に0、1−10重量%がよい。
なお、不飽和カルボン酸またはその無水物含量が上記範
囲内であれば、他のエチレン系重合体で希釈したもので
あってもよい。
囲内であれば、他のエチレン系重合体で希釈したもので
あってもよい。
この不飽和カルボン酸またはその無水物含量が上記範囲
未満では層間接着力が不足し、また、上記範囲超過では
ゲルが発生し易く良質のフィルムを得にくくなる。これ
らの接着剤は適切な条件下で、基盤とシート状物の双方
に接着が可能である。
未満では層間接着力が不足し、また、上記範囲超過では
ゲルが発生し易く良質のフィルムを得にくくなる。これ
らの接着剤は適切な条件下で、基盤とシート状物の双方
に接着が可能である。
本接着剤はフィルム状で用いるものである。具体的には
該接着剤の融点以上に基盤およびシート状物を予熱した
後この接着剤フィルムと圧着することにより、接着が可
能である。本発明で用いる接着剤は溶剤を使わないこと
から安全、衛生的で優れるばかりでなく、生産性も大で
あり、改良されたコンクリート打設用型枠を大量に供給
することができる。
該接着剤の融点以上に基盤およびシート状物を予熱した
後この接着剤フィルムと圧着することにより、接着が可
能である。本発明で用いる接着剤は溶剤を使わないこと
から安全、衛生的で優れるばかりでなく、生産性も大で
あり、改良されたコンクリート打設用型枠を大量に供給
することができる。
型枠の製作は、まず、堰板に用いる基盤と熱接着性フィ
ルム状接着剤(接着剤フィルム)を貼着した後、多孔質
シートを貼着することが好ましい。
ルム状接着剤(接着剤フィルム)を貼着した後、多孔質
シートを貼着することが好ましい。
基盤と接着剤フィルムを貼着した時基盤の穴が塞がれる
が、穴に沿ってフィルムを切りとることは容易である。
が、穴に沿ってフィルムを切りとることは容易である。
他の方法としては、穴のない基盤と接着剤フィルムを貼
着した後、通常のドリル等を利用して穴をあけることに
より容易に製作することができる。
着した後、通常のドリル等を利用して穴をあけることに
より容易に製作することができる。
貼着の方法はプレスにより一枚毎に行なう方法、圧着ロ
ールを用い連続的に行なう方法のいずれも可能である。
ールを用い連続的に行なう方法のいずれも可能である。
本発明で用いられる接着剤は、通常の溶剤タイプの接着
剤に比較して粘度が極めて高く、多孔質シートの内部に
含浸されることがなく、したがってその中で硬化するこ
ともない。それゆえ、シー[の透水性、通気性は貼り合
わせ後も完全に保持されており、コンクリート打設時に
は余剰水、空気の排出はシートの基盤の穴に面した部分
だけでなく、穴と穴の間の部分からもシート内部の多孔
質部分を経由して行なわれるので、打設後のコンクリー
ト表面の仕上がりは全面にわたって均一かつ美麗なもの
になる。
剤に比較して粘度が極めて高く、多孔質シートの内部に
含浸されることがなく、したがってその中で硬化するこ
ともない。それゆえ、シー[の透水性、通気性は貼り合
わせ後も完全に保持されており、コンクリート打設時に
は余剰水、空気の排出はシートの基盤の穴に面した部分
だけでなく、穴と穴の間の部分からもシート内部の多孔
質部分を経由して行なわれるので、打設後のコンクリー
ト表面の仕上がりは全面にわたって均一かつ美麗なもの
になる。
〈実施例〉
次に実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
以下図面に基づき、本発明の型枠を用いたコンクリート
打設について詳細に説明する。
打設について詳細に説明する。
第1図は堰板(2)の構成(断面図)を示すものである
。基盤(3)として用いる一定寸法(300x500m
m)の通常の合板の上にフィルム状接着剤(4)として
酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合物(例えば三菱油化
型モディックE−300K)のフィルムを重ね、このフ
ィルムの融点〜140 ’Cに余熱した後、プレスで圧
着する。しかる後、合板とフィルム状接着剤の積層物の
上に任意の径(例えば、8mm径)の穴(6)を多数、
均等な位置にドリルによりあける。その後フィルターと
して多孔性シート(5)(例えばポリエステルの繊布)
を該積層物の接着性フィルム側に重ね、フィルムの融点
〜140℃に加熱し、再度プレスにより圧着して堰板(
2)を作成した。
。基盤(3)として用いる一定寸法(300x500m
m)の通常の合板の上にフィルム状接着剤(4)として
酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合物(例えば三菱油化
型モディックE−300K)のフィルムを重ね、このフ
ィルムの融点〜140 ’Cに余熱した後、プレスで圧
着する。しかる後、合板とフィルム状接着剤の積層物の
上に任意の径(例えば、8mm径)の穴(6)を多数、
均等な位置にドリルによりあける。その後フィルターと
して多孔性シート(5)(例えばポリエステルの繊布)
を該積層物の接着性フィルム側に重ね、フィルムの融点
〜140℃に加熱し、再度プレスにより圧着して堰板(
2)を作成した。
第2図は上記堰板(2)を用いてつくった型枠(1)を
示す正面図である。堰板の裏面の周縁部及び内部の縦お
よび/または横に補強リブ(7,8)を配設することに
より型枠を作成した。
示す正面図である。堰板の裏面の周縁部及び内部の縦お
よび/または横に補強リブ(7,8)を配設することに
より型枠を作成した。
木枠体を用いてコンクリートを打設したところ、仕上が
り表面は、全面にわたりほぼ均等で、アバタが従来方式
よりも著しく減少し美麗なものであった。
り表面は、全面にわたりほぼ均等で、アバタが従来方式
よりも著しく減少し美麗なものであった。
比較例1
堰板基盤にフィルターのポリエステル織布を張り合わせ
るに際し、穴を先にあけた合板の上に溶剤タイプの接着
剤を塗布した後、フィルターを重ねて接着した。本堰板
を用いて型枠をつくり実施例と同様にコンクリートを打
設した。結果は、貫通口に面した部分のみアバタがない
美麗な外観が得られたが、その他の大部分は改善されて
いなかった。
るに際し、穴を先にあけた合板の上に溶剤タイプの接着
剤を塗布した後、フィルターを重ねて接着した。本堰板
を用いて型枠をつくり実施例と同様にコンクリートを打
設した。結果は、貫通口に面した部分のみアバタがない
美麗な外観が得られたが、その他の大部分は改善されて
いなかった。
〈発明の効果〉
本発明の型枠では、多孔質シートは該シートに含浸しな
い特定の接着剤により基盤に貼着されているので、透水
性及び通気性を順なうことはなく、コンクリートの打設
において、改良された優れた仕上がり外観が得られる。
い特定の接着剤により基盤に貼着されているので、透水
性及び通気性を順なうことはなく、コンクリートの打設
において、改良された優れた仕上がり外観が得られる。
また、上記特定の接着剤は、熱接着性で且つフィルム状
で提供されるので、基盤との貼着も容易であり、該コン
クリート打設用の型枠を容易且つ大量に供給することが
できる。
で提供されるので、基盤との貼着も容易であり、該コン
クリート打設用の型枠を容易且つ大量に供給することが
できる。
第1図は堰板の構成を示す断面図、第2図は型枠の正面
図、第3図は第2図中1−1線断面図である。 1:型枠、2:堰板、3:基盤、4:フィルム状接着剤
、5:多孔性シート、6;貫通口(穴)、7.8;補強
リプ
図、第3図は第2図中1−1線断面図である。 1:型枠、2:堰板、3:基盤、4:フィルム状接着剤
、5:多孔性シート、6;貫通口(穴)、7.8;補強
リプ
Claims (1)
- 1 複数個の貫通口が穿設された基盤の表面に、透水性
および通気性を有するシート状物が、エチレンを主成分
とし不飽和カルボン酸またはその無水物含量が0.01
〜30重量%で、且つ60〜120℃の融点を有するエ
チレン共重合体からなり、上記シート状物に含浸しない
熱接着性フィルム状接着剤により貼着されている堰板か
らなることを特徴するコンクリート打設用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10590089A JPH02285147A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンクリート打設用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10590089A JPH02285147A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンクリート打設用型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02285147A true JPH02285147A (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=14419760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10590089A Pending JPH02285147A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンクリート打設用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02285147A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010082431A (ko) * | 2001-07-06 | 2001-08-30 | 양영규 | 탈수시트를 가지는 콘크리트 타설용 거푸집 및 그 타설 공법 |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP10590089A patent/JPH02285147A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010082431A (ko) * | 2001-07-06 | 2001-08-30 | 양영규 | 탈수시트를 가지는 콘크리트 타설용 거푸집 및 그 타설 공법 |
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