JP2591254B2 - コンクリート型枠用内張り材とコンクリート型枠およびコンクリートの打設方法 - Google Patents

コンクリート型枠用内張り材とコンクリート型枠およびコンクリートの打設方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アバタ個数の少ない肌のきれいなコンクリ
ートを提供するコンクリート型枠用内張り材ならびにコ
ンクリートの打設工事の際に発生する気泡や余剰水の排
出特性に優れたコンクリート型枠ならびにコンクリート
の打設方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、コンクリート打設工事に使用されている型枠
は、鉄板や木材などからなるものなどが多く使用されて
いる。
さらに、またかかる型枠に対し、通常の織物やまたは
不織布などのシート状物に樹脂を含浸して平滑性をもた
せたシートなどからなる内張り材を特に添着して使用す
る技術も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、鉄板や木材のみからなる従来の型枠では、コ
ンクリート打設の際、打設したコンクリートと接する面
は、不透水性、不通気性であるため、コンクリート表面
には気泡痕や余剰水痕によるピンホールやアバタが多く
発生し、外観のみならず、コンクリートの強度低下を惹
起する欠点を有していた。
また、かかる従来型枠の問題点を解決せんとするため
に、上述のように通常の織物や不織布を装着したもの
は、かかる織物の目合や不織布層内部にセメント粒子が
浸透して充填され易いために目詰まりするのが早く、さ
らにコンクリート面からの剥離もしにくいという欠点を
有しており、ピンホールやアバタ欠点や強度低下欠点な
どを解決するまでには至らなかった。
本発明は、特定構造の積層シートが内張り材として気
泡や余剰水を耐久的に排出する機能を発揮することを究
明したものであり、かつ、かかる内張り材を型枠内に装
着して用いることによって、打設コンクリート表層部に
存在する気泡や余剰水を型枠外に容易に排出せしめ得る
ことを見出して完成されたものである。
すなわち、本発明の目的は、打設コンクリートの表面
に堪る気泡や余剰水を目詰りすることなく排出(脱気、
排出)する機能を有する内張り材を提供せんとするもの
であり、また、ピンホールやアバタのない外観の美麗
な、強度的低下のない耐久性に優れたコンクリートを実
現するコンクリート型枠を提供せんとするものであり、
さらに、コンクリート表層部の硬化速度が早く、型枠の
取外し時間も従来より早いという生産性に優れたコンク
リートの打設方法を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、次の構成を有
するものである。
すなわち、本発明のコンクリート型枠用内張り材は、
目合が50〜200μである高密度織物からなるフィルター
層と、見掛繊維密度が0.1〜0.5g/cm3である不織布から
なる通水層とからなる、透水係数が1×10-4cm/秒以上
で1×10-2cm/秒未満である透水性積層シートで構成さ
れてなることを特徴とするものである。
また、本発明のコンクリート型枠は、目合が50〜200
μである高密度織物からなるフィルター層と、見掛繊維
密度が0.1〜0.5g/cm3である不織布からなる通水層とか
らなる、透水係数が1×10-4cm/秒以上で1×10-2cm/秒
未満である透水性積層シートで構成された内張り材が前
記通水層側をコンクリート型枠側として該型枠の側壁部
材の壁面に接着されてなることを特徴とするものであ
り、さらに、また、コンクリート型枠の内張り材が、該
コンクリート型枠を構成する側壁部材の内側から外側表
面の一部まで余剰に被覆して、かつ該内張り材を構成す
る一部部材たる不織布層が気泡および余剰水の排出通路
を形成してなることを特徴とするものである。
また、本発明のコンクリートの打設方法は、コンクリ
ート型枠の側壁側に、目合が50〜200μである高密度織
物からなるフィルター層と、見掛繊維密度が0.1〜0.5g/
cm3である不織布からなる通水層とからなる、少なくと
も透水性積層シートで構成された内張り材の該通水層側
を前記側壁側として介在させた状態でコンクリートを打
設することを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は、コンクリート打設に際して、型枠内に特定
な内張り材を装着することによって、コンクリート表層
部に発生する気泡や余剰水を、該内張り材を通して容易
に排出させるものであって、もってピンホールやアバタ
のない美麗なコンクリートを繰返し生産せしめ得たもの
である。
かかるコンクリート型枠用内張り材としては、砕石粒
子、砂粒子やセメント粒子などの充填材により目詰りを
起こすようなものでは本発明の目的を達成することがで
きない。
かかる目詰りを阻止するために、本発明の内張り材
は、50〜200μ、好ましくは80〜150μの目合を有する高
密度織物をフィルター層として使用するものである。
ここで目合とは、織物の織目で形成される空隙の大き
さのことであって、この大きさは、該空隙の周囲の全長
を測定して、その1/2の長さで表わされる値を、n=20
個の平均値として表わされたものである。
上述の目合が、50μ未満では織密度が高すぎて通水性
に劣り、ピンホールやアバタ欠点を十分に解決すること
ができず、また目合が200μを越えては織密度が低すぎ
て砂粒子やセメント粒子の流出を防止しにくくなる。
本発明で使用される高密度織物は、合成繊維で構成さ
れたものであればよいが、好ましくは疎水性の繊維素材
から構成される。すなわち、かかる疎水性の繊維は、脱
気性、排水性を向上させ、さらに該内張り材のコンクリ
ートからの剥離性を向上させる作用を有するので、本発
明の内張り材には好適である。
かかる疎水性の繊維素材としては、たとえばポリエチ
レンやポリプロピレンなどからなるポリオレフィン系繊
維、ポリアクリロニトリル系繊維ならびにポリエチレン
テレフタレートやポリテトラメチレンテレフタレートな
どからなるポリエチレン系繊維などの各種の合成繊維を
使用することができるが、疎水性の素材であれば別にこ
れらに限定されるものではない。これらの合成繊維は好
ましくはフィラメント糸使いのものがフィルター機能に
優れていてよい。
本発明で使用する上述高密度織物の織組織としては、
たとえば平織組織、朱子織組織、綾織組織のものなどを
使用することができるが、中でも平織組織のものがフィ
ルター機能の上から好ましい。
かかる高密度織物は、細い繊維、糸条で構成されたも
のがフィルター性能がよく、好ましくは単糸繊度が0.1
〜5d、さらに好ましくは0.5〜3dの単繊維を用い、総繊
度が好ましくは20〜200D、さらに好ましくは50〜100Dの
範囲の糸条で構成されたものを用いるのがよい。
次に、本発明の内張り材は、上述のフィルター層に加
えて通水層を有するが、この通水層は、見掛繊維密度0.
1〜0.5g/cm3の範囲にある不織布で構成されている。見
掛繊維密度が上述の範囲から外れると通水性が劣る傾向
を示す。
この不織布は、上述のフィルター層と同じく疎水性の
繊維で構成するのが通水性(脱気性を含む)の点から好
ましい。
さらに、かかる不織布を構成する繊維としては、好ま
しくは単糸繊度5〜20d、さらに好ましくは5〜15dの範
囲のものが、上述の見掛繊維密度を容易に形成できる上
に、さらに通水性能に優れた不織布を提供することがで
きるので好ましい。かかる不織布を構成する繊維は、ス
テープルでもフィラメントでもよいが、好ましくはフィ
ラメントが通水性に優れていてもよい。
この通水層を、構成繊維が実質的に一方向(特に型枠
の上下方向)に配向された不織布で構成すると、さらに
通水性が改善され、該通水層の排水機能を向上させるこ
とができる。
本発明の内張り材は、かかるフィルター層と通水層と
を有する積層構造体シートよりなるものであるが、かか
るフィルター層を構成する高密度織物と通水層を構成す
る不織布とを積層する手段としては、特に限定されず、
たとえば、縫製による結合方法でも接着剤による接合方
法などでもよく、本発明者らの知見によれば、接着剤に
よる部分接着が簡便でよい。かかる部分接着の中でも点
接着が脱気や余剰水の排出性の上から好ましい。
かかる点接着としては、好ましくは10メッシュ以上、
さらに好ましくは20〜100メッシュの範囲の間隔を有す
るものが通水性や透水性にすぐれていてよい。かかるメ
ンシュを有する点接着を達成するには、グラビアコーテ
ィング法またはドットローリング法によって容易に施す
ことができる。
かかる点接着に用いる接着剤樹脂としては、ウレタン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂ならびにゴム系樹脂剤など種々のものを適宜使
用することができるが、いずれにしても、耐水性のよい
ものが好ましい。かかる接着剤に接着性を向上するため
に架橋性化合物、たとえば多官能のイソシアネート系化
合物やメラミン系化合物などを混用したり、さらに該接
着剤の保水性を防止するために撥水剤、特に反応型撥水
剤などを使用することができる。
本発明の内張り材は、その断面方向の透水係数が、1
×10-4cm/秒以上、1×10-2cm/秒未満の範囲にあること
が重要である。ここで透水係数とは、JIS A−1218に準
じて測定される値のことである。
本発明において、1×10-2cm/秒以上の透水係数を有
する内張り材では、余剰水とともにセメント粒子も透過
し、コンクリート表面の強度向上を果たすことが効果的
にできにくくなると共にフィルター層の目詰まり現象が
生じてくる傾向がでてくる。
一方、透水係数が、1×10-4cm/秒未満の内張り材で
は、余剰水の排水がしにくくなり、ピンホールやアバタ
を解決しにくくなる。
なお、本発明の内張り材を構成する通水層は、その断
面方向の通気量が10cc/cm2/秒以上である不織布が脱気
特性に優れていて好ましい。この通気量はJIS L−1096
により測定される値で表わす。通気量が10cc/cm2/秒未
満ではアバタが発生し易くなる傾向がある。
本発明は、上述のような要件を満足することによっ
て、目詰りなく、脱気ならびに排水を迅速にかつ容易に
達成せしめ得たものである。
次に、本発明のコンクリート型枠の一例を図面により
説明する。
第1図は、本発明のコンクリート型枠用内張り材を装
填したコンクリート型枠の一片の側壁部の断面図であ
る。
第1図の例では、内張り材1として、フィルター層2
と通水層3を接着剤(図示せず)で点接着した積層構造
体シートが示されている。この内張り材1を、基盤6の
上に設けられた金属製のコンクリート型枠の側部材4の
壁面に接着剤を用いて装着したものである。
内張り材1を型枠に装着する方法としては、該内張り
材1の通水層3側を側壁部材4の壁面に向けて、単に側
壁部材4全体を被覆するように添着して枠体の側壁部材
4の把持部(主として側部、場合により底部)で該内張
り材1の余剰部分8を挟持して把持するか、該内張り材
1を側壁面に鋲で打付けるかボルトナットで把持する
か、さらには該内張り材1の通水層3を側壁部材4の壁
面に接着剤で貼着して把持するなどの方法を使用するこ
とができる。
ここで使用する接着剤は、前記の積層構造体シートで
用いたものを使用することができるが、別に粘着型の接
着剤でも、反応型の接着剤でも、さらに耐水性(撥水
性)の接着剤でもさしつかえない。また、この場合の接
着の仕方は、全面接着でも部分接着でもよい。
すなわち、該内張り材1は打設コンクリート5の側圧
により型枠の側壁面に押付けられるので実用時に容易に
脱落したり、ずり落ちたりすることはない。したがっ
て、コンクリート充填時に脱落しない程度の接着力があ
れば、それ以上に強固に接着しなくてもよく、極端な場
合は、接着しないで単に添着するだけでもよい。
このように、側壁部材4に内張り材1が装着されたコ
ンクリート型枠は、打設コンクリート5の側圧で、気泡
や余剰水は第1図の如く矢印の方向に、内張り材1のフ
ィルター層2から通水層3へ押し出され、さらに通水層
3を通って排出口7に向って矢印のように進む。この気
泡や余剰水は、内張り材1の余剰被覆部分8の通水層3
によって形成された排出口7から排出される。
すなわち、第1図は、本発明の型枠の好ましい構造例
であって、該内張り材1を、型枠を構成する側壁部材4
の内側の壁面のみならず外側表面の一部までに至るまで
余剰に被覆せしめて、余剰被覆部分8を設けたことによ
って、気泡および余剰水の排出通路に利用するとともに
排出口7にも利用する構造となし得たものである。
本発明のコンクリート型枠は上述の如く側圧による作
用で脱気、排水機構をとるものであるから、内張り材が
押し潰される傾向がある。したがって、好ましくは通水
層3に通水路の通水機能を確保するために支持体または
支柱などの支え機構を設けるのがよい。たとえば、かか
る支え機構を、前述の接着剤や熱可塑性樹脂などで点状
に構成することは、簡便で好ましい。
〔実施例〕
本発明を実施例をあげて、さらに、説明する。
実施例1、比較例1〜2 目合が150μ以下で、透水係数が5×10-3cm/秒である
目付60g/m2の、縦密度118本/インチ、横密度90本/イ
ンチの高密度タフタと、見掛繊維密度0.3g/cm3である目
付90g/m2のポリエステルフィラメントからなるスパンボ
ンド不織布をウレタン系接着剤で点接着して積層して、
内張り材を得た。
こうして得た内張り材を、JIS A−5201に準じて、長
さ40cm、幅10cm、厚さ10cmのコンクリート曲げ試験用鉄
製型枠の側面に貼着した。
別に、セメント:砂:砂利の重量比=1:2:3で配合
し、これに水をセメント重量に対して67%(水セメント
比:67%)配合して、スランプ値が5.5cmであるコンクリ
ートを用意した。
上述のコンクリートを次の型枠に打込んで評価した。
すなわち、上述内張り材を貼着した型枠(実施例
1)、内張り材の無い型枠(比較例1)、ならびに従来
内張り材を貼着した型枠(比較例2)の3種について評
価した。
なお、比較例2の内張り材は、目合が140μである平
織物のみに樹脂を含浸したもので、透水係数が50×10-4
cm/秒の市販品を使用した。
これらの型枠について、アバタ発生量、剥離性、転用
回数(耐目詰まり性)を評価した。
表中、 転用回数:初回を除いて繰返し使用した回数 透水係数:1(=1×10-4cm/秒) JIS A−1218に準ずる。
アバタ数:1(=1個/2000cm2) 40×50cm角(2000cm2中)におけるアバタの数 第1法から明らかなように、比較例1の型枠は第1回
目の打込みだけでアバタが多発して、平滑できれいな表
面のコンクリートは得られなかった。
これに対して比較例2のものは、比較例1よりは優れ
ているが、転用回数はせいぜい3回までが限度であるこ
とを示した。
これら比較品に比して実施例1の型枠は、3回の繰返
し使用でも極めて優れた平滑面を与え、転用回数7回ま
では十分に使用可能であることを示した。
〔発明の効果〕
本発明は、従来のコンクリートより表面品位の優れた
コンクリートを生産性よく提供することができる。
また、本発明によれば、コンクリート表層部に発生す
る気泡や余剰水を目詰りすることなく型枠外へ効率よく
排出させることができ、かつ繰返し使用することができ
るという利点があるので、上述の如く品質ならびに生産
効率の大幅な向上を達成し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の内張り材を用いたコンクリート型枠
の一片の側壁部分の断面図を示す。 1:内張り材、2:フィルター層 3:通水層、4:型枠の側壁部材 5:打設コンクンリート、6:基盤 7:排出口、8:余剰被覆部分

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目合が50〜200μである高密度織物からな
    るフィルター層と、見掛繊維密度が0.1〜0.5g/cm3であ
    る不織布からなる通水層とからなる、透水係数が1×10
    -4cm/秒以上で1×10-2cm/秒未満である透水性積層シー
    トで構成されてなることを特徴とするコンクリート型枠
    用内張り材。
  2. 【請求項2】高密度織物が、単糸繊度0.1〜20d、総繊度
    20〜200Dである糸条で構成されている請求項(1)記載
    のコンクリート型枠用内張り材。
  3. 【請求項3】通水層が、10cc/cm2/秒以上の通気量を有
    する不織布である請求項(1)記載のコンクリート型枠
    用内張り材。
  4. 【請求項4】透水性積層シートが、フィルター層と通水
    層とが点接着されて構成されてなる請求項(1)記載の
    コンクリート型枠用内張り材。
  5. 【請求項5】点接着が、10メッシュ以上の間隔で施され
    ている請求項(4)記載のコンクリート型枠用内張り
    材。
  6. 【請求項6】目合が50〜200μである高密度織物からな
    るフィルター層と、見掛繊維密度が0.1〜0.5g/cm3であ
    る不織布からなる通水層とからなる、透水係数が1×10
    -4cm/秒以上で1×10-2cm/秒未満である透水性積層シー
    トで構成された内張り材が前記通水層側をコンクリート
    型枠側として該型枠の側壁部材の壁面に接着されてなる
    ことを特徴とするコンクリート型枠。
  7. 【請求項7】コンクリート型枠の内張り材が、該コンク
    リート型枠を構成する側壁部材の内側から外側表面の一
    部まで余剰に被覆して、かつ該内張り材を構成する一部
    部材たる不織布層が気泡および余剰水の排出通路を形成
    してなることを特徴とするコンクリート型枠。
  8. 【請求項8】コンクリート型枠の側壁側に、目合が50〜
    200μである高密度織物からなるフィルター層と、見掛
    繊維密度が0.1〜0.5g/cm3である不織布からなる通水層
    とからなる、少なくとも透水性積層シートで構成された
    内張り材の該通水層側を前記側壁側として介在させた状
    態でコンクリートを打設することを特徴とするコンクリ
    ートの打設方法。
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