JP3254079B2 - 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法 - Google Patents

真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法

Info

Publication number
JP3254079B2
JP3254079B2 JP12318494A JP12318494A JP3254079B2 JP 3254079 B2 JP3254079 B2 JP 3254079B2 JP 12318494 A JP12318494 A JP 12318494A JP 12318494 A JP12318494 A JP 12318494A JP 3254079 B2 JP3254079 B2 JP 3254079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
vacuum
mat
fabric
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12318494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07305509A (ja
Inventor
昭夫 村松
孝 辛嶋
武志 山口
秀一郎 古家
Original Assignee
九建産業株式会社
株式会社建和
武志 山口
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 九建産業株式会社, 株式会社建和, 武志 山口 filed Critical 九建産業株式会社
Priority to JP12318494A priority Critical patent/JP3254079B2/ja
Publication of JPH07305509A publication Critical patent/JPH07305509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3254079B2 publication Critical patent/JP3254079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築土木の分野におい
て、平打コンクリート工事に際して、打設コンクリート
表面を真空脱水処理をする真空コンクリート工法施工の
後にコンクリート表面の改質を行うコンクリート表面処
理法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の平打コンクリート工事では、スラ
ブ特にデッキプレート上などに平坦なコンクリート又は
モルタル(以下、本明細書では、モルタルも含めて、単
に「コンクリート」と称する)の面を形成する場合に
は、コンクリートを打設し、締め固めや荒ならしなどを
した後、鏝押えして表面仕上げをし、養生硬化させてい
る。
【0003】コンクリートは、比重や大きさの異なる材
料を混合したものであるから、打ち込み後に比重の小さ
い水や微粒子が上部に浮上し骨材やセメントが下に沈む
現象が生じ、コンクリート断面の水セメント比の分布
は、表層部で最も高くなり、下層になるに従って低くな
る傾向を示す。この層内における水セメント比の変化
は、コンクリート打設後、約1.5〜2時間で安息状態
に達する。
【0004】水セメント比は、コンクリート強度に最も
影響を及ぼす支配的因子であり、水セメント比が高くな
れば圧縮強度は低くなり同時に収縮率が大きくひび割れ
を起し易く、その反対に水セメント比が低くなれば、圧
縮強度は増大し収縮率の少ない高品位の密実なコンクリ
ートとなる。
【0005】真空コンクリート工法は、コンクリート打
設後に、その表層部からコンクリート表面のブリージン
グ水と内部の余剰水及び残留空気を吸引排除する工法で
あるが、この工法によって、実質的に表層部の水セメン
ト比を低下させて、初期強度の発現を早め、コンクリー
トの表面強度を高くし、コンクリートの収縮を減少させ
て収縮割れ等の表面欠陥の防止を図り、凍結融解抵抗性
を向上させることができることが古くから知られてい
る。
【0006】この真空コンクリート工法は、コンクリー
ト打設直後に真空処理用マットをコンクリート表面に被
せて、真空ポンプにより該マット下面を減圧して真空脱
水処理を行うが、真空処理用マットは、一般的には、上
面に真空配管を接続した気密カバーと、この気密カバー
下面の瀘過材とからなり、真空配管は真空ポンプと水分
離器に接続されている。使用時には、マット下面側をコ
ンクリート表面に被せ、マット下面とコンクリート表面
との間隙を真空ポンプにより減圧する。
【0007】従来の瀘過材は、布状のものでは麻布や織
布等が使用され、この布状瀘過材を気密カバーとの間に
支持体を介して添着して、真空脱水処理中に水とセメン
トとを分離瀘過するものである。この支持体には、上面
に多数の円台状突起と表裏に貫通する多数の小孔を配置
してゴム製又は樹脂製のボトムマット等があった。その
他瀘過材には、網目の細かい金網等が使用されたり、ま
た、シート状の瀘過材では、表面に多数の貫通小孔を設
けた中空のゴム製若しくは合成樹脂製マットが気密カバ
ーに直接添着されて使用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】真空コンクリート工法
によって表面が非常に緻密になり、水セメント比が小さ
くなるために、金鏝等で平滑に仕上げた場合、養生中に
直射日光が当たったり、風が吹いているような急速乾燥
の条件下では、細かい亀甲状のひび割れが発生すること
があった。このひび割れは、幅10μm程度、深さは、
明らかでないが、3mm程度の微細なものであるが、この
ようなひび割れは、床の用途としては美観上好ましくな
く、またコンクリート表面への外的衝撃によって表面が
欠けやすく、なお表面の耐衝撃強度が低いという問題が
あった。
【0009】従来の普通のコンクリート仕上げ工法とし
ては、特開昭63−27668号公報明細書に、打設後
鏝仕上げを行ったコンクリート表面にブリージング水が
コンクリート内に吸収されるまでの間に合成樹脂エマル
ジョン又は水溶性ポリマーを撒布して樹脂皮膜を形成し
て、コンクリート表面を強化してコンクリート表面の異
常乾燥に伴うひび割れなどのトラブルを防止する方法が
開示されている(同公報明細書頁2頁右下欄1行目〜3
頁左上欄20行目)。また、上記公報には、コンクリー
ト打設の後でコンクリート表面にブリージング水がコン
クリート内に吸収されるまでの間に、合成樹脂エマルジ
ョンを撒布し、その後金鏝等で表面仕上げを行う方法も
開示されているが、真空脱水処理中に表面のエマルジョ
ンも除去されるから、この方法は、真空コンクリート工
法には適用できなかった。
【0010】これら従来の合成樹脂エマルジョンを撒布
する表面処理法では、樹脂エマルジョン中の水がコンク
リート練り混ぜ水に加えて供給されるために多量の余剰
の水がコンクリート表面に滞留することになり、ブリー
ジング水によって樹脂浮き現象がおこり易く、仕上がっ
たコンクリート表面が汚れ易く、表面仕上りが必ずしも
良好であるとは言えなかった。
【0011】また、真空コンクリート工法によるコンク
リート表面は、水セメント比を低下させるので、強化さ
れているが、歩行面としてはなお耐衝撃性と耐摩耗性が
不充分であった。特に、従来の真空コンクリート工法で
真空脱水処理を行った場合には、コンクリート中のセメ
ント粒子が、表面及び表層部の余剰水と共に、瀘過材の
麻布、織布、金網等の細孔を通過して排出されてしま
う。セメント粒子が排出されると、コンクリート表層部
の骨材に対してセメント量が過少となって、表面強度が
低下すると言う問題があった。
【0012】本発明は、第1に、真空コンクリート工法
に伴う微細な表面ひび割れの発生を防止して、コンクリ
ートの表面強度を高め、その品質向上を図ることを目的
としている。本発明の第2の目的は、真空コンクリート
工法によるコンクリート表面を強化して、歩行面として
要求される耐衝撃性と耐摩耗性を確保することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の真空コンク
リート工法におけるコンクリート表面処理方法は、コン
クリートを打設し、真空処理用マットを該コンクリート
表面に被覆し、真空ポンプによって該マット下面を減圧
して真空脱水処理を行い、該マットを除去した後直ちに
未硬化コンクリート表面に常温硬化性合成樹脂エマルジ
ョンを散布して鏝押さえを行い、表面仕上げされた樹脂
含有コンクリート層に形成し、次いで養生するようにし
ことを特徴としている。
【0014】第2の発明は、コンクリートを打設し、真
空処理用のマットを該コンクリート表面に被覆し、真空
ポンプによって該マット下面を減圧して真空脱水処理を
行い、次いで、該マットを除去した後、未硬化コンクリ
ート表面にセメントを混合した耐摩耗性硬質骨材混合粉
を撒布して鏝押えを行い、コンクリート表面に耐摩耗性
コンクリート層を形成することを特徴としている。
【0015】第1発明の常温硬化性合成樹脂エマルジョ
ンは、アクリル系、スチレンブタジエンゴム系、エチレ
ン酢酸ビニル系、酢酸ビニル塩化ビニル系などのエマル
ジョンを使用して、真空脱水処理後の未硬化コンクリー
ト表面に撒布する。
【0016】合成樹脂エマルジョンの撒布量は、上記樹
脂固形分で20〜150g/m2程度が適当である。樹脂固
形分20g/m2より少ないと、樹脂含有コンクリート層の
樹脂分が不足して微小なひび割れを防止できず、樹脂固
形分150g/m2より多過ぎると、結果としてコンクリー
ト表面へのエマルジョン中の水の供給が多くなって、樹
脂含有コンクリート層が軟らかく乾燥し難くなるため、
仕上り外観が悪く、作業性の低下を招く。
【0017】本発明において、コンクリート表面を着色
するには、上記合成樹脂エマルジョンに所望の顔料を配
合して撒布する。従来の平打ちコンクリート工法の方法
では、この顔料が合成樹脂エマルジョンと共に、コンク
リート表面のブリージングによる余剰水によってコンク
リート表面を流れやすく、養生硬化後はコンクリート表
面は色むらになって所望の色調外観が得られず、また、
流出した顔料によりコンクリートの周囲を汚してしまう
問題があったが、本発明の方法では、真空脱水処理によ
り表面の余剰水が除去されているから、樹脂エマルジョ
ンと共に顔料も速やかにコンクリート表層部に吸収さ
れ、表面を着色する。そこで、従来のような余剰水に起
因して顔料がエマルジョンとともに表面を流れることが
なく、コンクリート表面は均一に着色できる。
【0018】着色用の顔料は、エマルジョンの樹脂固形
分20〜150g/m2の撒布量に対して、顔料の撒布量が
10〜100g/m2となるように、エマルジョンに配合し
ておく。顔料10g/m2より少ない撒布量では、着色不十
分で、エマルジョンの撒布量のコンクリート表面上での
ばらつきがそのまま着色むらとなる。他方、顔料100
g/m2より過多の撒布量は、顔料粒子がセメントに固定さ
れず、顔料を含む塗膜を形成し、この塗膜がコンクリー
ト表面から剥離し易くなって、周辺を汚すことになる。
【0019】第2発明の耐摩耗性硬質骨材には、金剛
砂、セラミック材料などの硬度の大きい粉末や、鉄粉又
はステンレス鋼短線維が使用される。硬質骨材はセメン
トと混合されて混合粉とされ、真空脱水処理後の未硬化
コンクリート表面に撒布し、混合粉中のセメントの硬化
に必要な程度の水を適宜コンクリート表面に撒布する。
【0020】硬質骨材混合粉と水の撒布後、鏝押えを行
なうと表層に耐摩耗性コンクリート層を形成して、耐摩
耗床とする。硬質骨材混合粉は硬質骨材100重量部に
対してセメント50〜100重量部として、その硬質骨
材混合粉の撒布量は、1000〜3000g/m2程度と
し、耐摩耗性コンクリート層の厚みを1〜3mmとする。
【0021】硬質骨材混合粉には、セメントと共に顔料
を混合しておくと、コンクリート表面を着色することが
できる。顔料は硬質骨材100重量部に対して4〜10
重量部として、その顔料自体の撒布量は20〜120g/
m2程度とする。
【0022】この第2の発明には、耐摩耗性硬質骨材混
合粉の撒布と共に、常温硬化性合成樹脂エマルジョンの
撒布を行い、鏝押えにより表面仕上げをする方法が包含
される。通常は、硬質骨材混合粉を撒布した後直ちに樹
脂エマルジョンを撒布して、硬質骨材混合粉中のセメン
トに該エマルジョン中の水分を吸収させ、鏝押えを行
う。しかしながら、本発明は、樹脂エマルジョン撒布後
硬質骨材混合粉を撒布して鏝押えを行うことを除外する
ものではない。この常温硬化性合成樹脂エマルジョン
は、上記第1の発明で述べた種類の樹脂エマルジョンと
その撒布量をそのまま適用することができる。
【0023】上記本発明の真空脱水処理は、コンクリー
ト打設直後に行ってもそれなりの効果は充分得られる
が、前記のようにコンクリート打設後、セメント粒子や
骨材の沈降と水分の上昇によって垂直方向に経時的な分
離現象を呈して、上層から中層、下層に至る水セメント
比の分布が変化するが、約60〜120分でその分布が
安息状態に達することから、打設して60〜120分経
過後に行うのが良い。そして、合成樹脂エマルジョンの
撒布及び/又は硬質骨材混合粉の撒布は、真空脱水後直
ちに行ない、この撒布後直ちに鏝押えにより表面を平滑
に仕上げるのがよい。
【0024】真空脱水処理工程においては、上記真空処
理用マットはその下面には瀘過材が添着されて使用され
るが、この瀘過材は、熱可塑性繊維で織成されたセメン
ト粒子不透過性の高密度織物とするのが好ましい。特
に、この瀘過材が、熱可塑性繊維で織成され且つその少
くとも片面を熱圧着処理して成る高密度織物であるか、
又は、この高密度織物をフィルター層としその裏面に接
着剤により不織布を透水層として通水・通気容易に張り
合わせた成る積層織物であるものが好ましい。
【0025】上記積層織物では、特に、透水層の不織布
に、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布又はス
パンボンド不織布を基布としてその片面に合成樹脂ウエ
ブを積層した不織布の何れかを使用し、接着剤にホット
メルトレジンからスパンボンド製法によって形成された
接着シートを使用して、接着シートを介して、熱圧着に
より上記織物と該不織布とを接着した積層織物が良い。
【0026】この高密度織物としては、熱可塑性合成繊
維の高密度織布、例えばポリアミド、ポリエチレンその
他ポリオレフィン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニリデン
等の繊維の撚合糸や引揃糸で構成された高密度織物がよ
い。織物表面の熱圧着処理は、合成樹脂の種類によって
差があるが、ヒートカレンダーロールにより90〜22
0℃の温度で行うことが望ましい。
【0027】上記の複合織物において、フィルター層裏
面に貼合わせた透水層は、天然繊維、合成繊維の織布、
不織布の何れかの材料から選択され、この透水層の好ま
しく使用される材料は不織布である。この不織布に、ス
パンボンド不織布、ニードルパンチ不織布又はスパンボ
ンド不織布を基布としてその片面に合成樹脂ウエブを積
層した不織布の何れかが最も好ましい。
【0028】上記織物の裏面に透水層を張り合わせて瀘
過材とする方法は、糸による縫い合わせる方法、接着剤
による部分接着、接着面の繊維の融解によるホットメル
ト接着法がある。特に、ホットメルト樹脂からスパンボ
ンド法により製造されて成る接着シートを使用して張り
合わせた瀘過材は、ホットメルト樹脂の交絡した長繊維
が、上記織物のフィルター層と透水層とを接着し且つシ
ート面域には、長繊維間相互で形成した空部があるので
織物と透水層との接着面とはなお透水可能な多数の間隙
即ち通水路を形成する。
【0029】
【作用】第1の発明においては、真空脱水処理によりコ
ンクリート表面の余剰水が除去されているので、その後
に合成樹脂エマルジョンを撒布することにより、合成樹
脂エマルジョンは速やかにコンクリート表層部に吸収さ
れて、表面に薄い樹脂含有コンクリート層を形成する。
従って、従来の真空コンクリート工法でもコンクリート
硬化過程の収縮によりひび割れが生じることがあるが、
本発明は、樹脂含有コンクリート層が形成され、この層
内では、エマルジョンの合成樹脂がコンクリートの結合
組織の間の空隙を埋め、エマルジョンの常温硬化後には
コンクリート組織に接着するので、該コンクリート層の
強度の向上と共に弾性が付加され、乾燥収縮が更に小さ
くなり、樹脂含有コンクリート層が収縮のひび割れへの
進展を防止する。本表面仕上げ法は、真空脱水処理によ
り余剰水が除去されているから、真空脱水処理後直ちに
合成樹脂エマルジョンの撒布をし、撒布後に直ちに鏝押
えが可能となり、作業能率がよく、また、コンクリート
の硬化に先んじて合成樹脂エマルジョンだけが分離造膜
する恐れもないので、仕上りの外観も優れている。
【0030】第2発明について、硬質骨材とセメントと
の混合粉を真空脱水後に撒布すると、コンクリートの表
面には余剰水が除去されているので、コンクリートの表
面に硬質骨材とセメントとが一体に強固に固着されて耐
摩耗性コンクリート層を形成し表面を強化し、長期使用
にわたって表面剥離が生ずることがない。普通のコンク
リートの仕上げ工法の如く、打設後未硬化のコンクリー
ト表面に硬質骨材とセメント等とを配合した粉材を撒布
してその後鏝押えする従来の耐摩耗床の施工法では、ブ
リージング水のために脆弱化したコンクリート表層部の
表面上に、セメントに富む強度と収縮量の大きい硬質骨
材層を形成することになる。そこで、施工後数カ月経過
後に硬質骨材層に収縮に起因するひび割れが多数発生し
て、衝撃によって表面のこの耐摩耗性コンクリート層が
剥離することがあったが、本発明の表面仕上げ法では、
真空脱水工程を前置するので、ブリージング水に起因す
るひび割れは防止できる。
【0031】また、第2の発明において、この硬質骨材
混合粉の撒布と共に上述の常温硬化性合成樹脂エマルジ
ョンを撒布すると、硬質骨材に富む表面の耐摩耗性コン
クリート層に当該樹脂エマルジョンが含浸硬化して、樹
脂含有コンクリート層を形成する。この層は、真空脱水
後に硬質骨材混合粉の撒布のみを行った場合にコンクリ
ート表面が日照強風等による急速乾燥条件のもとで発生
するような微細なひび割れを防止する。
【0032】高密度織物の瀘過材は、緻密に織り込まれ
た撚合糸や引揃糸がセメント粒子の透過流出を阻止し水
のみ瀘過をする。また、片面を熱圧着処理(ヒートカレ
ンダー処理など)で熱圧着した高密度織物の瀘過材は、
熱圧着により撚合糸や引揃糸束の表面に露出する隣接繊
維同士が部分的に融着して形成した微細な網目がセメン
ト粒子の透過流出を阻止する。さらに、上記透水層を設
けた積層織物の瀘過材は、透水層による水の排出を容易
にするので、水の瀘過速度が大きく単位時間当たりの排
水量が多くできる。
【0033】上記積層織物において、透水層のスパンボ
ンド不織布又はニードルパンチ不織布は、上記織物と真
空処理用マット又は適当な支持体との間に、適度の厚み
のある通水路を形成する。特に透水層に合成繊維ウエブ
を積層した不織布を利用すれば、通水路を確保できて、
瀘過材の通水抵抗を低下させるのに有効である。
【0034】第1及び第2の発明は、上述の如く、真空
脱水処理後に合成樹脂エマルジョンの撒布又は硬質骨材
混合粉の撒布を行って、コンクリート表層部の強化を図
るので、従来の真空コンクリート工法の如くに真空処理
中に多少のセメント粒子の排出除去されコンクリート表
層部が骨材に対してセメント量の過少となるとしても、
その後に本発明の表面処理をすることにより、セメント
粒子の排出に伴う強度低下は充分に補償して更に強化で
きる。然しながら、この瀘過材をセメント粒子不透過性
の高密度織物とすることで、真空脱水処理中にこの瀘過
材によりセメント粒子は完全にコンクリート中に残され
て余剰水と残留空気だけが排出され、コンクリート表層
のセメント成分を全く失うことがないので、本発明の表
面処理をした後の表面強度を一層高めることができるの
である。
【0035】
【実施例】本発明のコンクリート表面処理法の実施態様
を工程図の図1で説明すると、先ず、図1(A)におい
て、所定場所にコンクリートを打設し、バイブレータ等
での締め固めや、木鏝による荒ならしを行った後、コン
クリート表面のブリージングが安定状態になるまでその
まま静置する。静置してブリージング安定状態になって
後、真空マットをコンクリート表面に覆設し、真空ポン
プにより真空マット下面を減圧して真空脱水処理を行
う。第1の発明の樹脂含有コンクリート層に形成するに
は、次いで、真空マットを除去してそのコンクリート表
面に合成樹脂エマルジョンを表面均一に所定量だけ撒布
し、直ちに、金鏝押えにより表面仕上げを行い、そのま
ま養生硬化させる。また、第2の発明の耐摩耗性コンク
リート層に形成するには、図1(B)において、上記の
真空脱水処理後真空マットを除去して、直ちに、そのコ
ンクリート表面に硬質骨材混合粉とセメント給水分の水
とを表面均一に所定量だけ撒布し、直ちに、金鏝押えに
より表面仕上げを行い、同様に養生する。
【0036】本発明の実施例を以下に述べる。 (A)フレッシュコンクリートの打設 下記配合のフレッシュコンクリート(呼び強度225kg
/cm2、スランプ15cm)を、厚み15cmに打設した。雰
囲気温度は22℃であった。セメント292kg/m2 、水
166kg/m2 、細骨材822kg/m2 、粗骨材1010kg
/m2 、AE剤0.914kg/m2 、水セメント比56.9
【0037】(B)真空処理用マットの準備 真空処理用マットは、気密カバー(トップシート;ナイ
ロンメッシュ補強ゴム引きシート)と、その下面に添着
するシート状の瀘過材(ボトムシート)とからなるもの
で、この瀘過材は、表面に直径約0.8mmの多数の貫通
小孔を10mm間隔で設けた塩化ビニル製シート(独トレ
ミー社製「トレミックス」)を使用した。
【0038】(C)真空脱水処理 コンクリートを打設して荒馴らしをして静置した。次い
でそのコンクリート表面に上記ボトムシートを覆設し、
そのボトムシート上に真空処理用マットのトップシート
を被せて、コンクリート打設後150分経過後に真空ポ
ンプによりトップシート下面側を減圧して、真空脱水作
業を行った。真空脱水作業条件は、約150mmHgの真空
度で、真空ポンプ容量は1気圧において2800l/min
の排気能力があった。減圧時間8分で、脱水量は約2.
2l/m2であった。
【0039】(D)合成樹脂エマルジョン・硬質骨材混
合粉の撒布 真空脱水処理後直ちに真空処理用マットを除去し、実施
例1〜4については、表1に示す様な条件で合成樹脂エ
マルジョンを撒布し、実施例5〜8については表2に示
す条件で硬質骨材混合粉を撒布し、次いで、鏝押えによ
り表面仕上げをして、養生硬化させた。
【0040】(E)試験 養生硬化後7日及び28日経過時点で、コンクリート表
層部について下記の要領で試験を行った。表面強度の測
定は、シュミットハンマー打撃試験である。表面引張強
度試験は、コンクリート表面4cm四角の深さ5mm の切り
溝をいれて区画し、この区画した表面を建研式引張強度
試験機により試験をした。摩耗試験は、ラバー式摩耗試
験機で行った。
【0041】(F)試験条件と結果 先ず合成樹脂エマルジョンを撒布した実施例1〜4の合
成樹脂エマルジョンには、アクリル系エマルジョン(大
成化薬(株)製、品名;「ポリエース131−B1」)
と、エチレン酢酸ビニルエマルジョン((株)クラレ
製、品名;「OM−6020」)とを使用した。又、実
施例3と同4には、顔料を配合した上記エマルジョンを
それぞれ使用して着色試験を行った。実施例1〜4につ
いての試験結果を表1に示してある。いずれの実施例
も、施工後3か月経過しても、コンクリート表面には亀
甲状のひび割れは観察されなかった。
【0042】
【表1】
【0043】硬質骨材混合粉を撒布した実施例5〜8に
つき、実施例5と同7は、硬質骨材混合粉としてセメン
トと金剛砂粉と顔料の混合物(九建産業(株)、品名;
カラエメリー) 2.5kg/m2 を撒布し、水150g/m2
を噴霧器で撒布した。実施例6と同8は、硬質骨材混合
粉としてセメントと鉄粉と顔料の混合物(エービーシー
商会(株)製、 品名;フェロコン)2kg/m2 を撒布
し、次に、エチレンー酢酸ビニル系エマルジョン
((株)クラレ、品名OM−4200)の30%の希釈
溶液250g/m2を噴霧器で撒布した。そして、実施例7
と同8は,硬質骨材混合粉の撒布後、続けて、表2に示
す合成樹脂エマルジョンを撒布した。
【0044】硬質骨材混合粉と合成樹脂エマルジョンの
撒布終了後、鏝押えにより表面仕上げをして、養生硬化
させた。実施例5〜8の試験結果を表2に示したが、撒
布した硬質骨材は、コンクリートの表層部と内部とを一
体化させて、表層部の剥離強度を高めるのに有効である
ことが判る。
【0045】
【表2】
【0046】比較例には、比較例1は、上記配合の実施
例で用いたコンクリートを打設後、従来通りの工法で、
真空脱水処理をすることなく鏝仕上げを行った。比較例
2は、上記配合のコンクリートを打設後上記条件で真空
脱水処理を行い、直ちに鏝仕上げを行った。比較例3
は、上記配合のコンクリート打設後、真空脱水処理をす
ることなく、セメントと鉄粉と顔料の混合粉「フェロコ
ン」を2.5kg/m2 を撒布し、この混合粉がコンクリー
ト表面水を吸収するまで放置して後鏝仕上げを行った。
比較例の試験結果を表3に示してある。
【0047】表面引張強度試験では、真空脱水処理をし
ない比較例3の試料がコンクリート表面層が約3mm厚み
の層状に剥離したのに対して、上記実施例5〜8の全て
の試料がコンクリート表面より内部の粗骨材をも含む内
質部で剥離しており、本発明の表面処理法が表面強化に
有効であることがわかる。
【0048】
【表3】
【0049】上記実施例では、いずれも真空処理用マッ
トの下面に添着する瀘過材には、表面に多数の貫通小孔
を一定間隔で設けた従来の塩化ビニル製シートを使用し
た例を示したが、これに代えて、瀘過材に熱可塑性繊維
で織成された高密度織物を使用することができる。
【0050】本発明に利用できる瀘過材を例示すると、
織物単独で瀘過材とするものでは、ポリエチレン70デ
ニール210本平織り織布(通気量30cm3/cm2/sec )
がある。また、上記のポリエチレン平織り織布の片面を
110℃〜130℃×30sec のヒートカレンダー処理
した片面熱圧着シートを利用できる。
【0051】積層織物を瀘過材とするものには、ヒート
カレンダー処理した上記のシートの裏面に、ポリエステ
ル短繊維ウエブ(8デニールの繊維長51mm)をニード
ルパンチして得た250g/m2の不織布を、ポリアミドレ
ジンからスパンボンド製法によって製造されたくもの巣
状のダイナックシート(東洋紡績株式会社製、商品名L
NS−0000)により120℃〜160℃の熱ローラ
ーで圧力0.4kgf/cm 2 、30秒の条件で熱圧着して貼
着して、フィルタ層と透水層を有する積層織物が利用で
きる。
【0052】これらの瀘過材は、真空マット(上記実施
例では、気密カバーのトップシート;ナイロンメッシュ
補強ゴム引きシート)の下面となるべき表面に、シート
状の支持体を添着し、この支持体に上記の濾過材を前面
に添着される。この支持体には、例示すると、径1.5
mmの小孔を15mm間隔で表裏に貫通させ、且つその表面
に吸引した水を表面流通させる為の小突起を多数形成し
たポリエチレン発泡体や、同様の表面突起を形成したポ
リエチレン格子網などを使用する。
【0053】これら織物の瀘過材を使用する真空マット
の例を、さらに、図2で説明すると、気密カバー2に可
撓姓の折畳み容易なゴム引きシート12を使用し、支持
体3として可撓姓のボトムマット13を使用するが、こ
のボトムマット13は表裏に貫通する貫通小孔32を多
数備え、且つ、上面には円台状の多数の小突起31を設
けてなり、このボトムマット13の下面に上記の織物に
よる瀘過材4を添着するようになされ、この真空マット
が打設後静置したコンクリート9の上面に覆設されて、
真空脱水処理に使用する。上記の小突起31は、小突起
間の空所をもって減圧空間として利用するもので、真空
脱水処理中は、コンクリート9表層部から吸引されて瀘
過材4を透過した水と空気は、ボトムマットの貫通小孔
32を通り、この減圧空間を伝ってゴム引きシート12
に接続した真空配管22により排出されるようになって
いる。
【0054】
【発明の効果】第1の発明の真空コンクリート工法によ
る表面処理法は、真空脱水処理終了後に未硬化のコンク
リート表面に常温硬化性の樹脂エマルジョンを撒布して
表面仕上げの鏝押えを簡便に行うだけで、表面ひび割れ
をほぼ完全に防止し得て、密実且つ美麗なコンクリート
表面にすることができる。
【0055】第2の発明の表面処理法は、真空脱水処理
終了後に未硬化のコンクリート表面に硬質骨材混合粉を
撒布して鏝押えを簡便に行うだけで、コンクリー表層部
の剥離強度を高め、耐摩耗性を改善するので、コンクリ
ート表面を強固にすることができる。
【0056】以上の如く、本発明の真空コンクリート工
法を伴う表面処理法は、コンクリート表層部のコンクリ
ート余剰水は外部へ排出され、水セメント比の低い良質
なコンクリートをさらに改質するので、ひび割れの少
く、且つ、耐久性、耐摩性のすぐれたものになる。近
年、デッキプレート上のコンクリートのひび割れが問題
になっているが、これはコンクリートの余剰水が下に行
かず、表面に浮くからで、本法はこのようなデッキプレ
ート上のコンクリート施工に効果がある。また、本法を
道路表層に用いた場合、其の耐摩性は飛躍的に上昇する
のみならず、凍害に対して顕著なる効果が表れる。
【0057】更にコンクリートの金鏝押えは、一般にコ
ンクリート打設して6〜10時間後に実施するものとさ
れていたが、本工法によりコンクリートの打設後3〜6
時間で鏝押えを含む表面処理が完了し、左官技能工の不
足している現在、様々な面に有効な工法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート表面処理法の実施態様を
示す工程図。
【図2】本発明のコンクリート表面処理法の真空脱水処
理工程で使用する真空マットの断面図。
【符号の説明】
1 真空マット 12 ゴム引きシート 13 ボトムマット 2 気密カバー 3 支持体 4 瀘過材 9 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 昭夫 愛知県小牧市大字小牧原新田745番地の 111 (72)発明者 辛嶋 孝 東京都大田区駒込3丁目15番13号 (72)発明者 山口 武志 大阪府寝屋川市三井ヶ丘5丁目1−89− 102 (72)発明者 古家 秀一郎 大阪府枚方市香里ヶ丘3−16 B−8− 301 (56)参考文献 特開 平4−68163(JP,A) 特開 昭52−17510(JP,A) 特開 平5−280177(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/02 104 B01D 29/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートを打設し、真空処理用マッ
    トを該コンクリート表面に被覆し、真空ポンプによって
    該マット下面を減圧して真空脱水処理を行い、該マット
    を除去した後直ちに未硬化コンクリート表面に常温硬化
    性合成樹脂エマルジョンを散布して鏝押さえを行ない、
    表面仕上げされた樹脂含有コンクリート層に形成し、次
    いで、養生するようにした真空コンクリート工法におけ
    るコンクリート表面処理方法。
  2. 【請求項2】 上記合成樹脂エマルジョンには予め顔料
    が配合されて、コンクリート表面を着色するようにした
    請求項1記載のコンクリート表面処理法。
  3. 【請求項3】 コンクリートを打設し、真空処理用マッ
    トを該コンクリート表面に被覆し、真空ポンプによって
    該マット下面を減圧して真空脱水処理を行い、次いで、
    該マットを除去した後、未硬化コンクリート表面にセメ
    ントを混合した耐摩耗性硬質骨材混合粉を撒布して鏝押
    えを行う真空コンクリート工法におけるコンクリート表
    面処理法。
  4. 【請求項4】 コンクリートを打設し、真空処理用マッ
    トを該コンクリート表面に被覆し、真空ポンプによって
    該マット下面を減圧して真空脱水処理を行い、次いで、
    該マットを除去した後、未硬化コンクリート表面にセメ
    ントを混合した耐摩耗性硬質骨材混合粉を撒布すると共
    に常温硬化性合成樹脂エマルジョンを撒布して鏝押えを
    行う真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処
    理法。
  5. 【請求項5】 上記真空処理マットの下面には瀘過材が
    添着され、該瀘過材が、熱可塑性繊維で織成された高密
    度織物である請求項1、3又は4記載のコンクリート表
    面処理法。
  6. 【請求項6】 上記真空処理マットの下面には瀘過材が
    添着され、該瀘過材が、熱可塑性繊維で織成され且つそ
    の少くとも片面を熱圧着処理して成る高密度織物である
    請求項1、3又は4記載のコンクリート表面処理法。
  7. 【請求項7】 上記真空処理マットの下面には瀘過材が
    添着され、該瀘過材が、熱可塑性繊維で織成された高密
    度織物若しくは該織物の片面を熱圧着処理した高密度織
    物と、その裏面に接着剤により通水・通気容易に張り合
    わせた不織布と、から成る積層織物である請求項1、3
    又は4記載のコンクリート表面処理法。
  8. 【請求項8】 上記不織布が、スパンボンド不織布若し
    くはニードルパンチ不織布、又はスパンボンド不織布を
    基布としてその片面に合成樹脂ウエブを積層した不織
    布、の何れかであり、 上記接着剤が、ホットメルトレジンからスパンボンド法
    によって形成された接着シートであり、 上記積層織物が、上記高密度織物と該不織布との間に該
    接着シートを挟装し熱圧着して成る請求項7記載のコン
    クリート表面処理法。
JP12318494A 1994-05-11 1994-05-11 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法 Expired - Lifetime JP3254079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12318494A JP3254079B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12318494A JP3254079B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07305509A JPH07305509A (ja) 1995-11-21
JP3254079B2 true JP3254079B2 (ja) 2002-02-04

Family

ID=14854274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12318494A Expired - Lifetime JP3254079B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3254079B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100763604B1 (ko) * 2005-01-20 2007-10-04 이용구 복합 구조물 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07305509A (ja) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0929387B1 (en) Concrete form liner
CA2098119C (en) Fabric useful as a concrete form liner
US20080176469A1 (en) Drywall Tape and Drywall Joint
CA2145393C (en) Laminated fabric useful as a concrete form liner
JP3254079B2 (ja) 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法
JPH0835281A (ja) デッキプレート及びそれを用いた床施工法
JP3779685B2 (ja) 防水施工用シート状物および防水施工法
JP2591254B2 (ja) コンクリート型枠用内張り材とコンクリート型枠およびコンクリートの打設方法
JPH0317351A (ja) 型枠貼付用シート
KR102094106B1 (ko) 통기성을 갖는 복합 방수공법
JPH06220992A (ja) コンクリートパネル用内張材
JPH07305510A (ja) 真空コンクリート工法
JP7473111B2 (ja) コンクリート脱水促進方法
JP3028976B2 (ja) 下地調整方法
JP2665536B2 (ja) コンクリートパネル添装用複合材
JPH0621507B2 (ja) 複合防水工法
WO1989009864A1 (en) A formwork panel
JP2006077433A (ja) コンクリート表面仕上げ方法
JPS63122865A (ja) コンクリ−トの打設方法
JP2002129506A (ja) 洗い出し透水コンクリートの仕上げ工法
JPS6363858A (ja) コンクリ−トパネル用透水性・通気性シ−ト状物並びにこれを用いたコンクリ−トの打設方法
JPS602237Y2 (ja) アスフアルト防水シ−ト
JPH02308049A (ja) コンクリートパネル用複合材
JPS59233005A (ja) 鋼床版の防水施工方法
JPH02285147A (ja) コンクリート打設用型枠

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term