JP3779685B2 - 防水施工用シート状物および防水施工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の特に降雨や流水に曝される部位に防水施工を行う際に使用される防水施工用シート状物と、該シート状物を用いて補強機能と脱気機能を有する部分的浮かし張り構造とした新規な防水施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築構造物の屋上や駐車場の床面などに施される防水施工法としては、▲1▼建築構造物の躯体面をプライマー処理してから補強クロスを配し、ウレタン系などの防水材層を形成した後、その上を仕上げ塗膜で被覆する密着工法や、▲2▼下地層の全面に不織布などの通気シートを接着し、その上に防水材層を被覆形成する通気緩衝工法、などが知られている。
【0003】
しかし前者の密着工法は、防水材層を下地表面の全域に接合一体化させたものであるため、下地に生じるクラックや目地の動きに対する追従性が不充分である。しかも、下地層内に含まれる水分が温度の上昇により水蒸気となって下地層と防水材層の界面部へ拡散してきたとき、該水蒸気圧により防水材層が下地から部分的に剥離して膨れ上がる現象(一般に「フクレ現象」と呼ばれる)が発生するという欠点がある。
【0004】
これに対し後者の通気緩衝工法によれば、通気性緩衝材が脱気性能を発揮し、下地層から出てくる水蒸気を接合界面の通気性緩衝材層から外部へ放出させるため、上記の様なフクレ現象は防止される。しかし、密着工法に比べると施工が煩雑で時間を要するなど、施工上の問題が指摘される。
【0005】
こうした問題を改善するため特許文献1には、建築構造体の躯体全面にシーラーを塗布し、該シーラー塗布面に粘着シート片を介在させて粘着シートを隔離的に貼着させた後、防水用塗料を塗布する工法が開示されている。
【0006】
この工法によれば、粘着シート部分が脱気性能を発揮してフクレ現象を抑制すると共に、下地に生じるクラックや目地の動きに対する追従性も高められる。ところが建築作業現場では、該粘着シートの貼着作業に膨大な手数と時間を要するため、施工性が著しく低下する。
【0007】
そこで本発明者らの一人はこうした問題に注目し、フクレ現象を防止し得ると共に施工性にも優れた防水施工技術の開発を期して研究を重ねた結果、特許文献2に記載の技術を先に提供した。
【0008】
この技術は、合成樹脂フィルム層(B)を介してその両面側に長繊維不織布層(A),(C)が積層された少なくとも3層構造の積層体からなり、該積層体の全層を連通する複数の孔が形成され、且つ該孔周囲の不織布層の空隙率を90%未満とし、孔周囲以外の前記不織布層(C)の空隙率を90〜98%とした積層シート状の防水施工用下張り緩衝材を開示すると共に、該下張り緩衝材を用いた防水工法を提供するものである。
【0009】
しかし該積層シート状の下張り緩衝材では、積層体の全層を連通する前記孔の周囲とそれ以外の不織布層の空隙率を適正に調整するのが困難であること、しかも施工時に、低粘度のプライマーが長繊維不織布層(A),(C)内へ侵入し易く繊維間空隙がプライマーで充満されて通気性不足となり、下地層から拡散してくる水蒸気が外部へ放散され難くなることがある、といった問題を含んでおり、なお改善の余地が残されている。
【0010】
本発明者の1人は更に他の技術として、特許文献3に開示の技術を提示している。この技術は、通気性を有するシート状物の少なくとも片面に、樹脂を実質的に連通した状態で付与することによって凹凸が形成された塗布型防水工事用シート状物を開示するものである。該シート状物の凹凸を有する面を下地に接した状態で施設し、その上からプライマーを塗布してシート状物と下地を接着した後、この上に更に塗膜防水材を塗布し、上記凹凸を外部へ連通する空隙として残すことにより、下地層から拡散してくる水蒸気を外部へ放散可能にしている。
【0011】
このシート状物では、公開公報の図1に示されている如く、通気性シート状物Iの部分で下地層とその上に形成される防水材層が接合一体化し、格子状もしくはハニカム状の線状に現れる連通した樹脂IIの部分では、下地層と防水材層が接合しない様にすることで該樹脂IIの部分に隙間を形成して通気性を持たせ、下地層から放出される水蒸気などがこの隙間を通して外部へ放散される様にしたもので、それなりのフクレ防止効果を得ることができる。
【0012】
ところがこのシート状物では、裏面側に凹凸状を形成しつつ連通した樹脂IIを塗装形成する作業が煩雑で手数を要し、該塗装作業を含めた施工作業性に問題がある他、このシート状物を下地層表面に施設してからプライマーを塗布したとき、通常のプライマーは低粘度であるため、連通した樹脂II部分の裏面側までプライマーが侵入して隙間に充満し、結果的にガス抜き孔としての機能を失うことがあり、意図した様なフクレ防止効果が得られないこともある。従ってこのシート状物、およびこれを用いた防水施工法にも改善の余地が残されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−131936号公報
【特許文献2】
特開平13−090290号公報
【特許文献3】
特開平13−146821号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の様な従来技術の一層の改善を期してなされたものであり、その目的は、建築構造物の防水施工部に適用することにより、防水材層に対して優れた塗膜フクレ防止性を与えると共に、構造が簡単で安価に提供することができ、且つ現場での施工性にも優れた防水施工用シート状物を提供すると共に、該シートを用いた効率のよい防水施工法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することのできた本発明に係る防水施工用シート状物の構成は、防水施工用のシート状物であって、非透湿性フィルムの片面側に易接着加工が施されると共に、断面方向に多数の孔が形成され、前記易接着加工面側に、粘着処理の施されたメッシュ状補強材が積層されているところに特徴を有している。
【0016】
本発明において上記易接着加工は、下地層上に形成される防水材層との密着性を高めるために施されるもので、粗面化処理などの物理的処理や防水材組成に応じた化学処理などによって接着性を高めることも可能であるが、本発明で好ましく採用されるのは、非透湿性フィルムの片面に不織布をラミネート法などによって接合し、防水材層との接合界面にアンカー効果を持たせることにより接着性を高める方法である。
【0017】
本発明のシート状物は、基本的には上記構成要件を満たすものであればよいが、上記非透湿性フィルムは、コストや軽量性などを考慮して一般に薄いものが使用されるため、現場で取り扱う際に風で敷設面から捲れ上ったり折り重なる等、取扱い性にやや難があるが、該非透湿性フィルムの易接着加工面側にメッシュ状補強材を重ね合わせ、シート状物全体としての剛性を高めてやれば、上記の様な問題も改善されるので好ましい。
【0018】
この際、メッシュ状補強材に粘着処理を施しておけば、非透湿性フィルムに設けた孔から下地面側に露出した該メッシュ状補強材の粘着性によって該シート状物全体が下地表面に粘着して固定されるので、施工作業性は一段と向上する。また、本発明に係る防水施工用シート状物の断面方向に形成される多数の孔は、下地層と防水材層を直接的に接合一体化するための連通部を構成するもので、該孔の開口面積率が大きいほど下地層と防水材層との接合力は高まる。
【0019】
他方、該シート状物の上記孔以外の部分では、非透湿性フィルムによって下地層と防水材層とが非接触状態に保たれ、言わば非接触の浮かし張り状態となる。従ってこの部分は、施工後の状態でも通気性の空隙として残り、下地層から出てくる水蒸気などのガスを接合界面から外部へ放出させるための通気部を構成する。
【0020】
よって、上記シート状物に形成される前記孔の部分で適度の接合一体性を確保しつつ、非接触の浮かし張り状態とすることで適度の通気空隙を確保するには、上記孔の開口面積率を1%以上70%以下、より好ましくは5%以上60%以下の範囲に設定することが望ましい。
【0021】
そして、本発明に係る上記防水施工用シート状物に求められる他の重要な特性として、防水施工状態での通気抵抗試験によって保障される通気量が挙げられ、具体的には、JASS−8に規定される通気抵抗試験法によって求められる、10mmAq圧力時の通気量が170cm3/分以上であることが望ましい。
【0022】
また本発明の他の構成は、上記シート状物を利用した簡便な防水施工法を特定するもので、上記シート状物を、そのメッシュ状補強材(易接着加工面を外面側にして、被防水施工面を構成する下地表面に配し、非透湿性フィルムの孔を通して前記下地表面側に露出した前記メッシュ状補強材の粘着性により前記下地表面に対して粘着させ、その後、該シート状物の上に防水材を塗装し、該シート状物に形成された孔を介して、下地表面と防水材層を接合すると共に、非孔空き部分では、下地表面と防水材層を非接着の浮かし張り状態とするところに要旨を有している。この際、被防水施工面を構成する前記下地表面に、予めプライマー処理を施しておけば、孔部分を介して下地層と防水材層を一層強固に接合一体化できるので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防水施工用シート状物の構成を詳細に説明すると共に、該シート状物を用いた防水工法について説明を進める。
【0024】
本発明に係る防水施工用シート状物は、上記の様に、非透湿性フィルムの片面側に易接着加工が施されると共に、断面方向に多数の孔が形成された孔空きシート状物からなるもので、該孔空きシート状物を防水施工すべき下地層の表面に、該シート状物の易接着加工面を外面側にして施設し、その上からウレタン系樹脂などからなる防水材を塗工することによって防水施工が行われる。
【0025】
この防水施工状態で本発明の孔空きシート状物は、孔の部分では、コンクリート等からなる下地層とその上に塗工される防水材層が柱状に接合一体化する。これに対し非孔空き部分では、下地層と防水材層は非透湿性フィルムの存在によって直接接合が阻止されているため、それらは接合一体化することなく、この部分は言わば浮かし張り状態で接触しただけの状態となる。なお、該シート状物における非透湿性フィルムの片面側(防水材の塗工面側)には、前述の如く易接着加工が施されており、該非透湿性フィルムとその上に塗工される防水材層とは強固に接合一体化するので、下地層と上記非透湿性フィルムとの接触面だけが非接合の浮かし張り状態となる。
【0026】
そして本発明のシート状物には、前述した如く多数の孔が形成されているので、孔が形成された部分では下地層と防水材層が接合一体化し、孔のない部分では、下地層表面と非透湿性フィルムが非接合状態で残された部分が浮かし張り状態となり、該浮かし張り状態の部分が両界面の周縁部方向へ連通することで、下地層内から拡散してくる水蒸気などのガス成分を接合面から外方へ放出させる。従って、該接合界面に水蒸気などのガス成分が溜まって、防水材層がフクレ現象を起こすといった恐れはなくなる。
【0027】
上記孔のサイズや個数は特に制限されないが、個々の孔が大きく且つ開口面積率が広くなり過ぎると、一体接合部の面積比率の増大によって下地層と防水材層の接合強度は高まる反面、ガス抜き用の浮かし張り領域面積が狭くなってフクレ防止効果が低下し、逆に孔が小さく且つ開口面積率が狭くなり過ぎると、ガス抜き効果は高まる反面、一体接合部の面積比率が減少し、下地層と防水材層との接合強度が不足気味となる。従って、下地層−防水材層の間で十分な接合強度を確保しつつ、且つ境界界面に拡散してくる水蒸気などのガス成分を外部へ効率よく放散させてフクレ現象を確実に防止するには、シート状物に形成する前記孔の開口面積率を1%以上、より好ましくは5%以上で70%以下、より好ましくは60%以下にすることが望ましい。
【0028】
また各孔のサイズが小さ過ぎると、満足のいく一体接合力が得られ難く、逆に大き過ぎるとその内側に水蒸気などの滞留部が形成されてフクレ防止効果が不十分になる恐れがあるので、各孔のサイズは真円換算の直径で3mm以上、100mm程度以下、より好ましくは5mm以上、20mm程度以下にすることが望ましい。
【0029】
孔の形状は特に制限されず、真円状、楕円状、卵形状、方形状、五角形や六角形などの多角形状、或いは任意の異形状とすることができ、場合によっては異なる形状の孔を任意の組合せて複数形成しても構わない。しかし、シート状物としての取扱い時や施工時にかかる張力などによる引裂き破損等を受け難いものとするには、ノッチ効果の少ない円形状や楕円形状とするのが好ましい。
【0030】
ところで本発明のシート状物は、防水材層との接合強度を高めるため、その片面側に易接着加工が施されるが、該易接着加工自体には一切制限がなく、公知の様々の方法を採用できる。例えば、非透湿性フィルムの片面に粗面化処理やコロナ放電処理などを施し、或いは用いられる防水材層の素材に応じて接着性向上効果を有するプライマー処理などを施す方法が挙げられる。しかし、シート状物としての強化効果や取扱い性、施工性などを考慮して最も好ましいのは、非透湿性フィルムの片面に不織布シートをラミネート接合し、該不織布層の繊維隙間に防水材層構成素材を侵入固化させることによりアンカー効果によって接合強度を高める方法である。
【0031】
不織布の構成素材も特に限定されず、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリビニルアルコール系、アクリル系などの各種単独もしくは共重合樹脂繊維、或いはビスコールレーヨン、キュプラアンモニウムレーヨンの如き人造繊維、更には綿、麻,棕櫚などの天然繊維を使用することができ、これらは単独で使用し得るほか、必要に応じて2種以上を任意に混紡もしくは混繊して使用することも勿論可能である。これらの繊維からなる不織布は、短繊維不織布として使用することも可能であるが、不織布層としての強度や接合力強化作用をより有効に発揮させるうえでは、長繊維不織布が好ましく、更には、ニードルパンチ交絡法や液体交絡法などで交絡させたものを使用することが望ましい。
【0032】
また不織布シートに代えてメッシュ状シートや織・編物状シートを接着性向上層としてラミネートすることも可能である。
【0033】
本発明で使用する上記非透湿性フィルムの素材にも格別の制限はなく、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドなど、各種の単独もしくは共重合樹脂、あるいはブレンド樹脂など、要は非透湿性で水蒸気などが防水材層方向へ拡散するのを阻止すると共に、防水材層構成成分の下地層方向への侵入を阻止して浮かし張り状態を保障し得るものであれば、任意のフィルム素材を使用できる。該フィルムの厚さも特に制限されないが、取扱い性やコストなども総合的に考慮して好ましいのは8〜100μm程度、より好ましくは8〜38μm程度のものである。
【0034】
なお本発明の防水施工用シート状物には、防水材層との接合力や水蒸気などの脱気性能を一段と向上させるため、当該シート状物を構成する非透過性フィルムの構成材に珪砂などの骨材を含有させることも有効である。該フィルム素材中に骨材を配合すると、該骨材によってフィルムに微細な凹凸が与えられ、下地層と該フィルム層との間の空隙が広くなって脱気性能が高められるばかりでなく、該凹凸は防水材層との密着性向上にも寄与するからである。また、該シート状物の下地との積層面側に粘着加工を施しておけば、防水施工時にシート状物を簡便に仮止めできるので、施工性は一段と向上する。
【0035】
本発明に係る上記防水施工用シート状物には、上記易接着加工面側にメッシュ状補強材を積層することも有効である。即ちこのメッシュ状補強材は、シート状物全体としての強度、特に引張り強度や引裂き強度を高め、防水施工時における引張り張力や引掛り等による破損を防止すると共に、該シート状物の上面側に塗工される防水材層との接合一体性も一段と高める作用を発揮するからである。
【0036】
該メッシュ状補強材を構成する素材としては、例えばポリエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、アクリル系樹脂、或いはそれらの共重合樹脂やブレンド物を含む各種の化成品からなるメッシュ状シートや、ガラス繊維製のクロスや網目シートなど無機製品;より具体的には、例えばポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリビニルアルコール系、アクリル系等の単独または共重合体からなる合成繊維、2種以上の合成樹脂からなる複合繊維、アラミド繊維やカーボン繊維、ガラス繊維、これらの繊維を混繊したものを用いたワリフ、寒冷紗、織物、編物などが例示される。これらは通常単独で使用されるが、場合によっては2種以上を重ね合せるなど適宜組合せて使用することもできる。
【0037】
なお、該メッシュ状補強材に粘着剤処理を施しておき、該メッシュ状補強材の粘着力を利用してシート状物を下地層表面に粘着させて仮止めできる様にすることも、本発明の好ましい実施形態として推奨される。
【0038】
本発明の防水施工用シート状物は上記の様に構成されるが、実際の現場で防水施工に適用する際には、現実的な要求特性として、JASS−8に準じた通気抵抗試験において、10mmAq圧力時の通気量が170cm3/分以上であることが求められる。ちなみに、一般的なコンクリート構造物の防水施工においてフクレ現象を防止する上では、標準的な該通気量として「170cm3/分以上」が求められているからである。従って、本発明の特徴を一層効果的に発揮させる上でより好ましい通気量は、70cm3/分以上で、好ましい上限は3000cm3/分以下、より好ましくは1000cm3/分以下である。
【0039】
図1は、本発明に係る好ましい防水施工用シート状物1を例示する要部破断斜視図であり、非透湿性フィルムAの片面側に、不織布シートBを積層接合することによって易接着加工が施されると共に、該積層体の積層方向に複数の孔Hが形成され、更にその上にメッシュ状補強材Mが積層された構造のものを示している。
【0040】
なお、易接着加工の手段として、フィルムAに対する粗面化処理など他の手段を採用できることは先に説明した通りであり、また本発明では、前述した如くメッシュ状補強材Mを必須とするものではないが、該補強材Mを積層した強化構造のものとすれば、シート状物自体の強度や剛性が向上して取扱い性などが一層向上するほか、防水材層との接合強度も高められるので好ましい。また、該メッシュ状補強材Mに粘着処理を施しておけば、これを下地層2の表面に敷設したときに該シート状物1をその粘着力で仮止めすることができ、施工作業性を高める上で好ましいことは先に説明した通りである。
【0041】
本発明の防水施工法を実施するに当っては、例えば図2(部分断面斜視図)に示す如く、コンクリートやモルタル等からなる下地層2の表面に接合力向上のためのプライマー3を塗布し乾燥した後、上記防水施工用シート状物1を敷き延べる。次いで、その上から所定量の防水材を塗装することにより防水材層4を形成し、更にその上に仕上げ塗膜5を形成するか、或いはそれに準ずる方法で施工していけばよい。
【0042】
そして防水材層4が硬化した状態において、防水施工用シート状物1の孔H部分では、下地層2と防水材層4が強固に接合一体化する。そして孔Hのない部分(非孔空き部)では、非透湿性フィルムAの上面側は不織布シートBの積層によって与えられた易接着加工によるアンカー効果、更にはメッシュ状補強材Mの介在とも相俟って、防水材層4と強固に接合一体化する一方、非透湿性フィルムAの下面側は、硬化したプライマー3を介して下地層2とは非接着状態の浮かし張り状態に保たれる。そのため、下地層2から該浮かし張り部に水蒸気などのガス成分が拡散してきたときは、それらのガス成分は非接着状態の該隙間から接合界面の周縁方向へ放散されることになり、該境界部にガス成分等が溜まって防水材層4がフクレ現象を起こすといった問題は未然に回避される。
【0043】
本発明の上記工法が適用される下地としては、鉄筋コンクリートやモルタルなど、種類の如何を問わず、また、本発明の前記シート状物を介して表層側に形成される防水材層の構成素材にも格別の制限はなく、最も一般的なウレタン系樹脂やエポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などを主体とする樹脂やこれらにセメントや無機顔料などを配合した所謂無機モルタル、更にはSMCやBMC等が全て使用できる。また、本発明工法が適用適用される場所も広範に渡り、ビルの屋上や壁面、屋根、ベランダ、バルコニー、床、開放廊下、更には駐車場など、雨水や散水などに曝される様々の部位に適用できる。
【0044】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に包含される。
【0045】
実施例1
周知のスパンボンドプロセス(例えば、特公昭53−32424号公報)により製造した、2.2デシテックスのポリエチレンテレフタレート樹脂フィラメントからなる20g/m2のスパンボンド法不織布ウェッブを、250℃のエンボスロールにより線圧60kg/cmで部分熱圧着し、厚さが0.15mmで目付けが15g/m2の長繊維不織布を得た。この長繊維不織布を易接着付与素材として使用し、これを、厚さ12μmのPETフィルムからなる非透湿性フィルムとポリエチレンラミネート法によって複合(積層)した後、積層断面方向に孔部の開口面積率がシート表面積の22%となる様に直径10mmの孔をパンチングして開孔した。
【0046】
開孔した該複合シートの長繊維不織布側に、粘着加工を施したガラス繊維メッシュ(縦12本×横12本/インチ)を重ね合わせ、3層構造の防水施工用シート状物を得た。該シート状物の総目付け量は85g/m2であった。該シート状物の通気量を、JASS−8に準じた通気抵抗試験(メンブレン防水層の性能評価試験方法「3.8下地との間の通気抵抗試験」)によって求めたところ、10mmAq圧力時の通気量で1210cm3/分であった。
【0047】
他方、コンクリート下地の表面に、プライマーとして三井化学産資(株)製の商品名「サンPC」を0.3kg/m2塗布してから乾燥し、その上に、上記で得た防水施工用シート状物を、PETフィルム面側が上記プライマー皮膜に接する様に敷設した後、防水材として三井化学(株)製の商品名「サンシラールスーパー立上り」1.0kg/m2と、「サンシラールスーパー」1.3kg/m2を2層に塗布し、更にその上に、仕上げ層として三井化学(株)製の商品名「サンシラールカラートップ」0.2kg/m2を上塗りすることにより、防水施工を行った。
【0048】
上記防水処理のための施工作業性は非常に良好であり、前掲の特許文献3に実施例として開示された従来の防水施工用シートを使用した場合に比べて、施工時間を1〜2割程度短縮することができた。しかも、得られる防水施工面における防水材層は下地層と強固に接合一体化していると共に、部分浮かし張り構造とすることで水蒸気などのガス成分が接合界面に溜まってフクレ現象を起こすこともない。
【0049】
【発明の効果】
本発明は以上の様に構成されており、防水施工において、品位面ではフクレ現象を十分に防止し得ると共に、施工面では、搬送から現場施工を含めた取扱い性が良好で且つ安価に提供できる防水施工用シート状物を提供すると共に、該シート状物を使用することで、安価に且つ効率よく高品質の防水施工を実施し得ることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水施工用シート状物を例示する一部破断斜視図である。
【図2】本発明の防水施工用シート状物を用いた防水施工例を示す部分断面斜視図である。
【符号の説明】
A 非透湿性フィルム
B 不織布シート
M メッシュ状補強材
H 孔
1 防水施工用シート状物
2 コンクリート下地層
3 プライマー
4 防水材層
5 仕上げ塗膜

Claims (6)

  1. 防水施工用のシート状物であって、
    非透湿性フィルムの片面側に易接着加工が施されると共に、断面方向に多数の孔が形成され
    前記易接着加工面側に、粘着処理の施されたメッシュ状補強材が積層されていることを特徴とする防水施工用シート状物。
  2. 前記易接着加工が、不織布の積層接合によって行われている請求項1に記載の防水施工用シート状物。
  3. 前記請求項1または2に記載の防水施工用シート状物を使用し、JASS−8に規定される通気抵抗試験法によって求められる、10mmAq圧力時の通気量が170cm3/分以上である防水施工用シート状物。
  4. 前記孔の開口面積率が1〜70%である請求項1〜のいずれかに記載の防水施工用シート状物。
  5. 前記請求項1〜のいずれかに記載されたシート状物を、そのメッシュ状補強材を外面側にして、被防水施工面を構成する下地表面に配し、非透湿性フィルムの孔を通して前記下地表面側に露出した前記メッシュ状補強材の粘着性により前記下地表面に対して粘着させ、
    その後、該シート状物の上に防水材を塗装し、上記シート状物に形成された孔を介して、下地表面と防水材層を接合すると共に、該シート状物の非孔明き部分では、下地表面と防水材層が非接着の浮かし張り状態とすることを特徴とする防水施工法。
  6. 被防水施工面を構成する前記下地表面に、予めプライマー処理を施しておく請求項に記載の防水施工法。
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