JPH02280642A - スロットレスモータ - Google Patents

スロットレスモータ

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JPH02280642A
JPH02280642A JP1100018A JP10001889A JPH02280642A JP H02280642 A JPH02280642 A JP H02280642A JP 1100018 A JP1100018 A JP 1100018A JP 10001889 A JP10001889 A JP 10001889A JP H02280642 A JPH02280642 A JP H02280642A
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JP
Japan
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magnet
slotless motor
magnetic
pole
magnetized
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Pending
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JP1100018A
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English (en)
Inventor
Masaharu Ono
正治 小野
Tomohito Yamashita
智史 山下
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02280642A publication Critical patent/JPH02280642A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーディオ機器、ビデオ機器などに用いて好
適なスロットレスモータに関する。
〔従来の技術〕
第15図は従来のスロットレスモータの一般的な構成を
示す断面図であって、1はマグネット、2はロータヨー
ク、3はシャフト、4はモータケース、5はベアリング
、6はベアリング受、7はステータヨーク、8は位置検
出素子、9はコイル。
1oは巻枠である。
同図において、モータケース4、ベアリング受6に、ベ
アリング5により、回転可能に取り付けられたシャフト
3にロータヨーク2が固定され。
このヨーク2の外周に円筒状のマグネット1が接着され
ている。このマグネット1の外周面はその周方向に等間
隔に着磁が施されている。また、モータケース4の内面
には、マグネット1の外周面に対向して円筒状のステー
タヨーク7が固定されており、これらマグネット1とス
テータヨーク7との間の磁気ギャップ中に巻枠10が収
められ、この巻枠10に三相のコイル9が形成されてい
る。
さらに、マグネット1の底面に対抗して、3個の位置検
出素子8がシャフト3を中心とする円周上に電気角で1
20’の間隔で設けられている。但し、これら位置検出
素子8の1個のみが図示されている。
かかる構成において、三相のコイル9を適宜通電すると
、マグネット1による磁界とコイル9に流れる電流との
相互作用によってマグネット1に回転トルクが生じ、マ
グネッ1〜1.ロータヨーク2およびシャフト3が一体
となって回転する。位置検出素子8はマグネット1の回
転位相を検出し、これによって三相のコイル9の通電が
制御される。
第16図はかかるスロットレスモータに用いられる昧動
回路を示す構成図であって、8α〜8Gは位置検出素子
、9cL〜9Cはコイル、11は制御回路、TAI〜T
C2はトランジスタである。
同図において、コイル9α〜9Gは第15図における三
相のコイル9であって、スター結線されて電気角で12
0″′の間隔で配置されている。また、マグネット1は
その周方向にN極とSツ叱ヒに交互に着磁されている。
位置検出素子8α、8b。
8Gは、夫々コイル9α、9b、9Cに対し、反時計回
り方向に電気角で30°の位置にずれて配置されている
マグネット1が反時計回り方向に回転すると、位置検出
素子8α、8b、8cからはマグネット1のNm、sへ
の着磁領域の境界毎にレベル反転する検出侶−号を出力
する。これら検出(3号はパルス幅が電気角で180°
のパルス信号であって、位置検出素子8α、Bb、8c
の順に検出信号が1206ずつ位相がずれている。
制御回路11はこ九ら位置検出素子8α、86゜8Gか
らの検出信号にもとづいてトランジスタTA1〜TC2
をオン、オフ制御し、コイル9α〜9cの通電切換えを
行う。
第17図はマグネット1の磁束密度分布とコイルの通電
範囲を示したものであって、同図(、)はマグネ・ト1
の着磁面の展開図、同図(6)は第9′図におけるマグ
ネット1とステータヨーク7との間の磁気ギャップ部で
のマグネット1による磁束密度分布を示す図、同図(C
)は第16図におけるコイル9αを例としたコイル通電
範囲を示す図である。
第16図において、各瞬間では、トランジスタTAI、
TBI、TCIのいずれか1つと1−ランジスタTA2
.TB2.TC2のいずれが1つとが同時にオンし、3
個のコイル9α〜90のうちいずれか2個が通電される
。各コイル9α〜9Gの通電範囲はマグネット1の各着
磁領域の中心から±60°の範囲であって、第17図(
α)に示すように、マグネット1の各着磁領域が180
°の範囲であるから、第17図(Q)とを比較して、各
コイル9α、 9 b 音質、 N、 S極の着磁領域
の中央部120″′の範囲を横切る間、通電されること
になる。
ココテ、コイ/lz9 a、96,9 cは順次12o
ずつずれて配置されているために、これらがマグネット
1の着磁領域の12o°範囲(第17図(α))を横切
る期間も120°ずっずれており、制御回路11はこれ
に合うようにトランジスタTA1〜TC2を制御して通
電させる。
そこで、いま、マグネット1が反時計回り方向に回転す
るものとし、コイル9α先行部がマグネット1のN極着
磁領域の120°範囲を横切り開始するものとすると、
コイル96先行部はS極着磁領域の120@範囲を60
’進んでおり、トランジスタTA1.TB2がオンして
トランジスタTAI、コイルOL:L、9b、トランジ
スタTB2を通して通電されている。その後マグネット
1が60°回転すると、コイル96先行部はS極着磁領
域の120°範囲から出てコイル9G先行部がこの5F
iAXj磁領域の120°範囲に入り込む。したがって
、トランジスタTAIがオン状態を保つたままトランジ
スタTB2がオフしてトランジスタTC2がオンし、ト
ランジスタTAI、コイル9α、9C,トランジスタT
C2を通して通電される。
以下同様に、マグネット1が60’回転する毎にトラン
ジスタTAI、TBI、TCIのいずれか1つとトラン
ジスタTA2.TB2.TC2のいず九か1つとが交互
にオン、オフ切換えられ。
コイル9b−+9c、96→’J a、 9 Q→9 
tx、 9c、、−+ 9 b 、 9 cL→9b、
・・・・・・の通電が行なわれる。
へ この通電方向は、常に、N極着磁領域の120゜範囲と
対向しているコイルからS極着磁領域の120°範囲に
対向しているコイルに向うものとしている。これにより
、マグネット1に生ずる回転トルクの方向は一定であり
、したがって、マグネッ1〜1は一定方向に回転する。
ここで、上記磁気ギャップ部内でのマグネット1による
磁束密度をB (T) 、コイル94〜9cの導体有効
長をL(m)、コイル9a〜9cに流れる電流をI (
A) 、マグネット1のトルク半径をR(m)とすると
、マグネット1に生ずる回・伝力F (]は、フレミン
グの左手の法則により、F=BXLXI であるから、マグネット1に生ずる回転トルクT(N−
m)は、 T=FXR ==BXLXIXR・・・・・・・・・・・・(1)と
なる。導体有効長りとトルク半径Rとはモータの形状に
よって決まる一定値である。
ところで、各コイル9α〜9cの通電期間コイルに鎖交
する磁束が一定であれば(磁束密度Bが一定)、上記式
(1)により、一定の回転トルクTが発生してモータは
滑らかに回転する。しかしながら、第17図(cL)、
 (A)から明らかなように、マグネット1の各着磁領
域では、磁束密度分布が周方向に沿って台形波状をなし
ており、その120°範囲においても、この台形波の傾
斜部が一部含まれて一定の磁束密度とはなっていない。
このために、回転トルクTが変動し、トルクリップルが
生じてモータの回転が滑らかにはならなくなる。
かかるトルクリップルを低減する1つの方法が実公昭6
3−1598号公報に記載されている。
これは、第16図における位置検出素子8α。
8b、8cを夫々コイル9(L、96,90に鎖交する
磁束φ、、φ、、φ。よりも反時計回り方向60’ずれ
た位置に設定し、これらからの検出信号でもって駆動回
路を制御するものである。駆動回路はスイッチング用の
トランジスタと検出信号を演算してトランジスタの制御
信号を生成する論理回路とからなり、第18図に示すよ
うに、マグネットの回転によってその各着磁領域の中心
部60°の範囲(第18図(0L)を横切るコイルに対
してのみ、この60°範囲にわたって通電するものであ
る(第18図(C))。この60°範囲では、第17図
に示した120°範囲に比べ、磁束密度分布は均一であ
り、したがって、トルクリップルを小さくすることがで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術によると、各瞬時での通電
されるコイルは1つだけであって、マグネットが60@
回転する毎に通電するコイルが順次切換えられていく。
このために、上記式(1)から明らかなように、コイル
91〜9Gの巻数やトルク半径が第16図に示した2つ
のコイルを同時に通電させるモータと同一とすると、コ
イルの導体有効長しが等価的に半減したことになり、回
転トルクTが半減することになる。
そこで、この2つのコイルを同時に通電させるモータと
同じ大きさの回転トルクTを得るためには、各コイルの
巻数を増やして導体有効長りを増大させるかあるいはト
ルク半径Rを大きくしなければならず、必然的にモータ
の形状が大型なものとなる。
また、駆動回路としても特殊なものとなり、構成が複雑
で高価になる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、形状を小型と
してトルクリップルを大幅に低減でき、かつ駆動回路を
簡単な構成とすることができるようにしたスロットレス
モータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために1本発明は、マグネットにお
ける着磁領域の境界を含む所定範囲(磁極端部)で起磁
力を増加させる手段、磁気抵抗を減少させる手段のいず
れか一方もしくは両方を設ける。
また、本発明は、上記着磁領域内の前記磁極端部を除く
磁極中心部で起磁力を減少させる手段、は両方を設ける
〔作用〕
従来のスロトレスモータにおいては、上記のように、ロ
ータのマグネットによる回転方向の磁束密度分布は台形
波状をなしているが、マグネットの磁極端部での起電力
の増加、磁気抵抗の減少を行なわせることにより、該磁
束密度分布は矩形波状に近くなり、トルクリップルが低
減される。
また、マグネットの着磁領域の磁極中心部での起電力の
減少、磁気抵抗の増加を行なわせることにより、磁束密
度分布がなす台形の頂部が低下して等価的にこの台形の
辺部の磁束密度が高まり、トルクリップルが低減される
〔実施例〕
以下1本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるスロットレスモータの一実施例の
ロータを示す斜視図であって、12は肉厚部であり、第
15図に対応する部分には同−符号をつけている。
この実施例は、基本的には第15図と同様の構成をなし
ているが、ロータが第1図に示すように構成されている
同図において、シャフト3にはロータヨーク2が固定さ
れ、このロータヨーク2の外周面にほぼ円筒状のマグネ
ット1が接着されている。このマグネット1は、その周
方向に沿ってN極とS極とが交互に着磁されているが、
これらN極、S極の着磁領域の境界を含む一定の範囲(
以下、磁極端部という)で外周面に凸部12を設け、他
の範囲に比べて肉厚としている。
かかる構成によると、本来磁気ギャップ部での磁束密度
が低い着磁領域の境界近傍で、そこを肉厚部とすること
によって磁束密度が高まり、したがって、マグネット1
によるその周方向の磁束密度分布が、第2図に示すよう
に、肉厚部12を設けなければ破線で示す台形波状のも
のであったものが、肉厚部12を設けることによって実
線で示す矩形波状に近いものとなる。このために、マグ
ネット1の各着磁領域において、磁束密度が一定となる
範囲が広がることになる。
この実施例の駆動回路は第16図と同様の構成をなして
おり、先にその動作を簡単に説明したが、ここでは、第
3図を用いてさらに詳細に説明する。
第16図および第3図において、各コイル9cL。
9b、9cに対するマグネット1による磁束は。
マグネット1の反時計回り方向の回転とともに、第3図
(α)に実線で示すφ6.φ、、φ。のように変化する
。破線は先に示した従来のモータでの磁束を示している
いま、コイル9cL先行部がマグネット1のS極着磁領
域からN極着磁領域に移る境界を横切ったある時点を電
気角での回転角0’  (以下、電気角とする)とする
と、コイル9α、9b、9cが120°ずつずれて配置
されているから、磁束φ、、φ1.φ。は回転角120
°ずつずれて変化する。
ここで 位置検出素子8a、86,8cは夫々コイル9
α、9/+、9cに対して反時計回り方向(マグネット
1の回転方向)に30°ずれて配置されているから、第
3図(6)に示すように、位置検出素子8α、B1,8
cからは、夫々磁束φ、。
φ、φ。よりも30@遅れた1800幅の検出信号A、
B、Cが出力される。これら検出信号A。
B、Cは順次120°ずつ位相がずれている。
制御回路11では、検出信号A、B、Cを演算し、第3
図(0)に示す駆動信号A工、A、、Bユ。
n、、c工、C2を生成する。
A、=A−B、  A2=A−B B、=B−C,B、=B−C C,=C−A、  c、=c −A 駆動信号A□、A2は夫々ブシュプル接続されたトラン
ジスタTAI、TA2の駆動信号、駆動信号B、、B2
は夫々ブシュプル接続されたトランジスタTBI、TB
2の関動信吟、駆動信号C1゜C2はブシュプル接続さ
れたトランジスタTCI。
TC2の駆M (a号であり、第3図(0)において、
これら駆動信号A工、A2.B工、B2.C1,C,が
高レベルのとき、これらが供給されるトランジスタがオ
ンする。
駆動信号A、、B、、C,は夫々コイル9a、96.9
c先行部がマグネット1のN極着磁領域の中心部120
′″範囲を横切っているときに高レベルとなり、夫々ト
ランジスタTAI、TBI、TC1から電流が供給され
る。駆動信号Az、R2゜C□は夫々コイル9a、96
.90先行部がS極着磁領域の中心部120°範囲を横
切っているとき高レベルとなり、夫々トランジスタTA
2.TB2.TC2に電流を流し込む、このために、各
コイル9a、96,9cに流れる電流の方向は。
このコイル先行部がN極着磁領域を横切っているときと
S極着磁領域を横切っているときとで逆となる。これに
より、マグネット1には常に一定方向の回転トルクTが
生ずる。
第3図(c)から明らかなように、コイル9eL。
96.9cのうちの2つが常に通電される。第3図(I
llL)の回転角を基準にして、第3図(o)により。
通電されるコイルを電流の流れる方向とを示すと、次の
、表のようになる。
く表〉 回転角30′〜390”の360”を周期として上記の
動作が繰り返えされる。
第3図(d)はマグネット1に生ずる回転トルクを示す
ものであって、実線がこの実施例によるもの、破線が上
記従来技術によるものである。この実施例の場合も、第
3図(cL)の実線で示すように、着磁領域の120°
範囲で完全に磁束密度を一定とすることができないため
、トルクリップルが生ずるが、磁束φ、、φ、、φ。が
破線で示すよりも矩形波状に近づいているため、第3図
((t)において、破線で示す従来技術の場合に比べ、
トルクリップルが大幅に低減されることになる。
次に、本発明によるスロットレスモータにおけるロータ
の他の具体例について説明する。
第4図はその1つを示す斜視図であって、13は凸部で
あり、第1図に対応する部分には同一符号をつけている
同図において、マグネット1の外周面は円筒面としてい
るが、その内面のN極、S極着磁領域の境界を含む所定
範I2M(磁極端部)に凸部13を設け、この磁極端部
を肉厚としている。この場合も、第1図の場合と同様に
、これら肉厚の磁極端部で磁界密度が高められ、マグネ
ット1の磁束密度分布が矩形波状に近づく、シたがって
、第1図に示した実施例を同様の効果が得られることに
なる。
第5図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、14は凸部であり、第4図に対応する部分には同一
符号をつけている。
同図において、マグネット1は第4図に示したりの外周
面にも凸部14を設け、マグネット1の凸部13とロー
タヨーク2の凸部14とでマグネット1とロータヨーク
2とが噛み合うようにしている。
この実施例も先の実施例と同様の効果が得られる。
第6図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、15はくぼみ部であり、第1図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、マグネット1のN極、S極着磁領域の境
界を含む磁極端部以外の範囲(以下、磁極中心部という
)で対向するくぼみ部15がロータヨーク2の外周面に
設けられている。これにより、磁極中心部での磁気抵抗
が大きくなって磁束密度が低下し、相対的に上記磁極端
部での磁束密度が増大することになる。したがって、マ
グネット1の磁束密度分布が矩形波状に近づき、先の各
実施例と同様の効果が得られる。
第7図はロータのさらに他の具体例を示す斜視応する部
分には同一符号をつけている。
同図に8いて、ロータヨーク2に設けられたくぼみ部1
5に対向して、マグネット1の内面磁極中心部にくぼみ
部16が設けられている。これにより、第6図に示した
実施例に比べ、磁極中心部での磁気抵抗がさらに増大し
て磁束密度が低下し、磁束密度分布がより矩形波状に近
づく。
第8図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、17はくぼみであり、第1図に対応する部分には同
一符号をつけている。
同図において、マグネット1の外周面の冬着は領域内磁
極中心部に2つのくぼみ部17が設けられている。この
くぼみ部17の位置としては、たとえば電気角で±60
°、±120°付近とする。
第9図はこの実施例の磁束密度分布を示すものであって
、この磁束密度分布では、くぼみ部17での起磁力が減
少することと、磁路が長くなるために磁気抵抗が増大す
ることにより、実線で示すように、これらくぼみ部17
に対応して2ケ所の線で示している。
第10図(α)はかかるロータを用いたスロットレスモ
ータにおける各コイルに対する磁束密度分布の変化を示
すものであり、同図(b)はこのスロットレスモータで
の回転1〜ルクを示している。なお、同図(α)、(6
)において、実線がこの具体例によるもの、破線が従来
技術によるものである。
第10図(b)から明らかなように、この具体例、従来
技術いずれによってもトルクリップルが生ずるが、第1
0図(cL)に示したように、台形波状の磁束密度分布
の頂部に小さなくぼみを設けたことにより、この具体例
による場合には、全体としてトルクリップルが小さくな
る。
第11図および第12図は夫々ロータのさらに他の具体
例を示す斜視図であって、18はくぼみ部、19は凸部
であって、第1図に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
第11図に示す具体例では、マグネットの内面の各着磁
領域内磁極中心部に2つのくぼみ部18を設けたもので
あり、また、第12図に示す具体例では、さらにロータ
ヨーク2の外周面に凸部19を設け、これら凸部19を
夫々マグネット1のくぼみ部18に嵌め込むようにして
いる。これらくぼみ部18.凸部19は電気角で±60
゜±120°付近に設ける。
第11図に示した具体例では、くぼみ部18によって起
磁力の低下、磁気抵抗の増加が生じ、また、第12図に
示した具体例では、くぼみ部18によって起磁力の低下
が生じ、いずれも第18図に示した具体例と同様の効果
が得られる。
第13図および第14図は夫々ロータのさらに他の具体
例を示す斜視図であって、2oはくぼみ部であり、第1
1図に対応する部分には同一符号をつけている。
第13図に示す具体例は、ロータヨーク2の外周面に、
マグネット1の内面各着磁領域の磁極中心部に対向して
2つのくぼみ部20を設けたものであり、第14図に示
す具体例では、さらに、マグネット1の内面に、ロータ
ヨーク2のくぼみ部これらくぼみ部18.20は電気角
で±60’土120°付近に設ける。
これら具体例では、いずれもくぼみ部18゜20によっ
て起磁力の低下、磁気抵抗の増加が生じ、第8図に示し
た具体例と同様の効果が得られる。
なお、第8図〜第14図に示した具体例では、磁極中心
部に3個以上のくぼみ部18.20を設けるようにして
もよい、但し、これらくぼみ部は磁極中心部の中心に対
して対称となる位置に設けられるのがり了ましい。
以上、本発明の実施例について説明したが、通常、この
種のモータのマグネットとしては、磁性粉を焼結した焼
結マグネットあるいはプラスチックに磁性粉を混入して
成型したプラスチックマグネッ!−が用いられるが4本
発明で用いられる凸部あるいは凹部を持つマグネットと
しては、焼結マグネッ1〜においては、焼結前のプレス
工程、プラまた、上記具体例のマグネット1は円筒形の
マグネットとして説明したが5分割されたマグネットを
ヨークに貼り付ける構造のマグネットであってもよいし
1円板状のマグネットを用いて偏平形モータとする場合
においても、同様に本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明によれば、ロータのもη造
に一部簡単な変更を加えることにより、従来の簡単な構
成の駆動回路を用いても、トルクリップルが大幅に低減
されることになり、安価で高性能のスロットレスモータ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるスロットレスモータの一実施例の
ロータを示す斜視図、第2図はこのロータによる磁束密
度分布を示す図、第3図はこのロータを用いたスロット
モータの駆動回路の動作および回転トルクを示す図、第
4図〜第8図は夫々)ロータの他の具体例を示す斜視図
、第9図は第8図に示したロータによる磁束密度分布を
示す図、第10図は同じく各コイルでの磁束変化と回転
トルクとを示す図、第11図〜第14図は夫々ロータの
さらに他の具体例を示す斜視図、第15図はスロットレ
スモータの一般的な構成を示す断面図、第16図はこの
スコツ1−モータでの駆動回路を示す構成図、第17図
はスロッI−モータでの各コイルの通電範囲の一従来例
を示す図、第18図は同じく各コイルの通電範囲の他の
従来例を示す図である。 1・・・マグネット、2・・・ロータヨーク、3・・・
シャフト、7・・・ステータヨーク、9・・・コイル、
12〜14・・・凸部、15〜18・・・くぼみ部、1
9・・・凸部、20・・・くぼみ部。 4′1 9!+4 閑 30 φか φC 回串五肉度 躬 閉 躬 η 子 口 躬 8国 回 度 躬 I 区 閉 塙 /3 躬 74虐

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロータヨークを介し、回転方向に等間隔で異極の着
    磁領域が交互に設けられたマグネットがシャフトに取り
    つけられ、該マグネットの外周面に対向してステータヨ
    ークが設けられ、該マグネットと該ステータヨークとの
    間の磁気ギャップ部にコイルが収められたスロットレス
    モータにおいて、該異極の着磁領域の境界を含む磁極端
    部に、該着磁領域内の該磁極端部を除く磁極中心部に比
    べ、起磁力を増加させる手段と磁気抵抗の減少させる手
    段のいずれか一方もしくは両方を設け、該マグネットに
    よる回転方向の磁束密度分布を矩形波状に近づくことが
    できるように構成したことを特徴とするスロットレスモ
    ータ。 2、請求項1において、前記マグネットの外周面の前記
    磁極端部に凸部を設け、前記マグネットの磁極端部を前
    記磁極中心部よりも肉厚としたことを特徴とするスロッ
    トレスモータ。 3、請求項1において、前記マグネットの内面の前記磁
    極端部に凸部を設け、前記マグネットの磁極端部を前記
    磁極中心部よりも肉厚としたことを特徴とするスロット
    レスモータ。 4、請求項3において、前記ロータヨークの外周面に、
    前記マグネットの内面の前記凸部間に嵌め込まれる凸部
    を設けたことを特徴とするスロットレスモータ。 5、請求項1において、前記ロータヨークの外周面に、
    前記マグネットの内面の磁極中心部に対向するくぼみ部
    を設けたことを特徴とするスロットレスモータ。 6、請求項5において、前記マグネットの内面に、前記
    ロータヨークの前記くぼみ部に対向してくぼみ部を設け
    たことを特徴とするスロットレスモータ。 7、ロータヨークを介し、回転方向に等間隔で異極の着
    磁領域が交互に設けられたマグネットがシャフトに取り
    つけられ、該マグネットの外周面に対向してステータヨ
    ークが設けられ、該マグネットと該ステータヨークとの
    間の磁気ギャップ部にコイルが収められたスロットレス
    モータにおいて、該着磁領域での端部を除く磁極中心部
    に、起磁力を低減させる手段と磁気抵抗を増加させる手
    段のいずれか一方もしくは両方を設け、該マグネットの
    回転方向の台形波状磁束密度分布の頂部に2以上のくぼ
    みが生ずるように構成したことを特徴とするスロットレ
    スモータ。 8、請求項7において、前記マグネットの外周面の前記
    磁極中心部に、2個以上のくぼみ部を設けたことを特徴
    とするスロットレスモータ。 9、請求項7において、前記マグネットの内面の前記磁
    極中心部に、2個以上のくぼみ部を設けたことを特徴と
    するスロットレスモータ。 10、請求項9において、前記ロータヨークの外周面に
    、前記マグネットのくぼみ部に嵌め込まれる凸部を設け
    たことを特徴とするスロットレスモータ。 11、請求項7において、前記ロータヨークの外周面に
    、前記マグネットの前記着磁領域毎に2個以上ずつ磁極
    中心部に対向するようにくぼみ部を設けたことを特徴と
    するスロットレスモータ。 12、請求項11において、前記マグネットの内面に、
    前記ロータヨークのくぼみ部に対向してくぼみ部を設け
    たことを特徴とするスロットレスモータ。 13、請求項8、9、10、11または12において、
    前記くぼみ部を、前記各着磁領域において、前記着磁領
    域の中心に対して対称となるように配置したことを特徴
    とするスロットレスモータ。
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