JPH03139153A - スロットレスモータ - Google Patents

スロットレスモータ

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Publication number
JPH03139153A
JPH03139153A JP27158389A JP27158389A JPH03139153A JP H03139153 A JPH03139153 A JP H03139153A JP 27158389 A JP27158389 A JP 27158389A JP 27158389 A JP27158389 A JP 27158389A JP H03139153 A JPH03139153 A JP H03139153A
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JP
Japan
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magnet
magnetic flux
slotless motor
flux density
magnets
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Application number
JP27158389A
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English (en)
Inventor
Masaharu Ono
正治 小野
Masaaki Inui
真朗 乾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03139153A publication Critical patent/JPH03139153A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーディオ機器、ビデオ機器などに用いて好
適なスロットレスモータに関する。
〔従来の技術〕
第17図は従来のスロットレスモータの一般的な構成を
示す断面図であって、1はマグネット、2はロータヨー
ク、3はシャフト、4はモータケース、5はベアリング
、6はベアリング受、7はステータヨーク、8は位置検
出素子、9はコイル、10は巻枠である。
同図において、モータケース4、ベアリング受6に、ベ
アリング5により、回転可能に取り付けられたシャフト
3にロータヨーク2が固定され。
このロータヨーク2の外周に円筒状のマグネット1が接
着されている。このマグネット1の外周面はその周方向
に等間隔に着磁が施されている。また、モータケース4
の内面には、マグネット1の外周面に対向して円筒状の
ステータヨーク7が固定されており、これらマグネット
1とステータヨーク7との間の磁気ギャップ中に巻枠1
0が収められ、この巻枠10に三相のコイル9が形成さ
れている。さらに、マグネット1の底面に対向して、3
個の位置検出素子8がシャフト3を中心とする円周上に
電気角で120°の間隔で設けられている。但し、これ
ら位置検出素子8の1個のみが図示されている。
かかる構成において、三相のコイル9を適宜通電すると
、マグネット1による磁界とコイル9に流れる電流との
相互作用によってマグネット1に回転トルクが生じ、マ
グネット1、ロータヨーク2およびシャフト3が一体と
なって回転する。位置検出素子8はマグネット1の回転
位相を検出しこれによって三相のコイル9の通電が制御
される。
第18図はかかるスロットレスモータに用いられる駆動
回路を示す橋成図であって、8a、8b。
8cは位置検出素子、9a、9b、9cはコイル、11
は制御回路、TAI、Ta2.TBI、TB2、TCI
、Te3はトランジスタである。
同図において、コイル9a、9b、9cは第17図にお
ける三相のコイル9であって、スター結線されて電気角
で120″の間隔で配置されている。また、マグネット
1はその周方向にN極とS極とに交互に着磁されている
。位置検出素子8a、8b、8cは、夫々コイル9a、
9b、9cに対し、反時計回り方向に電気角で30°の
位置にずれて配置されている。
マグネット1が反時計回り方向に回転すると、位置検出
素子8a、8b、8cからはマグネット1のN極、S極
の着磁領域J境界毎にレベル反転する検出信号を出力す
る。これら検出信号はパルス幅が電気角で180”のパ
ルス信2号であって、位置検出素子8a、8b、8cの
順に検出信号が120°ずつ位相がずれている。
制御回路11はこれら位置検出素子8a、8b。
8cからの検出信号にもとづいてトランジスタTAI、
TA2をオン、オフ制御し、コイル9a。
9b、9cの通電切換えを行う。
第19図はマグネット1の磁束密度分布とコイルの通電
範囲を示したものであって、同図、(a)はマグネット
1の着磁面の展開図、同図(b)は第17図におけるマ
グネット1とステータヨーク7との間の磁気ギャップ部
でのマグネット1による磁束密度分布を示す図、同図(
C)は第17図におけるコイル9aを例としたコイル通
電範囲を示す図である6 第18図において、各瞬間では、トランジスタTAI、
TBI、TCI、のいずれか1つとトランジスタTA2
.TB2.TC2のいずれか1つとが同時にオンし、3
個のコイル9a、9b。
9cのうちいずれか2個が通電される。各コイル9a、
9b、9cの通電範囲はマグネット1の各磁極領域の中
心から±60°の範囲であって、第19図(a)に示す
ように、マグネット1の各着磁領域が180”の範囲で
あるから、第19図(c)と比較して、コイル9a、9
b、9cは、N。
S極の着磁領域の中央部120°の範囲を横切る間、通
電されることになる。
ここで、コイル9 a、9 b、9 cは順次1200
ずつずれて配置されているために、これらがマグネット
1の着磁領域の120°範囲(第19図(a))を横切
る期間も120°ずつずれており、制御回路11はこれ
に合うようにトランジスタTAI、TA2.TBI、T
B2.TCI、Te3を制御して通電させる。
そこで、いま、マグネット1が反時計回り方向に回転す
るものとし、コイル9a先行部がマグネット1のNfi
着磁領域の120°範囲を横切りはじめるとすると、コ
イル9b先行部はS極着磁領域の120°範囲を60°
進んでおり、トランジスタTAI、コイル9a、9b、
トランジスタTB2も通して通電されている。その後マ
グネット1が60’回転すると、コイル9b先行部はN
極着磁領域の120°範囲から出てコイル9C先行部が
このS極着磁領域の120°範囲に入り込む。
したがって、トランジスタTAIがオン状態を保ったま
まトランジスタTB2がオフしてトランジスタTC2が
オンし、トランジスタTAI、コイル9a、9b、9c
、トランジスタTC2を通して通電される。
以下同様に、マグネット1が60°回転する毎にトラン
ジスタTAI、TBI、TCI、のいずれか1つとトラ
ンジスタTA2.TB2.TC2のいずれか1つとが交
互にオン、オフ切換えられ。
コイル9 b −+ 9 c 、 9 b −+ 9 
a 、 9 c −+ 9 a 。
9c→9b、9a→9b・・・・・・の通電が行なわれ
る。
この通電方向は、常に、N極着磁領域の120゜範囲と
対向しているコイルからS極着磁領域の120°範囲に
対向しているコイルに向かうものとしている。これによ
りマグネット1に生ずる回転トルクの方向は一定であり
、したがって、マグネット1は一定方向に回転する9 ここで、上記磁気ギャップ内でのマグネット1による磁
束密度をB(T)、コイル9 a、9 b。
9cの導体有効長をL(m)、コイル9a、9b。
9cに流れる電流をI (A) 、マグネット1のトル
ク半径をR(m)とすると、マグネット1に生ずる回転
力F (N)は、フレミングの左手の法則により、 F=BXLXI であるから、マグネット1に生ずる回転トルクT〔N−
m〕は、 T=FXR =BXLXIXR・・・・・・・・・・・・(1)とな
る。導体有効長りとトルク半径Rとはモータの形状によ
って決まる一定値である。
ところで、各コイル9a、9b、9cの通電期間コイル
に鎖交する磁束が一定であれば(磁束密度Bが一定)、
上記式(1)により、一定の回転トルクTが発生してモ
ータは滑らかに回転する。
しかしながら、第19図(a)、(b)から明らかなよ
うに、マグネット1の各着磁領域では、磁束密度分布が
周方向に沿って台形波状をなおしており、その120°
範囲においても、この台形波の傾斜部が一部含まれて一
定の磁束密度とはなっていない。このために、回転トル
クTが変動し、トルクリップルが生じてモータの回転が
滑らかにはならなくなる。
かかるトルクリップルを低減する1つの方法が実公昭6
3−1598号公報に記載されている。
これは、第18図における位置検出素子8a。
8b、8cを夫々コイル9a、9b、9cに鎖交する磁
束φa、φb、φCよりも反時計回り方向60°ずれた
位置に設定し、これからの検出信号でもって駆動回路を
制御するものである。駆動回路はスイッチング用のトラ
ンジスタと検出信号を演算してトランジスタの制御信号
を生成する論理回路とからなり、第20図に示すように
、マグネットの回転によってその各着磁領域の中心部6
0°の範囲(第20図(a))を横切るコイルに対して
のみ、この60°範囲にわたって通電するものである(
第20図(C))。この60”範囲では、第19図に示
した120°範囲に比べ磁東密度分布は均一であり、し
たがってトルクリップルを小さくすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術によると、各瞬時での通電
されるコイルは1つだけであって、マグネットが60°
回転する毎に通電するコイルが順次切換えられていく。
このために、上記式(1)から明らかなように、コイル
9a、9b、9cの巻数やトルク半径が第17図に示し
た2つのコイルを同時に通電させるモータと同一とする
と、コイルの導体有効長りが等測的に半減したことにな
り、回転トルクTが半減することになる。
そこで、この2つのコイルを同時に通電させるモータと
同じ大きさの回転トルクTを得るためには、各コイルの
巻数を増やして導体有効長りを増大させるかあるいはト
ルク半径Rを大きくするか磁気ギャップ部の磁束密度を
さらに上げるかしなければならず、必然的にモータの形
状が大型なものとなる。
また、駆動回路としても特殊なものとなり、構成が複雑
で高価になる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、形状を小型と
してトルクリップルを大幅に低減でき、かつ大トルクが
得られ、駆動回路を簡単な構成とすることができるよう
にしたスロットレスモータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、マグネットにお
ける所定範囲で起磁力を増加させる手段を設ける。
〔作用〕
従来スロットレスモータにおいては、上記のように、ロ
ータマグネットによる回転方向の磁束密度分布は台形波
状をなしているが、さらにマグネットの起磁力を上げる
ことにより磁束密度が増大して、大出力が得ることが可
能となる。また、マグネットの磁極端部での起磁力を増
大させることにより、該磁束密度分布は矩形波状に近く
なり、トルクリップルが低減される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるスロットレスモータの一実施例の
ロータを示す斜視図であって、第17図に対応する部分
には同一符号を付しである。
この実施例は、基本的には第17図と同様の構成をなし
ているが、磁気ギャップ部の磁束密度を上げるためにロ
ータが第1図に示すように構成されている。
磁気ギャップ部の磁束密度を上げるためには、マグネッ
ト1の厚さを厚くするか、強力な磁束を出せる材質のマ
グネット(たとえば希土類系マグネット)を使用しなけ
ればならない。しかし、マグネット厚を厚くすればそれ
だけ着磁がFE難になり、希土類系マグネットはフェラ
イトマグネットに比べて着磁できる厚さが半分以下にな
る。そこで1強力なマグネットで、マグネットの厚さを
厚くするためにはマグネットを積層構造にすればよい。
積層構造にするための方法は、予め着磁したマグネット
la、lbをロータヨーク2に接着剤などを用いて取り
付けるか、もしくはロータヨーク2にマグネット1bを
取り付けて着磁を行い、予め着磁されたマグネット1a
を接着剤で取り付けてもよい。
かかる構成によると、本来磁気ギャップ部での磁束密度
が、マグネットを肉厚とすることによって高まり、した
がって、マグネット1による周方向の磁束密度分布が、
第2図に示すように、マグネット厚を厚くしなければ破
線で示す台形波状のものであったものが、マグネット1
の厚さを厚くすることにより実線で示すように磁束密度
が大きくなる。
この実施例の駆動回路は第18図と同様の構成をなして
おり、先にその動作を説明したように、磁束密度が大き
くなっただけトルクも大きくなるため、同一形状のモー
タで比較すると大出力が得られる。
第3図は、ロータのさらに他の具体例を示す斜視図であ
って、マグネット1は、その周方向に沿ってN極とS極
とが交互に着磁されているが、これらN極とS極の着磁
領域の境界を含む一定の範1ll(以下、磁極端部とい
う)で外周面に凸部12を設け、他の範囲に比べて肉厚
としている円筒状のものをマグネット1の2層部分に異
極同志が接触するように取付けられている。
かかる構成によると、本来磁気ギャップ部での磁束密度
が低い着磁領域の境界近傍で、そこを肉厚部とすること
とによって磁束密度が高まり、したがって、マグネット
1によるその周方向の磁束密度分布が、第4図に示すよ
うに、凸部12を設けなければ破線で示す台形波状のも
のであったものが、凸部12を設けることによって実線
で示す矩形波状に近いものとなる。このために、マグネ
ット1の各着磁領域において、磁束密度が一定となる範
囲が広がることになる。
この実施例の駆動回路は第18図と同様の構成をなして
おり、先にその動作を簡単に説明したが、ここでは、第
5図を用いてさらに詳細に説明する。
第18図および第5図において、各コイル9a。
9b、9cに対するマグネット1による磁束は、マグネ
ット1の反時計回り方向の回転とともに、第5図(a)
に実線で示すφa、φb、φCのように変化する。破線
は先に示した従来のモータでの磁束を示している。
いま、コイル9aの先行部がマグネット1のN極着磁領
域からN極着磁領域に移る境界を横切ったある時点を電
気角での回転角0’  (以下、電気角とする)とする
と、コイル9a、9b、9cが120°ずつずれて配置
されているから、磁束φa、φb、φCは回転角120
°ずっずれて変化する。
ここで1位置検出素子8a、、8b、8cは夫々コイル
9a、9b、9cに対して反時計回り方向(マグネット
1の回転方向)に30°ずれて配置されいるから、第5
図(b)に示すように、位置検出素子8a、8b、8c
からは、夫々磁束φa。
φb、φCよりも306遅れた180°幅の検出信号A
、B、Cが出力される。これら検出信号A。
B、Cは順次120°ずっ位相がずれている。
制御回路11では、検出信号A、B、Cを演算し、第5
図(c)に示す駆動信号A 11 A z HB L 
pBz、C,、C,を生成する。
A工=A−B、      A、=A−BBL=B−C
,Bz=B−C C工:C−A、      C,=C−A駆動信号A、
、A2は夫々プッシュプル接続されたトランジスタTA
I、TA2の駆動信号、駆動信号B工、B2は夫々プッ
シュプル接続されたトランジスタTBI、TB2の駆動
信号、遇区動信号C工。
C2はプッシュプル接続されたトランジスタTC1,T
C2の駆動信号であり、第5図(C)において、これら
駆動信号At、A!、B□、 B、、 C、、C,が高
レベルのとき、これらが供給されるトランジスタがオン
する。
駆動信号ALIBLICIIは夫々コイル9a、9’b
9c先行部がマグネット1のN極着磁領域の中心部12
o°範囲を横切っているときに高レベルとなり、夫々ト
ランジスタTAI、TBI、TCIから電流が供給され
る。 l!動信号A y= 、B x 、Czは夫々コ
イル9 a、9 b、9 c先行部がN極着磁領域の中
心部12o°範囲を横切っているとき高レベルとなり、
夫々トランジスタTA2.TB2.TC2に電流を流し
込む。このために、各コイル9a。
9b、9cに流れる電流の方向は、このコイル先行部が
N極着磁領域を横切っているときとN極着磁領域を横切
っているときとで逆となる。これにより、マグネット1
には常に一定方向の回転トルクTが生ずる。
(表) 第5図(c)から明らかなように、コイル9a。
9b、9cのうち2つが常に通電される。第5図(a)
の回転角を基準にして、第5図(c)により、通電され
るコイル′#:電流の流れる方向とを示すと、前夫のよ
うになる。そして、回転角30”〜390°の360°
を周期として上記の動作が繰り返される。
第5図(d)はマグネット1に生ずる回転トルクを示す
ものであって、実線がこの実施例によるもの、破線が上
記従来技術によるものである。この実施例の場合も、第
5図(a)の実線で示すように、着磁領域の120°範
囲で完全に磁束を一定とすることができないtめ、トル
クリップルが生ずるが、磁束φa、φb、φCが破線で
示すよりも矩形波状に近づいているため、第5図(d)
において、破線で示す従来技術の場合に比べ、トルクリ
ップルが大幅に低減されることになる。
次に、本発明によるスロットレスモータにおけるロータ
の他の具体例について説明する。
第6図はその1つを示す斜視図であって、13は凸部で
あり、第1図に対応する部分には同一符号をつけている
同図において、マグネット1aの内外周面およびマグネ
ット1bの外周面は円筒面とし、マグネット1bの内面
のN極、s1着磁領域の境界を含む所定範囲(磁極端部
)に凸部13を設け、この磁極端部を肉厚としている。
この場合も、第3図の場合と同様に、これら肉厚の磁極
端部で磁束密度が高められ、マグネット1の磁束密度分
布が矩形波状に近づく。したがって、第3図に示した実
施例と同様の効果が得られることになっている。
第7図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、14は凸部であり、第6図に対応する部分には同一
符号をつけている。
同図において、マグネット1は第6図に示した実施例と
同様の構成をなしているが、ロータヨークの外周面にも
凸部14を設け、マグネット1bの凸部13とロータヨ
ーク2の凸部14とでマグネット16とロータヨーク2
とが噛み合うようにしている。
この実施例も先の実施例と同様の効果が得られる。
第8図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、15はくぼみ部であり、第3図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、マグネット1のN極、S極着磁領域の境
界を含む磁極端部以外の範囲(以下、磁極中心部という
)で対向するくぼみ部15がロータヨークの外周面に設
けられている。これにより、磁極中心部での磁気抵抗が
大きくなって磁束密度が低下し、相対的に上記磁極端部
での磁束密度が増大することになる。したがって、マグ
ネット1の磁束密度分布が矩形波状に近づき、先の各実
施例と同様の効果が得られる6 第9図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であっ
て、16はくぼみ部であり、第8図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、ロータヨーク2に設けられたくぼみ部1
5に対向して、マグネット1bの内面磁極中心部にくぼ
み部16が設けられている。これにより、第8図に示し
た実施例に比べ、磁極中心部での磁気抵抗がさらに増大
して磁束密度が低下し、磁束密度分布がより矩形波状に
近づく。
第10図はロータのさらに他の具体例を示す斜視図であ
って、17はくぼみであり、第3図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、マグネット1aの外周面の各着磁領域内
磁極中心部に2つのくぼみ部17が設けられている。こ
のくぼみ部17の位置としては、たとえば電気角で±6
0°、±120°付近とする。
第11図はこの実施例の磁束密度分布を示すものであっ
て、この磁束密度分布では、くぼみ部17での起磁力が
減少することと、磁路が長くなるために磁気抵抗が増大
することにより、実線で示すように、これらくぼみ部1
7に対応して2ケ所のくぼみができる。なお、従来の磁
束密度分布を で破線で示している。
第12図(a)はかかるロータを用いたスロットレスモ
ータにおける各コイルに対する磁束密度分布の変化を示
すものであり、同図(b)はこのスロットレスモータの
回転トルクを示している。
なお、同図(a)、(b)において、実線がこの具体例
によるもの、破線が従来技術によるものである。
第12図(b)から明らかなように、この具体例、従来
技術いずれによってもトルクリップルが生ずるが、第1
2図(a)に示したように、台形波状の磁束密度分布の
頂部に小さなくぼみを設けたことにより、この具体例に
よる場合には、全体としてトルクリップルが小さくなる
第13図および第14図は夫々ロータのさらに他の具体
例を示す斜視図であって、18は(ぼみ部、19は凸部
であって、第3図に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
第13図に示す具体例では、マグネッ1−1bの内面の
各着磁領域内磁極中心部に2つのくぼみ部18を設けた
ものであり、また、第14図に示す具体例では、さらに
ロータヨーク2の外周面に凸部19を設け、これら凸部
19を夫々マグネット1bのくぼみ部18に嵌め込むよ
うにしている。
これらくぼみ部18.凸部19は電気角で±60°±1
20°付近に設ける。
第13図に示した具体例では、くぼみ部18によって起
磁力の低下、磁気抵抗の増加が生じ、また、第14図に
示した具体例では、くぼみ部18にって起磁力の低下が
生じ、いずれも第10図に示した具体例と同様の効果が
得られる。
第15図および第16図は夫々ロータのさらに他の具体
例を示す斜視図であって、20はくぼみ部であり、第1
3図に対応する部分には同一符号をつけている。
第15図に示す具体例は、ロータヨーク2の外周面に、
マグネット1bの内面各着磁領域の磁極中心部に対向し
て2つのくぼみ部20を設けたものであり、第16図に
示す具体例では、さらに、マグネット1の内面に、ロー
タヨーク2のくぼみ部20に対向してくぼみ部18を設
けたものである。これらくぼみ部18.20によって起
磁力の低下、磁気抵抗の増加が生じ、第10図に示した
具体例と同様の効果が得られる。
なお、第10図〜第16図に示した具体例では磁極中心
部に3個以上のくぼみ部18.20を設けるようにして
もよい。但し、これらくぼみ部は磁極中心部の中心に対
して対称となる位置に設けられるのが好ましい。
以上、本発明の実施例について説明したが、通常、この
種のモータのマグネットとしては、磁性粉を焼結した焼
結マグネットあるいはプラスチックに磁性粉を混入して
成型したプラスチックマグネットが用いられるが、本発
明で用いられる凸部あるいはくぼみ部を持つマグネット
としては、焼結マグネットにおいては、焼結前のプレス
工程、プラスチックマグネットにおいては、成型工程で
マグネットに作りこむことが可能である。
また、上記具体例のマグネット1は円筒形のマグネット
として説明したが、分割されたマグネットをヨークに貼
り付ける構造のマグネットであってもよいし、円板状の
マグネットを用いて偏平形モータとする場合においても
、同様に本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ロータの構造に
一部簡単な変更を加えることにより、従来の簡単な構成
の駆動回路を用いても、トルクリップルが大幅に低減さ
れることになり、安値で高性能のスロットレスモータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるスロットレスモータの一実施例の
ロータを示す斜視図、第2図はこのロータによる磁束密
度分布を示す図、第3図は本発明によるスロットレスモ
ータの一実施例のロータを示す斜視図、第4図は第3図
のロータによる磁束密度分布を示す図、第S図はこのロ
ータを用いたスロットレスモータの駆動回路の動作およ
び回転トルクを示す図、第6図、第7図、第8図、第9
図および第10図は夫々ロータの他の具体例を示す斜視
図、第11図は第10図に示したロータによる磁束密度
分布を示す図、第12図は同じくコイルでの磁束変化と
回転1−ルクとを示す図、第13図、第14図、第15
回および第16図は夫々ロータのさらに他の具体例を示
す斜視図、第17図はスロットレスモータの構成を示す
一般的な断面図、第18図はこのスロットレスモータで
の駆動路を示す構成図、第19δ口・トレスモータでの
各コイルの通電範囲の一従来例を示す図。 第20図は同じく各コイルの通電範囲の他の従来例を示
す図である。 1・・・マグネット、 2・・・ロータヨーク、 3・・・シャフト、 7・・・ステータヨーク、 9・・・コイル、 12〜14・・・凸部、 15〜18・・くぼみ部、 19・・・凸部、 20・・・くぼみ部。 回駄色妾− 回鉱鰻 第 5 図 φb 第 乙 図 第7図 老10 E8 第 1 図 回転角1 第8 叉 第13図 X71 第 7 図 萬75 図 第 8 圓 第 19 圓 cf工 第 0 図 7f/−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シャフトにロータヨークを介して、回転方向に等間
    隔で異極の着磁領域が交互に設けられたマグネットと、
    このマグネットの外周面に対向して設けられたステータ
    ヨークと、前記マグネットとステータヨークとの間の磁
    気キャップ部に設けられたコイルとからなるスロットレ
    スモータにおいて、 前記磁気ギャップ部の磁束密度を大きくするための前記
    マグネットの起磁力を増加させる手段を備えていること
    を特徴とするスロットレスモータ。 2、請求項1の記載において、前記マグネットは積層構
    造によって形成されていることを特徴とするスロットレ
    スモータ。 3、請求項2の記載において、前記マグネットは磁気ギ
    ャップ部の磁束密度分布が矩形波に近づくよう形成され
    ていることを特徴とするスロットレスモータ。 4、請求項3の記載において、前記マグネットは電気角
    で0度と180度付近を厚くしたものを積層して形成さ
    れていることを特徴とするスロットレスモータ。 5、請求項2の記載において、前記マグネットは磁気ギ
    ャップ部の磁束密度分布が電気角で±60度と±120
    度付近にくぼみを有するように積層して形成されている
    ことを特徴とするスロットレスモータ。 6、請求項5の記載において、前記マグネットは電気角
    で±60度と±120度付近にくぼみを設けたものを積
    層して形成されていることを特徴とするスロットレスモ
    ータ。 7、請求項6の記載において、前記マグネットは電気角
    で±60度と±120度付近以外に積層して形成されて
    いることを特徴とするスロットレスモータ。 8、請求項2、3、4、5、6および7のいずれか一項
    の記載において、マグネットは、前記各着磁領域におい
    て、着磁領域の中心に対して対称となるように配置され
    ていることを特徴とするスロットレスモータ。 9、請求項1の記載において、前記マグネットは型を用
    いて形成したことを特徴とするスロットレスモータ。
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