JPH0228035A - バンパサイド部の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、バンパサイド部の取付構造、特に、前後方向
に摺動可能に取付けたバンパサイド部の取付構造に関す
る。

ｂ、　従来の技術 近年では、空力性能及び意匠部品としての役割を考慮し
て、バンパの両端部にフェンダ−に沿って延びるサイド
部を設け、該サイド部を前記フェンダ−に設けたエンボ
ス内に埋め込むことにより、車体と面一に配置したバン
パが存在する。

また、衝撃時のエネルギーを吸収し、車体に急激な衝撃
を与えるのを防止するため、バンパと車体強度部材との
間に金属バネ等の弾性部材を挿入し、該弾性部材のたわ
みにより衝撃エネルギーを吸収する構造のものが存在す
る。

かかるエネルギー吸収機能を備えたバンパに、上述した
バンパサイド部を設けた場合、該サイド部もフェンダ−
に対して前後方向に摺動可能に支持する必要がある。

従来、この様なバンパサイド部の取付構造としては、第
７図及び第８図に記載した構造のものがある。

すなわち、バンパサイド部１０１の内壁面側にボス１０
２を一体成型し、該ボス１０２に前後方向に延びるスラ
イダー１０３を直接スクリュー２０４　によって固定し
、該スライダー１０３を前後方向に摺動可能に支持する
ホルダー１０５をフェンダ−１０６の外壁面側にスクリ
ュー１０７によって固定する構造のものである。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述したバンパサイド部の取付構造にお
いては、バンパサイド部１０１　の内壁面側にボス１０
２を一体成型するため、その部分の外壁面側、すなわち
表面にいわゆるヒケ１０８が生じ、外観上問題があった
。

また、上記ボス１０２上にスライダー１０３を固定する
構造のものであるため、第７図に示す７寸法が長くなり
、そのため、フェンダ−１０６に設けたエンボスの絞り
深さも深くする必要があり、一体では加工できず、第７
図に示す如く、２部品１０６ａ１０６ｂを溶接すること
によりフェンダ−１０６を形成していた。

本発明は、上述した従来構造の課題に鑑みなされたもの
であって、その目的は、外観が良好で、しかもコンパク
トなスライド機構を有するパンバサイド部の取付構造を
提供することにある。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決するため、その要旨は車
体に装着したバンパの両端部にフェンダ−に沿って延び
るサイド部を設け、該サイド部を前記フェンダ−に対し
て前後方向に摺動可能に支持したバンパサイド部の取付
構造において、上記サイド部の内壁面側に前後方向に延
びるスライダーを該サイド部の上部及び後端部に設けた
フランジに固定すると共に、該スライダーを前後方向に
摺動可能に支持するホルダーを上記フェンダ−の外壁面
側に固定したことを特徴とするバンパサイドの取付構造
にある。

ｅ、　実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。

ここで、第１図は車両全体を示す側面図、第２図はフロ
ントバンパの側面図である。図中１は車体、２は該車体
１の前方に設けられたフロントバンパ（以下、バンパ）
であり、該バンパ２は空力性能、あるいは意匠部品とし
ての役割等を考慮して、その両端部に車体ｌのフェンダ
−３に沿って延びるサイト′部４を有している。サイド
部４の後方には、該サイド部４を前記フェンダ−３に対
して前後方向に摺動可能に支持する左右一対となるスラ
イダー機構５が設けられている。該スライダー機構５を
第３図〜第５図に従って詳細に説明すると、スライダー
機構５は、バンパサイド部４の内壁面側に固定されたス
ライダー６と、該スライダー６を支持するフェンダ−３
の外壁面側に固定されたホルダー７とから構成され、前
記スライダー６は、第５図（ａ）　（ｂ）に示す如く、
長尺なスライダー本体８と、該車体８をバンパサイド部
４の内壁面側に固定するためのブラケット９と、該ブラ
ケット９の上・下両端部に設けられたスクリュー孔１０
、１１とから構成され、前記ブラケット９は、第５図（
ａ）に示す如く、スライダー本体８側に折曲した形状に
形成されている。上述の如く形成されたスライダー６は
、バンパサイド部４の上部及び後端部に各々その内壁面
側に突出して形成されたフランジ１２．１３にスクリュ
ー１４．１５によって、第３図に示す如く固定されてい
る。一方、ホルダー７は、上記スライダー６を前後方向
に摺動可能に支持し得るよう断面略Ｃ形状の部材であり
、該ホルダー７はスクリュー１６によってフェンダ−３
の外壁面側に固定されている。

本発明に係るバンパサイド部の取付構造は、上述した如
く、バンパサイド部４の内壁面側に前後方向に延びるス
ライダー本体８をブラケット９を介してバンパサイド部
４の上部及び後端部にその内壁面側に突出して形成した
フランジ１２．１３に固定する構造としたため、従来構
造である、ボス１０２をバンパサイド部１０１　の内壁
面側に一体成型し、該ボス１０２にスライダー１０３を
固定する構造のもとは異なり、バンパサイド部４の表面
にヒケが生じることがない。

また、従来構造において使用するある程度の肉厚を必要
とするボス１０２　と異なり、板状のブラケット９を使
用してスライダー６を固定する構造としたため、第３図
に示すＸ寸法を短かくすることができ、そのため、フェ
ンダ−３に設けたエンボスの深さも浅くすることが可能
となり、プレス加工等の方法による一体成型のフェンダ
−ができる。

さらに、スライダーのブラケット９の固定位置は、バン
パサイド部４の上部及び後端部に設けたフランジ１２．
１３　としたため、バンパサイド部４のコーナの剛性を
高めることができ、強靭なバンパを提供することができ
る。

以上、本発明の一実施例につき説明したが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではな（、本発明の技術的
思想に基づいて、各種の変形および変更が可能である。

例えば、上記実施例においては、スライダー本体８を固
定するブラケット９は比較的幅が狭く、その上・下部に
各々１個のスクリュー孔１０．１１を設けたものにつき
説明したが、第６図に示す如く、幅を広くし、その上・
下部に各々２個のスクリュＴＬＩＯａ、ｂ　、Ｉｌａ、
ｂを設けたものとしてもよく、この場合は、よりサイド
部４のコーナの剛性を高めることができる。

また、スライダー本体８及びホルダー７の形状は、前後
方向に摺動可能であれば任意に定めることができ、その
形状は問わないものであり、また本発明にかかるバンパ
サイド部の取付構造は、フロントバンパのみならずリャ
バンパにおいても実施し得るものである。

ｆ、　発明の効果 本発明にかかるバンパサイド部の取付構造は、スライダ
ーの取付位置を、バンパサイド部の上部及び後端部に設
けたフランジとしたため、いわゆるヒケがその表面側に
生ずることがなく、バンパサイド部の外観性を向上させ
ることができ、また、バンパサイド部のコーナの剛性を
高めることができる。さらに、幅方向でコンパクトなス
ライド構造となり、フェンダ−の絞りを浅くすることが
でき、該フェンダ−をプレス加工等により一体的に塑成
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の実施例を示したものであって
、第１図は車両全体を示す側面図、第２図はフロントバ
ンパの拡大側面図である。第３図及び第４図は本発明に
かかる取付構造を説明するための要部拡大図であって、
第３図は第２図のＡ視方向の要部拡大正面図、第４図は
第３図のＡＡ線に沿う要部拡大断面図である。第５図（
ａ）　（ｂ）は各々スライダーの正面図及び側面図、第
６図は他の実施例であるスライダーの側面図である。第
７図及び第８図は従来の取付構造を説明するための要部
拡大図であって、第７図は第２図のＡ視方向に相当する
部分の要部拡大正面図、第８図は第７図のＢ−Ｂ線に沿
う要部拡大断面図である。 １・・・車体、 ３・・・フェンダ−１ ５・・・スライダー機構、 ７・・・ホルダー ９・・・ブラケット、 １２、１３　・・・フランジ、 ２・・・フロントバンパ、 ４・・・バンパサイド部、 ６・・・スライダー、 ８・・・スライダー本体、 １（＋、Ｉｆ　・・・スクリュー孔、 １４、１５．１６・・・スクリュー 第１図 第２図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体に装着したバンパの両端部にフェンダーに沿って延
   びるサイド部を設け、該サイド部を前記フェンダーに対
   して前後方向に摺動可能に支持したバンパサイド部の取
   付構造において、上記サイド部の内壁面側に前後方向に
   延びるスライダーを該サイド部の上部及び後端部に設け
   たフランジに固定すると共に、該スライダーを前後方向
   に摺動可能に支持するホルダーを上記フェンダーの外壁
   面側に固定したことを特徴とするバンパサイドの取付構
   造。