JPH0541084Y2 - - Google Patents

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JPH0541084Y2
JPH0541084Y2 JP2404488U JP2404488U JPH0541084Y2 JP H0541084 Y2 JPH0541084 Y2 JP H0541084Y2 JP 2404488 U JP2404488 U JP 2404488U JP 2404488 U JP2404488 U JP 2404488U JP H0541084 Y2 JPH0541084 Y2 JP H0541084Y2
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JP
Japan
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bumper
vehicle body
slide member
guide member
vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば合成樹脂製の車両用バンパの
サイド部を車体前後方向にスライド可能に取付け
るための構造に関し、特に組付け作業性を改善し
ながらスライド性を確保できるとともに、サイド
部の走行中の振動等による騒音を防止できるよう
にした構造に関する。
〔従来の技術〕
車両においては、車体の前端及び後端に平面視
略コ字状のバンパを取付け、車両の衝突時におけ
る衝撃を吸収してボデーを保護する構造が採用さ
れている。このようなバンパとして、従来、板金
製バンパが用いられていたが、近年では、軽量で
デザイン的自由度の高い合成樹脂(P.P,P.C,
ウレタン、FRP等)製が多用されている。また、
上記樹脂製バンパは、バンパ自体の剛性が低いこ
とから、従来の板金製バンパのように中央部のみ
を車体に固定したのでは、折曲された両端のサイ
ド部が振動し易い等の問題が生じることから、こ
のサイド部についても車体側面で支持するように
している。
ところがサイド部を車体に固定すると、衝撃力
が作用した場合に変形し易く、一旦変形すると復
元が困難であり、その結果バンパ全体を交換しな
ければならないことから、修繕費が高くつく問題
がある。また、サイド部を車体に固定すると、直
射日光等により温度上昇した際の車体とバンパと
の熱膨張量の差に起因してバンパに皺や変形が生
じるという問題もある。そこで、従来から、上記
樹脂製バンパのサイド部を車体の前後方向にスラ
イド可能に取付けて、軽衝撃力や熱膨張を吸収で
きるようにした構造のものが種々提案されてい
る。
このようなサイド部の取付け構造として、従
来、第7図及び第8図に示すものがある。これ
は、車体20の外側にガイド部材21を固着し、
バンパのサイド部22の内側にスライド部材23
を固着するとともに、上記ガイド部材21にスラ
イド部材23をスライド可能に嵌合させ、これに
より車体20の前後方向(第8図の紙面に垂直方
向)に移動できるように構成されている。この構
造によれば、バンパに作用する軽衝突エネルギを
スライド部材23の移動によつて吸収できるか
ら、バンパの変形を防止でき、修繕頻度を減少で
きるとともに、熱膨張による皺、変形の発生を防
止できる。
しかしながら上記サイド部の取付け構造は、予
めガイド部材21を車体20側に、スライド部材
23をバンパのサイド部22側に装着しておき、
バンパをスライド部材23がガイド部材21に嵌
合するように車体20に取付ける構造であること
から、この嵌合作業時にガイド部材21とスライ
ド部材23との嵌合部が作業者に見え難く、従つ
て手探り作業となることから、組付け作業性が低
いという問題点がある。
そこで、上記作業性を向上できるものとして、
例えば実開昭61−199451号公報に提案されたもの
がある。これは、車体にガイド部材を固着すると
ともに、該ガイド部材に車体前後方向にスライド
可能のレール部材を嵌合させて、しかる後バンパ
のサイド部を上記レール部材に表側からボルトに
より締着する構造である。これによれば、外側か
らバンパを取付けることができ、手探り作業を解
消できるから、組み立てを容易にでき、作業性を
向上できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来公報による取付け構造
は、予めガイド部材にレール部材を挿入する構造
であるから、この挿入作業を容易に行えるよう両
者間にある程度の隙間が必要となる。この隙間が
あることから車体前後方向におけるサイド部の保
持力が弱く、走行中にサイド部が車体の前後方向
に摺動して振動したり、上記隙間によりがたつき
が生じたりして騒音の原因となる問題点がある。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、軽衝撃力を吸収して変形を
防止でき、組み立て作業を容易にして作業性を向
上できるとともに、サイド部の振動、がたつき等
による騒音の発生を防止できる車両用バンパのサ
イド部取付け構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、車体側にガイド部材を装着し、該ガ
イド部材にスライド部材を車体の前後方向にスラ
イド可能に装着するとともに、上記スライド部材
にバンパのサイド部を表側から固定部材により固
定するようにした車両用バンパのサイド部取付け
構造において、上記ガイド部材を、開閉自在に形
成されたベース部と挟持部とから構成し、該ベー
ス部と挟持部とで上記スライド部材を、スライド
可能に挟持するとともに、上記ベース部と挟持部
とを締結部材により車体に共締め固定したことを
特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る車両用バンパのサイド部取付け構
造によれば、ガイド部材をベース部と挟持部とか
ら構成し、該両部材によりスライド部材をスライ
ド可能に挟持したので、軽衝撃力に対してはスラ
イド部材の移動により吸収できる。また上記従来
例のような挿入作業容易化のため隙間は不要とな
り、そのため上記スライド部材を挟持力によつて
走行振動程度では振れたり、がたついたりしない
よう保持できるから、その結果上記挿入するだけ
の場合に比べて振動等による騒音を大幅に抑制で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例による
車両用バンパのサイド部取付け構造を説明するた
めの図である。
図において、1は車体であり、該車体1の後端
下部には合成樹脂製のリヤバンパ2が取付けられ
ている。このリヤバンパ2は、車幅方向に延びる
直線部2aと、これの両端に続いて車両前方に屈
曲形成されたサイド部2bとからなる平面視略コ
字状のものであり、該サイド部2bの先端には車
内側に略直角に屈曲された折曲部2cが一体形成
されている。この折曲部2cは側面から見るとホ
イールアーチ部1aに沿う円弧状になつている。
上記両サイド部2bの内面と車体1のホイール
アーチ部1aの外面との間には、合成樹脂製のガ
イド部材3とスライド部材4とからなるバンパ取
付部材が介設されている。
上記スライド部材4は大略羽子板状のものであ
り、これの前端面4aは上記サイド部2bの折曲
部2cに沿う円弧状に形成されており、この前端
面4aの上部2個所及び下端1個所にはそれぞれ
内面にねじめが形成されたボルト挿入部4bが一
体形成されている。また、このスライド部材4の
中央上部には長方形状の開口部4cが形成されて
おり、該開口部4cの上側縁部は車体前後に延び
るスライド部4eになつている。そして、このス
ライド部材4の前端面4aには、上記バンパ2の
折曲部2cの内側面が当接しており、該折曲部2
cは、これら表面側から挿入されたボルト5によ
つて該スライド部材4のボルト挿入部4bに固定
されている。
また、上記ガイド部材3はベース部6と挟持部
7とからなり、両者6,7の上端は薄肉状に形成
してなるヒンジ3aにより上、下方向に開閉自在
に嵌合されている。上記ベース部6の背面には一
対の固定部6aが突出形成されており、該両固定
部6aはタツピン孔9aを有し、上記ホイールア
ーチ部1aに穿設された取付孔1cを挿通して車
体1内側に突出している。また、上記ベース部6
の正面中央部には、上記スライド部材4のスライ
ド部4eが摺接する該スライド部4eと同一幅の
段部6bが突出形成されており、該段部6bの
上、下部は平面部6c,6dとなつている。この
下側の平面部6dは上記スライド部材4の開口部
4cの内方に位置している。
上記挟持部7の上記段部6bと対向する部分に
は車外側に凹状の凹部7aが形成されている。こ
の凹部7aは、これが閉状態の時に上記段部6b
の上、下端面に嵌合するとともに、該段部6bと
の間に上記スライド部4eの厚み分の隙間が形成
されるように構成されており、これにより上記ス
ライド部材4は、車体前後方向にスライド可能
に、かつ上記凹部7aと段部6bとの挟持力によ
つて押圧保持されている。また、上記凹部7aの
上、下部には、それぞれ上記平面部6c,6dに
当接する当接部7b,7cが形成されており、該
各当接部7b,7cには上記ベース部6のタツピ
ン孔9aと同軸のタツピン孔9bが穿設されてい
る。そしてこのタツピン孔9a,9b内にはタツ
ピンねじ8が螺挿されており、該タツピンねじ8
により上記ベース部6に挟持部7が固定されてい
るとともに、上記固定部6aがタツピンねじ8に
より膨張して上記ホイールアーチ1aに固定され
ている。さらに、上記下部の当接部7cの端部7
dは鍵状に折り曲げ形成されており、この端部7
dと上記凹部7aとの間の部分が、上記開口部4
c内に嵌合している。
次に本実施例の作用効果について説明する。
ここで、上記車体1にリヤバンパ2のサイド部
2bを取付ける手順について説明すれば、まず、
ガイド部材3のベース部6の固定部4aをホイー
ルアーチ1aの取付孔1c内に挿入し、該ガイド
部4の挟持部7を開状態にする(第6図a参照)。
次に、スライド部材4を、これのスライド部4e
が段部6bに、開口部4cが平面部6d上にそれ
ぞれ位置するように当接させるとともに、このス
ライド部4を最後方に位置させて、上記挟持部7
を閉じる。すると、凹部7aが段部6bに嵌合す
るとともに、凹部7aと端部7dとの間の部分が
開口部4c内に嵌合し、これにより上記スライド
部4eは挟持されることになる。次に、タツピン
孔9a,9b内にタツピンねじ8をねじ込めば、
これにより固定部6aが膨張して取付孔1cに嵌
着して上記ガイド部材3が車体1に固定されると
ともにスライド部材4がこのガイド部材3により
スライド可能に保持される(第6図b参照)。
そして、この状態でリヤバンパ2をサイド部2
bの折曲部2cが上記スライド部材4の前端面4
aに当接するよう車体1に取付ける。しかる後、
上記折曲部2cの表側から、ボルト5を挿入部4
b内に螺挿する。これにより、上記リヤバンパ2
のサイド部2bはスライド部材4及びガイド部材
3を介して車体1に取付けられる(第2図参照)。
このような手順で取付けられる本実施例によれ
ば、以下のような効果がある。
スライド部材4をガイド部材3のベース部6
の段部6bと挟持部7の凹部7aによつて、車
体前後方向にスライド可能に挟持したので、リ
ヤバンパ2に後方から軽衝撃力が作用した場合
はスライド部材4が前方に移動するから、上記
衝撃力を吸収してリヤバンパ2の変形を回避で
き、その結果修繕費の増大を防止できる。ま
た、熱膨張についてはスライド部材4のスライ
ドにより吸収でき、皺等の発生を防止できる。
また、上記スライド部材4を開閉可能のガイ
ド部材3で挟持する構造であるから、従来の挿
入構造のような隙間を設ける必要はなく、スラ
イド部材4はある程度の保持力でもつてガイド
部材3で保持されているので、走行中の振動等
によつてスライド部材4、ひいてはサイド部2
bが振動したり、がたついたりすることはな
く、上述した従来公報の騒音が生じ易い問題点
を解消できる。
さらに、本実施例は、車体1側にガイド部材
3及びスライド部材4を固定した後、リヤバン
パ2のサイド部2bを、表側からボルト5によ
つてスライド部材4に取付ける構造であるの
で、取り付け作業を容易にでき、従来のような
内側からの手探り作業を解消でき、作業性を向
上できる。しかもこの場合、上記ボルト5は外
方からは見えにくいホイールアーチ1a内に位
置しているから、外観を悪化させることはな
い。
なお、上記実施例ではガイド部材3のベース部
6と挟持部7とがヒンジ3aで接続されていた
が、本考案ではこの両部部分は分離されていても
よい。また上記実施例ではリヤバンパの取付け構
造について説明したが、本考案はフロントバンパ
の取付け構造についても同様に適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用バンパのサイ
ド部取付け構造によれば、ガイド部材を開閉可能
に形成されたベース部と挟持部とから構成し、該
両部によりスライド部材をスライド可能に挟持し
たので、軽衝突時の衝撃力を吸収できるととも
に、振動等による騒音を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例による
車両用バンパのサイド部取付け構造を説明するた
めの図であり、第1図はそのスライド部材及びガ
イド部材が介設された車体後部を示す側面図、第
2図はそのサイド部の取付け状態を示す側面図、
第3図はその一部断面平面図、第4図はそのスラ
イド部材を示す斜視図、第5図はそのガイド部材
を示す斜視図、第6図a,bはそれぞれ取付け手
順を説明するための後方から見た一部断面図、第
7図及び第8図はそれぞれ従来のサイド部取付け
構造を示す斜視図、断面図である。 図において、1は車体、2はリヤバンパ、2b
はサイド部、3はガイド部材、4はスライド部
材、5はボルト(固定部材)、6はベース部、7
は挟持部、8はタツピンねじ(締結部材)であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定されたガイド部材に、スライド部材
    を車体の前後方向にスライド可能に装着し、該ス
    ライド部材にバンパのサイド部を表側から固定部
    材により固定してなる車両用バンパのサイド部取
    付け構造において、上記ガイド部材を、開閉自在
    に形成されたベース部と挟持部とから構成し、該
    ベース部と挟持部とで上記スライド部材をスライ
    ド可能に挟持するとともに、該ベース部と挟持部
    とを締結部材により車体に共締め固定したことを
    特徴とする車両用バンパのサイド部取付け構造。
JP2404488U 1988-02-24 1988-02-24 Expired - Lifetime JPH0541084Y2 (ja)

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JP2404488U JPH0541084Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24

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JPH01126856U JPH01126856U (ja) 1989-08-30
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JP2578986Y2 (ja) * 1992-06-10 1998-08-20 ダイハツ工業株式会社 自動車のバンパサイド支承装置
DE102015206751B4 (de) * 2015-04-15 2023-01-19 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Lösbare Befestigungsanordnung eines Stoßfängers mit einer Seitenwand bzw. einem Kotflügel eines Kraftfahrzeuges
FR3094681B1 (fr) * 2019-04-04 2021-03-12 Psa Automobiles Sa Élément de carrosserie comportant une patte de fixation intégrée, et véhicule comportant un tel élément

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