JP4085889B2 - カウルカバ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フードとウインドウシールドとの間に設けられるカウルカバ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のカウルカバ構造としては、例えば、特許文献1に示されるように、フロントガラス(ウインドウシールド)と、当該フロントガラスの前方に配置されるボンネット(フード)後端部との間を閉塞するように配設されるカウルトップガーニッシュ(カウルカバ)と、当該カウルトップガーニッシュを取着するフロントバルクヘッド(車体パネル)とを備え、前記カウルトップガーニッシュの前部を形成するフロントパネルの下端部を下方に延長して、フロントバルクヘッド上面に離脱可能に結合されたものが知られている。
【0003】
そして、かかる構造では、前記フロントパネルに対して斜め上前方から所定値以上の力(荷重)が作用した際に、このフロントパネル下端部が前記フロントバルクヘッド上面から離脱するようになされている。
【0004】
従って、かかる構造では通常走行中は比較的高い剛性にてボンネット後端部との間のシール部材の押圧を確実にするとともに、車体の斜め上前方から所定値以上の荷重をボンネットの後部に受けた場合には、カウルトップガーニッシュにおけるフロントパネル下端部が、フロントバルクヘッド上面に対して離脱してボンネットの許容変位量(潰れストローク)を増大させ、荷重吸収効率の向上を図ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−46649号公報(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の構造の場合、フロントパネルに対して斜め上前方から所定値以上の荷重が作用した際に、このフロントパネル下端部が、フロントバルクヘッド上面から離脱する構成になっていたため、例えばフロントパネルに対して真上または斜め上後方から所定値以上の荷重が作用する場合には、このフロントパネル下端部がフロントバルクヘッド上面から離脱し難く、荷重吸収効率の向上を十分に図ることが困難となるおそれがあった。
【0007】
また、たとえフロントパネルに対して荷重が斜め上前方から作用するとしても、フードとカウルトップガーニッシュとの間に介在されたシール部近傍以外(例えば、シール部より車体前方)のボンネット上面を介して荷重が作用する場合には、フロントパネル下端部とフロントバルクヘッド上面との結合部に伝達される荷重が、当該結合部を回転中心とした車体上方から前方に(すなわち、この結合部の結合が解除される方向とは逆方向に)向かって回転するモーメントとなって作用するおそれがあるため、結合部の離脱が困難となる可能性があった。
【0008】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、車体上方のあらゆる方向から加えられる荷重に対する許容変位量を増大させ、荷重吸収効率をより一層向上させ得るカウルカバ構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、車両の前部に配設されるウインドウシールドと、当該ウインドウシールドの前方における車体前後方向に配置されるフード後方との間に跨設されるカウルカバと、車体の略上下方向に立設され、上記カウルカバの前部と結合される車体パネルとを有するカウルカバ構造において、上記カウルカバが上記車体パネルよりも強度の低い材質でなり、上記カウルカバの当該カウルカバと車体パネルとの結合部近傍には薄肉部が設けられ、上記薄肉部が屈曲しているとともに、当該薄肉部の屈曲点が上記車体パネルの立設部に対して車体前後方向にオフセットしていることを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、ウインドウシールドとフード後方との間に跨設されるカウルカバが、当該カウルカバの前部と結合される車体パネルよりも強度の低い材質でなり、カウルカバの当該カウルカバと車体パネルとの結合部近傍に薄肉部を設けるようにしたことにより、車体パネルとカウルカバとの強度差によって前記薄肉部に、車体上方のあらゆる方向から加えられる荷重に応じた応力を集中させることができるため、当該薄肉部が破損して前記荷重のエネルギによるフードの潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができ、かくして荷重吸収効率をより一層向上させ得るカウルカバ構造を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0012】
図1ないし図5は、本発明にかかるカウルカバ構造の第1実施形態を示し、図1は本実施形態によるカウルカバ構造を適用した車体前部の概略構成を示す斜視図であり、図2は図1におけるSA−SA断面を拡大して示す断面図であり、図3は図2のカウルカバ構造に車体斜め上前方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図であり、図4は図2のカウルカバ構造に車体真上から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図であり、図5は図2のカウルカバ構造に車体斜め上後方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【0013】
図1において、10は鋼製のダッシュパネルであり、その前方にはダッシュパネル10に対向して、車体パネルである鋼製の隔壁11が車体の略上下方向に立設されている。この隔壁11は、エンジンルームERを車体前後に区画して熱に弱い部品を高温部品から隔離するためのものであり、同時に隔壁11およびダッシュパネル10による2重壁構造によってエンジンルームERから車室内への遮熱、遮音を図っている。
【0014】
隔壁11は、その一般部11aが、ダッシュパネル10から離反しているのに対して、車幅方向中央部分においてはダッシュパネル10に接近するべく、車体後方へ突出する突出部11bとなっており、突出部11bの上端が車両の前部に配設されるウインドウシールド12と後述するフード14(図2参照)後方との間に跨設されるカウルカバ13の上端と重なり合っている。
【0015】
具体的に、本実施形態のカウルカバ構造は図2に示すように、ダッシュパネル10の上端に、略ハット状断面をして車幅方向に伸びる鋼製のダッシュアッパクロスメンバ15が接合されてダッシュパネル10と共に車幅方向に伸びる閉断面構造を形成している。このダッシュアッパクロスメンバ15の上方では、ウインドウシールド12の下端がカウルカバ13の後端に適宜設けられた爪16によって挟着されて支持されている。
【0016】
ウインドウシールド12と当該ウインドウシールド12の前方における車体前後方向に配置されたフード14との間には、隔壁11よりも強度の低い樹脂製のカウルカバ13が配設されており、カウルカバ13の前部を形成するフロントパネル13a下端部に一体に形成された結合手段としてのクリップ部17によって、隔壁11の突出部11b上端と結合されている。また、このフロントパネル13a上端部には上向きフランジ13bが設けられ、当該上向きフランジ13bに装着されるシール部材18を介してフード14の後端側に密着し、シール部19を形成している。
【0017】
かかる構成に加えて、このフロントパネル13aにおける隔壁11の突出部11b上端との結合部20近傍には、脆弱部13cが設けられており、隔壁11とカウルカバ13との材質による強度差によって、この脆弱部13cに車体上方のあらゆる方向から加えられる荷重に応じた応力を集中させ得るようになされている。
【0018】
また、この実施形態の場合、これらカウルカバ13のフロントパネル13aと隔壁11の突出部11bのうち、少なくとも結合部20近傍が略直線状で形成されているため、クリップ部17に隔壁11の突出部11bを挿入する際、当該隔壁11の剛性を利用できるので、この隔壁11を押える必要がなく、隔壁11の立設方向と平行な力を加えるだけでこの挿入が可能となり、組立作業性を向上させることができる。
【0019】
さらに、この実施形態の場合、結合部20におけるクリップ部17内、すなわち突出部11b上端には弾性材でなるシール部21が設けられることにより、水や埃などの浸入を防止できるとともに、図外のエンジン等の振動に起因した隔壁11の振動等の車体振動を吸収して、カウルカバ13が低騒音を発するのを未然に防止し得るようになされている。
【0020】
このようなカウルカバ構造では、例えば図3に示すように、フード14(図2)に車体斜め上前方から所定値以上の荷重Aが加わるような場合、シール部19(図2)を介してフロントパネル13aに伝達される応力が、カウルカバ13と隔壁11の材質による強度差から、前記脆弱部13cに集中する。そして、この脆弱部13cが前記応力による車体後方へ向かうモーメントの作用によって破損することにより、隔壁11の突出部11bからカウルカバ13のフロントパネル13aが脱落するため、この荷重Aのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができる。
【0021】
また、同様にこのカウルカバ構造では、例えば図4に示すように、フード14(図2)に車体真上から所定値以上の荷重Bが加わるような場合、シール部19(図2)を介してフロントパネル13aに伝達される応力が、カウルカバ13と隔壁11の材質による強度差から、クリップ部17に集中する。そして、このクリップ部17が前記応力による車体下方へ向かうモーメント、すなわちせん断力の作用によって破損することにより、隔壁11の突出部11bからカウルカバ13のフロントパネル13aが脱落するため、この荷重Bのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができる。
【0022】
さらに、このカウルカバ構造では、例えば図5に示すように、フード14(図2)に車体斜め上後方から所定値以上の荷重Cが加わるような場合、シール部19(図2)を介してフロントパネル13aに伝達される応力が、カウルカバ13と隔壁11の材質による強度差から、前記脆弱部13cに集中する。そして、この脆弱部13cが前記応力による車体前方へ向かうモーメントの作用によって破損することにより、隔壁11の突出部11bからカウルカバ13のフロントパネル13aが脱落するため、この荷重Cのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができる。
【0023】
このように、本実施形態のカウルカバ構造では、ウインドウシールド12とフード14後方との間に跨設されるカウルカバ13が、当該カウルカバ13のフロントパネル13aと結合される隔壁11の突出部11bよりも強度の低い材質でなり、これらカウルカバ13と隔壁11との結合部20近傍に脆弱部13cを設けるようにしたことにより、カウルカバ13と隔壁11の材質的な強度差によって前記脆弱部13cに、車体上方のあらゆる方向から加えられる荷重A、B、Cに応じた応力を集中させることができるため、当該脆弱部13cが破損して前記荷重A、B、Cのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができ、かくして荷重吸収効率をより一層向上させることができる。
【0024】
しかも、このカウルカバ構造では、カウルカバ13のフロントパネル13aにおける結合部20に一体成形されたクリップ部17により、このフロントパネル13aと隔壁11の突出部11bとの結合が可能となるため、部品点数を削減することができるとともに、その分、生産コストを抑えることができる。
【0025】
また、このカウルカバ構造では、カウルカバ13のフロントパネル13aと隔壁11の突出部11bのうち、少なくとも結合部20近傍が略直線状で形成されているため、クリップ部17に隔壁11の突出部11bを挿入する際、当該隔壁11の剛性を利用でき、この隔壁11を押える必要がない分、隔壁11の立設方向と平行な力を加えるだけで、この突出部11bの挿入を可能とし、組立作業性を向上させることができる。
【0026】
さらに、このカウルカバ構造では、結合部20におけるクリップ部17内、すなわち突出部11b上端に弾性材でなるシール部21を設けるようにしたことにより、水や埃などの浸入を防止できるとともに、エンジン等の振動に起因した隔壁11の振動等の車体振動を吸収して、カウルカバ13が低騒音を発するのを未然に防止することができる。
【0027】
次に、本発明にかかるカウルカバ構造の第2実施形態について、図面と共に詳述する。
【0028】
図6ないし図8は、本発明にかかるカウルカバ構造の第2実施形態を示し、図6は本実施形態によるカウルカバ構造の概略構成を示す断面図であり、図7は図6のカウルカバ構造に車体斜め上前方または真上から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図であり、図8は図6のカウルカバ構造に車体斜め上後方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【0029】
図2との対応部分に同一符号を付した図6に示すように、本実施形態のカウルカバ構造は、カウルカバ13のフロントパネル13aと、隔壁11の突出部11bとの結合部20が、車体前方に向かって屈曲して形成されている点を除いて、上述した第1実施形態のカウルカバ構造とほぼ同様に構成されている。
【0030】
具体的には、カウルカバ13のフロントパネル13aは、脆弱部13cより車体下方側に一体成形されたクリップ部17が、当該脆弱部13cにおいて車体前方に向かって屈曲して形成されているとともに、隔壁11の突出部11bにおける前記クリップ部17と結合する上端が、前記車体前方に向かって屈曲して形成されている。
【0031】
このようなカウルカバ構造では、例えば図7に示すように、フード14(図6)に車体斜め上前方または真上から所定値以上の荷重AまたはBが加わるような場合、シール部19(図6)を介してフロントパネル13aに伝達される応力が、カウルカバ13と隔壁11との間に材質による強度差を有する点と、これらフロントパネル13aのクリップ部17および隔壁11の突出部11bにおける前記クリップ部17と結合する上端が、脆弱部13cにおいて車体前方に向かって屈曲して形成されている点から、当該脆弱部13cに集中する。そして、この脆弱部13cが前記応力による車体下方へ向かうモーメント、すなわちせん断力の作用によって破損することにより、隔壁11の突出部11bからカウルカバ13のフロントパネル13aが脱落するため、この荷重AまたはBのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができる。
【0032】
また、同様にこのカウルカバ構造では、例えば図8に示すように、フード14(図6)に車体斜め上後方から所定値以上の荷重Cが加わるような場合、シール部19(図6)を介してフロントパネル13aに伝達される応力が、カウルカバ13と隔壁11との間に材質による強度差を有する点と、これらフロントパネル13aのクリップ部17および隔壁11の突出部11bにおける前記クリップ部17と結合する上端が、脆弱部13cにおいて車体前方に向かって屈曲して形成されている点から、前記脆弱部13cに集中する。そして、この脆弱部13cが前記応力による車体前方へ向かうモーメントの作用によって破損する、もしくは当該モーメントの作用によって突出部11bがクリップ部17から外れることにより、隔壁11の突出部11bからカウルカバ13のフロントパネル13aが脱落するため、この荷重Cのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができる。
【0033】
このように、本実施形態のカウルカバ構造では、ウインドウシールド12とフード14後方との間に跨設されるカウルカバ13が、当該カウルカバ13のフロントパネル13aと結合される隔壁11の突出部11bよりも強度の低い材質でなり、これらカウルカバ13と隔壁11との結合部20近傍に脆弱部13cを設けるとともに、これらフロントパネル13aのクリップ部17および隔壁11の突出部11bにおける前記クリップ部17と結合する上端が、脆弱部13cにおいて車体前方に向かって屈曲して形成されることにより、この脆弱部13cに、車体上方のあらゆる方向から加えられる荷重A、B、Cに応じた応力をより一層集中させることができるため、当該脆弱部13cが破損して前記荷重A、B、Cのエネルギによるフード14の潰れストローク、すなわち許容変位量を増大させることができ、かくして荷重吸収効率の更なる向上を図ることができる。
【0034】
なお、本発明における自動車のエンジンマウント構造を、上述した第1および第2実施形態を例に取って説明したが、本発明はこれに限ることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。
【0035】
例えば、上述した第1実施形態においては、カウルカバ13のフロントパネル13aにおける結合部20に結合手段としてのクリップ部17を一体成形するようにした場合について述べたが、このクリップ部17は隔壁11における突出部11b上端に一体に成形するようにしてもよい。
【0036】
また、上述した第1および第2実施形態においては、この結合手段としてクリップ部17を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、結合手段としては、この他種々のものを広く適用することができる。
【0037】
さらに、上述した第2実施形態においては、フロントパネル13aのクリップ部17および隔壁11の突出部11bにおけるクリップ部17と結合する上端が、脆弱部13cにおいて車体前方に向かって屈曲して形成されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらフロントパネル13aのクリップ部17および隔壁11の突出部11bにおけるクリップ部17と結合する上端は、脆弱部13cにおいて車体後方に向かって屈曲して形成されるようにしてもよい。この場合も、車体前方に向かって屈曲させた場合と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施形態のカウルカバ構造を適用した車体前部の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1における車体のSA−SA断面を拡大して示す断面図である。
【図3】図2のカウルカバ構造に車体斜め上前方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【図4】図2のカウルカバ構造に車体真上から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【図5】図2のカウルカバ構造に車体斜め上後方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる第2実施形態のカウルカバ構造を拡大して示す断面図である。
【図7】図6のカウルカバ構造に車体斜め上前方または真上から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【図8】図6のカウルカバ構造に車体斜め上後方から荷重が加えられた場合の様子を示す断面図である。
【符号の説明】
10・・・ダッシュパネル
11・・・隔壁(車体パネル)
11b・・・突出部
12・・・ウインドウシールド
13・・・カウルカバ
13a・・・フロントパネル(前部)
13c・・・脆弱部
14・・・フード
17・・・クリップ部(結合手段)
20・・・結合部
19、21・・・シール部
A、B、C・・・荷重
Claims (5)
- 車両の前部に配設されるウインドウシールドと、当該ウインドウシールドの前方における車体前後方向に配置されるフード後方との間に跨設されるカウルカバと、車体の略上下方向に立設され、上記カウルカバの前部と結合される車体パネルとを有するカウルカバ構造において、
上記カウルカバが上記車体パネルよりも強度の低い材質でなり、
上記カウルカバの当該カウルカバと車体パネルとの結合部近傍には薄肉部が設けられ、
上記薄肉部が屈曲しているとともに、当該薄肉部の屈曲点が上記車体パネルの立設部に対して車体前後方向にオフセットしている
ことを特徴とするカウルカバ構造。 - 上記カウルカバの前部または上記車体パネルの上記結合部に結合手段を一体成形した
ことを特徴とする請求項1に記載のカウルカバ構造。 - 上記カウルカバの前部と上記車体パネルのうち、少なくとも上記結合部近傍が略直線状でなる
ことを特徴とする請求項2に記載のカウルカバ構造。 - 上記結合部が車体前方または後方に向かって屈曲してなる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカウルカバ構造。 - 上記結合部に弾性材でなるシール部を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のカウルカバ構造。
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