JP4635656B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、カウルカバーおよびカウルトップエクステンションパネルを含む車体前部構造に関する。
従来のこの種の構造として、特許文献1に開示されるものが知られている。特許文献1では、カウルカバー(カウルパネル)の前端には、前方に張り出すフランジ部を設ける一方、その下方に位置するカウルトップエクステンションパネル(フロントバルクヘッド)の前端には、前側に張り出すフランジ部を設け、これらフランジ部同士を重ね合わせて結合することで、カウルカバーとカウルトップエクステンションパネルとを結合するようにしていた。
特開2002−46649号公報
しかしながら、上記従来技術では、フランジ部を前方に突出させている分、カウルカバーを、エンジンルーム内部品との干渉を避けるべく、より後方に配置せざるをえず、当該カウルカバーの後端部で支持するフロントガラスの前端部をより前方に配置するのが難しくなるという造形(デザイン)上の制約が生じていた。
そこで、本発明は、カウルカバーおよびカウルトップエクステンションパネルを含む車体前部構造において、カウルカバーとカウルトップエクステンションパネルとの結合部構造によるフロントガラス位置の制約を緩和することを目的とする。
本発明にあっては、フロントガラスの前方に配置され、その後端部で当該フロントガラスを支持するカウルカバーと、カウルカバーの下方に配置され、その前部でカウルカバーと結合されるカウルトップエクステンションパネルと、を備え、カウルカバーに、下方に伸びる垂下壁部を設ける一方、カウルトップエクステンションパネルの前部に縦壁部を形成して、これら垂下壁部と縦壁部とをクリップで結合した車体前部構造であって、前記カウルカバーの垂下壁部には、当該垂下壁部の下端部から前方かつ上方に伸びて前記縦壁部に対して前傾する起立壁部を設け、前記縦壁部の後方に前記起立壁部を隣接配置して、前記縦壁部と起立壁部とをクリップで結合し、前記前傾する起立壁部の先端を前記縦壁部の後面に接触させたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、垂下壁部と縦壁部とを結合するようにしたため、カウルカバーとカウルトップエクステンションパネルとの結合部分における前方突出量が小さくなり、カウルカバーの後端部すなわちフロントガラスの前端部をより前方に配置できるようになって、造形上の制約が緩和される。
また、縦壁部に対して起立壁部を前傾させて、起立壁部の先端を縦壁部の後面に接触させることで、面接触の場合に比べて当該起立壁部と縦壁部との接触面圧を高めているので、この部分のシール性能が高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、車体前部構造を側方から見た断面図である。なお、図1中、FRは車両前後方向前方を、UPは車両上方を示す。
カウルカバー(フロントパネル)1は、フロントガラス5の前方で、車幅方向に沿って横架されており、フロントガラス5とフードパネル7との隙間を塞ぐように設けられる。このカウルカバー1は、上方で多少の凹凸を持って形成される上壁部1aと、上壁部1aの後端部に設けられてフロントガラス5の下端縁を狭持するフロントガラス支持部1bと、上壁部1aの前部から略水平方向に前方に伸びる前壁部1cと、上壁部1aの前部から下方に垂下する垂下壁部1dと、垂下壁部1dの下端部から上方かつ前方に伸びる起立壁部1eとを備える。前壁部1cは、その上面に設けられたシールストリップ8を介してフードパネル7を下方から支持している。
カウルトップエクステンションパネル(フロントバルクヘッド)2は、カウルカバー1の下方で、下方に凹む断面形状を備えて車幅方向に沿って横架されており、その前部がカウルカバー1に結合される一方、その後壁部は、ダッシュアッパパネル3の上部および下部にそれぞれ結合されて閉断面を形成している。また、その後壁部の上端部は、クッション6を介してフロントガラス5の下端部を下方から支持している。なお、ダッシュアッパパネル3の下方にはダッシュロワパネル4が連設されている。
そして、本実施形態では、カウルカバー1の起立壁部1eを、カウルトップエクステンションパネル2の前側の縦壁部2aの後方に隣接配置して、これら縦壁部2aと起立壁部1eとをクリップ9を用いて結合している。具体的には、縦壁部2aに形成した貫通孔2bおよび起立壁部1eに形成した貫通孔1fに、前方からクリップ9を嵌挿し、クリップ9の頭部9aとクリップ9の先端側の張出爪部9bとで、これら縦壁部2aおよび起立壁部1eを狭持している。
上記構成によれば、相互に結合される縦壁部2aおよび起立壁部1eともに、上下方向に伸びているため、当該結合部分における前方突出量をより小さくすることができる。このため、カウルカバー1をエンジンルーム側により近付けて(すなわちより車両前後方向前方に)配置できるようになり、もって、フロントガラス5をより前側に配置することが可能になる。
また、車両前面衝突時等には、フードパネル7やカウルカバー1の上面に衝突した物体から、当該結合部分に下向きの荷重が作用する場合があるが、上記構成によれば、この荷重の方向(すなわち下向き)は、これら縦壁部2aと起立壁部1eとが重なり合う方向ではなく、相互にずれる方向になるため、物体に対する反力を比較的低く抑えることができる。
そして、上記構成では、前方に張り出したフランジ部同士で結合する場合に比べて、結合位置がより後方となることに加えて、さらに、垂下壁部1dを後方に屈曲させ、縦壁部2aと起立壁部1eとの結合位置と、カウルカバー1によるフードパネル7の支持位置(シールストリップ8の位置)との距離を前後方向に長くとっている。このため、フードパネル7の上面に衝突した物体から作用した下向きの荷重による、縦壁部2aと起立壁部1eとの結合部分に加わるモーメントが大きくなって、この部分の結合が解除されやすくなり、もって、物体に対する反力をさらに低く抑えることができる。
さらに、上記構成では、縦壁部2aに対して起立壁部1eを僅かに前傾させて、起立壁部1eの先端部を縦壁部2aの後面に接触(押圧)させ、面接触の場合に比べて当該起立壁部1eと縦壁部2aとの接触面圧を高めている。よって、この部分のシール性能が高まり、エンジンルーム内の臭気が車室内側に侵入するのを抑制することができる。
さらにまた、上記構成では、クリップ9を用いて縦壁部2aと起立壁部1eとを結合したため、クリップ9の形状や材質等によって、クリップ9の抜け荷重や剪断荷重を設定することにより、支持反力の設定自由度を増大することができるという利点もある。
(第2実施形態)図2は、本実施形態にかかる車体前部構造を側方から見た断面を一部拡大して示す図である。なお、本実施形態にかかる車体前部構造は、上記第1実施形態と同様の構成要素を有している。よって、それら構成要素については同じ符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態では、カウルカバー1を二色成形し、少なくともクリップ9を挿通させる貫通孔1fの周囲を他の部位より柔軟な(シール性の高い)材質で構成したものである。具体的には、貫通孔1fの周囲を含む起立壁部1eの先端側部分1gを他の部位(樹脂)より柔軟な樹脂で構成している。これにより、貫通孔1fおよび起立壁部1eと縦壁部2aとの当接部分におけるシール性を高め、エンジンルーム内の臭気が車室内側に侵入するのをさらに抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、二色成形において、垂下壁部の一部まで柔軟な材質としてもよいし、さらにカウルトップエクステンションパネルの縦壁部(特に貫通孔の周囲を含む部分)を二色成形してもよい。
本発明の第1実施形態にかかる車体前部構造を側方から見た断面図。 本発明の第1実施形態にかかる車体前部構造を側方から見た断面を一部拡大して示す図。
符号の説明
1 カウルカバー
1d 垂下壁部
1e 起立壁部
1f 貫通孔
2 カウルトップエクステンションパネル
2a 縦壁部
5 フロントガラス
9 クリップ

Claims (3)

  1. フロントガラスの前方に配置され、その後端部で当該フロントガラスを支持するカウルカバーと、カウルカバーの下方に配置され、その前部でカウルカバーと結合されるカウルトップエクステンションパネルと、を備え、
    カウルカバーに、下方に伸びる垂下壁部を設ける一方、カウルトップエクステンションパネルの前部に縦壁部を形成して、
    これら垂下壁部と縦壁部とをクリップで結合した車体前部構造であって、
    前記カウルカバーの垂下壁部には、当該垂下壁部の下端部から前方かつ上方に伸びて前記縦壁部に対して前傾する起立壁部を設け、
    前記縦壁部の後方に前記起立壁部を隣接配置して、前記縦壁部と起立壁部とを前記クリップで結合し、
    前記前傾する起立壁部の先端を前記縦壁部の後面に接触させたことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記カウルカバーを二色成形し、少なくとも前記クリップを挿通させる貫通孔の周囲を他の部位より柔軟な材質で構成したことを特徴とする請求項に記載の車体前部構造。
  3. 前記貫通孔の周囲を含む起立壁部の先端側を他の部位より柔軟な材質で構成したことを特徴とする請求項に記載の車体前部構造。
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