JP4352868B2 - 自動車のカウル部構造 - Google Patents

自動車のカウル部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4352868B2
JP4352868B2 JP2003390411A JP2003390411A JP4352868B2 JP 4352868 B2 JP4352868 B2 JP 4352868B2 JP 2003390411 A JP2003390411 A JP 2003390411A JP 2003390411 A JP2003390411 A JP 2003390411A JP 4352868 B2 JP4352868 B2 JP 4352868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowl
front extension
width direction
hood ridge
vehicle width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003390411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005153539A (ja
Inventor
泰 村上
茂 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003390411A priority Critical patent/JP4352868B2/ja
Publication of JP2005153539A publication Critical patent/JP2005153539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4352868B2 publication Critical patent/JP4352868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車のカウル部構造に関する。
近年の自動車のデザインは、車室内空間を拡充しつつ全体が流線型となる傾向にあり、これによってフロントウインドシールドガラスは車両前方に迫り出して配置する構造となるため、このフロントウインドシールドガラスの下端部を支持し、かつ、空気の取入れや水の排水を行うエアボックス位置が車両前方に移動することになり、このエアボックスの前方壁を構成するカウルフロントエクステンションがストラットハウジングを覆う構造となっている。
このため、カウルフロントエクステンションは、ブラケットを介してフードリッジインナとストラットハウジングとに接続しており、サスペンションからの入力をストラットハウジングからカウルフロントエクステンションで受けることにより、ストラットハウジングの支持剛性を高めることができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−29451号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、かかる従来のカウル部構造は、ストラットハウジングの支持剛性を確保するためにブラケット自体の剛性を確保し、かつ、カウルフロントエクステンションとブラケットとで閉断面を形成して、カウルフロントエクステンションの支持剛性を高める構造であるため、エアボックスの左右両側部分の剛性が高くなり、上方から衝突物が干渉した際の反力が大きくなってしまう。
そこで、本発明はストラットハウジングの支持剛性を確保しつつ、上方からの衝突物に対する反力を小さくできる自動車のカウル部構造を提供するものである。
本発明は、ダッシュアッパパネルと、このダッシュアッパパネルの下部に接合されて前方に向けて上方に立ち上がるカウルフロントエクステンションと、これらダッシュアッパパネルおよびカウルフロントエクステンションの上部間を覆うカウルカバーと、を備えて車幅方向に延在するエアボックスを構成し、このエアボックスの車幅方向両端部を、閉断面構造とした左右1対のフードリッジメンバに連結するようにした自動車のカウル部構造であって、前記カウルフロントエクステンションの車幅方向両端部が当該車幅方向両端部の下面に沿って延在するとともに車幅方向外側が下方へ折り曲げられた折曲部を有するブラケットを介してストラットハウジングを結合したフードリッジインナに接合されるとともに、フードリッジメンバの前記閉断面内に補強用のガセットを設け、これらカウルフロントエクステンションとブラケットとガセットとを車幅方向の略同一線上に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、サスペンション入力がストラットハウジングからフードリッジメンバおよびブラケットを介してカウルフロントエクステンションに強度的に有利なせん断方向荷重として伝達され、このとき、フードリッジメンバの断面内に設けたガセットによってフードリッジメンバの変形を抑制できるため、ストラットハウジングの支持剛性を確保できる。
また、カウルフロントエクステンションとブラケットとガセットとを車幅方向の同一線上に配置したので、ストラットハウジングからの入力をガセットを介してカウルフロントエクステンションに前述のようにせん断方向の荷重として効率よく伝達できるため、ストラットハウジングの支持剛性を更に高めることができる。
一方、カウルフロントエクステンションは折曲部を介してフードリッジインナに結合されるため、この折曲部がヒンジ機能を果たしてカウルフロントエクステンションは下方へ撓み易くなり、上方からの衝突物に対する反力を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図6は本発明の自動車のカウル部構造の一実施形態を示し、図1は車体前部のカウル部分の斜視図、図2は図1中の手前側の斜め上方から見た矢視Aの要部拡大斜視図、図3は図1中の向こう側の斜め上方から見た矢視Bの要部拡大斜視図、図4は図1中のC−C線に沿った要部拡大断面図、図5は図1中のD−D線に沿った要部拡大断面図、図6は図1中のD−D線に沿った作動状態の要部拡大断面図である。
本実施形態の自動車のカウル部構造は、図1に示すように、エンジンルームEと車室Rとを隔成するダッシュパネル1の上部に位置して車幅方向に延在するエアボックス2を備え、このエアボックス2の後方上部にフロントウインドシールドガラス3の下縁を固定してある。
エアボックス2は、図4に示すように、ダッシュアッパパネル4と、このダッシュアッパパネル4の下部に接合されて前方に向けて上方に立ち上がるカウルフロントエクステンション5と、これらダッシュアッパパネル4およびカウルフロントエクステンション5の上部間を覆うカウルカバー6と、を備えて閉断面構造に形成してある。尚、図1ではカウルカバー6を取外した状態で示してある。
そして、図4に示すように、ダッシュアッパパネル4およびカウルカバー6のそれぞれの後端部間に、前記フロントウインドシールドガラス3の下縁部を挟み込んで図外のシール部材を介して固定してある。
尚、カウルカバー6は、車両前後方向中央部を下向きに折曲した断面形状としてその後部をフロントウインドシールドガラス3に沿って傾斜してある一方、その前部を水平配置してあり、その水平配置した前部上面にはエンジンフード7の後縁部がシール部7aを介して当接している。
前記エアボックス2は、図1に示すように、その車幅方向両端部を閉断面構造とした左右1対のフードリッジメンバ8に連結してあり、また、このフードリッジメンバ8は図外のフロントサスペンションのストラットを取り付けたストラットハウジング9の上部を一体に結合してある。
フードリッジメンバ8は、図5に示すように、フードリッジインナ8aとフードリッジアウタ8bを接合して断面矩形状の閉断面構造として形成してあり、エンジンルームEの内側に位置するフードリッジインナ8aをストラットハウジング9の上端部に一体に接合してある。
このとき、前記フロントウインドシールドガラス3は、車体デザインを流線型にしつつ車室R内空間を大きくするために車両前方に移動させてあり、このためにエアボックス2が全体的に車両前方に位置するため、前記カウルフロントエクステンション5がストラットハウジング9の上方を覆うようになっている。
ここで、本実施形態では図2に示すように、前記カウルフロントエクステンション5の車幅方向両端部を、断面逆L字状に形成したブラケット10の上壁に接合し、該ブラケット10の側壁をストラットハウジング9を固定したフードリッジインナ8aに接合してフードリッジメンバ8に結合するとともに、図3,図5に示すように、フードリッジメンバ8の断面内にガセット11を設けて、これらカウルフロントエクステンション5とブラケット10とガセット11とを車幅方向の同一線上に配置してある。
ガセット11の車両前後方向両側部には、図3に示すように、フードリッジインナ8aの内面に沿ってクランク状に形成したフランジ11aを形成して、このフランジ11aをフードリッジインナ8aに接合するとともに、ガセット11の車両前後方向中央部には傾斜面11bを形成してある。
そして、前記傾斜面11bを、図5に示すように、断面矩形状としたフードリッジメンバ8のカウルフロントエクステンション5に近接する上側角部C1と、この角部C1に対向する下側角部C2とに跨って対角状に結合してある。
また、前記カウルフロントエクステンション5は、図4に示すように、ダッシュアッパパネル4の下部とカウルカバー6の前部とに跨って結合されるが、このカウルフロントエクステンション5はダッシュアッパパネル5の下部から車体前方に向かって上方に傾斜させてある。
以上の構成により本実施形態のカウル部構造によれば、サスペンション入力がストラットハウジング9に作用するとフードリッジメンバ8およびブラケット10を介してカウルフロントエクステンション5に強度的に有利なせん断方向荷重として伝達されるが、このとき、フードリッジメンバ8の断面内に取り付けたガセット11によってフードリッジメンバ8の変形を抑制できるため、ストラットハウジング9の支持剛性を確保できる。
また、カウルフロントエクステンション5とブラケット10とガセット11とを車幅方向の同一線上に配置したので、図5中矢印Fに示すように、ストラットハウジング9からの入力をガセット11およびブラケット10を介してカウルフロントエクステンション5に前記せん断方向の荷重として効率よく伝達できるため、ストラットハウジング9の支持剛性を更に高めることができる。
一方、エンジンフード7の後部上面に衝突物Mが略上方から衝突する場合、カウルフロントエクステンション5をフードリッジインナ8aに結合したブラケット10を断面逆L字状に形成してあるため、図6に示すように、この逆L字状のブラケット10の折曲部がヒンジ機能を果たして、カウルフロントエクステンション5は同図中破線に示すように下方へ撓み易くなり、この撓み変形によって衝撃エネルギーを吸収できるため、衝突物に対する反力を低減することができる。
また、前記ガセット11は、断面矩形状としたフードリッジメンバ8のカウルフロントエクステンション5に近接する上側角部C1と、この角部C1に対向する下側角部C2とに跨って対角状に結合したので、カウルフロントエクステンション5の車幅方向の支持剛性を向上し、ひいては、ストラットハウジング9の支持剛性を高めることができる。
更に、カウルフロントエクステンション5を、ダッシュアッパパネル5の下部から車体前方に向かって上方に傾斜させたので、図4中破線に示すように、衝突物Mが上方から衝突した場合に、カウルフロントエクステンション5は、その下部を支点として変形し易くなり、衝撃エネルギーの吸収効果を更に高めて反力を効率よく低減することができる。
尚、本実施形態においては、ヒンジ機能を果たす折曲部を有するブラケット10を、ストラットハウジングの支持剛性を担うカウルフロントエクステンション5とは別体に形成したが、カウルフロントエクステンション5の車幅方向端部に、フランジを一体形成し、ブラケット10を省略しても良い。
また、本発明の自動車のカウル部構造は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の一実施形態を示す車体前部のカウル部分の斜視図である。 図1中の手前側の斜め上方から見た矢視Aの要部拡大斜視図である。 図1中の向こう側の斜め上方から見た矢視Bの要部拡大斜視図である。 図1中のC−C線に沿った要部拡大断面図である。 図1中のD−D線に沿った要部拡大断面図である。 図1中のD−D線に沿った作動状態の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 ダッシュパネル
2 エアボックス
3 フロントウインドシールドガラス
4 ダッシュアッパパネル
5 カウルフロントエクステンション
6 カウルカバー
8 フードリッジメンバ
8a フードリッジインナ
8b フードリッジアウタ
9 ストラットハウジング
10 ブラケット
11 ガセット
C1,C2 角部

Claims (3)

  1. ダッシュアッパパネルと、このダッシュアッパパネルの下部に接合されて前方に向けて上方に立ち上がるカウルフロントエクステンションと、これらダッシュアッパパネルおよびカウルフロントエクステンションの上部間を覆うカウルカバーと、を備えて車幅方向に延在するエアボックスを構成し、このエアボックスの車幅方向両端部を、閉断面構造とした左右1対のフードリッジメンバに連結するようにした自動車のカウル部構造であって、
    前記カウルフロントエクステンションの車幅方向両端部が当該車幅方向両端部の下面に沿って延在するとともに車幅方向外側が下方へ折り曲げられた折曲部を有するブラケットを介してストラットハウジングを結合したフードリッジインナに接合されるとともに、フードリッジメンバの前記閉断面内に補強用のガセットを設け、これらカウルフロントエクステンションとブラケットとガセットとを車幅方向の略同一線上に配置したことを特徴とする自動車のカウル部構造。
  2. ガセットは、断面矩形状としたフードリッジメンバのカウルフロントエクステンションに近接する上側角部と、この角部に対向する下側角部とに跨って結合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のカウル部構造。
  3. カウルフロントエクステンションは、カウルボックスの底部から車体前方に向かって上方に傾斜させたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のカウル部構造。
JP2003390411A 2003-11-20 2003-11-20 自動車のカウル部構造 Expired - Fee Related JP4352868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390411A JP4352868B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 自動車のカウル部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390411A JP4352868B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 自動車のカウル部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005153539A JP2005153539A (ja) 2005-06-16
JP4352868B2 true JP4352868B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=34717798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003390411A Expired - Fee Related JP4352868B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 自動車のカウル部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4352868B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230437A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JP4822191B2 (ja) * 2008-07-18 2011-11-24 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP5472699B2 (ja) * 2009-07-31 2014-04-16 スズキ株式会社 車両のカウル部構造
CN107709144B (zh) * 2015-06-26 2019-11-12 本田技研工业株式会社 车身前部构造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005153539A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5176501B2 (ja) 車両前部のカウル構造
US7552964B2 (en) Front windshield support structure of a vehicle
JP5803255B2 (ja) フロントウインドの支持構造
JP5157353B2 (ja) 車両のカウル構造
JP2007331720A (ja) 車両用カウル構造
JP4882789B2 (ja) カウル構造
US9573559B2 (en) Front body structure of vehicle
JP5482482B2 (ja) フロントウインド支持構造
JP2008137554A (ja) 自動車の車体前部構造
JP5120276B2 (ja) 車両のカウル構造
JP2006240393A (ja) 車両のフロントウインドシールド支持構造
JP4352868B2 (ja) 自動車のカウル部構造
JP4075450B2 (ja) 自動車のカウルボックス構造
JP5520079B2 (ja) 自動車のカウル構造
JP5076718B2 (ja) 自動車の前部車体構造
CN108349547A (zh) 汽车的前部车身结构
JP3883989B2 (ja) 前部車体構造
JP2009090787A (ja) カウル構造
JP4075814B2 (ja) 車体のカウル構造
JP5520081B2 (ja) 自動車のカウル構造
CN114537536A (zh) 车身构造
JP5228014B2 (ja) 車体前部構造
JP7037742B2 (ja) 車両前部構造
JP2009045996A (ja) 四輪車両のカウル構造
JP4042716B2 (ja) 車体前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees