JPH02280270A

JPH02280270A - 入出金予約システムとそのための装置

Info

Publication number: JPH02280270A
Application number: JP1102782A
Authority: JP
Inventors: Kuninao Matsuura; 松浦　邦尚; Yoshio Horiba; 佳夫堀場
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1989-04-21
Filing date: 1989-04-21
Publication date: 1990-11-16
Anticipated expiration: 2014-05-17
Also published as: JP2890452B2; KR930006385B1; KR900016889A; US5315511A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、銀行等の金融機関（５下、単に「金融機関」
という）において用いられる現金自動取引装置等におけ
る入出金予約システムの構成およびそれに用いるに好適
な装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、金融機関において人出金取引業務の自動化のため
に、例えば、特開昭５８−１１４１９０号公報に開示さ
れている如き現金自動取引装置が用いられて来た。

この装置は、カード挿入ロ９通帳挿入ロ９人出金口等の
媒体受渡し部と、操作手順の指示等を行う表示部および
取引の選択、暗証番号２人出金額の入力を行う入力部等
から成る操作部と、カードの読取りや通帳の記入等を行
う読取り記録部と、現金入出金の取引内容に応じて現金
収納部から入出金を行う現金入出金機構部およびこれら
の動作を制御する制御部等を一体に構成し、顧客が前記
操作部で行う取引選択に応じて、中央計算機センタと回
線を通じて交信して、預金残高の記録を行う口座元帳デ
ータを参照して、入出金処理を行うものであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の現金自動取引装置においては、顧客すなわち利用
者は、カードの挿入、取引の選択、暗証番号および人出
金額の入力等、取引に必要な情報の入力をすべて現金自
動取引装置の前で行う必要があり、利用者が現金自動取
引装置の前に立ってがら、入金または出金処理が完了す
るまでに相応の時間を要し、処理時間の短縮には限界が
あった。

このため、昼休みや終業特等、利用者の多いときには、
現金自動取引装置の前に長い列ができ、相当時間待たな
ければならなくなることや、現金自動取引装置の資金不
足が生じて取扱い中止となることがあった。また、老人
等、操作の苦手な利用者にとっては、後ろに列ができる
ことで気持があせってしまい、更に誤操作を招くという
悪循環発生の要因にもなっていた。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、利用者の操作の熟練度によって長短変化する取引
に必要な入力処理を、予約という形で分散させ、顧客が
現金自動取引装置の前で行う操作を最小限にして混雑時
の待ち時間の総和と、該現金自動取引装置の入出金に供
する資金運用の効率向上、不慣れな顧客にも余裕をもっ
た入力操作ができる環境の実現が可能な入出金予約シス
テムおよびそのための装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、金融機関の窓口業務自動化のため
のシステムであって、現金入出金処理手段と、顧客が希
望する取引内容を予め登録するための予約入力手段と、
前記現金入出金処理手段および予約入力手段の制御、前
記予約入力手段から入力された予約情報の管理を行う中
央制御部を有し、該中央制御部は予約情報を受付ける際
に、既に受付は済みの予約取引内容、前記現金入出金処
理手段の持つ資金状態等に基づいて予約受付けの可否を
判断し、予約内容の受付けが不可と判断される場合には
、代替受付は可能条件を提示する如く構成したことを特
徴とする入出金予約システムによって達成される。

〔作用〕

本発明に係る入出金予約システムにおいては、顧客は、
予約入力手段によって予め、空き時間を利用して取引に
必要な入力操作をすませておくことができるので、入力
操作のための前記現金自動取引装置占有時間が分散され
て、混雑時の待ち時間緩和が図れ、特に誤操作による待
ち時間拡大が防止できるという効果がある。また、老人
等入力操作の苦手な利用者は、予め知人等の操作熟練者
の空き時間に、入力操作の代行も可能になる。

一方、中央制御部は、予約情報や現金自動取引装置の入
出金に供する資金状態、利用状況を統括することによっ
て、予め必要な運用資金を算出したり、顧客の予約集中
時には代替条件を提示して処理の分散化を図る等、現金
自動取引装置の扱う資金不足や過多による取扱い中止の
発生を未然に防止するとともに、資金運用の効率向上を
図ることが可能になる。

更に、出金プール部を用いて、複数の出金取引を予め処
理して保管するようにした場合には、動作処理時間を更
に短縮するばかりでなく、複数の顧客に同時に対応する
ことが可能になり、処理能力が大幅に向上する効果があ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は、本発明の一実施例を示す入出金予約システム
の構成図である。図において、１ａは操作手順や入力デ
ータ等を表示する表示部ＩＩ、ロ座番号等の顧客識別デ
ータを記録したカードを読取るカード読取り機１２．暗
証番号や取引種別または取引金額等を入力するキーボー
ド１３から構成される予約入力端末、１ｂは操作手順等
を受信する受話器１４．上と同様に暗証番号や取引種別
または取引金額等を入力するブツシュボタン１５を有す
る電話機で、いずれも、予約入力手段である。

上記予約入力端末１ａおよびＷｉ話機ｌｂは、それぞれ
、通信回線２ａおよび２ｂによって、金融機関の中央制
御部３に接続されている。一方、当該金融機関の各支店
の現金出納窓口４ａ、４ｂには、上記中央制御部３と通
信回線５ａ、５ｂにより接続され、顧客の要求する取引
内容に応じて。

現金の入出金を行う現金処理装置６ａ、６ｂおよび同じ
く回線９ａ、９ｂにより前記中央制御部３と接続され、
各支店窓口４ａ、４ｂの管理者に対して、上記現金処理
装置６ａ、６ｂの稼動状況等を通告・照会する照会端末
装置１０ａ、１０ｂ等が配備されている。

また、上記現金処理装置６ａには、現金搬送部７および
通信回線７１を介して、後述する出金プール８が接続さ
れており、顧客の出金予約に対応して、前記現金処理装
置６ａから送り出される出金用現金を、各取引毎に一時
保管する保管庫８Ｉを複数個形成している。以下、各部
の構成を、更に詳述する。

前記中央制御部３は、第２図に示す如く、前述の予約手
段（予約入力端末１ａおよび電話機１ｂ）１、現金処理
装置６ａ、６ｂ等とのデータ交換を制御する通信回路３
１と、予約受付は可否の判定、後述するデータの整理等
のための演算を行う演算部３２と１口座毎の残高、入出
金等の記録である元帳データや各支店の現金処理部［６
（６ａとｅｂ）の資金状態データや利用状況データを、
それぞれ、記憶する記憶部３３　ａ　、３３　ｂ　、３
３　ｃから構成される。

また、現金処理装置６（６ａと６ｂ）は、第３図に示す
如く、顧客に対する操作手順やメツセージおよび入力デ
ータ等を表示する表示部６１と、顧客が上記操作手順に
従って必要事項を入力するキーボード６２と、口座番号
等の顧客識別データを記録したカードから該データを読
取るカード読取り機のカード人出口６３および取引内容
に応じた現金の入出金０６４から構成される操作部６５
と、入出金される現金の収納庫６６１，６６２，６６３
を内蔵して現金の入出金処理および搬送を行う現金処理
部６６と、前述の中央制御部３等とデータ交換を行う通
信回路６７と、各種データの記憶部６８および各部位を
動作させる制御部６９で構成されている。

更に、前記現金処理装置６ａに接続された出金プール８
には、第４図に示す如く、複数の保管庫８１個々に、固
有番号８１１．カード読取り機８１２．扉８１３、該扉
８１３を任意に施錠・開放する電磁ロック８１４、前記
現金処理袋ｒ１１６ａから現金搬送部７を介して送り込
まれる現金を収納部８１５に取込み、必要に応じて収納
部８１５に取込み、必要に応じて収納部８１５から回収
する現金取込み回収機構８１６が設けられており、これ
ら各部位の動作は、動作制御部８１７で制御される。な
お、動作制御部８１７は通信回線７１により、前記現金
処理装置ｉ！６ａに接続されており、前記現金処理装置
６ａと連動して動作する如く構成されている。

上述の如く構成された本実施例の入出金予約システムの
各部は、第５図に示す如く、相互にデータ等の交換を行
って、顧客が予約入力手段１から入力した取引予約内容
の処理を実行する。すなわち、前述の予約入力端末１ａ
や電話１ｉ１ｂ等の予約入力手段と中央制御部３の間で
は、まず、中央制御部３から予約入力手段１（１ａまた
はｌｂ）に対して、操作手順２１を順次送信し、表示部
１１へ表示または電話＠１４へ音声出力して、顧客に通
告する。顧客は、上記操作手順２１に従って、前記予約
入力手段１のカード読取り機１２．キーボード１３゜ブ
ツシュボタン１５等から１口座番号、暗証番号、取引種
別、取引金額、受取り希望支店名（コード）および受取
り希望時刻等の予約データ２２を、中央制御部３へ送信
する。中央制御部３は、予約受付けの可否を判断し、受
付は可の場合の受付はメツセージ、受付は番号、または
、受付は不可の場合の代替受付は可能条件、すなわち、
受付は可能時刻。

代替取引可能な支店、取引限度金額等の対応メツセージ
２３を提示する。これに対して、顧客は、前述の予約デ
ータ２２の確認、変更・取消しのための入力処理２４を
行う。

各支店の現金処理装置６（６ａおよび６ｂ）と中央制御
部３との間では、現金処理装置６から中央制御部３に対
して、予約受付は可否の判定材料となる前記現金処理装
置６の資金状態および利用状況５１が、適宜、送信され
る。また、中央制御部３は、受付けた予約内容に対応す
る支店の現金処理装置６に対して、取引種別、取引金額
、取引予定時刻２ロ座番号、暗証番号から成る処理実行
命令５２を発行し、その後、この取引が成立したか否か
の状況を、逐次、当該支店の現金処理袋５！６から吸上
げる。なお、この動作は、中央制御部３の運転停止後は
、運転再開時に行うようにする。

一方、前記現金処理袋ｒ１１６（６ａ）と出金プール８
との間では、出金予約取引に対応する現金の送出・回収
７１と、出金受取り時に顧客が前記カード読取り機８１
２に挿入したカードの識別データの照会７１１とその応
答７１２が交換される。また、中央制御部３から前述の
照会端末ＩＯに対して、当該支店窓口４ａ、４ｂの現金
処理装置６の稼動状況。

資金過不足警告等９１が発信される。

以下、本実施例の入出金予約システムの主要な動作を、
処理フローチャートを基に説明する。

まず、中央制御部３が顧客から予約内容を受付ける際の
動作を、第６図により説明する。

中央制御部３は、まず、前述の予約入力手段１によって
、顧客が入力した予約データ２２を受信する（ステップ
１０２）と、前記記憶部３３ａのデータを参照して、口
座番号、暗証番号の確認１元帳データの残高チエツク（
ステップ１０３と１０４）を行い、顧客の識別と取引可
否を調べる。ここで、顧客が適切と判断された場合には
、前述の予約データ２２の取引が可能かどうかを、前記
記憶部３３ｂ、３３ｃの、顧客が指定する支店の３￥金
状態、利用状況を参照して（ステップ１０５）、演算部
３２で計算を行って判断する（ステップ１０６）。この
結果、予約内容が受付は可と判断された場合には、予約
内容を記憶部３３ｃに記憶しくステップ１０７）、取引
に必要な資金を確保する。そして、前述の予約入力手段
１の表示部１１または受話器１４に、予約完了メツセー
ジや受付は番号を送信しくステップ１０８）、顧客に通
告する。引続き、受付けた予約データ２２を、指定の支
店にある現金処理袋ｒ１１６に処理実行命令５２として
送信しくステップ１０９）、該現金処理装置６が受付け
ると、取引完了とみなして演算部３２で取引金額の残高
を計算し、記憶部３３ａの元帳データの残高を更新して
（ステップ１１０）、処理を終了する。

一方、ステップ１０６における予約内容の受付は可否判
定の結果、受付は不可と判断された場合には、演算部３
２で指定支店での取引可能時間帯や取引限度額等を算出
する（ステップ１１１）とともに、記憶部３３ｂ、３３
ｃの最寄り支店の資金状態、利用状況等を参照しくステ
ップ１１２）、取引の代行が可能か否かを算出して、そ
の結果を代替受付は可能条件として、予約入力手段１の
表示部１１または受話器１４から、顧客に通告する（ス
テップ１１３）とともに、予約内容の修正を要求し、顧
客からの変更・取消しの入力を待ち（ステップ１１４）
、これを受信すると、再度、受付は可否判定（ステップ
１０６）以下の処理を行う。

ここで、中央制御部３が行う予約受付は可否の判定方法
の具体例を説明する。

まず、資金的な予約受付は可否については、予約データ
２２で顧客が希望する支店の現金処理装置６の資金をＭ
とし、当該支店で既に受付は済みの予約出金額（未取引
分）をＡ、同じく顧客が希望する時刻までに取引が終了
する予約入金額をＢとすると、当該支店の出金予約受付
けに供することができる資金Ｐは、次式で表わされる。

Ｐ＝Ｍ−に、・Ａ＋に、・Ｂ　　　”（ｃ−１）ここで
、に１．に２は各支店の利用状況５１として集計した過
去の取引件数９人出金額を統計処理して得られた補正係
数で、各金融機関の実情に合わせて、支店２週、曜日２
時間帯毎に予め設定されるものである。

更に、前述の利用状況５１として集計された過去の取引
件数、入出金額の統計処理により、当該支店の当該時間
帯における予約外の取引に必要な資金が、予め予測でき
る場合には、これをＤとすると、両式（ｃ−１）の代り
に予約受付けに供することができる資金Ｐ′は、次式で
表わされる。

Ｐ′＝Ｍ−に工・Ａ＋に２・Ｂ−Ｄ・・・（ｃ−２）顧
客の希望する取引が金額ｎの出金の場合は。

ｎ≦Ｐまたはｎ≦Ｐ’　　　　”（ｃ　−３）であれば
、受付は可能であり、同じく金額ｍの入金であれば、ｍ
＋Ｐまたはｍ＋Ｐ’が指定の支店にある現金処理装置６
の総収納可能容量以下であれば、受付は可と判断できる
。

一方、処理時間的な受付は可否については、既に受付は
済みの予約取引と、上で述べたと同様の統計処理により
、予約外取引が予め予測できる場合には、この件数から
当該時間帯に必要な取引処理時間が、指定の支店にある
現金処理装置６の能力を越えるか否かを判定し、否のと
きは予約受付は可能とする。

以上の結果、予約受付は不可と判断される場合には、代
替条件を。

（ａ）時間帯の変更（ｂ）取扱い額の変更（ｃ）最寄支店への変更等、予め設定した変更条件で再度、受付は可否を判定し
、受付は可能と算出された条４％を予約入力手段１に、
応答メツセージ２３の代替受付は可能条件として提示す
ることになる。

なお、上述の判定方法は一例として示したものであり、
本発明はこれに限定されるべきものではないことは言う
までもない。例えば、各金融機関独白の統計処理２判定
式２代替条件を設定することが可能である。

次に、上述の如き手順によって受付けら九た予約の出金
処理手順を、第７図のフローチャートに従って説明する
。

現金処理装置６の制御部６９は、中央制御部３から予め
伝送された処理実行命令５２を、記憶部６８に記憶して
、顧客が当該処理実行命令５２に対応する取引を行うた
めに現れるまで待機するが、上記現金処理装置６に出金
プール８が接続されている場合（第１図の支店窓口４ａ
の場合）には、出金予約に対応する処理実行命令５２の
データに含まれている取引希望時刻までに、現金処理装
置６の現金処理部６６ａの収納庫６６１，６６２および
６６３がら指定の現金を、出金プール８の空いている保
管庫８１へ、予め出金処理を行って保管しておく。

顧客は、予約した出金額を受取るため、指定した支店の
現金処理装置６の表示部６１ａに表示される操作手順に
従って、カード人出口６３ａにカードを挿入し、キーボ
ード６２ａから暗証番号等を入力する。現金処理装置６
は、これらの顧客識別データを受付ける（ステップ２０
２）と、口座番号、暗証番号をチエツクする（ステップ
２０３）とともに、取引内容が予約されたものかそれ以
外のものかの選択表示を行い（ステップ２０４）、顧客
に、例えば、キーボード６２ａ上の対応キーを押下する
ことにより選択させる。顧客が予約分の取引を選択した
場合には、現金処理装置６は、記憶部６８ａの処理実行
命令５２を検索する（ステップ２０５）。顧客に対応す
る処理実行命令５２が有った場合は、出金プール８へ出
金済みか否かを確認しくステップ２０６）、未出金の場
合は、前記処理実行命令に基づいて、現金処理装置６の
現金処理部６６ａから入出金口６４ａに所定金額の出金
を実行する（ステップ２０７）。また、既に出金プール
８に出金済みの場合には、表示部６１ａに該当する出金
現金が保管されている喚管庫８１の固有番号８１１を表
示しくステップ２０８）、顧客に受取り指示を行う。以
下、顧客が、指示された保管庫８１のカード読取り機８
１２にカードを挿入すると、保管庫８１の制御部８１７
は１回線７１を介して現金処理装置と交信し、カードの
正否を照合し、正しいときは、？！！磁ロソロツク８１
４除して扉８１５を開放し、顧客は予約した現金を受取
る。以上で、出金の取引は完了し、対応する処理実行命
令５２は解除される。

一方、前述の処理実行命令検索（ステップ２ｏ５）の結
果、該当するものが無かった場合には、表示部６１ａに
「予約なし」の旨を表示して、顧客に以下に述べる、予
約外取引が選択された場合と同一の操作を指示する（ス
テップ２０９）。

前記取引種別選択（ステップ２０４）の結果、予約以外
の取引が選択されると、表示部６１ａに順次表示される
操作手順に基づいて、顧客がキーボード６１ａから入力
する取引内容データに対応して、出金処理や入金処理を
実行する（ステップ２１０，２１１）。

次に、予約された取引内容が、長時間未取引にされた場
合の、自動取消し手順について、第８図により説明する
。

前述の、現金処理装置６の制御部６９は、定期的に、記
憶部６８に記憶された処理実行命令をチエツクし、顧客
の希望した時刻を経過して、予め設定した時間Ｔ以上超
過しても未処理のものを拾い出す（ステップ３０２と３
０３）、そして、当該取引が出金プール８に出金済みの
ものについては、出金現金の回収を行って（ステップ３
０４と３０５）、出金プール８の保管庫８１を他の顧客
の出金に割当てるとともに、取引不成立として（ステッ
プ３０６）、中央制御部３に通告し、処理実行命令を解
除する。なお、中央制御部３の運転停止後であれば、″
ａ転転量開時通告を行うようにする。中央制御部３は、
当該取引の口座元帳データを、該取引とは逆の取引があ
ったとして、残高を更新して、記憶部３３ａに記憶する
。

上記手順において、予め設定する時間Ｔを、出金プール
８から出金額を回収するための超過時間Ｔ１と、取引を
不成立とする超過時間Ｔ２とに分けて、上記Ｔ□をＴ２
より短く設定すれば、出金プール８の効率的運用と、遅
れて来た顧客への対応も可能となる。

上記実施例によれば、下記の如き効果が得られる。

（１）予約入力によって予め支店の取引に必要な資金を
容易に推定できる。

（２）予約受付は不可の場合に１代替受付は可能条件を
提示して、顧客の希望を変更できる。

（３）各支店の現金処理装置と中央制御部が回線で結ば
れ、集中管理ができる。

（４）処理実行命令の発信が元帳データ更新の契機とな
るので、予約取引業務では、中央制御部と現金処理装置
による支店業務を、各時点で切り離すことができ１時間
外運用も可能になる。

（５）予約入力によって、顧客の窓口における操作の簡
略化すなわち、顧客の現金処理装置の占有時間１の短縮
が図れ、また、窓口での待ち時間の解消と、知人等の熟
練者による入力操作代行依頼が容易になる。

（６）予約電話機等による入力、窓口での操作簡略化に
よって、不慣れな利用者でも、安心して利用でき、誤操
作も減少する。

上述の実施例においては、支店窓口に、単数の現金処理
装置６が設置されている場合を例に説明したが、支店窓
口に、複数の現金処理装置ｉ！６が設置される場合には
、以下に述べる如き構成にすることにより、効果を上げ
ることができる。

第９図は、先に第１図に示した構成のうち、支店窓口４
に、複数の現金処理装置６Ｃおよび６ｄを設置し、中央
制御部３との間に、支店制御部３０を設けて、回線５，
５ｃ、５ｄで接続したものであり、第１０図は、同じく
第１図の支店窓口４に、回線５で中央制御部３に接続さ
れている現金処理装置６Ａを親機として、これに回線５
　ｃ、５　ｄで接続される子機である現金処理装置６ｃ
、６ｄを設置したものである。

第９図、第１０図に示す実施例が、第１図に示した実施
例と異なる点は、支店制御部３０または現金処理装置６
Ａが、現金処理％　ｒｉｌ　６　ｃまたは６ｄの資金状
態や使用状況のデータをまとめて、支店窓口４としての
資金状態や利用状況として中央制御部３に伝送すること
、中央制御部３からの処理実行命令を、すべて、−旦、
支店制御部３０または現金処理装ｒｉ１６Ａに取込んで
、支店窓口として、最も資金運用上効率的な現金処理装
Ｃ６Ａ　、　６　ｃ　、　６ｄを選択して、予約取引を
実行するよう、統括・制御することであり、これ以外の
動作は、前述の第１図に示した実施例の場合と同様であ
る。

本実施例によっても、前述の実施例と略同様の効果を得
ることができる。

上述の各実施例は、本発明の一例として示したものであ
り、本発明はこれ以外にも１種々の実施態様をとること
が可能である。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、顧客は、
予約入力手段によって予め、空き時間を利用して取引に
必要な入力操作をすませておくことができるので、入力
操作のための前記現金自動取引装置占有時間が分散され
て、混雑時の待ち時間緩和が図れ、特に誤操作による待
ち時間拡大が防止できるという効果がある。また、老人
等入力操作の苦手な利用者は、予め知人等の操作熟練者
の空き時間に、入力操作の代行も可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す入出金予約システムの
構成図、第２図〜第４図はその構成要素の詳細な構成を
示す図、第５図は各手段間でのデータ授受の説明図、第
６図〜第８図は主要な動作のフローチャート、第９図、
第１０図は他の実施例の構成図である。１ａ：予約入力端末、１ｂ：予約入力電話機、ＩＮ表示
部、１２：カード読取り機、１３：キーボード、１４：
受話器、１５：プッシュボタン、３：中央制御部、４ａ
、４ｂ：各支店の現金出納窓口、６（６ａ、６ｂ）：現
金処理装置、８：出金プール、１０ａ　、　１０ｂ　：
照会端末装置、３０：支店制御部。

Claims

【特許請求の範囲】１、金融機関の窓口業務自動化のためのシステムであっ
て、現金入出金処理手段と、顧客が希望する取引内容を
予め登録するための予約入力手段と、前記現金入出金処
理手段および予約入力手段の制御、前記予約入力手段か
ら入力された予約情報の管理を行う中央制御部を有し、
該中央制御部は予約情報を受付ける際に、既に受付け済
みの予約取引内容、前記現金入出金処理手段の持つ資金
状態等に基づいて予約受付けの可否を判断し、予約内容
の受付けが不可と判断される場合には、代替受付け可能
条件を提示する如く構成したことを特徴とする入出金予
約システム。２、前記中央制御部は、前記現金入出金処理手段に対し
て、受付けた予約内容を処理実行命令として伝送するこ
とにより取引成立とみなして、対応する口座元帳データ
を更新し、当該取引の取消しが発生した場合には、前記
元帳データを再更新することを特徴とする請求項１記載
の入出金予約システム。３、前記元帳データの再更新を、前記取引と逆の取引が
あったものとして処理することを特徴とする請求項２記
載の入出金予約システム。４、前記中央制御部が、前記現金入出金処理手段に対し
て伝送する処理実行命令を、前記現金入出金処理手段が
保持するようにして、前記中央制御部の運転停止時にも
対処可能としたことを特徴とする請求項１または２記載
の入出金予約システム。５、前記受付けた予約内容が、所定時間経過後も未完了
である場合には、前記処理実行命令の解除と予約データ
の取消しを行うことを特徴とする請求項１〜４のいずれ
かに記載の入出金予約システム。６、前記現金入出金処理手段の操作部に、取引が予約分
か否かを選択するための取引選択手段を設けたこさを特
徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の入出金予約シ
ステム。７、前記現金入出金処理手段に接続される複数個の個別
保管庫を有する出金プール部を有し、前記現金入出金処
理手段が前記中央制御部から受けた予約取引に係る処理
実行命令を予め実行して、出金すべき現金を前記個別保
管庫に格納しておくことを特徴とする請求項１〜６のい
ずれかに記載の入出金予約システム。８、請求項７記載の入出金予約システムにおいて出金プ
ール部として用いられる、個別保管庫と個別の利用者本
人確認用入力手段とを有することを特徴とする現金入出
金処理装置。９、前記受付けた予約内容が、所定時間経過後も未完了
であり、前記処理実行命令の解除と予約データの取消し
が行われた場合に、前記出金プール部からの現金の回収
を行うことを特徴とする請求項８記載の現金入出金処理
装置。