JPH02276734A - 枚葉紙輪転印刷機の枚葉紙長さ走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、枚葉紙処理機域、特に枚葉紙輪転印刷機にお
ける、特許請求の範囲第１項の前提項に記載の枚葉紙長
さ走査装置に関する。

［従来の技術］ この種の装置が、表刷りおよび両面印刷用の枚葉紙輪転
印刷機の枚葉紙渡し胴に関するドイツ連邦共和国特許公
報２６２１２５０から公知である。枚葉紙渡し胴の縦方
向に延びるチャンネル内には、枚葉紙の前縁をつかむた
めのくわえづめと、吸気源に接続され、先行する枚葉紙
の後縁をつかむ吸引式くわえ装置がチャンネルの壁に沿
って一列に配置されている。この場合、２個の吸引式の
くわえ装置が前記列に関して枚葉紙の搬送方向とは反対
方向にずれて配置されており、そしてこれらの吸引式く
わえ装置はその接続管路内に圧力監視装置を持っている
ので、吸引式くわえ装置の吸引ノズルは、同時に長さが
不足している枚葉紙や後縁の角が折れている枚葉紙や寸
法上の欠陥のある枚葉紙を検知するために、また後続の
印刷ユニットを停止させることができるために走査ノズ
ルの役目をなす両面印刷用の輪転印刷機においては、長
さの短い枚葉紙はこのようにして検知され、適宜な指令
が印刷機を制御するために、たとえば次の印刷ユニット
を停止させるために発せられる。もし裏返された枚葉紙
の後縁が通常の許容範囲内で反転胴のくわえ装置によっ
てつかまれなかったときは、後続の印刷操作においてこ
の枚葉紙はくわえ装置から全体的または部分的に引き出
され、その結果見当合せ誤差が生ずることになる。もし
も、反転装置において枚葉紙の後縁が全くつかまれなか
ったときは、かなり重大な損害がもたらされ、圧胴にイ
ンキが付着し、長さの短かい枚葉紙がインキ装置に入り
込む可能性がある。

［発明が解決しようとする課題］ たとえば、静電荷電等により両面印刷用の輪転印刷機に
おいて蓄積胴によって反転胴の前へ引きずられ、この結
果同様にかなり重大な損害を招くような長さの短い枚葉
紙の検出には上記の公知の装置は適していない。印刷速
度が高速の場合、長さの短い枚葉紙によフて引き起こさ
れる問題は特に重大である。その理由は、枚葉紙上の欠
陥の検出とおそらく必要となる印刷機の停止との間の時
間が極めて短く、この時間は、短いまたは他の欠陥のあ
る枚葉紙が印刷ユニットに入るのを防いだり、または圧
胴による印刷を防ぐにはもはや充分でないからである。

また、電気的または圧縮空気により操作され、特に表刷
り両面印刷用の輪転印刷機の反転装置において欠陥のあ
る枚葉紙を検出する手段が公知である。

本発明の目的は、印刷ユニットを通過するには短すぎる
枚葉紙または他の点で印刷には適しない枚葉紙が、これ
らの枚葉紙が最初の印刷ユニットに入る前にすでに検出
され、その結果、このような枚葉紙が給紙装置によって
最初の印刷ユニットに供給される前に印刷機を停止でき
るような枚葉紙長さ走査装置を提供することである。こ
の装置はさらに既存の印刷機に後から取付けできるもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明のこの目的は、特許請求の範囲の第１項の特徴項
に記載された特徴を有する構成によって達成される。

［作用］ 本発明の装置における吸気測定ノズルは印刷されるべき
枚葉紙をそれがまだパイル上にある間に走査するもので
あって、この走査は、給紙装置の搬送手段が枚葉紙を受
取り給紙台を横切って前当てへ運ぶ前に、最上部の枚葉
紙が給紙装置の中のパイルから持ち上げられるとき、そ
して、この枚葉紙の前縁が短時間停止位置に留まってい
るときに行われるという利点がある。本発明のこの特徴
を用いることにより、短い連や許容できない連のずれを
早い段階で検出することが可能となり、これらに付属す
るトラブルを防ぐことができる。公知の枚葉紙長さ走査
装置とは対照的に、本発明の装置は給紙装置内の枚葉紙
パイルの直ぐ上で作動し、その結果、欠陥のある枚葉紙
が最初の印刷ユニットに入る前に印刷機を停止させるこ
とができ、本発明のこの構造は高速印刷の場合でも高い
安全性を提供できる。

本発明のこれらの特徴は、吸引ヘッドを備え、この吸引
ヘッドは吸引ノズル、特に昇降式の吸引器を有し、その
吸引開口部は枚葉紙パイルの最上部の枚葉紙の後縁の部
分へ概ね垂直に向けられており、そしてこの開口部は吸
気源に連結されている給紙装置において有利に用いられ
る。望ましい実施態様においては、少くとも１個の既存
の昇降式の吸引器に本発明による型の吸気測定ノズルが
取付けられており、そしてそこでは、走査穴は既存の昇
降式の吸引器の吸引穴に対して、枚葉紙の後縁の方へず
れており、この吸気測定ノズルは枚葉紙パイルの最上部
の枚葉紙の後縁に揃えられて配置されている。その結果
、許容限度内で走査穴を枚葉紙の正確な寸法に、すなわ
ち枚葉紙の長さに揃えるために枚葉紙搬送方向を調整で
きるという利点がある。

枚葉紙に対する走査は、おそらく予めブロワ−によって
ほぐされている枚葉紙が、給紙装置内で水平方向へ送ら
れ始める前に吸引ヘッドの吸引ノズルによって枚葉紙パ
イルから１枚ずつ垂直方向に持上げられることを利用し
ている。欠陥があると検知された枚葉紙、たとえば短い
枚葉紙が検知されると、差圧測定弁によって直ちに給紙
装置が停止され、この欠陥のある枚葉紙は枚葉紙パイル
の上に留まり、取除くことができる。このため、そのよ
うな欠陥のある枚葉紙が印刷機の印刷ユニットに入るた
めに起きる重大な損傷が防止される。この差圧測定弁は
吸気管路内の吸引制御用の回転弁の前または後に設ける
ことができる。

請求項３から８は本発明の特徴の有利な実施態様を含ん
でおり、既に作動状態にある枚葉紙輪転印刷機の場合に
、例えば既存の昇降式の吸引器を、枚葉紙パイルの最上
部の枚葉紙の後縁に整列された追加の走査穴を有する昇
降式の吸引器と交換することによって、枚葉紙輪転印刷
機の給紙装置の吸引ヘッド内の既存の昇降式吸引器に枚
葉紙走査用の吸気測定ノズルを取付けるという特徴を有
している。

本発明による吸気測定ノズルは、斜めに位置する枚葉紙
または角が折れた枚葉紙をそれらがまだ給紙装置の中に
ある間に検出するために、−列に組合わされて設けられ
るのが有利である。

印刷ユニットを通過するには短か過ぎるかまたは印刷に
は適しない枚葉紙の長さの走査は、枚葉紙が最初の印刷
ユニットに入る前に行われるので、このような枚葉紙が
給紙装置によって最初の印刷ユニットへ供給される前に
印刷を停止することができる。同様の方法で、短い枚葉
紙は他の枚葉紙処理機械においてもこのような枚葉紙の
処理を防ぐ制御操作を発動させるために検出することが
できる。枚葉紙の長さの走査のために、給紙装置−ここ
から枚葉紙処理機械が枚葉紙を１枚ずつ持上げて処理の
ために供給する−には給紙装置内の枚葉紙パイルの最上
部の枚葉紙の後縁に向けられた吸気測定ノズルが設けら
れている。

［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

この好ましい実施例は、給紙装置内で枚葉紙パイル１の
上方のある高さに吸引ヘッド２が設けられている枚葉紙
輪転印刷機を示している。この吸引ヘッド２上には枚葉
紙パイル１から最上部の枚葉紙３を持ち上げて給紙装置
の中へ運ぶための昇降式の吸引器４または他の吸気ノズ
ルが配設されている。吸気源（不図示）から昇降式の吸
引器４または同様なものへの吸気の供給は回転弁５によ
って制御される。−数的に言って、このような昇降式の
吸引器４が複数個枚葉紙パイル１の後方部分で枚葉紙の
面に向って配置されている。吸気が昇降式の吸引器４に
供給されると、これらの昇降式の吸引器４は枚葉紙パイ
ル１から既にほぐされている最上部の枚葉紙３を持ち上
げる。そのため枚葉紙の下方へ搬送用空気を吹きつける
ことができ、枚葉紙はその前縁が前当てに当たって給紙
装置へ送られる前にその位置に短時間留まる。枚葉紙パ
イル１の中の短い枚葉紙を検出する目的のために、少く
とも１個の、しかし望ましくは複数の吸気測定ノズル８
が、持ち上げられた枚葉紙が正常な長さのとき走査穴が
閉鎖されるように、枚葉紙の後縁へ向けられている。吸
気測定ノズル８への吸気の供給の制御は回転弁５によっ
て同様に行われる。吸気測定ノズル８への吸気管路６内
にはマイクロスイッチ１１を有する差圧測定弁１０が位
置している。この差圧測定弁１０は短かい枚葉紙が吸気
測定ノズル８の走査穴９を閉じきれないときはいつも差
圧によって作動させられる。最も簡単な構造においては
、吸気測定ノズル８は昇降式の吸引器４と一体的構成と
して形成されてよい。この結果として１個または複数の
昇降式の吸引器４は、その吸引開口部に加えて第１図と
第２図に概略的に示すように、枚葉紙パイル１から持ち
上げられた枚葉紙３の後縁へ向けられている１個または
２個以上の走査穴９をも有する１個の昇降式の吸引器４
によって置き換えられる。

第２図は、従来の吸引器４が吸気測定ノズル８によって
最上部の枚葉紙３を持ち上げるように設計できるか、ま
たは追加の吸気測定ノズル８を最上部の枚葉紙３を持上
げるための従来の吸引器に加えて設けることができるか
を示す。第２図に示す吸気測定ノズル８は各々枚葉紙の
パイルの最上部の枚葉紙３の後縁に向けられた２個の走
査穴９を有する。走査穴９は、枚葉紙パイル１から持ち
上げられた正常な長さの枚葉紙３によっては全く閉じら
れるが、短かい枚葉紙によっては全く閉じられないか部
分的にしか閉じられないように整列されている。この結
果、吸気測定ノズル８を回転弁５を介して吸気源に接続
する吸気管路６内に真空が生じ、この真空は吸気管路６
に設けられ、回転弁５の前または後に置くことのできる
差圧測定弁１０によって記録されマイクロスイッチに対
する切替パルスに変換され、その結果マイクロスイッチ
１１によって印刷が停止させられ、または他の方法によ
って圧劇による印刷が防止される。

正常の長さの枚葉紙は吸気測定ノズル８の吸気開孔部で
ある走査穴９を完全に閉じるので昇降式の吸引器４のノ
ズルに関しては圧力差は生しない。

第３．４図は公知の複式の吸引器６に対する吸気測定ノ
ズルの構造を示す。この２個の昇降式のノズルは吸気供
給用の共通のＴ形ピース７に接続されており、このＴ形
ピース７は吸気案内ボルトの垂直な軸線の周りに回転す
ることができる。したがって、昇降式の吸引器４と吸気
測定ノズル８とは共通の管路１２へ連結される。昇降式
の吸引器４の吸気開口部は常に枚葉紙により覆われるが
、吸気測定ノズル８の走査穴９は複式の吸引器１６のＴ
形ピース７を回すことにより調整され、枚葉紙が短か過
ぎるとき、は走査穴９は全く覆われないように調整され
る。この場合、枚葉紙パイル１から持上げられた枚葉紙
の後縁１３は枚葉紙３の搬送方向において走査穴９の付
近またはその後方に位置する。

第５．６図および第７図は、いかにして公知の昇降式の
吸引器４から少ない構造費用で吸気測定ノズルがつくら
れるかの有利な例を示している。

望ましくは弾性プラスチックからなるキャップ４が昇降
式の吸引器４のＦ端にかぶせられ、その基底部には１個
の偏心した走査穴９のみが設けられ、この走査穴９は吸
気測定ノズルとして作用する。他の昇降式の吸引器の吸
気開口部はキャップ１４によって閉じられる。走査穴９
は上述のように最小許容長さの枚葉紙の後縁に向けられ
ている。第６図の断面図は走査穴９に設けられている突
起部１５を有するキャップ１４を示し、第７図は平らな
基底部を持つキャップを示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は枚葉紙パネルの上方の枚葉紙輪転印刷機の吸引
ヘッドの側面図、第２図は第１図の吸引ヘッドの吸引ノ
ズル配置の概略図、第３図は複式の吸引器の後面図、第
４図は第３図の複式吸引器のノズル構造の概略図、第５
図は第３，４図とは異なる典型的実施例のノズル配置と
ノズル構造の概略図、第６図は突出した走査穴の場合の
第５図のＩ−Ｉ線断面図、第７図は平面形の走査穴の場
合の第５図のＩ−Ｉ線断面図である。 １・・・枚葉紙パイル、　　　　２・・・吸引ヘッド３
・・・最上部の枚葉紙、　　４・・・吸引器５・・・回
転弁。 ７・−Ｔ形ピース ８・・・吸気測定ノズル ９・・・走査穴。 １１・・・マイクロスイッチ。 １３・・・枚葉紙の後縁。 １５・・・突起部。 ６・・・吸気管路 ０・・・差圧測定弁 ２・・・共通の管路 ４・・・キャップ ６・・・複式の吸引器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、枚葉紙の後縁に揃えて配置された複数の吸気形測定
   ノズルを含み、その吸気源との接続部において、印刷機
   駆動回路内にスイッチ素子を有し、そして給紙装置が、
   処理される枚葉紙を枚用紙の前縁に対するストッパによ
   って揃え、昇降式の吸引器によって枚葉紙パイルから１
   枚ずつ枚葉紙を持ち上げる、枚葉紙処理機械、特に枚葉
   紙輪転印刷機の枚葉紙長さ走査装置において、 走査穴（９）を有する少なくとも１個の吸気測定ノズル
   （８）が前記給紙装置内に設けられ、枚葉紙パイル（１
   ）の最上部枚葉紙（３）の後縁（１３）に向けられてお
   り、そして、その吸気の接続管路内に前記スイッチ素子
   と協同する差圧測定弁（１０）が設けられていることを
   特徴とする、枚葉紙輪転印刷機の枚葉紙長さ走査装置。 ２、吸引ヘッドを有し、該吸引ヘッドが昇降式の吸引器
   を有し、この昇降式の吸引器は枚葉紙のパイルの最上部
   の枚葉紙の後縁部分に向って概ね垂直に向けられそして
   吸気源に接続されている請求項１記載の枚葉紙長さ装置
   において、昇降式吸引器として作動する、前記吸引ヘッ
   ド（２）の１個または２個以上の吸気測定ノズル（８）
   が、前記給紙装置の昇降式吸引器（４）に対して枚葉紙
   の後縁（１３）の方へずらされ、そして枚葉紙の搬送方
   向に調節可能である請求項１記載の枚葉紙長さ走査装置
   。 ３、前記吸気測定ノズル（８）が枚葉紙の面に垂直に延
   びる軸線の周りに旋回可能であり、その走査穴（９）が
   前記軸線に対して偏心して配置されている請求項１また
   は２記載の枚葉紙長さ走査装置。 ４、前記走査穴（７）が取付け可能なキャップ（１４）
   に設けられており、このキャップ（１４）は既存の吸引
   ヘッド（２）内の既存の吸引器（４）に取付けできるよ
   うになっている請求項１〜３のいずれか１項記載の枚葉
   紙長さ走査装置。 ５、吸引ヘッド（２）の少なくとも１個の吸気測定ノズ
   ル（８）とさらに昇降式の吸引器（４）が共通のボディ
   上に設けられ、このボディが吸引ヘッド（２）の既存の
   吸気用部品である吸気案内ボルトに、前記吸気用案内ボ
   ルトの垂直軸線周りに調整可能に取付けられている請求
   項１〜３のいずれか１項記載の枚葉紙長さ走査装置。 ６、前記吸気測定ノズル（８）が偏心して配置された追
   加の走査穴（９）によって昇降式の吸引器（４）に形成
   されている請求項１〜３のいずれか１項記載の枚葉紙長
   さ走査装置。 ７、前記吸気測定ノズル（８）が１個の複式の吸引器（
   １６）である昇降式の吸引器に設けられ、そして弾性材
   料からなるキャップ（１４）により形成されており、こ
   のキャップ（１４）は前記昇降式の吸引器（４）に取付
   け可能であり、そして前記走査穴（９）を有する請求項
   ４〜６のいずれか１項記載の枚葉紙長さ走査装置。 ８、前記吸気測定ノズル（８）が公知の構造のドロップ
   型の吸引器に形成されている請求項１または２記載の枚
   葉紙長さ走査装置。