JPH07300255A - サクションヘッドにおける信号発生装置 - Google Patents
サクションヘッドにおける信号発生装置Info
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- JPH07300255A JPH07300255A JP10557795A JP10557795A JPH07300255A JP H07300255 A JPH07300255 A JP H07300255A JP 10557795 A JP10557795 A JP 10557795A JP 10557795 A JP10557795 A JP 10557795A JP H07300255 A JPH07300255 A JP H07300255A
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な手段で最後の枚葉紙を表示する信号
を生成する装置を提供する。 【構成】 吸い口駆動装置によって駆動される昇降可
能な持ち上げ用吸い口と、触知足駆動装置によって駆動
される触知足とを備えたサクションヘッドにおける信号
発生装置で、パイル上面でさばかれた枚葉紙を後続搬送
装置に供給するために、持ち上げ用吸い口と触知足が紙
さばきの作業周期で駆動される。枚葉紙パイル９の上部
区域に信号発生手段１６、１７が配置されており、これ
らの１つが持ち上げ用吸い口１１と一緒に可動である。
そこで、枚葉紙パイル９から持ち上げ用吸い口が枚葉紙
を一枚ずつ取り出す毎に信号発生手段１６，１７から信
号が出力するので、最後の一枚が取り出された後は、こ
の信号は出力されず、作業者は最後の一枚が取り出され
たことを認識できる。
を生成する装置を提供する。 【構成】 吸い口駆動装置によって駆動される昇降可
能な持ち上げ用吸い口と、触知足駆動装置によって駆動
される触知足とを備えたサクションヘッドにおける信号
発生装置で、パイル上面でさばかれた枚葉紙を後続搬送
装置に供給するために、持ち上げ用吸い口と触知足が紙
さばきの作業周期で駆動される。枚葉紙パイル９の上部
区域に信号発生手段１６、１７が配置されており、これ
らの１つが持ち上げ用吸い口１１と一緒に可動である。
そこで、枚葉紙パイル９から持ち上げ用吸い口が枚葉紙
を一枚ずつ取り出す毎に信号発生手段１６，１７から信
号が出力するので、最後の一枚が取り出された後は、こ
の信号は出力されず、作業者は最後の一枚が取り出され
たことを認識できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸い口駆動装置によっ
て駆動される昇降可能な持ち上げ用吸い口、すなわち始
動運動を行う持ち上げ用吸い口と、触知足駆動装置によ
って駆動される触知足とを有し、パイル上面でさばかれ
た枚葉紙を後続搬送装置に供給するために持ち上げ用吸
い口および触知足が紙さばきの作業周期で駆動される、
サクションヘッドにおける信号発生装置に関する。
て駆動される昇降可能な持ち上げ用吸い口、すなわち始
動運動を行う持ち上げ用吸い口と、触知足駆動装置によ
って駆動される触知足とを有し、パイル上面でさばかれ
た枚葉紙を後続搬送装置に供給するために持ち上げ用吸
い口および触知足が紙さばきの作業周期で駆動される、
サクションヘッドにおける信号発生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知の技術であるドイツ特許公開公報第
４００９１７５号に、自動給紙機に対する持ち上げ用ノ
ズルおよび触知部材の弾性的な支持具が開示されてい
る。この装置では、触知体と、横木に取り付けた幾つか
の持ち上げ用ノズルに、カムによって駆動可能なリンク
駆動装置がそれぞれ１つ対応している。
４００９１７５号に、自動給紙機に対する持ち上げ用ノ
ズルおよび触知部材の弾性的な支持具が開示されてい
る。この装置では、触知体と、横木に取り付けた幾つか
の持ち上げ用ノズルに、カムによって駆動可能なリンク
駆動装置がそれぞれ１つ対応している。
【０００３】ドイツ特許公開公報第２５４４６１８号に
より、自動給紙機に対する電気空気圧式制御装置が知ら
れている。動かす質量を減少させるために、ピストン・
シリンダ構成からなる真空供給ユニットは、真空系に組
み込まれているが、紙さばき用ノズルとは分離されてい
る。真空供給ユニット内で可動に支持されているピスト
ンには、機枠に固定して支持された測定変換器と協働す
る操作部材が固定されている。配管系内が真空になる
と、ピストンはシリンダ内に引き込まれ、これに固定し
た操作部材が測定変換器内の状態変化を引き起こす。枚
葉紙が吸い着けられない場合は圧縮ばねの力に抗して操
作部材と一緒にピストンを動かすことによって測定変換
器に状態変化を引き起こすほど真空は十分でない。この
装置の短所は、発生する真空が質量のあるピストンを圧
縮ばねに抗して動かすほど十分なときに初めて、測定変
換器に状態変化を引き起こすことができる点にある。こ
れに加えて、操作部材が通過しなければならない調節行
程は比較的長い。真空供給ユニットと紙さばきノズルを
切り離すことによって、動かす質量を削減することが可
能となるが、その代償として測定変換器の応答時間が不
都合に長くならざるを得ない。最後に、ドイツ特許明細
書第３７４３８０５Ｃ１号により、印刷機の給紙装置に
対する紙さばき用サクションヘッドが知られている。こ
の装置は、第１のセンサと第２のセンサを有する、少な
くとも１つの触知装置を包含している。この触知装置
は、枚葉紙パイルの周縁区域の湾曲した表面を２つの測
定箇所で触知できる。この場合、これらのセンサは、無
接触式に作動するセンサとして形成されていて、枚葉紙
パイルの上方にも側方にも使用できる。さらに、少なく
とも２つのセンサが垂直方向で互いに調整できるように
構成されている。センサから送られた信号によって、パ
イル上面に存在している高さの差が検知され、これに合
致したサクションヘッドの傾きを実現できる。ドイツ特
許明細書第３７４３８０５Ｃ１号に従って構成されたこ
のセンサ装置は、一定限界内で垂直方向に移動できる
が、本質的には不動センサ装置である。なぜならば、そ
れぞれ１つのセンサが配分されている２つの測定箇所に
おける信号の差を形成しなければならないからである。
より、自動給紙機に対する電気空気圧式制御装置が知ら
れている。動かす質量を減少させるために、ピストン・
シリンダ構成からなる真空供給ユニットは、真空系に組
み込まれているが、紙さばき用ノズルとは分離されてい
る。真空供給ユニット内で可動に支持されているピスト
ンには、機枠に固定して支持された測定変換器と協働す
る操作部材が固定されている。配管系内が真空になる
と、ピストンはシリンダ内に引き込まれ、これに固定し
た操作部材が測定変換器内の状態変化を引き起こす。枚
葉紙が吸い着けられない場合は圧縮ばねの力に抗して操
作部材と一緒にピストンを動かすことによって測定変換
器に状態変化を引き起こすほど真空は十分でない。この
装置の短所は、発生する真空が質量のあるピストンを圧
縮ばねに抗して動かすほど十分なときに初めて、測定変
換器に状態変化を引き起こすことができる点にある。こ
れに加えて、操作部材が通過しなければならない調節行
程は比較的長い。真空供給ユニットと紙さばきノズルを
切り離すことによって、動かす質量を削減することが可
能となるが、その代償として測定変換器の応答時間が不
都合に長くならざるを得ない。最後に、ドイツ特許明細
書第３７４３８０５Ｃ１号により、印刷機の給紙装置に
対する紙さばき用サクションヘッドが知られている。こ
の装置は、第１のセンサと第２のセンサを有する、少な
くとも１つの触知装置を包含している。この触知装置
は、枚葉紙パイルの周縁区域の湾曲した表面を２つの測
定箇所で触知できる。この場合、これらのセンサは、無
接触式に作動するセンサとして形成されていて、枚葉紙
パイルの上方にも側方にも使用できる。さらに、少なく
とも２つのセンサが垂直方向で互いに調整できるように
構成されている。センサから送られた信号によって、パ
イル上面に存在している高さの差が検知され、これに合
致したサクションヘッドの傾きを実現できる。ドイツ特
許明細書第３７４３８０５Ｃ１号に従って構成されたこ
のセンサ装置は、一定限界内で垂直方向に移動できる
が、本質的には不動センサ装置である。なぜならば、そ
れぞれ１つのセンサが配分されている２つの測定箇所に
おける信号の差を形成しなければならないからである。
【０００４】給紙パイル上で枚葉紙がさばかれた後、輪
転印刷機の第１の印刷ユニットへ供給される間に、枚葉
紙をずれ重なりの状態で送ることが普通である。枚葉紙
がグリッパによって機械速度まで加速されて第１の印刷
ユニットに入る前に、それぞれ最初の枚葉紙が紙差し板
の前当ておよび横当てに整合される。ずれ重なりの状態
ではそれぞれ下にずれ重ねて運ばれる枚葉紙は、それら
の支持面の一部しかサクションベルトテーブル上に固着
されないので、作用する摩擦力によって前当ておよび横
当てにおける整合が可能である。下にずれ重ねて運ばれ
る枚葉紙形態の最後の枚葉紙において問題が生じる。な
ぜならば、この枚葉紙は、先行枚葉紙も後続枚葉紙もな
く、前当て区域でサクションベルトテーブル上に全面的
に載っているからである。その結果として、たとえば高
い摩擦力が原因でこの最後の枚葉紙が前当てで変形する
といった、好ましくない２次効果が生じ得る。さらに、
最後の枚葉紙が前当てで変形すると、この枚葉紙の正確
な刷り合わせは保証されなくなる。また、この枚葉紙の
変形により、機械停止が引き起こされることがあり、こ
のことはこの時点で印刷機の印刷ユニット内にあるすべ
ての枚葉紙に、印刷品質の点で不都合な影響を与える。
転印刷機の第１の印刷ユニットへ供給される間に、枚葉
紙をずれ重なりの状態で送ることが普通である。枚葉紙
がグリッパによって機械速度まで加速されて第１の印刷
ユニットに入る前に、それぞれ最初の枚葉紙が紙差し板
の前当ておよび横当てに整合される。ずれ重なりの状態
ではそれぞれ下にずれ重ねて運ばれる枚葉紙は、それら
の支持面の一部しかサクションベルトテーブル上に固着
されないので、作用する摩擦力によって前当ておよび横
当てにおける整合が可能である。下にずれ重ねて運ばれ
る枚葉紙形態の最後の枚葉紙において問題が生じる。な
ぜならば、この枚葉紙は、先行枚葉紙も後続枚葉紙もな
く、前当て区域でサクションベルトテーブル上に全面的
に載っているからである。その結果として、たとえば高
い摩擦力が原因でこの最後の枚葉紙が前当てで変形する
といった、好ましくない２次効果が生じ得る。さらに、
最後の枚葉紙が前当てで変形すると、この枚葉紙の正確
な刷り合わせは保証されなくなる。また、この枚葉紙の
変形により、機械停止が引き起こされることがあり、こ
のことはこの時点で印刷機の印刷ユニット内にあるすべ
ての枚葉紙に、印刷品質の点で不都合な影響を与える。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上に
略述した公知の技術と、上記の問題群から出発して、簡
単な手段で最後の枚葉紙を表示する信号を生成する装置
を提供することである。
略述した公知の技術と、上記の問題群から出発して、簡
単な手段で最後の枚葉紙を表示する信号を生成する装置
を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
目的は請求項１の特徴によって達成される。
目的は請求項１の特徴によって達成される。
【０００７】この解決の長所は、空気圧による始動運動
を行う持ち上げ用ノズルを最後の枚葉紙の検知に利用で
きる点である。このようにすることによって、信号発生
装置は極めて簡単に構成できる。さらに、最後の枚葉紙
の検知が、被印刷物の部分的に互いに非常に異なる性質
にはかかわることはない。サクションヘッドに取り付け
た持ち上げ用吸い口およびこれに固定した信号発生手段
と、持ち上げ用吸い口に対して不動に配置された信号発
生手段との間で相対運動が行われるので、最後の枚葉紙
が紙差し板の前当てに到達する前に、これを早期に検知
することが保証されている。
を行う持ち上げ用ノズルを最後の枚葉紙の検知に利用で
きる点である。このようにすることによって、信号発生
装置は極めて簡単に構成できる。さらに、最後の枚葉紙
の検知が、被印刷物の部分的に互いに非常に異なる性質
にはかかわることはない。サクションヘッドに取り付け
た持ち上げ用吸い口およびこれに固定した信号発生手段
と、持ち上げ用吸い口に対して不動に配置された信号発
生手段との間で相対運動が行われるので、最後の枚葉紙
が紙差し板の前当てに到達する前に、これを早期に検知
することが保証されている。
【０００８】本発明の基礎にある思想の実際態様におい
ては、持ち上げ用吸い口に取り付けた信号発生手段とそ
の都度協働する信号発生手段が不動に支持されている。
これらの信号発生手段の間では、信号の生成が無接触式
に行われる。そうすることにより、紙粉による汚れの問
題がなくなる。
ては、持ち上げ用吸い口に取り付けた信号発生手段とそ
の都度協働する信号発生手段が不動に支持されている。
これらの信号発生手段の間では、信号の生成が無接触式
に行われる。そうすることにより、紙粉による汚れの問
題がなくなる。
【０００９】持ち上げ用吸い口に取り付けた信号発生手
段が、吸い口面の上方に位置決めされているので、持ち
上げ用吸い口が下降した位置にとどまっていると、信号
発生手段が迅速に応答する。持ち上げ用吸い口に取り付
けた信号発生手段は、対称軸を中心にしてリング状に延
びていることも、少数または多数の箇所に分布している
ことも可能である。不動に支持された信号発生手段が、
持ち上げ用吸い口までピン状に突き出して、これに接触
しないように形成されていることが好都合である。
段が、吸い口面の上方に位置決めされているので、持ち
上げ用吸い口が下降した位置にとどまっていると、信号
発生手段が迅速に応答する。持ち上げ用吸い口に取り付
けた信号発生手段は、対称軸を中心にしてリング状に延
びていることも、少数または多数の箇所に分布している
ことも可能である。不動に支持された信号発生手段が、
持ち上げ用吸い口までピン状に突き出して、これに接触
しないように形成されていることが好都合である。
【００１０】前記信号発生手段は磁気作用を用いるよう
に構成でき、そうすることによって信号発生を可能にす
るが、誘導作用による信号発生も考えられよう。さら
に、対応するエミッタを有するオプトエレクトロニクス
部材を含む信号発生手段を構成することも考えられる。
その他のセンサ原理、たとえば超音波や、キャパシンタ
ンス原理で作動するセンサ装置も考えることができよ
う。
に構成でき、そうすることによって信号発生を可能にす
るが、誘導作用による信号発生も考えられよう。さら
に、対応するエミッタを有するオプトエレクトロニクス
部材を含む信号発生手段を構成することも考えられる。
その他のセンサ原理、たとえば超音波や、キャパシンタ
ンス原理で作動するセンサ装置も考えることができよ
う。
【００１１】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１２】図１に従う表現では、持ち上げ用吸い口１
１もしくは触知足７の運動を生み出す吸い口駆動装置２
と触知足駆動装置３を収容したサクションヘッドが示さ
れている。ここでは、駆動装置は暗示されているだけ
で、本発明の対象ではない。吸い口駆動装置２にはカム
部材４が支持されており、その上を連結部材５のカムロ
ーラが進行する。連結部材５には、旋回軸６を中心にし
て移動できる持ち上げ用吸い口１１が固定されている。
図示された状態では、持ち上げ用吸い口１１は上昇位置
にあり、詳細に図示されない紙差し板の上方に配置され
ている搬送ローラ８に個別枚葉紙１０を送る。触知足７
によって、特に枚葉紙パイル９の高さを触知し、連続的
な紙さばきの間にパイルの補給が制御される。
１もしくは触知足７の運動を生み出す吸い口駆動装置２
と触知足駆動装置３を収容したサクションヘッドが示さ
れている。ここでは、駆動装置は暗示されているだけ
で、本発明の対象ではない。吸い口駆動装置２にはカム
部材４が支持されており、その上を連結部材５のカムロ
ーラが進行する。連結部材５には、旋回軸６を中心にし
て移動できる持ち上げ用吸い口１１が固定されている。
図示された状態では、持ち上げ用吸い口１１は上昇位置
にあり、詳細に図示されない紙差し板の上方に配置され
ている搬送ローラ８に個別枚葉紙１０を送る。触知足７
によって、特に枚葉紙パイル９の高さを触知し、連続的
な紙さばきの間にパイルの補給が制御される。
【００１３】持ち上げ用吸い口１１には吸い口面１２が
設けられており、これは持ち上げ用吸い口１１の昇降運
動の結果として、個別枚葉紙１０のある上昇位置１３
か、個別枚葉紙１０のない下降位置１４に入る。吸い口
面１２の上方では、持ち上げ用吸い口１１に信号発生手
段１７が取り付けられている。この信号発生手段１７
は、持ち上げ用吸い口１１の対称軸を中心にして閉じた
リングとして延びているので、持ち上げ用吸い口１１が
回動しても信号発生は起こらない。他方で、信号発生手
段１７の信号生成面は、持ち上げ用吸い口１１の外周面
上に、それぞれ９０°もしくは１２０°、またはその他
の角度だけ互いにずれて配置することができる。さら
に、これらの信号発生手段は、持ち上げ用吸い口１１に
対して不動の位置で持ち上げ用吸い口１１に向かって突
き出して配置されたセンサ１６を含んでいる。個別枚葉
紙１０を吸い着けた吸い口面１２の運動軌道を１５で表
す。この運動軌道１５の水平成分は、概ねカム部材４に
よって指定された経路に従っている。運動軌道１５の始
まりでは、持ち上げ用吸い口１１は垂直方向の運動を行
い、この運動が信号発生に用いられる。垂直方向の運
動、すなわち始動運動は、負圧作用によって行われる。
設けられており、これは持ち上げ用吸い口１１の昇降運
動の結果として、個別枚葉紙１０のある上昇位置１３
か、個別枚葉紙１０のない下降位置１４に入る。吸い口
面１２の上方では、持ち上げ用吸い口１１に信号発生手
段１７が取り付けられている。この信号発生手段１７
は、持ち上げ用吸い口１１の対称軸を中心にして閉じた
リングとして延びているので、持ち上げ用吸い口１１が
回動しても信号発生は起こらない。他方で、信号発生手
段１７の信号生成面は、持ち上げ用吸い口１１の外周面
上に、それぞれ９０°もしくは１２０°、またはその他
の角度だけ互いにずれて配置することができる。さら
に、これらの信号発生手段は、持ち上げ用吸い口１１に
対して不動の位置で持ち上げ用吸い口１１に向かって突
き出して配置されたセンサ１６を含んでいる。個別枚葉
紙１０を吸い着けた吸い口面１２の運動軌道を１５で表
す。この運動軌道１５の水平成分は、概ねカム部材４に
よって指定された経路に従っている。運動軌道１５の始
まりでは、持ち上げ用吸い口１１は垂直方向の運動を行
い、この運動が信号発生に用いられる。垂直方向の運
動、すなわち始動運動は、負圧作用によって行われる。
【００１４】枚葉紙パイル９からの連続的な紙さばきに
おいて、持ち上げ用吸い口１１は枚葉紙を吸い着けた後
で、上昇位置１３と下降位置１４との間で往復運動をす
る。これに必要な時間は、その都度調整した機械速度に
依存している。したがって、信号生成面１７がセンサ１
６の区域に入るとすぐに、信号またはパルスが生成され
る。なぜならば、持ち上げ用吸い口１１は、捕捉された
個別枚葉紙１０と一緒に、センサ１６に対して上昇位置
１３に移動したからである。加工すべき最後の枚葉紙１
０を持ち上げ用吸い口１１によって後段の紙差し板の上
方の搬送ローラ８に運んだ後、持ち上げ用吸い口１１は
パイル区域に旋回して戻り、次の枚葉紙をさばこうとす
る。もうパイル面上には枚葉紙がないので、その結果と
して、吸い着けられた枚葉紙によって持ち上げ用吸い口
１１の吸い口面１２をふさぐことができず、それにより
持ち上げ用吸い口１１は下降位置１４にとどまってい
る。したがって、信号発生手段１６、１７の間に、信号
を発生することができない。持ち上げ用吸い口１１がそ
の下降位置１４にとどまっていることは、まだ搬送中の
先行の個別枚葉紙１０が最後の枚葉紙であったことを確
実に表示する。したがって、信号発生は吸い口の位置の
みに依存し、加工すべき被印刷物の性状には依存しな
い。最後の枚葉紙を早期に検知することにより、冒頭に
記載した問題を簡単な手段で解決することが可能とな
る。なぜならば、たとえば自動給紙機のサクションベル
トテーブル内の負圧を最後の枚葉紙の加工条件に早めに
適合させることが可能だからである。最後の枚葉紙が変
形したり、前当てで適切に整合されなかったりしたため
に機械停止を引き起こすと、最後の枚葉紙だけでなく、
この時点に輪転印刷機内にあるすべての枚葉紙に欠陥が
生じ、さらに損紙の発生を予想しなければならない。こ
れに対し、紙差し板内の負圧などの機械パラメータを最
後の枚葉紙の加工条件に早めに適合させることによって
予防措置を講じると、最後の枚葉紙まで一定の品質を生
み出すことができる。
おいて、持ち上げ用吸い口１１は枚葉紙を吸い着けた後
で、上昇位置１３と下降位置１４との間で往復運動をす
る。これに必要な時間は、その都度調整した機械速度に
依存している。したがって、信号生成面１７がセンサ１
６の区域に入るとすぐに、信号またはパルスが生成され
る。なぜならば、持ち上げ用吸い口１１は、捕捉された
個別枚葉紙１０と一緒に、センサ１６に対して上昇位置
１３に移動したからである。加工すべき最後の枚葉紙１
０を持ち上げ用吸い口１１によって後段の紙差し板の上
方の搬送ローラ８に運んだ後、持ち上げ用吸い口１１は
パイル区域に旋回して戻り、次の枚葉紙をさばこうとす
る。もうパイル面上には枚葉紙がないので、その結果と
して、吸い着けられた枚葉紙によって持ち上げ用吸い口
１１の吸い口面１２をふさぐことができず、それにより
持ち上げ用吸い口１１は下降位置１４にとどまってい
る。したがって、信号発生手段１６、１７の間に、信号
を発生することができない。持ち上げ用吸い口１１がそ
の下降位置１４にとどまっていることは、まだ搬送中の
先行の個別枚葉紙１０が最後の枚葉紙であったことを確
実に表示する。したがって、信号発生は吸い口の位置の
みに依存し、加工すべき被印刷物の性状には依存しな
い。最後の枚葉紙を早期に検知することにより、冒頭に
記載した問題を簡単な手段で解決することが可能とな
る。なぜならば、たとえば自動給紙機のサクションベル
トテーブル内の負圧を最後の枚葉紙の加工条件に早めに
適合させることが可能だからである。最後の枚葉紙が変
形したり、前当てで適切に整合されなかったりしたため
に機械停止を引き起こすと、最後の枚葉紙だけでなく、
この時点に輪転印刷機内にあるすべての枚葉紙に欠陥が
生じ、さらに損紙の発生を予想しなければならない。こ
れに対し、紙差し板内の負圧などの機械パラメータを最
後の枚葉紙の加工条件に早めに適合させることによって
予防措置を講じると、最後の枚葉紙まで一定の品質を生
み出すことができる。
【００１５】図２に、傾斜位置２２で両側に若干の角度
だけ傾倒可能な持ち上げ用吸い口１１を示す。持ち上げ
用吸い口１１の傾斜位置は、センサ１６と向き合う信号
発生手段１７の破線による表現によって示されている。
持ち上げ用吸い口１１が少し傾いた場合でも信頼できる
信号発生を行うことができるので、たとえば臨界的な被
印刷物の加工で必要な持ち上げ用吸い口１１の傾斜位置
は、最後の枚葉紙の早期検知に影響しない。ねじ２０に
よって保持板２１が持ち上げ用吸い口１１に固定されて
おり、持ち上げ用吸い口１１が最大に上昇した位置でこ
の保持板２１に当たる。
だけ傾倒可能な持ち上げ用吸い口１１を示す。持ち上げ
用吸い口１１の傾斜位置は、センサ１６と向き合う信号
発生手段１７の破線による表現によって示されている。
持ち上げ用吸い口１１が少し傾いた場合でも信頼できる
信号発生を行うことができるので、たとえば臨界的な被
印刷物の加工で必要な持ち上げ用吸い口１１の傾斜位置
は、最後の枚葉紙の早期検知に影響しない。ねじ２０に
よって保持板２１が持ち上げ用吸い口１１に固定されて
おり、持ち上げ用吸い口１１が最大に上昇した位置でこ
の保持板２１に当たる。
【００１６】図３に、旋回軸心に保持されている持ち上
げ用吸い口を、上昇位置と下降位置で示す。
げ用吸い口を、上昇位置と下降位置で示す。
【００１７】２０によって保持板２１が固定されている
持ち上げ用吸い口１１は、締め付けねじ２３を緩めてか
ら固定することによって旋回軸心６を基準にしても動か
すことができる。これらの調節において、信号発生手段
１７の信号発生面は、１８および１９で示す位置を取
る。これらの位置もまだセンサ１６と向き合っているの
で、持ち上げ用吸い口１１を旋回軸心６と相対的に調節
することも可能である。
持ち上げ用吸い口１１は、締め付けねじ２３を緩めてか
ら固定することによって旋回軸心６を基準にしても動か
すことができる。これらの調節において、信号発生手段
１７の信号発生面は、１８および１９で示す位置を取
る。これらの位置もまだセンサ１６と向き合っているの
で、持ち上げ用吸い口１１を旋回軸心６と相対的に調節
することも可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、持ち上げ
用吸い口に取り付けた信号発生手段と、この信号発生手
段とその都度協働する不動の信号発生手段とを用いて、
枚葉紙パイルから給送される最後の枚葉紙を早期に検出
することにより、印刷工がサクションヘッドで行う枚葉
紙供給の安定性を高めるための個別的な措置が常に可能
となり、信号発生手段の機能安定性は減じず、信号発生
手段として、たとえば磁石またはリング状磁石、誘導作
用によって作動するセンサ、およびホトダイオードなど
を含むセンサが考えられ、信号発生は無接触で行われる
ので、上掲のセンサやセンサ原理により、紙粉による汚
れの問題をなくすことができるという効果がある。
用吸い口に取り付けた信号発生手段と、この信号発生手
段とその都度協働する不動の信号発生手段とを用いて、
枚葉紙パイルから給送される最後の枚葉紙を早期に検出
することにより、印刷工がサクションヘッドで行う枚葉
紙供給の安定性を高めるための個別的な措置が常に可能
となり、信号発生手段の機能安定性は減じず、信号発生
手段として、たとえば磁石またはリング状磁石、誘導作
用によって作動するセンサ、およびホトダイオードなど
を含むセンサが考えられ、信号発生は無接触で行われる
ので、上掲のセンサやセンサ原理により、紙粉による汚
れの問題をなくすことができるという効果がある。
【図１】図１は、上昇した状態と下降した状態に位置決
めされる持ち上げ用吸い口を有する、枚葉紙パイルの上
方区域を表す。
めされる持ち上げ用吸い口を有する、枚葉紙パイルの上
方区域を表す。
【図２】図２は、傾け可能な持ち上げ用吸い口の断面図
である。
である。
【図３】図３は、上昇位置と下降位置にある持ち上げ用
吸い口を表し、まだ信号生成が可能な限界位置が示され
ている。
吸い口を表し、まだ信号生成が可能な限界位置が示され
ている。
１ サクションヘッド ２ 吸い口駆動装置 ３ 触知足駆動装置 ４ カム部材 ５ 連結部材 ６ 旋回軸心 ７ 触知足 ８ 搬送ローラ ９ 枚葉紙パイル １０ 個別枚葉紙 １１ 持ち上げ用吸い口 １２ 吸い口面 １３ 上昇位置（枚葉紙あり） １４ 下降位置（枚葉紙なし） １５ 運動軌道 １６ センサ １７ 磁石 １８ 上方限界位置 １９ 下方限界位置 ２０ ねじ ２１ 保持板 ２２ 傾斜位置 ２３ 締め付けねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート ブック ドイツ連邦共和国 68198 シュリースハ イム マックスプランクシュトラーセ 12 (72)発明者 カルルハインツ ヒューゲル ドイツ連邦共和国 69124 ハイデルベル ク オーデンヴァルトシュトラーセ 44
Claims (12)
- 【請求項１】 吸い口駆動装置によって駆動される昇降
可能な、すなわち始動運動を行う少なくとも一つの持ち
上げ用吸い口と、触知足駆動装置によって駆動される触
知足とを有し、パイル上面でさばかれた枚葉紙を後続搬
送装置に供給するために前記持ち上げ用吸い口および触
知足が紙さばきの作業周期で駆動される、サクションヘ
ッドにおける信号発生装置において、枚葉紙パイル
（９）の上部区域に信号発生手段（１６、１７）が配置
されており、これらの１つが持ち上げ用吸い口（１１）
と一緒に可動であることを特徴とするサクションヘッド
における信号発生装置。 - 【請求項２】 持ち上げ用吸い口（１１）に取り付けた
信号発生手段（１７）とその都度協働する信号発生手段
（１６）が不動に支持されている請求項１に記載の装
置。 - 【請求項３】 前記信号発生手段（１６、１７）の間で
信号発生が無接触式に行われる請求項１に記載の装置。 - 【請求項４】 持ち上げ用吸い口（１１）に取り付けた
前記信号発生手段（１７）が、吸い口面（１２）の上方
に位置決めされている請求項１に記載の装置。 - 【請求項５】 持ち上げ用吸い口に取り付けた前記信号
発生手段（１７）が、持ち上げ用吸い口（１１）の対称
軸を中心にしてリング状に延びている請求項４に記載の
装置。 - 【請求項６】 持ち上げ用吸い口（１１）に取り付けた
前記信号発生手段（１７）が、場所的に限定された１つ
の以上の面を有している請求項４に記載の装置。 - 【請求項７】 不動に支持された信号発生手段（１６）
が、持ち上げ用吸い口（１１）までピン状に突き出して
いる請求項２に記載の装置。 - 【請求項８】 前記信号発生手段（１７）が磁石として
形成されている請求項１に記載の装置。 - 【請求項９】 前記信号発生手段（１６、１７）が誘導
作用によって作動する請求項１に記載の装置。 - 【請求項１０】 前記信号発生手段（１６、１７）が少
なくともオプトエレクトロニクス部材を含む請求項１に
記載の装置。 - 【請求項１１】 前記信号発生手段（１６、１７）が、
キャパシンタンス原理で作動するセンサ装置を包む請求
項１に記載の装置。 - 【請求項１２】 前記信号発生手段（１６、１７）が超
音波で作動する請求項１に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19944416287 DE4416287A1 (de) | 1994-05-07 | 1994-05-07 | Vorrichtung zur Signalerzeugung an einem Saugkopf |
| DE4416287/1 | 1994-05-07 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07300255A true JPH07300255A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=6517650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10557795A Pending JPH07300255A (ja) | 1994-05-07 | 1995-04-28 | サクションヘッドにおける信号発生装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0680905A1 (ja) |
| JP (1) | JPH07300255A (ja) |
| DE (1) | DE4416287A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10356107B4 (de) * | 2003-11-27 | 2021-05-27 | Mabeg Systems Gmbh | Bogenanleger mit Vorderkantentrennung und berührungsloser Stapelabtastung |
| DE102007003001A1 (de) * | 2007-01-20 | 2008-07-24 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Bogendruckmaschine |
| DE102007005403A1 (de) * | 2007-02-03 | 2008-08-07 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Trennsaugereinrichtung für eine Bogendruckmaschine |
| DE102015202454A1 (de) | 2014-02-11 | 2015-08-13 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Bogentrenner mit mindestens einer Bogenerfassungseinheit und Verfahren an einer bogenverarbeitenden Maschine |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2318443A1 (de) * | 1972-05-05 | 1973-11-22 | Polygraph Leipzig | Verfahren und einrichtungen zur vereinzelung und kontrolle von bogen |
| US3966197A (en) * | 1973-11-19 | 1976-06-29 | Veb Polygraph Leipzig Kombinat Fur Polygraphische Maschinen Und Ausrustungen | Method and apparatus for controlled feeding of sheets to printing machines or the like |
| DE2606848A1 (de) * | 1976-02-20 | 1977-09-01 | Jochen H Dipl Ing Gelbke | Einzelbogenanleger |
| DE2626605A1 (de) * | 1976-06-14 | 1977-12-15 | Canon Kk | Schalter fuer steuerungszwecke, vorzugsweise in einem elektrofotografischen kopiergeraet |
| DD149053A1 (de) * | 1980-02-06 | 1981-06-24 | Wolfgang Beyer | Kapazitive kontroll-und auswerteeinrichtung an buchbinderei-und druckmaschinen |
| DE3533247A1 (de) * | 1985-01-08 | 1986-07-10 | VEB Kombinat Polygraph "Werner Lamberz" Leipzig, DDR 7050 Leipzig | Magnetoelektrischer initiator an polygraphischen maschinen |
| DE3743805C1 (de) * | 1987-12-23 | 1989-06-01 | Heidelberger Druckmasch Ag | Trennsaugereinrichtung fuer einen Anleger einer Druckmaschine |
| DE4009175C2 (de) * | 1990-03-22 | 1998-05-20 | Georg Binnen | Hubdüsen- und Tasterlagerung für Bogenanleger |
| JP2802807B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1998-09-24 | キヤノン株式会社 | フィルム残量検知機構 |
| DE4012779C1 (ja) * | 1990-04-21 | 1991-05-02 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg, De |
-
1994
- 1994-05-07 DE DE19944416287 patent/DE4416287A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-04-18 EP EP95105720A patent/EP0680905A1/de not_active Withdrawn
- 1995-04-28 JP JP10557795A patent/JPH07300255A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0680905A1 (de) | 1995-11-08 |
| DE4416287A1 (de) | 1995-11-09 |
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