JPH02275808A - 除草効果増強剤およびこれを含む水面施用除草粒剤 - Google Patents

除草効果増強剤およびこれを含む水面施用除草粒剤

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JPH02275808A
JPH02275808A JP26817389A JP26817389A JPH02275808A JP H02275808 A JPH02275808 A JP H02275808A JP 26817389 A JP26817389 A JP 26817389A JP 26817389 A JP26817389 A JP 26817389A JP H02275808 A JPH02275808 A JP H02275808A
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伸二 米村
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野口 達生
Takeo Goto
武雄 後藤
Iwao Taketomi
武富 巌
Hiroshi Yamamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (1)産−北の万1用分 本発明は、除草効果増強剤および名該除草効果増強剤を
含有してなるところの水面施用除草粒剤に関する。
(2)従来の技術 後記化学構造式で示されるS−(1−メチル−1−フェ
ネチル)ピペリジン−1−カルボチオエート(以下、「
化合%Aという」。)は、水田のヒエに6効を示す非ホ
ルモン吸収移行型の除草剤として広く使用されている。
また、酸化防止剤を)薬に使用する技術としては次の例
かある。すなわち、幼若ホルモン組成物に配合して、空
気や日光による劣化を防ぐもの(特開昭48−3632
5号公報)、プレスロニルを活性成分とする電気蚊取器
用殺虫組成物に安定化剤として特定の酸化防止剤を配合
したもの(特開昭54−98324号公報)、抗菌剤に
酸化防止剤を配合して、熱に対して安定にしたもの(特
開昭61−165304号公報)、DDVPをニトロセ
ルロースと混合して固形化するに当り、酸化防止剤など
を配合することにより経時安定性を増大させるもの(特
開昭52−108024号公報)、ピレスロイド系殺虫
剤に炭化水素と酸化防止剤を配合することにより、殺虫
成分の揮散率を高め、殺虫効力を増強する方法(特開昭
54−28818号公報)などが試験されている。しか
しながら、酸化防止剤を水面施用除草粒剤に配合して、
除草効果を増大させうることはこれまで知られていない
(3)発 か解決しようとする課題 後記するごとく化合物Aは、通常の農薬の製剤化に準し
て粒剤に製剤化して水田に施用するとヒエに対して速効
性を示すか、残効性か劣る。それゆえに、残効性を付与
せんとすると、高薬量の施用が必要となる。本発明は、
このような従来の欠点を改善して残効性を付与させ、高
い除草効果を発揮させんとするにある。
発明の構成 (1)課 を解 するための 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究した。そ
の結果1次の化学構造式で示される化合物Aを除草活性
成分として含有する粒剤にフェノール系、硫黄系または
リン系の酸化防止剤の1種を配合することにより、上記
除草活性成分のヒエに対する除草効果を顕著に高めうろ
ことを見出し、本発明を完成させた。
(化合物A)  5−(1−メチル−1−フェネチル)
ピペリジン−1−カルボチオ エート したかって、本発明は、第1に、フェノール系酸化防止
剤、硫黄系酸化防止剤またはリン系酸化防止剤の1種を
含有することを特徴とする、除草活性成分として化合物
Aを含有する水面施用除草粒剤用の除草効果増強剤に関
する。第2に、除草活性成分として化合物Aを含有する
農薬に、フェノール系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤ま
たはリン系酸化防止剤の1種を配合してなることを特徴
とする水面施用除草粒剤に関する。
本発明の化合物Aは特公昭56−36167号公報の記
載の方法により製造すればよい。
本発明て使用できるフェノール系酸化防止剤、硫黄系ま
たはリン系酸化防止剤は、特に限定されないか、例えば
次のようなものか使用できる。
l)モノフェノール系酸化防止剤の例 化合物陽 l  2,6−シーtert−ブチル−4−メチルフェ
ノール 2  3−Lert−フチルー4−ヒドロキシアニソー
ル 3 2.6−シーtert−ブチル−4−エチルフェノ
ール 4  ステアリル−β−(3,5−シーtert−ブチ
ルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート 2)ビスフェノール系酸化防止剤の例 5  2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール) 6  2.2′−メチレン−ビス(4−エチル−6−t
ert−ブチルフェノール) 7  4.4′−チオビス(3−メチル−6−tert
−ブチルフェノール) 8  4.4′−ツチリデンービス(3−メチル−6−
terL−ブチルフェノール) 3)高分子フェノール系酸化防止剤の例9  1、l、
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ter
t−ブチルフェニル)ブタン In   1,3.5−)−ツメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−シーtert−ツチルー4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン 11   テトラキス〔メチレン−3−(3′、5′−
ジーtert−ブチルー4′−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン 4)硫黄系酸化防止剤の例 12  ジラウリルチオジプロピオネート13  シミ
リスチルチオジプロピオネート14  ジステアリルチ
オジプロピオネート15  ジトリデシルチオプロピオ
ネート162−メルカブトベンズイミダゾール5)リン
系酸化防止剤の例 !7  )−リフェニルホスファイト 18  ジフェニルイソデシルホスファイト19  フ
エニルジイソデシルホスファイト204.4′−ツチリ
デンービス(3−メチル−6−tert−ブチルフェニ
ルージートリデシル)ホスファイト 21  オクタデシルホスファイト 22トリス(ノニルフェニル)ホスファイト23  シ
イソデシルベンタエリスリトールジフオスファイト 249.10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−ホスファ
フェナンスレン−10−オキサイド25 1O−(3,
5−ジーtert−ツチルー4−ヒドロキシペンシル)
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−ホスファツェナス
レン−10−オキサイド 26 lO−デシロキシ−9,lO−ジヒドロ−9−オ
キサlO−ホスファフェナンスレン(本発明の  の 
法) これら酸化防止剤は、除草効果増強剤として単独または
2種以上混合して使用てきる。
本発明の除草効果増強剤の除草粒剤中への配合量は、製
剤中に0.5%以上となるように配合すれば効果を発揮
する。ただし、効果と経済性を考慮すると、除草粒剤全
量の0.5〜5%となるよう配合するのが望ましい、ま
た、添加方法は、特別な方法を必要とはせず、例えば、
(1)あらかしめ活性成分と除草効果増強剤を混合し、
これに他の補助剤、増量剤を加えて混合する方法、(2
)活性成分、補助剤、増量剤と共に除草効果増強剤を同
時に加えて混合する方法、あるいは、(3)除草効果増
強剤と活性成分をあらかしめ混合して、これを粒状担体
に噴霧し、吸着させる方法など、いずれの方法でもよい
本発明の除草粒剤を得るために使用する増量剤は特に限
定されず、一般に農薬製剤に使用するものなら広く使用
できる。このような例としては次のものが挙げられる。
すなわち、クレー、タルク、ベントナイト、珪藻土、酸
性白土、活性白土、炭酸カルシウム、石膏、含水珪酸、
珪酸カルシウム、ジ−クライト、ゼオライト、パーライ
ト、アタパルジャイトなど。
また1本発明の除草粒剤を得るために、農薬製剤て一般
に使われる補助剤を添加しても、本発明によりもたらさ
れる除草効果の増強効果等は損なわれることはない。こ
のような例としては1次のものか挙げられる。すなわち
、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリ
オキシアルキレンアルキルアリルエーテルなどの界面活
性剤、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレン
オキシド、リグニンスルホン酸塩、スターチ、セルロー
ス、カスボキシメチルセルロース(CMC)などの結合
剤、崩壊分散剤、活性成分の安定化剤、紫外線吸収剤な
ど。
また本発明の除草活性成分は単独で、または他の除草剤
、例えば、(R3)−2−ブロモ−N−(α、α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド、2−
 (2,4−ジクロロ−3−メチルフェノキシ)プロピ
オンアニリド、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスル
ホネート、メチル 2−(((4,6−シメトキシピリ
ミシンー2−イル)アミノカルボニル)アミノスルファ
ニルメチル)ベンゾエート、2−(4−(2,4−ジク
ロロ−m−トリオイル)−1,3−ジメチルピラゾール
−5−イルオキシ〕−4′−メチルアセトフェノン、2
−メチルチオ−4゜6−ビス(エチルアミノ)−5−ト
リアジン、2−メチル−4−クロロフェノキシチオ酢酸
S−エチルエステル、5− (2,4−ジクロロフェノ
キシ)−2−ニトロ安息香酸メチル、2−メチル−4−
クロルフェノキシ酪酸エチル、5−((46−シメトキ
シピリミシンー2−イル)−アミノカルボニルアミノス
ルホニル)−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エ
チルエステル、α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニ
リド、などと混合することもできる。また、殺菌剤、殺
虫剤、植物成長調整剤などと混合して製剤化して、木発
明の除草効果の増強効果に悪影営を与えない範囲で使用
することは何らさしつかえない、場合によっては、これ
らの薬剤と併用することによって、さらに除草効果の相
乗性等も期待できる。
本発明の除草粒剤の製法は、特別な方法や装置を必要と
せず、通常の農薬粒剤を製造する方法でよい。
以下に、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げ
るか1本発明はこれらの例示のみに限定されるものては
ない。
なお、実施例中に部とあるのはすべて重量部を示す。
実施例1 (モノフェノール系 合物を 用)化合物A
  10部と本発明の化合物No、1の化合物 2部を
混合し、これにホワイトカーボン10部、ラウリル硫酸
ナトリウム 1部 ベントナイト 30部およびタルク
 47部を加え、ハンマーミルで混合する。これに水 
15部を加えて混練し、押出し造粒機にて造粒する。次
いで、乾燥し、更に篩別(14〜32メウシユ)して、
粒剤を得る。
夫電遺ス (ビスフェノール系 合物を使用)化合物A
  10部、ホワイトカーボン 10部、ポリビニルア
ルコール 2部およびクレー76部に本発明の化合物N
o5の化合物2部を加え、ハンマーミルで混合する。こ
れに水15部を加えて混練し、押し出し造粒機にて造粒
する。次いで、乾燥し、更に篩別(14〜32メツシユ
)して粒剤を得る。
1ム負ユ    子フェノール系化合物を便化合物A 
 10部と本発明の化合物No9の化合物 2部を混合
し、これにホワイトカーボン10部、ラウリル硫酸ナト
リウム 1部、ベントナイト 50部およびタルク 2
7部を加え、ハンマーミルて混合する。これに水 17
部を加えながら、転勤造粒機にて造粒する。次いて、乾
燥し、更に篩別(14〜32メツシユ)して粒剤を得る
実施例4 硫黄系化合物を使用 化合物A  10部、ホワイトカーボン 10部、ポリ
エチレンオキサイド 1部およびクレー77部に本発明
の化合物No12の化合物 2部を加え、■型混合機に
て混合する。これに水 16部を加えながら、転勤造粒
機にて造粒する0次いで、乾燥し、更に篩別(14〜3
2メツシユ)して粒剤を得る。
実施例5 リン系化合物を使用 粒状アタパルジャイト(14〜32メツシュ)88部を
V型混合機に入れる。これにあらかしめ加温混合させた
化合物A  10部および本発明の化合物No17の化
合物 2部を噴霧し、吸着させ、粒剤を得る。
発明の効果 本発明の除草効果増強剤を添加した除草活性成分として
化合物Aを含有する粒剤を水田に処理すると、活性成分
の水中濃度が高濃度で持続する。
丈の結果、活性成分が有効利用されるので、持続効果が
高まると同時に薬剤の低量化ができる。
また、除草効果増強剤そのもの、並びにこれを化合物A
に配合して使用しても、イネなどの有用作物には薬害を
与えないし、人畜や魚介類にも毒性か低く、使用上何ら
不都合はない。
次に本発明の前記した有用性を証するために試験例を挙
げる。
試験例1 湛水条件における除草効果、水稲 古詩 115000アールの大きさのワタネルポット中に沖、
植土壌を充填し、ここに水を入れて混和して、水深か3
cmになるように湛水した。そこにタイヌビエの種子1
00粒を播種し、土壌表面から0.5cm位の土壌とよ
く混和した。ついて、2.5葉期の稲苗(品種「日本晴
」)の3本を1株としてポットの中央に移植した。ポッ
トは20〜30℃の温室内で管理した。そして、播種2
日後(タイヌビエ発生前)および播種7日後(タイヌビ
エ1葉期)に、実施例1に準じて調製した粒剤を、活性
成分量として100 g / l Oアール相当量とな
るように処理した。薬剤処理21日後に残存するタイヌ
ビエの生重量を測定し、下記式により殺草率(%)を求
めた。
第 表 また、移植水稲については、同時に外観薬害について調
査した。試験はl薬剤区当り3ボツト制て実施し、平均
殺草率を求めた。
なお、実施例1の添加剤を増量剤に置き変えて調製した
ものを、比較例1として供試した。その結果を第1表に
示す。
注1)無処理区の()内数字は、生体重(g)を示す。
注2)試験F!o16は比較例1を示す。
試験例2 除草効果の持続 試験 115000アールの大きさのワグネルポットに沖積土
壌を充填し、水を加えて湛水状態として、水深を3cm
に保った。実施例1に準して調製した粒剤を、活性成分
として200g710アール相当量を、水面上に処理し
た。薬剤処理後5日日、10日目、150目、20日目
、25日日日30日目、35日目にタイヌヒ゛工の種子
100粒を播種した。そして、そのポットを20〜30
″Cの温室内で管理した。播種21日後に、残存するタ
イヌビエの生体重を測定し、試験例1に示した式により
殺草率(%)を求めた。
本試験はl薬剤区当り3ボツト制で実施し、平均殺草率
を求めた。その結果を第2表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フェノール系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤または
    リン系酸化防止剤の1種を含有することを特徴とする、
    除草活性成分としてS−(1−メチル−1−フェネチル
    )ピペリジン−1−カルボチオエートを含有する水面施
    用除草粒剤用の除草効果増強剤。 2)除草活性成分としてS−(1−メチル−1−フェネ
    チル)ピペリジン−1−カルボチオエートを含有する農
    薬に、フェノール系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤また
    はリン系酸化防止剤の1種を配合してなることを特徴と
    する水面施用除草粒剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1000624A1 (de) * 1998-10-13 2000-05-17 Schill & Seilacher GmbH & Co. Verwendung von DOP als Antioxidations-, Alterungsschutz- und Arzneimittel

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JPS6094901A (ja) * 1983-10-03 1985-05-28 ストウフアー・ケミカル・カンパニー 臭いの少ない除草剤粒子
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