JPS63179806A

JPS63179806A - 除草剤組成物

Info

Publication number: JPS63179806A
Application number: JP62012065A
Authority: JP
Inventors: Tatsuya Ikebe; 池部　達哉; Yasuo Nakamura; 中村　安夫; Kenji Motojima; 本島　建治; Susumu Kato; 進加藤
Original assignee: Kumiai Chemical Industry Co Ltd; Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Current assignee: Kumiai Chemical Industry Co Ltd; Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date: 1987-01-21
Filing date: 1987-01-21
Publication date: 1988-07-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は除草剤組成物、特に水田雑草に対して優れた除
草活性を有する除草剤組成物に関するものである。

〔従来の技術〕

わが国の水田用除草剤は使用時期の面から、初期、中期
および後期用除草剤の３つに大別され、これら除草剤の
組合わせによる体系処理で使用されているのが実状であ
る。そして従来、除草剤として、下記一般式（１）（式中、Ｘは低級アルキル基を示し、ｎは○〜２の整数
を示し、ｍは４〜６の整数を示す）で表される置換フェ
ノキシ尿素（以下、化合物（Ａ）と称す）を有効成分と
して含有するものが知られている（特開昭６１−１２６
０６５号）。また別の除草剤として、メチル２−（（４
，６−ジメトキシピリミジン−２−イル）カルバモイル
スルファモイルメチル〕ベンゾエート（以下、化合物（
Ｂ）と称す）を有効成分として含有するものが知られて
いる（特開昭５７−１１２３７９号）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

近年では農作業の省力化や、環境保全の目的より、水田
に散布される除草剤の絶対量を減少させ、１回の処理に
よって多年生雑草を含めた全ての雑草を防除できて、し
かも使用適期幅が長く、水稲に安全な除草剤の出現が強
く望まれている。

しかしながら、前記化合物（Ａ）はノビエ、１年生広葉
雑草、ホタルイ等には顕著な効果を示すが、多年生雑草
であるウリカワ、オモダカ、ミズガヤツリ等には効果が
劣るという問題点がある。また化合物（Ｂ）は多年生の
ウリカワ、オモダカ、ミズガヤツリ等に顕著な効果を示
すが、イネ科雑草のノビエにはほとんど効果を示さない
という問題点がある。そのため前記化合物（Ａ）、（Ｂ
）をそれぞれ単独で使用した場合の除草活性は常に充分
満足できるものではない。

本発明は」二記問題点を解決するためのもので、上記化
合物（Ａ）および化合物（Ｂ）ｋ併用することにより、
相乗効果が得られ、これにより雑草発生始期から生育期
までの任意の時期に使用できるとともに、広範な雑草に
的確な除草効果を有し、しかも作用に対して安全な除草
剤組成物を提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、一般式〔Ｉ〕（式中、Ｘは低級アルキル基を示し、ｎはＯ〜２の整数
を示し、ｍは４〜６の整数を示す）で表される置換フェ
ノキシ尿素と、メチル２−（（４，６−ジメトキシピリ
ミジン−２−イル）カルバモイルスルファモイルメチル
〕ベンゾエートとを有効成分として含有する除草剤組成
物である。

本発明の除草剤組成物の一方の成分である化合物（Ａ）
は上記一般式（１）で表わされる置換フェノキシ尿素で
ある。一般式（Ｉ）において、Ｘで示される低級アルキ
ル基は（Ｃ，Ｈ２、−ｎ）で示される炭化水素基の任意
の位置に置換したものである。化合物（Ａ）としては一
般式（１）で表わされる種々のものがあり、これらは１
種以上のものを使用することができる。

化合物（Ａ）に含まれる置換フェノキシ尿素の代表例を
示せば以下に記載の通りである。

化合物（Ａ１）３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，］−テトラ
メチレン尿素化合物（Ａ２）３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−ペンタ
メチレン尿素化合物（Ａ３）３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−（１−
メチル）−ペンタメチレン尿素化合物（Ａ４）３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−（１−
エチル）−ペンタメチレン尿素化合物（Ａ５）３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−（２，
４−ジメチル）−ペンタメチレン尿素化合物（Ａ６）３−　（３、５−ジクロロフェノキシ）−１，１−へキ
サメチレン尿素本発明の除草剤組成物の他方の成分の化合物（Ｂ）であ
るメチル２−　（（４、６−シメトキシビリミジンー２
−イル）カルバモイルスルファモイルメチル〕ベンゾエ
ートは次の式（Ｉ［）で表わされる化合物である。

本発明における化合物（＾）および化合物（Ｂ）の配合
割合は、重量比で、化合物（Ａ）の１種以上１部に対し
て、化合物（Ｂ）を０．０１〜１部の割合で配合するの
が適当である。本発明の除草剤組成物は上記２成分のほ
かに他の有効成分を含んでいてもよし１゜本発明の除草剤組成物は、上記有効成分に担体、界面活
性剤、分散剤、補助剤等を配合して常法により、例えば
、粒剤、水利剤、乳剤、微粒剤、粉剤等に製剤して施用
することが好ましい。ここで好適な担体としては、例え
ば、タルク、ベントナイト、クレー、カオリン、珪藻土
、ホワイトカーボン、バーミキュライト、消石灰、珪砂
、硫安、尿素等の固体担体、イソプロピルアルコール、
キシレン、シクロヘキサノン等の液体担体などが挙げら
れる。界面活性剤および分散剤としては１例えば、アル
コール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、リグニ
ンスルホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノアルキレート等が挙げ
られる。補助剤としては、例えば、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエチレングリコール、アラビアゴム等が
挙げられる。

本発明の除草剤組成物は、上記の製剤を適宜な濃度に希
釈して散布するか、または直接施用する。

さらに本発明の除草剤組成物は、必要に応じて殺虫剤、
殺菌剤または他の除草剤との混合使用や、混合製剤化も
可能である。

本発明の除草剤組成物は水田雑草に対して優れた除草活
性を示し、水田用除草剤として適しているが、他の農園
芸用除草剤としても使用可能である。

本発明の除草剤組成物は、単剤では防除困難な雑草に対
して補足しあい完全な防除効果を示すとともに、完全に
防除しえない低薬量においても相乗的除草効果を発揮し
、１年生雑草は勿論、近年多発している多年生雑草に対
しても田植直後の雑草発生始期から生育期までの長期間
に渡り顕著な防除効果を発揮する。例えば水田に発生す
るノ“ビニ、コナギ、他の１年生広葉雑草、ホタルイ、
ウリカワ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ、オモダカ、ク
ログワイ、セリ等の１年生および多年生雑草の発芽前か
ら３〜４葉期の生育期までの防除が可能である。また本
発明の除草剤組成物は水稲等の作物に対する安全性も高
く、近年特に要求されている初中期−発処理剤に合致し
た除草剤組成物である。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明によれば、化合物（Ａ）および（Ｂ
）を併用することにより相乗効果が得られ、これにより
低薬剤量で広範な雑草に対して高い除草活性を示し、雑
草発生始期から生育期までの任意の時期に使用でき、し
かも安全性が高いなどの効果がある。

〔実施例〕

次に本発明の除草剤組成物の実施例をあげるが、本発明
はこれのみに限定されるものではない。なお実施例中で
部とあるのはすべて重量部である。

実施例１化合物（Ａ４）　３部、化合物（Ｂ）０．３部、ベント
ナイト３０部、炭酸カルシウム５８．７部、トリポリリ
ン酸ソーダ３部、リグニンスルホン酸ソーダ３部、ラウ
リルアルコール硫酸エステルのソーダ塩２部を均一に混
合粉砕する。この混合物１００部に対して水１５部を加
えて練合し０　、８ｍｍの押出式造粒機で造粒し、乾燥
後１４〜３２メツシユでふるい分し粒剤とする。

実施例２化合物（Ａ６）３部、化合物（Ｂ）０．３部、ベントナ
イト３０部、炭酸カルシウム５８．７部、トリポリリン
酸ソーダ３部、リグニンスルホン酸ソーダ３部、ラウリ
ルアルコール硫酸エステルのソーダ塩２部を均一に混合
粉砕する。この混合物１００部に対して水１５部を加え
て練合し０．８ｍｍの押出式造粒機で造粒し、乾燥後１
４〜３２メツシユでふるい分し粒剤とする。

実施例３化合物（Ａ４）　４部、化合物（Ｂ）０．１部、ベント
ナイト１５部、タルク６７．９部、カルボキシメチルセ
ルロース１０部、リグニンスルホン酸ソーダ３部を均一
に混合粉砕する。この混合物１００部に対して水１８部
を加えて練合し０．８ｍｍの押出式造粒機で造粒し。

乾燥後１４〜３２メツシユでふるい分し粒剤とする。

実施例４化合物（Ａ６）３部、化合物（Ｂ）０．１部、ベントナ
イト３５部、タルク５３．９部、カルボキシメチルセル
ロース３部、リグニンスルホン酸ソーダ３部、ラウリル
アルコール硫酸エステルのソーダ塩２部を均一に混合粉
砕する。この混合物１００部に対して水１８部を加えて
練合し０．８１の押出式造粒機で造粒し、乾燥後１４〜
３２メツシユでふるい分し粒剤とする。

実施例５ベントナイト３０部、炭酸カルシウム６２部、トリポリ
リン酸ソーダ３部、リグニンスルホン酸ソーダ３部、ラ
ウリルアルコール硫酸エステルのソーダ塩２部を均一に
混合粉砕する。この混合物１００部に対して水１５部を
加えて練合し０　、８ｍｍの押出式造粒機で造粒し、乾
燥後１４〜３２メツシユでふるい分し吸着基剤とする。

この基剤９０部に、化合物（Ａ４）４０部、化合物（Ｂ
）４部、アセトン２０部およびポリエチレングリコール
３６部を混合溶解したちの１０部を、均一に吸着させ粒
剤とする。

実施例６化合物（Ａ６）１０部、化合物（Ｂ）コ一部、クレー８
５部、ジナフチルメタンジスルホン酸ソーダ２部、リグ
ニンスルホン酸ソーダ２部を均一に混合粉砕して水和剤
とする。

次に、本発明の除草剤組成物の奏する効果を試験例を挙
げて説明する。

試験例１１／１５００　ａバットに水田土壌を充填し、入水、代
掻き後湛水状態とする。これにノビエ、ホタルイの種子
を播種し、ウリカワ、ミズガヤツリ、オモダカの塊茎を
移植するとともに、水稲苗（葉令２．５葉）２本を１株
としてポット当たり３株を深さ３ｃｍに移植し、湛水源
３ｃｍに保ちながら温室内で生育させた。

移植４日後（雑草発生面）と移植１８日後（ノビエ３〜
３．５葉期）に実施例１に準じて調製した粒剤の所定量
を処理した。処理後は１日当たり２ｃｍの漏水を与えた
。

薬剤処理１月後に除草効果および薬害について調査し、
移植４日後処理の結果を第１表に、移植１８日後処理の
結果を第２表に示した。

各表中、各草種に対する除草効果および薬害は下記の評
価基準に従い、（０）〜（５）までの１１段階の数値を
用いて表した。

評価基準＝１４− 試験例２水田一般雑草が自然発生する水田を、慣行に従って耕起
、施肥、入水、代掻き後、２．２〜２．５葉期の水稲苗
（品種；晴々）を移植した。移植後、田面水を３〜５ｃ
ｍの湛水状態に保ちながら雑草発生始期（移植３日後）
およびノビエ３〜３．５葉期（移植１８日後）に実施例
１に準じて調製した粒剤を処理した。試験は１区４耐の
２連で行った。薬剤処理１月後に試験例１の基準に従い
除草効果および水稲に対する薬害を調査し、移植３日後
処理の結果を第３表に、移植１８日後処理の結果を第４
表に示した。

以上の結果より１本発明の除草剤組成物は相乗効果を有
し、広範囲の雑草に対する除草活性が高く、また使用時
期による活性の差がなく、水稲に対する安全性も高いこ
とがわかる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕（式中、Ｘは低級アルキル基を示し、ｎは０〜２の整数
を示し、ｍは４〜６の整数を示す）で表される置換フェ
ノキシ尿素と、メチル２−〔（４，６−ジメトキシピリ
ミジン−２−イル）カルバモイルスルファモイルメチル
〕ベンゾエートとを有効成分として含有する除草剤組成
物。
（２）一般式〔 I 〕の置換フェノキシ尿素が３−（３
，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−テトラメチレン
尿素、３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−
ペンタメチレン尿素、３−（３，５−ジクロロフェノキ
シ）−１，１−（１−メチル）−ペンタメチレン尿素、
３−（３，５−ジクロロフェノキシ）−１，１−（１−
エチル）−ペンタメチレン尿素、３−（３，５−ジクロ
ロフェノキシ）−１，１−（２、４−ジメチル）−ペン
タメチレン尿素、および３−（３，５−ジクロロフェノ
キシ）−１，１−ヘキサメチレン尿素から選ばれる１種
以上のものである特許請求の範囲第１項記載の除草剤組
成物。
（３）一般式〔 I 〕の置換フェノキシ尿素と、メチル
２−〔（４，６−ジメトキシピリミジン−２−イル）カ
ルバモイルスルファモイルメチル〕ベンゾエートの配合
比が重量比で１：０．０１〜１部である特許請求の範囲
第１項または第２項記載の除草剤組成物。