JPH0227538Y2 - - Google Patents

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JPH0227538Y2
JPH0227538Y2 JP1984000560U JP56084U JPH0227538Y2 JP H0227538 Y2 JPH0227538 Y2 JP H0227538Y2 JP 1984000560 U JP1984000560 U JP 1984000560U JP 56084 U JP56084 U JP 56084U JP H0227538 Y2 JPH0227538 Y2 JP H0227538Y2
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low
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JP1984000560U
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばテレビジヨン受像機のような陰
極線管装置に使用されるフライバツクトランスに
関する。
近年、テレビジヨン受像機の合理化や安定した
電源電圧を得るために、陰極線管のヒータ電源等
はフライバツクトランスの三次コイルから取り出
すことが多く、フライバツクトランスに設けられ
る外部接続用端子の数が増えている。従来のフラ
イバツクトランスにおいては、第1図に示すよう
に、低圧ボビン1に一体に形成された端子取付部
2を介して、低圧ボビン1のコア挿通孔3の中心
部Oを中心として円形に外部接続用端子41,4
,…、410を配置してなるもので、この場合、
外部接続用端子41,42、…、410はコア挿通孔
3の中心部Oから放射方向に延びる仮想線l上に
あり、かつ、中心部Oを中心とした半径rの円上
に配置されている。ここで、5は低圧ボビン1に
装着されるコアを示す。
このように、外部接続用端子41,42、…、4
10を円形に配列した場合、低圧ボビン1に装着さ
れるコア5の壁面5aと端子41,42、…、410
の距離が一定とならず、特に、両端の端子41
10とコア5の壁面5aとの距離Dが他の端子に
比べて短かくなり、この部分で必要な空間絶縁距
離〔国際電気標準会議規格(International
ElectrotechnicalCommission…以下IEC規格とす
る)を満足する空間絶縁距離〕の確保が難しく、
一方、必要な空間絶縁距離を満足させるために
は、半径rを大きくして両端の端子41,410
コア5の壁面5aとの距離Dを大きくしなければ
ならず、端子取付部2の形状が大形となる欠点が
ある。また、仮に各端子とコア5の壁面5a間の
空間絶縁距離を満足する場合も、両端の端子41
10とコアの壁面5a間の距離が短かいために、
巻線機により端子にリード線を自動カラゲ配線す
る際の巻線機ノズルの通過幅として十分有効な距
離の確保が難しいという欠点もある。さらに、フ
ライバツクトランスを取付けるシヤーシ(基板)
として、コア径の大形(例えばφ17.5mm)のもの
から小形(例えばφ9mm)のものまで同一シヤー
シで統一しようとする場合、前述したコアの壁面
と外部接続用端子間の所定空間絶縁距離確保のた
めに、大形のコア径に対応した端子配置を基準と
してシヤーシを構成するもので、コア径の小形の
ものを適用した場合、コア壁面と端子間の距離が
必要以上に大きくなり、不経済となる欠点もあ
る。
これに対し、フライバツクトランスの外部接続
用端子を、コアの一壁面側ではコア壁面との距離
を一定にした状態で配列し、コアの他壁面側では
円形状にした状態で配列したものが実開昭55−
63123号公報に示されている。しかし、この場合
も、外部接続用端子の一部がコア壁面と接近して
いるもので、コア壁面と端子間の空間絶縁距離を
十分にとることができず、必要な空間絶縁距離
(IEC規格に定められた空間絶縁距離)を満足さ
せるためには、全体形状を大形化させる必要があ
る上、端子に対するリード線の自動カラゲ配線の
際の巻線機ノズルの通過に支障が生じるという欠
点がある。また、端子保持部を低圧ボビン壁面に
対して斜め方向に延設するもので、ボビン壁面に
対する端子保持部の強度が弱くなり、自動カラゲ
配線の際に端子保持部が破損する虞れがあるとい
う欠点もある。
また、フライバツクトランスの外部接続用端子
を、コの字形に配列したものが実開昭58−109222
号公報に示されている。しかし、この場合には、
端子を円形配列した際に生じる欠点は除去される
がコの字形に配列したことで、端子の一部(角
部)が外方向に角形に突出した状態となり、低圧
ボビン等を収納するモールドケースを角形にして
端子配列の角の部分を覆わなければならず、デツ
ドスペースが増大する欠点がある。また、モール
ドケース内に充填されるモールド樹脂の使用量が
増加し、不経済であるとともに、形状が大形化す
る欠点がある。さらに、端子保持部の一部をボビ
ン基部9aに対して寸法的に長くしたり、或は、
ボビン基部9aに対して斜め方向に延設して設け
るもので、実開昭55−63123号公報に示された構
成と同様に、端子保持部のボビン基部に対する強
度が弱くなり、端子に対する自動カラゲ配線の際
に端子保持部が破損する虞れがあるという欠点も
ある。
本考案は上記従来技術の欠点を除去するために
なされたもので、外部接続用端子をコアの壁面か
らほぼ一定の距離に配列したフライバツクトラン
スを提供するものである。
以下、本考案フライバツクトランスの一実施例
を第2図乃至第5図を用いて詳細に説明する。図
において、11,12は一対のコの字形コアであ
り、低圧ボビン13に対して互いに対向配置した
状態で装着される。低圧ボビン13は、低圧コイ
ル(図示せず)が巻回される中空状の円筒部14
と、円筒部14の一端に形成された基部15とか
らなり、円筒部14内にコア11,12の一方の
脚片11a,12aを挿通し、基部15によりコ
ア11の壁面11b,11cの一部を覆つた状態
で、低圧ボビン13に対するコア11,12の装
着がなされる。ここで、壁面11b,11cが両
側部に位置するコア11の平面部11dの形状を
略馬蹄形状とするもので、これに伴い、低圧ボビ
ン13の基部15の形状も略馬蹄形状をなすもの
である。低圧ボビン13の基部15の外周には、
低圧ボビン13と一体に複数の端子保持部161
162、…、1610が形成される。端子保持部1
1,162、…、1610は基部15に対して略直
角方向に、つまり、基部15の直線部分では基部
15に対して直交状に、基部15の円形部分では
円形部の中心Oを中心として基部15に対して放
射状に延設される。端子保持部161,162
…、1610には、コア11の壁面11b,11c
からほぼ一定の距離Dに外部接続用端子固定用の
穴17が形成されており、穴17を介して外部接
続用端子18が固定される。この結果、外部接続
用端子18に関しても、コア11の壁面11b,
11cからほぼ一定の距離Dに位置して配置固定
されるもので、本実施例においては、端子18
は、各端子18を結ぶ仮想線19に示すように、
コア11の壁面11b,11cの形状(コア11
の平面部11dの形状)に対応して略馬蹄形状に
配置がなされる。なお、この場合、外部接続用端
子18を穴17を介することなく端子保持部16
,162、…、1610に直接植設固定して構成す
ることもできる。なお、第4図において、20は
フライバツクトランスケースを示すもので、内部
にコイルを収納した状態でモールド樹脂が充填さ
れるものである。
斯かる構成のフライバツクトランスにおいて、
低圧ボビン13に対して低圧コイル(図示せず)
を巻回し、低圧コイルの外周に高圧コイル(図示
せず)を巻回し、低圧ボビン13に設けた外部接
続用端子18に各コイルからのリード線(図示せ
ず)を接続した状態でケース20内に収納し、コ
イルをモールド樹脂によりモールドした後、一対
のコの字形コア11,12を互いに対向配置して
低圧ボビン13に固定することにより、フライバ
ツクトランスを得るものである。
以上述べたように、本考案のフライバツクトラ
ンスによれば、低圧ボビンに設けた端子保持部に
固定する外部接続用端子を、低圧ボビンに装着さ
れるコアの壁面に対してほぼ一定の距離をもつて
配置したものであり、以下に示す効果を生じるも
のである。つまり、コアの壁面と端子間の距離D
を大きく取ることができ、必要な空間絶縁距離の
確保がなされるもので、IEC規格に定められたコ
アの壁面と端子間の空間絶縁距離6mmを容易に設
定でき、これにより、IEC規格を満足するフライ
バツクトランスを得ることができる。この際、低
圧ボビンの基部の高さをコアの平面部より高くす
ることで、コア壁面と端子間の絶縁が一層良好に
なされるものである。また、コアの壁面と端子間
の距離Dを大きく取ることで、巻線機により端子
に対してリード線を自動カラゲ配線する際の巻線
機ノズルの通過幅として十分有効な距離の確保を
もたらし、自動化対応に適するものである。さら
に、第4図に示すように、現状において大形(最
大)のコア径であるφ17.5mmを基準にして、コア
の壁面と端子間の空間絶縁距離をIEC規格を満足
する6mmに設定し(この場合、コアの壁面と端子
間の距離Dは5.75mmとなる)、両端の端子間距離
を29mmとして各端子をコアの壁面に対応して配置
すれば、コア径の大形(最大)から小形(最小)
まで全てのコア径に対して所定の空間絶縁距離を
得ることができ、これにより、フライバツクトラ
ンスを取付けるシヤーシ(基板)の完全統一(29
mmのサークル)まで行なうことが可能となり、作
業効率の向上、相当なコストダウンの実現がなさ
れる。なお、コア径がφ17.5mmより大きくなつた
場合、29mmのサークルを維持した状態でコアの壁
面と端子間の所定の空間絶縁距離を満足するため
に、コアの壁面と端子間の距離Dを6mm以下とし
て、その分、低圧ボビンの基部をコアの平面部よ
り高くして構成しても良いが、この際、巻線機ノ
ズルの通過幅を確保する上から、極端にDの寸法
を小さくすることは好ましくない。また、端子の
配置形状がコの字形状でないため、デツドスペー
スが少なく、従つて注型樹脂の量が少なくて済
み、経済的であるとともに、小形、軽量となる。
さらにまた、端子保持部を低圧ボビンの基部に対
して略直角方向に延設した状態で設けるもので、
端子保持部のボビン基部に対する強度が確保さ
れ、端子に対する自動カラゲ配線の際の端子保持
部の破損等の虞れもない等、種々の効果がある。
なお、上記実施例は本考案の単なる例示にすぎ
ず、従つて、端子保持部の形状、端子の数、各端
子間の間隔等は必要に応じて適宜変更し得るもの
であり、例えば、実施例においては、外部接続用
端子をコアの壁面との距離をほぼ一定にして略馬
蹄形状に配置するものについて述べたが、コアの
壁面の形状(コアの平面部の形状)に応じて外部
接続用端子の配置形状も変更がなされるものであ
る。また、第5図に示すように、端子保持部の低
圧ボビン基部に対する強度を補強するために、端
子保持部に対して必要に応じて任意形状の補強部
Hを設けても良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフライバツクトランスの一例を
示す平面図、第2図は本考案フライバツクトラン
スの一実施例における要部構成斜視図、第3図は
同じく要部分解斜視図、第4図は同じく要部平面
図、第5図は同じく低圧ボビンの平面図である。 11,12……コの字形コア、11b,11c
……コア壁面、13……低圧ボビン、161〜1
10……端子保持部、18……外部接続用端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向配置した一対のコの字形コアと、このコア
    の壁面の一部を覆う低圧ボビンと、この低圧ボビ
    ンと一体に形成した複数の端子保持部と、この端
    子保持部に前記コアの壁面との距離をほぼ一定に
    して配置した外部接続用端子とからなることを特
    徴とするフライバツクトランス。
JP56084U 1984-01-09 1984-01-09 フライバツクトランス Granted JPS60113610U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56084U JPS60113610U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 フライバツクトランス

Applications Claiming Priority (1)

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JP56084U JPS60113610U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 フライバツクトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60113610U JPS60113610U (ja) 1985-08-01
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JP56084U Granted JPS60113610U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 フライバツクトランス

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5563128U (ja) * 1978-10-25 1980-04-30
JPS58109222U (ja) * 1982-01-20 1983-07-25 三洋電機株式会社 フライバツクトランス

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Publication number Publication date
JPS60113610U (ja) 1985-08-01

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