JPS5838586Y2 - スイッチング電力トランス - Google Patents

スイッチング電力トランス

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JPS5838586Y2
JPS5838586Y2 JP1979083982U JP8398279U JPS5838586Y2 JP S5838586 Y2 JPS5838586 Y2 JP S5838586Y2 JP 1979083982 U JP1979083982 U JP 1979083982U JP 8398279 U JP8398279 U JP 8398279U JP S5838586 Y2 JPS5838586 Y2 JP S5838586Y2
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JP
Japan
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winding
bobbin
core
ferrite core
winding core
Prior art date
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JP1979083982U
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English (en)
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JPS562230U (ja
Inventor
一雄 亀谷
Original Assignee
東光株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ポット型のフェライトコアを磁性体コアとし
て用いたスイッチング電源装置のトランスに関する。
ポット型のフェライトコアを用いた高周波トランスやコ
イル類は、小型で高いQが得られる利点があるが、スイ
ッチング電源装置のトランス(以下スイッチング電カド
ランスという)のコアの形状としては、E1形やEE形
と称するものが主に用いられる。
スイッチング電カドランスに用いられる巻線の線径が太
く、引出し線の数も比較的多いのでその重なりが多くな
るうえに、巻線の被膜保護の為に挿入せられる絶縁シー
ト材も加わり引出し線の部分の厚みが厚くなり巻線を合
理的に収容できないことがあったのがその一つの理由で
ある。
比較的小電力用のスイッチング電カドランスでは、第1
図aに平面図と側面図で示すポット型のものも用いられ
る。
しかし大電力用のものでは、2次側巻線は巻数もl〜5
回程度と少なく又表皮効果を避けるために30〜50本
程度の多数の絶縁被覆導線を集束して1本の巻線とする
必要があり、巻線の線径も相対的に非常に大きくなる。
例えば、合理的な1本の巻線を得るために集束された絶
縁被覆導線の断面が、ボビンの巻幅と同じ幅を持ち厚み
の薄い板状となるように第3図のごとくm列n段の絶縁
被覆導線の集合体として構成しても、第1図aのような
従来のスイッチング電カドランスのポット型のフェライ
トコアにはめこまれるボビンに巻回すると、第2図aの
ボビンの軸方向からの巻線の側面図に示すように、巻始
め部1と巻終り部20重なりのためにリード線部3の箇
所だけが厚くなる。
更にその上に1次側巻線を巻回するとその傾向は一層助
長される。
そしてこのような巻線が巻回されたボビンを第1図aの
ポット型のフェライトコアと組合せると、リード線部3
がトランスの下部となるためトランスの高さも高くなる
従って、大電力用のスイッチング電カドランスのフェラ
イトコアとしては、第1図aのようなポット型では本来
の目的である小型、高性能のトランスが実現できず、単
純な形状のE1型やEE型のものが安価で実用性あるも
のとなっていた。
本考案は、ポット型フェライトコアの利点を活かすと共
に従来の欠点を除いた小型で、高性能のスイッチング電
カドランスを提供するものである。
本考案のスイッチング電カドランスは、中心孔および外
周の横断向が円の一部を切断した形状で、底面に軸方向
の平面部分を設けた中空の巻芯を有するボビンが、その
ボビン端部に端子を植立されたベース台を備えており、
巻芯には平面部分を巻始め部および巻終り部とした巻線
が巻回されており、内周面がほぼU字状の三方を囲む側
壁と、側壁と溝をへだてて突出したボビンの中心孔に嵌
合する形状をもつ柱状部を有するフェライトコアがボビ
ンの両側から該柱状部を巻芯に挿入してベース台上に位
置しており、ボビンの該平面部分を除く部分をほぼ被っ
ている。
以下本考案のスイッチング電カドランスの実施例を示す
分解斜視図である第4図、断面図である第5図を主に参
照しながら説明する。
第4図において14はボビン、13はボビンの巻芯、1
5はボビンのつば、17はベース台、16は端子ピン、
18はベース台に設けである窓、11はポット型のフェ
ライトコア、9はボビン14にはめこまれる側のフェラ
イトコア11の面である。
巻線は第4図では省略しである。
巻芯13は中空であり、中心孔および外周の横断面が円
の一部を切断した形状で底面に軸方向の平面部分5を設
け、両端部にはつば15が設げられている。
つば15は平面部分5には存在しない。このように形成
されたボビン14は巻芯13の両端部の平面部分5の側
で一体に形成されているベース台17により支持される
ベース台17には巻線のリード線をからげるための端子
ピン16が植立されており、又リード線溝19及びリー
ド線をボビンの軸方向に引出すための窓18が設げられ
ている。
ポット型のフェライトコア11の形状はボビン14には
めこまれる測の面9の平面図を左側、側面図を右側とし
て第1図すにも示しである。
全体の外形は矩形状に形成されており、而9にはボビン
14の巻芯13の中心孔にはまりこむための柱状部6が
形成されている。
柱状部6の断面形状は巻芯13の中心孔の断面形状と同
じでちり、該中心孔に嵌合する。
10はボビン14のつば15が嵌合する溝である。
柱状部6は略々U字状の三方を囲む内周面の側壁7と溝
10をへだてて突出している。
12は柱状部6の平面部分を含む面である。
8はフェライトコア11の側面である。二点鎖線は柱状
部6に平面部分を設けない時の面9の正面形状と側面形
状であり、Lは側面8の長さである。
このように形成されたフェライトコア11を両端からボ
ビン14にはめこんだ時のボビン14の軸方向の断面図
が第5図である。
第5図において、巻芯13には内側に2次巻線22が巻
回され、絶縁シート21を介して外側に1次巻線20が
巻回されている。
2次巻線22.1次巻線20の夫々は、第2図すにボビ
ンの長さ方向からの1つの巻線の側面図に示すように、
巻始め部1と巻終り部2が平面部分5にある。
従ってリード線部4は従来のリード線・部3のようにそ
の部分だけが巻芯13の周辺に突き出ることはなくなる
2次巻線220巻始め部1′と巻終り部2′を引き出す
ためのリード線24は窓18からボビン14の軸方向に
引き出される。
1次巻線20のリード線23はリード線溝19を通して
端子16にからげである。
ボビン14の両端部からはめこまれたフェライトコア1
1は磁路のキャップを生ぜしめるための絶縁材25を介
して接している。
そしてフェライトコア11はベース台17よりも上側に
位置し、ボビン14の平面部分5を除く部分を被ってい
る。
第6図は本考案の他の実施例を示す分解側面図である。
第4図、第5図の実施例と異るのはボビンが二重構造と
なっており、ボビン27をボビン26にはめこむように
してあり、夫々のボビンに巻線を巻回するようにしであ
る。
ボビン27の巻芯30にはボビン14の巻芯13と同じ
ように平面部分31が設けられている。
組合せた時、巻芯30の外測に位置するボビン26の巻
芯29の横断面の形状は円の形状であり、平面部分は設
けられていない。
なお巻芯29と巻芯30に巻回される相対的な巻線の量
、巻芯29と巻芯30の相対的な断面の大きさ等の設計
条件によっては、巻芯29にも平面部分を設けることも
可能である。
フェライトコア28の柱状部33は巻芯30にはまりこ
むようにしである。
巻芯30の巻線の巻始め部と巻終り部は平面部分31に
あり、巻芯29の巻線の巻始め部と巻終り部も平面部分
31の側にある。
32は巻芯29の巻線のリード線を引き出すためにベー
ス台に設けられた窓である。
フェライトコア28は組合せた時、ボビン26とボビン
27を平面部分31の側を除き被うようにしである。
第6図の実施例においても、第4図、第5図の実施例に
示したスイッチング電カドランスと同じ利点を有するこ
とは明らかである。
本考案のスイッチング電カドランスは、コイルの巻芯の
横断面の形状を前記したごとくすることにより、ポット
型のフェライトコアの柱状部の断面も嵌合するようにす
るので完全な円柱よりも数多断面積は減少する。
しかし、この部分のフェライトコアの断面積の減少の特
性に及ぼす影響は、無視できる程度である。
かくのごとき、本考案のスイッチング電カドランスは、
ボビンの巻芯に平面部分を設けることにより、リード線
部だけが巻芯の周辺に突き出るこトヲナくシ、かつ又こ
のようなボビン形状に合わせたポット型フェライトコア
を用いて、ボビンの平面部分又は平面部分の側を除いて
ほぼボビンを被うようにしであることを特徴とする。
第4図、第5図の実施例ではフェライトコア11の平面
部分を含む而12が形成されている。
従って、この而12の下にベース台11を位置させるこ
とができると共に、リード線部3のごとき出張りもなく
なるから、高さHを非常に低くすることが可Hヒである
設計によっては、高さHの寸法を第1図すの寸法りより
小さくすることも呵能である。
しかもフェライトコアはポット型であり、ボビンをほぼ
被っているので、損失も少く、前記したごとくポット型
フェライトコアの利点を活かすことができる。
又製造工程における利点としては、ボビンを巻線機に装
着する時に、平面部分があるので位置決めが容易になる
実用性もある。
かくして本考案によればポット型のフェライトコアの利
点を活かしたスイッチング電力l・ランスを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のスイッチング電カドランスのポット型
のフェライトコアの正面図と側面図、第1図すは本考案
のスイッチング電カドランスのポット型のフェライトコ
アの正面図と側面図であり、第2図aは従来のスイッチ
ング電カドランスのボビンに巻いた巻線の側面図、第2
図すは本考案のスイッチング電カドランスのボビンに巻
いた巻線の側面図であり、第3図は集束された絶縁被膜
導線の断面図であり、第4図は本考案のスイッチング電
カドランスの一実施例を示す分解斜視図であり、第5図
は本考案のスイッチング電カドランスの断面図であり、
第6図は本考案のスイッチング霞カドランスの他の実施
例を示す分解側面図である。 11:フェライトコア、6:柱状部、14,26゜27
:ボビン、13,29,30:巻芯、15:つば 17
:ベース台、5:巻芯13の平面部分、31:巻芯30
の平面部分。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)中心孔および外円の横断面が円の一部を切断した
    形状で、底面に軸方向の平面部分を設けた中空の巻芯を
    有するボビンが、そのボビン端部に端子を植立されたベ
    ース台を備えており、巻芯には平面部分を巻始め部およ
    び巻終り部とした巻線が巻回されており、内周面がほぼ
    U字状の三方を囲む側壁と、側壁と溝をへだてて突出し
    たボビンの中心孔に嵌合する形状をもつ柱状部を有する
    フェライトコアがボビンの両側から該柱状部を巻芯に挿
    入してベース台上に位置しており、ボビンの該平面部分
    を除く部分をほぼ被ってなるスイッチング電カドランス
  2. (2)ボビンが相互にはまりこんだ2個のボビンからな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のスイッチング電
    カドランス。
JP1979083982U 1979-06-19 1979-06-19 スイッチング電力トランス Expired JPS5838586Y2 (ja)

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JP1979083982U JPS5838586Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19 スイッチング電力トランス

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JP1979083982U JPS5838586Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19 スイッチング電力トランス

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JPS562230U JPS562230U (ja) 1981-01-10
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