JPH0227523A - 磁気記録媒体の製造方法およびその装置 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法およびその装置

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JPH0227523A
JPH0227523A JP17656688A JP17656688A JPH0227523A JP H0227523 A JPH0227523 A JP H0227523A JP 17656688 A JP17656688 A JP 17656688A JP 17656688 A JP17656688 A JP 17656688A JP H0227523 A JPH0227523 A JP H0227523A
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JP
Japan
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cylindrical
film
ferromagnetic material
substrate film
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP17656688A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yamagata
山縣 聡
Yoichi Ogawa
容一 小川
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記
録媒体の製造方法およびその実施に使用する装置に関し
、さらに詳しくは、しわのない前記の磁気記録媒体を製
造する方法およびその実施に使用する装置に関する。
〔従来の技術〕
強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録媒体は、
通常、ポリエステルフィルムなどの基体フィルムを真空
槽内に配設した円筒状キャンの周側面に沿って案内走行
させ、この基体フィルム上に強磁性材をペーパーディボ
ジッシ町ン法により被着してつ(られており、基体フィ
ルムは電気的特性を良好にするためその表面を可及的に
平滑にしたものが使用され、また円筒状キャンは蒸着時
の基体フィルムの密着性を良好にして基体フィルムの温
度を良好に制御できるように、掻めて平滑性の良好なも
のが使用されている。(特開昭57−164438号) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、このように可及的に平滑な基体フィルムを使
用し、また極めて表面が平滑な円筒状キャンを使用する
従来の方法では、両者とも平滑性が極めて良好なため、
基体フィルムを円筒状キャンの周側面に沿って移動する
際、基体フィルムが円筒状キャンに張りついたりして滑
りにくい、また基体フィルムへの蒸着は、円筒状キャン
の周側面に沿って移動する基体フィルムに、2000℃
前後の温度で加熱して蒸発させた強磁性材の蒸気流を差
し向けて行われるため、基体フィルムが円筒状キャンの
周側面に沿って移動する間に加熱されたり冷却されたり
して伸縮し、その結果、円筒状キャンに張りついたりし
て滑りにくい基体フィルムに歪みが生じて、しわが発生
しやすい。
〔課題を解決するための手段〕
この発明はかかる現状に鑑み、種々検討を行った結果な
されたもので、周表面に固形潤滑剤層を形成した円筒状
キャンを使用し、真空槽内で、この円筒状キャンの周側
面に沿って移動する基体フィルムを滑りやす(すること
によって、強磁性材供給源からガス化した強磁性材をこ
の円筒状キャンの周側面を移動する基体フィルムに差し
向けて強磁性金属薄膜層を形成する際、基体フィルムに
伸縮が生じても、良好な滑りが生じて基体フィルムに歪
みが生じないようにし、しわの発生を良好に抑制したも
のである。
以下、図面を参照しながらこの発明について説明する。
第1図は真空蒸着装置の断面図を示したものであり、1
は真空槽で、内部は嘉壁2および3で区画されて、基体
フィルム移動支持室4と真空蒸着室5および6に分離さ
れている。7.8および9はそれぞれ基体フィルム移動
支持室4および真空蒸着室5.6に取りつけられた排気
系で、これらの排気系7.8.9によって基体フィルム
移動支持室4と真空蒸着室5および6は真空に保持され
る。
10は基体フィルム移動支持室4内に真空蒸着室5から
臨めるように配設された円筒状キャン、11は基体フィ
ルム移動支持室4内に真空蒸着室6から臨めるように配
設された円筒状キャンであり、基体フィルム12は、原
反ロール13よりガイドロール14を介して円筒状キャ
ン10の周側面に沿って移動し、ガイドロール14およ
び15を介してさらに円筒状キャン11の周側面に沿っ
て移動し、ガイドロール16を介して巻き取りロール1
7に巻き取られる。
この間、真空蒸着室5の下部に配設された強磁性材蒸発
源18で強磁性材19が電子銃20によって加熱蒸発さ
れ、この蒸気流が円筒状キャン10の周側面に沿って移
動する基体フィルム12に差し向けられて蒸着され、強
磁性金属薄膜層が形成される。21は強磁性材蒸発源1
8に強磁性材19を補給する強磁性材補給装置である。
続いて、強磁性材19の真空蒸着により強磁性金属薄膜
層が形成された基体フィルム12は、ガイドロール14
および15を介して、円筒状キャン11の周側面に沿っ
て移動し、この移動する基体フィルム12に、真空蒸着
室6の下部に配設された金属蓋発源22で、金属23を
電子銃24により加熱蒸発させて得られる蒸気流が差し
向けられて蒸着され、強磁性金属薄膜層上に金属からな
るトップコート層が形成される。
ここで円筒状キャン10および11は、周表面に固形潤
滑剤層が形成されており、このような周表面に固形潤滑
剤層が形成された円筒状キャン10および11を使用す
ると、基体フィルム12がこの円筒状キャンlOおよび
11の周側面に沿って移動する際、滑りやすくなり、真
空蒸着時に差し向けられる強磁性材19および金属23
の蒸気流による加熱や、円筒状キャン10および11に
よる冷却によって、基体フィルム12が伸縮しても歪み
が生ぜず、基体フィルム12にしわが生じることもない
、これに対し、周表面に固形潤滑剤層が形成されていな
い円筒状キャンでは、基体フィルム12が滑りにくくな
り、円筒状キャンに沿って移動する間に伸縮する基体フ
ィルム12に歪みが生じて、しわが発生しやすくなる。
このような円筒状キャン10および11の周表面に形成
する固形潤滑剤層は、固形潤滑剤をスパッタリング法、
真空蒸着法、プラズマCVD法などのペーパーディポジ
ッシッン法で、円筒状キャン10および11の周表面に
被着するなどの方法で形成され、使用される固形潤滑剤
としては、Mo S t 、、W S * 、カーボン
、BN、ポリテトラフルオロエチレン、ナイロン、ポリ
イミド、Pt。
Ag、Pb、SnS In、Ga5Au5PbO1Pb
30a 、CaF!、BaFt 、’PbSなどが好適
なものとして使用される。また、円筒状キャン10およ
び11の周表面に形成される固形潤滑剤層の層厚は、薄
すぎると島状構造になって層表面が不均質になるため2
00Å以上であることが好ましい。
強磁性金属薄膜層を形成する基体フィルムとしては、ポ
リエステル、ポリイミド、ポリアミド等−aに使用され
ている高分子成形物からなるプラスチックフィルムおよ
び銅などの非磁性金属板が使用され、強磁性金属薄膜層
は、真空蒸着の他、スパッタリング、イオンブレーティ
ング、プラズマCVD法など、種々のペーパーディポジ
ッション法によって形成される。
強磁性材としては、Co%Fe、Nt、Co−Ni、、
Co−Cr%Co−P、 Co−N1−Pなどの、金属
単体やこれらの合金あるいは酸化物など一般に使用され
る強磁性材が広く使用される。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 円筒状キャンの周表面に、カーボンをブラスマC’/D
法で被着して、カーボンからなる厚さが1μmの固形潤
滑剤層を形成した0次いで、第1図に示すように、この
カーボンからなる固形潤滑剤層を周表面に形成した円筒
状キャン10およ−び11を配設した真空蒸着装置を使
用し、厚さが50μmのポリイミドフィルム12を原反
ロール13よりガイドロール14を介して円筒状キャン
10の周側面に沿って移動させ、さらにガイドロール1
4および15を介して円筒状キャン11の周側面に沿っ
て移動させ、ガイドロール16を介して巻き取りロール
17に巻き取るようにセットした、同時に強磁性材薫発
源18にコバルト−クロム合金(重量比80:20)1
9をセットし、排気系7および8で基体フィルム移動支
持室4および真空蒸着室5内を2X10−’トールにま
で真空排気して、コバルト−クロム合金19を加熱蒸発
させ、蒸着速度400人/sec、円筒状キャン10の
表面温度300℃で、ポリイミドフィルム12上に厚さ
が0.2μmのコバルト−クロム合金からなる強磁性金
属薄膜層を形成した。続いて、金属蒸発:a22にホウ
素23をセットし、排気系9で真空蒸着室6内を2X1
0−’トールにまで真空排気し、蒸着速度40人/se
c、円筒状キャン11の表面温度300℃で、ホウ素2
3を加熱蒸発させて、ポリイミドフィルム12上の強磁
性金属薄膜層上に、厚さが0.02μmのホウ素からな
るトップコート層を形成した。しかる後、円板状に打ち
抜いて・フロッピーディスクをつ(うた。
比較例1 実施例1において、周表面にカーボンからなる固形潤滑
剤層を形成した円筒状キャン10および11に代えて、
固形潤滑剤層を周表面に形成していない円筒状キャンを
使用した以外は実施例1と同様にして、ポリイミドフィ
ルム12上にコバルト−クロム合金からなる強磁性金属
薄膜層を形成し、さらにホウ素からなるトップコート層
を形成して、フロッピーディスクをつくった。
各実施例および比較例で得られたフロッピーディスクに
ついて、しわの有無、熱負けの有無を観察し、耐久性を
調べた。耐久性は、得られたフロッピーディスクを、フ
ロッピーディスク駆動装置に装填し、出力を測定して出
力が2dB減少するまでの走行回数で評価した。
下記第1表はその結果である。
第1表 〔発明の効果〕 上記第1表から明らかなように、従来の円筒状キャンを
使用して得られたフロッピーディスク(比較例1)は、
しわおよび熱負けが認められ、耐久性も劣るのに対し、
周表面に固形潤滑剤層を形成した円筒状キャンを使用し
て得られたこの発明のフロッピーディスク(実施例1)
は、しわおよび熱負けが全く認められず、また耐久性も
よく、このことからこの発明の製造方法および装置によ
れば、基体フィルムが円筒状キャンの周側面を良好に滑
りながら移動し、しわの発生が良好に抑制されて、耐久
性および信鎖性に優れた磁気記録媒体が得られることが
わかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法を実施するために使用する
真空蒸着装置の1例を示す概略断面図である。 1・・・真空槽、4・・・基体フィルム移動支持室、5
6・・・真空蒸着室、10.11・・・円筒状キャン、
12・・・基体フィルム(ポリイミドフィルム)、18
・・・強磁性材蒸発源、19・・・強磁性材、20・・
・電子銃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、真空槽内に、周表面に固体潤滑剤層を設けた円筒状
    キャンを配設し、この円筒状キャンの周側面に沿って移
    動する基体フィルムに、強磁性材供給源からガス化した
    強磁性材を差し向けて強磁性金属薄膜層を形成すること
    を特徴とする磁気記録媒体の製造方法 2、真空槽内に、周表面に固体潤滑剤層を設けた円筒状
    キャンと、この円筒状キャンの周側面に沿って移動する
    基体フィルムに対向する強磁性材供給源とを配設してな
    る磁気記録媒体製造装置
JP17656688A 1988-07-14 1988-07-14 磁気記録媒体の製造方法およびその装置 Pending JPH0227523A (ja)

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