JPH01240659A - 金属薄膜製造装置 - Google Patents

金属薄膜製造装置

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JPH01240659A
JPH01240659A JP6527088A JP6527088A JPH01240659A JP H01240659 A JPH01240659 A JP H01240659A JP 6527088 A JP6527088 A JP 6527088A JP 6527088 A JP6527088 A JP 6527088A JP H01240659 A JPH01240659 A JP H01240659A
Authority
JP
Japan
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substrate
cylindrical
roll
glass
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP6527088A
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English (en)
Inventor
Yoichi Ogawa
容一 小川
Hideo Daimon
英夫 大門
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属薄膜の製造装置に関する。更に詳細には、
本発明は改良された円筒状ロールを使用する金属薄膜製
造装置に関する。
[従来の技術] 長尺の可撓性基板上に金属薄膜を形成する方法の1つに
基板を円筒状ロールの周面に沿って走行させ、前記円筒
状ロール位置で前記基板上に金属薄膜を真空蒸着法によ
って形成する方法がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の真空蒸着法において、この円筒状ロールはステン
レスや鉄などの金属でできていた。円筒状キャンロール
は蒸着時の基板の皺の発生を防止するため用いられてい
るが、この円筒1大キヤンロールは同時に蒸着時に基板
が蒸発源から受ける潜熱、輻射熱を急激に奪い取る効果
も有する。このため円筒状ロールを用いる場合、使用し
ない時と比べて、適性な結晶性、磁気特性、耐摺動性な
どの各種特性を得るのに一層高温で膜形成を行う必要が
ある。
例えば、真空蒸着法でCo−Cr垂直磁化膜を作製する
時、円筒状キャンロールを用いなければ、蒸着直前の基
板温度で150°C程度で基板に皺が入るものの、良好
な垂直磁気特性を訂するGo−Cr垂直磁化膜が作製で
きる。これに対して、円筒状キャンロールを用いると、
同じ磁気特性を得るのに300°C以上の基板温度が必
要である。
また、金属薄膜型磁気記録媒体の耐摺動性を改良するた
め、磁性金属薄膜上に保護膜としてホウ素(B)を蒸着
する時などは、円筒状キャンロールを用いなければ、蒸
着直前の基板温度で100℃程度で基板に皺が入るもの
の、良好な耐摺動性を有するB保護膜が作製できる。一
方、円筒状キャンロールを用いると、高分子フィルムの
耐熱温度以内の温度では良好な耐摺動性を得ることがで
きない。
このように、円筒状キャンロールを使用する場合、同じ
特性を得るのに一層高温で蒸着を行わなければならない
ということは、基板を耐熱性のあるものにしなければな
らず、用途が限定されたり、また、装置の温調を高温に
しなければならない等、経済的に極めて不利である。従
って、蒸着時の基板温度をできるだけ下げる必要がある
本発明は上記従来製品が持っていた蒸着時の基板温度を
高温にしなければならないという欠点を解決し、以て経
済性5優れた金属薄膜の製造装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明の金属薄膜装置は、
長尺の可撓性基板を円筒状ロールの周面に沿って走行さ
せ、前記円筒状ロール位置で前記基板上にベーパーデポ
ジション法によって金属薄膜を形成する装置において、
その少なくとも周面がガラスよりなる円筒状ロールを用
いることにより、蒸着時に基板が蒸発源から受ける熱が
円筒状ロールに逃げるのを防ぎ、必要な特性を有する金
属薄膜が低基板温度で得られるようにしたものである。
ガラスとしては多孔質ガラスが好ましい。
[作用] 前記のように、本発明の金属薄膜製造装置では、ガラス
製の周面を有する円筒状キャンロールを使用する。
ガラスは金属と比べ熱伝導率が悪い。このため、蒸着時
に基板が蒸発源から受ける熱が円筒状ロールに拡散する
速度が遅くなり、基板表面の温度を実効的に高くできる
本発明はこの効果を利用したもので、ガラスの熱伝導率
が低ければ低いほどその効果も大きくなる。
円筒状キャンロールの周面に配設されるガラス層の膜厚
自体は本発明の必須要件ではないが、−般的な指標とし
て、ガラス層の膜厚は少なくとも1μm以上であること
が好ましい。1μm未満では、蒸着時に基板が蒸発源か
ら受ける熱の拡散防止効果が極めて不十分となる。
多孔質ガラスは間に無数の微小空間を有するので熱伝導
率が更に低下し、基板表面の温度を一層効果的に高くで
きる。
金属薄膜の形成材料は本発明の必須要件ではないが、G
o+  Few Ni、Go−Ni+ Co−Cr、C
o−P、Co−Ni −P等の強磁性材料の単体、もし
くは合金類等を使用できる。言うまでもなく、その他の
材料も当然使用できる。
金属薄膜は可撓性基板上にベーパーデポジション法によ
り成膜することができる。′ベーパτデポジション法”
とは気体または真空空間中で、析出させようとする物質
あるいは化合物等を蒸気またはイオン化蒸気として気体
上に析出させる方法を意味する。この方法には、真空蒸
着法、イオンφブレーティング法、高周波イオンφブレ
ーティング法、イオン・クラスタービーム法、イオンビ
ームデポジション法、スパッタリング法、CVD法など
がある。真空蒸着法が好ましい。
可撓性基板としてはポリエステル、ポリイミド。
ポリエチレン等の合成樹脂フィルム等を使用することが
できる。
長尺な可撓性基板上に金属薄膜を形成した材料からは、
磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録媒体を作り出す
ことができる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の金属薄膜製造装置の
一例について更に詳細に説明する。
災五性上 第1図に本発明を実施するための装置の概略図を示す。
以F1図に従って説明する。可(々性基板1は供給ロー
ル2から送り出され、円筒状ロール3,4を経て巻取り
ロール5に巻取られる。この時、円筒状ロール3および
4の下部にある蒸発源6および7の金属を電子ビーム加
熱によって、溶解蒸発し、可撓性基板上に金属薄膜を形
成する。
蒸着時、円筒状ロール3および4は内部にあるヒータ(
図示されていない)により所定の温度に加熱される。図
中、10は金属補給装置であり、11は補助ロールであ
る。
第1図において、円筒状ロール3および4としてソーダ
ガラス(熱伝導6.5W/m・k)製のロールを用い、
可視製基板1として厚さ50μmのポリイミドフィルム
を使用し、金属蒸発源6としてCo−20wt%Cr合
金を使用し、金属蒸発源7として金DBを用いて可視製
基板1上に金属薄膜型磁気記録媒体を作製した。蒸着時
の真空度は、2 x 10”−’ Torr1円筒状ロ
ール3および4の温度は共に150℃、Co  Cr 
s Bの蒸着速度はそれぞれ400人/sec 140
人/seeであった。
得られた金属薄膜型磁気記録媒体の断面構造を第2図に
示す。図中、1はポリイミドフィルムからなる可撓性基
板であり、12はCo−20wt%Cr合全磁性膜であ
り、13はB保護膜である。
光五匠λ 円筒状ロール3および4として多孔質ガラス(熱伝導率
2.6W/m@k)を用いた他は、実施例1と同様にし
て金属薄膜型磁気記録媒体を作製した。
比土LLL 円筒状ロール3として通常のステンレス製ロール(熱伝
導率25.5W/m・k)を用いた他は実施例1と同様
にして金属薄膜型磁気記録媒体を作製した。
比土石舛2− 円筒状ロール4として通常のステンレス製ロール(熱伝
導率25.5W/m IIk)を用いた他は実施例1と
同様にして金属薄膜型磁気記録媒体を作製した。
比佼隨1 円筒状ロール3および4として通常のステンレス製ロー
ル(熱伝導率25.5W/m@k)を用いた他は、実施
例1と同様にして金属薄膜型磁気記録媒体を作製した。
土佼旌1 円筒状ロール3および4の温度を300℃とした他は比
較例3と同様にして金属薄膜型磁気記録媒体を作製した
前記実施例および比較例で作製した試料の磁気特性はV
SM (試料振動型磁力計)で膜面垂直方向に磁界をか
けて保磁力を測定した。結晶配向性はX線解析装置を用
いてCo−CrのC軸のΔθ5θを測定した。また、試
料の耐久性は潤滑剤を塗布した後、市販の5インチのフ
ロッピーディスク装置にかけ、出力が2dB減少するま
でとパス回 。
数で評価した。測定結果を下記の表1に要約して示す。
表」− 表1に示された結果から明らかなように、円筒状キャン
ロールの周面がガラスにより構成されている本発明の金
属薄膜製造装置によれば、磁気特性、結晶配向性および
耐摺動性の何れの点においても優れた磁気テープが得ら
れる。従来のステンレス製ロールを有する装置を使用し
た場合、磁気特性および結晶配向性の点では本発明とさ
ほど大差はないが、耐摺動性が著しく劣る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の金属薄膜製造装置では、
ガラス製の周面を有する円筒状キャンロールを使用する
。ガラスは金属と比べ熱伝導率が悪い。このため、蒸着
時に基板が蒸発源から受ける熱が円筒状ロールに拡散す
る速度が遅くなり、基板表面の温度を天動的に高くでき
る。
その結果、優れた磁気特性、結晶配向性および耐久性を
有する磁気記録媒体が低基板温度でも得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属薄膜製造装置の一例を示す概略図
、第2図は本発明の金属薄膜製造装置によって作製した
金属薄膜の一例を示す断面図である。 1・・・可撓性基板、2・・・供給ロール。 3および4・・・円筒状ロール、5・・・巻取ロール。 6および7・・・蒸発源、8および9・・・電子銃。 10・・・金属補給装置、11・・・補助ロール。 12−・・Co −20wt% Cr合金磁性膜。 13・・・B保護膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺の可撓性基板を円筒状ロールの周面に沿って
    走行させ、前記円筒状ロール位置で前記基板上に、ベー
    パーデポジション法によって、金属薄膜を形成する装置
    において、前記円筒状ロールの少なくともその周面がガ
    ラスよりなることを特徴とする金属薄膜製造装置。
  2. (2)円筒状ロールの少なくともその周面が多孔質ガラ
    スよりなることを特徴とする請求項(1)記載の金属薄
    膜製造装置。
JP6527088A 1988-03-18 1988-03-18 金属薄膜製造装置 Pending JPH01240659A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088998A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 日本電気硝子株式会社 成膜装置及び膜付ガラスフィルムの製造方法

Cited By (4)

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