JPH02274793A - El薄膜の作製方法 - Google Patents

El薄膜の作製方法

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JPH02274793A
JPH02274793A JP1096404A JP9640489A JPH02274793A JP H02274793 A JPH02274793 A JP H02274793A JP 1096404 A JP1096404 A JP 1096404A JP 9640489 A JP9640489 A JP 9640489A JP H02274793 A JPH02274793 A JP H02274793A
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JP
Japan
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film
thin film
solid
evaporation
cell
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JP1096404A
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English (en)
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Seiichi Oseto
大瀬戸 誠一
Yoshiyuki Kageyama
喜之 影山
Masayoshi Takahashi
高橋 正悦
Koji Deguchi
浩司 出口
Kenji Kameyama
健司 亀山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はEL(エレクトロルミネッセンス)薄膜の作製
、すなわち、カラーフラットパネルデイスプレィなどに
用いられるU a −Vl b族化合物を母材とする薄
膜EL素子の作製方法に関するもので、Sr、あるいは
Caを含む無機化合物薄膜素子の成膜にも応用できる方
法である。
[従来の技術] 近年、SrS、CaSなどの硫化物、 5rSeなどのセレン化物に代表されるアルカリ土類ア
ルコゲナイドMXを発光層母材とした多色発光薄膜EL
素子の開発か活発化してきている。通常、これらの発光
層は、その化合物自体の粉体を原料とするEB蒸百法や
スパッタリング法で成膜されるが、高融点、高蒸気圧と
いった性質を持っているので、これらの成膜法では量論
的組成を精密に制御することは極めて難しい。
こうした問題を解決するために、例えば、rA New
 TPEL Phosphor Ba5ed on t
he Alka−line−Earth 5eleni
de 5rSe;  865ociety f’orI
nf’ormation Display Int、S
ymp、Digest、P33゜(198[i)J記載
のごとき、SrI2とSeとの反応性共蒸希による5r
Se薄膜、あるいはrBright  SrS  TF
IEL  Devices  Prepared  b
yMulti−3ource  Deposition
   ;  ConrerenceRecord  o
f  the   88  Intcrnatjona
l  DisplayResearch Confer
cncc、PL22.(1988) J記載のことき、
SrとSとの反応性共蒸着によるSrS薄膜なと、アル
カリ土類金属Mの単体やそのハロゲン化物と、カルコゲ
ン金属Xとの反応性共蒸着法が検討されている。しかし
、SrやCaなとのアルカリ土類金属Mは大気中では非
常に活性で、次のようなプロセスを経て変質することは
よく知られている。
M+ O=MO MO+H20=M (OH)2 MO+CO2=MCO3 こうして生成した不純物が蒸着時に膜中に混入すると、
EL特性を劣化させる原因になる。
したかって、このような汚染を防ぐためには、Mの材料
を成膜装置へセツティングするまで大気に触れる事なく
処理しなければならないが、これは工業的にはきわめて
困難なことであり大きな問題になっている。
一方、MOCVD法は、それぞれのガス材料を流量制御
しなから成膜装置内に導入して化合物を生成するので、
量論的組成の制御も比較的容品であり、また上記のよう
な材料汚染の問題も改善される。したがってアルカリ土
類カルコゲナイドMXには非常に適した成膜方法である
ということかできる。
しかし、一般にアルカリ土類金属Mの有機金属材料はそ
の+11−離が難しく、CVDに用いることのできるよ
うな蒸気圧の高い材料はなかなかできないとちわれでい
る。そのなかにあって、Mを中心金属としたジシクロペ
ンタジェニル(C5H5)2M、あるいはジメチルシク
ロペンタジェニル(CsH4Me)2Mは比較的単離し
やすいことが知られており、例えば「公開特許公報、昭
[i3 184286J記載のごとく、これを用いたC
VD法による成膜が提案されている。
しかしこれらの材料は常温では固体であり、キャリアガ
スと混合して搬送するためには、ボンベやその搬送経路
を加熱保温しておく必要がある。こうした装置上の制約
は工業的にみて非常に大きな欠点になる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はSrS、CaS、5rSe。
CaSeあるいはこれらの混合物を発光層母材とする薄
膜EL素了において、性能劣化の原因になる酸素などの
大気汚染が少なく、かつ精密な量論的組成制御のできる
簡便な発光層の作製方法を提供しようとするものである
[課題を解決するだめの手段] 上記課題を解決するための本発明の構成は、下記一般式
で表わされるジシクロペンタジェニル系、あるいはジメ
チルシクロペンタジェニル系有機金属固体材料と、Se
固体材料、あるいはS固体材料とを反応性共蒸着させる
ことを特徴とするS rl−XCaxS1−y Sey
  (ただし、0≦X≦1 0≦Y≦1)を母材とする
EL薄膜の作製方法。
一般式 %式% 更に、こうした反応性共蒸着法において、(C5H5)
2M、あるいは(C5H4・Me)2MからのMの単離
を促進するために、イオン化機構、あるいはプラズマ化
機構を付加したものである。
具体的に説明すると、成膜装置内にSrまたはCa(以
下、これ等の金属をMとする)を中心金属とする固体有
機金属材料を充填した蒸発セルと、固体カルコゲン金属
Xを充填した蒸発セルとを設け、真空中で両者を蒸発さ
せて加熱基板上に発光層母材となるSrやCaの化合物
を反応成膜させるものである。
発光中心としてはCe、Eu、Tmなどのランタノイド
、あるいはその化合物を添加する場合が多いが、ドナー
アクセプタ一対発光を呈する各種不純物を添加してもよ
い。これらの発光中心材料として固体材料を用い、専用
の蒸発セルから蒸発させて発光層成膜時に添加してもよ
く、また、あらかじめ適正凰をM用セル、あるいはX用
セルに混在させて添加してもよい。
これらの蒸発セルを加熱する手段として、抵抗加熱、電
子線加熱、高周波加熱なと、真空蒸着法において一般に
知られている方法はどれでも利用できる。セルの温度制
御を精密に行なうためには、クヌーセンセルなどが好ま
しい。
また、本発明による反応性共蒸着法では、蒸発した(C
5H5)2M、あるいは(C5H4・Me)2Mからの
Mの単離が非常に重要な過程となる。本発明においては
、通常は低温成膜を目的としたイオン化、あるいはプラ
ズマ化の補助機構か、上記単離をさらに有効に行なうた
めの手段になることに着目、応用しているが、こうした
イオン化、プラズマ化の機能を有するものであれば、特
にその手段は問わない。
上記構成を有するEL薄膜を発光層として用いるもので
あれば、どの様な構造の薄膜EL素子にも適用できる。
その−例としての薄膜EL素子の構造を第1図に示す。
図示するように、薄膜EL素子はガラス基板1、透明電
極2、絶縁層3、発光層4、絶縁層5、および背面電極
6で構成されている。
一般に透明電極2にはITO,ZnO:A1などの透明
導電膜が利用できる。また、絶縁層3、あるいは絶縁層
5にはSi3N4、AIN。
BNなとの窒化物、Ta205、Al2O3、Y2O3
、SiO2などの酸化物、あるいはタングステンブロン
ズ構造やベブスカイト構造を有する強誘電体などを用い
ることができる。また、さらにこれらの材料を混合して
用いてもよく、あるいは異なる薄膜を積層して用いても
よい。もちろん絶縁層3と絶縁層5とが必ずしも同じ構
造である必要はなく、さらにはこれらのどちらか一方、
あるいは両方とも無い場合でも本発明の効果を損うもの
ではない。
絶縁層3、あるいは絶縁層5と発光層4との間にZnS
やZnOなどの中間層を介在させてもよい。しかしSr
SやCaS、あるいは5rSeなどの不安定な物質を発
光層母材とする場合、発光層と直接接する層に酸化物を
用いると、長時間通電しているうちに発光層中に酸素が
拡散して、EL特性か劣化するので好ましくない。背面
電極6には通常A1などの金属旧材を用いる。しかし透
明電極2と同じように透明導電膜を用いてもよい。
[実施例] 以下実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 薄膜EL素子は、第1図に示したような2重絶縁素子構
造とした。
透明電極2には、耐熱性に優れ、ウェットエツチングレ
ートの高いZnO:Al膜をRFマグネトロンスパッタ
法により成膜して用いた。
絶縁層3にはC軸配向したAIN膜を、絶縁層5には同
じくC軸配向したAIN膜と5iC);+膜との複合膜
を、それぞれRFマグネトロンスパッタ法により成膜し
て用いた。
背面電極6には、透明電極2と同様にZnO:Alを用
いて全透光性薄膜EL素子を試作した。
第2図は本実施例に用いた発光層4の成膜装置の概略図
である。図中、蒸発セルフ、蒸発セル8、蒸発セル9に
はそれぞれ加熱機構を持ち、単独で温度制御のできるT
a製ルツボを用い、順にアルカリ土類金属Mを中心金属
とする固体有機金属月料、固体発光中心月料、固体カル
コゲン金属Xが充填される。加熱機構を持つ基板ホルダ
ー15には、順にZnO:Al透明電極2、AIN絶縁
層3を成膜したガラス基板1が設置される。成膜時間は
それぞれの蒸発セルの温度とシャッター10により制御
される。
第2図に示した装置により、それぞれ、5rSe:Ce
、SrS:Ce5CaS:Euを発光層4とする第1図
のような薄膜EL素子を試作した。それぞれの発光層の
成膜に使ったセル充填材料を表−1に示す。
表−1発光層別の使用材t1 Xの材料、発光中心材料はすべて大気保存していたもの
を使ったか、Mの材料は大気に触れないように密封状態
で保存しておいたものを直前に大気中でブレイクし、セ
ルフに充填した。
こうしたハンドリングの過程におけるMの材料の変質の
程度は、外観で判断するかぎり単体材料よりもはるかに
小さいことがわかった。
良好な結晶性薄膜を作製するために、蒸着時の基板温度
を500℃とした。こうした高い基板温度では基板上で
のXの再蒸発が激しくなるため、MXの成膜速度は主に
Mの蒸発速度により律速される。
したがって、まず適当な成膜速度が得られる1] ように、セルフの温度を設定した。
次に、発光層組成のXの欠乏を防ぐために、Xの蒸発速
度がMのそれに対し約1桁大きくなるようにセル9の温
度を設定した。
最後に、その材料系でEL輝度が最も高くなる発光中心
濃度が得られるように、発光中心材料を充填したセル8
の温度を設定した。
これらの温度条件により、それぞれ、約60分の成膜時
間で膜厚で1.0Izm前後の発光層を成膜し、薄膜E
L素子を試作した。
こうして試作した薄膜EL索子を1kHzの交流パルス
電圧でドライブした。それぞれの薄膜EL素子は従来の
作製方法により確認されている発光色、具体的には、5
rSe:Ceは緑がかった青色、S rS : Ceは
青緑色、CaS :Euは赤色の、安定したELが観測
された。また、これらの発光層について、膜中に取り込
まれた酸素の濃度をオージェ電子分光法(AES)によ
り定量したところ、成膜後の大気ブレイクで変質したと
思われる表層を除いては、すべてAESの検出限界以下
の濃度であることが確認された。
実施例2 第1図に示した蒸着装置に、新たに以下に説明するよう
なイオン化機構を付加し、これを使って実施例]と同じ
ようなS rSe : Ce (B)薄膜EL素子を試
作した。
第3図にイオン化機構を付加した装置の概略図を示す。
各蒸発セルの加熱時に、酸化セリウムを添加したタング
ステンによる熱陰極フィラメント11を充分に加熱し、
同時にTa製イオン化電極(陽極)12との間に、直流
電源13により直流電圧V2を印加すると、これがトリ
ガとなって蒸発中のガスによるグロー放電が維持される
。放電のパワーは■2と2極間に流れるイオン化電流と
によって示されるが、この値は■2、熱陰極フィラメン
ト11の温度、蒸発ガス圧とによって制御される。この
グロー放電によって、蒸発中のガスの一部が荷電され、
生成した荷電粒子は直流電源14により印加された基板
バイア]3 スミ圧V1によって加速、あるいは減速されながら基板
lに到達する。通常はこれら荷電粒子の持つエネルギー
が結晶化のために使われ、低温成膜効果が得られること
が知られている。放電のパワーがある値を超えると放電
形態がアーク放電になり、安定な成膜ができなくなる。
したがって、上記のような制御パラメーターにより、放
電のパワーもある安定な値に維持する必要がある。こう
したイオン化の条件により成膜したS rSe : C
e (B)発光層は、膜中に取り込まれた不純物Cの濃
度か実施例1によるそれよりも少なかった。イオン化は
M系有機金属ガスの分解、および、M単離の促進効果が
あることがわかった。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明の方法によって発光層の性
能劣化の原因になる酸素などの大気汚染か少なく、かつ
、簡単に精密な量論的組成制御のできる発光層を成膜す
ることができる。
また、蒸着装置にイオン化、またはプラズマ化機構をイ
・]加したことによって、M系有機金属H料を用いた時
のガスの分解およびM単離が促進され、炭素なとの残留
不純物が少ない発光層を成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で作製された発光層を有するEL
発光素子の断面の模式図、 第2図は実施例]の発光層4の成膜装置の概略図、 第3図は実施例2の発光層の蒸着に用いたイオン化機構
を付加した装置の概略図である。 1・・・ガラス基板、2・・・透明電極、3および5・
・・絶縁層、4・・・発光層、6・・・背面電極、7.
8および9・・蒸着セル、10・・・シャッター、11
・・・熱陰極フィラメント、】2・・・イオン化電極、
13および14・・・直流電源、15・・・基板ホルダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  下記一般式で表わされるジシクロペンタジエニル系、
    あるいはジメチルシクロペンタジエニル系有機金属固体
    材料と、Se固体材料、あるいはS固体材料とを反応性
    共蒸着させることを特徴とするSr_1_−_XCa_
    XS_1_−_YSe_Y(ただし、0≦X≦1、0≦
    Y≦1)を母材とするEL薄膜の作製方法。 一般式 (C_5H_5)_2Mあるいは (C_5H_4Me)_2M ただし、MはSrまたはCa
JP1096404A 1989-04-18 1989-04-18 El薄膜の作製方法 Pending JPH02274793A (ja)

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