JPS6279285A - 薄膜エレクトロルミネツセンス素子 - Google Patents

薄膜エレクトロルミネツセンス素子

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JPS6279285A
JPS6279285A JP60216186A JP21618685A JPS6279285A JP S6279285 A JPS6279285 A JP S6279285A JP 60216186 A JP60216186 A JP 60216186A JP 21618685 A JP21618685 A JP 21618685A JP S6279285 A JPS6279285 A JP S6279285A
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JP
Japan
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layer
evaporation
thin film
emitting layer
mixed crystal
Prior art date
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JP60216186A
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English (en)
Inventor
Seiichi Oseto
大瀬戸 誠一
Yoshiyuki Kageyama
喜之 影山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はCa5t−xSexまたは SrS+−xs13xを母材としたエレクトロルミネッ
センス素子、特に、上記母材に発光中心としてランタノ
イド希土類元素を添加したものを発光層とする簿膜エレ
クトロルミネッセンス素子に関する。
従来技術 ランタノイド系希土類元素を発光中心とした硫化カルシ
ウム(Case、硫化ストロンチウム(Sr S)が多
色EL素子材料として使用可能であることは従来知られ
ていた。
W、  Letvann、  J、  lumin、5
.87(1972) 。
あるいは、A、 ■echt and  J、 May
o。
S I D (Society for  ’I nf
ormationDisplays ) Intern
ational  Sya+posiumDigest
 ofTechnical  Papers 、 P8
8〜89(1977)参照。
しかし、CaSおよびSrSは融点が高いのに、その構
成元素であるイオウ(S)は極めて蒸気圧が高いために
その製造に当っては下記のような問題点があった。
1ン十分なEL特性が得られるような品質の結晶をつく
り、その性質を維持しておくのが非常に困難である。す
なわち、薄膜構造における膜厚方向での組成変化および
S空孔干魚の多発等、EL特性を劣化させる本質的な欠
点がある。
2)上記結晶薄膜をつくるには基板温度を高くしなけれ
ばならないのでイオウの付着効率が極端に低下する。し
たがって多量のイオウ気体が必要になり、真空排気系統
の負荷が際めで大きく、装置の汚染、腐食が多発すると
いう問題があった。
これに対して独自の薄膜製作法によってCa Se z
 Sr Seを発光層とするEl素子を試作、試験をし
た結果、これらがCa51SrSより有効であることを
発見したがこれら硫化物、セレン化物のいずれもディス
プレイデバイスに用いられるのに十分な輝度のものは得
られていない。
肛−−」! この発明の目的は高輝度、多色エレクトロルミネッセン
ス素子、特に大面積化、低温成膜が可能な素子を提供す
ることである。
1−一」 上記目的を達成するための、この発明の構成は、MSI
−xSe X (M : Caまたは3r。
0<、<1)で表わされる混晶を母材とし、発光中心と
してランタノイド希土類元素を添加したものを発光層と
する薄膜エレクトロルミネッセンス素子である。
この発明は、El素子の発光層の母結晶をM S +−
x S e X (MはCaまたは8rlで表わしたと
き× (以下混晶比という)がある範囲でCaSやCa
SeあるいはSrSや Sr Seを母結晶とするよりも優れたEL特性を示す
という発見に基づくものである。
まず、この発光層の作製方法について説明すると、基本
的には、Caまたは3rのハロゲン化物(M I zと
記す)とSおよび3eとの共蒸着により、下記の何れか
の反応式で示す過程によって加熱基板上にMSI−XS
eXの母結晶薄膜を形成するものである。
(A)2MI2 (固) →2M (気)+12 (気) 2M (気)+ (1−X )82 (気)+XSe 
2 (気)−) 2MSトxse 買(固)(B)2M
I2 (気)+ (1−X )82 (気)−+xse
  2   (気 )  +  2MS+−xse  
x+ 212 (気) ただしく固):固相 (気):気相 具体的には、イオウ(S)を主体とした材料を充填した
蒸発セル、セレン(Se )を主体とした材料を充填し
た蒸発セル、上記MX2を充填した蒸発セルから真空中
でそれぞれの材料を蒸発させ、加熱基板上で反応させる
ことにより、lzを除きMSI−xsexの薄膜を基板
上に成長させる。
この方法において、蒸発セルから蒸発した各材料の蒸気
をイオン化あるいはプラズマ化させて基板上に薄膜を成
長〜させてもよい。更に、蒸発セルの加熱手段がすべて
抵抗加熱であると蒸発面積を任意に設計することができ
るので大面積の1膜製造ができる。
発光中心は上記母結晶の原料とは別の蒸発源から供給し
ても、また、母結晶の原料中にあらかじめ混入しておい
てもよい。
この製造方法によると下記の効果が得られる。
1)原料としてMSあるいはMSeを用いないのでこれ
らの化合物粉末を作製するときに鉄等の不純物混入の問
題を回避することができる。
2)上記MSまたはMSeのような高融点化合物を原料
として用いないので薄lI製造時に低温蒸発が可能とな
り、これも不純物の混入が避けられる重要な理由の一つ
である。
3)上記金属成分Mを単体で用いることがないのでそれ
らの酸化物の生成が避けられる。
4)金属成分MとSあるいはSeとのガス供給比を精密
に制御することができるのでEL特竹を劣化させる結晶
欠陥、組成ズレを低減することができる。
上記理由によって高品質の発光層母結晶薄膜をつくるこ
とができる。
以下、実施例によって、この発明を具体的に説明する。
第2図、第3図はこの発明の方法を実施するのに用いる
装置の概念図である。
実施例1 発光中心をセリウム(Ce )とする発光層Ca5t−
XSeXの多結晶薄膜を以下の方法で作製した。
蒸発セルフには5Nグレードのイオウ (S)、蒸発セル8には4NグレードのCaI2、蒸発
セル9には4NグレードのCeCl 3、蒸発セル10
LLt 5NりL/−ト(7)3eをそれぞれ充填した
各蒸発セルには第3図に示すように0.3mmφの蒸発
孔14が多数段(プられており、蒸発セルの中の物質の
蒸気はこの蒸発孔14を通って基板11に到達する。石
英基板11には前もって、EB蒸着によって膜厚500
人のITO層2、その上にl’JJ?2000人の酸化
イツトリウム(Y2Oコ)層3を形成しておく。
真空容器内を減圧して真空度2x10−67 orrと
した。
上記基板11をヒーター12によって450℃に加熱し
、各蒸発セルを所定温度に加熱した後、シャッター13
を開いて共蒸着することによりCa 8l−XSe X
 : Ce 、CI (D多結a i Da ヲ形成し
た。
CaI2の蒸発セル8のfA度は820℃、CeCl 
3の蒸発セル9の温度は同じ600℃とし、Sの蒸発セ
ルγとSeの蒸発セル10の温度を変化させてCaS+
−xsexにおける混晶比×がO〜1の間で変化してい
る試料を作製した。両者の温度バランスは蒸着時間40
分で1.2μmの膜厚が得られる条件を前提に設定した
その結果は、XがO〜1の全域にわたり、大体透明な混
晶@膜が得られた。このFaIIiのx値はオージェ電
子分光分析によって調べた。
X線回折で結晶構造を調べたところfccタイプのCa
 S、Ca Se多結晶が混在していることがわかった
。  ・ CCの濃度はオージェ電子分光分析の結果、Ceのm度
はすべての試料で〜10−’ atta%であり、x値
の大小とは特に関係のないことがわかった。また、この
オージェ電子分光分析ではヨウ素は検出されなかった。
これらの層の上にY203層を2000人の膜厚でEB
蒸着により形成し、その上に抵抗加熱によりAIN[!
IIJを蒸着して第1図に示すようなELIを作製した
すなわち、石英基板1の上に順次厚さ500人のITO
透明電極層2、厚さ2000人のY203絶縁層3、厚
さ1.2μm (7)Ca S+−xSe X : C
e、CI発光層4、厚さ2000人のYzO3絶縁層5
、AIm極層6を設けたものである。
このような構成の素子でITOFt2とA1層6との間
に交番パルス電圧を5KHzを印加し、EL5P!f性
を調べた。
まず発光色はXが0〜1の全域にわたりほとんど同じよ
うな緑色発光が19られた。
また、発光しきい電圧VSを第4図で示したように定義
し、飽和輝度BIBと混晶比Xの関係を調べたところ、
第5図に示す結果が1qられた。ただしBI!lはx=
1.OすなわちCaSeのときの値を1.0とし、VS
はV o−pで表わしである。
この結果からCa 5t−xse X  (0<x <
1 )なる混晶系をとることにより、輝度が向上し、か
つ、VSが低下する傾向があることがわかった。また、
この傾向はx−0,5近傍で最も顕著であることも判っ
た。
実施VA2 実施例1と同じ構成の装置を用いて発光層4をCa 5
t−xSe X : Eu、CI としたEL素子を試
作した。
蒸発セル9には、実施例1のQeQlsに換えて、4N
グレードのELI C1sを充填し、この蒸発セルの温
度を900℃とする以外はすべて実施例1と同じ条件と
した。
実施例1と筒じように蒸着時間は40分で膜厚が1.2
μnのCa S+−xse X : ELl、CI薄膜
が得られた。
Eu′a度はオージェ電子分光分析の結果、〜10−’
go1%が得られた。
×を変化させたこの発光層の上に実施例1と同じように
Y2O3層、A1層を形成し、ITO透明電極2とA1
電極間に5KHzの交番パルス電圧を印加したところ、
発光色は0<x<1の全域でほぼ同じような赤色発光が
得られた。
また、実施例1と同じように、VS 、 3mと混晶比
Xの関係を調べたところ第6図に示す結果が得られた。
この結果から実施例1の場合と同じように混晶により輝
度向上の効果があるといえる。
実施例3 実施例1と同じ装置を用いて発光層4をCa 5r−x
Se x : Ttl、CI としたEL素子を試作し
た。
すなわち、蒸発セル3にTbC15を充填し、その温度
を900℃にした以外の条件はずべて実施例1と同じ条
件で第1図に示すようなEl素子を試作した。
この発光層の上に、実施例1と同じようにY203層、
A1層を形成し、IT○透明電極2とA1電極6との間
に5kHzの交番パルス電圧を印加したところ、O<X
<1の全域でほぼ同じような緑色発光が得られた。
また実施例1.2と同じ<Vs 、[3mと混晶比Xの
関係は第7図に示すとおりである。
x−0,5付近の混晶でCaSeやCaSより高輝度の
Eし素子が得られることが判った。
実施例4 第2図に示した装置において、基板11とシャッター1
3の間に4巻RFコイルを設置し、マツチングボックス
を介して高周波電源を接続した。真空容器内背圧〜10
−’ T orr以下にガス導入口からArガスを流し
、下記の条件すなわち、 真空度:  3X 1G−’ T Orr高周波電カニ
  200W 加速電圧:Ov 基板支持台:接地 その他の条件は実施例1と同じ条件でイオンブレーティ
ングでCaS  Se   :Ce、CIの発光層4を
試作した。その上に実施例1と同じように、厚さ200
0人のY203絶縁層、A1電極層を形成し、第1図に
示したような構成の素子を作製した。
このEL素子と実施例1(共蒸着)の同等組成の各EL
素子について発光層形成時の基板温度と製品の輝度の関
係を調べたところ、第8図に示すような結果が得られた
基板温度が高くなるとn度が向上するが、同等の輝度を
得るための基板温度は実施例1の素子に比較して実施例
4のEL素子の方が約100℃程低温であることがわか
る。すなわち、イオンブレーティングは低温成膜効果が
あるといえる。
実施例5 発光中心をCeとする発光層sr Seの多結晶薄膜を
試作した。実施例1で用いたのと同じ蒸1m装置を用い
た。ただし、第2図の蒸発セルフには5NグレードのS
を充填し、蒸発セル8には4Nグレードの5r12・×
(H20)を充填し、蒸発セル9には4NグレードのC
eC15を充填し、蒸発セル10には5NグレードのS
eを充填した。
蒸着に先立って、真空度〜1O−6Torrの条件でま
ず基板11を450℃に加熱しておき、続いて蒸発セル
フを200℃に加熱し、SrI2に含まれる結晶水の脱
水を行なった。
脱水が完了した後同じ真空度、基板温度で上記蒸発セル
8と9の温度をそれぞれ、700℃、600℃にし、蒸
発セルフと10とは試料ごとに変えた所定の温度になっ
たときにシャッター13を開いて共蒸着した。
上記蒸発セルフと10の温度は、 5rSz−xSexの×が0て×く1の範囲内でいくつ
か変化するように調節し、それぞれの試料をつくった。
この温度のバランスは蒸着時間は40分でほぼ透明な、
厚さ 1.2μmの薄膜が得られるようにした。
1qられた薄膜のX値はオージェ電子分光分析により調
べた。また、X線回折によりCa5t−xSexの場合
と同じようにfccタイプのsr s、sr se多結
晶が混在していることを確認した。なお、ce s度は
オージェ電子分光分析の結果、すべての試料で〜110
−1at%であり、特にXの値の大小と関係がないこと
が判った。ざらに少なくともオージェ電子分光分析では
ヨウ素は検出されなかった。
これらの試料の上にYzOsm5を2000人の膜厚で
EB蒸着により形成し、その上に抵抗加熱によりA1?
8極層6を蒸着して第1図に示すようにEL素子を構成
した。ただし、発光層が厚さ 1,2.cz mのSr
 Se :Ce、CI層である以外は実施例1と同じで
ある。
この素子のITO透明電極2とA1ri6との間に5K
H7の交番パルス電圧を印加したところ、O<x<1の
全域にわたり、はとんど同じ様な青色発光が得られた。
また、発光しきい電圧vSと飽和輝度13mおよび混晶
比Xの関係を調べたところ、第9図に示すような結果が
得られた。
ただし、BIlはx−1,0すなわち5rSeの値を1
.0とし、VsはV o−pで表わしている。
この結果からSr S+−xSe X (0<X <1
 )なる混晶系をとることにより、輝度が向上すること
が判った。特に、x−0,5の近くで最大値をとること
が明らかである。
実施例6 実施例1と同じ装置を用いて発光層4を3r 5t−x
SQ X : Eu、CIとしたEL素子を試作した。
すなわち、蒸発セル9に4NグレードのEu C13を
充填し、その温度を900℃にした以外の条件はすべて
実施例5と同じ条件で試作した。
得られた発光層4のEu81度は10−’ mo1%以
下であった。Xを変化させた試料の発光層の上に実施例
5と同じようにY2 Os層・A11fflを形成し、
IT○透明電極2とAI電極6の両電極間に5KI−I
Zの交番パルス電圧を印加したところ、発光色はO<x
<1の全域でほぼ同じ様な赤色゛発光が得られた。
また、実施例1と同じようにys 、Bmと混晶比Xの
関係を調べた結果は第10図に示すとおりであった。
この結果から混晶にすることにより輝度が向上すること
が判る。
実施例7 実施例1と同じ装置を用いて発光層が 3r 5t−xSe x : vb、clである素子を
作製した。
蒸発セル9に4Nグレードの7bCIsを充填し、その
温度を900℃とする以外はすべて実施例5と同じ条件
にした。
蒸着時間は40分で膜厚が 1.2μmの3r S+−
xSe X : Tb、CI薄膜が得られた。
これを実施例と同じ工程で第1図に示す構成のEL素子
にした。ITO透明電極2とA1電極Ji16、両電極
間に5kHzの交番パルス電圧を印加したところ、O<
x<1の全域でほぼ同じような緑色発光が得られた。
また、実施例1と同じ<vs 、 8111と混晶比X
の関係を調べたところ、第11図に示す結果が得られた
。×が0.5近傍の混晶でSr Se 、Sr Sより
も高輝度が得られることが判った。
実施例8 第1図に示した装置において、実施例4と同じ条件にな
るように装置を設定し、その他の条件は実施@4と同じ
条件のイオンブレーティングでSr S  Se  :
 Ce、CIの発光l!y4を試作した。その上にY2
 Os層、A1層は実施例1と同じく形成し、第1図に
示したような構成の素子を作製した。
上記実施例5の素子(共蒸II)この素子(イオンブレ
ーティング)の各EL素子について発光層形成時の基板
11度と製品の輝度の関係を第12図に示す。
基板温度が高くなると輝度が向上するが、同等の輝度を
得るための基板温度は実施例5の素子に比較してこのE
L素子の方が約100℃程低温であることがわかる。し
たがって、イオンブレーティングは低温成膜効果がある
といえる。
実施例1〜3および実施例5〜7の結果から発光層を混
晶とすることにより全般的な傾向として高輝度化を達成
できることがわかった。Xの最適値は0.5近傍である
と考えられる。また発光中心がCeの場合発光しきい電
圧が低減する効果のあることが判る。
QeおよびEuは安定状態Ce”およびE(12+でt
電子軌道−d電子軌道圏遷移による発光特性を有する。
また、Tbは安定状態Ti+3+でr電子軌道間の遷移
による発光特性を有する。
これらはランタノイド系希土類イオンの発光機構を代表
する材料である。したがって、上記高輝度化の効果は、
Sm1TI1等その伯のランタノイド系希土類元素を発
光中心とした場合にも適用できることがわかる。
また、上記実施例ではCaI2または 5rIzとSおよびSeとの共蒸着でそれぞれCa S
eまたは5rSe混晶amをつくる方法によってEL効
果を見出したが、これら*Sの製作方法が上記実施例に
限定されるものではなく、EL母結晶としての品質を満
たしているものであれば、如何なる方法でもよい。
上記実施例ではCaまたはSrのヨウ化物を原材料とし
たが、塩化物でも同様の効果がある。ただし、フッ化吻
はそれ自体が安定な化合物なので膜中にフッ素が多量に
混入するのが欠点であり、加熱手段として抵抗加熱蒸発
源が使えないという不都合があり、適当ではない。
さらに、上記実施例4および実施例8により、高融点化
合物CasトxsexおよびSrS+−xsezのam
作製に対し、低温成膜効果が確認されたが、上記実施例
4または実施例8のようなRFイオンブレーティングの
他にDC法、多陰極法、クラスターイオンビーム法等、
いわゆるイオン化機構、プラズマ化機構を有する方法で
あれば同様の効果がある。
また、この方法ではすべての蒸発源に抵抗加熱方法を用
いることができるのが利点である。したがって、EBI
Iとは異なり、蒸発面積を任意に設計することができる
ので大面積化が容易である。
−−i 以上説明したように、この発明の効果を要約するとアル
カリ土類金属のセレン化物を母材とするエレクトロルミ
ネッセンス素子の高輝度化、大面積化、低温成膜化を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のEL素子の層構成の一例を示す説
明図、 第2図は、この発明のEL素子を形成するための蒸着装
置の概念図、 第3図は、上記蒸着装置における蒸発セルの概念図、 第4図は、発光しきい電圧VSと飽和ii度B―の定義
を示すグラフ、 第5図ないし第7図および第9図ないし第11図は混晶
比Xと飽和輝度81mまたは発光しきい電圧VSとの関
係を示すグラフ、第8図および第12図は基板温度と輝
度との関係を示すグラフである。 1・・・蒸発セル、2・・・ITO透明電極、3・・・
絶縁層、4・・・発光層、5・・・絶縁図、6・・・A
I電極、7〜10・・・蒸発セル、11・・・石英基板
、12・・・基板加熱ヒーター、13・・・シャッター
、14・・・蒸発孔。 第1図    第2図 第3図      第4図 第8図 基板温度(C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の一般式で表わされる混晶を母材とし、発光中心と
    してランタノイド希土類元素を添加したものを発光層と
    する薄膜エレクトロルミネッセンス素子。 一般式 MS_1_−_xSe_x ただしM:CaまたはSr 0<x<1
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