JPS63199860A - 薄膜el発光層の製造方法 - Google Patents
薄膜el発光層の製造方法Info
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- JPS63199860A JPS63199860A JP3397587A JP3397587A JPS63199860A JP S63199860 A JPS63199860 A JP S63199860A JP 3397587 A JP3397587 A JP 3397587A JP 3397587 A JP3397587 A JP 3397587A JP S63199860 A JPS63199860 A JP S63199860A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は薄膜EL表示装置、特にカラー用薄膜発光層の
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
薄膜EL表示装置は視認性に優れ、コンピュータのデー
タ表示装置等に使用されている。薄膜EL表示装置の発
光表示部分となる薄膜EL素子の基本的な断面構造を第
2図に示す。すなわち、第2図に示すように薄膜EL素
子はガラス基板21上に透明電極22、第1絶縁層23
、発光層24、第2絶縁層25、背面電極26が順次積
層された素子構造を有している。第1及び第2絶縁層2
3.25としてはY、0.、Ta215.s、t、N、
、5io2*AQ203.BaTi0..5rTiO,
等の誘電体薄膜が、真空蒸着やスパッタ法、プラズマC
VD法等により形成され使用されている。また発光層2
4としてはZnS等のII−VI化合物を発光母体とす
る薄膜が使用されている。
タ表示装置等に使用されている。薄膜EL表示装置の発
光表示部分となる薄膜EL素子の基本的な断面構造を第
2図に示す。すなわち、第2図に示すように薄膜EL素
子はガラス基板21上に透明電極22、第1絶縁層23
、発光層24、第2絶縁層25、背面電極26が順次積
層された素子構造を有している。第1及び第2絶縁層2
3.25としてはY、0.、Ta215.s、t、N、
、5io2*AQ203.BaTi0..5rTiO,
等の誘電体薄膜が、真空蒸着やスパッタ法、プラズマC
VD法等により形成され使用されている。また発光層2
4としてはZnS等のII−VI化合物を発光母体とす
る薄膜が使用されている。
電極22.26間に交流の高電圧を印加することにより
発光層24内に加速された電子が流れ発光中心を励起す
ることにより発光中心固有の発光色の面発光が得られる
。
発光層24内に加速された電子が流れ発光中心を励起す
ることにより発光中心固有の発光色の面発光が得られる
。
一般的にはZnSを母体とし、Mnを発光中心とした黄
橙色の発光が高輝度であり実用に供されている。この他
に希土類元素の固有の発光準位を利用するZnS母体に
希土類フッ化物を添加した発光層を有する薄膜EL素子
がカラー表示を実現するものとして期待されている。
橙色の発光が高輝度であり実用に供されている。この他
に希土類元素の固有の発光準位を利用するZnS母体に
希土類フッ化物を添加した発光層を有する薄膜EL素子
がカラー表示を実現するものとして期待されている。
前述したカラー用発光層としてはZnS:Tb、Fが緑
色、ZnS:Sm、Fが赤色、ZnS:TmtFが青色
及びZnS:Pr。
色、ZnS:Sm、Fが赤色、ZnS:TmtFが青色
及びZnS:Pr。
Fが白色の発光を示し注目されている。これらの薄膜発
光層の成膜法としては真空蒸着法とスパッタ法がある。
光層の成膜法としては真空蒸着法とスパッタ法がある。
真空蒸着法としてはZnSとLnF、 (Lnは希土類
元素を示す)の粉末を混合焼結させた原料をソースとす
る電子ビーム蒸着法やZnSとLnF、を各々別に加熱
蒸発させる共蒸着法が採用されている。また、スパッタ
法は複雑な組成の膜形成が容易でありZnS:Ln、F
膜の作成に適用されてきている。
元素を示す)の粉末を混合焼結させた原料をソースとす
る電子ビーム蒸着法やZnSとLnF、を各々別に加熱
蒸発させる共蒸着法が採用されている。また、スパッタ
法は複雑な組成の膜形成が容易でありZnS:Ln、F
膜の作成に適用されてきている。
しかしながら、このような方法で作成された素子は輝度
が低く、実用上には不満足なものであった。
が低く、実用上には不満足なものであった。
本発明の目的は成膜方法を工夫することによりZnS
: Ln 、 F発光層の高輝度化を図る薄膜EL発光
層の製造方法を提供することにある。
: Ln 、 F発光層の高輝度化を図る薄膜EL発光
層の製造方法を提供することにある。
本発明はn−VI化合物を母体とし、希土類元素とフッ
素とを添加してなる薄膜EL発光層の製造方法において
、基板上に高エネルギーの加速粒子を照射しながら真空
蒸着により発光層を形成することを特徴とする薄膜EL
発光層の製造方法である。
素とを添加してなる薄膜EL発光層の製造方法において
、基板上に高エネルギーの加速粒子を照射しながら真空
蒸着により発光層を形成することを特徴とする薄膜EL
発光層の製造方法である。
一般的に発光層の形成に関し、真空蒸着法とスパッタ法
とでは薄膜EL素子特性に違いのあることが知られてい
る。スパッタ法で成膜したものは、真空蒸着法で成膜し
たものに比較して欠陥も多く含み結晶性が悪く、結晶粒
径も小さい。これらはEL発光層として好ましいもので
はなく、例えばZnS:Mnの薄膜EL素子ではスパッ
タ法で形成したものは低輝度であるe ZnS:Ln、
Fの発光層に関しても真空蒸着法とスパッタ法の相違が
調査されているが、ZnS:Mnの場合と異なリスバッ
タ法で形成した方が高輝度が得られている。特にスパッ
タ法で作成した素子は高温の熱処理により特性が改善さ
れるのに対して真空蒸着で作成したものでは400℃以
上の熱処理でかえって輝度低下を示すこと等がZnS:
Tb、Fに関する実験で明らかにされている。
とでは薄膜EL素子特性に違いのあることが知られてい
る。スパッタ法で成膜したものは、真空蒸着法で成膜し
たものに比較して欠陥も多く含み結晶性が悪く、結晶粒
径も小さい。これらはEL発光層として好ましいもので
はなく、例えばZnS:Mnの薄膜EL素子ではスパッ
タ法で形成したものは低輝度であるe ZnS:Ln、
Fの発光層に関しても真空蒸着法とスパッタ法の相違が
調査されているが、ZnS:Mnの場合と異なリスバッ
タ法で形成した方が高輝度が得られている。特にスパッ
タ法で作成した素子は高温の熱処理により特性が改善さ
れるのに対して真空蒸着で作成したものでは400℃以
上の熱処理でかえって輝度低下を示すこと等がZnS:
Tb、Fに関する実験で明らかにされている。
これらの差はFの結合の仕方が真空蒸着膜とスパッタ膜
とで異なることによっていると考えられている。即ち、
真空番浄cではZnS母体中にLnF、の形で取り込ま
れているのに対して、電子通信学会技術研究報告ED8
6−91に述べられているようにスパッタ膜では特に熱
処理を施すことによりLn−Fの形で母体に固溶し高輝
度発光をもたらしていると考えられている。
とで異なることによっていると考えられている。即ち、
真空番浄cではZnS母体中にLnF、の形で取り込ま
れているのに対して、電子通信学会技術研究報告ED8
6−91に述べられているようにスパッタ膜では特に熱
処理を施すことによりLn−Fの形で母体に固溶し高輝
度発光をもたらしていると考えられている。
本発明は結晶性や結晶粒径の点で優れている真空蒸着の
良さを損なうことなく Ln−F中心をより容易に形成
し、更に高輝度化を実現するものである。
良さを損なうことなく Ln−F中心をより容易に形成
し、更に高輝度化を実現するものである。
本発明はZnSとLnF、をソースとして真空蒸着しな
がら基板上に高速に加速したイオンや中性の気体粒子を
照射することにある。
がら基板上に高速に加速したイオンや中性の気体粒子を
照射することにある。
このような高速粒子の照射により基板上に付着したLn
F3が分解され不用なFが離脱しLn−Fの形でZnS
内に取り込まれやすくなるものと思われる。
F3が分解され不用なFが離脱しLn−Fの形でZnS
内に取り込まれやすくなるものと思われる。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例ではガラス基板上にITO透明電極、SL、N4
第1絶縁層、ZnS : Tb、F発光層、Six N
4第2絶縁1層、AQ背面電極からなる緑色発光の薄膜
EL素子を作成した。ここで、 ZnS:Tb、’F発
光層は第1図に示す装置により作成した。すなわち、真
空チャンバー1内に基板加熱ヒーター3により約200
℃に保持された基板2を設置する。ガラス板からなる基
板2にはすでにITO電極、 SL、N4第1絶縁層が
スパッタ法により成膜されている。別々の加熱機構を有
する坩堝4と坩堝5にはZnSとTbF、の顆粒をそれ
ぞれ充填し、各゛々の蒸発速度をモニターしながらTb
が約1.5モル%の濃度になるように共蒸着を行った。
第1絶縁層、ZnS : Tb、F発光層、Six N
4第2絶縁1層、AQ背面電極からなる緑色発光の薄膜
EL素子を作成した。ここで、 ZnS:Tb、’F発
光層は第1図に示す装置により作成した。すなわち、真
空チャンバー1内に基板加熱ヒーター3により約200
℃に保持された基板2を設置する。ガラス板からなる基
板2にはすでにITO電極、 SL、N4第1絶縁層が
スパッタ法により成膜されている。別々の加熱機構を有
する坩堝4と坩堝5にはZnSとTbF、の顆粒をそれ
ぞれ充填し、各゛々の蒸発速度をモニターしながらTb
が約1.5モル%の濃度になるように共蒸着を行った。
カウフマン型のイオンガン6により外部から導入された
Arガスを加速して基板2に照射した。標準的な加速エ
ネルギーは150 e Vであり、ニュートライザーに
より中性化している。この加速粒子の照射は成膜中間時
に行った。このようにして成膜した発光層中のTbとF
の比を分析した結果1.2から2.5程度であり、Fが
分解し、一部が膜から離脱しながら成長していることが
確認された。
Arガスを加速して基板2に照射した。標準的な加速エ
ネルギーは150 e Vであり、ニュートライザーに
より中性化している。この加速粒子の照射は成膜中間時
に行った。このようにして成膜した発光層中のTbとF
の比を分析した結果1.2から2.5程度であり、Fが
分解し、一部が膜から離脱しながら成長していることが
確認された。
本実施例の素子は高輝度な緑色発光を示し、更に熱処理
を行うことにより1ooocd/ rr?以上の高輝度
が得られた。尚、加速粒子はAr以外にN、、He。
を行うことにより1ooocd/ rr?以上の高輝度
が得られた。尚、加速粒子はAr以外にN、、He。
Ne、 Kr、 Xe等を用いてもよく、これらの混合
ガスでも良い。また、カウフマン型イオンガン以外に各
種の加速粒子発生器を使用できる。加速エネルギーは1
0eV以下では効果ガ少なく、700ev以上では著し
いスパッタ現象を示すために、10aV〜700eV程
度が良好である。また、Tb以外にSm、 Tm、 P
r等の場合も同様に通常のスパッタ法や真空蒸着法で形
成されたものより優れた特性を示した。
ガスでも良い。また、カウフマン型イオンガン以外に各
種の加速粒子発生器を使用できる。加速エネルギーは1
0eV以下では効果ガ少なく、700ev以上では著し
いスパッタ現象を示すために、10aV〜700eV程
度が良好である。また、Tb以外にSm、 Tm、 P
r等の場合も同様に通常のスパッタ法や真空蒸着法で形
成されたものより優れた特性を示した。
本実施例ではZnSを母体としたが、Zn5eやCaS
。
。
SrS等やこれらの混晶からなる■−■化合物を母体と
しても同様に有効である。
しても同様に有効である。
以上述べたように本発明は基板上に高速に加速したイオ
ンや中性の気体を照射することにより発光層を形成する
ため、基板上に付着したLnF3が分解され不用なFが
離脱しなから成膜が行われ、高輝度化を実現でき、薄膜
EL表示装置のカラー化に貢献できる。
ンや中性の気体を照射することにより発光層を形成する
ため、基板上に付着したLnF3が分解され不用なFが
離脱しなから成膜が行われ、高輝度化を実現でき、薄膜
EL表示装置のカラー化に貢献できる。
また、本発明の発光層の製造方法を実現するためには通
常の真空蒸着装置に加速粒子の照射系を付設するだけで
良く、大面積成膜や生産性も優れており工業的価値の大
なるものである。
常の真空蒸着装置に加速粒子の照射系を付設するだけで
良く、大面積成膜や生産性も優れており工業的価値の大
なるものである。
第1図は本発明に係る製造方法を実施する発光層成膜装
置の一例を示す構成図、第2図は薄膜EL素子の断面構
造を示す図である。
置の一例を示す構成図、第2図は薄膜EL素子の断面構
造を示す図である。
Claims (1)
- (1)II−VI化合物を母体とし、希土類元素とフッ素と
を添加してなる薄膜EL発光層の製造方法において、基
板上に高エネルギーの加速粒子を照射しながら真空蒸着
により発光層を形成することを特徴とする薄膜EL発光
層の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3397587A JPS63199860A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 薄膜el発光層の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3397587A JPS63199860A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 薄膜el発光層の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63199860A true JPS63199860A (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=12401488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3397587A Pending JPS63199860A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 薄膜el発光層の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63199860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0588718A1 (fr) * | 1992-09-18 | 1994-03-23 | Alcatel | Procédé de dépôt en phase vapeur d'un film en verre fluoré sur un substrat |
-
1987
- 1987-02-16 JP JP3397587A patent/JPS63199860A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0588718A1 (fr) * | 1992-09-18 | 1994-03-23 | Alcatel | Procédé de dépôt en phase vapeur d'un film en verre fluoré sur un substrat |
FR2695943A1 (fr) * | 1992-09-18 | 1994-03-25 | Alsthom Cge Alcatel | Procédé de dépôt en phase vapeur d'un film en verre fluoré sur un substrat. |
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