JPH02274743A - 自動車内装材用表皮材 - Google Patents

自動車内装材用表皮材

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Publication number
JPH02274743A
JPH02274743A JP9674889A JP9674889A JPH02274743A JP H02274743 A JPH02274743 A JP H02274743A JP 9674889 A JP9674889 A JP 9674889A JP 9674889 A JP9674889 A JP 9674889A JP H02274743 A JPH02274743 A JP H02274743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
sheet
surface material
inorg
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9674889A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneo Tanno
丹野 宗雄
Miki Yaso
八十 三喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、艶消し処理を施した自動車の内装材に使用
される表皮材に関する。
〔従来の技術〕
自動車内装材の表皮材として、塩化ビニル樹脂のフィル
ムもしくはシートが多用されているが、この塩化ビニル
樹脂製のものは、耐寒性に劣り、冬季表面に亀裂が入り
易い欠点がある。
また、廃棄の際、焼却方法は塩化ビニル樹脂に起因する
塩素ガスが発生するので採用できない欠点もある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記塩化ビニル樹脂製表皮材に代えてオレフィン系エラ
ストマー製表皮材が検耐されており、その表面光沢の艶
消し対策として、絞柄ロールによりフィルムもしくはシ
ートに絞柄をつげることも考えられるが、上記ロールの
温度が高いと光沢性が増し、絞柄による艶消し効果を損
なってしまう欠点があった。この発明は、このような欠
点を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の自動車内装材用表皮材は、オレフィン系熱可
塑性エラストマー単独もしくはオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーとオレフィン系樹脂との混合物100重量部
に無機質粉粒体0゜01〜20重量部を添加してフィル
ムもしくはシート状に製膜したものである。
この発明において、オレフィン系熱可塑性エラストマー
(TPO)は、分子中に軟質相と硬質相の両成分を持つ
熱可塑性エラストマー(TPE)の硬質相成分にポリプ
ロピレン、ポリエチレンなどのオレフィン成分を、軟質
相にエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM
)などの成分を有する重合体であり、耐寒性にも優れて
いる。
また、上記TPOが単独に用いられるほか、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂を併用する
こともできる。
そして、上記重合体に添加する無機質粉粒体としては、
シリカ、タルク、炭酸カルシウムなどが用いられ、その
添加量は0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜2
.0重量部である。
なお、着色剤、紫外線吸収剤など、従来使用されている
添加剤も必要に応じて添加できることは勿論である。
これらの組成物は押出成形法、カレンダー法などによっ
て厚さ10〜500μ程度のフィルムもしくはシート状
に製膜されて表皮材とされる。なお、押出ラミネーショ
ン法などにより、基材上に直接製膜して積層化してもよ
い。また、そのフィルムもしくはシートに絞付けをして
もよい。
〔作用〕
この発明の自動車内装材用表皮材は、オレフィン系熱可
塑性エラストマー単独もしくはオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーとオレフィン系樹脂との混合物が重合体とし
て用いられているので耐寒性が優れ、かつ、特定量の無
機質粉粒体の存在によりフィルムもしくはシート表面が
艶消しされ、また、フィルムもしくはシートの熱成形温
度域が拡大される結果、絞柄ロール成形時あるいは基材
とのヒートシール時などの熱成形の際に光沢が発生しな
い。
〔実施例〕
重合体として、TPO100重量部にポリプロピレン5
0重量部またはポリエチレン50重量部を混合し、この
混合物に、無機質粉粒体として、シリカ0.3重量部及
び炭酸カルシウム0゜1重量部を添加し、更に着色剤と
して顔料の適宜量を添加した組成物を押出し法により1
00μ厚さのフィルムを製造した。このフィルムはいず
れも、その表面が所望の艶消し状態となっており、また
、表皮材として基材にオレフィン系樹脂発泡体を介して
貼着して自動車の天井材としたところ、熱成形時に光沢
性が増すこともなく良好であった。
また、前記無機質に代えてタルク0.4重量部を用いて
前記同様にフィルムを得、更に125±5°Cでロール
で絞柄模様を熱成形し、これを前記同様に天井材を成形
したが、ロール熱成形時及び積層時のいずれの熱成形に
おいても、光沢性が増すことがなく、所望光沢(艶消し
された)の天井材が得られた。
なお、いずれの場合にも熱成形金型からの離型性が無機
質粉粒体を入れないときに比べ良好であった。
〔発明の効果〕
この発明においては、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー単独もしくはオレフィン系熱可塑性エラストマーとオ
レフィン系樹脂との混合物が重合体として用いられるで
いるので耐寒性が優れ、かつ、特定量の無機質粉粒体の
存在によりフィルムもしくはシート表面が良好な艶消し
状態のものとなり、また、フィルムもしくはシートの熱
成形温度域が拡大される結果、絞柄ロール加工あるいは
基材とのヒートシール時のような熱成形時に光沢性が増
大しない。
したがって、塩化ビニル製に代わる有用な自動車内装材
用表皮材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、オレフィン系熱可塑性エラストマー単独もしくはオ
    レフィン系熱可塑性エラストマーとオレフィン系樹脂と
    の混合物100重量部に無機質粉粒体0.01〜20重
    量部を添加してフィルムもしくはシート状に製膜してな
    ることを特徴とする自動車内装材用表皮材。
JP9674889A 1989-04-17 1989-04-17 自動車内装材用表皮材 Pending JPH02274743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104766A (ja) * 1995-10-11 1997-04-22 Sekisui Chem Co Ltd 被覆用シート
JP2011236369A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Bando Chemical Industries Ltd ポリオレフィン樹脂フィルム
JP2016165974A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 日本バイリーン株式会社 プリント繊維シート及び自動車用内装材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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