JPH02175776A - 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物 - Google Patents

剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物

Info

Publication number
JPH02175776A
JPH02175776A JP32835788A JP32835788A JPH02175776A JP H02175776 A JPH02175776 A JP H02175776A JP 32835788 A JP32835788 A JP 32835788A JP 32835788 A JP32835788 A JP 32835788A JP H02175776 A JPH02175776 A JP H02175776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin
sheet
release paper
propylene homopolymer
paper base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32835788A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumitsu Kotani
輝充 小谷
Takamitsu Wada
隆光 和田
Kazuo Yoneda
米田 和生
Akimaro Hayashi
林 昭麿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP32835788A priority Critical patent/JPH02175776A/ja
Publication of JPH02175776A publication Critical patent/JPH02175776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は剥離紙用基材として好適なプロピレン樹脂肉薄
物に関する。さらにくわしくは、耐熱性が良好であるば
かりでなく、腰のある剥離紙用基材として好適なプロピ
レン樹脂肉薄物に関する。
〔従来の技術〕
従来、剥離紙用基材は紙がほとんどである。
また、紙の片面もしくは画面に長鎖分岐を有する低密度
ポリエチレン(以下rLDPEJと云う)と短鎖分岐を
有する直鎖状低密度ポリエチレン(以下rLLDPEj
と云う)とからなる混合樹脂層、LDPEまたはLLD
PEと中密度ないし高密度ポリエチレンとからなる混合
樹脂層またはLDPEとポリプロピレンとからなる混合
樹脂層が設けられた剥離紙基材が提案されている(実公
昭02−23794号、同82−28790号、同実公
昭6223791号)。しかし、プラスチックのみを基
材とした剥離紙はほとんど商品化されていなかった。
そのため、本発明者らはプロピレン単独重合体の延伸発
泡肉薄物が耐熱性にすぐれているのみならず、腰がある
ために剥離紙用基材として有望であることを見い出し以
前に提案した。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、紙基材の場合では、エチレン樹脂などを
紙にラミネートして剥離紙用の基材とするため、紙のカ
ールやラミネート時の紙の凹凸によるピンホールの発生
などの問題がある。さらに、熱による寸法安定性の点に
ついても、エチレン系樹脂ではネックとなり、たかだか
120℃程度の耐熱性しか得られず、シリコンキュアー
工程における加工速度にも限界があった。
一方、プラスチックは、高ヤング率、軽量化。
耐熱性による寸法安定性などが充分達成できなかったた
めと考えられる。また、以前に捉した延伸発泡されたプ
ロピレン単独重合体の肉薄物については必ずしも満足す
べきものではない。
以上のことから、本発明はこれらの問題点(欠点)がな
(、すなわち耐熱性がすぐれ、しかも腰のある剥離紙基
材として好適なプロピレン樹脂肉薄物を得ることである
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明にしたが
えば、これらの課題は 無機充填剤を含有するプロピレン単独重合体の肉薄物で
あり、該肉薄物の延伸倍率は1.5〜7倍であり、10
0重量部のプロピレン単独重合体に対する無機充填剤の
組成割合は3〜20重量部であり、しかも永久変形率は
多くとも2%である剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
、によって解決することができる。以下、本発明を具体
的に説明する。
本発明において使われるプロピレン単独重合体のメルト
フローインデックス(JIS K7210にしたがい、
条件が14で7fPl定、以下rMFRJと云う)は通
常1、θ〜15g/lo分であり、2.0〜15g/1
0分が好ましく、とりわけ2.0〜10g/10分が好
適である。MFRが1.Og/10分未満のプロピレン
単独重合体を用いるならば、肉薄物を製造するさいに成
形性がよくない。一方、15g/10分を超えたものを
使用すると、成形性がよくないだけでなく、高倍率延伸
が達成できない。
また、本発明において用いられる無機充填剤の代表例と
しては、マイカ、炭酸カルシウム、クレー、沈降性硫酸
バリウムがあげられる。炭酸カルシウムのごとき粉末状
のものを無機充填剤として使用するさい、その平均粒径
は成形性、混合性などの点から、一般には5〜500E
l (好ましくは、10〜300t!!@)である。ま
た、マイカのごとく鱗片状のものを使う場合、その厚さ
は1〜20虜(望ましくは、1−10.cm)であり、
かつそのアスペクト比が5〜90倍(好ましくは、10
〜85倍)のものが好適である。
10Qffi量部のプロピレン単独重合体に対する無機
充填剤の組成割合は3〜20重量部であり、特に3〜1
5重量部が望ましい。100重量部のプロピレン単独重
合体に対する無機充填剤の組成割合が3重量部未満では
、軽量化および耐熱性の点について問題がある。一方、
20重量部を超えるならば、−軸延伸が困難となる。
本発明の肉薄物を製造するにあたり、まずプロピレン単
独重合体と無機充填剤を前記の組成割合での範囲内で均
一状に混合する。混合方法としては特に限定する方法で
なくてもよく、プロピレン系樹脂の分野において一般に
実施されている方法を適用すればよい。その方法はヘン
シェルミキサーのごとき混合機を使ってトライブレンド
する方法および押出機のごとき混練機を用いて溶融混練
する方法がある。このさい、あらかじめトライブレンド
し、得られる混合物を溶融混練させることによって一層
均一な組成物を得ることができる。
本発明の組成物を製造するにはプロピレン単独重合体と
無機充填剤とを前記の組成割合で均一に混合することに
よって得ることができる。これらにプロピレン系樹脂の
分野において一般に使われている酸素、光(紫外線)お
よび熱に対する安定剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤1着
色剤などの添加剤を本発明の組成物が有する特性を本質
的に損わない範囲内で添加してもよい。
このようにして得られた組成物を肉薄状に成形させるこ
とによって剥離紙用基材を得ることができる。肉薄物は
オレフィン系樹脂の分野において通常実施されているT
ダイ成形法、インフレーション成形法などの成形法によ
って得ることができる。このさい、成形温度は一般には
200〜250℃(好適には、200〜240℃)であ
る。このようにして得られた肉薄物の厚さは通常50〜
1o00!ia(望ましくは、60〜500趨)である
。延伸倍率は1.5〜7倍(望ましくは、1.5〜6倍
)である。
この延伸によってヤング率を上げるためである。
延伸倍率が1.5倍未満では、高ヤング率を達成するこ
とができない。一方、7倍を超えるように延伸すること
が困難となる。
また、永久変形率(120℃の温度で60秒間オーブン
中で30kgの荷重をかけた後、荷重を除き、室温にも
どした時の歪量を元の長さで除した値)を多くとも2%
にすることが重要である。かりに、永久変形率が2%を
超えると、シリコーン樹脂などでキュアー工程で肉薄物
がクルミや変形が発生し、満足すべき肉薄物を得ること
ができない。
以上のようにして得られた肉薄物を使って剥離紙を製造
するには、該肉薄物の片面または両面に後記の剥離剤層
が設けられるが、剥離剤層が片面に設けられた場合では
、その反対の肉薄物面にポリ塩化ビニリデン、ポリスチ
レン、スチレン−ブタジェン共重合体、セルロース誘導
体、ポリオレフィンなどの樹脂層を設けてもよい。
剥離剤としては、剥離紙の分野において広く使われてい
るものであればよく、特に限定するものではないが、代
表例としてシリコーン樹脂(付加反応型および縮合反応
型)、シリコーン−アルキッド共重合体、アルコキシド
樹脂、ボ1Fビニルアルコールとシリコーン樹脂との混
合物があげられる。
なお、肉薄物と剥離剤との密着性をさらに強固にさせる
ためにあらかじめ肉薄物の表面をコロナ放電処理、紫外
線放射処理、酸化処理などの処理を行なうことも可能で
ある。
このようにして得られる剥離紙は感圧接着剤、感熱接告
剤、プリプレグ接着剤などが塗工された粘着シートまた
は粘着テープに接合されて用いられるものである。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、密度は得られた肉
薄物の体積と重量の測定を行ない、算出することによっ
て求めた。また、発泡倍率はこの密度から算出した。さ
らに、ヤング率はJIS K675ftに従って測定し
た。また、耐熱性は肉薄物をオーブン中に入れ、1分間
放置した後、熱変形を起こす最低温度を測定して示す。
実施例 I MFRが8.2i/10分であるプロピレン単独重合体
100重量部および平均粒径が35扉である炭酸カルシ
ウム7.0ffiffi部をあらかじめヘンシェルミキ
サーを使って5分間トライブレンドした。得られた混合
物を押出機(径 65mm)を用いて樹脂温度が230
℃で混練させながら組成物を製造するとともにシート成
形を行ない、厚さが110−のシートを製造した。この
シートを永久変形率が2%以内になるように5倍に延伸
させ、延伸フィルムを製造した。
実施例 2 実施例1において使用した炭酸カルシウムのかわり、マ
イカ(厚さ 3.3gm、アスペクト比 80倍)を使
ったほかは、実施例1と同様にトライブレンドを行なっ
た。得られた混合物を実施例1と同様に混練させながら
シートを成形し、このシートを延伸させて永久変形率が
2%以内になるよう(=6倍に延伸フィルムを製造した
比較例 1 実施例1において使ったプロピレン単独重合体のかわり
に、MFRがs、ig、、’io分であるプロピレン−
エチレンランダム共重合体(エチレンの共重合割合 3
.0重量%)を用いたほかは、実施例1と同様にトライ
ブレンドを行なった。得られた混合物を実施例1と同様
に混練させながらシートを成形した。このシートを延伸
させて延伸フィルムを製造した。
比較例 2 実施例1において得られた混合物を押出温度が230℃
でTダイ法によって厚さが27−の未延伸フィルムを製
造した。
比較例 3.4 実施例1において使った炭酸カルシウムを配合させなか
ったほかは、実施例1と同様に混合物を製造した(比較
例3)。
実施例1において用いた炭酸カルシウムの配合量を30
重量部にかえたほかは、実施例1と同様に混合物を製造
した(比較例4)。
以上のようにして得られた各混合物を実施例1と同様に
混練させながらシートを成形した。得られた各シートを
延伸させフィルムを製造した。
このようにして得られた各フィルムの密度9発泡倍率、
ヤング率および耐熱性を測定した。それらの結果を第1
表に示す。
第1表 (1)  耐熱性がすぐれている (2)剛性が強く、したがって腰が強い(3)軽量であ
る (4)寸法安定性が良好である 本発明の剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物は以上のご
とき効果を発揮するためにその表面にシリコンを塗布す
ることによって剥離紙用基材として有望である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無機充填剤を含有するプロピレン単独重合体の肉薄物で
    あり、該肉薄物の延伸倍率は1.5〜7倍であり、10
    0重量部のプロピレン単独重合体に対する無機充填剤の
    組成割合は3〜20重量部であり、しかも永久変形率は
    多くとも2%である剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JP32835788A 1988-12-26 1988-12-26 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物 Pending JPH02175776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32835788A JPH02175776A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32835788A JPH02175776A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02175776A true JPH02175776A (ja) 1990-07-09

Family

ID=18209343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32835788A Pending JPH02175776A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02175776A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330697A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Kuraray Co Ltd 壁紙貼着用下地材
WO1999014281A1 (en) * 1997-09-15 1999-03-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Release liner for pressure sensitive adhesives

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330697A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Kuraray Co Ltd 壁紙貼着用下地材
WO1999014281A1 (en) * 1997-09-15 1999-03-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Release liner for pressure sensitive adhesives
US6982107B1 (en) 1997-09-15 2006-01-03 3M Innovative Properties Company Release liner for pressure sensitive adhesives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01301235A (ja) 真空成形に適した積層発泡シート
US4567089A (en) Thermoforming propylene polymer laminated sheet
JPH02175776A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JPH04278340A (ja) 真空成形に適した積層発泡シ−ト
JPH02175778A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JPH01306485A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JPH01245032A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JPH02175129A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
EP0172277B1 (en) Thermoformable propylene polymer laminated sheet
JPH02175777A (ja) 剥離紙基材用プロピレン樹脂肉薄物
JPH0649351B2 (ja) 熱収縮性フイルム
JPS6141749B2 (ja)
JP2905282B2 (ja) 剥離紙基材用の多層フイルムまたはシート
JPH01204936A (ja) 透湿性フィルムもしくはシート用樹脂組成物並びに透湿性フィルムもしくはシート及びその製造方法
JP3360532B2 (ja) 熱成形用樹脂組成物及びシート
EP1031410B2 (en) Printable polyolefin film
JP2006289745A (ja) ポリプロピレン系樹脂積層発泡シートおよび該積層発泡シートを熱成形して得られる成形体
JPS58153643A (ja) 多層ポリプロピレンシ−ト
JP3432400B2 (ja) 積層シート
JPH08176363A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JPH1135715A (ja) 多孔性フィルムの製造方法
JPH0353931A (ja) 多層多孔性フィルムおよびその製造方法
JPS6043859B2 (ja) 透明性のすぐれたポリプロピレンフイルム
JP2002309027A (ja) 熱可塑性樹脂発泡シート及び発泡成形体
JPS6111341A (ja) プラスチック容器