JPH0227038B2 - - Google Patents

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JPH0227038B2
JPH0227038B2 JP9035583A JP9035583A JPH0227038B2 JP H0227038 B2 JPH0227038 B2 JP H0227038B2 JP 9035583 A JP9035583 A JP 9035583A JP 9035583 A JP9035583 A JP 9035583A JP H0227038 B2 JPH0227038 B2 JP H0227038B2
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JP
Japan
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nitrification
denitrification
phosphorus
treated water
activated sludge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9035583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59216697A (ja
Inventor
Tadaaki Kawasugi
Tetsuo Kimura
Akio Toryama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPS59216697A publication Critical patent/JPS59216697A/ja
Publication of JPH0227038B2 publication Critical patent/JPH0227038B2/ja
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    • Y02W10/12

Landscapes

  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性汚泥による脱窒・脱隣方法に関す
る。
活性汚泥の特性として、嫌気条件下では燐を放
出し、他方、好気条件下では燐を取込むことが知
られている。そこで、上記方法を実施するのに、
従来一般に、第4図に示すように、被処理水と、
固液分離のための沈澱池51から返送される活性
汚泥とを嫌気槽52に供給して活性汚泥中の燐を
放出させ、その被処理水を脱窒槽53に供給し、
硝化槽54との間で循環流動させ、被処理中に含
まれるアンモニア性窒素分を硝化脱窒処理して除
去すると共に、脱窒槽53と硝化槽54における
好気条件の現出によつて燐を活性汚泥中に取込ま
せ、沈澱池51での固液分離により燐を除去する
ようにしていた。
ところが、沈澱池51から取出される処理済水
の燐濃度を測定したところ、比較的高い値を示す
ことがあり、未だ改善の余地があつた。
本発明は、上記原因に考察を加え、燐除去率を
より向上できるようにすることを目的とする。
次に、本発明方法の実施例について説明する。
脱窒部1と硝化部2とを仕切壁3によつて区画
形成した硝化脱窒槽4に対し、都市下水、あるい
は汚泥熱処理工程からの脱離液や産業廃水等の被
処理水を前記脱窒部1に供給し、沈澱池5から返
送供給される活性汚泥を含有した状態で、脱窒部
1と硝化部2とにわたつて循環流動させ、被処理
水中のアンモニア性窒素分を硝化処理すると共に
その硝化された硝酸性窒素分を還元処理し、窒素
分を窒素ガスとして放出除去させる。前記仕切壁
3は、上下夫々において脱窒部1と硝化部2とを
連通する状態で設けられ、かつ、硝化部2におい
て、下端部に上方に噴出する状態でノズル6が設
けられると共に、そのノズル6にブロアー7を介
装した給気路8が接続され、酸素含有ガスの一例
としての空気を硝化部2に供給すると共にその供
給に伴うエアーリフト効果により被処理水を脱窒
部1から硝化部2にわたつて循環流動するように
構成されている。
硝化部2からの硝化脱窒処理後の処理済水を、
脱燐槽9における嫌気部10に供給し、嫌気条件
下において活性汚泥中の燐を放出させ、その後、
酸素含有ガスの一例としての空気を供給するノズ
ル11を備えた好気部12に流動させ、放出され
た燐を良好に活性汚泥に取り込ませる。
好気部12からの処理済水を沈澱池5に供給し
て固液分離処理し、活性汚泥を取出すと共にその
一部を脱窒部1に返送すると共に余剰分を系外に
取出し、他方、汚泥分離後の処理水を後処理装置
13で殺菌等の後処理を行つた後に放流する。
前記硝化部2の処理済水取出口近くに、処理済
水のNOx濃度を検出する検出器14を設けると
共に、嫌気部10の処理済水流入部にMLSSを検
出する検出器15を設け、又、給気路8に電磁操
作式の流量調整弁16を設け、前記両検出器1
4,15からの信号を制御器17に入力し、設定
器によつて設定される設定値と演算比較処理し、
その比較結果に基いて前記流量調整弁16を自動
的に切換操作し、処理済水のNOx負荷が15mg/
g・SS・日以下になるように空気供給量を自動
的に調節するようにしてある。
尚、上記NOx負荷を15mg/g・ss・日以下に調
節するのに、例えば、被処理水供給路18に設け
た電磁操作式の流量調整弁19を、前記空気供給
量の調節と併せて調節するようにしても良い。
図中20は、嫌気部10に原水の一部を分注す
る流路を示す。
次に、本発明方法案出において行つた実験結果
について説明する。
NOx負荷と燐放出速度との関係について測定
したところ、第2図に示す結果が得られ、NOx
負荷が低い程燐放出速度が大になることが明らか
であつた。
又、NOx負荷と沈澱池での燐含有率について
測定したところ第3図に示す結果が得られ、
NOx負荷が30mg/g・ss・日にある状態を境にし
てそれ以上になると燐含有率が急激に低下するこ
とが明らかである。
即ち、上記結果からNOx負荷30mg/g・ss・日
以下になるようにすることにより、嫌気部10で
の燐の放出速度を極力大にしながら、それら燐を
好気部12で良好に取込めることが明らかであ
り、又、NOx負荷を15mg/g・ss・日以下になる
ようにすることにより、燐除去をより一層良好に
行えることが明らかである。
前述実施例における脱窒部1、硝化部2、嫌気
部10及び好気部12夫々としては、独立した1
個の槽で構成しても良い。
以上要するに、本発明の活性汚泥による脱窒・
脱燐方法は、固液分離処理後の返送によつて循環
使用される活性汚泥との含有状態で被処理水を硝
化脱窒処理し、その処理済水を嫌気条件下で処理
して活性汚泥からリンを放出させた後、好気条件
下で処理して活性汚泥にリンを取込ませ、その後
の処理水を固液分離処理し、かつ、硝化処理のた
めの酸素含有ガス供給量を、硝化脱窒処理後の処
理済水のNOx負荷が30mg/g・ss・日以下になる
ように調節することを特徴とする。
つまり、従来方法による燐除去不良の原因につ
いて考察したところ、嫌気槽での燐放出が不良
で、それに伴つて脱窒槽及び硝化槽夫々での燐の
取り込みが不十分となつていることがわかり、し
かも、嫌気槽での燐放出に対し、返送汚泥の
NOx負荷が大きな要因になつており、従来方法
によれば、返送汚泥のNOx負荷が高く、それが
ために燐除去率を十分高められないことを見出す
に至つた。これら考察結果に基き、本発明では、
硝化脱窒処理を行うに際しての硝化処理のための
酸素含有ガス供給量を調節し、燐放出のための嫌
気条件下における、硝化脱窒処理後の処理済水の
NOx負荷を適正な状態に維持するから、燐の放
出を良好に行えると共にその後の好気条件下で燐
を良好に取り込み、燐除去率を十分高められるよ
うになつた。しかも、脱燐処理に先立つて硝化脱
窒処理を行わせ、その脱窒部1に、被処理水と沈
澱池5からの返送汚泥を供給するから、返送汚泥
のNOx負荷や被処理水の供給量変化等の影響を
受けずに、燐放出時における処理済水のNOx
荷を、入為調節あるいは自動調節のいずれにおい
ても、確実良好に適正な状態に維持でき、燐除去
率を確実良好に高められるようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る活性汚泥による脱窒・脱燐
方法の実施例を示し、第1図は本発明方法のフロ
ーシート、第2図はNOx負荷と燐放出速度との
相関を示す図、第3図はNOx負荷と燐含有率と
の相関を示す図、第4図は従来方法のフローシー
トである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固液分離処理後の返送によつて循環使用され
    る活性汚泥との含有状態で被処理水を硝化脱窒処
    理し、その処理済水を嫌気条件下で処理して活性
    汚泥からリンを放出させた後、好気条件下で処理
    して活性汚泥にリンを取込ませ、その後の処理水
    を固液分離処理し、かつ硝化処理のための酸素含
    有ガス供給量を、硝化脱窒処理後の処理済水の
    NOx負荷が30mg/gss・日以下になるように調節
    する活性汚泥による脱窒・脱隣方法。 2 前記酸素含有ガス供給量を、硝化脱窒処理後
    の処理済水のNOx負荷が15mg/gss・日以下にな
    るように調節する特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。
JP58090355A 1983-05-23 1983-05-23 活性汚泥による脱窒・脱燐方法 Granted JPS59216697A (ja)

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JPS59216697A JPS59216697A (ja) 1984-12-06
JPH0227038B2 true JPH0227038B2 (ja) 1990-06-14

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