JPH02269747A - 乳濁材 - Google Patents

乳濁材

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Publication number
JPH02269747A
JPH02269747A JP1092054A JP9205489A JPH02269747A JP H02269747 A JPH02269747 A JP H02269747A JP 1092054 A JP1092054 A JP 1092054A JP 9205489 A JP9205489 A JP 9205489A JP H02269747 A JPH02269747 A JP H02269747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
transparent
particle size
substrate
haze
Prior art date
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Pending
Application number
JP1092054A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Tsuboi
坪井 龍明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Cement Co Ltd
Priority to JP1092054A priority Critical patent/JPH02269747A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ガラス、プラスチック等の透明基材に分散さ
れて、この透明基材を乳濁化する乳濁材に関する。
「従来の技術」 従来、照明器具のシェードなどには、眩しさを防止する
ために、スチレン樹脂やメタアクリル樹脂などのプラス
チックに酸化チタン粉末や炭酸カルシウム粉末などの乳
濁材を練り込んで分散させた防眩材料が用いられている
「この発明が解決しようとする課題」 しかし、ここでの酸化チタン粉末や炭酸カルシウム粉末
は、白色であることから、得られる防眩材料の曇価(ヘ
イズ)が高くなるものの、透光性が低下し、透過光量が
減少し、いわゆる暗くなる欠点がある。
よって、この発明は、ヘイズが高く、かっ透光性が高い
防眩材料を得ることのできる乳濁材を提供することを目
的とする。
「課lを解決するための手段」。
そこで、この発明では、屈折率が透明基材の0.8〜1
.35倍であり、その粒径が0,02〜0.1μMで、
かつ透明な乳濁材を用い、これを透明基材に分散し、透
明基材を乳濁化することで萌記課題を解決するようにし
、た。
「作用」 上記構成によれば、透明基材に対する乳濁材の屈折率を
0.8〜1.35倍にすることによって、透光性の極端
な減少または極端な増加を押さえ、また、乳濁材の粒径
を0.02〜0.1μlすることによって、透光性を落
とすことなく、ヘイズを高くする。さらに、乳濁材が透
明であることによって、乳濁材そのものによる光の吸収
が抑えられる。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明の乳濁材の具体的なものとしては、酸化亜鉛(
ZnO)、フッ化マグネシウム(MgFt)、シリカ(
SiOり、氷晶石(Na5AIFe) 、蛍石(CaF
t)などの無機化合物粉末がある。これらの粉末はそれ
自体が透明で透光性を持つことが必要である。このこと
によって、透明基材にそれらの粉末が乳濁材として分散
された場合、その乳濁材そのものによる光の吸収が少な
く、十分な透過光量を得ることができる。
また、この上うな乳濁材か分散される透明基材としては
、水、有機溶媒、適宜の溶質を溶解した水溶液、有機溶
媒溶液、粘性液などの液体、ガラス、透明プラスチック
などの固体がある。
そして、この発明での乳濁材にあっては、使用されろ透
明基材の屈折率の0.8〜1.35倍の範囲の屈折率を
有するものが用いられる。
透明基材と乳濁材の屈折率の差が大きい場合、すなわち
、透明基材に対する乳濁材の屈折率が1.35倍を越え
ると、乳濁材表面における反射による乳濁材に対する入
射光の損失が多くなり、透光性が減少する。一方、透明
基材に対する乳濁材の屈折率が0.8倍未満であると、
乳濁材に対する透明基材の屈折率が大きいことにより、
乳濁材表面の内側における反射による乳濁材に対する入
射光の損失が多くなり、透光性が減少する。
また、この発明の乳濁材はその粒径か0.02〜0.1
μ鷹の範囲とされる。粒径が0.lμIよりも大きいと
、乳濁材は入射光がそのまま通過することによって透明
になり、ヘイズを示さなくなるが、多結晶集合体または
二次凝集体としての性質を示し、結晶子境界面における
入射光の吸収が起こることによって不透光性となる。実
施例に示したように、透明基材中に粒径0 、17zx
以下の乳濁材を分散していくと粒径が小さくなるに従っ
て入射光の散乱が著しく強くなる。すなわち、ヘイズが
大きくなるが、粒径が0.1μ肩を越える場合と異なっ
て透光性が低下することなく、粒径が0.05μ肩付近
でヘイズが最大となった。さらに、粒径が小さくなると
ヘイズが低下して行き、0.02μm未満になるとヘイ
ズが殆ど認められなくなる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を示すことによって本発明を説明
する。
(実施例I) 住友セメント製の粒径0,01〜0.03μ厘、屈折率
l、38のMgFzを600°Cで1時間、加熱するこ
とによって粒径を平均0.08μ肩とし、エタノール(
屈折率1.36)中に5重量%分散させた。顕微鏡用の
カバーガラスの上に7μ肩のスペーサーを置いて、Mg
F 2分散液をカバーガラス上に滴下し、その上にカバ
ーガラスを乗せることによって保持された厚さ7μmの
MgF を分散液をヘイズメーターにて測定し、全光線
透過率86.3%、ヘイズ28.6%を得た。一方、加
熱処理をしない粒径0.01〜0.03μ肩のMgF 
tを用いて作成したMgF を分散液の全光線透過率は
96.2%、へ・イズQ、6%あり、このときの乳濁材
と基材との屈折率の比は1.01であった。
(実施例2) 住友セメント製の粒径0,01〜0.03μm、屈折率
1.3&のMgF 2を600°Cで1時間、加熱する
ことによって粒径を平均0.08μ肩とし、酢酸エチル
中に5重量%分散させた。屈折率1.59のポリスチレ
ンをメチルエチルケトンで溶解し、これと前記のMgP
、分散液を均一に混合した後、溶媒分を蒸発させ、残分
のMgF を粉を分散させたポリスチレンを190°C
で加圧成形し、1mm厚のシートとした。そのときの乳
濁材と基材との屈折率の比は0.87であり、全光線透
過率は87.5%、ヘイズ32%であった。一方、加熱
処理しない粒径0.01〜0.03μmのMgFzを用
いて作成した1mm厚のシートでは、全光線透過率は9
8.2%、ヘイズ0.7%であった。
(実施例3) 住友セメント製の粒径0.005〜0.015μ11屈
折率1.98のZnOを550°Cで30分間、加熱す
ることによって粒径を平均0,1μ肩とし、屈折率1.
54の塩化ビニリデン樹脂中に30重量5分散させ、イ
ンフレーション法によって10μ肩厚のフィルムに加工
した。このときの乳濁材と基材との屈折率の比は1.2
9であり、フィルムの全光線透過率は89.1%、ヘイ
ズ31%であった。一方、加熱処理しない粒径0.00
5〜0゜015μlのZr+0を用いて作成したlOμ
ス厚のフィルムでは全光線透過率95.3%、ヘイズ1
.0%であった。
(比較例) 比較のため、基材に対する乳濁材の屈折率が0.8以下
になる場合の例を示す。
住友セメント製の粒径0.005〜0.015μm1屈
折率[,98の2nO(80重量t)をポリスチレン(
20重量%)に均一に分散混合して、屈折率l、75の
透明基材を作り、これにたいして住友セメント製の粒径
0.01〜0,03μm、屈折率1.38のMgF t
を600°C1−時間加熱して得られた粒径が平均02
08μmのMgFtを51■加え、均一に分散混合して
から、インフレーション法により220°Cにて厚さ2
0μmのフィルムを作った。このときの、乳濁材と基材
との屈折率の比は0.79であり、ヘイズメーターで測
定したところ、全光線透過率が72%で、ヘイズが32
%であり、上記実施例のものに比べて劣っていた。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の乳濁材は、その屈折率
が透明基材の屈折率の0.8〜1.35倍であり、かつ
粒径か0.02〜0.1μ麓で、かつ透明であることを
特徴とし、透明基材に分散されて、透明基材を乳濁化す
るものなので、透明基材に高い透光性と高いヘイズを与
えることかできる。
出願人   住友セメント株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 透明基材に分散されて、透明基材を乳濁化する乳濁材で
    あって、その屈折率が透明基材の屈折率の0.8〜1.
    35倍であり、かつ粒径が0.02〜0.1μmで、か
    つ透明であることを特徴とする乳濁材。
JP1092054A 1989-04-12 1989-04-12 乳濁材 Pending JPH02269747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1092054A JPH02269747A (ja) 1989-04-12 1989-04-12 乳濁材

Applications Claiming Priority (1)

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JP1092054A JPH02269747A (ja) 1989-04-12 1989-04-12 乳濁材

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Publication Number Publication Date
JPH02269747A true JPH02269747A (ja) 1990-11-05

Family

ID=14043793

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JP1092054A Pending JPH02269747A (ja) 1989-04-12 1989-04-12 乳濁材

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JP (1) JPH02269747A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5185311A (en) * 1989-11-17 1993-02-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Catalytic composite for purifying exhaust gases and a method for preparing the same
WO2003093000A1 (en) * 2002-05-03 2003-11-13 E.I. Du Pont De Nemours And Company Interlayer composite structure for laminating glass with controlled diffusing properties at high transmission and a process for making same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5185311A (en) * 1989-11-17 1993-02-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Catalytic composite for purifying exhaust gases and a method for preparing the same
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