JPH09208864A - 紫外線遮蔽性塗料及び紫外線遮蔽膜付き加工品 - Google Patents

紫外線遮蔽性塗料及び紫外線遮蔽膜付き加工品

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JPH09208864A
JPH09208864A JP2156896A JP2156896A JPH09208864A JP H09208864 A JPH09208864 A JP H09208864A JP 2156896 A JP2156896 A JP 2156896A JP 2156896 A JP2156896 A JP 2156896A JP H09208864 A JPH09208864 A JP H09208864A
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ultraviolet
shielding
resin powder
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Atsushi Kishimoto
淳 岸本
Itaru Sakuma
到 佐久間
Kenzo Teramoto
健三 寺本
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線遮蔽機能を有する紫外線遮蔽性塗料及
び紫外線遮蔽膜付き加工品に関し、金属酸化物微粒子を
樹脂粉体に含有させて使用することにより、金属酸化物
微粒子を使用する場合に伴う技術的困難さと有機系紫外
線吸収剤のみを用いることの弊害とをともに解消できる
ようにすることを課題とする。 【解決手段】 分散粒子径を 0.003〜0.1 μmとした紫
外線遮蔽剤を内包させた樹脂粉体とビヒクル成分とから
なる紫外線遮蔽膜を形成するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線遮蔽機能を
有する紫外線遮蔽性塗料及び紫外線遮蔽膜付き加工品に
関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線遮蔽機能を有する塗料としては、
透明で紫外線遮蔽性を有する粉体として知られているベ
ンゾフェノンやベンゾトリアゾール系の有機系物質を合
成樹脂に混ぜて、塗膜化して使用されている。これらの
有機系の紫外線吸収剤を含有させた塗料は、紫外線を吸
収するが、それに伴ってそれ自身が劣化変色し、黄色か
ら褐色に変わるし、最後には紫外線吸収能力が飽和し、
それ以上は紫外線を吸収しなくなる。また、これらに用
いられている有機系の紫外線吸収剤は、一般的に樹脂に
対する溶解度があまり高くないため、高濃度で有機系紫
外線吸収剤を含有する樹脂を製造することが難しく、十
分に紫外線を遮断しようとすると、それら物質の添加量
が大きくなり、塗膜強度を著しく低下させることにな
る。更に、一般に、有機系紫外線吸収剤は樹脂よりブリ
ードアウトしやすく、樹脂の表面に出てくる傾向がある
ので、経時的に濃度が下がり、性能が低下する懸念があ
る。そして、このこと以外にも、有機系紫外線吸収剤は
繰り返し皮膚と接触するとき、アレルギー症状を引き起
こす可能性が指摘されており、人体に対しても保健衛生
上の問題点がある。
【0003】一方、無機系の紫外線遮蔽剤として、酸化
亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムなどの金属酸化物の微
粒子があるが、これらの微粒子の場合、表面積が大き
く、表面活性が著しく高いため、二次凝集体となり易
く、一次粒子に分散するのが困難である。また、酸化チ
タン、酸化亜鉛には光触媒活性があるため、紫外線によ
り粉体表面付近の有機物の分解・劣化を引き起こしてし
まう。更に、酸化亜鉛は塗料表面に出ている場合、空気
中の水分等により水酸化亜鉛に変質し、白濁してしま
い、耐久性に劣る。酸化亜鉛は併用する樹脂によって
は、反応性があるため、併用できる樹脂の範囲が狭くな
ってしまう。その上、無機系の紫外線遮蔽微粒子は比重
が高いため、塗料中で重力沈降が起こりやすく、再分散
性に劣る。また、酸化チタン、酸化セリウムは等電点が
中性によっているため、安定な分散状態を維持しにく
い。等々、無機系の紫外線遮蔽微粒子には、以上のよう
な多くの問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術に
おける前記問題点を解消するためのものであり、そのた
めの課題は、金属酸化物微粒子を樹脂粉体に含有させて
使用することにより、金属酸化物微粒子を使用する場合
に伴う技術的困難さと有機系紫外線吸収剤の存在に伴う
弊害とを共に解消した紫外線遮蔽性塗料及び紫外線遮蔽
膜付き加工品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を達成
できるようにするため、請求項1に係る紫外線遮蔽性塗
料は、分散粒子径を 0.003〜0.1 μmとした紫外線遮蔽
剤を内包させた樹脂粉体とビヒクル成分とからなる紫外
線遮蔽膜を形成することを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る紫外線遮蔽性塗料は、前記
樹脂粉体の平均粒径が 0.1〜 50 μmであることを特徴
とする。
【0007】請求項3に係る紫外線遮蔽性塗料は、前記
樹脂粉体において、紫外線遮蔽剤重量が樹脂粉体重量中
1〜 80 重量%であることを特徴とする。
【0008】請求項4に係る紫外線遮蔽性塗料は、前記
紫外線遮蔽膜において、樹脂粉体重量が紫外線遮蔽膜重
量中 5〜 95 重量%であることを特徴とする。
【0009】請求項5に係る紫外線遮蔽性塗料は、前記
紫外線遮蔽剤が酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムの
うち少なくとも1種類から選ばれたものであることを特
徴とする。
【0010】請求項6に係る紫外線遮蔽性塗料は、樹脂
モノマーに分散させた紫外線遮蔽剤の分散粒子径 0.003
〜0.1 μmを維持しながら懸濁重合あるいは乳化重合に
よって作成されたことを特徴とする。
【0011】請求項7に係る紫外線遮蔽膜付き加工品
は、請求項1〜6のいずれかに記載の紫外線遮蔽性塗料
から形成された紫外線遮蔽膜が基材の表面に形成されて
いることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。塗料は、一次粒子径が 0.003〜0.1 μm
の紫外線遮蔽機能を有する金属酸化物を内包した球状樹
脂粉体を利用したものである。紫外線遮蔽機能は、物質
の紫外線吸収によるものであるが、物質の粒子径が大き
くなることによる光の散乱による紫外線の保護作用等も
含まれる。
【0013】この紫外線遮蔽機能を有する金属酸化物
(以下、紫外線遮蔽剤という)を内包した球状樹脂粉体
は、紫外線遮蔽剤を樹脂粉体に含有させ、この樹脂粉体
を 0.1〜 50 μmの粒径に形成したものである。そし
て、この球状樹脂粉体は紫外線遮蔽剤となる金属酸化物
のうち少なくとも1種類を全重量のうち 1〜 80 重量%
含有し、樹脂マトリックス中に分散している金属酸化物
の粒子径(以下、分散粒子径という)を 0.003〜0.1 μ
mとする。この分散粒子径 0.003〜0.1 μmの紫外線遮
蔽剤は、樹脂中に固定されているため、当然、再凝集す
ることなく、粒成長はしない。このため、透明性が十分
に高い樹脂を選択するならば、樹脂中の紫外線遮蔽剤も
分散粒子径が 0.003〜0.1 μmで可視光透過性が高いの
で、このような紫外線遮蔽剤を含有する樹脂粉体は全体
としても透明性に優れたものとなる。このとき使用され
ている紫外線遮蔽剤が機能材料の場合にはその性能は一
層高まることとなる。
【0014】使用できる具体的な紫外線遮蔽剤として
は、無機系の紫外線吸収剤である酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化セリウム、酸化ジルコニウムなどが一般的であ
る。これらの中でも酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウ
ムなどが、安全衛生上、およびブリードアウトしない、
あるいは耐候性に優れるなどの点から好ましく使用さ
れ、また必要に応じて数種類併用する場合もある。
【0015】そして、塗料に透明性が要求される場合、
および、紫外線遮蔽性を十分に発揮させるためには、そ
の一次粒子径を 0.003〜0.1 μmとし、更に透明性およ
び紫外線遮蔽性の点からして好ましくは 0.003〜0.05μ
mが良く、そして、樹脂粉体中への分散粒子径も 0.003
〜0.1 μm、さらに好ましくは 0.003〜0.05μmが良
い。
【0016】紫外線遮蔽剤の含有量は、樹脂粉体重量中
1〜 80 重量%とする。この含有量が1重量%未満では
実質的に紫外線遮蔽能を付与することが難しく、成形体
に紫外線遮蔽剤含有量1重量%未満の樹脂粉体を添加し
て紫外線遮蔽能を付与しようとする場合には、樹脂粉体
を大量に添加しなければならなくなる。また、含有量が
80 重量%を超えると、逆に、十分過ぎるほどの紫外線
遮蔽能を有するが、塗料に紫外線遮蔽性を均一に付与す
るためには一定量以上の樹脂粉体を添加する必要がある
ため、過剰に添加されることになって紫外線遮蔽剤が有
効に使用されず、原料に無駄が生じる。
【0017】この樹脂粉体は、紫外線遮蔽剤を球状樹脂
粉体に内包したものであるので、容易に分散し、紫外線
遮蔽剤の透明性及び高機能性という長所を生かしつつ、
ビヒクル成分の制約、光触媒活性、耐水性等の欠点を改
善することができるようになる。また、紫外線遮蔽剤を
球状樹脂粉体に内包しているので見かけの比重が樹脂に
近くなり沈降に対する安定性および再分散性がなくな
る。
【0018】前述のとおり、樹脂粉体に含まれる紫外線
遮蔽剤の分散粒子径は 0.003〜0.1μmとする。更に好
ましくは 0.003〜0.05μmでなくてはならない。この粒
子径が 0.1μmを超えると分散粒子の可視光線に対する
散乱係数が大きくなり、透明性が著しく損なわれ、ま
た、 0.003μm未満では結晶化が低下して紫外線遮蔽機
能を発現しなくなる。樹脂中での分散粒子径を 0.003〜
0.05μmにするためには、出発原料である紫外線遮蔽剤
の粒径もまた 0.003〜0.05μmでなければならない。一
次粒子径が 0.003μm未満では結晶化度が低下して紫外
線遮蔽機能を発現しなくなり、また、0.1 μmを超える
と光透過性が低下して透明性が悪くなる。これに対し
て、一次粒子径が0.1 μm以下ならば、工業的に量産可
能な範囲である0.003μm以上であれば、樹脂粉体の製
造に支障が生じない。このような紫外線遮蔽剤となる金
属酸化物の微粒子は、例えば特開平2−311314号
公報に記載されている方法で製造することができる。
【0019】次に、樹脂粉体中の紫外線遮蔽剤の含有率
は 1〜 80 重量%とする。紫外線遮蔽剤の含有率が1重
量%未満では含有率が少なすぎ、例えば、この紫外線遮
蔽剤が機能材料であって、これを含有する樹脂粉体を塗
料に配合して当該紫外線遮蔽剤が持つ機能を塗料に与え
ようとしても、十分に性能を発揮させるためには樹脂粉
体を大量に配合しなければならず、配合設計がきわめて
難しくなる。また、含有率が 80 重量%を超過するよう
になると、重合前の分散液を製造する段階で、樹脂モノ
マーに対する紫外線遮蔽剤の量が多すぎ、この分散液の
粘度が非常に高くなり、紫外線遮蔽剤に対して効果的に
エネルギーを与えることがでのないため、紫外線遮蔽剤
を高分散状態にすることが困難になる。
【0020】塗料に使用される樹脂粉体は、平均粒子径
を 0.1〜 50 μmの範囲とする。平均粒子径が 0.1μm
未満では紫外線遮蔽剤を含む樹脂粉体の製造が困難とな
り、 50 μmを超えると粒子径が大きすぎて塗膜に紫外
線遮蔽性を均一に付与することが難しくなる。また、塗
膜を透明性の高いものとする場合、上記粉体の粒子径
は、塗膜の表面性状に影響を及ぼさないように塗膜の厚
みに対して十分小さい方が良く、逆に、塗膜につや消し
性を付与する場合には、上記粉体の粒子径は塗膜の厚み
と同程度のものとすれば良い。
【0021】樹脂粉体を製造する際に用いられる樹脂モ
ノマーとしては、懸濁重合もしくは乳化重合が可能なも
のであれば使用することができ、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、ジビニルベン
ゼン等の芳香族ビニル単量体、酢酸ビニル等のビニルエ
ステル類、アクリロニトリル等の不飽和ニトリル、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシルなどのエチレン性不飽和カルボ
ン酸アルキルエステル、ジビニルベンゼン、ジシクロペ
ンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレ
ート、エチレングリコールジアクリレート、エチレング
リコールジメタクリレート等の一分子中に2個以上のエ
チレン性不飽和結合を有する重合性ビニル系モノマー
が、製造工程上好ましく使用される。
【0022】樹脂粉体と混合して、塗料にするためのバ
インダーあるいは造膜成分として作用するビヒクル成分
としては、アクリル系、ビニル系、カーボネート系、ポ
リエステル系、ウレタン系、エポキシ系、ポリプロピレ
ン系、シリコン系、スチレン系、フッ素系、セルロース
系等、皮膜を形成し得る種々の重合体、あるいはそれら
の各種変成物等が使用できる。その各種変性物の使用方
法には、例えば、ビヒクル成分に溶剤を溶解させたも
の、粉体塗料にされたもの、ビヒクル成分のみで液体状
である紫外線硬化・電子線硬化できるモルマー、オリゴ
マー混合物を利用するもの等がある。
【0023】特に、透明性に優れた皮膜を得たい場合に
は、樹脂粉体の樹脂の屈折率と、ビビクル成分の屈折率
が同一のものを選択すれば良い。また、半透明状の皮膜
を得たい場合には、樹脂粉体の樹脂の屈折率とビヒクル
成分の屈折率に差があるものを選択すれば良い。例え
ば、アクリル系の樹脂粉体とアクリル系樹脂のビヒクル
との組合せであれば透明性に優れた塗膜が得られるし、
スチレン系の樹脂粉体とアクリル系樹脂のビヒクルとの
組合せであれば半透明状の皮膜を得ることができる。こ
れらビヒクル成分は、溶剤に溶解するものであっても、
エマルジョンとして存在するものであっても良く、使用
目的に応じて適宜選択される。
【0024】また、溶剤は、樹脂粉体およびビヒクル成
分の樹脂の特性によって適宜選択することができ、通常
は、水、アルコール類(エチルアルコール、メチルアル
コール、イソプロピルアルコール)、エステル類(酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン[MEK]、メチルイ
ソブチルケトン)、エーテル類(セロソルブ、ブチルセ
ロソルブ)、テルぺン類(ターぺンチン、ジぺンテン)
などである。
【0025】また、塗装性や皮膜性能を高めるための補
助剤として、分散剤、界面活性剤、沈降防止剤、湿潤
剤、たれ止め剤、消泡剤、酸化防止剤などを必要に応じ
て適量配合することができる。また、皮膜の透明性を阻
害しない範囲で、体質顔料、着色顔料、染料などを添加
することもできる。
【0026】樹脂粉体の製造方法は、紫外線遮蔽剤とし
て酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムのうち少なくと
も1種類の金属酸化物の微粒子と、当該紫外線遮蔽剤に
対し1〜 50 重量%の分散剤とを、前記樹脂モノマーに
分散させて紫外線遮蔽剤の分散微粒子径が 0.003〜0.1
μmとなる分散液を調整し、この分散液を懸濁重合もし
くは乳化重合させることにより樹脂粉体を製造する。こ
のようにして得られた紫外線遮蔽性樹脂粉体を使用し
て、紫外線遮蔽性塗料を作成する。
【0027】このような塗料で塗膜を作成する方法とし
ては、公知の塗布方法はいずれも利用可能である。例え
ば、フローコーター、スピンコーター、スプレイ法、デ
ィッピング法、ドクターブレード、バーコート、凸版印
刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、パッド印刷、平板
印刷、プレキソ印刷等と組み合わせて塗装することがで
きる。
【0028】上記塗料は、均一化できるほどの流動性を
持たせ、固形分はバインダーで硬化する程度のものが必
要であるので、樹脂粉末は固形分中の 95 重量%以下で
ないと塗膜は著しく脆くなる。また本発明による樹脂粉
体が 5重量%未満であると紫外線遮蔽剤である金属酸化
物を通過しない光線の割合が増え、紫外線吸収効率が減
るため好ましくない。しかしながら、この範囲を逸脱し
ても紫外線吸収能力がなくなるわけではない。
【0029】上記塗料から形成される塗膜の厚みは1〜
100 μmであることが好ましい。この塗膜厚が1μm未
満では十分な紫外線遮蔽効果が得られにくく、塗膜厚が
100μmを超える場合にはより大きな紫外線遮蔽効果は
期待できなくなる。また、塗料を塗布して乾燥させた塗
膜の上に透明な樹脂だけの塗料をオーバーコートするこ
とにより、塗膜の透明性は向上する。また、クリアラッ
カー等を上塗りすると、表面の樹脂粉体に起因する微細
な凹凸が埋められて、乱反射が抑制され、透明性が向上
する。また、逆に、表面を平滑化しなければ、紫外線遮
蔽膜に艶消し性を付与することもできる。また、ここで
使用される樹脂粉体の樹脂成分及びビヒクル成分に耐候
性の優れた樹脂を選択するならば、製造される塗料は耐
候性に優れたものとなる。
【0030】このようにして得られる紫外線遮蔽性塗料
は、例えば、窓ガラス、ショーウインドウ、農業ハウ
ス、透明食品包装紙、透明食品包装用フィルム、ショー
ケース、照明シェード、ポスター、看板、カラー写真、
医薬瓶、PETボトルのようなプラスチック、ガラス、
紙、または金属からなるフィルム、板、糸、または成形
体のいずれかの基材に、耐候性塗料として有効に使用さ
れる。また、基材が写真、印刷、カラーコピー等の色彩
が施されている広告・表示物である場合には紫外線遮蔽
機能が変色を防止して色彩を効果的に維持させる。さら
にまた、紫外線遮蔽性塗料としては、溶媒を伴った液状
の塗料、溶媒を伴わない粉体の塗料、または溶媒を伴わ
ない液体の塗料等の多種の形態をとることができ、浸漬
塗装、静電塗装等に適用して用途を拡大させることがで
きる。
【0031】このような実施の態様に対する別態様とし
て、有機系紫外線吸収剤を製品や環境の汚染等の有機系
紫外線吸収剤の使用に起因する問題点を生じない範囲
で、微量添加し、無機系と有機系の紫外線吸収剤を併用
することにより両者の利点を利用できるようにしてもよ
い。この場合の有機系紫外線吸収剤としては、サリチル
酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベ
ンゾトリアゾール系紫外線吸収剤あるいはシアノアクリ
レート系紫外線吸収剤などが例示される。サリチル酸系
紫外線吸収剤としては、p−t−ブチルフェニルサリシ
レート、p−オクチルフェニルサリシレート等がある。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、2,4ドロキ
シ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等があ
る。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、2−
(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−タ−シャリ−ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−3−5−ジタ−シャリ−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール等がある。シアノアクリレート
系紫外線吸収剤としては、2−エチルヘキシル−2−シ
アノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−
シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等がある。
【0032】
【実施例】次に、実施例を説明する。ただし、本発明が
これらに限定されるものでないことは言うまでもない。 (1)分散液 〔実施例1〕次の各材料を混合し、ボールミルを用いて
2時間分散処理を行い、微粒子酸化亜鉛の分散液を得
た。 微粒子酸化亜鉛(平均粒子径 0.02 μm) 40重量部 メタクリル酸メチル(樹脂モノマー) 50重量部 スルホコハク酸ジオクチルナトリウム(分散剤) 10重量部
【0033】〔実施例2〕次の各材料を混合し、サンド
ミルを用いて3時間分散処理を行い、微粒子酸化セリウ
ムの分散液を得た。 微粒子酸化セリウム(平均粒子径 0.02 μm) 37重量部 メタクリル酸メチル(樹脂モノマー) 55重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸(分散剤) 8重量部
【0034】〔実施例3〕次の各材料を混合し、超音波
分散機を用いて2時間分散処理を行い、微粒子酸化チタ
ンの分散液を得た。 微粒子酸化チタン(平均粒子径 0.04 μm) 40重量部 メタクリル酸メチル(樹脂モノマー) 50重量部 スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム(分散剤) 10重量部 以上の実施例1〜3につき分散液中における金属酸化物
の分散粒子の粒度分布を調べるために、電気泳動光散乱
光度計(大塚電子製)を用いて測定を行った。その測定
結果を図1〜3に示す。
【0035】(2)懸濁重合 〔実施例4〕各相を次に示す配合で作製した。 樹脂モノマー相 分散液(実施例1〜3による) 40重量部 メタクリル酸メチル(樹脂モノマー) 40重量部 エチレングリコールジメタクリレート(樹脂モノマー) 20重量部 2,2-アゾビス2,4-ジメチルバレロニトリル(重合開始剤) 0.2重量部 水相 水 500重量部 ポリビニルアルコール(ケン化度87%) 10重量部
【0036】樹脂モノマー相と水相とを混合し、これを
ホモミキサーで微細化し、モノマー滴が表1に示す樹脂
粉体の平均粒子径と同じ粒子径になるように調整した。
次に、この分散体を攪拌機および温度計を備えた反応装
置に移し、50℃に昇温して重合を開始させた。さらに、
5時間、この温度で重合させた後、室温まで冷却し、吸
引濾過にて得られた樹脂粉体を分離した。適量の温水そ
してメタノールで洗浄したのち、室温にて乾燥させた。
【0037】(3)乳化重合 上記実施例4は、重合方法として懸濁重合を用いる場合
について述べたものであるが、重合に先立つ前段階とし
て、金属酸化物の分散粒子径が 0.003〜0.1μmの分散
液を用意するならば、懸濁重合に限定されるものではな
く、乳化重合の方法を用いることもできる。乳化重合の
プロセスは次の通りである。すなわち、金属酸化物の微
粒子を、前述と全く同じ方法により、樹脂モノマー中に
高分散させて分散液を作製する。一方、重合触媒を水に
添加し溶解させる。乳化剤の存在下で、これら2液を混
合しながら昇温し、重合反応を開始させる。重合が終了
したら、濾過洗浄し、そして乾燥させて、樹脂粉体を得
る。乳化重合の場合、一般的に懸濁重合の場合よりも粒
径の小さな樹脂粉体が得られる。
【0038】〔実施例5〕攪拌装置付きのステンレス製
密閉容器を用い、蒸留水900重量部、及び過硫酸カリ
ウム 1.0重量部をこれに入れて密閉し、 5℃に冷却した
後、上部空間を窒素置換した。次に、これに実施例1で
作製した微粒子酸化亜鉛の分散液10重量部、スチレン
90重量部を添加した。そして攪拌しながら液温を 70
℃に昇温させて重合を開始させた。引き続き24時間こ
の温度を維持して重合を行わせた後、冷却して室温に戻
し、次に攪拌しながら15重量%の塩化ナトリウム水溶
液を加えて樹脂粉体を沈殿させた。得られた樹脂粉体を
純水で十分に洗浄し、ついで乾燥させて最終生成物を得
た。実施例4、実施例5によって得られた樹脂粉体をそ
れぞれアクリル系樹脂に埋めてミクロトムにより厚さ
0.1μmに切り出した。この薄片を透過型電子顕微鏡
(TEM)で観察し、樹脂中における金属酸化物の分散
粒子径を測定した。この結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】(4)樹脂粉体を塗料に配合した場合 〔実施例6〜9〕以下の配合により、紫外線遮蔽能と耐
候性を持つ塗料を作った。 樹脂粉体 20重量部 ビヒクル(アクリル樹脂) 40重量部 溶媒 40重量部 ここで樹脂粉体は実施例4、実施例5で作製したものを
用い、溶媒は水、メチルエチルケトン(MEK)、トル
エンから選択した。また、実施例9については、ビヒク
ルとしてアクリル樹脂の代わりにセルロース樹脂1重量
部を使用した。この塗料をバーコーター、ドクターブレ
ード、スプレー法、浸漬法のうちから選ばれる方法によ
り、各基材へ塗布した。乾燥後の各試料について、サン
シャインウェザーメーターで 500時間の加速曝露試験を
行い、各試料の耐候性あるいは紫外線遮蔽率について評
価した。その結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】〔比較例1〜3〕比較例1および2につい
ては、実施例6の場合の樹脂粉体の代わりに2重量部の
2−(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール(有機系紫外線吸収剤)または微粒子酸化
亜鉛(住友大阪セメント製、平均粒径 0.02 μm)を用
い、比較例3については、樹脂粉体の代わりにポリスチ
レン微粒子(粒径 0.5μm)20重量部と微粒子酸化亜
鉛1重量部を用いて、他の成分及び製造プロセスは実施
例6と同じにして試料を作製した。各試料についてサン
シャインウェザーメーターで 500時間の加速曝露試験を
行い、各試料の耐候性あるいは紫外線遮蔽率について評
価した。その結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】実施例6〜9の結果より、作製した樹脂粉
体を使用して、紫外線遮蔽塗料を作り、基材に塗布した
場合、この塗膜は紫外線遮蔽性、耐候性に優れているこ
とがわかる。これに対して、比較例1〜3のように、有
機系の紫外線吸収剤あるいは粒子径が 0.1μm以下の酸
化亜鉛微粉末を直接原料として配合した塗料から作製し
た塗膜は、耐候性が劣っていることがわかる。
【0045】〔実施例10〕以下の配合により、紫外線
遮蔽性と艶消し性とを持つ塗料を作った。 樹脂粉体 20重量部 ビヒクル(アクリル樹脂) 40重量部 溶媒 40重量部 ここで樹脂粉体は実施例4で作製した樹脂粉体No.1
を用いた。また、溶媒は、イソプロパノールを使用し
た。この塗料をバーコーターにより厚さ3mmのポリス
チレン板へ塗布した後、乾燥し、 10 μmの艶消し塗膜
を得た。
【0046】〔比較例4〕実施例10の場合の樹脂粉体
の代わりに、4重量部の微粒子酸化亜鉛(住友大阪セメ
ント製、平均粒径0.02μm)と、艶消し剤として架
橋PMMA微粒子(積水化成品製、平均粒径8μm)を
6重量部用いた。他の成分及び製造プロセスは実施例1
0と同じにして試料を作製した。
【0047】実施例10と比較例4の試料について、サ
ンシャインウェザーメーターによる500時間の加速曝露
試験を行い、試料の耐候性について評価した。その結
果、比較例4の試料では基材にところどころ黄変が見ら
れたが、実施例10の試料では黄変は見られず、実施例
10の紫外線遮蔽・艶消し塗料は耐候性に優れたもので
あることがわかった。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明では、請求項1に係
る紫外線遮蔽性塗料では、分散粒子径を 0.003〜0.1 μ
mとした紫外線遮蔽剤を内包させた樹脂粉体とビヒクル
成分とからなる紫外線遮蔽膜を形成したことによって、
紫外線遮蔽効果および可視光線透過性に優れた、粒径の
小さい球状の樹脂粉体を内包させて分散性を向上させ、
紫外線遮蔽剤の有する機能を生かしつつ、ビヒクル成分
の制約、光触媒性、耐水性等の欠点を改善することがで
き、紫外線遮蔽効果に優れ、透明性、衛生性、耐候性等
が非常に優れた紫外線遮蔽膜を形成できて、塗料原料と
して金属酸化物微粒子を使用する場合に伴う技術的困難
さと有機系紫外線吸収剤のみを用いることの弊害とを解
消することができ、黄変防止あるいは褪色防止にすぐ
れ、紫外線遮蔽、耐候性等にすぐれた塗料を実現させる
ことができる。
【0049】請求項2に係る紫外線遮蔽性塗料では、樹
脂粉体の平均粒径を 0.1〜 50 μmとしたことによっ
て、紫外線遮蔽剤の分散性に優れた樹脂粉体を作製する
ことができ、塗料あるいは塗膜に紫外線遮蔽剤を均一に
分散させることができる。
【0050】請求項3に係る紫外線遮蔽性塗料では、樹
脂粉体の紫外線遮蔽剤重量が樹脂粉体重量中 1〜 80 重
量%としたことにより、適当な配合量で紫外線遮蔽剤の
有する機能を塗料に付与することができる。
【0051】請求項4に係る紫外線遮蔽性塗料では、紫
外線遮蔽膜の樹脂粉体重量が紫外線遮蔽膜重量中 5〜 9
5 重量%としたことによって、適度な流動性を有し、塗
布後に均一な皮膜と紫外線遮蔽性を得ることができる。
【0052】請求項5に係る紫外線遮蔽性塗料では、紫
外線遮蔽剤を酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムのう
ち少なくとも1種類から選ばれたものとしたことによっ
て、紫外線遮蔽性のある金属酸化物を添加するたとによ
り得られる透明性、艶消し性、耐候性、耐熱性等の多様
な機能を塗料に付与することができる。
【0053】請求項6に係る紫外線遮蔽性塗料では、樹
脂モノマーに分散させた紫外線遮蔽剤の分散粒子径 0.0
03〜0.1 μmを維持しながら懸濁重合あるいは乳化重合
によって作成したことによって、均一で微小な球状の樹
脂粉体を得ることができ、塗布後に均一な紫外線遮蔽性
を有する塗料を得ることができる。
【0054】請求項7に係る紫外線遮蔽膜付き加工品で
は、紫外線遮蔽性塗料から形成された紫外線遮蔽膜を基
材の表面に形成させたことによって、紫外線遮蔽膜付き
加工品に均一で適当な紫外線遮蔽効果を与えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例1の粒度分布を示す棒グ
ラフである。
【図2】本発明における実施例2の粒度分布を示す棒グ
ラフである。
【図3】本発明における実施例3の粒度分布を示す棒グ
ラフである。
フロントページの続き (72)発明者 寺本 健三 滋賀県甲賀郡水口町泉1259 積水化成品工 業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散粒子径を 0.003〜0.1 μmとした紫外
    線遮蔽剤を内包させた樹脂粉体とビヒクル成分とからな
    る紫外線遮蔽膜を形成することを特徴とする紫外線遮蔽
    性塗料。
  2. 【請求項2】前記樹脂粉体の平均粒径が 0.1〜 50 μm
    であることを特徴とする請求項1記載の紫外線遮蔽性塗
    料。
  3. 【請求項3】前記樹脂粉体において、紫外線遮蔽剤重量
    が樹脂粉体重量中 1〜 80 重量%であることを特徴とす
    る請求項1〜2のいずれかに記載の紫外線遮蔽性塗料。
  4. 【請求項4】前記紫外線遮蔽膜において、前記紫外線遮
    蔽剤を内包させた樹脂粉体の含有量が 5〜 95 重量%で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    紫外線遮蔽性塗料。
  5. 【請求項5】前記紫外線遮蔽剤が酸化亜鉛、酸化チタ
    ン、酸化セリウムのうち少なくとも1種類から選ばれた
    ものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の紫外線遮蔽性塗料。
  6. 【請求項6】前記樹脂粉体が、樹脂モノマーに分散させ
    た紫外線遮蔽剤の分散粒子径 0.003〜0.1 μmを維持し
    ながら懸濁重合あるいは乳化重合を行うことによって作
    成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の紫外線遮蔽性塗料。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の紫外線遮
    蔽性塗料から形成された紫外線遮蔽膜が基材の表面に形
    成されていることを特徴とする紫外線遮蔽膜付き加工
    品。
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