JPH02269675A - 易開封性密封容器 - Google Patents
易開封性密封容器Info
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- JPH02269675A JPH02269675A JP8782689A JP8782689A JPH02269675A JP H02269675 A JPH02269675 A JP H02269675A JP 8782689 A JP8782689 A JP 8782689A JP 8782689 A JP8782689 A JP 8782689A JP H02269675 A JPH02269675 A JP H02269675A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、フランジ部を有するプラスチック製カップ体
と蓋材とから構成される容器において、蓋を容易に開封
することのできる易開封性構造の密封容器に関する。
と蓋材とから構成される容器において、蓋を容易に開封
することのできる易開封性構造の密封容器に関する。
食品類の包装容器として、蓋が容易に開けられるイージ
ーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されてい
る。
ーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されてい
る。
従来からおこなわれている最も一般的なイージーオープ
ン方法は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変え
ることによって容器とのシール強度を適度に制御しく通
常500〜1500g/15su+) 、蓋材と容器の
界面をビールして開封するものである(界面剥離タイプ
)。
ン方法は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変え
ることによって容器とのシール強度を適度に制御しく通
常500〜1500g/15su+) 、蓋材と容器の
界面をビールして開封するものである(界面剥離タイプ
)。
ところが、シール強度はシール時の条件、環境温度、内
容物の付着等の影響を受は易く、往々にして強弱のバラ
ツキが発生する。このバラツキが弱い方に偏るとシール
漏れを生じる危険性を招き、逆に強い方に偏るとビール
性が悪くなり開封が困難となる。しかし、シール漏れは
致命的な欠陥となるので、この現象を避けて安全性の確
保を図るためにはイージーオープン性を犠牲にしてもシ
ール温度や圧力を高めに設定する必要があった。
容物の付着等の影響を受は易く、往々にして強弱のバラ
ツキが発生する。このバラツキが弱い方に偏るとシール
漏れを生じる危険性を招き、逆に強い方に偏るとビール
性が悪くなり開封が困難となる。しかし、シール漏れは
致命的な欠陥となるので、この現象を避けて安全性の確
保を図るためにはイージーオープン性を犠牲にしてもシ
ール温度や圧力を高めに設定する必要があった。
このような問題点を改善するために、シール層とそれと
隣接する層とのデラミネーションにより開封する方法(
例えば特公昭50−37598号公報、眉間剥離タイプ
)が試みられているが、通常のシール方式ではシール層
がうまく破断せず、内容物が取り出しにくいという難点
がある。
隣接する層とのデラミネーションにより開封する方法(
例えば特公昭50−37598号公報、眉間剥離タイプ
)が試みられているが、通常のシール方式ではシール層
がうまく破断せず、内容物が取り出しにくいという難点
がある。
また、剥離層と隣接層との切り離しを容易にするためフ
ランジ部に切り込みを設ける構造も提案されている(特
開昭62−251363号公報、同63−78号公報、
同63−25037号公報等)、シかし、これら構造の
容器の場合には、製造段階において切り込み部分の容器
周縁を外側からシールしなければならないため、シール
時の位置設定に厳密な管理が必要になるという製造上の
問題点がある。そのうえ、本体容器シール層とシール層
を剥離する方式においては、フランジ部の周縁端部まで
シールをおこなう関係上、剥離を周縁端部から開始する
必要があり、このため容器形状の面にも制約を受ける欠
点がある。
ランジ部に切り込みを設ける構造も提案されている(特
開昭62−251363号公報、同63−78号公報、
同63−25037号公報等)、シかし、これら構造の
容器の場合には、製造段階において切り込み部分の容器
周縁を外側からシールしなければならないため、シール
時の位置設定に厳密な管理が必要になるという製造上の
問題点がある。そのうえ、本体容器シール層とシール層
を剥離する方式においては、フランジ部の周縁端部まで
シールをおこなう関係上、剥離を周縁端部から開始する
必要があり、このため容器形状の面にも制約を受ける欠
点がある。
この点を解決する方策として、特開昭63−96060
号公報に記載されているようにフランジ部に剥離開始用
切りかきと剥離停止用切りかきを設置した例もあるが、
この場合もシール盤のシール位置精度を厳密に設定しな
ければならないという製造工程上の不都合がある。
号公報に記載されているようにフランジ部に剥離開始用
切りかきと剥離停止用切りかきを設置した例もあるが、
この場合もシール盤のシール位置精度を厳密に設定しな
ければならないという製造工程上の不都合がある。
〔発明が解決しようとする課題]
発明者は、従来技術において背反性能とされている密封
性とイージーオープン性を製造工程上の不都合なしに両
立させるシール構造について鋭意研究を重ねた結果、フ
ランジ部に特定のシール強度をもつ平シール部と線シー
ル部とを形成すると密封性をt員ねることなしに安定し
た界面剥離と眉間剥離を介して容易に開封しうる事実を
確認して本発明に至ったものである。
性とイージーオープン性を製造工程上の不都合なしに両
立させるシール構造について鋭意研究を重ねた結果、フ
ランジ部に特定のシール強度をもつ平シール部と線シー
ル部とを形成すると密封性をt員ねることなしに安定し
た界面剥離と眉間剥離を介して容易に開封しうる事実を
確認して本発明に至ったものである。
平シール部と線シール部を同時に形成するシール構造は
従来から知られているが、本発明のシール構造は容器部
材のラミネート強度との関係においてシール強度を制御
′Bシた点に要点がある。
従来から知られているが、本発明のシール構造は容器部
材のラミネート強度との関係においてシール強度を制御
′Bシた点に要点がある。
(課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明により提供される易開封性密封容器は
、シール層と隣接層を含む少くとも2Nのフィルムをラ
ミネートした容器のフランジ部と蓋材を重ね合わせて、
環状の平シール部と該平シール部面に線シール部とを形
成してなる密封容器において、容器のシール層と隣接層
間のラミネート強度(A)、平シール部のシール強度(
B)および線シール部のシール強度(C)とが下記の関
係にあるシール構造を有することを構成的特徴とする。
、シール層と隣接層を含む少くとも2Nのフィルムをラ
ミネートした容器のフランジ部と蓋材を重ね合わせて、
環状の平シール部と該平シール部面に線シール部とを形
成してなる密封容器において、容器のシール層と隣接層
間のラミネート強度(A)、平シール部のシール強度(
B)および線シール部のシール強度(C)とが下記の関
係にあるシール構造を有することを構成的特徴とする。
(B)< (A)< (C)
以下、本発明のシール構造を図面に基づいて説明する。
第1図は易開封性容器の全体側断面図、第2図は平面図
、そして第3図は第1図における円形区画部分を示した
拡大断面図である。これら図のように、本発明の易開封
性容器は容器基材1に隣接層2およびシール層3がラミ
ネート成形された容器のフランジ部4に蓋材5を重ねた
状態で、ヒートシールによる平シール部6および線シー
ル部7が形成されている。
、そして第3図は第1図における円形区画部分を示した
拡大断面図である。これら図のように、本発明の易開封
性容器は容器基材1に隣接層2およびシール層3がラミ
ネート成形された容器のフランジ部4に蓋材5を重ねた
状態で、ヒートシールによる平シール部6および線シー
ル部7が形成されている。
容器の材料は、シール層3とそれに相対する隣接層2を
含む少なくとも2層のフィルムをラミネートした多層シ
ートからなり、例えばシール層Aにポリエチレン系樹脂
、隣接層Bにポリプロピレン系樹脂を配した単なる2層
シートでもよく、更にこの隣接層に接着層を介してエチ
レン酢酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩化ビニリ
デン系樹脂のバリア層、接着層およびポリプロピレンの
最外層を配置した6層のシートであってもよい。
含む少なくとも2層のフィルムをラミネートした多層シ
ートからなり、例えばシール層Aにポリエチレン系樹脂
、隣接層Bにポリプロピレン系樹脂を配した単なる2層
シートでもよく、更にこの隣接層に接着層を介してエチ
レン酢酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩化ビニリ
デン系樹脂のバリア層、接着層およびポリプロピレンの
最外層を配置した6層のシートであってもよい。
場合によっては、多層プラスチックシートの外側に金属
、紙などの他材料を積層したものでも差支えない。
、紙などの他材料を積層したものでも差支えない。
ただし、シール層3の厚みを3〜150−とし、シール
層3と隣接層2の間のラミネート強度Aを800〜18
00g/15mの範囲に設定することが望ましい、この
理由は、シール層3の厚さが3n未満でラミネート強度
Aが800g/15■を下潮る場合には密封性を十分に
確保することができず、他方、シ−ル層厚さが150
pmを越えラミネート強度Aが1800g/15閾を上
潮ると開封する際の円滑なビール性が1員なわれるから
である。
層3と隣接層2の間のラミネート強度Aを800〜18
00g/15mの範囲に設定することが望ましい、この
理由は、シール層3の厚さが3n未満でラミネート強度
Aが800g/15■を下潮る場合には密封性を十分に
確保することができず、他方、シ−ル層厚さが150
pmを越えラミネート強度Aが1800g/15閾を上
潮ると開封する際の円滑なビール性が1員なわれるから
である。
蓋材5は、容器本体のシール層3と密着し易いシール層
8を有する材質により形成したものが用いられる。また
、蓋材の構成は単層であってもよいが、例えばアルミ箔
、ポリプロピレン等のようなバリア性の良好な隣接層9
を含む少くとも2層のフィルムをラミネートしたフィル
ムであってもよい。
8を有する材質により形成したものが用いられる。また
、蓋材の構成は単層であってもよいが、例えばアルミ箔
、ポリプロピレン等のようなバリア性の良好な隣接層9
を含む少くとも2層のフィルムをラミネートしたフィル
ムであってもよい。
平シール部6は、容易に界面剥離できるようなシール強
度で容器のシール層3と蓋材のシール層8によりフラン
ジ面の全周にわたり環状に形成される。該平シール部6
のシール強度Bは、容器のシール層3と隣接層2間のラ
ミネート強度Aより小さくすることが本発明によるシー
ル構造の第1の要件となる。この場合のシール強度Bは
、BくAの要件を満し、かつ400〜1500g/15
鵬の範囲内に設定することが望ましい。
度で容器のシール層3と蓋材のシール層8によりフラン
ジ面の全周にわたり環状に形成される。該平シール部6
のシール強度Bは、容器のシール層3と隣接層2間のラ
ミネート強度Aより小さくすることが本発明によるシー
ル構造の第1の要件となる。この場合のシール強度Bは
、BくAの要件を満し、かつ400〜1500g/15
鵬の範囲内に設定することが望ましい。
一方、線シール部7は平シール部6の面上に形成されて
おり、該線シール部7のシール強度Cを容器のシールN
3と隣接層2間のラミネート強度Aより大きくなるよう
に形成することが本発明シール構造の第2の要件となる
。この場合のシール強度Cは、Arcの要件を満したう
えで1000g/151以上に設定することが望ましい
。また、上限は2500g/15anとすることが好ま
しい。
おり、該線シール部7のシール強度Cを容器のシールN
3と隣接層2間のラミネート強度Aより大きくなるよう
に形成することが本発明シール構造の第2の要件となる
。この場合のシール強度Cは、Arcの要件を満したう
えで1000g/151以上に設定することが望ましい
。また、上限は2500g/15anとすることが好ま
しい。
本発明のシール構造においては、上記B<A<Cの要件
を満足しないと目的とする易開封性ならびに良好な密封
性を付与することができなくなる。
を満足しないと目的とする易開封性ならびに良好な密封
性を付与することができなくなる。
平シール部6および線シール部7は、蓋材5の上部から
熱圧シール盤を用いて2段階または1段階の工程を介し
て押圧することにより形成することができる。このうち
2段階工程は、第4図に示すように第1段階で環状の平
板シール盤lOによりヒートシールすることにより平シ
ール部6を形成し、次いで第5図に示す第2段階のヒー
トシール工程で例えば7字型あるいはU字型などの突起
部を有するリングシール盤11により強熱圧して線シー
ル部7を形成する方法が採られるが、この際温度、圧力
等の条件を制御することによってBAAくCの要件を満
たすシール構造を容易に形成することができる。
熱圧シール盤を用いて2段階または1段階の工程を介し
て押圧することにより形成することができる。このうち
2段階工程は、第4図に示すように第1段階で環状の平
板シール盤lOによりヒートシールすることにより平シ
ール部6を形成し、次いで第5図に示す第2段階のヒー
トシール工程で例えば7字型あるいはU字型などの突起
部を有するリングシール盤11により強熱圧して線シー
ル部7を形成する方法が採られるが、この際温度、圧力
等の条件を制御することによってBAAくCの要件を満
たすシール構造を容易に形成することができる。
また、平シール部6と線シール部7を1段階工程により
同時に形成するには平板シール板にリングシール突起を
設けた構造のシール盤を用い、2段階工程よりシール時
間を若干長くする条件を設定する。
同時に形成するには平板シール板にリングシール突起を
設けた構造のシール盤を用い、2段階工程よりシール時
間を若干長くする条件を設定する。
〔作 用]
本発明の易開封性容器は上記のような平シール部6と線
シール部7を併有するから、ボイル、レトルト等の処理
で界面が開口することがない。
シール部7を併有するから、ボイル、レトルト等の処理
で界面が開口することがない。
開封にあたっては、開口部12側から蓋5を引き上げる
と第6図に示すように先づ剥離強度の最も弱い平シール
部6(シール強度B)の界面から軽く剥離が開始される
0次いで界面剥離が線シール部7に至るとこの部位のシ
ール強度Cは容器のシール層3と隣接層2間のラミネー
ト強度Aより更に強力なため、容器のシール層3が局部
的に蓋材のシール層8にくっついた状態で薄肉化したシ
ール層をカットしながら隣接層2の面から眉間剥離する
。この過程では引張力が狭巾のリング伏線シール部分の
1点に集中しながら円滑に開封が進行する。線シール部
7を過ぎると眉間剥離は再び界面剥離に転化して開封が
継続する。
と第6図に示すように先づ剥離強度の最も弱い平シール
部6(シール強度B)の界面から軽く剥離が開始される
0次いで界面剥離が線シール部7に至るとこの部位のシ
ール強度Cは容器のシール層3と隣接層2間のラミネー
ト強度Aより更に強力なため、容器のシール層3が局部
的に蓋材のシール層8にくっついた状態で薄肉化したシ
ール層をカットしながら隣接層2の面から眉間剥離する
。この過程では引張力が狭巾のリング伏線シール部分の
1点に集中しながら円滑に開封が進行する。線シール部
7を過ぎると眉間剥離は再び界面剥離に転化して開封が
継続する。
上記のような界面剥離および層間剥離の作用を介して最
後まで抵抗な(円滑に開封することができる。
後まで抵抗な(円滑に開封することができる。
以下、本発明の実施例を比較例と対比しながら説明する
。
。
実施例1〜6、比較例1〜4
容器基材1が厚さ750 ptxのポリプロピレン、隣
接層2が厚さ40.のマレイン酸変性ポリプロピレン、
シール層3が高密度ポリエチレン(メルトインデックス
: 5g/win 、密度: 0.955) 100部
に対しポリブテン(メルトインデックス:4g/si口
)10部をブレンドした厚さ10趨のフィルムをラミネ
ートした3層のシートを真空成形して、内径70■、深
さ255m、フランジ巾5瑞の容器を得た。この容器の
シール層3と隣接層2間のラミネート強度Aは1200
g/15mmであった。
接層2が厚さ40.のマレイン酸変性ポリプロピレン、
シール層3が高密度ポリエチレン(メルトインデックス
: 5g/win 、密度: 0.955) 100部
に対しポリブテン(メルトインデックス:4g/si口
)10部をブレンドした厚さ10趨のフィルムをラミネ
ートした3層のシートを真空成形して、内径70■、深
さ255m、フランジ巾5瑞の容器を得た。この容器の
シール層3と隣接層2間のラミネート強度Aは1200
g/15mmであった。
蓋材5としては、厚さ16趨のポリエチレンテレフタレ
ートに厚さ15psの塩化ビニリデン被覆ナイロンのバ
リア層を介して厚さ60μ謹の低密度ポリエチレンをシ
ール層8とした3層共押出シートを使用した。
ートに厚さ15psの塩化ビニリデン被覆ナイロンのバ
リア層を介して厚さ60μ謹の低密度ポリエチレンをシ
ール層8とした3層共押出シートを使用した。
上記容器のフランジ部4に蓋材5を重ね合わせ、第1段
階として外径9Qam、内径67閣のアルミニウム製平
シール盤10を用いて面圧15kg/am”、温度14
o ’c、160 ’C1180°C1時間1.5秒の
シール条件によりフランジ全面に環状の平シール部6を
形成した(第4図参照)。引続き第2段階として、前記
と同一寸法の平シール盤に外径77mm、内径74Ie
Il、高さ2amの突起部を設置した形状のリングシー
ル盤11を用い、面圧25kg/cs+”、温度160
’C1180°C1200°C1時間1.5秒のシー
ル条件により平シール部の上面から線シール部7を形成
した。
階として外径9Qam、内径67閣のアルミニウム製平
シール盤10を用いて面圧15kg/am”、温度14
o ’c、160 ’C1180°C1時間1.5秒の
シール条件によりフランジ全面に環状の平シール部6を
形成した(第4図参照)。引続き第2段階として、前記
と同一寸法の平シール盤に外径77mm、内径74Ie
Il、高さ2amの突起部を設置した形状のリングシー
ル盤11を用い、面圧25kg/cs+”、温度160
’C1180°C1200°C1時間1.5秒のシー
ル条件により平シール部の上面から線シール部7を形成
した。
このようにして形成した各密封容器につき各種性能を測
定評価した結果を、シール条件ならびにシール強度B、
Cと対比させて第1表に示した。
定評価した結果を、シール条件ならびにシール強度B、
Cと対比させて第1表に示した。
また、平シール部のみを形成した例(比較例4)につい
ての評価結果も併せて第1表に示した。
ての評価結果も併せて第1表に示した。
なお、第1表の性能評価は次の方法を用いておこなった
。
。
(1)耐圧性
蓋材の中央に粘着性のゴム板(1,5m厚)を貼りつけ
、注射針を差込んで2cc/秒の速度により空気を送入
した際のバンク時における圧力を耐圧値とした。
、注射針を差込んで2cc/秒の速度により空気を送入
した際のバンク時における圧力を耐圧値とした。
(2)落下衝撃性
容器底部が下になる状態でコンクリート面へ落下させ、
シール漏れのない高さ(cm)で判定した。
シール漏れのない高さ(cm)で判定した。
(3)ビール性
手により開封した際の開封性良否(官能検査)で判定し
た。
た。
(4)カット性
開封時にフランジ面にシール層が剥れているか、毛羽立
ちがないか等を観察して判定した。
ちがないか等を観察して判定した。
第1表の結果から、本発明の実施例によるシール構造は
良好な密封性(耐圧性)を有しながら比L2fMに比べ
て優れたビール性およびカット性が付与されていること
が判明する。
良好な密封性(耐圧性)を有しながら比L2fMに比べ
て優れたビール性およびカット性が付与されていること
が判明する。
実施例7〜12、比較例5〜14
ポリプロピレン(厚さ340 n> の容器基材に、変
性ポリプロピレン(厚さ25−)の接着層、エチレン酢
酸ビニール共重合体けん化物(40/ff1)のバリア
層、変性ポリプロピレン(25μ重)の接着層、ポリプ
ロピレン(340tt鳳)の隣接層およ低密度ポリエチ
レン(メルトインデックス: 15g/sin 、密度
0.92) 65重量%とポリプロピレン(メルトイン
デックス: 1.Og/1eln) 35重量%とから
なるシール層(30pm>をラミネートした6層のシー
トを真空成形して、実施例1〜6と同一の容器を形成し
た。
性ポリプロピレン(厚さ25−)の接着層、エチレン酢
酸ビニール共重合体けん化物(40/ff1)のバリア
層、変性ポリプロピレン(25μ重)の接着層、ポリプ
ロピレン(340tt鳳)の隣接層およ低密度ポリエチ
レン(メルトインデックス: 15g/sin 、密度
0.92) 65重量%とポリプロピレン(メルトイン
デックス: 1.Og/1eln) 35重量%とから
なるシール層(30pm>をラミネートした6層のシー
トを真空成形して、実施例1〜6と同一の容器を形成し
た。
この容器のシール層と隣接層間のラミネート強度Aは、
1300g/15asであった。
1300g/15asであった。
蓋材には、厚さ25nの延伸ナイロンに厚さ15μ■の
塩化ビニリデン被覆ナイロンを介して厚さ60nの高密
度ポリエチレンをシール層とした3層共押出シートを使
用した。
塩化ビニリデン被覆ナイロンを介して厚さ60nの高密
度ポリエチレンをシール層とした3層共押出シートを使
用した。
上記容器のフランジ部と蓋材を重ね合わせ、平板シール
盤に長さの異なるリングシール突起部を設けたシール盤
(内径74an)を用いて1段階のヒートシールにより
平シール部および線シール部を同時に形成した。この場
合のシール条件は、温度170°C1時間2秒を一定と
し、リングシール盤の突起部の高さを0.1ms、0.
2 mS0.3 ms、 0.5 rm、そしてシール
圧力(全荷重)を100kg 、 200kg 。
盤に長さの異なるリングシール突起部を設けたシール盤
(内径74an)を用いて1段階のヒートシールにより
平シール部および線シール部を同時に形成した。この場
合のシール条件は、温度170°C1時間2秒を一定と
し、リングシール盤の突起部の高さを0.1ms、0.
2 mS0.3 ms、 0.5 rm、そしてシール
圧力(全荷重)を100kg 、 200kg 。
300kg 、400kg 、に変化させて実施した。
このようにして形成した密封容器につき各種性能を測定
評価し、その結果をシール条件ならびにシール強度B、
Cと対比させて第2表に示した。
評価し、その結果をシール条件ならびにシール強度B、
Cと対比させて第2表に示した。
本発明のシール構造要件を満たす実施例7〜12の密封
容器はいずれも良好な密封性とイージーオープン性を示
し、開封時の状況は界面剥離と眉間剥離を介して円滑に
おこなわれビール面も綺麗であった。
容器はいずれも良好な密封性とイージーオープン性を示
し、開封時の状況は界面剥離と眉間剥離を介して円滑に
おこなわれビール面も綺麗であった。
以上のとおり、本発明による易開封性密封容器は平シー
ル部と線シール部とによる特有のシール構造を備えるか
ら良好な密封性と円滑な開封性を兼備させることが可能
となる。
ル部と線シール部とによる特有のシール構造を備えるか
ら良好な密封性と円滑な開封性を兼備させることが可能
となる。
したがって、常に完全なシール性ならびにイージーオー
プン性能の付与が保証される。
プン性能の付与が保証される。
第1図は本発明の易開封性密封容器を示した全体側断面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の円形区
画部分を示した拡大断面図である。 第4図は平シール部を形成するシール状態を示した工程
説明図、第5図は線シール部を形成するシール状態を示
した工程説明図、第6図は開封時の状態を示した側断面
図である。 1・・・容器基材 3・・・容器のシール層 5・・・蓋材 7・・・線シール部 9・・・蓋材の隣接層 11・・・リングシール盤 2・・・容器の隣接層 4・・・フランジ部 6・・・平シール部 8・・・蓋材のシール層 10・・・平板シール盤 12・・・開口部 出願人 住友ベークライト株式会社 代理人 弁理士 高 畑 正 也 第 2図 第 4図 第 図
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の円形区
画部分を示した拡大断面図である。 第4図は平シール部を形成するシール状態を示した工程
説明図、第5図は線シール部を形成するシール状態を示
した工程説明図、第6図は開封時の状態を示した側断面
図である。 1・・・容器基材 3・・・容器のシール層 5・・・蓋材 7・・・線シール部 9・・・蓋材の隣接層 11・・・リングシール盤 2・・・容器の隣接層 4・・・フランジ部 6・・・平シール部 8・・・蓋材のシール層 10・・・平板シール盤 12・・・開口部 出願人 住友ベークライト株式会社 代理人 弁理士 高 畑 正 也 第 2図 第 4図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、シール層と隣接層を含む少くとも2層のフィルムを
ラミネートした容器のフランジ部と蓋材を重ね合わせて
、環状の平シール部と該平シール部面に線シール部とを
形成してなる密封容器において、容器のシール層と隣接
層間のラミネート強度(A)、平シール部のシール強度
(B)および線シール部のシール強度(C)とが下記の
関係にあるシール構造を有することを特徴とする易開封
性密封容器。 (B)<(A)<(C)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087826A JP2672856B2 (ja) | 1989-04-06 | 1989-04-06 | 易開封性密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087826A JP2672856B2 (ja) | 1989-04-06 | 1989-04-06 | 易開封性密封容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02269675A true JPH02269675A (ja) | 1990-11-05 |
JP2672856B2 JP2672856B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13925757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1087826A Expired - Lifetime JP2672856B2 (ja) | 1989-04-06 | 1989-04-06 | 易開封性密封容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672856B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004076311A1 (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-10 | Idemitsu Unitech Co., Ltd. | 易開封性包装体および易開封性包装体の製造方法 |
WO2011126046A1 (ja) * | 2010-04-08 | 2011-10-13 | 出光ユニテック株式会社 | 容器本体およびその製造方法、並びに包装容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5242172U (ja) * | 1975-09-12 | 1977-03-25 | ||
JPS57153806A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-22 | Dainippon Printing Co Ltd | Method of hermetically sealing cover to vessel |
-
1989
- 1989-04-06 JP JP1087826A patent/JP2672856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5242172U (ja) * | 1975-09-12 | 1977-03-25 | ||
JPS57153806A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-22 | Dainippon Printing Co Ltd | Method of hermetically sealing cover to vessel |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004076311A1 (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-10 | Idemitsu Unitech Co., Ltd. | 易開封性包装体および易開封性包装体の製造方法 |
CN100448756C (zh) * | 2003-02-26 | 2009-01-07 | 出光统一科技株式会社 | 易开封包装体以及易开封包装体的制造方法 |
US7967187B2 (en) | 2003-02-26 | 2011-06-28 | Idemitsu Unitech Co., Ltd. | Easily unsealable packaging body and method of manufacturing the same |
WO2011126046A1 (ja) * | 2010-04-08 | 2011-10-13 | 出光ユニテック株式会社 | 容器本体およびその製造方法、並びに包装容器 |
JP2011219128A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 容器本体およびその製造方法、並びに包装容器 |
CN102844246A (zh) * | 2010-04-08 | 2012-12-26 | 出光统一科技株式会社 | 容器主体及其制造方法、以及包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2672856B2 (ja) | 1997-11-05 |
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Legal Events
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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