JP2739987B2 - 易開封性密封容器 - Google Patents
易開封性密封容器Info
- Publication number
- JP2739987B2 JP2739987B2 JP1031856A JP3185689A JP2739987B2 JP 2739987 B2 JP2739987 B2 JP 2739987B2 JP 1031856 A JP1031856 A JP 1031856A JP 3185689 A JP3185689 A JP 3185689A JP 2739987 B2 JP2739987 B2 JP 2739987B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- layer
- container
- resin
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 68
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 41
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 41
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 16
- 238000003475 lamination Methods 0.000 claims description 9
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 65
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 2
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229920001328 Polyvinylidene chloride Polymers 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 238000007731 hot pressing Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 239000005033 polyvinylidene chloride Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フランジ部を有するプラスチック製カップ
体と蓋材とから構成される容器において、蓋を容易に開
封することのできる密封容器に関する。
体と蓋材とから構成される容器において、蓋を容易に開
封することのできる密封容器に関する。
食品類の包装容器として、蓋が容易に開けられるイー
ジーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されて
いる。
ジーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されて
いる。
従来からおこなわれている最も一般的なイージーオー
プン方法は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変
えることによって容器とのシール強度を適度に制御し
(例えば600〜1000g/mm)、蓋材と容器の界面をピール
して開封するものである。ところが、シール強度はシー
ル時の条件、環境温度、内容物の付着等の影響を受け易
く、往々にして強弱のバラツキが発生する。このバラツ
キが弱い方に偏るとシール漏れを生じる危険性を招き、
逆に強い方に偏るとピール性が悪くなり開封が困難とな
る。しかし、シール漏れは致命的な欠陥となるので、こ
の現象を避けて安全性の確保を図るためにはイージーオ
ープン性を犠牲にしてもシール温度や圧力を高めに設定
する必要があった。
プン方法は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変
えることによって容器とのシール強度を適度に制御し
(例えば600〜1000g/mm)、蓋材と容器の界面をピール
して開封するものである。ところが、シール強度はシー
ル時の条件、環境温度、内容物の付着等の影響を受け易
く、往々にして強弱のバラツキが発生する。このバラツ
キが弱い方に偏るとシール漏れを生じる危険性を招き、
逆に強い方に偏るとピール性が悪くなり開封が困難とな
る。しかし、シール漏れは致命的な欠陥となるので、こ
の現象を避けて安全性の確保を図るためにはイージーオ
ープン性を犠牲にしてもシール温度や圧力を高めに設定
する必要があった。
このような問題点を改善するために、シール層とそれ
と隣接する層とのデラミネーションにより開封する方法
(例えば特公昭50−37598号公報)が試みられている
が、通常のシール方式ではシール層がうまく破断せず、
内容物が取り出しにくいという難点がある。
と隣接する層とのデラミネーションにより開封する方法
(例えば特公昭50−37598号公報)が試みられている
が、通常のシール方式ではシール層がうまく破断せず、
内容物が取り出しにくいという難点がある。
また、剥離層と隣接層との切り離しを容易にするため
フランジ部に切り込みを設ける構造も提案されている
(特開昭62−25037号公報等、同63−78号公報、同63−2
5037号公報等)しかし、これら構造の容器の場合には、
製造段階において切り込み部分の容器周縁を外側からシ
ールしなければならないため、シール時の位置設定に厳
密な管理が必要になるという製造上の問題点がある。そ
のうえ、本体容器シール層とシール層を剥離する方式に
おいては、フランジ部の周縁端部までシールをおこなう
関係上、剥離を周縁端部から開始する必要があり、この
ため容器形状の面にも制約を受ける欠点がある。
フランジ部に切り込みを設ける構造も提案されている
(特開昭62−25037号公報等、同63−78号公報、同63−2
5037号公報等)しかし、これら構造の容器の場合には、
製造段階において切り込み部分の容器周縁を外側からシ
ールしなければならないため、シール時の位置設定に厳
密な管理が必要になるという製造上の問題点がある。そ
のうえ、本体容器シール層とシール層を剥離する方式に
おいては、フランジ部の周縁端部までシールをおこなう
関係上、剥離を周縁端部から開始する必要があり、この
ため容器形状の面にも制約を受ける欠点がある。
この点を解決する方策として、特開昭63−96060号公
報に記載されているようにフランジ部に剥離開始用切り
かきと剥離停止用切りかきを設置した例もあるが、この
場合もシール盤のシール位置精度を厳密に設定しなけれ
ばならないという製造工程上の不都合がある。
報に記載されているようにフランジ部に剥離開始用切り
かきと剥離停止用切りかきを設置した例もあるが、この
場合もシール盤のシール位置精度を厳密に設定しなけれ
ばならないという製造工程上の不都合がある。
本発明者は、上記従来の問題点を解消を図る手段につ
いて鋭意研究を重ね、シール漏れの危険がなく、しかも
シール条件を左右されずに安定した易開封性が得られる
簡易な密封容器の製造方法として、特定性状のフランジ
部と蓋材とを凸型シール盤を用いてシール部と非シール
部の境界面の両側にシール層構成樹脂と隣接層構成樹脂
による樹脂溜まりを形成するようにシールする方法を開
発した(特願昭63−216227号)。
いて鋭意研究を重ね、シール漏れの危険がなく、しかも
シール条件を左右されずに安定した易開封性が得られる
簡易な密封容器の製造方法として、特定性状のフランジ
部と蓋材とを凸型シール盤を用いてシール部と非シール
部の境界面の両側にシール層構成樹脂と隣接層構成樹脂
による樹脂溜まりを形成するようにシールする方法を開
発した(特願昭63−216227号)。
容器本体と蓋材を凸型のシール盤でヒートシールする
方法は従前から知られており、フランジ部分に内容物が
オーバーフローした時にも安定したシールがおこなえる
という有利面が認められているが、容器本体のシール層
と蓋材シール層の界面剥離を伴う開封の場合にはシール
工程で両シール層が複雑な塑性変形を起こすため、耐圧
性は向上するものの易開封性の面では後退する難点があ
った。
方法は従前から知られており、フランジ部分に内容物が
オーバーフローした時にも安定したシールがおこなえる
という有利面が認められているが、容器本体のシール層
と蓋材シール層の界面剥離を伴う開封の場合にはシール
工程で両シール層が複雑な塑性変形を起こすため、耐圧
性は向上するものの易開封性の面では後退する難点があ
った。
上記の先願はこの易開封性に関する課題について大き
く改善したが、未だに改良の余地が残されていた。
く改善したが、未だに改良の余地が残されていた。
本発明の目的は、この先願発明をさらに改良し、一層
優れた易開封性能を備える密封容器を提供するところに
ある。
優れた易開封性能を備える密封容器を提供するところに
ある。
上記の目的を達成するための本発明による易開封性の
密封容器は、シール層とそれに相対する隣接層とのラミ
ネート強度が300〜2000g/mm、シール層の厚みが10〜70
μである容器のフランジ部と蓋材とを、シール強度が前
記ラミネート強度以上で、かつシール部と容器側の非シ
ール部の境界部であって、容器側部に容器のシール層と
隣接層の構成樹脂による瘤状の樹脂溜まりを形成する状
態にシールした密封容器において、前記樹脂溜まりの頂
部(X)が少なくとも容器側の底辺(Y)より上方で、
且つピール方向に突出した形体を有してなることを構成
上の特徴としている。
密封容器は、シール層とそれに相対する隣接層とのラミ
ネート強度が300〜2000g/mm、シール層の厚みが10〜70
μである容器のフランジ部と蓋材とを、シール強度が前
記ラミネート強度以上で、かつシール部と容器側の非シ
ール部の境界部であって、容器側部に容器のシール層と
隣接層の構成樹脂による瘤状の樹脂溜まりを形成する状
態にシールした密封容器において、前記樹脂溜まりの頂
部(X)が少なくとも容器側の底辺(Y)より上方で、
且つピール方向に突出した形体を有してなることを構成
上の特徴としている。
本発明において使用される容器本体の材料は、シール
層とそれに相対する隣接層を少なくとも有する多層シー
トからなり、例えばシール層にポリエチレン系樹脂、隣
接層にポリプロピレン系樹脂を配した単なる2層シート
でもよく、更にこの隣接層に接着層を介してエチレン酢
酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩化ビニリデン系
樹脂のバリア層、接着層およびポリプロピレンの最外層
を配置した6層のシートであってもよい。場合によって
は、多層プラスチックシートの外側に金属、紙などの他
材料を積層したものでも差支えない。
層とそれに相対する隣接層を少なくとも有する多層シー
トからなり、例えばシール層にポリエチレン系樹脂、隣
接層にポリプロピレン系樹脂を配した単なる2層シート
でもよく、更にこの隣接層に接着層を介してエチレン酢
酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩化ビニリデン系
樹脂のバリア層、接着層およびポリプロピレンの最外層
を配置した6層のシートであってもよい。場合によって
は、多層プラスチックシートの外側に金属、紙などの他
材料を積層したものでも差支えない。
ただし、多層シートはシール層と隣接層間のラミネー
ト強度が300〜2000g/25mm(剥離角度180゜、剥離強度20
0mm/min測定時)であり、シール層の厚さは10〜70μの
範囲に設定することが重要である。この理由は、前記ラ
ミネート強度が300g/mmを下廻り、またはシート層厚さ
が10μ未満では密封性を十分に確保することができず、
他方、ラミネート強度が2000g/25mmを越え、シール層厚
さが70μを上廻ると開封する場合の剥離強度が大きくな
って円滑なピール性が損なわれるからである。
ト強度が300〜2000g/25mm(剥離角度180゜、剥離強度20
0mm/min測定時)であり、シール層の厚さは10〜70μの
範囲に設定することが重要である。この理由は、前記ラ
ミネート強度が300g/mmを下廻り、またはシート層厚さ
が10μ未満では密封性を十分に確保することができず、
他方、ラミネート強度が2000g/25mmを越え、シール層厚
さが70μを上廻ると開封する場合の剥離強度が大きくな
って円滑なピール性が損なわれるからである。
蓋材を形成するフィルムは、容器本体のシール層と密
着し易く強固に結合する材質のシール層を形成すること
が望ましく、最も好適な態様は該蓋材のシール層を容器
本体のシール層と同一材料で構成することである。ま
た、蓋材のフィルムは単層でも良いが、バリア性の良好
なアルミ箔、ポリプロピレン等を含む多層フィルムでも
よい。
着し易く強固に結合する材質のシール層を形成すること
が望ましく、最も好適な態様は該蓋材のシール層を容器
本体のシール層と同一材料で構成することである。ま
た、蓋材のフィルムは単層でも良いが、バリア性の良好
なアルミ箔、ポリプロピレン等を含む多層フィルムでも
よい。
本発明を構成するための容器フランジ部と蓋材とのシ
ールは、以下の第1工程および第2工程によっておこな
われる。
ールは、以下の第1工程および第2工程によっておこな
われる。
第1図は第1工程を示す断面略図で、容器1のフラン
ジ部3に蓋材2を重ね、凸型ヒート部4を有するシール
盤5を用いて熱封着する。シール盤5は、熱圧時、シー
ル部と非シール部の境界面の両側に容器本体のシール層
および隣接層樹脂を押し出して瘤状の樹脂溜まりを形成
するようにシールできるものであれば特に形状に制約は
なく、例えばV字型、U字型など適宜な形状を選択する
ことができる。シール盤の幅は1〜3mmの範囲が好まし
く、市販のシール装置圧を考慮すると、1mm未満ではシ
ール圧が高くなって本体シール層の切断が生じ、4mmよ
り広くなると圧力が低くなって本発明の樹脂溜まりを形
成することが困難となる。また、シール盤の凸型ヒート
部4の高さは、0.1〜3.0mm程度に設定することが望まし
い。
ジ部3に蓋材2を重ね、凸型ヒート部4を有するシール
盤5を用いて熱封着する。シール盤5は、熱圧時、シー
ル部と非シール部の境界面の両側に容器本体のシール層
および隣接層樹脂を押し出して瘤状の樹脂溜まりを形成
するようにシールできるものであれば特に形状に制約は
なく、例えばV字型、U字型など適宜な形状を選択する
ことができる。シール盤の幅は1〜3mmの範囲が好まし
く、市販のシール装置圧を考慮すると、1mm未満ではシ
ール圧が高くなって本体シール層の切断が生じ、4mmよ
り広くなると圧力が低くなって本発明の樹脂溜まりを形
成することが困難となる。また、シール盤の凸型ヒート
部4の高さは、0.1〜3.0mm程度に設定することが望まし
い。
第2図はシール時点の状態を示した断面図、そして第
3図はシール後のフランジ部3における樹脂の変形状態
を拡大して示した断面図であり、シール盤5の熱圧によ
りシール部と非シール部の境界両端部に容器1のシール
層6と隣接層8の構成詠樹脂が押し出され、盛り上がっ
た瘤状形態の樹脂溜まり9、10および11、12が形成され
る。この際、蓋材2のシール層7も付随して樹脂溜まり
部分13、14を形成する。
3図はシール後のフランジ部3における樹脂の変形状態
を拡大して示した断面図であり、シール盤5の熱圧によ
りシール部と非シール部の境界両端部に容器1のシール
層6と隣接層8の構成詠樹脂が押し出され、盛り上がっ
た瘤状形態の樹脂溜まり9、10および11、12が形成され
る。この際、蓋材2のシール層7も付随して樹脂溜まり
部分13、14を形成する。
シール部では蓋材2と容器1とは完全に密着してお
り、蓋材のシール層7と容器のシール層6の境界面は樹
脂が混在状態を呈している。この状態で、シール強度は
容器のシール層と隣接層のラミネート強度以上のものと
なる。
り、蓋材のシール層7と容器のシール層6の境界面は樹
脂が混在状態を呈している。この状態で、シール強度は
容器のシール層と隣接層のラミネート強度以上のものと
なる。
第4図は第2工程を示した断面略図であり、第1工程
で形成された樹脂溜まり9〜14のうち外側(フランジ部
端側)の樹脂溜まり9、10および13の部分を平板シール
盤15で熱封着する。
で形成された樹脂溜まり9〜14のうち外側(フランジ部
端側)の樹脂溜まり9、10および13の部分を平板シール
盤15で熱封着する。
第5図は第2工程のシール状態を示した断面図、そし
て第6図はシール後の樹脂の変形状態を示した拡大断面
図である。第2工程のシールにより外側の樹脂溜まり
9、10、13は押し潰されて、平滑な面に矯正され、容器
側の樹脂溜まり11、12、14のみが残留する。
て第6図はシール後の樹脂の変形状態を示した拡大断面
図である。第2工程のシールにより外側の樹脂溜まり
9、10、13は押し潰されて、平滑な面に矯正され、容器
側の樹脂溜まり11、12、14のみが残留する。
本発明はこの状態において、11、12により形成される
樹脂溜まりの頂部Xが少なくとも容器側の底辺Yよりピ
ール方向に突出し、YとXとの間に距離Dが介在する形
体を呈するように形成する。この際Dが介在しない形
態、すなわち樹脂溜まりに頂部Xが容器側の底辺Yに対
してフランジ端部側に位置するような形体である場合に
は易開封性が著しく後退する。
樹脂溜まりの頂部Xが少なくとも容器側の底辺Yよりピ
ール方向に突出し、YとXとの間に距離Dが介在する形
体を呈するように形成する。この際Dが介在しない形
態、すなわち樹脂溜まりに頂部Xが容器側の底辺Yに対
してフランジ端部側に位置するような形体である場合に
は易開封性が著しく後退する。
頂部Xが容器側の底辺Yよりピール方向に突出する上
記の樹脂溜まり形体は、主に第1工程の熱圧条件を制御
することによって形成することができる。
記の樹脂溜まり形体は、主に第1工程の熱圧条件を制御
することによって形成することができる。
上記による本発明の工程によって製造された密封容器
は、容器本体と蓋材とが2工程の熱圧作用で完全にシー
ルされているためシール漏れを生じる危険性は全くな
い。
は、容器本体と蓋材とが2工程の熱圧作用で完全にシー
ルされているためシール漏れを生じる危険性は全くな
い。
開封時は、蓋材2に第7図に示すような力Fがかか
り、まず容器1のシール層6と隣接層8の間から円滑に
剥離が開始される。この剥離は樹脂溜まり部位まで続く
が、この段階までの過程では力Fは容器のシール層6と
隣接層8の間を剥離させるために機能する。ついでA点
に至ると力Fは剥離とシール層6の切断の両面に働く
が、樹脂溜まりのXがYよりピール方向に突出した瘤状
形体を呈しているため力Fの配分はシール層6を引きち
ぎる方に支配的となる。この場合、XがYよりフランジ
端部側に位置するような樹脂溜まり形体では、剥離する
力が支配的となって、シール層6が切断し難くなる。
り、まず容器1のシール層6と隣接層8の間から円滑に
剥離が開始される。この剥離は樹脂溜まり部位まで続く
が、この段階までの過程では力Fは容器のシール層6と
隣接層8の間を剥離させるために機能する。ついでA点
に至ると力Fは剥離とシール層6の切断の両面に働く
が、樹脂溜まりのXがYよりピール方向に突出した瘤状
形体を呈しているため力Fの配分はシール層6を引きち
ぎる方に支配的となる。この場合、XがYよりフランジ
端部側に位置するような樹脂溜まり形体では、剥離する
力が支配的となって、シール層6が切断し難くなる。
したがって、上記のような力Fの配分によるピールお
よび引きちぎりの作用が相俟って、最終的に第8図の状
態で容易に開封される。
よび引きちぎりの作用が相俟って、最終的に第8図の状
態で容易に開封される。
全体の厚さ850μで、シール層の材質が密度0.955、メ
ルトインデックス(MI)5g/10minの高密度ポリエチレン
(HDPE)、隣接層(外層を兼ねる)はメルトインデッグ
ス(MI)0.5g/10minのポリプロピレン(PP)からなる2
層シールを共押出しにて作成した。ついで、このシート
を真空成形し、内径70mm、フランジ外径82mm、高さ30mm
の容器本体を得た。この容器本体のフランジ厚さ800
μ、シール層の厚さは20μ、そしてシール層と隣接層と
のラミネート強度は800g/25mmであった。
ルトインデックス(MI)5g/10minの高密度ポリエチレン
(HDPE)、隣接層(外層を兼ねる)はメルトインデッグ
ス(MI)0.5g/10minのポリプロピレン(PP)からなる2
層シールを共押出しにて作成した。ついで、このシート
を真空成形し、内径70mm、フランジ外径82mm、高さ30mm
の容器本体を得た。この容器本体のフランジ厚さ800
μ、シール層の厚さは20μ、そしてシール層と隣接層と
のラミネート強度は800g/25mmであった。
上記容器のフランジ部に、2軸延伸6−6,6Ny(ONY)
25μ/HDPE60μからなる蓋材を重ね第1図に示したよう
な凸型ヒート部4をもつシール盤5を用いて、温度180
℃、圧力10kg/cm2の条件で熱封着した(第1工程)。
25μ/HDPE60μからなる蓋材を重ね第1図に示したよう
な凸型ヒート部4をもつシール盤5を用いて、温度180
℃、圧力10kg/cm2の条件で熱封着した(第1工程)。
このシールによってシール部と非シール部の境界両端
部に第3図のような瘤状の樹脂溜まりが形成された。
部に第3図のような瘤状の樹脂溜まりが形成された。
次に、第4図のようにして外側(フランジ端部側)の
樹脂溜まり部分に平板シール盤を当てて熱圧し、その樹
脂溜まりを押し潰して第5図の状態に平滑に矯正した。
樹脂溜まり部分に平板シール盤を当てて熱圧し、その樹
脂溜まりを押し潰して第5図の状態に平滑に矯正した。
このようにして形成された密封容器の樹脂溜まり部
は、第6図に示したように頂部Xが容器側の底辺Yより
50μ(距離D)ピール方向に突出した瘤状形体を有する
ものであり、また、シール部の強度は3000g/25mmであっ
た。
は、第6図に示したように頂部Xが容器側の底辺Yより
50μ(距離D)ピール方向に突出した瘤状形体を有する
ものであり、また、シール部の強度は3000g/25mmであっ
た。
上記の密閉容器の蓋を開封したところ、ピールが極め
て円滑に進み、A点においてシール層6が容易に切断し
た。この場合の剥離強度(JIS K6854)は800g/15mm、切
断強度は1000g/15mmであり良好な易開封特性を示した。
て円滑に進み、A点においてシール層6が容易に切断し
た。この場合の剥離強度(JIS K6854)は800g/15mm、切
断強度は1000g/15mmであり良好な易開封特性を示した。
比較のために、頂部Xが容器側の底辺Yよりフランジ
端部側に位置するような形体の樹脂溜まり部をもつ密封
容器をシール形成した。このものについて蓋を開封した
ところA点での切断が円滑におこなわれず、A点を過ぎ
てもシール層6の剥離が継続する状態が認められ、切断
開封された場合でもシール層6が隣接層8から分離して
外観上見苦しいものであった。
端部側に位置するような形体の樹脂溜まり部をもつ密封
容器をシール形成した。このものについて蓋を開封した
ところA点での切断が円滑におこなわれず、A点を過ぎ
てもシール層6の剥離が継続する状態が認められ、切断
開封された場合でもシール層6が隣接層8から分離して
外観上見苦しいものであった。
密封容器におけるシールの安全性とイージーオープン
性は相互に背反する性能であるため、従来のシール方式
ではその両立が困難とされてきたが、本発明の密封構造
によればシールをおこなう界面とピールをおこなう界面
とが異なるから、シール強度に支配されることなく円滑
なピール性が付与される。更にまた、特定形状の樹脂溜
まり部の作用によりシール層の切断開封が極めて容易に
おこなわれるから、常に完全なシール性とイージーオー
プン性の兼備が保証される。
性は相互に背反する性能であるため、従来のシール方式
ではその両立が困難とされてきたが、本発明の密封構造
によればシールをおこなう界面とピールをおこなう界面
とが異なるから、シール強度に支配されることなく円滑
なピール性が付与される。更にまた、特定形状の樹脂溜
まり部の作用によりシール層の切断開封が極めて容易に
おこなわれるから、常に完全なシール性とイージーオー
プン性の兼備が保証される。
第1図は本発明の易開封性密封容器を製造するための第
1工程を示す断面略図、第2図は第2工程のシール時点
を示した断面図、第3図は第2図の部分拡大図である。
第4図は同第2工程を示した断面略図、第5図は第2工
程のシール時点を示した断面図である。第6図は本発明
を構成する樹脂溜まり部を示した部分拡大図である。第
7図はシール部の開封に要する力の方向を示した断面
図、そして第8図は開封時の状態を示した断面図であ
る。 1……容器、2……蓋材、3……フランジ部 4……凸型ヒート部、5……シール盤 6……シール層、7……蓋材のシール層 8……隣接層 9、10、11、12、13、14……樹脂溜まり 15……平滑シール盤、A……切断箇所 F……力、X……樹脂溜まりの頂部 Y……樹脂溜まりの容器側の底辺、D……距離。
1工程を示す断面略図、第2図は第2工程のシール時点
を示した断面図、第3図は第2図の部分拡大図である。
第4図は同第2工程を示した断面略図、第5図は第2工
程のシール時点を示した断面図である。第6図は本発明
を構成する樹脂溜まり部を示した部分拡大図である。第
7図はシール部の開封に要する力の方向を示した断面
図、そして第8図は開封時の状態を示した断面図であ
る。 1……容器、2……蓋材、3……フランジ部 4……凸型ヒート部、5……シール盤 6……シール層、7……蓋材のシール層 8……隣接層 9、10、11、12、13、14……樹脂溜まり 15……平滑シール盤、A……切断箇所 F……力、X……樹脂溜まりの頂部 Y……樹脂溜まりの容器側の底辺、D……距離。
Claims (1)
- 【請求項1】シール層とそれに相対する隣接層とのラミ
ネート強度が300〜2000g/25mm、シール層の厚みが10〜7
0μである容器のフランジ部と蓋材とを、シール強度が
前記ラミネート強度以上で、かつシール部と容器側の非
シール部の境界部であって、容器側部に容器のシール層
と隣接層の構成樹脂による瘤状の樹脂溜まりを形成する
状態にシールした密封容器において、前記樹脂溜まりの
頂部(X)が少なくとも容器側の底辺(Y)より上方
で、且つピール方向に突出した形体を有してなる易開封
性密封容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1031856A JP2739987B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 易開封性密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1031856A JP2739987B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 易開封性密封容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02219767A JPH02219767A (ja) | 1990-09-03 |
| JP2739987B2 true JP2739987B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12342692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1031856A Expired - Lifetime JP2739987B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 易開封性密封容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2739987B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4443277B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2010-03-31 | ベスパック株式会社 | 易開封性多層容器 |
| DK1878666T3 (da) * | 2006-07-13 | 2010-12-13 | Impress Metal Packaging Sa | Beholderlåg, som er forsynet med en aftrækkelig membran |
| CN102256883B (zh) | 2009-01-06 | 2013-11-06 | 出光统一科技株式会社 | 包装容器、包装容器的制造方法及制造装置 |
| JP5878683B2 (ja) * | 2010-03-18 | 2016-03-08 | 出光ユニテック株式会社 | 易開封性容器およびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228355A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-06 | 東洋製罐株式会社 | ヒ−トシ−ル容器 |
| GB8729725D0 (en) * | 1987-12-21 | 1988-02-03 | Metal Box Plc | Container with peelable seal & method & apparatus for making same |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1031856A patent/JP2739987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02219767A (ja) | 1990-09-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100196813B1 (ko) | 용기의 z-탭형 내부 밀봉체 | |
| JP2739988B2 (ja) | 易開封性密封容器の製造方法 | |
| JP2739994B2 (ja) | 密封容器の製造方法 | |
| JP2739987B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JPH11171249A (ja) | 易開封性密封容器及びそれに使用される容器本体の製造方法 | |
| JP3365748B2 (ja) | 密封容器の製造方法 | |
| JP2739986B2 (ja) | 密封容器の製造方法 | |
| JP2872738B2 (ja) | 易開封性容器及びその製造方法 | |
| JP3208007B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JP2633041B2 (ja) | 密封容器の製造方法 | |
| JP2925652B2 (ja) | 食品包装体 | |
| JP3768548B2 (ja) | カップ容器 | |
| JP2659583B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JP3228884B2 (ja) | 再封可能な密封容器 | |
| JPH0558392B2 (ja) | ||
| JPH076127Y2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JPH11171247A (ja) | 易開封性密封容器及びそれに使用される容器本体の製造方法 | |
| JP2751936B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JP2742085B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JP2862646B2 (ja) | 易開封性密封蓋体 | |
| JP2994864B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JPH03240667A (ja) | 包装体の製造方法 | |
| JP2571569B2 (ja) | 容器用落し蓋を用いた易開封性密封容器 | |
| JP2984464B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
| JP2756306B2 (ja) | 易開封性密封容器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123 Year of fee payment: 12 |