JP2739986B2 - 密封容器の製造方法 - Google Patents

密封容器の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フランジ部を有するプラスチック製カップ
体と蓋材とから構成される容器において、蓋を容易に開
封することのできる密封容器の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
食品類の包装容器として、蓋が容易に開けられるイー
ジーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されて
いる。
従来からおこなわれている最も一般的なイージーオー
プン方法は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変
えることによって容器とのシール強度を適度に制御し
(例えば600〜1000g/mm)、蓋材と容器の界面をピール
して開封するものである。ところが、シール強度はシー
ル時の条件、環境温度、内容物の付着等の影響を受け易
く、往々にして強弱のバラツキが発生する。このバラツ
キが弱い方に偏るとシール漏れを生じる危険性を招き、
逆に強い方に偏るとピール性が悪くなり開封が困難とな
る。しかし、シール漏れは致命的な欠陥となるので、こ
の現象を避けて安全性の確保を図るためにはイージーオ
ープン性を犠牲にしてもシール温度や圧力を高めに設定
する必要があった。このような問題点を改善するため
に、シール層とそれと隣接する層とのデラミネーション
により開封する方法(例えば特公昭50−37598号公報)
が試みられているが、通常のシール方式ではシール層が
うまく破断せず、内容物が取り出しにくいという難点が
ある。
また、剥離層と隣接層との切り離しを容易にするため
フランジ部に切り込みを設ける構造も提案されている
(特開昭62−251363号公報、同63−78号公報、同63−25
037号公報等)。しかし、これら構造の容器の場合に
は、製造段階において切り込み部分の容器周縁を外側か
らシールしなければならないため、シール時の位置設定
に厳密な管理が必要になるという製造上の問題点があ
る。そのうえ、本体容器シール層とシール層を剥離する
方法においては、フランジ部の周縁端部までシールをお
こなう関係上、剥離を周縁端部から開始する必要があ
り、このため容器形状の面にも制約を受ける欠点があ
る。
この点を解決する方策として、特開昭63−96060号公
報に記載されているようにフランジ部に剥離開始用切り
かきと剥離停止用切りかきを設置した例もあるが、この
場合もシール盤のシール位置精度を厳密に設定しなけれ
ばならないという製造工程上の不都合がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、上記従来の問題点の解消を図る手段につ
いて鋭意研究を重ね、シール漏れの危険がなく、しかも
シール条件に左右されずに安定したイージーオープン性
が得られる簡易な密閉容器の製造方法として、特定性状
のフランジ部と蓋材とを凸型シール盤を用いてシール部
と非シール部の境界面の両側にシール層構成時と隣接層
構成樹脂による樹脂溜まりを形成するようにシールする
方法を開発した(特願昭63−216227号)。
容器本体と蓋材を凸型のシール盤でヒートシールする
方法は従前から知られており、フランジ部分に内容物が
オーバーフローした時にも安定したシールがおこなえる
という有利面が認められているが、容器本体のシール層
と蓋材シール層の界面剥離を伴う開封の場合にはシール
工程で両シール層が複雑な塑性変形を起こすため、耐圧
性は向上するもののイージーオープン性の面では後退す
る難点があった。
上記の先願発明はこのイージーオープン性に関する課
題を大きく改善したが、未だに改良の不足面が残されて
いた。
本発明は、この先願発明をさらに改良し、一層優れた
イージーオープン性能を備える密閉容器の製造方法を提
供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明により提供される密閉容器の製造方
法は、シール層とそれに相対する隣接層とのラミネート
強度が300〜2000g/mm、シール層の厚みが10〜70μであ
る容易のフランジ部と蓋材とを密閉化するにあたり、シ
ール強度が前記ラミネート強度以上で、かつシール部と
非シール部の境界両端部にシール層および隣接層の構成
樹脂による樹脂溜まりを形成するための凸型シール盤で
熱封着する第1工程と、第1工程で形成された外側の樹
脂溜まりを押し潰すための平板シール盤で熱封着する第
2工程を用いることを構成上の特徴としている。
本発明において使用される容器本体の材料は、シール
層とそれに相対する隣接層を少なくとも有する多層シー
トからなり、例えばシール層にポリエチレン系樹脂、隣
接層にポリプロピレン系樹脂を配した単なる2層シート
でもよく、更にこの隣接層に接着層を介してエチレン酢
酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩化ビニリデン系
樹脂のバリア層、接着層およびポリプロピレンの最外層
を配置した6層のシートであってもよい。場合によって
は、多層プラスチックシートの外側に金属、紙などの他
材料を積層したものでも差支えない。
ただし、多層シートはシール層と隣接層間のラミネー
ト強度が300〜2000g/25mm(剥離角度180゜、剥離速度20
0mm/min 測定時)であり、シール層の厚さは10〜70μ
の範囲に設定することが重要である。この理由は、前記
ラミネート強度が300g/25mmを下廻り、またシート層厚
さが10μ未満では密封性を十分に確保することができ
ず、他方、ラミネート強度が2000g/25mmを越え、シール
層厚さが70μを上廻ると開封する場合のピール強度が大
きくなってイージーピール性が損なわれるからである。
蓋材を形成するフランジは、容器本体のシール層と密
着し易く強固に結合する材質のシール層を形成すること
が望ましく、最も好適な態様は該蓋材のシール層を容器
本体のシール層と同一材料で構成することである。ま
た、蓋材のフィルムは単層でも良いが、バリア性の良好
なアルミ箔、ポリプロピレン等を含む多層フィルムでも
よい。
以下、本発明の製造工程を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1工程を示す断面略図で、容器1
のフランジ部3に蓋材2を重ね、凸型ヒート部4を有す
るシール盤5を用いて熱封着する。
シール盤5は、熱圧時、シール部と非シール部の境界
面の両側に容器本体のシール層および隣接層樹脂を押し
出して樹脂溜まりを形成するようにシールできるもので
あれば特に形状に制約はなく、例えばV字型、U字型な
ど適宜な形状を選択することができる。シール盤の幅は
1〜3mmの範囲が好ましく、市販のシール装置圧を考慮
すると、1mm未満ではシール圧が高くなって本体シール
層の切断が生じ、4mmより広くなると圧力が低くなって
樹脂溜まりを形成することが困難となる。また、シール
盤の凸型ヒート部4の高さは、0.1〜3.0mm程度に設定す
ることが望ましい。
第2図はシール時点の状態を示した断面図、そして第
3図はシール後のフランジ部3における樹脂の変形状態
を拡大して示した断面図であり、シール盤5の熱圧によ
りシール部と非シール部の境界両端部に容器1のシール
層6と隣接層8の構成樹脂が押し出され、盛り上がった
瘤状形態の樹脂溜まり9、10および11、12を形成する。
この際、蓋材2のシール層7も付随して樹脂溜まり部分
13、14を形成する。
シール部では蓋材2と容器1とは完全に密着してお
り、蓋材のシール層7と容器のシール層6の境界面は樹
脂が混在状態を呈している。この状態で、シール強度は
容器のシール層と隣接層のラミネート強度以上のものと
なる。
第4図は第2工程を示した断面略図であり、第1工程
で形成された樹脂溜まり9〜14のうち外側(フランジ部
側)の樹脂溜まり9、10の部分を平板シール盤15で熱封
着する。
第5図は第2工程のシール状態を示した断面図、そし
て第6図はシール後の樹脂の変形状態を示した拡大断面
図である。第2工程のシールにより外側の樹脂溜まり
9、10、13は押し潰されて、平滑な面に矯正される。
上記の第1および第2工程を経てイージーピール性の
密封容器が製造されるが、第1工程における樹脂溜まり
の形成は出来るだけ盛り上がりを大きくし、また第2工
程は外側の樹脂溜まりを可及的に平滑にするよう熱圧の
条件を設定することが望ましい。
〔作 用〕
上記による本発明の工程によって製造された密封容器
は、容器本体と蓋材とが2工程の熱封着作用で完全にシ
ールされているためシール漏れを生じる危険性は全くな
い。
開封時は、蓋材2に第7図に示すような力Xがかか
り、まず容器1のシール層6と隣接層9の間から円滑に
剥離が開始される。この剥離は内側の樹脂溜まり部位ま
で続きA点に至るが、この時点での力Xは容器のシール
層6と隣接層8の間を剥離させるためには機能せず、専
らシール層6を切断するために働く。
上記の剥離ならびに切断作用を介して、最終的に第8
図のような状態で容易に開封される。
〔実施例〕
全体の厚さ850μで、シール層の材質が密度0.955、メ
ルトインデックス(MI)5g/10minの高密度ポリエチレン
(HDPE)、隣接層(外層を兼ねる)はメルトインデック
ス(MI)0.5/minのポリプロピレン(PP)からなる2層
シールを共押出しにて作成した。ついで、このシートを
真空成形し、内径70mm、フランジ外径82mm、高さ30mmの
容器本体を得た。この容器本体のフランジ厚さは800
μ、シール層の厚さは20μ、そしてシール層と隣接層と
のラミネート強度は800g/25mmであった。
上記容器のフランジ部に、2軸延伸6−6,Ny(ONY)2
5μ/HDPE60μからなる蓋材を重ね第1図に示したような
凸型ヒート部4をもつシール盤5を用いて熱封着した
(第1工程)。
このシールによってシール部と非シール部の境界両端
部に第3図のような樹脂溜まりが形成された。
次に、第4図のようにして外側の樹脂溜まり部分に平
板シール盤を当てて熱封着し、その樹脂溜まりを押し潰
して第5図の状態に平滑に矯正した。
このようにして製造した密封容器は、シール強度が30
00g/25mmと高く安全なシール性を備えるものであった。
また、開封時、ピールが極めて円滑に進みA点における
シール層の切断も容易であった。
これに対し、平板シール盤のみでシールした例ではシ
ール層が切断しにくく、また第1工程だけを適用した例
ではシール層の切断が2箇所にわたるため、本発明に比
べ開封能率が劣った。
〔発明の効果〕
密封容器におけるシールの安全性とイージーオープン
性は相互に背反する性能であるため、従来のシール方式
ではその両立が困難とされてきたが、本発明によればシ
ールをおこなう界面とピールをおこなう界面とが異なる
から、シール強度に支配されることなくピールすること
が可能となる。したがって、シールの安全性を十分にお
こなってもピールの容易性が損なわれることなく、常に
完全なシール性とイージーオープン性の兼備が保証され
る。
また、本発明のシール方法を採れば従来法で必要とさ
れていた特殊なシール層を有する蓋材の使用は不必要と
なり、コスト的にも有利となる。
そのうえ、工程的にはシール盤の交換だけで操業で
き、特別に大幅な機械的改造を要することはない。この
ため、成形、充填、シールの各工程を一体化した容器成
形装置への適用も容易であり、その応用範囲はすこぶる
広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の第1工程を示す断面略図、第2図
は第1工程のシール時点を示した断面図、第3図は第2
図の部分拡大図である。第4図は本発明の第2工程を示
した断面略図、第5図は第2工程のシール時点を示した
断面図、第6図は第5図の部分拡大図である。第7図は
シール部の開封に要する力の方向を示した断面図、そし
て第8図は開封時の状態を示した断面図である。 1……容器、2……蓋材、3……フランジ部 4……凸型ヒート部、5……シール盤 6……シール層、7……蓋材のシール層 8……隣接層 9、10、11、12、13、14……樹脂溜まり 15……平滑シール盤、A……切断箇所。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シール層とそれに相対する隣接層とのラミ
    ネート強度が300〜2000g/25mm、シール層の厚みが10〜7
    0μである容器のフランジ部と蓋材とを密封化するにあ
    たり、シール強度が前記ラミネート強度以上で、かつシ
    ール部と非シール部の境界両端部にシール層および隣接
    層の構成樹脂による樹脂溜まりを形成するための凸型シ
    ール盤で熱封着する第1シール工程と、第1工程で形成
    された外側と樹脂溜まりを押し潰すための平板シール盤
    で熱封着する第2工程を用いることを特徴とする密封容
    器の製造方法
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