JP3691814B2 - 密封容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランジ部を有するプラスチック製カップ体と蓋材とから構成される容器において、カップ本体と蓋材とのシール強度、落下強度が強く、かつ蓋材を容易に開封することのできる密封容器及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、食品類の包装容器として蓋材を容易に開けられるイージーオープン式のプラスチック製密封容器が汎用されている。このうち、最も一般的なイージーオープン方法としては、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変えて容器とのシール強度を例えば600〜1000g/15mmの適度な値に制御し、この蓋材を容器からピールして開封する方法が知られている。
【0003】
シール強度はイージーオープン密封容器の密封性及び開封性(イージーオープン性ともいう)を左右する重要な物性であり、シール強度が低いと密封容器にシール漏れが生じ、また高いとピール性が悪くなり開封が困難になるという問題がある。このため、シール強度は上記範囲内の数値であることが理想的である。しかしながら、実際の密封容器においては、シール時の条件、環境温度、蓋材又は容器への内容物の付着等により、シール強度に強弱のバラツキが発生する。従って、このようなシール強度のバラツキの程度を考慮に入れてシール強度を設定する場合、致命的な欠陥であるシール漏れを防止するために、イージーオープン性を犠牲にしてもシール強度を高めに設定しておく必要があった。
【0004】
このような問題を改善する手段としては、シール層とこれに隣接する層とのデラミネーションにより開封する方法(例えば特公昭50−37598 号公報)が開示されている。しかしながら、通常のシール方式ではシール層がうまく破断せず、内容物を取り出し難いという問題がある。
【0005】
また、剥離層と隣接層との切り離しを容易にするためフランジ部に切り込みを設けた構造も開示されている(特開昭62−251363号公報、同63−78号公報、同63−25037 号公報等)。しかしながら、上記構造の容器の場合には、製造段階において切り込み部分の容器周縁を外側からシールしなければならないため、シール時の位置設定に厳密な管理が必要になるという製造上の問題がある。
【0006】
また、シール層で剥離する方法も知られているが、この方法では、フランジ部の周縁端部までシールされているため剥離を周縁端部から開始する必要があり、容器形状の面で制約を受けるという問題がある。この問題を解決する手段としては、特開昭63−96060 号公報にフランジ部に剥離開始用切りかきと剥離停止用切りかきを設置した発明が開示されている。しかしながら、この発明ではシール盤のシール位置精度を厳密に設定する必要があるため、製造工程上の問題がある。
【0007】
また特開昭63-307063 号公報にはヒートシール部の内側端に凸状部を有するシール盤を押圧することにより凹部を設け多層材料からなる容器本体を層間剥離させる易開封性包装体が開示されている。しかしながら、この包装体は蓋材と本体容器との間のシール強度が弱いため蓋材の剥離時にヒゲが出易かったり、ヒートシール時に内側端に安定した凹部を設けることが不可能だったりする等の問題がある。
【0008】
本発明者は、上記問題を解決するべく、先に、特定形状のフランジ部と蓋材とを凸型シール盤を用いてシール盤の両側にシール層構成樹脂と隣接層構成樹脂による樹脂溜まりを形成するようにシールする方法を提案した(特許第1870793 号、特許第2739986 号、特許第2739987 号、特許第2739988 号、特許第2739994 号)。これらの発明によれば、簡易な密閉容器であってシール漏れの危険がなく、しかもシール条件に左右されずに安定したイージーオープン性が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、密封容器の分野において、容器形状や内容物等の多様化及び流通の複雑化が著しいため、容器の内圧が予想外に上昇することがあったり、運搬、落下時のフランジ部への衝撃などが起こる場合がある。このため、密封容器のシール強度をさらに高くする必要性が生じている。これに対し、上記先願発明は、イージーオープン性については十分に要求を満たしているものの、シール強度については上記の状況において、必ずしも十分ではなかった。従って、本発明の目的は、これら先願発明を改良し、シール強度性能及びイージーオープン性能により優れた密閉容器及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意検討を行った結果、フランジ部に形成されたヒートシール部の断面の両側端部と該両側端部間の少なくとも1箇所とに前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる樹脂溜まり部が形成されてなる密封容器とすれば、少なくとも3個の瘤状の樹脂溜まり部が剪断力又は横方向の作用力に対する抵抗となり、極めて優れたシール強度性能とイージーオープン性を発現できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち、本発明は、シール層と該シール層に隣接する隣接層とを少なくとも有し、該シール層と該隣接層とのラミネート強度が300〜2000g/25mmである多層シートから形成されたフランジ部のシール層の厚みが10〜70μmである容器本体と、該容器本体のフランジ部にヒートシールされた蓋材とからなる密封容器であって、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる樹脂溜まり部が、該ヒートシール部の断面における両側端部と該両側端部間の少なくとも1箇所とに形成されてなることを特徴とする密封容器を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の密封容器において、容器本体は、シール層と該シール層に隣接する隣接層とを少なくとも有し、該シール層と該隣接層とのラミネート強度が300〜2000g/25mmである多層シートから形成したものであり、該容器本体の一部であるフランジ部には前記シール層が厚み10〜70μmで形成されている。多層シートは、蓋材とヒートシール可能なシール層と、シール層に隣接する隣接層とを少なくとも有するものであればよい。このような多層シートとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂からなるシール層とポリプロピレン系樹脂からなる隣接層とで構成された単なる2層シートや、該2層シートの隣接層側にさらに接着層、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物又はポリ塩化ビニリデン系樹脂からなるバリア層、接着層及びポリプロピレン系樹脂層をこの順に形成した6層シート等が挙げられる。また、多層シートは、金属、紙などの他材料の層を含んでいてもよい。容器本体は、例えばシール層がフランジ部の最表面に位置するようにして多層シートを真空成形したり、プラスチック等の基材で成形された容器本体前駆体に多層シートを積層する等により形成される。例えば、上記6層シートを真空成形して容器本体を形成した場合、フランジ部の最表面がポリエチレン系樹脂からなるシール層、フランジ部の裏面及び容器本体の外層がポリプロピレン系樹脂層になる。
【0013】
容器本体のフランジ部において、シール層と隣接層とのラミネート強度は、剥離角度180゜、剥離速度200mm/minの条件で測定した時の値が300〜2000g/25mm、好ましくは500〜1500g/25mmである。また、シール層の厚さは10〜70μm、好ましくは10〜30μmである。ラミネート強度及びシート層厚さが上記範囲内にあると、所定形状の樹脂溜まり部が形成されることと相まって、開封前には容器本体のフランジ部と蓋材とがシール層で十分にシールされ密封性に優れると共に、開封の際にはシール層と隣接層との間で剥離が生じてイージーオープン性に優れる。一方、ラミネート強度が300g/25mm未満であるか、又はシート層厚さが10μm未満であると、シール強度が不足し密封容器の密封性が低くなるため好ましくない。また、ラミネート強度が2000g/25mmを越えるか、又はシート層厚さが70μmを越えると、開封の際のピール強度が大きくなってイージーオープン性が損なわれると共に、ヒゲ等が発生して外観が悪くなるため好ましくない。
【0014】
蓋材としては、前記フランジ部のシール層と強固にヒートシール可能に形成されているものであればよく、例えば、蓋材表面の少なくともフランジ部とヒートシールされる部分にシール層を形成したもの、蓋材表面に特にシール層を形成せずに蓋材自体をヒートシール可能な材質で形成したもの等が挙げられる。蓋材表面にシール層を形成する場合、該蓋材のシール層は、前記フランジ部のシール層と化学的性質が同様の材質で形成されたものがシール性が高くなるため好ましく、特に同一材料で形成されたものが最も好ましい。また、蓋材自体は単層のものでもよく、バリア性の良好なアルミ箔、ポリプロピレン等を含む多層フィルムで形成されたものでもよい。
【0015】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る密封容器の製造方法について図1〜図6を参照して説明する。図1は本実施の形態例に係る製造方法において、第1工程を容器本体等の断面を示して説明する模式図、図2は第1工程を経た後のフランジ部の断面を拡大した模式図、図3は第2工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図、図4は第2工程を経た後のフランジ部の断面の拡大した模式図、図5は得られた密封容器を開封する際のフランジ部の断面の拡大した模式図、図6は得られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。図中、1は容器本体、2は蓋材、3は容器本体1のフランジ部、4は隣接層、5はフランジ部のシール層6は蓋材のシール層、21は平板シール盤、22は凸型シール盤である。
【0016】
先ず、図1のようにフランジ部3を有する上記容器本体1と上記蓋材2とを配置し、第1工程を行う。図1において、容器本体1にはフランジ部3表面及び内容物封入部表面の全面に、隣接層4、シール層5がこの順で積層され、蓋材2の表面にはシール層6が形成されている。
【0017】
平板シール盤21は、第1工程においてフランジ部3のうちヒートシールを望む部分、すなわち、フランジ部幅全体9をヒートシールするシール盤であり、平板シール盤の凸部31の形状が断面略矩形で且つその幅がフランジ部3の幅と略同一になっている。また、適宜加熱手段等を備えると共に上下動することにより、フランジ部幅全体9を平板シール盤の凸部31でヒートシールすると共に、ヒートシール部9の断面における両側端部61、61から、隣接層4及びシール層構成樹脂を押し出して該樹脂の一部からなる瘤状の第1樹脂溜まり部7、7を形成する。
【0018】
また、平板シール盤の凸部31は、幅が3〜15mm、好ましくは4〜10mmである。また、断面が略矩形で且つ先端部の少なくともひとつの角がアール部を有する場合、該角部の曲率は2〜120R、好ましくは2〜60Rである。該曲率がこの範囲内にあると、加熱押圧によりヒートシール部からはみ出して形成される第1樹脂溜まり部を大きく形成することができるため、イージーオープン性がより向上するため好ましい。また、平板シール盤の表面はローレット加工されているとシール強度が高くなるため好ましい。
【0019】
第1工程では、平板シール盤21が図1の矢印Aの方向に移動する等して、隣接層4、容器側のシール層5及び蓋側のシール層6を所定の温度、圧力及び時間で加熱押圧し、ヒートシール部9の両端部61、61から該隣接層4、容器側のシール層5及び蓋側のシール層6構成樹脂の一部からなる第1樹脂溜まり部7、7をはみ出すように形成してヒートシールする。ヒートシールの際の条件としては、例えば加熱温度170〜200℃、圧力1〜5kg/cm2 、時間1〜5秒程度で行うことができる。ヒートシールの際の平板シール盤の圧力が大き過ぎると、第1樹脂溜まり部がはみ出し過ぎて第1樹脂溜まり部中のシール層5が容器本体1の側部等と密着し剥離し難くなり、イージーオープン性が損なわれるおそれがあるため好ましくない。
【0020】
図2において、容器本体1のフランジ部3と蓋材2とは、第1工程におけるヒートシールで形成されたヒートシール部9において容器側のシール層5及び蓋側のシール層6が密着して密封されている。本実施の形態例の密封容器は、該ヒートシールにより、容器側のシール層5と蓋側のシール層6の間のピール強度が、隣接層4とシール層5のラミネート強度300〜2000g/25mmよりも高くなる。このため、開封の際には、隣接層4とシール層5の間でのみ剥離が生じ、上記一定強度のラミネート強度で開封することができる。なお、ヒートシール部は、シール層5、6等によりフランジ部3と蓋材2とが上記ラミネート強度よりも高いピール強度で密着性を有していればよく、ヒートシール後にシール層5、6間に界面が存在するか否かはどちらでもよい。すなわち、断面形状が図2のようにシール層5とシール層6とが別々に実質的に2層として観察されるようであってもよいし、またほとんどあるいは完全に樹脂が混在状態となり実質的に同一化して1層として観察されるようであってもよい。
【0021】
第1樹脂溜まり部7、7は、隣接層4及びシール層構成樹脂5、6の一部からなる断面略瘤状のものであり、ヒートシール部9の断面における両側端部61、61からはみ出すように形成される。なお、例え第1樹脂溜まり部が容器本体内にはみ出すとしてもその高さは0.05〜0.5mm程度であるため、問題となることはない。
【0022】
第1工程における第1樹脂溜まり部7、7の形成により、隣接層4、容器側のシール層5及び蓋側のシール層6の層の広がり方向に加えられる剪断力(図1のX方向及びY方向)に対し抵抗を有するため、密封容器の密封性(シール強度)が向上する。第1樹脂溜まり部7、7の大きさは、ヒートシール部の表面から0.05mm以上、好ましくは0.5mm以上の高さになるように形成されると、容器本体1と蓋材2との間に加えられる剪断力に対し抵抗を有し容器の密封性が向上するため好ましい。
【0023】
図3に示す第2工程では、凸型シール盤22が図3の矢印Bの方向に移動する等して、第1工程で形成されたヒートシール部9内を所定の温度、圧力及び時間でさらに加熱押圧し、ヒートシール部の隣接層4、容器側のシール層5及び蓋側のシール層6の構成樹脂の一部を押し出してこれらの樹脂からなる第2樹脂溜まり部8、8をヒートシール部に形成する。第2樹脂溜まり部8、8は、凸型シール盤22の凸部32の形状及び大きさにより加熱押圧部分の断面における両側端部62、62からはみ出すように形成する。第2工程における加熱押圧の条件としては、例えば第1工程と同様の、例えば加熱温度170〜200℃、圧力1〜5kg/cm2 、時間1〜5秒程度の条件で行うことができる。加熱押圧部の深さは0.1〜3.0mm程度であると樹脂溜まりを形成し易いため好ましい。
【0024】
凸型シール盤22は、第1工程で形成されたヒートシール部内をさらに狭幅の凸部で加熱押圧して該加熱押圧部の両側端部又は一側端部に第2樹脂溜まり部を形成するものであり、凸部の形状以外は、平板シール盤と略同様のものを用いることができる。凸型シール盤の凸部の形状としては、第2樹脂溜まり部を形成できればよく、特に限定されるものではないが、例えば、図3に示すように断面が略矩形状で凸部の幅が平板シール盤21の凸部31の幅より狭幅なものが使用できる。また、凸型シール盤は、第2樹脂溜まりをヒートシール部の内で1以上形成すればよいため、例えば凸部の下面の断面形状を容器の内側から外側に向かって上り傾斜するように形成し加熱押圧時に該押圧部の外側のみに第2樹脂溜まり部が形成されるようにしたもの、凸部の下面の断面形状を容器の内側から外側に向かって下り傾斜するように形成し内側のみに第2樹脂溜まり部が形成されるようにしたもの等(図示せず)により第2樹脂溜まりをヒートシール部のうちの1箇所だけ形成するのでもよい。凸部が断面略矩形状の凸型シール盤である場合、その凸部の幅は1〜5mm、好ましくは2〜3mmである。
【0025】
図4に示すように、第2工程が終了すると、フランジ部3には第1樹脂溜まり部7、7間のヒートシール部に、凸型シール盤22の加熱押圧でヒートシール部の両端部62、62から押し出された隣接層4、シール層5及びシール層6からなる瘤状の第2樹脂溜まり部8、8が形成される。第2樹脂溜まり部8、8の大きさは、ヒートシール部の表面から0.05mm以上、好ましくは0.1mm以上の高さになるように形成されると、容器本体1と蓋材2との間に加えられる剪断力に対し抵抗を有し容器の密封性が向上するため好ましい。
【0026】
本実施の形態例の密封容器は、第1樹脂溜まり部7、7に加えてさらに第2工程における第2樹脂溜まり部8、8が形成され、隣接層4、シール層5及びシール層6の層の広がり方向(図4のX方向及びY方向)に加えられる剪断力に対し更に抵抗力が高くなりシール強度が向上するため、密封容器の密封性に優れる。また、本実施の形態における製造方法においては、第2工程に止まらず、第2工程と同様の工程をさらに少なくとも1回繰り返してもよい。すなわち、第2工程の後に、第2樹脂溜まり部8、8間のヒートシール部内に更に狭幅の凸型シール盤を加熱押圧して第3の樹脂溜まり部を形成してもよい(不図示)し、更に第4工程又はこれ以後の工程により第4以上の樹脂溜まり部を形成してもよい。樹脂溜まり部の数が増加すると、剪断力に対する抵抗力が高く、すなわちシール強度が高くなり容器の密封性がさらに向上すると共に、開封時のイージーオープン性も向上する。
【0027】
図5及び図6に示すように、密封容器を開封する時には、蓋材2を図5の矢印Z方向(蓋材に対して垂直方向)に引っ張り上げる。この際、ヒートシール部の最外部で容器の外側には一方の第1樹脂溜まり部7が形成され、隣接部4とシール層5の間の界面は断面が上方に弧を描く形状になっているため、一方の第1樹脂溜まり部7における隣接部4とシール層5のラミネート強度は、平板状における隣接層4とシール層5の間のラミネート強度よりも低くなっている。このため、蓋材2を矢印Z方向に引っ張り上げると、蓋材2の開封を容易に開始することができる。
【0028】
さらに、蓋材2を引っ張り上げてゆくと、フランジ部3における蓋材2の剥離が容器の外側部の一方の第2樹脂溜まり部8まで達するが、第2樹脂溜まり部8においても、第1樹脂溜まり部7と同様の理由により蓋材2の開封操作が容易に行われる。さらに、同様にして他方の第2樹脂溜まり部8、他方の第1樹脂溜まり部7の順にフランジ部における蓋材2を剥離していっても、これら樹脂溜まり部8、7により開封操作が容易に行われる。従って、本実施の形態例の密封容器は、開封の際に、フランジ部の幅全体にわたって蓋材2の剥離に要する力が少なくて済むため、イージーオープン性に優れる。一方、密封時には、本発明の密封容器は、図4の矢印X方向又はY方向(蓋材に対して水平方向)の力(剪断力)に対して、第1樹脂溜まり部7及び第2樹脂溜まり部8による瘤状の凸部が剪断力に対する抵抗となりシール強度が高いため、落下等により密封容器に図4の矢印X方向又はY方向の力が加えられても、誤って開封することが少ない。従って、本実施の形態例の密封容器は、密封時に十分なシール強度を保ち密封性に優れると共に、開封時にはイージーオープン性に優れる。
【0029】
次に、本発明の第2の実施の形態における密閉容器の製造方法について図7〜図11を参照して説明する。図7は本実施の形態例の第1工程を説明する模式図、図8は第1工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図、図9はフランジ部の断面の拡大した模式図、図10は第2工程を経た後のフランジ部の断面の拡大した模式図、図11は得られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材については同一符合を付してその説明を省略する。第2の実施の形態例における、第1の実施の形態例との相違点は、フランジ部の両端部に形成する第1樹脂溜まり部を該フランジ部の両端部を除くフランジ部上に形成する点及びシール盤の凸状の押圧面角に大きめのアールを付与した点である。すなわち、本実施の形態例の平板シール盤23の凸部33及び凸型シール盤24の凸部34が、第1の実施の形態例で使用する平板シール盤21の凸部31及び凸型シール盤22の凸部32よりもそれぞれ狭幅で且つ先端部の二つの角がアール部24a、24aを有する形状とすることにある。
【0030】
図7〜図11において、先ず、図7に示す第1の実施の形態と同様の材料を用いた状態から、図8に示す第1工程で第1凸型シール盤23を矢印Cの向きに移動する等してヒートシール部及びその両側端部61、61に第1樹脂溜まり部7、7を形成する。第1凸型シール盤23の凸部33の先端部の幅は、フランジ部3の断面方向の幅よりも狭幅なため、第1樹脂溜まり部7、7はフランジ部3の断面における両側端部を除いた部分、すなわち該両側端部よりも内側に形成される。従って、本実施の形態で形成される第1樹脂溜まり部7、7は、第1の実施の形態の第1樹脂溜まり部のようにフランジ部の側端部からはみ出して回り込んではいない。
【0031】
次いで、第2工程において、第1工程で形成したヒートシール部のうち第1樹脂溜まり部7、7が形成された部分の間を、図9に示す第2凸型シール盤24で加熱押圧し、該加熱押圧部分の両側にはみ出した樹脂により第2樹脂溜まり部8、8を形成する。本実施の形態においては、第1凸型シール盤の凸部33及び第2凸型シール盤の凸部34の先端部の2の角が曲率を有する形状に丸められている凸状に形成されているため、図10に示すように、第1の実施の形態よりも、樹脂溜まり部が高く形成される。また、第1凸型シール盤の凸部33及び第2凸型シール盤の凸部34の先端部が狭幅なため、上記のように第1樹脂溜まり部7、7はフランジ部の側端に回り込まなくなる。
【0032】
第2の実施の形態例で得られた密封容器の使用方法は、第1の実施の形態例で得られた密封容器と同様である。ただし、樹脂溜まり部が高く形成されるため、蓋材2の開封時には、図10のZ方向(蓋材2の垂直方向)の力に対して第1樹脂溜まり部7等により容易に開封することができる。ただし、図10の実施の形態の密封容器においては、第1樹脂溜まり部7がフランジ部の両側端に形成されていないため、蓋材2の開封開始時には、第1の実施の形態の密封容器よりも若干イージーオープン性を犠牲にするが、その分密封時のシール性に優れるようになっている。さらに蓋材2を開封してゆくと、高く形成されている第1樹脂溜まり部7等により、イージーオープン性により優れつつ開封でき、開封時には、図11に示す状態になる。
【0033】
本発明に係る密封容器において、樹脂溜まり部は、ヒートシール部の断面における両側端部の樹脂溜まり部2箇所と、該ヒートシール部の断面における両側端部の間に少なくとも1箇所との、合計少なくとも3箇所以上に樹脂溜まり部が形成されてなる。該ヒートシール部の断面における両側端部の間に形成される樹脂溜まり部の数、位置及び大きさ等に特に制限はなく、シール性及びイージーオープン性等を考慮して適宜形成すればよい。すなわち、一般に樹脂溜まり部が高く形成されるほどシール強度及びイージーオープン性に優れ、樹脂溜まり部がフランジ部の外側端部に近く形成されるほどイージーオープン性に優れ、また樹脂溜まり部の数が多いほどシール強度及びイージーオープン性に優れるが、製品に要求される品質やコスト面等に鑑み、適宜その形状、位置及び数等を選択すればよい。すなわち、本発明の密封容器は、上記樹脂溜まり部の形状、位置及び数を適宜選択することにより、密封容器に要求されるシール強度及びイージーオープン性を自在に制御することができる。
【0034】
具体的には、ヒートシール部の断面における両側端部の間に形成される樹脂溜まり部を2箇所形成し、ヒートシール部の断面における両側端部の2箇所と合わせて合計4箇所の樹脂溜まり部を形成した密封容器であれば、そのフランジ部3の断面は、図4や図10のようになる。本発明の密封容器は、例えば、上記本発明の製造方法により得ることができるが、上記製造方法に限られずに製造することができる。例えば、上記第1及び第2の実施の形態例における第1工程と第2工程を逆の順序で行う方法でも本発明の密封容器は得られる。すなわち、第1工程はフランジ部に凸型シール盤を加熱押圧して、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる第2樹脂溜まり部を該押圧部からはみ出すように形成してシールする。次で、第2工程は、第1工程の該押圧部の幅よりも広幅で、且つヒートシールを望む部分を該部分の形状に合致する平板シール盤又は凸型シール盤で加熱押圧して、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる第1樹脂溜まり部を該押圧部分からはみ出すように形成してシールする方法である。また、更には本発明の製造方法の第1工程において複数の凸部を有するシール盤を用い、一挙にヒートシール部の断面における両側端部と該両側端部間の少なくとも1箇所とに樹脂溜まり部を形成して、本発明の密封容器を得ることもできる。
【0035】
以上、本発明に係る密封容器及びその製造方法について説明したが、本発明は、上記実施の形態例以外の適宜の設計変更が可能である。例えば、平板シール盤21の凸部の形状は、ヒートシールした後に第1樹脂溜まり部が該ヒートシール部の両側端部にはみ出して形成できるものであり、断面が略矩形以外に、断面が略矩形で且つ凸部の先端部の少なくともひとつの角が曲率を有するアール部を有するものでもよい。また、ヒートシール部の深さは、特に制限されないが、0.1〜3.0mm程度であると樹脂溜まりを形成し易いため好ましい。
【0036】
また、上述の如く、ヒートシール部は、フランジ部3の断面における幅全体又は幅の一部に形成されるが、ヒートシール部がフランジ部3の断面における幅の一部、すなわちフランジ部3の幅より狭幅に形成される場合、ヒートシール部は、ヒートシール部の両側端部がフランジ部3の両側端部を除く部分に形成されていても、またヒートシール部の一側端部がフランジ部3の外側又は内側端部の一方に位置するように形成されていてもよい。ヒートシール部がフランジ部3の断面における幅の一部に形成された場合は、第1樹脂溜まり部7、7は、第1樹脂溜まり部の一方がフランジ部3の断面における容器の外側及び内側の一方にはみ出すように形成され、他方がフランジ部3の両側端部を除く部分に形成されていてもよい。
【0037】
【実施例】
次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。
【0038】
実施例1
(密封容器の作製)
まず、密度0.955、メルトインデックス5g/10min の高密度ポリエチレン(HDPE)からなるシール層と、メルトインデックス0.5g/10min のポリプロピレン(PP)からなる隣接層とで構成される全体の厚さ850μm の2層シートを共押し出し法で作製した。次に、この2層シートを隣接層が容器本体の外層、シール層が容器本体の内層になるように真空成形して、内径66mm、フランジ外径76mm(フランジ部10mm)、高さ24mm、容量70ccの容器本体を得た。容器本体は、フランジ部の厚さが800μm 、シール層の厚さが20μm 、シール層と隣接層とのラミネート強度が800g/25mmであった。
(第1工程)
この容器本体に水を満杯に充填した後、容器本体のフランジ部に、2軸延伸6−6ナイロン(ONY )25μm /HDPE60μm の2層シートからなる蓋材をHDPE層をフランジ部側にして重ね、凸部の断面が矩形で、凸部の幅5.0mm、高さ0.2mmのシール盤を用いて、180℃、2.0kg/cm2 、1.5秒の条件でフランジ部を熱封着(ヒートシール)した。
(第2工程)
次に、第一工程で熱封着したヒートシール部の幅方向のほぼ中央部を、凸部の断面が略矩形で且つ先端部の角が丸められた形状で、角の丸められた部分の曲率2R、幅3.0mm、高さ0.2mmのシール盤を用いて、180℃、2.0kg/cm2 、1.5秒の条件で加熱押圧し密封容器を作製した。得られた密封容器を、下記条件の落下テスト及び開封性で評価した。結果を表1に示す。
【0039】
(密封容器の評価)
・落下テスト:密封容器を、コンクリート上の高さ80cmの所から容器底面を下にして自然落下させ、蓋材が破壊されるまでの回数を調べた。
・開封性:密封容器の蓋材を開封した際の開封し易さを感覚で評価した。評価は「非常に開封し易い」は◎印で示し、「開封し易い」は○印で示す。
【0040】
実施例2
実施例1における第1工程と第2工程の順序を入替え、第2工程を行った後に、第1工程を行った以外は、実施例1と同様にして密封容器を作製した。すなわち、先ず、フランジの中央部を実施例1の第2工程で使用の凸型シール盤で熱封着(ヒートシール)し、次いで、該熱封着部を含む部分を実施例1の第1工程で使用の凸型シール盤で熱封着(ヒートシール)した。得られた密封容器を、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0041】
比較例1第2工程を省略した以外は、実施例1と同様にして密封容器を作製した。得られた密封容器を、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 0003691814
【0043】
表1の結果より、同様の材料を用いつつも、実施例1のようにヒートシール部の両側端部に樹脂溜まりを形成すると共に、さらに該ヒートシール部にも樹脂溜まりを形成すると、落下強度(シール強度)及び開封性(イージーオープン性)に優れることがわかる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の密封容器の製造方法によれば、第1工程で第1樹脂溜まりをヒートシール部の両側端部に形成し、第2工程で該ヒートシール部内にさらに第2樹脂溜まりを形成することにより、得られる密閉容器のシール強度とイージーオープン性は極めて優れたものとなる。また、さらに第2工程と同様の工程を少なくとも1回繰り返すことにより樹脂溜まりの数を増加させることができ、樹脂溜まりの形状、位置、数を制御することにより、シール強度、イージーオープン性を制御することができる。また、本発明の密封容器によれば、容器本体と蓋材とのヒートシール部の断面における両側端部と該両側端部間の少なくとも1箇所とに隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる樹脂溜まり部が形成されるため、シール強度及びイージーオープン性に優れる。また、樹脂溜まり部の形状、位置、数等を制御することにより、シール強度及びイージーオープン性を自在に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る製造方法の第1工程を説明する模式図である。
【図2】第1工程を経た後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る製造方法の第2工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図4】第2工程を経た後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る製造方法で得られた密封容器を開封する際のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る製造方法で得られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る製造方法の第1工程を説明する模式図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る製造方法の第1工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る製造方法の第2工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図10】第2工程を経た後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る製造方法で得られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大した模式図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 蓋材
3 フランジ部
4 隣接層
5 フランジ部のシール層
6 蓋材のシール層
7 第1樹脂溜まり部
8 第2樹脂溜まり部
9 ヒートシール部
21、23 平板シール盤
22、24 凸型シール盤
31、33 平板シール盤の凸部
32、34 凸型シール盤の凸部
61、62 ヒートシール部の両端部

Claims (1)

  1. シール層と該シール層に隣接する隣接層とを少なくとも有し、該シール層と該隣接層とのラミネート強度が300〜2000g/25mmである多層シートから形成されるフランジ部のシール層の厚みが10〜70μmである容器本体と、該容器本体のフランジ部にヒートシールされた蓋材とからなる密封容器であって、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からなる樹脂溜まり部が、該ヒートシール部の断面における両側端部と該両側端部間の少なくとも1箇所とに形成されてなることを特徴とする密封容器。
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