JP2007045488A - 食品包装容器 - Google Patents

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Takayuki Ueki
貴之 植木
Kiyoshi Toda
清志 戸田
Kozo Mita
浩三 三田
Katsunobu Ito
克伸 伊藤
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Abstract

【課題】電子レンジで調理中に容器を傾けたときの内容物の漏れなどの心配がなく、家庭あるいはレストラン等における調理者の作業性、安全性を改善した食品包装容器を提供する。
【解決手段】食品包装容器は外周部にフランジ部5を有する合成樹脂製の容器本体1と蓋材10とからなる。容器本体1の底部は、容器本体1の中央部に山状の凸部6を有し、凸部6の周囲に環状の内容物収容部9が形成されている。容器本体1の中央部及び/又は蓋材10の中央部に線状の切込み8、12が開口しており、容器本体1内には内容物14が充填された状態で、蓋材10がかぶせられ、蓋材10とフランジ部5の間及び蓋材10と凸部6の頂面の少なくとも外周部分の間がヒートシールされている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、主に食品分野で、電子レンジで調理される食品用の包装容器に関し、更に詳しくは内容物の漏れなどの心配がなく、家庭あるいはレストラン等における調理者の作業性、安全性を改善した食品包装容器に関する。
近年、家庭および外食産業での食品の調理用の電子レンジの需要が高く、容器加熱・調理ができる包装容器が求められ、それが主流となっている。
このような包装容器として、食品包装用袋において、袋の封緘部に、封緘部の一部が袋の外方に向けて山状、半円状に凹んで封緘部の幅が局部的に狭くなっており、加熱時の袋内の内圧によって開口する閉鎖通気口を少なくとも1つ設けた食品包装用袋(例えば特許文献1参照)や、フランジ部を有する合成樹脂容器と合成樹脂フィルムからなる蓋材とからなり、容器内に調理用食品が充填された状態で、フランジ部を蓋材にヒートシールしてなる電子レンジ調理用包装容器において、蓋材とフランジ部の間のヒートシール部の一部をV時形状またはU字形状にその先端部が蓋材中心部のほうに形成し、容器の内部の蒸気圧の増大に伴い、V字形状またはU字形状に形成した部位の先端部に圧力が集中し、その結果V字形状またはU字形状の部位から蓋材が剥離するように構成された包装容器(例えば特許文献2参照)が知られている。更に、容器本体のフランジ部と蓋体とをヒートシールしてなるプラスチック性の包装体であって、イージーピール性のヒートシール部の一部に、内シール部と外シール部とからなる2重シール部を形成し、内シール部と外シール部の間に非シール部を設け、内シール部の内側に、加熱中の容器内の内圧によりヒートシール部の一部が開封されるように内方に突出した部分を形成し、外シール部の一部に非シールを外気と連結する蒸気排出口を設けた電子レンジ調理用食品包装体が知られている(例えば特許文献3参照)。
実開昭61−153766号公報 特開平9−221177号公報 特開平10−236542号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、電子レンジによる加熱時に開口した袋の封緘部から内容物から漏れたり、特許文献2に記載のものにおいては、電子レンジによる加熱時に蓋材の一部が容器のフランジ部から剥離し、蓋材とフランジ部の間から内容物が漏れて電子レンジの内部を汚したり或いは作業者が熱い液体内容物に触れて火傷することがあった。特許文献3に記載のものにおいては、電子レンジによる加熱時に蓋材の一部が容器のフランジ部から剥離して形成された開口部と、フランジ部に設けた蒸気排出口を通して内容物が漏れて電子レンジの内部を汚したり或いは作業者が熱い内容物に触れて火傷することがあった。
本発明の課題は、電子レンジで調理中に容器を傾けたときの内容物の漏れなどの心配がなく、家庭あるいはレストラン等における調理者の作業性、安全性を改善した食品包装容器を提供することである。
請求項1に記載の発明は、上記の課題を解決するもので、外周部にフランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と蓋材とからなり、前記容器本体の底部は、容器本体の中央部に山状の凸部を有し、凸部の周囲に環状の内容物収容部が形成されており、容器本体の中央部及び/又は蓋材の中央部に線状の切込みが開口しており、前記容器本体内には内容物が充填された状態で、蓋材がかぶせられ、蓋材とフランジ部の間及び蓋材と前記凸部の頂面の少なくとも外周部分の間がヒートシールされていることを特徴とする食品包装容器を要旨とする。
本発明の包装容器においては、電子レンジ調理中に容器内の蒸気圧が高まることにより、蓋材下面と容器本体の中央部に設けた山状の凸部の間のシール部が剥離し、その結果容器内の蒸気が容器本体の中央部及び/又は蓋材の中央部に設けた切込みを通して外部へ逃げ、これによって蓋材の周辺部はフランジ部から剥がれて液体内容物が容器から漏れ出ることなく内容物を電子レンジ調理することができる。また、蓋材とフランジ部の間から内容物が漏れ出ることがないので、調理者が熱い内容物に触れて火傷することはない。
また、本発明の食品包装容器は、湯煎調理にも対応しており、環状の内容物収容部を有し、容器本体の表面積が大きいことから、加温時間を大幅に短縮できるという利点を有する。
本発明において、容器本体は、円形のフランジ部を有する丸型の容器本体、あるいは例えば六角形等の角型の容器本体に形成することができるが、特に、丸型の容器本体が、容器内の蒸気圧が高まっても、それによって蓋材がフランジ部から剥離する程度が低いので好ましい。
本発明において、蒸気口を線状の切込みに形成した理由は、切込みでも十分に蒸気を抜くことができるのみならず、蓋材及び/又は容器本体に「蒸気口」を円形に打ち抜く場合とは異なり、加工滓がでない事に基づくものである。
本発明において、蓋材のヒートシール層は、電子レンジ調理後に容易に蓋を剥離することができるように、凝集破壊性多層フィルム、又は層間剥離性多層フィルムからなることが望ましい。その場合、蓋材のヒートシール層の容器本体のフランジ部との間のシール強度が、2〜30N/15mm幅の範囲にあり、好ましくは5〜25N/15mm幅の範囲にある。
本発明において、電子レンジ調理に適するように、容器本体は100℃以上の耐熱温度を有する樹脂、好ましくはポリプロピレンを主体とする材料からなることが望ましい。
本発明において、蓋材の容器本体のフランジ部へのヒートシールは、ベタシールとリングシールの組み合わせ方式で行なうことが望ましい。これにより、容器の中央部の凸部と蓋材下面の間のシール強度よりも蓋材とフランジ部間のシール強度よりも強くし、電子レンジ調理終了まで蓋材がフランジ部から剥離しないようにすることができる。
本発明の電子レンジ調理用包装容器は、外周部にフランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と蓋材とからなり、前記容器本体の底部は、容器本体の中央部に山状の凸部を有し、凸部の周囲に環状の内容物収容部が形成されており、容器本体の中央部及び/又は蓋材の中央部に線状の切込みが開口しており、前記容器本体内には内容物が充填された状態で、蓋材がかぶせられ、蓋材とフランジ部の間及び蓋材と前記凸部の頂面の少なくとも外周部分の間がヒートシールされているものであるので、容器内の蒸気圧が高まることにより、蓋材下面と容器本体の中央部に設けた山状の凸部の間のシール部が剥離し、その結果容器内の蒸気が容器本体の中央部及び/又は蓋材の中央部に設けた線状の切込みを通して外部へ逃げ、これによって蓋材の周辺部はフランジ部から剥がれて内容物が容器から漏れ出ることなくなく内容物を調理することができる。また、蓋材とフランジ部の間から内容物が漏れ出ることがないので、調理者が熱い内容物に触れて火傷することはなく、本発明の電子レンジ調理用四期は、調理者の作業性、安全性は著しく改善されたものである。更には、本発明の食品包装容器は、湯煎調理にも対応しており、環状の内容物収容部を有し、容器本体の表面積が大きいことから、加温時間を大幅に短縮できるという利点を有する。
図1乃至図3は、本発明の食品包装容器の容器本体を示し、図1は平面図、図2は側面図、図3は図1に示すA−A線矢視断面図である。また、図4は本発明の食品包装容器の蓋材を示す。また、図5は容器内に内容物を充填し、蓋材で密封した状態を示す。
図1乃至図5に示す本発明の食品包装容器の実施の形態は、外周部にフランジ部5を有する合成樹脂製の丸型の容器本体1と蓋材10とからなり、容器本体1の底部は、容器本体1の中央部に山状の凸部6を有し、凸部6の周囲に、外周部4と内周部2及び底板3で囲まれた環状の内容物収容部9が形成されている。容器本体1の中央部には線状の切込み8及び蓋材の中央部に線状の切込み12が開口している。容器本体1環状収容部9には内容物14がが充填された状態で、蓋材10がかぶせられ、蓋材10と容器本体1のフランジ部5の間がヒートシール部13aにより密封され、蓋材10と凸部6の頂面の外周部分7の間がヒートシール部13bによりシールされている。尚、容器本体1の中央部の切込み8又は蓋材の中央部の切込み12の一方だけを設けるようにしてもよい。
容器本体1としては、ポリエチレンテレフタレート、無機質入りポリプロピレン、多層無機質入りポリプロピレン、ポリプロプレン・ポリエチレンブレンド物、ポリプロピレン/無機質入りポリプロピレン/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン/ポリプロピレン、多層ポリエチレン/ポリ塩化ビニリデン/ナイロン、ポリプロピレン/接着層/ナイロン、ポリプロピレン/接着層/エチレンビニルアルコール鹸化物/接着層/ポリプロピレン、ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物/無機質入りポリプロピレン/ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物、ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物/ポリ塩化ビニリデン/ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物、多層ポリエチレン/ポリ塩化ビニリデン/ナイロン、ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物/接着層/ナイロン、ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物/接着層/エチレンビニルアルコール鹸化物/接着層/ポリプロピレン・ポリエチレンブレンド物等の100℃以上の耐熱温度を有する材料からなるもの、好ましくはポリプロピレンを主体とし、EVOH及びMXD6ナイロンなどのバリア層を積層した材質からなるものを適用することができる。尚、容器本体1の成形は、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、射出成形などの方法によって行なうことができる。
上記の実施の形態において、容器本体1が丸型に形成されており、この丸型の容器本体は、容器内の蒸気圧が高まっても、それによって蓋材10がフランジ部5から剥離する程度が低いので好ましい。
凸部6の頂面は直径5mmφ〜30mmφの広さを有することが好ましい。また凸部6の中央部に設ける切込みの長さは3mm程度が好ましい。
蓋材10は、基材層が、例えばポリエステル、ナイロン等からなり、その下側にイージーピール層が設けられているものである。また、蓋材10にはタブ11が設けられており、タブ10をつかんで蓋材10をフランジ部5から剥離するように構成されている。
蓋材10のイージーピール層としては、界面剥離タイプ、凝集破壊タイプ、または層間剥離タイプのいずれのものも使用することができるが、中でも層間剥離タイプ又は凝集破壊タイプのイージーピール層が好ましい。層間剥離タイプのイージーピール層としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ブテン共重合体、アイオノマー樹脂、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の多層フィルムが挙げられる。また凝集破壊タイプのイージーピール層としては、エチレン酢酸ビニル共重合体・ポリエチレンブレンド物、ポリエチレン・ポリプロピレンブレンド物等からなるものが挙げられる。
蓋材10とフランジ部5との間のシール強度は、2〜30N/15mm幅が適当であり、好ましくは5〜25N/15mm幅である。
蓋材10のフランジ部5へのシールには、例えばシール金型によるヒートシール、瞬間強電流によるインパルスシール、高周波シール、超音波シール等の種々の方法を適用することができる。
本発明において、蓋材10のフランジ部5へのヒートシールは、ベタシールとリングシールの組み合わせ方式で行なうことが望ましい。これにより、容器の中央部の凸部と蓋材下面の間のシール強度よりも蓋材とフランジ部間のシール強度よりも強くし、電子レンジ調理終了まで蓋材がフランジ部から剥離しないようにすることができる。
上記のように本発明の食品包装容器は構成されているので、図5に示すように、容器内の蒸気圧により蓋材10の中央部が持ち上げられ、それと同時に凸部6の頂面の外周部分7のヒートシール部13bが剥離して容器内の蒸気は、切込み8、切込み12を通して外部に逃げることができるようになる。これによって蓋材10の周辺部がフランジ部5から剥がれて内容物が容器から漏れ出ることなく、内容物を電子レンジ調理することができる。
また、蓋材10とフランジ部5の間から内容物が漏れ出ることがないので、調理者が熱い内容物に触れて火傷することはない。また、容器を傾けても内容物が漏れ出すこともない。更に、蓋材のフランジ部へのシールは、特許文献2、3に記載のような特異な形状の変形シールではなく通常行なわれているようにシールされているので、蓋材はタブを持って容器本体に対して引き上げない限り、剥離することはなく、保存中に不意に剥離して内容物が漏れ出るることはない。
また、本発明の食品包装容器は、湯煎調理にも対応している。環状の内容物収容部9を有し、容器本体の表面積が大きいことから、加温時間を大幅に短縮できるという利点を有する。
電子レンジ調理後は、蓋材10のタブ11をつかんで蓋材10を容器本体1から剥離し、加熱調理済みの内容物を容器から取り出し、利用することができる。
図7は凸部6の頂面を小さく形成し、切込み8の周囲の頂面の全域を蓋材10とのヒートシール領域とした例を示す。
図8乃至図10は本発明の食品包装容器の別の実施の形態を示し、図8は容器本体の平面図、図9は容器本体の側面図、図10は蓋材の平面図である。
図8乃至10に示すように、本発明の食品包装容器は、丸型に限らず多角形に構成することもできる。
厚さ0.50mmのポリプロピレンシートを真空成形して、フランジ幅10mmのフランジを有し、底部の中央部は山状に起立して凸部を形成しており、凸部の周囲に環状の収容部が形成された丸型の容器本体を作製した。収容部の容積は直径130mm×深さ40mmであり、凸部は頂面直径20mmでその頂面の周辺部には幅5mmの環状シール領域を設け、環状シール部の内側の非シール部に長さ3mmの線状の切込みを設けた。
ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製両面処理二軸延伸ポリエステルフィルム、E5200)12μm/2液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)/ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製片面処理二軸延伸ポリエステルフィルムフィルム、E5100)の構成の基材にイージーピールシーラントとしてDNPテクノフィルム製「JME41C−A」(LLDPE25μm/EP(凝集破壊性イージーピール層)5μm)30μmを貼り合わせて蓋材を作製した。この蓋材の中心部には長さ3mmの線状の切込みを設けた。
上記した容器に水100gを入れ、温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で蓋材とフランジ部の及び蓋材と環状シール領域の間をシールした。ヒートシールはベタシールで行なった。
蓋材で密封した容器には内容物の漏れ、蓋材の破れは認められなかった。また、容器を傾けたときの内容物の漏れも見られなかった。更に家庭用電子レンジ500Wで約2分加熱したところ、蓋材の中央部が盛り上がり、蓋材の盛り上がりにつれて凸部頂面の環状のシール部を後退させ、容器本体中央及び蓋材中央の切込みから容器内の蒸気が抜け、容器を変形させることなく、また、蓋材をフランジ部から剥離することなく、電子レンジ調理をすることができた。電子レンジ調理後に蓋材をフランジ部から剥離して内容物を取り出し、利用することができた。
厚さ0.50mmのポリプロピレンシートを真空成形して、フランジ幅10mmのフランジを有し、底部の中央部は山状に起立して凸部を形成しており、凸部の周囲に環状の収容部が形成された丸型の容器本体を作製した。収容部の容積は直径130mm×深さ40mmであり、凸部は頂面直径20mmでその頂面の周辺部には幅5mmの環状のシール部を設け、環状のシール部の内側の非シールには切込みを設けなかった。
ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製両面処理二軸延伸ポリエステルフィルム、E5200)12μm/2液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)/ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製片面処理二軸延伸ポリエステルフィルムフィルム、E5100)の構成の基材にイージーピールシーラントとしてDNPテクノフィルム製「JME41C−A」(LLDPE25μm/EP(凝集破壊性イージーピール層)5μm)30μmを貼り合わせて蓋材を作製した。この蓋材の中心部には長さ3mmの線状の切込みを設けた。
上記した容器に水100gを入れ、温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で、蓋材とフランジ部の間及び蓋材と環状シール領域の間をシールした。ヒートシールはベタシールで行なった。
蓋材で密封した容器には内容物の漏れ、蓋材の破れは認められなかった。また、容器を傾けたときの内容物の漏れも見られなかった。更に家庭用電子レンジ500Wで約2分加熱したところ、蓋材の中央部が盛り上がり、蓋材の盛り上がりにつれて凸部頂面の環状のシール部を後退させ、容器本体中央及び蓋材中央の切込みから容器内の蒸気が抜け、容器を変形させることなく、また、蓋材をフランジ部から剥離することなく、電子レンジ調理をすることができた。このとき、蒸気は容器の上方にのみ抜けた。電子レンジ調理後に蓋材をフランジ部から剥離して内容物を取り出し、利用することができた。
厚さ0.50mmのポリプロピレンシートを真空成形して、フランジ幅10mmのフランジを有し、底部の中央部は山状に起立して凸部を形成しており、凸部の周囲に環状の収容部が形成された丸型の容器本体を作製した。収容部の容積は直径130mm×深さ40mmであり、凸部は頂面直径20mmでその頂面の周辺部には幅5mmの環状のシール部を設け、環状のシール部の内側の非シールに長さ3mmの線状の切込みを設けた。
ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製両面処理二軸延伸ポリエステルフィルム、E5200)12μm/2液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)/ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製片面処理二軸延伸ポリエステルフィルムフィルム、E5100)の構成の基材にイージーピールシーラントとしてDNPテクノフィルム製「JME41C−A」(LLDPE25μm/EP(凝集破壊性イージーピール層)5μm)30μmを貼り合わせて蓋材を作製した。この蓋材の中心部には切込みは設けなかった。
上記した容器に水100gを入れ、温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で、蓋材とフランジ部の間及び蓋材と環状シール領域の間をシールした。ヒートシールはベタシールで行なった。
蓋材で密封した容器には内容物の漏れ、蓋材の破れは認められなかった。また、容器を傾けたときの内容物の漏れも見られなかった。更に家庭用電子レンジ500Wで約2分加熱したところ、蓋材の中央部が盛り上がり、蓋材の盛り上がりにつれて凸部頂面の環状のシール部を後退させ、容器本体中央及び蓋材中央の切込みから容器内の蒸気が抜け、容器を変形させることなく、また、蓋材をフランジ部から剥離することなく、電子レンジ調理をすることができた。このとき、蒸気は容器の下方にのみ抜けた。電子レンジ調理後に蓋材をフランジ部から剥離して内容物を取り出し、利用することができた。
厚さ0.50mmのポリプロピレンシートを真空成形して、フランジ幅10mmのフランジを有し、底部の中央部は山状に起立して凸部を形成しており、凸部の周囲に環状の収容部が形成された丸型の容器本体を作製した。収容部の容積は直径130mm×深さ40mmであり、凸部は頂面直径20mmでその頂面の周辺部には幅5mmの環状シール領域を設け、環状シール部の内側の非シール部に長さ3mmの線状の切込みを設けた。
ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製両面処理二軸延伸ポリエステルフィルム、E5200)12μm/2液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)/ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製片面処理二軸延伸ポリエステルフィルムフィルム、E5100)の構成の基材にイージーピールシーラントとしてDNPテクノフィルム製「JME41C−A」(LLDPE25μm/EP(凝集破壊性イージーピール層)5μm)30μmを貼り合わせて蓋材を作製した。この蓋材の中心部には長さ3mmの線状の切込みを設けた。
上記した容器に水100gを入れ、温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で蓋材とフランジ部の及び蓋材と環状シール領域の間をシールした。ヒートシールはベタシールで行ない、更にフランジ部の外周シールには、幅2mmのリングシールを温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で行なった。
蓋材で密封した容器には内容物の漏れ、蓋材の破れは認められなかった。また、容器を傾けたときの内容物の漏れも見られなかった。更に家庭用電子レンジ500Wで約2分加熱したところ、蓋材の中央部が盛り上がり、蓋材の盛り上がりにつれて凸部頂面の環状のシール部を後退させ、容器本体中央及び蓋材中央の切込みから容器内の蒸気が抜け、容器を変形させることなく、また、蓋材をフランジ部から剥離することなく、電子レンジ調理をすることができた。電子レンジ調理後に蓋材をフランジ部から剥離して内容物を取り出し、利用することができた。
厚さ1.00mmのポリプロピレン/EVOH/ポリプロピレンシートを真空圧空成形して、フランジ幅10mmのフランジを有し、底部の中央部は山状に起立して凸部を形成しており、凸部の周囲に環状の収容部が形成された丸型の容器本体を作製した。収容部の容積は直径130mm×深さ40mmであり、凸部は頂面直径20mmでその頂面の周辺部には幅5mmの環状シール領域を設け、環状シール部の内側の非シール部に長さ3mmの線状の切込みを設けた。
ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製両面処理二軸延伸ポリエステルフィルム、E5200)12μm/2液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)/ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製片面処理二軸延伸ポリエステルフィルムフィルム、E5100)の構成の基材にイージーピールシーラントとしてDNPテクノフィルム製「JME41C−A」(LLDPE25μm/EP(凝集破壊性イージーピール層)5μm)30μmを貼り合わせて蓋材を作製した。この蓋材の中心部には長さ3mmの線状の切込みを設けた。
上記した容器に水100gを入れ、温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で蓋材とフランジ部の及び蓋材と環状シール領域の間をシールした。ヒートシールはベタシールで行ない、更にフランジ部の外周シールには、幅2mmのリングシールを温度190℃、圧力3kg/cm2、時間2秒で行なった。
蓋材で密封した容器には内容物の漏れ、蓋材の破れは認められなかった。また、容器を傾けたときの内容物の漏れも見られなかった。更に家庭用電子レンジ500Wで約2分加熱したところ、蓋材の中央部が盛り上がり、蓋材の盛り上がりにつれて凸部頂面の環状のシール部を後退させ、容器本体中央及び蓋材中央の切込みから容器内の蒸気が抜け、容器を変形させることなく、また、蓋材をフランジ部から剥離することなく、電子レンジ調理をすることができた。電子レンジ調理後に蓋材をフランジ部から剥離して内容物を取り出し、利用することができた。
本発明の食品包装容器は、電子レンジ調理食品の包装容器として活用することができる。また、湯煎調理食品の包装容器としても活用することができる。
本発明の食品包装容器の容器本体の平面図である。 図1に示す容器本体の側面図である。 図1に示すA−A線矢視断面図である。 図1に示す食品包装容器の蓋材の平面図である。 本発明の食品包装容器に内容物を充填し、蓋材で密封した状態を示す断面図である。 図5に示す容器において、電子レンジ調理中に蓋材中央部が持ち上がって、凸部頂面の環状シール部が剥離し、蒸気が外部に抜ける状態を示す断面図である。 本発明の食品包装容器の容器本体の実施の形態の断面図である。 本発明の食品包装容器の容器本体の更に他の実施の形態の平面図である。 図8に示す容器本体の側面図である。 図8に示す食品包装容器の蓋材の平面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 内周部
3 底板
4 外周部
5 フランジ部
6 凸部
7 環状シール領域
8 切込み
9 環状収容部
10 蓋材
11 タブ
12 切込み
13a ヒートシール部
13b ヒートシール部
14 内容物

Claims (6)

  1. 外周部にフランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と蓋材とからなり、前記容器本体の底部は、容器本体の中央部に山状の凸部を有し、凸部の周囲に環状の内容物収容部が形成されており、容器本体の中央部において、容器本体及び/又は蓋材に線状の切込みが開口しており、前記容器本体内には内容物が充填された状態で、蓋材がかぶせられ、蓋材とフランジ部の間及び蓋材と前記凸部の頂面の少なくとも外周部分の間がヒートシールされていることを特徴とする食品包装容器。
  2. 容器本体は円形のフランジ部を有する丸型の容器本体であることを特徴とする請求項1に記載の食品包装容器。
  3. 蓋材のヒートシール層が、凝集破壊性多層フィルム、又は層間剥離性多層フィルムからなることを特徴とする請求項1乃至2の何れか一項に記載の食品包装容器。
  4. 蓋材のヒートシール層の容器本体のフランジ部との間のシール強度が、2〜30N/15mm幅の範囲にあり、好ましくは5〜25N/15mm幅の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の食品包装容器。
  5. 容器本体は100℃以上の耐熱温度を有する樹脂、好ましくはポリプロピレンを主体とする材料からなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の食品包装容器。
  6. 蓋材の容器本体のフランジへのヒートシールがベタシールとリングシールの組み合わせ方式で行なわれていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の食品包装容器。
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