JPH0226562B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0226562B2
JPH0226562B2 JP10526081A JP10526081A JPH0226562B2 JP H0226562 B2 JPH0226562 B2 JP H0226562B2 JP 10526081 A JP10526081 A JP 10526081A JP 10526081 A JP10526081 A JP 10526081A JP H0226562 B2 JPH0226562 B2 JP H0226562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
adhesive
wire
veneers
blocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10526081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS587304A (ja
Inventor
Toshihiko Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Priority to JP10526081A priority Critical patent/JPS587304A/ja
Publication of JPS587304A publication Critical patent/JPS587304A/ja
Publication of JPH0226562B2 publication Critical patent/JPH0226562B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベニヤ単板の処理方法、詳しくはブロ
ツキング現象を惹起している堆積状態のベニヤ単
板から円滑にベニヤ単板を取り出す処理方法に関
するものである。
従来からベニヤ単板(以下単に単板と称する)
の板面(表面)或は端面(接合面)に、接着糸、
接着テープ、接着剤等の接着材を付着せしめて、
単板の接合及び、又は補強を行うことは、その具
体的事例を掲げるまでもなくかなり慣用的に行わ
れている。又例えば特公昭33−6498号公報の「単
板の接合法」、特願昭55−23640号の「ベニヤ単
板」等に開示されている如く、単板の表面に繊維
と直交方向に延びる切溝を形成すると共に、該切
溝内に接着糸若しくは接着剤と糸とを埋設して単
板の接合及び、又は補強を行うことも試みられて
いるが、いずれの場合も処理済の単板を堆積して
おく際、前記接着糸が有する接着剤若しくは接着
剤が、層状を成す単板の表裏両面を所々接着して
しまい、所謂ブロツキング現象を引き起こし、堆
積した単板を取り出すのにしばしば支障を来たす
ことがあつた。
一方このブロツキング現象も、特公昭55−
166203号公報の「ベニヤ単板の堆積方法」に示す
如く、表裏両面の単板における接着材の接着部分
に大小をつけることによつて解消せんとする新規
な試みも為されているが、該方法は割れを有しな
い1枚ものの定尺単板に対しては実施できるも、
割れを有する単板や小幅単板を寄せ集めた定尺単
板群に対しては実効がない。つまり後者の場合前
記接着材の接着部分の大きさは表裏両面とも等し
くなり、依然と従来のブロツキング現象と同様の
状態を惹起せしめることになるのである。
本発明は斯る従来方法の欠点を解消すべく開発
されたもので、その構成上の特徴は、単板を堆積
する際各単板の板面間に線材を介在させること、
その堆積した単板を取り出す以前に又は取り出す
と同時に、前記線材を板面に沿つてずらせブロツ
キング状態を解消すること、にあり、極めて円滑
且つ安定的な単板の処理を行わんとするものであ
る。
以下本発明を第1図〜第4図に示す実施例に基
づいて説明する。
第1図イ、第2図(イ)及び第4図イに例示するよ
うに、複数枚の小幅単板1a,1b,1c,1
d,……1αの板面に接着糸2,8又は端面に接
着剤4を付着して接合を行つた単板1,1′(通
常定尺の場合が多い)を堆積するに際し、或は第
3図イに例示するように、切溝5に埋設した接着
糸6によつて割れ7等の弱点を補強した単板1を
堆積するに際し、線材3を各板面間に介在せし
め、次いで該堆積した単板を取り出す場合は、第
1図ロ〜第4図ロに例示するように、前記線材3
を前記接着糸2,6,8又は接着剤4を横切るよ
う板面に沿つて外方へずらせ、各単板間のブロツ
キング状態を解消した上で或は解消しつつ各単板
1の取り出しを行うのである。
この線材3としては、通常天然繊維又は合成繊
維等から成る糸、或は金属細線、の如く細くて丈
夫な線材が好ましいが、テープ状の線材でも差し
支えない。又線材の本数、介在させる位置、方向
等については、特に制限はないが、通常、線材を
1本とする場合には単板の一側端に(第2図参
照)、線材を2本とする場合には単板の中央部に、
それぞれ介在せしめられる。殊に第1図、第3
図、及び第4図の如く接着糸2,6,8が単板1
の両木口側に付着されている場合には、各接着糸
2,6,8の稍内側で而もそれら接着糸と平行に
介在させるのが、後べ述べるずらせ工程をする上
において好ましい。又前記線材3は、その端部を
引張り易いように単板端縁から突出させておくの
であるが、作業性を考えるのであれば線材の両端
を単板から突出させて堆積するとよい。更に線材
のずらせによるブロツキング解消工程と単板の取
り出し工程とを区別して行うのであれば、前記線
材を連続状にし、折り返しつつ板面間に介在させ
ていけば、機械的手段による線材の回収も可能と
なつて至便である。
次に前記線材3のずらせ工程について説明す
る。前記線材3は、接着糸、接着剤等の接着材と
交叉して、該接着材によるブロツキング状態を解
消させるためのものであるから、そのずらせ手段
に関してはブロツキング状態を解消できる範囲内
であれば如何ようにも選択可能である。しかし通
常は第1図ロの如く線材の一端を外方へ引張つた
り、第2図ロの如く線材の両端を持ち単板の一側
から他側にかけて引張つたりして処理している
が、場合によつては第3図ロの如く複数本の線材
を同時にずらせたり、或は往復移動させたりする
こともある。又ブロツキング解消工程と単板の取
り出し工程とを同時に行う場合、即ち線材をずら
せ乍ら単板を取り出す場合には、線材を幾分斜め
上方へめくり上げるようにずらすと、単板の取り
出しが円滑に行えるのである。(第4図参照) 尚本発明の対象となる単板は、各種接着剤、接
着糸、接着テープ等従来公知のあらゆる接着材で
接合及び、又は補強された単板であり、換言する
と接着材によつてブロツキング現象を生ずる虞れ
のある全ての単板に適用されるということであ
る。従つてここに「接合及び、又は補強」とある
は、接合又は補強がそれぞれ単独で為されている
場合と、接合及び補強が共に為されている場合の
双方を含む意であり、図示実施例に限定されるも
のではない。又これら接合、補強の各態様につい
ても前記同様図示実施例に限定されるものではな
く、例えば木口面に接着材を付着せしめて補強す
るような態様も含むものである。
尚第4図の実施例は、複数枚の小幅単板1a,
1b,1c,1d,……1αを詰め寄せて成る単
板1′を、未硬化状態の接着糸8と線材3の双方
を介して堆積する場合を示し、重ね合つた状態に
おいて接合が達成されるものを開示しているが、
該接着糸8の端部も前記線材3と同様に単板端縁
から突出するように介在させれば、線材3をずら
す際における両者の位置関係により前記接着糸8
を所望の単板1に付着させて取り出すことがで
き、当該実施例の利用価値は一層高いものとな
る。
以上の様に本発明に依れば、積極的にせよ或は
不本意にせよ結果的にブロツキング状態を解消す
ることができ、安定した単板の接合及び、又は補
強状態が維持できると共に、単板の取り出しも極
めて容易となるのである。更に乾燥直後に単板の
冷却期間を設けたり、或は付着させた接着材の硬
化期間を設けたりする等、従来ブロツキングを防
止する為に行なつてきた様々の工程を一掃するこ
とができ、処理工程のスピード化、それに伴う生
産性の向上を図ることができる。又前記同様、従
来ブロツキングを防止するために用いられていた
硬化促進剤、離剥紙、離型剤等の副資材の使用量
も低減或は不要となり、接合、補強コストの節約
をも図ることができ、総じて単板の接合及び、又
は補強処理の合理化が達成できるのである。
以上明らかな如く、本発明の合板工場における
実施効果は極めて高く、合板産業に寄与するとこ
ろ多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施の一例を示したもので、第1
図〜第4図は第1〜第4実施例のそれぞれの実施
工程説明図である。 1,1′……単板、1a,1b,1c,1d…
…小幅単板、2,6,8……接着糸、3……線
材、4……接着剤、5……切溝、7……割れ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の各工程を(イ)(ロ)(ハ)の順に、又は(イ)に次い

    (ロ)と(ハ)を同時に、行うことを特徴とするベニヤ単
    板の処理方法。 (イ) 接着材で接合及び、又は補強したベニヤ単板
    の板面間に少なくとも一端をベニヤ単板から突
    出させた線材を介在させて堆積する工程 (ロ) 前記線材を板面に沿つてずらせブロツキング
    状態を解消する工程 (ハ) 前記堆積したベニヤ単板を取り出す工程。
JP10526081A 1981-07-06 1981-07-06 ベニヤ単板の処理方法 Granted JPS587304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10526081A JPS587304A (ja) 1981-07-06 1981-07-06 ベニヤ単板の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10526081A JPS587304A (ja) 1981-07-06 1981-07-06 ベニヤ単板の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS587304A JPS587304A (ja) 1983-01-17
JPH0226562B2 true JPH0226562B2 (ja) 1990-06-11

Family

ID=14402681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10526081A Granted JPS587304A (ja) 1981-07-06 1981-07-06 ベニヤ単板の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS587304A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729297A (zh) * 2012-06-13 2012-10-17 李东生 一种全自动胶合板加线机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS587304A (ja) 1983-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3767023B2 (ja) 木材接合部の補強方法
JPH0226562B2 (ja)
DE1964177A1 (de) Verfahren zum Verbinden zweier thermoplastischer Streifen und Vorrichtung zum Durchfuehren des Verfahrens
JP2612839B2 (ja) 釣竿及び釣竿の製造法
JP3694720B2 (ja) コーナー部材の製造方法
US1858957A (en) Veneer panel and method of forming
JPS585201A (ja) ベニヤ単板の木口補強方法
JPS599323B2 (ja) ベニヤ単板の製造方法
JPS6032992Y2 (ja) 化粧シ−ト貼り額縁材
JPH0144808B2 (ja)
JPH0226567B2 (ja)
JPH0459121B2 (ja)
JPS60260121A (ja) グリ−ンシ−ト移送方法
SE510710C2 (sv) Förfarande för åstadkommande av ändar av metall hos kompositrörlängder
JPH0226564B2 (ja)
JPS63109001A (ja) ベニヤ単板用接着糸の接着方法
JPS6111164B2 (ja)
JPS5847856A (ja) 表装材施工法
JPS6216103A (ja) 接合ベニヤ単板
JPH01113226A (ja) 釣竿の製造法
JPS63191879A (ja) 補強テ−プ
JPS6325616Y2 (ja)
JPS61280901A (ja) 単板の製造方法
JPS58156653A (ja) 繊維を圧着した補強集成木材
JPH01246156A (ja) ガラス板に施した円形切込部の切抜き方法