JPS63109001A - ベニヤ単板用接着糸の接着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はベニヤ単板の側部に割れを防止するベニヤ単板
用接着糸の接着方法に関する。

（ロ）従来技術 −ａに原木をロータリーレースで剥ぎ出してリーリング
した単板は側部に微細な割れを有し、これをベニヤ製造
工程におけるコンベヤライン又はサクションスタッカー
等で搬送処理したり、若くは乾燥処理すると、前記割れ
が拡大すると共に進行して不良部分が多くなり３歩出、
作業能率及びベニヤの品質が低下した。

このような問題点を解決する手段として片面に再湿性接
着剤を塗布した紙テープを生単板の側端部の板面に重合
して巻き込み、生単板自体が含有する水分により前記紙
テープをベニヤ単板に接着していた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 前記既知の方法は生単板が乾燥すると、その収縮及び単
板の内部応力等による引張りにより紙テープが切れてベ
ニヤ単板の側部の割れが拡大し、ベニヤ製造工程におけ
るコンベヤライン又はサクシボンスタッカー等による搬
送処理により上記割れが更に進行するので、この割れ部
分をベニヤ単板全幅に亘り切り取り、これにより相隣る
割れ間から得られる狭い単板をはぎ合せる等の処理を要
し１歩走１作業能率及び品質等が低下するのを充分に防
止することはできなかった。

また、このような問題点を解決すべく紙テープの幅を大
にしてその強度をアップせんとすると。

コスト高になると共に１重合１着する前に略テープ幅（
約ｌＯ〜１２ｍ５）だけ耳落しをするが、それが無駄に
なると共に一部残ってベニヤの品質を悪化させた。

更に、前記テープに代えてｆＲＭ剤を添加した糸条をベ
ニヤ単板の側部にＷ１着すると糸条は紙テープよりも強
度が著しく大であるので、前記割れを防止することはで
きるが、ベニヤ単板を重合すると、接着糸の接着剤が互
いに接合してベニヤ単板の両方に接着されてブロッキン
グを起すため適用することができない。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明はテープの片面に再湿性接着剤をコーティングし
、このテープの接着剤コーティング面に、接着剤を含浸
又は塗布してなるｆｔｃＨ糸を重合生のベニヤ単板の側
端部寄りに巻き込んで該ベニヤ単板自体が含有する水分
でテープをベニヤ単板の側端部の板面に接着すると共に
前記接着糸をそれに含浸又は塗布されている接着剤によ
りベニヤ単板に接着することによりベニヤ単板の割れを
阻止する接着剤付きの接着糸を、再湿性接着剤が塗布さ
れたテープの再湿ｆｆｃ着よりベニヤ単板の板面に圧接
保持させ、接着糸に添加した？ａ３１剤により糸条をベ
ニヤ単板に接着乃至定着させ、これによりベニヤ単板の
側縁からの割れが発生したり、それが拡大されたりする
のを防止すると共に、接着剤が重合した他のベニヤ単板
に接着してブロッキング現象が発生することをテープに
より防止して前述の問題点を解決した。

（ホ）作用 テープの片面に再湿性接着剤を塗布して巻さ取り、原木
をロータリーレースで剥ぎ出した生単板を鉄芯にリーリ
ングする工程で、前記テープを巻き戻して化ベニヤ単板
の端縁の板面に重合するとした状５でロータリーレース
により刺ざ山されるテープと化ベニヤ単板との間に挿入
しなから該化ベニヤ単板を巻き取ると、少なくともテー
プは化ベニヤ単板に含有される水分によりベニヤ単板に
接着され、接着糸はテープにより覆われた状態で圧接保
持される。

そして、前記接着糸の接着剤は、溶剤性接着剤（溶剤は
水の場合もある）、熱可塑性接着剤、化学反応型接着剤
又は動植物系接着剤等であって。

接着剤自体の化学反応により、又はベニヤ単板の乾燥工
程における加熱で溶融着くは溶剤が蒸発することにより
接着され、以後の工程でコンベヤラインやサクシ璽ンス
タッカー等により搬送したり、その他各種の処理を行な
っても強度の大なる接着糸がベニヤ単板の側縁にｆＩｊ
ｃ！Ｆされているので、ベニヤ単板の側縁の割れが拡大
したり、新たな割れが発生したりすることがなく、かつ
ベニヤ単板を重合しても接着糸はテープにより覆われて
いるのでブロッキングを起すことがない。

（へ）実施例 八に、丞ぷに蛋看刑を竹屑してなる按１光七屑記１は再
湿性接着剤２を片面に塗布して乾燥した輻５〜９ｍ■の
紙テープであって、これを適宜の長さに巻き取うてあり
、′ｆｃ着糸３は実質的に撚らないイリエステルフィラ
メントを太さ約ｌａｍに集合させてなる糸条４に接着剤
５を含浸又は塗布しである。

前記接着糸３は予め接着剤を含浸又は塗布して硬化後＠
き取るか、又は後述する生単板への添着時に糸条を引き
出しながら液状にした接着剤５中を通過させることによ
り含浸させて構成し、接着剤５は、■酢酸ビニール系樹
脂、ニトリル系樹脂、ウレタン系樹脂、クロロプレン系
樹脂、塩化ビニール系樹脂１石炭酸系樹脂、尿素系樹脂
又はメラミン系樹脂等を主剤とする溶剤型接着剤（水溶
性も含む）、■エチレン酢ピ共重合樹脂、ポリアミド系
樹脂１合成ゴム系樹脂又はポリエステル樹脂等を主剤と
する熱可ヨ性接着剤、■エポキシ系樹脂、シアノクリ−
レート系樹脂又は変性アクリル系樹脂等を主剤とする化
学反応型接着剤、■そして、原木６をロータリーレース
７により外周から順次切削して削り出された帯状をなす
生のベニヤ単板８は巻取装置９により巻き取られる。

その際、前記紙テープ１を巻き戻しながら前記生単板の
側端部の板面上に接合すると共に前記接着糸３が予め接
着剤を添加したものである場合は該接着糸３を巻き戻し
ながら前記紙テープ１と生のベニヤ単板８との間に導入
して（テープ幅の略中央位置）該接着糸３と紙テープ１
とを同時に巻き取る。

すると、接着糸３及び紙テープ１は巻き込み圧により生
のベニヤ単板８に圧接されているから。

リーリングされてクリッパーに移送されるまでの間に紙
テープ１の再湿性接着剤が生のベニヤ単板８自体に含有
されている水分を吸湿して紙テープ１を該ベニヤ単板８
に軟接着し、接着糸３の接着剤が水溶性溶剤からなる溶
剤型接着剤である場合はそれも吸湿する。

次いで、乾燥装置により常法に従って生のベニヤ単板を
熱風により乾燥すると、接着糸３の接着剤が熱可塑性接
着剤等である場合はそれが溶融し、化学反応型接着剤で
ある場合はその反応が促進され、溶剤型接着剤である場
合は溶剤が発散し、いずれにしてもこの工程では紙テー
プ１はベニヤ単板８に接着され、接着糸３は紙テープ１
とベニヤ単板８とにより一定位置に挟持された状態でベ
ニヤ単板に接着されることとなり、乾燥工程中にベニヤ
単板８が収縮したり歪んだりして側縁部の割れが拡大し
ようとすると前記接着糸３がそれを阻止し、紙テープ１
もその強度の範囲内で前記割れに対抗すると共に新たな
割れが発生するのを防止する。

この乾燥工程に続く横はぎ工程、接着剤塗布工程又は重
合ｖｃ着工程に順次移行させるべくコンベヤライン又は
サクションスタフカー等により搬送される際に、ベニヤ
単板８が各種の衝撃を受けても前記接着糸３の引張力が
前記割れに対抗し、割れが拡大することがなく、また、
接着糸３の接着剤が硬化する前にベニヤ単板８を重合又
は巻き泡状態にしても紙テープｌが接着糸３を覆ってい
るのでブロッキングを防止することができる。

次に他の実施例について説明すると、接着糸３を予め糸
条４に接着剤５を付加して構成し、これを前記テープｌ
と共にベニヤ単板に巻き込んだが、接着剤５が付加して
ない糸条４を引出し、この糸条４を接着剤５の溶液内を
通過させて接着糸５となし、これを前述の実施例と同様
に紙手−プ１の再湿性接着剤２側に重合した状態で巻き
取られる生のベニヤ単板８の側縁部に重合して巻き込み
、以後前述の実施例と同様に処理する。

（ト）発明の効果 本発明は前述のようにテープの片面に再湿性接着剤２を
コーティングし、このテープの接着剤コーティング面に
、接着剤５を含浸又は塗布してなる接着糸３を重合した
状態でロータリーレース７により剥ぎ出される生のベニ
ヤ単板８の側端部寄りに巻き込んで該ベニヤ単板８自体
が含有する水分でテープをベニヤ単板８の側端部の板面
に接着すると共に前記接着糸３をそれに含浸又は塗布さ
れている接着剤５によりベニヤ単板８に接着するので、
接着糸３はテープと共働して搬送その他各種の処理中に
ベニヤ単板の割れが拡大したり。

新に発生したりするのを確実に防止することができ、そ
れにより不良部分の幡及び不良箇所が少なくなって、作
業能率、歩出及び製品の品質を向上することができる。

しかも、接着糸３はテープにより覆われた状態で生ベニ
ヤ蛍板に圧接されるので、ｍＭ位置がずれることがなく
、かつ接着剤が硬化する前に他のベニヤ単板に重合して
も、ブロッキング現象が発生することがない。

、＋１ 更に、接着糸３が主な接着強度部材になり、テープ幅を
狭くすることができるので、コストダウンを図ることが
できると共に耳切り幅が狭くなり、原木を有効に利用す
ることができ、かつ耳切り時にテープが残ることがなく
、この点からもベニヤの品質を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１Ｕｇ
Ｊは紙テープの拡大断面図、第２図は接着糸の拡大断面
図、第３図は紙テープ及び接着糸を生ベニヤ単板に添着
する工程を示す側面図、第４図は紙テープ及び接着糸を
ベニヤ単板に接着した状態を示す斜視図である。 １・・紙テープ、２・・再湿性接着剤、３・・接着糸、
５・・接着糸の接着剤、７・・ロータリーレース、８・
・ベニヤ単板 ｊ！′、ＪｊｌＦＢ＝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープの片面に再湿性接着剤２をコーティングし、この
   テープの接着剤コーティング面に、接着剤５を含浸又は
   塗布してなる接着糸３を重合した状態でロータリーレー
   ス７により剥ぎ出される生のベニヤ単板８の側端部寄り
   に巻き込んで該ベニヤ単板８自体が含有する水分でテー
   プをベニヤ単板８の側端部の板面に接着すると共に前記
   接着糸３をそれに含浸又は塗布されている接着剤５によ
   りベニヤ単板８に接着することを特徴とするベニヤ単板
   用接着帯の接着方法。