JPH02281901A - 裏打化粧単板シートの製造方法 - Google Patents

裏打化粧単板シートの製造方法

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JPH02281901A
JPH02281901A JP10399389A JP10399389A JPH02281901A JP H02281901 A JPH02281901 A JP H02281901A JP 10399389 A JP10399389 A JP 10399389A JP 10399389 A JP10399389 A JP 10399389A JP H02281901 A JPH02281901 A JP H02281901A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として木質建築材料の表面化粧用材料と
して用いられる裏打化粧単板シート、更に具体的には薄
い木質単板の裏面に補強材としての裏打シートが積層接
着一体化された裏打化粧単板シートの製造方法に関する
従来の技術 近年、良質の天然銘木材料の益々の枯渇化、高騰化によ
り、それを極薄にスライスした化粧単板をもって、合板
、集成材等の基材の表面に貼着することにより良質の木
材化粧表面を形成することが一般に広く行われている。
ところが、上記のような化粧単板は、厚さ0゜2〜0.
8#程度の極めて薄いものが用いられることから、それ
自体を単独に取扱うときは破断、折損、皺寄り等の損傷
を生じ易いのみならず、基材への貼着作業も行い難い。
そのため、従来からか〜る化粧単板については、予めそ
の裏面に、補強材として不織布、紙等の裏打シートを貼
着して、積層型の裏打化粧単板シートとして実用に供す
ることが広く一般に採用されている。
そして、この裏打化粧単板シートの製造のための化粧単
板と裏打シートの貼着方法としては、裏打シートまたは
化粧単板のいずれか一方、多くの場合は裏打シート側の
片面に直接4着剤を塗布したのち、相手部材を重ね、冷
圧、熱圧により圧締接合一体化することによって行われ
ている。これらの具体的な方法の公知例としては、例え
ば特開昭63−188001号公報、特開昭62−25
004号公報、特公昭64−2058号公報等にその例
を見ることができる。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記のような裏打化粧単板シートの製造法に
おいては、次のような種々の問題点があった。
先ず、化粧単板側に直接4着剤を塗布してから裏打シー
トを貼着するときは、接着剤の塗布後において単板が接
着剤中の水分や溶剤分を吸収するため、化粧単板にカー
ル、アバレ等の有害な変形を生じ、裏打シートとの貼着
作業が行いにくいものとなるのみならず、単板の微小な
割れとか導管部から化粧表面側に接着剤が吹き出し、化
粧面を汚損するおそれがある。このため、多くの場合は
、裏打シート側に接着剤を塗布したのち、これに化粧単
板を貼合わせることが行われるが、この場合にあっても
、接着剤が裏打シートに浸透し、塗布面の反対側に接着
剤が吹き出すことがあるのみならず、不織布とか紙から
なる裏打シートを膨用し、皺やアバレを発生させ、やは
り化粧単板の貼合わせ作業が行いにくいものとなる。モ
して又、皺を生じた裏打シートに化粧単板が貼合わされ
ることにより、製品の裏打ち化粧単板シート自体、表面
に皺が外観される見苦しいものとなるのみならず、基材
に貼着した場合に裏面の皺寄り部分において接骨不良を
生じ易いというような問題があった。
更には、前述のように接着剤を裏打シートに塗布すると
、それが裏打シートに深く浸透するため、接着剤の硬化
に伴って裏打シートが硬いものとなり、化粧単板を貼着
した裏打ち化粧単板シート自体が柔軟性に乏しい所謂リ
ジッド性に高いものとなる。このため該裏打ち化粧単板
シートを運搬、保管のためにロール状態に捲回すること
に困難を来たすのみならず、使用に際して、基材の折曲
部、コーナ一部等に曲折状態に貼着する場合、単板シー
トが基材面に沿って折れ曲りにく〜、結果的に沿接不良
の浮き上り部分を生じたり、あるいは割れを生じて良好
な化粧表面の仕上り状態を得ることができない、という
ような問題点があった。
一方、前記のような裏打材の皺発生防止対策として、従
来、不織布等の裏打シートを加熱ローラで加熱しつ\接
着剤を塗布し、接着剤をゲル化した状態で化粧単板を貼
着する改善手段が提案されている(例えば特開昭63−
34136号、特開昭63−249601号)。この改
善手段は、所期される皺寄り防止には有効性を評価しう
るちの一1接着剤の塗布後、ゲル化されるまでの過程で
の接着剤の裏打シートへの浸透は防止できない。このた
め、前述のような接着剤の含浸硬化に基づく裏打シート
の硬化、ひいては裏打化粧単板シートの柔軟性の低下を
防止することができず、それを巻取り状態にして保管ず
コことを困難にし、更には施工性にも劣るものとなると
いうような問題点を払拭し得なかった。
この発明は、更に上記のような問題点を解決すること、
即ち、裏打シート、化粧単板に皺を発生させることなく
、両者の貼合わせ作業を簡単かつ確実に行いうると共に
、併せて、接着剤の浸透により裏打シート、化粧単板が
リジッド性の高いものとなるのを防止し、柔軟で施工性
に一段と優れた裏打化粧単板シートを得ることを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記の目的において、この発明は、非接着性表面を有す
る離型シートの表面に接着剤を塗布し、該接着剤に含む
水分、溶剤を揮散せしめて半乾燥状態としたのち、この
半乾燥接着剤層上に裏打シートまたは木質化粧単板を重
ねて貼着し、次いで前記離型シートを剥離除去して接着
剤層を前記裏打シートまたは木質化粧単板側に転写せし
めたのち、該接着剤層の露出面上に化粧単板または裏打
シートを重ねて貼着一体化せしめることを特徴とする裏
打化粧単数シートの製造方法を要旨とする。
これを更に以下添附図面の参照のもとに詳しく説明する
第1工程としては、先ず、第1図に示すように離型シー
ト(1)の表面に接着剤(2)を塗布する。
ニーに用いる飛型シート(1)は、非接着性の離型性表
面を有するシート状物であれば材質、厚さ等は何ら限定
されるものではなく、具体的には例えばフッ素樹脂、シ
リコン樹脂等で表面を離型処理した紙、不織布等のほか
、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、ポリエチレン等の離
型性樹脂・フィルム又はシート、あるいはそれらの積層
による複合シート等を用いることができる。
また、接着剤(2)は、その用語として粘着剤を含む概
念で用いるものであり、好適には硬化後において柔軟な
樹脂膜を形成するものとして、例えば酢酸ビニル樹脂、
エチレン酢酸ビニル共縮合樹脂系、水性ビニルウレタン
樹脂系、酸硬化型酢酸ビニル樹脂系、ウレタン樹脂系、
ウレタン変性酢酸ビニル樹脂系、ゴム系、アクリル樹脂
系等よりなるものを好適に使用しうる。
たvしそれらに限定されるものではなく、用途によって
は熱硬化型の接着剤、例えば尿素樹脂系、メラミン樹脂
系、フェノール樹脂系、尿素メラミン共縮合樹脂系、エ
ポキシ樹脂系等のものを用いることも許容される。
離型シート(1)への接着剤の塗布は、長尺連続状の離
型シートをその捲回ロールから繰出しつ−、ロールコー
タ−等で連続状に塗布するのが能率上有利であるが、所
定寸法に切断された離型シートに対し個々に塗布するも
のとしても良い。接着剤の塗布量は、接着剤の種類にも
よるが、概ね100〜250g/′Wt1特に150〜
200g/rIt、、程度とするのが一般的である。
次に、第2工程として、上記接着剤(2)を半乾燥(s
eal−dry)状態にまで乾燥する。この半乾燥とい
うのは、接着剤中に含む水分、あるいは溶剤分をある程
度揮散せしめて、裏打シートとして用いられる不織布や
紙、あるいは木質化粧単板に対する浸透性を十分に抑制
した不完全硬化の状態、ないしは硬化程度に関係なく、
望ましくは表面にある程度のタック性を保持しつ\、加
熱により活性化して接着力を発現する所謂熱もどり性を
保有する乾燥状態を含む概念を意味する。半乾燥のため
の処理法は、特に限定されるものではなく、常温による
所定時間の放置を含むが、一般的には乾燥機を用いて、
送風、赤外線照射、遠赤外線照射等の積極的な乾燥処理
を施すものとすることが能率上好ましい。
次に、第3工程として、第2図に示すように、上記によ
り半乾燥状態となった接着剤(2)層上に、裏打シート
(3)または化粧単板を重ね、冷圧してこれを貼合わせ
る。この工程で接着剤層に貼合わせる部材としては、上
記のように互いに積層すべき裏打シート(3)または化
粧単板のいずれでもよいが、一般的には裏打シートの方
が相対的に強度に優れ、破断、破れ等を生じにくい点で
作業上好ましい。こ\に用いる裏打シート(3)は従来
裏打材として既知のものを任意に採択使用可能である。
例えば、和紙、クラフト紙等の紙類、ポリエステル、ナ
イロン等の合成樹脂繊維、天然繊維、無機繊維等による
不織布、あるいはそれらの織布、または合成樹脂フィル
ムないしシート、更にはそれらの2以上の材料による積
層複合シートを用いうる。
また、上記の貼合わせ手段は、接着剤(2)を裏打シー
ト(3)又は化粧単板側に仮着せしめるもので良く、従
って例えばロールプレスにより冷圧することによって好
適に行いうるちのである。そして、この状態で一時的に
保管に供するような場合には、必要に応じて一部ロール
状態に巻き取るものとするが、このことは本発明におい
て必要的な事項とするものではない。
次に、第4工程として、第2図の一部に示すように離型
シート(1)を剥離し、これを除去することにより、半
乾燥状態の接着剤(2)層を裏打シート(3)側または
化粧単板側に転写せしめる。
そして、次に第5工程として、第3図に示すように、上
記により露出した接着剤(2)層上に、相手部材として
の化粧単板(4)または裏打シート(3)を重ね、熱間
または冷間で圧締し、接着剤層による本来の接着力を発
現させて裏打シート(3)と化粧単板(4)とを貼合せ
一体化し、製品としての裏打化粧単板シート(5)を得
る。こ\に用いる化粧単板(4)は、−枚物のツキ板の
ほか、積層単板、人工杢目単板、横矧ぎ単板、縦継ぎに
よる連続状単板等向でも良く、一般的には含水率20%
以下の乾燥単板であり、寸法安定化処理したもの、例え
ばアセチル処理、ホルマル処理、イソシアネート処理、
グラフト処理、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリオキシエチレン誘導体の含浸処理
を施したもの、更には漂白処理、アルカリ処理、染色処
理等を施したもの等が用いられる。化粧単板の厚さは、
特に限定されるものではないが、0.2〜0.8m程度
のものが好適に用いられる。また、該化粧単板(4)の
上記貼合わせは、長尺裏打シート(3)上へ隙間なく並
べて行われることもあるし、所定間隙を設けて断続状態
に並べて行われることもある。圧締による接合操作は、
これもどんな手段を用いて行っても良く、平盤ブレス、
ロールプレス等の任意の圧締装置を用いて、接着剤の種
類により熱間または冷間で行うことができる。
上記によって得られる製品は、接着剤を予め半乾燥せし
めた状態において裏打シート及び化粧単板に転写の手法
で実質塗工し、しかるのち接着しているため、該接着剤
が裏打シート及び化粧単板に深く浸透しない状態で両者
の積層接着が達成されたものが得られる。従って、該製
品は柔軟性に優れたものとなり、支障なく、ロール状に
捲回して保管、運搬に供しうるちのを得ることができる
次に、この発明による上記製法を連続的に実施する場合
の一例について、第3図及び第4図の参照のもとに説明
する。
先ず、第4図の参照において、片面に離型処理が施され
た離型シート(1)を、離型シートロール(1a)から
連続状に繰出しつ\その非接着性離型処理面にロール型
等の接着剤塗布装置(6)により接着剤(2)を塗布す
る。次いで、この接着剤塗布済の離型シート(1)を乾
燥機(7)に導入して乾燥処理を施し、接着剤(2)を
所定の半乾燥状態とする。続いて、別途裏打シート供給
ロール(3a)から紙、不織布等の裏打シート(3)を
繰出し、離型シート(1)上の接着剤(2)面に重ね合
わせ状態にして圧着ロール(8)(8)間に導き、両者
(1)(3)を貼合わせる。そして、この貼合わせ後、
いったんロール状に巻き取り、接着剤付き裏打材ロール
(lO)とする。
次に、第5図に示すように、上記接着剤付き裏打材ロー
ル(lO)から離型シート(1)が付いたまへの裏打シ
ート(3)を引き出したのち、一端から離型シート(1
)を巻取りロール(1b)に巻き取って剥離し、接着剤
(2)層を裏打シート(3)側に転写せしめる。そして
、この裏打シート(3)上の接着剤(2)の露出面上に
、木質化粧単板(4)を隙間なく並べて載置し、プレス
機(11)により加熱圧締して化粧単板(4)と裏打シ
ート(3)とを接着一体化し、製品としての裏打ち化粧
単板シート(5)を得る。そして該単板シート(5)は
、これを順次ロール(12)に巻き取って保管、輸送に
洪するものとする。
なお、上記においては、離型シート(1)と裏打シート
(3)との積層物を一部ロール(10)に巻き取るもの
としたが、これを巻き取ることなく連続的に次工程の離
型シート(1)の剥離工程に送り込んで、一連のライン
で実施するものとしても良い。
発明の効果 この発明によれば、前述のように、接着剤をいったん離
型シート上に塗布し、これを半乾燥させたのちに裏打シ
ートまたは化粧小成に転写せしめるので、従来製法のよ
うに接着剤の塗布工程でそれに含む水分あるいは溶剤分
によって接着剤が裏打シートあるいは化粧単板に深く浸
透することがない。従って、それら部材の膨潤による皺
寄りを発生することがなく、互いに相手部材との貼合わ
せを支障なく容易にかつ正確に行い得て、品質的に欠陥
部分のない均整な裏打ち化粧単板シートを得ることがで
きる。
また、裏打シートと化粧単板を貼合わせた製品の状態に
おいて接着剤層は主に両部材の接合界面ないしその近傍
部分に集中的に存在し、それらの厚さの大部分に接着剤
の含浸していない部分が保有されるので、接着剤の含浸
硬化に基づく部材自体の硬化をひき起こすことがない。
従って、柔軟性に富む製品を得ることができ、保管等の
ためにロール状に巻き取ることも支障なく行いうるのは
もとより、使用に際しても、基材のコーナ一部等に沿っ
て容易に折曲げることができ、リジッド性の高い従来品
のように、部分的な接着不良や浮き部分を生じたり、割
れを生じることなく、良好な化粧仕上り状態を得ること
ができる。更にまた、上述のように接着剤の化粧単板内
への浸透が少なく、単板表面の接着剤の吹き出しをほと
んど確実に防止しうろことにより、サンダー等で表面を
研磨したのち着色剤を塗布するような場合においても、
接着剤の部分的な吹き出しに基づく着色ムラを発生する
ようなことかりなく、美麗な着色仕上り状態を得ること
ができる。
実施例 実施例1 片面に離型処理が施された離型紙の非接着性離型処理面
に、ロール型接廿剤塗布装置を用いて水性ビニルウレタ
ン樹脂接着剤を塗布した。
この塗布量は概ね2009/mの割合とした。
次いで、この接着剤塗布済の離型紙を乾燥機に導入し、
100℃×1分間の乾燥処理を施し、接着剤を所定の半
乾燥状態とした。続いて、別途裏打材として目付23g
/rrtのポリエステル不織布(13)を用い、これを
離型紙上の接着剤面に重ね合わせ、1対の圧着ロール間
に導いて、両者を貼合わせた。そして、この貼合わせ後
、いったんロール状に巻き取った。
次に、第5図に示すように、上記のロールから雌型紙付
きの不織布を引き出し、一端から順次離型紙を剥離し、
接着剤層を不織布側に転写せしめた。そして、次にこの
不織布上の接着剤の露出面上に、厚さ0. 3aiの木
質化粧単板を隙間なく並べて載置し、熱ロールプレス機
により温度150℃で加熱圧締して化粧単板と不織布と
を接着一体化し、製品としての裏打化粧単板シートを得
た。そして該単板シートは、これを順次ロールに巻き取
って保管、輸送に供しうるちのとした。
この実施例によって得られた裏打化粧単板シートは、裏
打ち材としての不織布及び化粧単板の接着面からの接着
剤の浸透は、それらの接着界面の近傍部位において少し
認められるもの\、その深層浸透は認められず、外表面
部には全く接着剤の吹き出しが認められないものであっ
た。
そして又、後述する比較例で得られた製品と対比すると
、全体に柔軟性に富むものであった。
そこで、これを、第6図に示すように、両側縁に約45
°の角度をもつ面取り状のコーナ一部(22)を有する
基材(21)の上面と両側面に、予め数面に酢酸ビニル
系樹脂接着剤を塗布後貼着したところ、上記コーナ一部
に沿って容易にかつ正確に折り曲げることができ、浮き
とか割れを生じることなく、美麗な仕上り状態に貼着す
ることができるものであった。
実施例2 離型紙の離型処理面に、ウレタン変性ビニル樹脂接着剤
を150g/mの割合に塗布し、70℃の乾燥機中を3
分間で通過させて上記接着剤を半乾燥状態とした。次い
で、その半乾燥接着剤層上に厚さ0. 3Il+s+の
木質化粧単板を隙間なく並べるようにして貼り合わせ、
し2かるのち離型紙を剥離して接着剤を化粧単板側に転
写せしめた。
そして、この半乾燥接着剤付きの化粧単板を、別途連続
状に導いた裏打材としての長尺帯状の不織布上に順次敷
き並べるように載置し、ホットプレスニより、温度13
0℃、圧力IKg/c!I、時間10秒間の条件で加熱
圧締し、所期する裏打化粧単板シートを得た。
この実施例2による場合も、化粧単板に皺寄りを生じる
ことなく、良好な平坦状態を保って正しく裏打材に貼り
合わせることができるものであった。また、製品は、実
施例1と同様に柔軟性に優れ、かつ表面に接着剤の吹き
出し等による欠陥を全く有しないものであった。
比較例 実施例1で裏打材として用いたのと同様の不織布に、水
性ビニルウレタン樹脂接着剤をロールコータ−で130
g/TItの割合に塗布し、すぐさまその接着剤層上に
厚さ0.25Mの化粧単板を重ねて加熱圧締し、両者を
接骨した。
これによって得られた製品にあっては、単板の導管部か
ら接着剤の表面側への吹き出しが見られ、また、不織布
に皺を生じた部分を有し、しかも全体として柔軟度に欠
ける硬いものであった。そこで、これを実施例1の場合
と同様にコーナ一部を有する基材に貼着試験したところ
、平面の一部で皺による盛り上りがあり、かつコーナ一
部の一部では単板の割れと、一部に浮きが発生していた
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の製法を工程順に示すも
ので、第1図は離型紙に接着剤を塗布した状態の断面図
、第2図は裏打シートを貼着し、離型シートの一部を剥
離する途上の状態の断面図、第3図は製品状態の断面図
である。 また第4図及び第5図はこの発明の製造方法を実施する
製造装置の概略図であり、第6図は製品の貼着試験状態
を示す断面図である。 (1)・・・離型シート、(2)・・・接着剤、(3)
・・・裏打シート、(4)・・・化粧単板、(5)・・
・製品の裏打化粧単板シート。 以上 特看訓 第3図 6一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非接着性表面を有する離型シートの表面に接着剤を塗布
    し、該接着剤に含む水分、溶剤を揮散せしめて半乾燥状
    態としたのち、この半乾燥接着剤層上に裏打シートまた
    は木質化粧単板を重ねて貼着し、次いで前記離型シート
    を剥離除去して接着剤層を前記裏打シートまたは木質化
    粧単板側に転写せしめたのち、該接着剤層の露出面上に
    化粧単板または裏打シートを重ねて貼着一体化せしめる
    ことを特徴とする裏打化粧単板シートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0535205U (ja) * 1991-10-11 1993-05-14 富泰 本多 化粧単板
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