JPH09242312A - 化粧床材 - Google Patents

化粧床材

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Publication number
JPH09242312A
JPH09242312A JP8478296A JP8478296A JPH09242312A JP H09242312 A JPH09242312 A JP H09242312A JP 8478296 A JP8478296 A JP 8478296A JP 8478296 A JP8478296 A JP 8478296A JP H09242312 A JPH09242312 A JP H09242312A
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JP
Japan
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decorative
adhesives
adhesive
floor
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP8478296A
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English (en)
Inventor
Takeshi Shiba
武士 柴
Akira Suzuki
昭 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MOKUZAI KAIHATSU KK
Original Assignee
MOKUZAI KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材の貼り替えを容易にし、その他について
は従来の床材と同様の使用ができる。 【解決手段】 木質ボードの裏面に層間剥離する剥離材
が貼付されている化粧床材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧床材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】化粧床材とは、床に敷設する板材をいい
通常は最上層部に用いるものである。
【0003】従来床材としては、木の板であったが、最
近は木の板の価格の高騰等の理由から、木質繊維材と呼
ばれる資材が汎用されてきている。これは、床の下地材
(例えば、ベニヤ板)に接着剤で固定されるか、釘と接
着剤の併用により固定されている。
【0004】この施工自体には問題はないが、床材であ
るがゆえに、その表面が損傷する、それも部分的なこと
が多い。この場合、その箇所の床材を剥離して、新しい
ものを貼付することとなる。勿論、全面貼り替えも同様
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、釘打ち
或いは接着剤により接着されているため、剥離が困難で
あり、床材自体の構造破壊したり、下地材が損傷したり
する。下地材が損傷すると、それを交換しなければなら
ず、床材以外のコストがかかる。また、床材自体が構造
破壊を起こし下地材に損材すると、新しい床材が貼付で
きないため、非常に手間である。よって、床の板材の貼
り替えは非常に費用と手間のかかる工事であった。
【0006】また、上記したような床材の損傷のためば
かりでなく、部屋の模様換えという意味による張替えの
必要性もある。
【0007】よって、本業界では部分的にしろ全面的に
しろ、床材の貼り替えの要望は非常に多いにもかかわら
ず、その費用と手間によりあまり実施されていないのが
現状である。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明化粧材を完成した
ものであり、その特徴とするところは、木質ボードの裏
面に層間剥離する剥離材が貼付されている点にある。
【0009】ここで、木質ボードとは、木質の繊維を有
する板状体を言う。例えば、木の板(単なる木材の板
材)、合板(ベニヤ板等)、繊維板、パーティクルボー
ド、集成材等である。厚みは、限定するものではない
が、通常2〜20mm程度が好適である。
【0010】繊維板とは、木材を繊維化 (パルプ状) し
板状に成型したもので、その製法により硬質、半硬質、
軟質のものがある。
【0011】パーティクルボードとは、木材等をチップ
化し、接着剤を加えて成型、熱圧して製板したものであ
る。また、集成材とは、木材を長手方向に多数加圧接着
した後長手方向と直角又は平行に板状に切断したもので
ある。
【0012】この木質ボードの表面は、そのままでもよ
いが表面処理してもよい。表面処理は化粧紙やフィル
ム、塩化ビニルシート等のプラスチックシートの貼付、
紙やフィルムを貼付した後印刷等の処理、樹脂や塗料の
塗布、天然木化粧単板の貼付等どのようなものでもよ
い。例示すると次のようなものである。
【0013】天然木化粧単板は、JIS特殊合板規格に
ある天然木化粧合板の木材質特有の美観を表すことを主
目的として表面に貼り合わせる単板をいう。通常、厚み
0.2〜0.6mmに銘木を切削した薄い単板である。印
刷化粧紙は、重量20〜60g/m2 の薄葉紙又は紙質
に樹脂をすき込んだ強化紙を使用してその表面にグラビ
ア印刷ロールコーター等により、着色、柄付け上塗り塗
装を施したものである。勿論、一色のものでもよい。ま
た、塩化ビニル化粧シートは、厚み0.15〜0.25
mmの半硬質のビニルシートで、顔料を練り込んで着色し
たものにグラビア印刷ロールコーターにより、着色、柄
付け上塗り塗装を施したもの、及び上塗り塗装の代わり
に60〜80μの透明ビニルフィルムを熱圧着してもの
で、表面にエンボス加工を施してもよい。
【0014】また、このような化粧材の木質ボードへの
貼付は、例えば次のようにして行なう。木質ボードの表
面に接着剤をロールコーターで塗布し、その上に化粧材
をオーバーレイして平板プレス又はラミネートロールで
熱圧又は冷圧により貼り合わせる。接着剤には天然木化
粧単板及び印刷化粧紙にはユリア樹脂接着剤及び酢酸ビ
ニルエマルジョンを一部混合のもの、ビニル化粧シート
にはエチレン酢酸ビニルエマルジョンが多く使用されて
いる。接着剤の塗布量はユリア樹脂接着剤及び酢酸ビニ
ルエマルジョン混合タイプは、ウエット重量で80g〜
120g/m2、エチレン酢酸ビニル接着剤はウエット
重量で100〜160g/m2 が普通である。
【0015】本発明化粧床材の表面は、上記した如くそ
のままでも化粧材を貼付しても、直接塗装、印刷しても
よく、またその時期も床材として完成後最後に施しても
よい。要するに、この表面については本発明の要旨では
なく、処理をしてもしなくとも、またその時期も自由で
あるということである。
【0016】剥離材とは、この部材の中間(位置的に中
間の意ではない)で分かれて剥離可能な部材をいう。剥
離の箇所は1箇所でも複数箇所でもよい。この剥離材は
表裏面が接着剤で接着されるものであるため、その接着
剤が浸透しない部分において構造破壊するものが簡単で
ある。例えば、紙等である。紙自体は接着剤等の樹脂が
浸透しない限り、強度は小さく比較的容易に剥離でき
る。
【0017】また、剥離材は上記のように1層ではなく
複数の積層体でもよい。そのどの部分で又は積層された
接着層間で剥離してもよい。例えば、ポリエチレンのよ
うに本来的に接着しがたい材質のフィルムを2枚接着又
は熱圧着しておき、その接着又は圧着されたものの表裏
面にコロナ処理等のアンカー処理を施し、木質ボードと
接着する。使用する場合には、他の面を下地材と接着す
る。この両面はアンカー処理されているため、ポリエチ
レンのような接着しがたいものでも強固に接着する。こ
の場合、剥離材は2枚のポリエチレンフィルムの積層体
で、表裏面がアンカー処理されたものである。このよう
な剥離材はアンカー処理をほどこしていない両ポリエチ
レンフィルム間で必ず剥離が生じる。この場合では、構
造破壊はなく非常に綺麗に剥離できる。
【0018】また、2枚の厚みの異なる紙質のものを防
水効果のある接着剤で貼り合わせたものでもよい。この
場合、厚みの厚い紙質の方を下地材側にすることによっ
て、厚い紙質が貼り替え等で剥離する場合に紙間剥離が
生じやすくなる。このことは、2枚の厚みの異なる紙質
を貼り合わせた接着剤層で裏面(下地材と接着施工され
た面)からの水分の移行、含浸を遮断して、水分を厚み
の厚い紙質内にとどめるため、一時的に膨潤して、乾燥
後も剥離しやすい状態となるためである。一方薄い紙質
は化粧板との貼り合わせ時に、接着剤樹脂が紙質の繊維
間にも含浸硬化しているので、この紙質での紙間剥離は
生じない。よって、剥離が一定の箇所で生じるため綺麗
に剥離できる。以上のことは、同じ厚みの紙質を用いて
も可能である。
【0019】また、上記の2枚の紙質のものをポリエチ
レンフィルムで熱圧着したものでもよい。この場合、ポ
リエチレンフィルムが防水材としての機能を果たす。ま
た、上記の2枚の紙質のものを使用する場合、その木質
ボード側のものを不織布や薄葉紙とすれば、接着剤の含
浸が容易になり、より好適である。
【0020】この剥離材の厚みは、0.1〜2.0mm程
度で、材質や積層数によって異なるもので、特別限定す
るものではない。剥離材の裏面(下地材に貼付する側)
に、下地材との接着に使用する接着剤の硬化剤を予め塗
布しておくこともできる。特に、アクリルエマルジョン
系の接着剤に用いる金属塩水溶液が好適である。これは
塗布した後乾燥させて接着するため、予め塗布しておく
と作業が能率的である。
【0021】木質ボードへの剥離材の貼付は、もし表面
に化粧材を貼り合わせる場合には、それと同時に又は化
粧材を貼り合わせる前に行なうのが好適である。裏面に
紙質を用いる場合、接着剤はユリア樹脂接着剤に酢酸ビ
ニルエマルジョン接着剤を混入したものを使用し、塗布
量はウエット重量で、60g〜100g/m2 とし、熱
圧(温度、120±10℃)、圧力(10±2Kg/c
m2 ) 、時間 (平板プレスでは30±10秒、熱圧ロー
ルで2〜8回の通過で1回につき0.01±0.002
秒)で行なうが、熱は掛けなくともよい。また、剥離材
にポリエチレンフィルム等の樹脂フィルムを使用する場
合、接着剤は接着効果の良いものを使用する。
【0022】本発明床材の使用方法は、従来の床板と同
様、床の下地材に貼付、接着するだけでよい。勿論、釘
等を併用してもよい。そして、これを剥離する場合、上
記した剥離箇所から剥離し、木質ボードや床の下地材に
はまったく影響を与えない。しかし、剥離材の剥離箇所
から下の部分は下地材に残存することとなる。勿論、残
存した部分が非常に薄く、床材全体として問題にならな
い程度であれば、そのまま新しい床材を貼付すればよ
い。また、ある程度の厚みで、無視できなければ新しい
床材に少し薄いものを用いればよい。また、前記したフ
ィルム間で剥離するタイプのものでは、その下方のフィ
ルムを剥離して除去したものを貼付すればよい。全体を
貼り替える場合には、0.1mm程度は問題はない。
【0023】勿論、本発明化粧床材は貼り替える必要が
ない場合には、そのままでよく、貼り替えない部分や、
その必要のない所に使用しても何ら問題はない。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明化粧床材についてその
実施の形態に基づいてより詳細に説明する。図1は、本
発明化粧床材1の部分断面図である。木質ボード2(こ
こでは所謂MDF)の表面に、天然木の化粧単板である
化粧材3を接着剤4で貼り合わせ、裏面に厚紙製の剥離
材5を接着剤6で貼付したものである。勿論、この化粧
板3は、印刷・塗装した化粧紙や印刷・塗装又は透明フ
ィルムをダブリングで熱圧着加工した塩化ビニル化粧シ
ート等でも同様である。
【0025】図2は、本発明化粧床材の他の例を示す分
断面図である。表面側は図1に示す例と同様である。こ
の例では、剥離材5として薄い不織布7(重量20〜3
5g/m2 )と、やや厚みのあるクラフト紙8(重量3
5〜60g/m2 )をポリエチレンフィルム9を介して
熱圧着したものである。不織布は、薄葉紙に代えても同
様である。
【0026】この例における木質ボードへの剥離材の貼
り合わせは、接着剤を木質ボードに塗布して行なうが、
不織布面が接着剤10にふれる様に貼り合わせる。ポリ
エチレンフィルム9が防水膜となって、接着剤10が不
織布には含浸するがクラフト紙には含浸しないで貼付さ
れる。この接着剤10としては、ユリヤ樹脂で水分率の
低い濃縮されたものが望ましい。
【0027】図3は、図2の例を下地材11に接着した
後、貼り替え時に床材を外す場合の剥離状況を示す断面
図である。下地材11への接着剤12としては通常酢ビ
エマルジョン系、ウレタン系、エポキシ系、ハネムーン
エマルジョン系が使用されるが、いずれもクラフト紙に
接して貼り合わされるが、クラフト紙には接着剤の浸透
は少なく、従って剥離はクラフト紙の間で生じることと
なる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明では、次のよ
うな大きな効果がある。 本発明化粧床材では、剥離が剥離材において生じる
ため、木質ボードや下地材に影響を与えない。よって、
床材を除去した場合、次の床材の貼付が非常に簡単であ
る。 床材を貼り替えない場合でも床材に問題はない。 床材の厚みや材質も自由である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化粧床材の1例を示す断面図である。
【図2】本発明化粧床材の他の例を示す断面図である。
【図3】図2に示す例の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 化粧床材 2 木質ボード 3 化粧板 4 接着剤 5 剥離材 6 接着剤 7 不織布 8 クラフト紙 9 ポリエチレンフィルム 10 接着剤 11 下地材 12 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 B32B 33/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質ボードの裏面に層間剥離する剥離材
    が貼付されていることを特徴とする化粧床材。
  2. 【請求項2】 表面に化粧紙が貼付されたものである請
    求項1記載の化粧床材。 【請求項2】 表面に塩化ビニルシートが貼付されたも
    のである請求項1記載の化粧床材。
  3. 【請求項3】 表面に天然化粧単板が貼付されたもので
    ある請求項1記載の化粧床材。
JP8478296A 1996-03-12 1996-03-12 化粧床材 Pending JPH09242312A (ja)

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JP8478296A JPH09242312A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 化粧床材

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JP8478296A JPH09242312A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 化粧床材

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ID=13840274

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JP8478296A Pending JPH09242312A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 化粧床材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104746845A (zh) * 2015-03-20 2015-07-01 德尔国际家居股份有限公司 一种无醛强化复合地板及其制作工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104746845A (zh) * 2015-03-20 2015-07-01 德尔国际家居股份有限公司 一种无醛强化复合地板及其制作工艺

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