JP2709914B2 - 化粧貼り合板とその製造法 - Google Patents

化粧貼り合板とその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の建材や家具材
などに有用な化粧貼り合板とその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然杢理の美的効果を活かした薄づき化
粧単板を、台板合板の表面に接着一体化した化粧貼り合
板としては、既に市販されているフローリングが典型例
であるが、その従来品は図4のような工程を経て製造さ
れている。
【0003】即ち、先ず第1工程(i)として、台板合
板(10)の表面に合成樹脂系の第1接着剤(11)を
塗布し、その上方から紙(12)を圧着ロール(13)
又は平板プレスによって貼り付け、その後別個独立する
第2工程(ii)において、上記紙(12)の表面に合成
樹脂系の第2接着剤(14)を塗布し、その上方から薄
づき化粧単板(15)をホツトプレス(16)によって
貼り付け一体化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の上記
製造法では第1接着剤(11)を多量に塗布すると、こ
れが台板合板(10)に対する紙(12)の貼り付け圧
着時に、その紙(12)を透過して上方へ浸み出し、圧
着ロール(13)又は平板プレスの表面に付着して、こ
れを汚損してしまうことになるため、その塗布量を少な
く規定せざるを得ず、そうすると第1接着剤(11)が
紙(12)の裏面一部だけにしか含浸されない結果とな
る。
【0005】そこで、その第1接着剤(11)による化
粧単板(15)の接着強度を補償する必要上、上記第2
接着剤(14)を多量に塗布すると、これが紙(12)
に対する化粧単板(15)の貼り付け熱圧時に、その薄
肉な化粧単板(15)の導管などを透過して上方へ浸み
出し、引き続き化粧単板(15)に着色塗料の表面塗装
を行なう際、その浸み出した接着剤(14)が着色塗料
の定着を阻害し、着色ムラを生ずることになるため、そ
の第2接着剤(14)の塗布量も少なく調整せざるを得
ず、そうすると第2接着剤(14)が上記紙(12)の
表面一部だけにしか含浸されない結果となる。
【0006】つまり、従来品の完成状態を示した図5の
拡大断面図から明白なように、上記紙(12)はその表
面と裏面との局部的に第1、2接着剤(11)(14)
を含浸した状態となるに過ぎず、その中間が両接着剤
(11)(14)を隔離させる如く、原紙状態のままに
残存するのである。
【0007】その結果、製品としての使用中、経時的な
湿度の変化により、上記紙(12)が膨張と収縮を繰り
返し、その原紙状態にある中間部分から化粧単板(1
5)が層間剥離を生じやすくなり、耐久強度を維持する
ことができない。
【0008】上記着色ムラの発生を防止する対策として
は、その第2接着剤(14)に着色を施す方法もある
が、これでは化粧単板(15)の色調が相違変化する毎
に、これに応じた各種着色の調製を行なわなければなら
ないので、著しく煩雑であり、量産性や汎用性に劣る。
【0009】又、従来の上記製造法では図6の分解状態
から示唆される通り、紙(12)の繊維方向と化粧単板
(15)の繊維方向とが、言わば平行する順応状態に貼
り付けられているため、やはり使用中の経時変化によっ
て、その繊維方向に沿う化粧単板(15)の表面割れを
生じやすく、このことには上記第2接着剤(14)の塗
布量を少なくせざるを得ないことも関係する。
【0010】更に、従来の上記製造法では台板合板(1
0)に紙(12)を貼り付ける第1工程(i)と、その
紙(12)に化粧単板(15)を貼り付ける第2工程
(ii)とが、製造ライン又は機械として分離独立してい
るため、短時間での効率良く化粧貼り合板を量産するこ
とができず、上記第1工程(i)での第1接着剤(1
1)が乾燥硬化しない限り、第2工程(ii)における化
粧単板(15)の貼り付け作業を行なうことができな
い。
【0011】尚、特殊・高級な化粧貼り合板の場合、上
記紙(12)を手貼り作業する方法もあり得るが、これ
では紙(12)の皺寄りを生ずるおそれがあり、その皺
取り後でなければ、やはり化粧単板(15)の貼り付け
作業を行なえないため、上記と同様に作業能率を向上で
きない問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのために化粧貼り合板とし
て、台板合板の表面に塗布された紙貼り付け用の合成樹
脂系第1接着剤と、その第1接着剤を全体的に含浸する
こととなるように貼り付けられた紙とから成る合成樹脂
接着膜のほか、その合成樹脂接着膜の表面に塗布された
化粧単板貼り付け用の合成樹脂系第2接着剤を介して、
上記台板合板へ上方から薄づき化粧単板を、その繊維方
向が上記紙の繊維方向とクロスする関係状態に貼り付け
一体化したことを特徴とし、
【0013】又、上記化粧貼り合板の製造法として、
板合板を搬送ラインに沿い自動間歇的に搬送する過程に
おいて、その台板合板の表面に紙貼り付け用の合成樹脂
系第1接着剤を塗布し、その上方から紙を貼り付け圧着
することにより、その紙の全体に上記第1接着剤が含浸
された合成樹脂接着膜を形成した後、その合成樹脂接着
膜の表面に化粧単板貼り付け用の合成樹脂系第2接着剤
を塗布して、その上方から薄づき化粧単板をその繊維方
向が上記紙の繊維方向とクロスする関係状態に貼り付け
熱圧することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、その化粧貼り合板(A)の分解状態を表
わした図1において、(20)は台板合板であり、5プ
ライの普通合板(ラワン合板)を例示している。(x−
x)はその表単板(21)の繊維(杢理)方向、(2
2)は薄づき化粧単板、(y−y)はその表面の繊維
(杢理)方向、(23)は上記化粧単板(22)と台板
合板(20)との上下相互間に介挿されて、後述の接着
剤を含浸し得る性状の紙、(z−z)はその紙(23)
の繊維方向を示唆している。
【0015】上記化粧貼り合板(A)を製造するに当っ
ては、図2の紙貼り付け工程(I)と化粧単板貼り付け
工程(II)とを、台板合板(20)の一貫搬送ラインと
して並列設置し、その台板合板(20)の表面に先ず紙
貼り付け用の第1接着剤(24)を、これが追って紙
(23)の全体に含浸され得る必要量として、塗布ロー
ル(図示省略)などの使用により塗布する。
【0016】茲に第1接着剤(24)としては、紙(2
3)に浸透して、その紙(23)を台板合板(20)に
貼り付け得る液体の合成樹脂系接着剤であれば足りる
が、酢酸ビニール樹脂エマルジヨンなどの熱可塑性接着
剤と、ユリア樹脂などの熱硬化性接着剤とを一定比率の
もとに混合したものが好ましい。しかも、その熱硬化性
接着剤を熱可塑性接着剤に比して多く混合調製したもの
が、最適であると言える。蓋し、紙(23)への浸透性
と耐水接着力を昂めることができるからである。
【0017】上記第1接着剤(24)が塗布された台板
合板(20)に、次いで上方から紙(23)を貼り付け
圧着する。その紙(23)としては枚葉形態を用いて、
これを平板プレスにより貼り付け圧着してもさしつかえ
ないが、図2のようなロール形態の紙(23)を採用し
て、これを繰り出しロール(25)から皺寄りなく繰り
出し乍ら、回転圧着ロール(26)により貼り付け圧着
することが望ましい。
【0018】そして、上記第1接着剤(24)の浸透性
と回転圧着ロール(26)の強制的な圧着力とにより、
その第1接着剤(24)を紙(23)の全体に万遍なく
含浸させ、その紙(23)が原紙状態のままに残存しな
い混然一体の合成樹脂接着膜(27)を形成するのであ
る。
【0019】その際、上記第1接着剤(24)は紙(2
3)を透過して上方へ浸み出し、回転圧着ロール(2
6)の表面に付着することとなる関係上、図示省略して
あるが、その浸み出し付着した接着剤(24)を掻き取
り洗浄するためのドクターブレードやそのバイブレータ
ー、洗浄液のスプレーノズルなどを、上記回転圧着ロー
ル(26)の表面に臨ませる。
【0020】このような掻き取り洗浄機器の付属設置に
より、上記第1接着剤(24)の塗布量につき精密な調
整が不要となり、これを多い目として容易に台板合板
(20)の表面へ塗布することができ、しかも紙(2
3)の全体に含浸させて、上記合成樹脂接着膜(27)
を確固に安定良く形成し得ることとなる。
【0021】そして、上記貼り付け圧着後にはその紙
(23)を台板合板(20)の大きさに応じて、定寸に
カツトするのである。このことは、初回の台板合板(2
0)に第1接着剤(24)を介して、ロール形態にある
紙(23)の切り離し始端部を貼り付けた上、その台板
合板(20)を順次自動間歇的に搬送する過程におい
て、これと連動して昇降するカツター(図示省略)によ
り、支障なくカツトすることができる。
【0022】そこで、次に化粧単板(22)を貼り付け
るため、上記紙(23)の表面に第2接着剤(28)を
やはり塗布ロールなどの使用によって塗布するが、その
塗布量は上記第1接着剤(24)のそれに比して少なく
設定することができる。蓋し、そのベースとなる上記合
成樹脂接着膜(27)が、既に形成されているからであ
る。
【0023】その化粧単板貼り付け用の第2接着剤(2
8)としても上記第1接着剤(24)と同じく、酢酸ビ
ニール樹脂エマルジヨンなどの熱可塑性接着剤と、ユリ
ア樹脂などの熱硬化性接着剤とを一定比率のもとに混合
したものが好適である。そうすれば、これを第1接着剤
(24)が乾燥硬化しない間に塗布することにより、そ
の上記合成樹脂接着膜(27)との親和状態に一体化さ
せることができるからである。
【0024】但し、その場合上記第1接着剤(24)と
の逆に、熱可塑性接着剤を熱硬化性接着剤に比して多く
混合調製することにより、化粧単板(22)への浸透性
を抑制することが、最も効果的である。化粧単板(2
2)への着色塗料による表面塗装を適正に行なえ、その
着色ムラなども防止し得るからである。
【0025】上記第2接着剤(28)も塗布された台板
合板(20)に対して、最後に上方から化粧単板(2
2)をホツトプレス(29)により貼り付け熱圧する。
しかも、その際には図1から示唆される通り、化粧単板
(22)の繊維(杢理)方向(y−y)を、上記紙(2
3)の繊維方向(z−z)とクロス貼り状態に積層させ
る。
【0026】つまり、上記ロール形態の紙(23)はそ
の繰り出し長手方向に順応延在する繊維を備えるため、
上記化粧単板(22)をその繊維(杢理)方向(y−
y)が紙(23)の繊維方向(z−z)と直交する関係
状態に貼り付け一体化するのである。そうすれば、上記
紙(23)とその全体に含浸された第1接着剤(24)
とから成る合成樹脂接着膜(27)が、その化粧単板
(22)の表面割れに対する効果的な対抗強度を発揮す
ることとなる。
【0027】この点、図1では台板合板(20)におけ
る表単板(21)の繊維(杢理)方向(x−x)と、化
粧単板(22)の繊維(杢理)方向(y−y)とを平行
貼り状態に設定しているが、上記趣旨を達成できる限
り、化粧単板(22)の繊維方向(y−y)と表単板
(21)の繊維方向(x−x)とをクロス貼り状態に配
列させてもさしつかえない。
【0028】上記のように製造された化粧貼り合板
(A)は図3の拡大断面図に示す通り、その化粧単板
(22)と台板合板(20)との上下相互間に介在する
合成樹脂接着膜(27)が、紙(23)とその全体に含
浸された第1接着剤(24)とから成り、原紙状態のま
まに残存しないため、使用中の経時的な湿度変化に影響
されず、化粧単板(22)の層間剥離を生ずるおそれが
ない。
【0029】しかも、その紙(23)の繊維方向(z−
z)と化粧単板(22)の繊維(杢理)方向(y−y)
とは、クロス貼り状態にある関係上、その上記合成樹脂
接着膜(27)として化粧単板(22)の表面割れに対
しても優れた対抗強度を発揮し、化粧単板(22)の本
来的な美的効果を永く維持し得ることになる。そのた
め、本発明の化粧貼り合板(A)をフローリングのほか
に、天井板や壁板などの各種建材、家具材、その他の用
途に広く使うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の化粧貼り合板
(A)は台板合板(20)の表面に塗布された紙貼り付
け用の合成樹脂系第1接着剤(24)と、その第1接着
剤(24)を全体的に含浸することとなるように貼り付
けられた紙(23)とから成る合成樹脂接着膜(27)
のほか、その合成樹脂接着膜(27)の表面に塗布され
た化粧単板貼り付け用の合成樹脂系第2接着剤(28)
を介して、上記台板合板(20)へ上方から薄づき化粧
単板(22)を、その繊維方向(y−y)が上記紙(2
3)の繊維方向(z−z)とクロスする関係状態に貼り
付け一体化してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題
を確実に改良できる効果がある。
【0031】即ち、薄づき化粧単板(22)と台板合板
(20)との上下相互間に、紙(23)とその全体に含
浸された合成樹脂系の接着剤(24)とから成る合成樹
脂接着膜(27)が介在しており、その紙(23)が図
5の従来品として示した紙(12)のように、中間部で
の原紙状態に残存しないため、使用中の経時的な湿度変
化に全然影響されず、その化粧単板(22)が台板合板
(20)から層間剥離するおそれがない。その結果、耐
久強度と安定性に優れた化粧貼り合板(A)として、各
種用途に使えるのである。
【0032】しかも、上記合成樹脂接着膜(27)を形
作る紙(23)の繊維方向(z−z)と、化粧単板(2
2)の繊維方向(y−y)とがクロスする関係にあり、
その状態において化粧単板(22)が台板合板(20)
に貼り付け一体化されているため、その化粧単板(2
2)の表面割れに対して上記接着膜(27)が優れた対
抗強度を発揮し、化粧貼り合板(A)としての本来的な
美的効果も達成できるのである。
【0033】又、本発明に係る上記化粧貼り合板(A)
の製造法では、台板合板(20)を搬送ラインに沿い自
動間歇的に搬送する過程において、その台板合板(2
0)の表面に紙貼り付け用の合成樹脂系第1接着剤(2
4)を塗布し、その上方から紙(23)を貼り付け圧着
することにより、その紙(23)の全体に上記第1接着
剤(24)が含浸された合成樹脂接着膜(27)を形成
した後、その合成樹脂接着膜(27)の表面に化粧単板
貼り付け用の合成樹脂系第2接着剤(28)を塗布し
て、その上方から薄づき化粧単板(22)をその繊維方
向(y−y)が上記紙(23)の繊維方向(z−z)と
クロスする関係状態に貼り付け熱圧するようになってい
るため、その台板合板(20)の表面に対する紙(2
3)の貼り付けと、引き続く化粧単板(22)の貼り付
けとを短時間での効率良く行なえ、量産効果を最大限に
発揮させることができる。
【0034】殊更、請求項の構成を採用するならば、
紙(23)の全体に対する第1接着剤(24)の浸透性
を昂めることができ、その混然一体化した合成樹脂接着
膜(27)を容易・確実に形成し得る効果がある。
【0035】他方、第2接着剤(28)は上記第1接着
剤(24)と同じ合成樹脂系の接着剤として、相互の親
和状態に一体化しつつも、化粧単板(22)の表面から
浸み出すようなおそれがなく、延いてはその化粧単板
(22)の表面塗装も適正に行なえ、優れた美的効果の
化粧貼り合板(A)を容易に得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧貼り合板の分解状態を示す斜
面図である。
【図2】同じく化粧貼り合板の製造工程を示す説明図で
ある。
【図3】化粧貼り合板の完成状態を示す拡大断面図であ
る。
【図4】従来品の製造工程を示す説明図である。
【図5】従来品の完成状態を示す拡大断面図である。
【図6】従来品の分解状態を示す斜面図である。
【符号の説明】
(20)・台板合板 (22)・化粧単板 (23)・紙 (24)・第1接着剤 (25)・紙繰り出しロール (26)・圧着ロール (27)・合成樹脂接着膜 (28)・第2接着剤 (29)・ホツトプレス (x−x)・表単板の繊維方向 (y−y)・化粧単板の繊維方向 (z−z)・紙の繊維方向

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板合板(20)の表面に塗布された紙貼
    り付け用の合成樹脂系第1接着剤(24)と、その第1
    接着剤(24)を全体的に含浸することとなるように貼
    り付けられた紙(23)とから成る合成樹脂接着膜(2
    7)のほか、その合成樹脂接着膜(27)の表面に塗布
    された化粧単板貼り付け用の合成樹脂系第2接着剤(2
    8)を介して、上記台板合板(20)へ上方から薄づき
    化粧単板(22)を、その繊維方向(y−y)が上記紙
    (23)の繊維方向(z−z)とクロスする関係状態に
    貼り付け一体化したことを特徴とする化粧貼り合板。
  2. 【請求項2】台板合板(20)を搬送ラインに沿い自動
    間歇的に搬送する過程において、その台板合板(20)
    の表面に紙貼り付け用の合成樹脂系第1接着剤(24)
    を塗布し、その上方から紙(23)を貼り付け圧着する
    ことにより、その紙(23)の全体に上記第1接着剤
    (24)が含浸された合成樹脂接着膜(27)を形成し
    た後、 その合成樹脂接着膜(27)の表面に化粧単板貼り付け
    用の合成樹脂系第2接着剤(28)を塗布して、その上
    方から薄づき化粧単板(22)をその繊維方向(y−
    y)が上記紙(23)の繊維方向(z−z)とクロスす
    る関係状態に貼り付け熱圧することを特徴とする 化粧貼
    り合板の製造法。
  3. 【請求項3】第1接着剤(24)と第2接着剤(28)
    との何れも熱可塑性接着剤と熱硬化性接着剤との混合物
    とし、しかもその混合比率を第1接着剤(24)では熱
    硬化性接着剤を多く、第2接着剤(28)では逆に熱可
    塑性接着剤を多く、各々調製することを特徴とする請求
    項2記載の化粧貼り合板の製造法。
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