JPH0577362A - 建築板 - Google Patents
建築板Info
- Publication number
- JPH0577362A JPH0577362A JP34043891A JP34043891A JPH0577362A JP H0577362 A JPH0577362 A JP H0577362A JP 34043891 A JP34043891 A JP 34043891A JP 34043891 A JP34043891 A JP 34043891A JP H0577362 A JPH0577362 A JP H0577362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- base material
- resin
- impregnated
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】単板の硬度を充分なものにしながら生産におい
て割れなどを生じさせるのを回避し、かつ意匠性も容易
に高め得る。 【構成】基材１に単板２を接合する建築板である。単板
２と基材１との間に単板２の物性を高める物質が含浸さ
れた接着紙３を介在させて接合する。
て割れなどを生じさせるのを回避し、かつ意匠性も容易
に高め得る。 【構成】基材１に単板２を接合する建築板である。単板
２と基材１との間に単板２の物性を高める物質が含浸さ
れた接着紙３を介在させて接合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、基材に単板を接合した
建築板に関し、詳しくは単板の硬度を充分なものにしな
がら生産において割れなどを生じさせるのを回避し、か
つ意匠性も容易に高め得るようにしようとする技術に係
るものである。
建築板に関し、詳しくは単板の硬度を充分なものにしな
がら生産において割れなどを生じさせるのを回避し、か
つ意匠性も容易に高め得るようにしようとする技術に係
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、基材に単板を接合した建築板にお
いては、単板の硬度を高めるのに、予め単板にポリエス
テルなどの樹脂を含浸させて硬化させるＷＰＣ処理を施
したり、また、単板にオーバレイ紙（熱硬化性樹脂を含
浸させたシート）を接合するオーバレイ紙処理などがあ
る。
いては、単板の硬度を高めるのに、予め単板にポリエス
テルなどの樹脂を含浸させて硬化させるＷＰＣ処理を施
したり、また、単板にオーバレイ紙（熱硬化性樹脂を含
浸させたシート）を接合するオーバレイ紙処理などがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
ＷＰＣ処理においては、単板に含まれている水分を抜く
必要があり、このような乾燥処理において木材を薄くス
ライスしたスライス単板（突板）のような単板に割れや
あばれ（多方向に生じる大きな反り）などが生じ、特に
薄単板には実施し難い技術のものである。また、上述の
ようなオーバレイ処理においては、家具等の表面化粧に
おいて広く実施されているが、溝を形成したり、単板に
着色をおこなうのが困難になり、意匠性を高め難いとい
う問題があった。
ＷＰＣ処理においては、単板に含まれている水分を抜く
必要があり、このような乾燥処理において木材を薄くス
ライスしたスライス単板（突板）のような単板に割れや
あばれ（多方向に生じる大きな反り）などが生じ、特に
薄単板には実施し難い技術のものである。また、上述の
ようなオーバレイ処理においては、家具等の表面化粧に
おいて広く実施されているが、溝を形成したり、単板に
着色をおこなうのが困難になり、意匠性を高め難いとい
う問題があった。
【０００４】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、単板において充
分に硬度を備えさせながら、生産において単板に割れや
あばれを生じさせるのを回避し、単板に溝を形成したり
着色をおこなうことができ、意匠性を高めることができ
る建築板を提供しようとするにある。
ものであり、その目的とするところは、単板において充
分に硬度を備えさせながら、生産において単板に割れや
あばれを生じさせるのを回避し、単板に溝を形成したり
着色をおこなうことができ、意匠性を高めることができ
る建築板を提供しようとするにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材１に単板
２を接合する建築板であって、単板２と基材１との間に
単板２の物性を高める物質が含浸された接着紙３を介在
させて接合して成ることを特徴とするものである。ま
た、基材１に単板２を接合する建築板であって、単板２
と基材１との間に着色したレジンを含浸させたレジンシ
ート３ａを介在させて熱圧接合されるともに単板２の表
面にポリエステル樹脂を上塗りして成ることを特徴とす
るものである。
２を接合する建築板であって、単板２と基材１との間に
単板２の物性を高める物質が含浸された接着紙３を介在
させて接合して成ることを特徴とするものである。ま
た、基材１に単板２を接合する建築板であって、単板２
と基材１との間に着色したレジンを含浸させたレジンシ
ート３ａを介在させて熱圧接合されるともに単板２の表
面にポリエステル樹脂を上塗りして成ることを特徴とす
るものである。
【０００６】
【作用】このように、基材１に単板２を接合する建築板
であって、単板２と基材１との間に単板２の物性を高め
る物質が含浸された接着紙３を介在させて接合させるこ
とによって、接着紙３に含浸させてある単板２の物性を
高める物質が単板２側に浸透して単板２の硬度のような
物性を高めるのであり、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要
とすることなく、単板２を損傷するようなことがなく、
しかも単板２はオーバレイ紙処理のように単板２の表面
にオーバレイ紙を接合するものではなく、単板２はその
まま表層材となっていて、単板２に溝加工や着色をおこ
なうことができ、容易に意匠性も向上できるようにした
ものである。
であって、単板２と基材１との間に単板２の物性を高め
る物質が含浸された接着紙３を介在させて接合させるこ
とによって、接着紙３に含浸させてある単板２の物性を
高める物質が単板２側に浸透して単板２の硬度のような
物性を高めるのであり、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要
とすることなく、単板２を損傷するようなことがなく、
しかも単板２はオーバレイ紙処理のように単板２の表面
にオーバレイ紙を接合するものではなく、単板２はその
まま表層材となっていて、単板２に溝加工や着色をおこ
なうことができ、容易に意匠性も向上できるようにした
ものである。
【０００７】また、基材１に単板２を接合する建築板で
あって、単板２と基材１との間に着色したレジンを含浸
させたレジンシート３ａを介在させて熱圧接合されると
もに単板２の表面にポリエステル樹脂４を上塗りするこ
とによって、熱圧接合時にレジンシート３ａに含浸され
ている着色されたレジンがしみ出して単板２側に浸透し
て単板２の高度を高めるのであり、かつ着色したレジン
が単板２側に染み込むことで、木目出しもおこなえ、そ
れでいて、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要とすることな
く、単板２を損傷するようなことがなく、しかも単板２
にはポリエステル樹脂４が上塗りされていて、単板２の
表面硬度を充分に高めるようにしたものである。
あって、単板２と基材１との間に着色したレジンを含浸
させたレジンシート３ａを介在させて熱圧接合されると
もに単板２の表面にポリエステル樹脂４を上塗りするこ
とによって、熱圧接合時にレジンシート３ａに含浸され
ている着色されたレジンがしみ出して単板２側に浸透し
て単板２の高度を高めるのであり、かつ着色したレジン
が単板２側に染み込むことで、木目出しもおこなえ、そ
れでいて、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要とすることな
く、単板２を損傷するようなことがなく、しかも単板２
にはポリエステル樹脂４が上塗りされていて、単板２の
表面硬度を充分に高めるようにしたものである。
【０００８】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図１は生産工程を示していて、合板の基材１の表面
に接着剤４を塗布し、その上に単板２の物性を高める物
質、例えば変成メラミンやＤＡＰ（ジアクリルフタレー
ト）等を含浸させた接着紙３を積層し、接着紙３の上に
単板２を積層し、そして加熱加圧して接合して建築板を
得るのである。このような建築板の側端面には実加工が
なされ、カラーリングがなされ、下塗り及び上塗りがお
こなわれるのである。
る。図１は生産工程を示していて、合板の基材１の表面
に接着剤４を塗布し、その上に単板２の物性を高める物
質、例えば変成メラミンやＤＡＰ（ジアクリルフタレー
ト）等を含浸させた接着紙３を積層し、接着紙３の上に
単板２を積層し、そして加熱加圧して接合して建築板を
得るのである。このような建築板の側端面には実加工が
なされ、カラーリングがなされ、下塗り及び上塗りがお
こなわれるのである。
【０００９】基材１に接着剤４が塗布されるのは、基材
１の上に積層された接着紙３が容易に移動しないように
仮固定するためと、基材１と接着紙３との間に接着剤４
を介在させることで、接着紙３に含浸させた単板２の物
性を高める物質が基材１側に移行するのを抑制し、物質
が単板２側に良好に移行できるようにするものである。
そして接着剤４はかかる目的が達成できればどのような
ものでもよく、例えば、シーラーと粘着剤といったもの
を用いてもよい。そして単板２は充分に含水させた濡れ
単板２を使用するのであり、適度な粘着性を有してい
て、固定の必要はない。
１の上に積層された接着紙３が容易に移動しないように
仮固定するためと、基材１と接着紙３との間に接着剤４
を介在させることで、接着紙３に含浸させた単板２の物
性を高める物質が基材１側に移行するのを抑制し、物質
が単板２側に良好に移行できるようにするものである。
そして接着剤４はかかる目的が達成できればどのような
ものでもよく、例えば、シーラーと粘着剤といったもの
を用いてもよい。そして単板２は充分に含水させた濡れ
単板２を使用するのであり、適度な粘着性を有してい
て、固定の必要はない。
【００１０】実施例１ ０．３ｔ ナラ集成単板（含水率 ８０％） １２ｔ 合板 接着剤 コニシボンド製 ＳＢ１１２４ ６部 同上 Ｃ−１ ４部 小麦粉 ３部 塗布量 ７ｇ／尺2 プレス条件 １３０℃ ５分 １０ｋｇ／ｃｍ2 変成メラミン含浸シート 含浸量 ９５〜１１０ｇ／ｍ2 シート クラフトペーパー実施例２ ０．３ｔ ナラ集成単板 １２ｔ 合板 接着剤 コニシボンド製 ＳＢ１１２４ ６部 同上 Ｃ−１ ４部 小麦粉 ３部 塗布量 ７ｇ／尺2 プレス条件 １３０℃ ５分 １０ｋｇ／ｃｍ2 ジアリルフタレート含浸シート 含浸量 ９５〜１１０ｇ／ｍ2 シート 不織布実施例１ 及び実施例２についてみぞ加工を施し、着色塗
装をした。上記の実施例のものにおいては、みぞ加工や
着色塗装をしてあるため、オーバレイでは困難な意匠性
に富んだものとなった。
装をした。上記の実施例のものにおいては、みぞ加工や
着色塗装をしてあるため、オーバレイでは困難な意匠性
に富んだものとなった。
【００１１】そして表面機能において、バーコール硬
度、コインスクラッチ試験をした。比較として、市販
ＷＰＣ処理建築板（ナショナル耐熱工芸フロアー 厚単
板使用）及び薄単板使用（ナショナルカラーフロア
ー）を示す。 バーコール硬度 コインスクラッチ 実施例１ ８０以上 ○ 実施例２ ６０〜８０以上 ○ の耐熱フロアー ６０〜８０ ○ のカラーフロアー ２０〜７０ × 以上の結果、本発明においては、薄単板を使用し、意匠
性が高く、表面性能のよいものができた。
度、コインスクラッチ試験をした。比較として、市販
ＷＰＣ処理建築板（ナショナル耐熱工芸フロアー 厚単
板使用）及び薄単板使用（ナショナルカラーフロア
ー）を示す。 バーコール硬度 コインスクラッチ 実施例１ ８０以上 ○ 実施例２ ６０〜８０以上 ○ の耐熱フロアー ６０〜８０ ○ のカラーフロアー ２０〜７０ × 以上の結果、本発明においては、薄単板を使用し、意匠
性が高く、表面性能のよいものができた。
【００１２】図２は更に他の実施例を示していて、基材
１としての合板にロール装置５にて接着剤６を塗布し、
接着剤６を介して着色したレンジを含浸させたレジンシ
ート３ａを基材１に積層し、レジンシート３ａの上に楢
材をスライスした単板２を加熱加圧して積層するもので
ある。かかる積層はプレスにておこなわれ、生地研磨を
おこない、実・溝加工をおこない、カラーリングを施
し、下塗り、中塗りをおこない、そして上塗りをおこな
うものである。かかる場合、図２における諸材料及びデ
ータは以下の通りである。
１としての合板にロール装置５にて接着剤６を塗布し、
接着剤６を介して着色したレンジを含浸させたレジンシ
ート３ａを基材１に積層し、レジンシート３ａの上に楢
材をスライスした単板２を加熱加圧して積層するもので
ある。かかる積層はプレスにておこなわれ、生地研磨を
おこない、実・溝加工をおこない、カラーリングを施
し、下塗り、中塗りをおこない、そして上塗りをおこな
うものである。かかる場合、図２における諸材料及びデ
ータは以下の通りである。
【００１３】 合板の基材１ １２．０ｍｍ 接着剤６ ストラクトボンド 単板２ 楢材 ０．３ｍｍ 含水率 ５０〜１００％ レジンシート３ａ 基材シート ビニロン ８０ｇ／ｍ2 レジン 変性メラミン 着色 ミディアムオーク色 プレス条件 １３０℃ ８ｋｇ／ｃｍ2 ３分 ○下塗りは、ウレタンアクリレートｕｖ塗料を使用し、
ナチュラルロール＋リバースロール＋ナチュラルロール
の塗布機で２．８〜３．２ｇ／尺2 の塗布量 ○中塗りは、エステルアクリレートｕｖ塗料を使用し、
ナチュラルロール＋ナチュラルロールの塗布機で２．８
〜３．０ｇ／尺2 の塗布量 ○上塗りは、ポリエステル塗料を１０〜１５ｇ／尺2 の
塗布量のものである。
ナチュラルロール＋リバースロール＋ナチュラルロール
の塗布機で２．８〜３．２ｇ／尺2 の塗布量 ○中塗りは、エステルアクリレートｕｖ塗料を使用し、
ナチュラルロール＋ナチュラルロールの塗布機で２．８
〜３．０ｇ／尺2 の塗布量 ○上塗りは、ポリエステル塗料を１０〜１５ｇ／尺2 の
塗布量のものである。
【００１４】 カラーリングは、グランドバース 着色剤 ０．５〜２ｇ／尺2 体質顔料 シンナー を使用するものである。 しかして、単板２と基材１間にレジンシート３ａを介装
するとともに単板２の表層にポリエステル樹脂を上塗り
することで、バーコール硬度が７０〜９０で、コイン引
っ掻き硬度が９ｋｇ以上のものが得られた。
するとともに単板２の表層にポリエステル樹脂を上塗り
することで、バーコール硬度が７０〜９０で、コイン引
っ掻き硬度が９ｋｇ以上のものが得られた。
【００１５】そして、レジンシート３ａの基材シートは
乾燥状態で破裂度は６ｋｇ／ｃｍ2 以上になされてい
る。すなわち、一般の建築板材を暖房床材（ホットカー
ペット）に使用するのに、膨張伸縮が大きく、表層に塗
装を施した場合、その塗膜にクラックが生じやすいもの
である。これを防止するのに、繊維方向を単板２の繊維
方向とはクロスさせたクロス合板を基材１として使用す
るのであるが、かかる場合、表層に０．６ｍｍ以下のス
ライスした単板２を用いるのに、合板側の木目の横すじ
が写り、かつレジンシートから染み出したレジンが合板
側の木目に沿って流れ、一層木目が写りやすくなるもの
である。しかして、単板２の繊維方向と合板表層の繊維
方向を平行にした平行合板を使用し、合板の木目の写り
を回避しながら、単板及びその塗膜にクラックが生じる
のを回避するのに、レジンシート３ａの破裂強度を６ｋ
ｇ／ｃｍ2 にするようにしたものである。
乾燥状態で破裂度は６ｋｇ／ｃｍ2 以上になされてい
る。すなわち、一般の建築板材を暖房床材（ホットカー
ペット）に使用するのに、膨張伸縮が大きく、表層に塗
装を施した場合、その塗膜にクラックが生じやすいもの
である。これを防止するのに、繊維方向を単板２の繊維
方向とはクロスさせたクロス合板を基材１として使用す
るのであるが、かかる場合、表層に０．６ｍｍ以下のス
ライスした単板２を用いるのに、合板側の木目の横すじ
が写り、かつレジンシートから染み出したレジンが合板
側の木目に沿って流れ、一層木目が写りやすくなるもの
である。しかして、単板２の繊維方向と合板表層の繊維
方向を平行にした平行合板を使用し、合板の木目の写り
を回避しながら、単板及びその塗膜にクラックが生じる
のを回避するのに、レジンシート３ａの破裂強度を６ｋ
ｇ／ｃｍ2 にするようにしたものである。
【００１６】実施例Ａ 変性メラミン樹脂 含浸量 １６０ｇ／ｍ2 の破裂度３
ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを合板上に置き、更に
単板を積層し、１３０℃、８ｋｇで５分間加熱プレスし
たものに、常法により、ウレタン塗装を施した。このと
き合板と単板の繊維方向は平行である。
ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを合板上に置き、更に
単板を積層し、１３０℃、８ｋｇで５分間加熱プレスし
たものに、常法により、ウレタン塗装を施した。このと
き合板と単板の繊維方向は平行である。
【００１７】実施例Ｂ 破裂度が５．７ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを使
い、他は実施例Ａと同じである。 実施例Ｃ 破裂度が６．２ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを使
い、他は実施例Ａと同じである。
い、他は実施例Ａと同じである。 実施例Ｃ 破裂度が６．２ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを使
い、他は実施例Ａと同じである。
【００１８】比較例１ 破裂度が３ｋｇ／ｃｍ2 のクラフトぺーパーを使い、単
板の繊維方向と合板の繊維方向とを直交させた。このよ
うな実施例及び比較例のものを３０ｃｍ×３０ｃｍの試
験片におき、１２時間通電、１２時間断を１０サイクル
切り返したものを１回として繰り返すもので、全クラッ
ク長さが１５０ｍｍ以下で合格とするものである。
板の繊維方向と合板の繊維方向とを直交させた。このよ
うな実施例及び比較例のものを３０ｃｍ×３０ｃｍの試
験片におき、１２時間通電、１２時間断を１０サイクル
切り返したものを１回として繰り返すもので、全クラッ
ク長さが１５０ｍｍ以下で合格とするものである。
【００１９】 ホットカーペット試験 外観 １回 ２回 ３回 実施例Ａ × × × ○ 実施例Ｂ ○ ○ × ○ 実施例Ｃ ○ ○ ○ ○ 比較例１ ○ ○ ○ ×（ヨコメ） 以上の結果、クラックのでない建築板が得られた。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上述のように、基材に単板を接
合する建築板であって、単板と基材との間に単板の物性
を高める物質が含浸された接着紙を介在させて接合させ
るから、接着紙に含浸させてある単板の物性を高める物
質が単板側に浸透して単板の硬度のような物性を高める
ことができ、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要とすること
なく、単板を損傷するようなことがなく、しかも単板は
オーバレイ紙処理のように単板の表面にオーバレイ紙を
接合するものではなく、単板はそのまま表層材となって
いて、単板に溝加工や着色をおこなうことができ、容易
に意匠性も向上できるという利点がある。
合する建築板であって、単板と基材との間に単板の物性
を高める物質が含浸された接着紙を介在させて接合させ
るから、接着紙に含浸させてある単板の物性を高める物
質が単板側に浸透して単板の硬度のような物性を高める
ことができ、ＷＰＣ処理のように乾燥を必要とすること
なく、単板を損傷するようなことがなく、しかも単板は
オーバレイ紙処理のように単板の表面にオーバレイ紙を
接合するものではなく、単板はそのまま表層材となって
いて、単板に溝加工や着色をおこなうことができ、容易
に意匠性も向上できるという利点がある。
【００２１】また、基材に単板を接合する建築板であっ
て、単板と基材との間に着色したレジンを含浸させたレ
ジンシートを介在させて熱圧接合されるともに単板の表
面にポリエステル樹脂を上塗りするから、熱圧接合時に
レジンシートに含浸されている着色されたレジンがしみ
出して単板側に浸透して単板の高度を高めることでき、
かつ着色したレジンが単板側に染み込むことで、木目出
しもおこなえ、それでいて、ＷＰＣ処理のように乾燥を
必要とすることなく、単板を損傷するようなことがな
く、しかも単板にはポリエステル樹脂が上塗りされてい
て、単板の表面硬度を充分に高めることできるという利
点がある。
て、単板と基材との間に着色したレジンを含浸させたレ
ジンシートを介在させて熱圧接合されるともに単板の表
面にポリエステル樹脂を上塗りするから、熱圧接合時に
レジンシートに含浸されている着色されたレジンがしみ
出して単板側に浸透して単板の高度を高めることでき、
かつ着色したレジンが単板側に染み込むことで、木目出
しもおこなえ、それでいて、ＷＰＣ処理のように乾燥を
必要とすることなく、単板を損傷するようなことがな
く、しかも単板にはポリエステル樹脂が上塗りされてい
て、単板の表面硬度を充分に高めることできるという利
点がある。
【図１】本発明の一実施例の生産工程を示す説明図であ
る。
る。
【図２】同上の他の実施例の生産工程を示す説明図であ
る。
る。
１ 基材 ２ 単板 ３ 接着紙
Claims (2)
- 【請求項１】 基材に単板を接合する建築板であって、
単板と基材との間に単板の物性を高める物質が含浸され
た接着紙を介在させて接合して成ることを特徴とする建
築板。 - 【請求項２】 基材に単板を接合する建築板であって、
単板と基材との間に着色したレジンを含浸させたレジン
シートを介在させて熱圧接合されるともに単板の表面に
ポリエステル樹脂を上塗りして成ることを特徴とする建
築板。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-184993 | 1991-07-25 | ||
| JP18499391 | 1991-07-25 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577362A true JPH0577362A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=16162914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34043891A Pending JPH0577362A (ja) | 1991-07-25 | 1991-12-24 | 建築板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0577362A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP2902196A1 (de) * | 2014-01-30 | 2015-08-05 | Flooring Technologies Ltd. | Verfahren zum Herstellen eines Holzwerkstoffs und Holzwerkstoff aus einer Trägerplatte und einem Furnier |
| CN104929334A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-23 | 安徽森泰木塑科技地板有限公司 | 一种防水板材及其制造方法 |
| US10100535B2 (en) * | 2014-01-10 | 2018-10-16 | Valinge Innovation Ab | Wood fibre based panel with a surface layer |
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| US10442152B2 (en) | 2013-11-27 | 2019-10-15 | Valinge Innovation Ab | Floorboard |
| US10442164B2 (en) | 2013-11-27 | 2019-10-15 | Valinge Innovation Ab | Floor, wall, or ceiling panel and method for producing same |
| US10828881B2 (en) | 2016-04-25 | 2020-11-10 | Valinge Innovation Ab | Veneered element and method of producing such a veneered element |
| US10981362B2 (en) | 2018-01-11 | 2021-04-20 | Valinge Innovation Ab | Method to produce a veneered element |
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| US11167533B2 (en) | 2018-01-11 | 2021-11-09 | Valinge Innovation Ab | Method to produce a veneered element and a veneered element |
| US11313123B2 (en) | 2015-06-16 | 2022-04-26 | Valinge Innovation Ab | Method of forming a building panel or surface element and such a building panel and surface element |
| US11597187B2 (en) | 2019-01-09 | 2023-03-07 | Valinge Innovation Ab | Method to produce a veneer element and a veneer element |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34043891A patent/JPH0577362A/ja active Pending
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