JPH0941637A - 突板貼り化粧板の製造方法 - Google Patents
突板貼り化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPH0941637A JPH0941637A JP21270995A JP21270995A JPH0941637A JP H0941637 A JPH0941637 A JP H0941637A JP 21270995 A JP21270995 A JP 21270995A JP 21270995 A JP21270995 A JP 21270995A JP H0941637 A JPH0941637 A JP H0941637A
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- Japan
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- veneer
- sliced veneer
- polyurethane resin
- plywood
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な方法で樹脂含浸した従来の突板貼り化
粧板と同様にひび割れの生じ難い突板貼り化粧板の製造
方法を提供する。 【解決手段】 合板等からなる木質基板の表面に突板が
貼着された突板貼り化粧板の製造方法であって、前記突
板の表面には、ポリウレタン樹脂系シーラーを塗布した
後、着色ワイピングし、上塗りを施してひび割れを生じ
難くした。
粧板と同様にひび割れの生じ難い突板貼り化粧板の製造
方法を提供する。 【解決手段】 合板等からなる木質基板の表面に突板が
貼着された突板貼り化粧板の製造方法であって、前記突
板の表面には、ポリウレタン樹脂系シーラーを塗布した
後、着色ワイピングし、上塗りを施してひび割れを生じ
難くした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ひび割れの生じに
くい突板貼り化粧板の製造方法に関する。
くい突板貼り化粧板の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】フロア材として使用される突板貼り化粧
板は、突板を直接木質基板の上に貼着したのでは、ひび
割れが入り易いという欠点がある。そこで、木質基板と
突板との間に緩衝材として作用する和紙を介在させた
り、更に効果を増すために突板自体を合成樹脂で含浸
（ＷＰＣ処理）していた。
板は、突板を直接木質基板の上に貼着したのでは、ひび
割れが入り易いという欠点がある。そこで、木質基板と
突板との間に緩衝材として作用する和紙を介在させた
り、更に効果を増すために突板自体を合成樹脂で含浸
（ＷＰＣ処理）していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、突板の
樹脂含浸は製造工程が複雑化して、製造原価が高騰する
という問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたもので、簡単な方法で樹脂含浸した従来の突板貼り
化粧板と同様にひび割れの生じ難い突板貼り化粧板の製
造方法を提供することを目的とする。
樹脂含浸は製造工程が複雑化して、製造原価が高騰する
という問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたもので、簡単な方法で樹脂含浸した従来の突板貼り
化粧板と同様にひび割れの生じ難い突板貼り化粧板の製
造方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の突板貼り化粧板の製造方法は、合板等からなる木
質基板の表面に突板が貼着された突板貼り化粧板の製造
方法であって、前記突板の表面には、ポリウレタン樹脂
系シーラーを塗布した後、着色ワイピングし、上塗りを
施している。また、請求項２記載の突板貼り化粧板の製
造方法は、請求項１記載の方法において、前記突板と木
質基板との間には、和紙が介在している。
記載の突板貼り化粧板の製造方法は、合板等からなる木
質基板の表面に突板が貼着された突板貼り化粧板の製造
方法であって、前記突板の表面には、ポリウレタン樹脂
系シーラーを塗布した後、着色ワイピングし、上塗りを
施している。また、請求項２記載の突板貼り化粧板の製
造方法は、請求項１記載の方法において、前記突板と木
質基板との間には、和紙が介在している。
【０００５】
【作用】請求項１、２記載の突板貼り化粧板の製造方法
は、浸透性の良いポリウレタン樹脂系シーラーを突板表
面に塗布するようにしているので、突板の繊維中に浸透
して繊維自体の結合性が強くなり突板のひび割れを低減
できる。この上に着色ワイピングしているので、導管溝
に着色剤（ステイン）が浸透して木目が強調され、更に
その上に上塗りを行っているので、内部の組織が保護さ
れる。特に、請求項２記載の突板貼り化粧板の製造方法
においては、更に突板と木質基板との間に和紙を配置し
ているので、製造工程は増えるが、和紙が緩衝材として
作用するので、突板のひび割れがより一層少なくなる。
は、浸透性の良いポリウレタン樹脂系シーラーを突板表
面に塗布するようにしているので、突板の繊維中に浸透
して繊維自体の結合性が強くなり突板のひび割れを低減
できる。この上に着色ワイピングしているので、導管溝
に着色剤（ステイン）が浸透して木目が強調され、更に
その上に上塗りを行っているので、内部の組織が保護さ
れる。特に、請求項２記載の突板貼り化粧板の製造方法
においては、更に突板と木質基板との間に和紙を配置し
ているので、製造工程は増えるが、和紙が緩衝材として
作用するので、突板のひび割れがより一層少なくなる。
【０００６】
【発明の実施の形態】続いて、本発明を具体化した実施
の形態につき説明し、本発明の理解に供する。本発明の
一実施の形態に係る突板貼り化粧板の製造方法は、木質
基板の表面に貼着した突板の表面に、ポリウレタン樹脂
系シーラーを塗布した後、着色材を塗布装置Ａによって
塗布し、更に別の塗布装置Ｂで樹脂塗料を上塗りしてい
る。以下、これらについて、詳しく説明する。
の形態につき説明し、本発明の理解に供する。本発明の
一実施の形態に係る突板貼り化粧板の製造方法は、木質
基板の表面に貼着した突板の表面に、ポリウレタン樹脂
系シーラーを塗布した後、着色材を塗布装置Ａによって
塗布し、更に別の塗布装置Ｂで樹脂塗料を上塗りしてい
る。以下、これらについて、詳しく説明する。
【０００７】前記木質基板としては、合板、パーティク
ルボード、ＭＤＦ（中質繊維板）、ＬＶＬ（ラミネーテ
ッド・ベニア・ランバー）、ＯＳＢ（Ｏｒｉｅｎｔｅｄ
Ｓｔｒａｎｄ Ｂｏａｄ、配向性ボード）等が用いら
れるが、ＯＳＢのように表面の凹凸が粗い場合には、目
止め処理を予め行うことになる。また、前記突板として
は、厚さが０．２〜１．０ｍｍ程度に薄く剥離された木
目模様が美麗な天然木化粧単板が用いられ、天然木とし
てはナラ、セン、ブナ、ケヤキ等が用いられる。
ルボード、ＭＤＦ（中質繊維板）、ＬＶＬ（ラミネーテ
ッド・ベニア・ランバー）、ＯＳＢ（Ｏｒｉｅｎｔｅｄ
Ｓｔｒａｎｄ Ｂｏａｄ、配向性ボード）等が用いら
れるが、ＯＳＢのように表面の凹凸が粗い場合には、目
止め処理を予め行うことになる。また、前記突板として
は、厚さが０．２〜１．０ｍｍ程度に薄く剥離された木
目模様が美麗な天然木化粧単板が用いられ、天然木とし
てはナラ、セン、ブナ、ケヤキ等が用いられる。
【０００８】前記ポリウレタン樹脂系シーラーとして
は、例えば、素地木材に対する付着性に優れるポリオー
ル硬化型（２液硬化型）を用い、ロールコーター等を用
いて突板の表面に塗布する。塗布量は、１６〜２５ｇ／
ｍ2 程度である。このポリウレタン樹脂系シーラーが突
板内に浸透すると、木材の繊維中に浸透、繊維同士が結
合することによって、ひび割れが生じにくくなる。
は、例えば、素地木材に対する付着性に優れるポリオー
ル硬化型（２液硬化型）を用い、ロールコーター等を用
いて突板の表面に塗布する。塗布量は、１６〜２５ｇ／
ｍ2 程度である。このポリウレタン樹脂系シーラーが突
板内に浸透すると、木材の繊維中に浸透、繊維同士が結
合することによって、ひび割れが生じにくくなる。
【０００９】着色剤（ステイン）を塗布する塗布装置Ａ
には、スポンジロールコーターを使用し、突板に擦りつ
けるようにして塗布する。これによって導管溝にステイ
ンが浸透して木目が美麗に強調される。
には、スポンジロールコーターを使用し、突板に擦りつ
けるようにして塗布する。これによって導管溝にステイ
ンが浸透して木目が美麗に強調される。
【００１０】上塗りに使用する塗布装置Ｂには、カーテ
ンフローコーター等を使用し、上塗りする樹脂として
は、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノアルキッ
ド樹脂等の塗料があり、これによって突板の表面を保護
し、耐水性、耐汚染性等を向上させることができる。以
上の方法によって製造された突板貼り化粧板の寒熱テス
トを行った結果、従来のＷＰＣ処理された突板貼り化粧
板と同様、ひび割れが減少した。
ンフローコーター等を使用し、上塗りする樹脂として
は、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノアルキッ
ド樹脂等の塗料があり、これによって突板の表面を保護
し、耐水性、耐汚染性等を向上させることができる。以
上の方法によって製造された突板貼り化粧板の寒熱テス
トを行った結果、従来のＷＰＣ処理された突板貼り化粧
板と同様、ひび割れが減少した。
【００１１】
【発明の効果】請求項１及び２記載の突板貼り化粧板の
製造方法においては、突板にポリウレタン樹脂系シーラ
ーを浸透させているので、突板の繊維同士が強固に結合
され突板のひび割れを低減することができる。また、製
造工程もＷＰＣ処理する場合に比較して簡単であり、更
には製造に要する時間も全体的に短くなるので、品質の
よい突板貼り化粧板を低コストで大量に製造できる。更
に、請求項２記載の突板貼り化粧板の製造方法において
は、突板と木質基板との間に和紙を介在させているの
で、製造工程は増えるが更にひび割れが減少するという
効果が発揮される。
製造方法においては、突板にポリウレタン樹脂系シーラ
ーを浸透させているので、突板の繊維同士が強固に結合
され突板のひび割れを低減することができる。また、製
造工程もＷＰＣ処理する場合に比較して簡単であり、更
には製造に要する時間も全体的に短くなるので、品質の
よい突板貼り化粧板を低コストで大量に製造できる。更
に、請求項２記載の突板貼り化粧板の製造方法において
は、突板と木質基板との間に和紙を介在させているの
で、製造工程は増えるが更にひび割れが減少するという
効果が発揮される。
Claims (2)
- 【請求項１】 合板等からなる木質基板の表面に突板が
貼着された突板貼り化粧板の製造方法であって、 前記突板の表面には、ポリウレタン樹脂系シーラーを塗
布した後、着色ワイピングし、上塗りを施すひび割れの
生じにくい突板貼り化粧板の製造方法。 - 【請求項２】 前記突板と木質基板との間には、和紙が
介在している請求項１記載の突板貼り化粧板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21270995A JPH0941637A (ja) | 1995-07-29 | 1995-07-29 | 突板貼り化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21270995A JPH0941637A (ja) | 1995-07-29 | 1995-07-29 | 突板貼り化粧板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941637A true JPH0941637A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16627138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21270995A Pending JPH0941637A (ja) | 1995-07-29 | 1995-07-29 | 突板貼り化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0941637A (ja) |
-
1995
- 1995-07-29 JP JP21270995A patent/JPH0941637A/ja active Pending
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