JPS6153203B2 - - Google Patents
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- JPS6153203B2 JPS6153203B2 JP23307382A JP23307382A JPS6153203B2 JP S6153203 B2 JPS6153203 B2 JP S6153203B2 JP 23307382 A JP23307382 A JP 23307382A JP 23307382 A JP23307382 A JP 23307382A JP S6153203 B2 JPS6153203 B2 JP S6153203B2
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化粧単板シートの製造方法に係り、詳
しくは化粧単板特有のそり、あばれ等が認められ
ない平滑で柔軟な化粧単板シートの製造方法に関
する。
しくは化粧単板特有のそり、あばれ等が認められ
ない平滑で柔軟な化粧単板シートの製造方法に関
する。
従来より、原木を0.5mm以下程度の厚さに切削
した〓板単板に紙、不織布などの補強裏貼材を貼
着し、可撓性を持たせた化粧単板シートは知られ
ている。この化粧単板シートの製造方法は、単板
を15ないし10%の含水率としたものを用い、接着
剤として乾式、すなわち無溶媒タイプのものある
いは樹脂フイルム等を用い熱圧接着して行ういわ
ゆる乾式方法、または単板を繊維飽和点(F.S.P.
)以上である25〜30%以上の含水率とし、接着剤
もウエツトタイプ、すなわち水溶性タイプのもの
を用い熱圧接着する湿式方式のいずれかの方法で
製造されている。しかしながら、乾式方法にあつ
ては化粧単板シートの外観品質は優れているもの
の、単板をF.S.P.以下の含水率としたものを用い
るため、単板の乾燥工程を必要とし、かつ接着剤
に高価なものを用いなければならないという欠点
を有している。また湿式方式にあつては、水溶液
タイプの接着剤を用いるため、接着剤中の水分が
ある程度単板シートの仕上り状態に影響を与え、
化粧単板シートが単板の乾燥が進行するにしたが
つて凹凸になつたり、そりやあばれが発生し易い
問題を含んでいる。
した〓板単板に紙、不織布などの補強裏貼材を貼
着し、可撓性を持たせた化粧単板シートは知られ
ている。この化粧単板シートの製造方法は、単板
を15ないし10%の含水率としたものを用い、接着
剤として乾式、すなわち無溶媒タイプのものある
いは樹脂フイルム等を用い熱圧接着して行ういわ
ゆる乾式方法、または単板を繊維飽和点(F.S.P.
)以上である25〜30%以上の含水率とし、接着剤
もウエツトタイプ、すなわち水溶性タイプのもの
を用い熱圧接着する湿式方式のいずれかの方法で
製造されている。しかしながら、乾式方法にあつ
ては化粧単板シートの外観品質は優れているもの
の、単板をF.S.P.以下の含水率としたものを用い
るため、単板の乾燥工程を必要とし、かつ接着剤
に高価なものを用いなければならないという欠点
を有している。また湿式方式にあつては、水溶液
タイプの接着剤を用いるため、接着剤中の水分が
ある程度単板シートの仕上り状態に影響を与え、
化粧単板シートが単板の乾燥が進行するにしたが
つて凹凸になつたり、そりやあばれが発生し易い
問題を含んでいる。
本発明者はこれらの問題点を解決すべく種々検
討したところ、従来の湿式方式による化粧単板シ
ートの製造において、化粧単板の含水率が20%以
上のものを用い、補強裏貼材の貼着に水溶性接着
剤としてユリア樹脂、メラミン樹脂、酢酸ビニル
樹脂エマルジヨン、スチレン−ブタジエン樹脂お
よび天然増量剤からなる接着剤を選択し、更にこ
の接着剤にポリ塩化ビニリデンマイクロカプセル
化発泡剤を添加したものを用い熱圧接着した場合
に、そりやあばれのない良好な化粧単板シートと
なり、またその製造工程においても従来の単板の
仮固着、熱圧接着といつた2次、3次工程を一括
して行ない得ることを新規に見出し、本発明を完
成させた。
討したところ、従来の湿式方式による化粧単板シ
ートの製造において、化粧単板の含水率が20%以
上のものを用い、補強裏貼材の貼着に水溶性接着
剤としてユリア樹脂、メラミン樹脂、酢酸ビニル
樹脂エマルジヨン、スチレン−ブタジエン樹脂お
よび天然増量剤からなる接着剤を選択し、更にこ
の接着剤にポリ塩化ビニリデンマイクロカプセル
化発泡剤を添加したものを用い熱圧接着した場合
に、そりやあばれのない良好な化粧単板シートと
なり、またその製造工程においても従来の単板の
仮固着、熱圧接着といつた2次、3次工程を一括
して行ない得ることを新規に見出し、本発明を完
成させた。
すなわち本発明の化粧単板シートの製造方法
は、離型基材上に水溶性樹脂、スチレン−ブタジ
エン樹脂及び天然増量剤よりなる水溶性接着剤、
例えばメラミン樹脂、スチレン−ブタジエン樹
脂、水、小麦粉よりなる接着剤にポリ塩化ビニリ
デンマイクロカプセル化発泡剤を5%から15%重
量比添加したものを塗布して補強裏貼材を貼り合
わせ、次いで該裏貼材上に前記水溶性接着剤にて
含水率20%以上の化粧単板を積層させ、熱圧固定
することを特徴とする。
は、離型基材上に水溶性樹脂、スチレン−ブタジ
エン樹脂及び天然増量剤よりなる水溶性接着剤、
例えばメラミン樹脂、スチレン−ブタジエン樹
脂、水、小麦粉よりなる接着剤にポリ塩化ビニリ
デンマイクロカプセル化発泡剤を5%から15%重
量比添加したものを塗布して補強裏貼材を貼り合
わせ、次いで該裏貼材上に前記水溶性接着剤にて
含水率20%以上の化粧単板を積層させ、熱圧固定
することを特徴とする。
本発明で使用する離型基材は、離型紙またはポ
リエチレンフイルム等の離型性のあるプラスチツ
クシートが好ましく、熱圧成形された化粧単板シ
ートを加熱圧縮機より容易に取りはずすことがで
き、かつ化粧単板シートからも容易に剥離し得る
仮固着としての性質を有するものであれば良く、
これらは単独または他の基板上に貼り合された状
態で用いられる。
リエチレンフイルム等の離型性のあるプラスチツ
クシートが好ましく、熱圧成形された化粧単板シ
ートを加熱圧縮機より容易に取りはずすことがで
き、かつ化粧単板シートからも容易に剥離し得る
仮固着としての性質を有するものであれば良く、
これらは単独または他の基板上に貼り合された状
態で用いられる。
また、本発明で使用される接着剤は、化粧単板
貼着用として接着剤自体が単板表面より滲み出さ
ない様に配合されたものであれば良い。水溶性樹
脂としては水溶性メラミン樹脂、ユリア樹脂など
架橋反応を起すものが好ましい。スチレン−ブタ
ジエン樹脂系はラテツクス(エマルジヨン)タイ
プのものが使用される。天然増量剤としては、小
麦粉、デンプン、カゼイン、ブリテイツシユ−ガ
ム(B−ゴム)などが使用できる。特に小麦粉が
好ましい。より具体的にはメラミン樹脂、スチレ
ン−ブタジエン樹脂、水、小麦粉を配合した接着
剤が用いられる。その配合比は、例えばスチレン
−ブタジエン樹脂10〜25部、メラミン樹脂10部、
小麦粉20〜25部、水30部である。
貼着用として接着剤自体が単板表面より滲み出さ
ない様に配合されたものであれば良い。水溶性樹
脂としては水溶性メラミン樹脂、ユリア樹脂など
架橋反応を起すものが好ましい。スチレン−ブタ
ジエン樹脂系はラテツクス(エマルジヨン)タイ
プのものが使用される。天然増量剤としては、小
麦粉、デンプン、カゼイン、ブリテイツシユ−ガ
ム(B−ゴム)などが使用できる。特に小麦粉が
好ましい。より具体的にはメラミン樹脂、スチレ
ン−ブタジエン樹脂、水、小麦粉を配合した接着
剤が用いられる。その配合比は、例えばスチレン
−ブタジエン樹脂10〜25部、メラミン樹脂10部、
小麦粉20〜25部、水30部である。
本発明の化粧単板シートの製造にあつてはこの
水溶性接着剤中にマイクロカプセル化された発泡
剤を添加させるのであるが、この発泡剤として
は、内部に揮発性溶媒を含有し、その外側がポリ
塩化ビニリデンのような樹脂で被覆されたマイク
ロカプセル化されたもので、未膨張時の径が10〜
20μ程度のものが挙げられる。内部に含有する揮
発性溶媒としては、加熱時にガス状として揮発す
る低沸点溶媒であつて、例えばノルマルペンタ
ン、ノルマルヘプタン等であり、ノルマルヘプタ
ンが好ましい。更にこの発泡剤は化粧単板シート
の製造における最終的な熱圧接着により発泡が行
なわれ、補強裏貼材と一体化できるものであつ
て、90ないし120℃の通常の加熱により発泡され
るものであるが、制御なしの発泡では均一な厚み
とならず、平滑な化粧単板シートを得ることが困
難となる。そのため、本発明にあつては最終的な
熱圧固定条件が温度約120℃前後、時間約60秒な
らびに圧縮圧力約4Kg/cm2であるので、これらの
条件下で均一に発泡する発泡剤であることが好ま
しい。具体的には内部揮発溶媒としてノルマルヘ
プタンを含有し、外側がポリ塩化ビニリデンで被
覆された、径が10〜20μの発泡剤が好ましい。
水溶性接着剤中にマイクロカプセル化された発泡
剤を添加させるのであるが、この発泡剤として
は、内部に揮発性溶媒を含有し、その外側がポリ
塩化ビニリデンのような樹脂で被覆されたマイク
ロカプセル化されたもので、未膨張時の径が10〜
20μ程度のものが挙げられる。内部に含有する揮
発性溶媒としては、加熱時にガス状として揮発す
る低沸点溶媒であつて、例えばノルマルペンタ
ン、ノルマルヘプタン等であり、ノルマルヘプタ
ンが好ましい。更にこの発泡剤は化粧単板シート
の製造における最終的な熱圧接着により発泡が行
なわれ、補強裏貼材と一体化できるものであつ
て、90ないし120℃の通常の加熱により発泡され
るものであるが、制御なしの発泡では均一な厚み
とならず、平滑な化粧単板シートを得ることが困
難となる。そのため、本発明にあつては最終的な
熱圧固定条件が温度約120℃前後、時間約60秒な
らびに圧縮圧力約4Kg/cm2であるので、これらの
条件下で均一に発泡する発泡剤であることが好ま
しい。具体的には内部揮発溶媒としてノルマルヘ
プタンを含有し、外側がポリ塩化ビニリデンで被
覆された、径が10〜20μの発泡剤が好ましい。
水溶性接着剤中に添加する発泡剤の添加量は、
用いる水溶性接着剤の量により適宜選択される
が、例えば水溶性接着剤100重量部に対し5ない
し30重量部である。
用いる水溶性接着剤の量により適宜選択される
が、例えば水溶性接着剤100重量部に対し5ない
し30重量部である。
また、離型基材上に塗布する水性接着剤の塗布
量は、化粧単板シートの裏面接着層が化粧単板厚
みの0.2ないし0.3mmと同程度の厚さを保持できる
程度の量であることが好ましく、例えばウエツト
で80ないし200g/m2、より好ましくは100ないし
150g/m2が良い。
量は、化粧単板シートの裏面接着層が化粧単板厚
みの0.2ないし0.3mmと同程度の厚さを保持できる
程度の量であることが好ましく、例えばウエツト
で80ないし200g/m2、より好ましくは100ないし
150g/m2が良い。
このように、上述の発泡剤の添加量ならびに水
性接着剤の塗布量は、化粧単板シートの用途目的
により種々変更し得るものであるが、例えば化粧
単板の厚みが0.2mmの場合、水溶性接着剤約110
g/m2を用い、これに対し発泡剤約15gを添加す
れば化粧単板と同程度の裏面接着層の膜厚を得る
ことができる。なお、発泡剤を添加した水溶性接
着剤の塗布手段としては、接着剤が均一に塗布で
きるものであれば良く、例えばスプレツターおよ
びリバースコーターが用いられる。
性接着剤の塗布量は、化粧単板シートの用途目的
により種々変更し得るものであるが、例えば化粧
単板の厚みが0.2mmの場合、水溶性接着剤約110
g/m2を用い、これに対し発泡剤約15gを添加す
れば化粧単板と同程度の裏面接着層の膜厚を得る
ことができる。なお、発泡剤を添加した水溶性接
着剤の塗布手段としては、接着剤が均一に塗布で
きるものであれば良く、例えばスプレツターおよ
びリバースコーターが用いられる。
また、本発明で使用する補強裏貼材としては、
化粧単板の補強裏貼材として通常使用されるいわ
ゆる裏打材が挙げられ、例えば和紙、クラフト
紙、樹脂含浸紙、不織布、布等のシート状物であ
り、好ましくは不織布である。またこれらの補強
裏貼材は、材質により、また目的に応じて異なる
が、通常坪量20〜100g/m2程度のものが用いら
れる。
化粧単板の補強裏貼材として通常使用されるいわ
ゆる裏打材が挙げられ、例えば和紙、クラフト
紙、樹脂含浸紙、不織布、布等のシート状物であ
り、好ましくは不織布である。またこれらの補強
裏貼材は、材質により、また目的に応じて異なる
が、通常坪量20〜100g/m2程度のものが用いら
れる。
以下に本発明の化粧単板シートの製法を一実施
例にて図面をもつて詳細に説明する。第1図は、
本発明方法による化粧単板シートの熱圧固定前の
積層状態を示した拡大断面図である。すなわち、
ホツトプレス機(図示省略)上に離型基材1をオ
ーバーレイし、その上に発泡体2を含有する水溶
性接着剤3を均一に塗布する。次いで、この接着
剤の塗布層上に補強裏貼材4を貼り合わせる。次
に補強裏貼材上に、該裏貼材を貼着するのに使用
した水溶性接着剤と同一あるいは発泡体を含まな
い接着剤3を塗布し、含水率20%以上の化粧単板
5を仮接着したのち、加熱圧締して化粧単板シー
トを得る。
例にて図面をもつて詳細に説明する。第1図は、
本発明方法による化粧単板シートの熱圧固定前の
積層状態を示した拡大断面図である。すなわち、
ホツトプレス機(図示省略)上に離型基材1をオ
ーバーレイし、その上に発泡体2を含有する水溶
性接着剤3を均一に塗布する。次いで、この接着
剤の塗布層上に補強裏貼材4を貼り合わせる。次
に補強裏貼材上に、該裏貼材を貼着するのに使用
した水溶性接着剤と同一あるいは発泡体を含まな
い接着剤3を塗布し、含水率20%以上の化粧単板
5を仮接着したのち、加熱圧締して化粧単板シー
トを得る。
この場合の加熱圧締条件は、温度約120℃、時
間約60秒、圧力約4Kg/cm2の条件で行なわれる。
間約60秒、圧力約4Kg/cm2の条件で行なわれる。
この加熱圧締により化粧単板と裏貼材の接着は
良好で、かつ接着剤中の発泡剤が発泡することに
より化粧単板と同程度の厚みを有する裏面接着層
が形成される。また接着剤が裏貼材中にしみ出さ
ない程度に適当に浸透をきたすとともに硬化さ
れ、目すきのない優れた可撓性のある化粧単板シ
ートが製造される。
良好で、かつ接着剤中の発泡剤が発泡することに
より化粧単板と同程度の厚みを有する裏面接着層
が形成される。また接着剤が裏貼材中にしみ出さ
ない程度に適当に浸透をきたすとともに硬化さ
れ、目すきのない優れた可撓性のある化粧単板シ
ートが製造される。
なお、本発明方法においては離型基材1、発泡
剤2を含有する水溶性接着剤3、補強裏貼材4の
積層基材6は、この積層状態のまま堆積し保存す
ることもできる。この堆積保存は、例えば2〜3
週間の堆積放置試験によつても、化粧単板シート
を製造するにあたつてなんら不利益を与えなかつ
た。したがつて、種々の化粧単板シートを製造す
る場合、前もつて製造し、堆積保存しておいた積
層基材6を順次使用することができる。
剤2を含有する水溶性接着剤3、補強裏貼材4の
積層基材6は、この積層状態のまま堆積し保存す
ることもできる。この堆積保存は、例えば2〜3
週間の堆積放置試験によつても、化粧単板シート
を製造するにあたつてなんら不利益を与えなかつ
た。したがつて、種々の化粧単板シートを製造す
る場合、前もつて製造し、堆積保存しておいた積
層基材6を順次使用することができる。
以上のようにして製造された化粧単板シートの
斜視図を示せば第2図のようになる。すなわち、
熱圧固定により接着剤は補強裏貼材4中に適当に
浸透するとともに、裏貼材の下層の水溶性接着剤
中には発泡剤が添加されていることにより発泡を
行ない、接着剤の一部が裏貼材中に浸透し、残り
が適度の厚さを有する接着層7を形成することに
なる。したがつて、本発明方法で得られる化粧単
板シートは、その表面が木質そのものの仕上りと
なり、その下層は化粧単板厚みと同程度の裏面接
着層で強固に補強されることになる。そのため、
化粧単板シートのそり、あばれが矯正され、平滑
で柔軟性に富んだ製品を得ることができる。加え
て、裏面接着層の発泡成形部分7は高温により軟
化するため、本発明方法による化粧単板シートを
他の基材、合板、パーテイクルボード等に再接着
するに際し、熱圧によつて平滑な施工を容易に行
ない得る利点がある。更に、裏面接着層を研磨す
ることができ、通常の接着剤、酢酸ビニル系接着
剤、ゴム系接着剤で容易に他の基材上に接着する
こともできる。
斜視図を示せば第2図のようになる。すなわち、
熱圧固定により接着剤は補強裏貼材4中に適当に
浸透するとともに、裏貼材の下層の水溶性接着剤
中には発泡剤が添加されていることにより発泡を
行ない、接着剤の一部が裏貼材中に浸透し、残り
が適度の厚さを有する接着層7を形成することに
なる。したがつて、本発明方法で得られる化粧単
板シートは、その表面が木質そのものの仕上りと
なり、その下層は化粧単板厚みと同程度の裏面接
着層で強固に補強されることになる。そのため、
化粧単板シートのそり、あばれが矯正され、平滑
で柔軟性に富んだ製品を得ることができる。加え
て、裏面接着層の発泡成形部分7は高温により軟
化するため、本発明方法による化粧単板シートを
他の基材、合板、パーテイクルボード等に再接着
するに際し、熱圧によつて平滑な施工を容易に行
ない得る利点がある。更に、裏面接着層を研磨す
ることができ、通常の接着剤、酢酸ビニル系接着
剤、ゴム系接着剤で容易に他の基材上に接着する
こともできる。
また、裏面接着層が化粧単板厚みと同程度の厚
みを有するため、化粧単板シートの表面を機械研
磨することができる。この化粧単板シートにおけ
る機械研磨は、従来の化粧単板シートではシート
の厚み不足で機械送りがほとんど不可能であつた
こと、あるいは他の基材と重ね合せる以外不可能
であつたことを考えると、本発明方法は特に優れ
たものであるといえる。
みを有するため、化粧単板シートの表面を機械研
磨することができる。この化粧単板シートにおけ
る機械研磨は、従来の化粧単板シートではシート
の厚み不足で機械送りがほとんど不可能であつた
こと、あるいは他の基材と重ね合せる以外不可能
であつたことを考えると、本発明方法は特に優れ
たものであるといえる。
第1図は本発明の化粧単板シート製造における
積層状態を示す拡大断面図、第2図は本発明によ
り得られた化粧単板シートの一部切り欠き斜視図
である。 2……発泡剤、3……水性接着剤、4……補強
裏貼材、5……化粧単板。
積層状態を示す拡大断面図、第2図は本発明によ
り得られた化粧単板シートの一部切り欠き斜視図
である。 2……発泡剤、3……水性接着剤、4……補強
裏貼材、5……化粧単板。
Claims (1)
- 1 離型基材上に、水溶性樹脂、スチレン−ブタ
ジエン樹脂等水溶性接着剤にポリ塩化ビニリデン
マイクロカプセル化発泡剤を添加したものを塗布
して補強裏貼材を貼り合せ、次いで該裏貼材上に
前記水溶性接着剤にて含水率20%以上の化粧単板
を積層させ、熱圧固定することを特徴とする平滑
で可撓性のある化粧単板シートの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23307382A JPS59123608A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 化粧単板シ−トの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23307382A JPS59123608A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 化粧単板シ−トの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59123608A JPS59123608A (ja) | 1984-07-17 |
JPS6153203B2 true JPS6153203B2 (ja) | 1986-11-17 |
Family
ID=16949374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23307382A Granted JPS59123608A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 化粧単板シ−トの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59123608A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092802A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | 北三株式会社 | 化粧単板シ−トの製造法 |
JP3486885B2 (ja) * | 1996-03-06 | 2004-01-13 | 日本製紙株式会社 | 木質化粧板の製造方法 |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP23307382A patent/JPS59123608A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59123608A (ja) | 1984-07-17 |
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