JPS627477Y2 - - Google Patents

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JPS627477Y2
JPS627477Y2 JP7608681U JP7608681U JPS627477Y2 JP S627477 Y2 JPS627477 Y2 JP S627477Y2 JP 7608681 U JP7608681 U JP 7608681U JP 7608681 U JP7608681 U JP 7608681U JP S627477 Y2 JPS627477 Y2 JP S627477Y2
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foam
layer
adhesive
polyurethane
laminate
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JP7608681U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、装飾用、緩衝用の表皮付フオーム積
層体に関する。
本考案は、自動車及びケース類の内装材、壁材
や家具などの室内装飾材、クツシヨン材、アルバ
ムなどの表面装飾材、鞄及び袋物の装飾材などに
使用して、外観、立体感、表面強度及び風合に優
れ、審美的且つ実質的に有用な材料を提供するも
のである。
(従来の技術) 従来、この種の用途に供するものとしては、塩
ビレザー、布帛、合成皮革などがあるが、これら
は単なる表面材であり、クツシヨン材を造る時は
これらの素材を袋状に縫製し、この中にクツシヨ
ン部材として綿やポリウレタンフオームなどを挿
入する如き方法がとられている。また、車輛内装
材の場合は、塩ビレザーにポリウレタンフオーム
などを重ねて接着剤を使用して貼る等の方法もと
られている。これらの材料の欠点としては、縫製
作業や貼付作業に時間がかかり、作業性が悪いこ
と、また、レザーなどの素材表面に装飾凹凸模様
が必要な場合、新たにボタン絞りなどの作業が必
要になり、最終的には高価になることなどが挙げ
られる。
(考案が解決しようとする問題点) 本発明者等は、当初表皮付きのフオーム積層体
の開発を意図し、絞付模様を施した離型性支持体
上のポリウレタン皮膜層をフオームに転写するこ
とを検討した。
しかしながら、この表皮付きオーム積層体は、
フオーム層上に直接薄い皮膜層が形成されるた
め、この積層体を壁や自動車の天井に接着する
時、接着剤中に含まれる溶剤がフオーム層を通過
して、直接薄い皮膜層に影響を与え、著しい場合
には皮膜層が膨潤溶解し易いという欠点或は触
圧、もみ等により表面に凹凸、シワ入りが極端に
出るといつた本質的に表面平滑性に劣る欠陥も見
られた。
本考案は、これら諸問題を解決し、表面皮膜層
は表面平滑性を有し接着剤の影響を受け難く、さ
らに、壁などへの貼付作業時間を短縮して、作業
性を改善した表皮付フオーム積層体を提供するも
のである。
(考案の構成) 即ち、本考案は、熱セツト性を有する軟質フオ
ームバツキング層に順次接着層、高密度ポリウレ
タン発泡体層及び合成樹脂皮膜層を積層してなる
表皮付フオーム積層体に係わる。
本考案に使用する高密度ポリウレタン発泡体層
は、この種の用途として使用するにあたり、物性
的に密度1.0〜0.1g/cm3、厚さが3mm以下程度が
適当である。このような高密度ポリウレタン発泡
体層は、たとえばNCO%2.5〜7.0程度のポリウレ
タンプレポリマーを使用し、触媒、発泡剤の存在
下で加熱したり、加湿、加熱下で発泡させること
によつて得られる。
本考案に使用する合成樹脂皮膜層には、ポリウ
レタン樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ポリ
アミノ酸樹脂等があり、これらを一層又はそれ以
上で形成することができる。合成樹脂皮膜層の厚
さは1.0mm以下好ましくは0.7mm以下である。合成
樹脂の皮膜層の厚さが1mmを越えると積層体の柔
軟さが損なわれるためである。
また、本考案の接着層を形成する接着剤として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテ
ル、ポリビニルピロリドンのような水溶性接着
剤、ポリクロロプレン、SBR、NBR、ブチラー
ル、ポリウレタン、ポリアクリル等の溶剤タイプ
接着剤又はエマルジヨンタイプ接着剤等があり、
これらを単独又は混合して使用することができ
る。
また、本考案のフオームバツキング層としては
ポリエチレン、アイオノマ、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、アセチルセルロース、ポリウレタ
ン、ポリスチレン、SAN、ABS、フエノール樹
脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂等の合成樹脂、
SBR、NBR、ネオプレン、クロロプレン、ポリ
スルフイド等の合成ゴムや天然ゴムなどの発泡体
が使用できる。
(作用、効果) 本考案による表皮付オーム積層体を壁や自動車
の天井に接着する時の接着剤に含まれる溶剤の影
響は、接着層とポリウレタン発泡層の耐溶剤性の
相乗効果により大巾に緩和されるため、表面の合
成樹脂皮膜層に影響することは殆んど見られず、
触圧、もみ等による表面荒れ、極端なシワ入りも
起り難い。
本考案による表皮付フオーム積層体の裏面に設
ける接着剤又は粘着剤としては、接着層を形成す
るのと同様の接着剤の他、石油系樹脂などの粘着
付与剤を含む粘着剤等が使用でき、これら接着剤
又は粘着剤をフオームバツキング層裏面に設ける
にはフイルム状、粉末状のホツトメルト方式、溶
液状、水溶液状のコーテイング方式、或はスプレ
ー方式等を適宜実施出来る。また、接着剤又は粘
着剤は、フオームシート上の全面に又は部分的に
設ける等、目的により適宜実施することが可能で
ある。
また、表面に凹凸絞模様を施した皮膜を形成す
るには、絞付模様を施した離型性支持体上に合成
樹脂溶液を塗布して形成する転写方式、型押し装
置により加熱、加圧して形成する方式或はこれら
の併用による等の方法により所望の形状、深さ、
大きさの凹凸絞模様が形成される。又本考案の表
皮付フオーム積層体の表皮層には高密度ポリウレ
タン発泡層が積層されておるため、織布、編布、
不織布等の生地類が使用されていないにも拘わら
ず、耐摩耗性に優れ、ソフトで軽量且つ安価なク
ツシヨン材である。
また、通常の粘着テープの如くフオーム裏面に
接着剤又は粘着剤を設けた場合には、壁材や家具
などの室内装飾用として用いる時、新たに、接着
剤を用意する必要は無く、直ちに壁や家具などに
貼り付けることが出来るので、作業性を大きく改
善できる等種々の適用性を有する。
本考案の表皮付フオーム積層体に、さらに所望
の形状、深さ、大きさの凹凸絞模様を圧縮固定
し、凹凸絞模様を有する成形物とすることもでき
る。凹凸絞模様を圧縮固定する装置としては、加
熱加圧型押装置又は高周波型押装置などが使用で
きる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
実施例 1 第1図に示すように、フラツトなシリコンペー
パー(離型性支持体)1表面にポリテトラメチレ
ングリコール系ポリウレタン樹脂溶液を乾燥厚味
が25μになるように塗布し、これを加熱乾燥して
ポリウレタン皮膜層2を形成せしめた。このポリ
ウレタン皮膜層上にポリプロピレングリコール系
イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーを
主体とする発泡性ウレタンエラストマー配合物を
目付量150g/m2で塗布し、これを温度110℃の加
熱機にて加湿下で3分間加熱し、発泡硬化させて
厚味350μ、密度0.43g/cm3の高密度ポリウレタン
発泡層3を得た。
次に該高密度ポリウレタン発泡層3上に、ポリ
プロピレングリコール系2液型ポリウレタン接着
剤4を目付量110g/m2で塗布し、さらに熱セツ
ト性を有する密度15Kg/m3、厚さ3m/mのポリ
ウレタンフオーム(フオームバツキング層)5を
貼合せ、100℃で10分間加熱して接着剤を反応硬
化させた後にシリコンペーパー1を剥離して表皮
付フオーム積層体を得た。この積層体は触圧又は
もみ等を加えた後も表面平滑性は極めて良好であ
り、溶剤系接着剤を裏面に塗布した場合も表面皮
膜層への影響は全く認められなかつた。
実施例 2 第2図に示すように、毛穴絞付きシリコンペー
パー(離型性支持体)11表面にウレタン変性ポ
リアミノ酸樹脂溶液を乾燥厚味が3μになるよう
に塗布し、これを加熱乾燥してポリアミノ酸樹脂
層12を形成せしめた。該ポリアミノ酸樹脂層上
に1.4−ブタンジオールアジペートポリエステル
系ポリウレタン樹脂溶液を乾燥厚味が20μになる
ように塗布し、これを加熱乾燥してポリウレタン
皮膜層13を形成せしめた。このポリウレタン皮
膜層13上にε−カプロラクトンポリエステル系
イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーを
主体とする発泡性ウレタンエラストマー配合物を
目付量150g/m2で塗布し、これを温度120℃の加
熱機にて加湿下で3分間加熱し、発泡硬化させて
厚味310μ、密度0.55g/m3の高密度ポリウレタン
発泡層14を得た。
次に、該高密度ポリウレタン発泡層14上に
1.4−ブタンジオールアジペートポリエステル系
2液型ポリウレタン接着剤15を目付量110g/
m2で塗布し、さらに熱セツト性を有する密度60
Kg/m3、厚さ5m/mのポリエチレンフオーム
(フオームバツキング層)16を貼り合せ、60℃
で15分間加熱して接着剤を反応硬化させた後にシ
リコンペーパーを剥離して表皮付フオーム積層体
を得た。この積層体は触圧又はもみ等を加えた後
も表面平滑性は極めて良好であり、溶剤系接着剤
を裏面に塗布した場合も表面皮膜層への影響は全
く認められなかつた。
実施例 3 実施例1で得られた表皮付フオーム積層体を高
周波型押機にセツトし、ダイヤ柄の意匠モールド
で高周波型押し加工して、積層体が圧縮固定され
た全面にダイヤ柄の凹凸絞模様を鮮明に現わした
第3図に示す様なアルバム表面装飾材に好適な成
形物を得た。
実施例 4 実施例2で得られた表皮付フオーム積層体を加
熱型押機にセツトし、ストライプ柄の意匠モール
ドで加熱型押し加工して、積層体が圧縮固定され
た全面に毛穴絞とストライプ柄の凹凸絞模様を鮮
明に現わした第4図に示す様な壁、天井材に好適
成形物を得た。
実施例 5 実施例1〜4で得られた表皮付フオーム積層体
の裏面に、両面粘着テープを貼り合せた積層体は
両面粘着テープの離型紙を剥すだけで、簡単に
壁、天井等に貼り付けることができ装飾用に好適
であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の表皮付フオーム積
層体の一実施例を示す断面図、第3図及び第4図
は表皮付フオーム積層体にさらに凹凸絞模様を付
けた成形物の一実施例を示す断面図である。 1……離型性支持体、2……ポリウレタン皮膜
層、3……ポリウレタン発泡層、4……ポリウレ
タン接着層、5……ポリウレタンフオーム、11
……離型性支持体、12……ポリアミノ酸皮膜
層、13……ポリウレタン皮膜層、14……ポリ
ウレタン発泡層、15……ポリウレタン接着層、
16……ポリエチレンフオーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱セツト性を有する軟質フオームバツキング
    層に順次、接着層、高密度ポリウレタン発泡体
    層、及び合成樹脂皮膜層を積層したことを特徴
    とする表皮付フオーム積層体。 (2) フオームバツキング層の裏面に、全面又は部
    分的に、接着剤又は粘着剤を設けた実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の表皮付フオーム積
    層体。 (3) フオームバツキング層まで達する凹凸絞模様
    が圧縮固定されてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項若しくは第2項記載の表皮付フオーム積
    層体。
JP7608681U 1981-05-26 1981-05-26 Expired JPS627477Y2 (ja)

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JPS57187738U JPS57187738U (ja) 1982-11-29
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