JPH026609B2 - - Google Patents
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- JPH026609B2 JPH026609B2 JP8731180A JP8731180A JPH026609B2 JP H026609 B2 JPH026609 B2 JP H026609B2 JP 8731180 A JP8731180 A JP 8731180A JP 8731180 A JP8731180 A JP 8731180A JP H026609 B2 JPH026609 B2 JP H026609B2
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は小巾生単板を横はぎし、横はぎして
連続帯状となつたものをリールに巻き取る小巾生
単板の横はぎ処理装置に関する。
連続帯状となつたものをリールに巻き取る小巾生
単板の横はぎ処理装置に関する。
ベニヤレースによつて原木から単板を切削する
場合、切削の初期において多量の小巾生単板が製
出される。これらの小巾生単板は従来その不良部
を切断除去した後ドライヤーで乾燥し、乾燥後再
び乾燥歪みによつて生じた不良部を切断除去して
横はぎにより製品寸法の単板を得ていた。従つて
2度の不良部の切断除去によつて歩止りは大巾に
低下し、しかもこれらの諸工程に多数の人員と工
数を要して合板製造の一つの隘路となつていた。
近時生単板の接合可能な接着剤が開発されたこと
により、歩止り向上と人員、工数の節減を計るた
め、生単板の横はぎが種々試みられるようになつ
た。しかしながら今迄に試みられた生単板の横は
ぎは、接着剤および塗布手段等の関係で、糸条だ
けによる横はぎが主体であるため、乾燥および
種々のハンドリングに耐え得る強固に接合された
横はぎ単板が得られないこと、また横はぎしたも
のを所定寸法に切断した後乾燥を行う方法である
から、人員、工数の大巾な節減とはならず、更に
乾燥収縮を見越した切断であるから歩止りも余り
向上しない欠点があつた。
場合、切削の初期において多量の小巾生単板が製
出される。これらの小巾生単板は従来その不良部
を切断除去した後ドライヤーで乾燥し、乾燥後再
び乾燥歪みによつて生じた不良部を切断除去して
横はぎにより製品寸法の単板を得ていた。従つて
2度の不良部の切断除去によつて歩止りは大巾に
低下し、しかもこれらの諸工程に多数の人員と工
数を要して合板製造の一つの隘路となつていた。
近時生単板の接合可能な接着剤が開発されたこと
により、歩止り向上と人員、工数の節減を計るた
め、生単板の横はぎが種々試みられるようになつ
た。しかしながら今迄に試みられた生単板の横は
ぎは、接着剤および塗布手段等の関係で、糸条だ
けによる横はぎが主体であるため、乾燥および
種々のハンドリングに耐え得る強固に接合された
横はぎ単板が得られないこと、また横はぎしたも
のを所定寸法に切断した後乾燥を行う方法である
から、人員、工数の大巾な節減とはならず、更に
乾燥収縮を見越した切断であるから歩止りも余り
向上しない欠点があつた。
この発明は従来法のこれらの欠点に鑑み開発し
たもので、衝合させる端面に生単板の接合可能な
接着剤を介在させ、且つホツトメルト糸を板面に
はぎ合わせ面をよぎるように固着させるので、強
固に横はぎした生単板が得られてこれをリールに
巻き取ることができ、リールに巻き取ることによ
つて、連続状のまま連続ドライヤーでの乾燥が可
能となつて、作業人員、工数の大巾削減となり、
また乾燥後製品寸法の切断をなし得て歩止りの大
巾向上に寄与し、更に前記処理を自動的に高能率
で実施できる小巾生単板の横はぎ処理装置を提供
するものである。
たもので、衝合させる端面に生単板の接合可能な
接着剤を介在させ、且つホツトメルト糸を板面に
はぎ合わせ面をよぎるように固着させるので、強
固に横はぎした生単板が得られてこれをリールに
巻き取ることができ、リールに巻き取ることによ
つて、連続状のまま連続ドライヤーでの乾燥が可
能となつて、作業人員、工数の大巾削減となり、
また乾燥後製品寸法の切断をなし得て歩止りの大
巾向上に寄与し、更に前記処理を自動的に高能率
で実施できる小巾生単板の横はぎ処理装置を提供
するものである。
この発明を図面に示す一実施例について説明す
れば、小巾生単板Aをその繊維方向と直交する方
向の搬送方向Fに搬送する移送部1は、それぞれ
回転車に無端帯を張設した下送りコンベヤ2と上
送りコンベヤ3とより構成されている。そして上
下の送りコンベヤ2,3は小巾生単板Aの挾持搬
送路を形成するとともに、下送りコンベヤ2は小
巾生単板Aを載置挿入できるように上送りコンベ
ヤ3よりも搬入側に突出するように配設され、ま
た両送りコンベヤ2,3の末端は衝合線×−×と
ほぼ一致せしめてある。
れば、小巾生単板Aをその繊維方向と直交する方
向の搬送方向Fに搬送する移送部1は、それぞれ
回転車に無端帯を張設した下送りコンベヤ2と上
送りコンベヤ3とより構成されている。そして上
下の送りコンベヤ2,3は小巾生単板Aの挾持搬
送路を形成するとともに、下送りコンベヤ2は小
巾生単板Aを載置挿入できるように上送りコンベ
ヤ3よりも搬入側に突出するように配設され、ま
た両送りコンベヤ2,3の末端は衝合線×−×と
ほぼ一致せしめてある。
移送部1に続いては衝合部4が形成され、衝合
部4は例えば搬送方向Fの方向に長手とした上下
のバー5,6によつて小巾生単板Aの搬送路を形
成し、上バー5は弾性体7を介して機枠に支持
し、上下のバー5,6によつて形成された搬送路
において、小巾生単板Aに適度のブレーキ作用を
付与せしめる。従つて移送部1によつて搬送され
て来た小巾生単板Aは、衝合部4に入るとその後
端面が移送部1の送り力の消減する衝合線×−×
に一致して停止する。そして移送部1によつて搬
送されて来た次位の小巾生単板Aがこの停止して
いる前位の小巾生単板Aに追突して、これを押し
ながら前進しその後端面が衝合線×−×に一致し
て停止する。このようにして相前後して搬送され
る小巾生単板Aの互の端面が当接して横はぎの衝
合が行はれる。尚、上下のバー5,6に代えて、
軸受を内蔵した回転車に無端帯を張設して小巾生
単板の搬速路を形成し、軸受の摩擦抵抗によつて
小巾生単板に適度のブレーキ作用を付与するよう
に構成しても同様に実施できるものである。
部4は例えば搬送方向Fの方向に長手とした上下
のバー5,6によつて小巾生単板Aの搬送路を形
成し、上バー5は弾性体7を介して機枠に支持
し、上下のバー5,6によつて形成された搬送路
において、小巾生単板Aに適度のブレーキ作用を
付与せしめる。従つて移送部1によつて搬送され
て来た小巾生単板Aは、衝合部4に入るとその後
端面が移送部1の送り力の消減する衝合線×−×
に一致して停止する。そして移送部1によつて搬
送されて来た次位の小巾生単板Aがこの停止して
いる前位の小巾生単板Aに追突して、これを押し
ながら前進しその後端面が衝合線×−×に一致し
て停止する。このようにして相前後して搬送され
る小巾生単板Aの互の端面が当接して横はぎの衝
合が行はれる。尚、上下のバー5,6に代えて、
軸受を内蔵した回転車に無端帯を張設して小巾生
単板の搬速路を形成し、軸受の摩擦抵抗によつて
小巾生単板に適度のブレーキ作用を付与するよう
に構成しても同様に実施できるものである。
塗布手段8は移送部1の適宜の位置に複数個を
配設したもので、搬送される小巾生単板Aの前端
面に部分的に生単板の接合可能な接着剤Gを塗布
するものである。各塗布手段8はそれぞれ接着剤
Gを貯める糊タンク9、糊タンク9の下端に設け
た開口10を閉止、開放できるとともに、下送り
コンベヤ2の搬送面をよぎるように弾性体11に
支持されて揺動自在に設けた糊付板12から成
る。糊付板12は常時は弾性体11の引張力によ
り開口10を閉止し、そのときその塗布面に接着
剤Gが付着される。そして小巾生単板Aが糊付板
12の位置を通過するとき、その前端面が糊付板
12に接触してこれを下方に押し下げつつ、また
塗布面に付着している接着剤Gを掻き取りつつ前
進し、小巾生単板Aの前端面に接着剤Gが自動的
に塗布される。尚、生単板の接合可能な接着剤G
としては、例えば変性アミノ系樹脂を主成分とす
る接着剤を使用する。変性アミノ系樹脂を主成分
とする接着剤は商品名ボンドP.T.S.(コニシ株式
会社)として市販されており、ボンドP.T.S.は粉
末状で水で混合溶融させて適度の粘度として使用
するもので、生単板に対しても初期接着力を有
し、水の蒸発とともに硬化して生単板の強固な接
合ができるものである。また生単板の接合可能な
接着剤としては、ウレタン系樹脂等の親水性の接
着剤を使用することもできる。
配設したもので、搬送される小巾生単板Aの前端
面に部分的に生単板の接合可能な接着剤Gを塗布
するものである。各塗布手段8はそれぞれ接着剤
Gを貯める糊タンク9、糊タンク9の下端に設け
た開口10を閉止、開放できるとともに、下送り
コンベヤ2の搬送面をよぎるように弾性体11に
支持されて揺動自在に設けた糊付板12から成
る。糊付板12は常時は弾性体11の引張力によ
り開口10を閉止し、そのときその塗布面に接着
剤Gが付着される。そして小巾生単板Aが糊付板
12の位置を通過するとき、その前端面が糊付板
12に接触してこれを下方に押し下げつつ、また
塗布面に付着している接着剤Gを掻き取りつつ前
進し、小巾生単板Aの前端面に接着剤Gが自動的
に塗布される。尚、生単板の接合可能な接着剤G
としては、例えば変性アミノ系樹脂を主成分とす
る接着剤を使用する。変性アミノ系樹脂を主成分
とする接着剤は商品名ボンドP.T.S.(コニシ株式
会社)として市販されており、ボンドP.T.S.は粉
末状で水で混合溶融させて適度の粘度として使用
するもので、生単板に対しても初期接着力を有
し、水の蒸発とともに硬化して生単板の強固な接
合ができるものである。また生単板の接合可能な
接着剤としては、ウレタン系樹脂等の親水性の接
着剤を使用することもできる。
加熱手段13は同じく移送部1の適宜の位置に
複数組(実施例は2組)を配設したもので、それ
ぞれ搬送方向Fに長手の加熱板14とヒーター1
5から成り、小巾生単板Aの板面(実施例は裏
面)に接して、これを帯状Bに加熱するものであ
る。この加熱によつて帯状Bの部位は高温とな
り、また表面部の水分は幾分か蒸発して除去さ
れ、後述するホツトメルト接着剤による糸条の板
面への固着を可能とする。尚、押圧板16は弾性
体17によつて支持され、小巾生単板Aを加熱体
14に密に接触させ、加熱体14による板面の効
果的な加熱を行うものである。
複数組(実施例は2組)を配設したもので、それ
ぞれ搬送方向Fに長手の加熱板14とヒーター1
5から成り、小巾生単板Aの板面(実施例は裏
面)に接して、これを帯状Bに加熱するものであ
る。この加熱によつて帯状Bの部位は高温とな
り、また表面部の水分は幾分か蒸発して除去さ
れ、後述するホツトメルト接着剤による糸条の板
面への固着を可能とする。尚、押圧板16は弾性
体17によつて支持され、小巾生単板Aを加熱体
14に密に接触させ、加熱体14による板面の効
果的な加熱を行うものである。
糸貼手段18は前記加熱される帯状Bの数に応
じて配設され、それぞれ弾性体19に支持された
自由回転の貼着ロール20、加熱筒21、ホツト
メルト糸22の巻枠23から構成されている。各
貼着ロール20は前記生単板面の加熱された帯状
Bに一致するように配設し、ホツトメルト糸22
は糸条に予めホツトメルト接着剤を塗布して固化
させたものを使用する。ホツトメルト糸22は巻
枠23から繰り出して加熱筒21を通して貼着ロ
ール20へ導くが、ホツトメルト糸22が加熱筒
21中を通過するときホツトメルト接着剤は加熱
されて溶融状態となり、この溶融状態においてホ
ツトメルト糸22を貼着ロール20へ導き、単板
の走行に伴う貼着ロール20の回転により、ホツ
トメルト糸22を順次繰り出して生単板面の帯状
Bに沿つて貼着するのである。この場合、帯状B
の部位は加熱されて水分は幾分か除去され、さた
或る程度の温度を保つているから、ホツトメルト
接着剤は容易に単板内に投錨し、その急速固化に
よつてホツトメルト糸22は強固に板面に固着さ
れる。尚、ホツトメルト糸22のホツトメルト接
着剤は以後の乾燥工程の条件によつて適宜選択採
用するが、乾燥温度より高軟化点のものを採用す
れば好結果が得られる。
じて配設され、それぞれ弾性体19に支持された
自由回転の貼着ロール20、加熱筒21、ホツト
メルト糸22の巻枠23から構成されている。各
貼着ロール20は前記生単板面の加熱された帯状
Bに一致するように配設し、ホツトメルト糸22
は糸条に予めホツトメルト接着剤を塗布して固化
させたものを使用する。ホツトメルト糸22は巻
枠23から繰り出して加熱筒21を通して貼着ロ
ール20へ導くが、ホツトメルト糸22が加熱筒
21中を通過するときホツトメルト接着剤は加熱
されて溶融状態となり、この溶融状態においてホ
ツトメルト糸22を貼着ロール20へ導き、単板
の走行に伴う貼着ロール20の回転により、ホツ
トメルト糸22を順次繰り出して生単板面の帯状
Bに沿つて貼着するのである。この場合、帯状B
の部位は加熱されて水分は幾分か除去され、さた
或る程度の温度を保つているから、ホツトメルト
接着剤は容易に単板内に投錨し、その急速固化に
よつてホツトメルト糸22は強固に板面に固着さ
れる。尚、ホツトメルト糸22のホツトメルト接
着剤は以後の乾燥工程の条件によつて適宜選択採
用するが、乾燥温度より高軟化点のものを採用す
れば好結果が得られる。
巻取手段24は衝合部4の直後に配設したタツ
チロール25とこれに相対して接触するように配
置した巻取リール26およびタツチロール25を
間けつ的に回転駆動させる作動機構27と単板を
検出して作動機構27を介してタツチロール25
の回転駆動を制御する単板検知器28から構成さ
れ、横はぎされて衝合部4から送り出される連続
帯状生単板A′を巻取リール26に自動的に巻き
取るものである。巻取リール26は例えば実施例
に示すようにその円周面に多列に放射状に多数の
針状体Nを付設したものを使用して、針状体Nの
連続帯状生単板A′の先端部への刺着によつて自
動巻き付けを行ない、また巻取リール26は横は
ぎされる有寸巾の小巾生単板Aの巾に応じてこれ
を回転させる自動巻き取りを行う。即ち、移送部
1の送り速度をタツチロール25の周速を等しく
設定し、衝合部4に連続帯状生単板A′が移動し
ているときパルスを発信する単板検知器28を配
置し、そのパルス信号を制御器29を介して作動
機構27に伝え、作動機構27の作動によつてタ
ツチロール25を回転駆動するように制御し、タ
ツチロール25の回転によりこれと接触している
巻取リール26を回転させ、横はぎされる小巾生
単板Aの巾に応じた巻取リール26による自動巻
取りを行うのである。この巻取り制御は単板検知
器28を移送部1に配置しても同様に実施でき、
この場合は単板検知器28によつて移送部1を送
行する小巾生単板Aの前端と後端を検出し、前後
端の検出信号をそれぞれ検知器の配置位置から衝
合線x−xまでの距離に見合う時限を設定するタ
イマー等の制御器を介して作動機構27へ伝え、
検知器が作動している間だけ即ち小巾生単板Aの
巾に応じたタツチロール25の回転駆動の制御を
行うのである。尚、巻取リール26として実施例
のように針状体Nを付設したものを使用する場合
には、タツチロール25に針状体Nの列に対応し
て凹溝Hを付し、針状体Nによるタツチロール2
5の損傷を防止する。また巻取リール26として
は針状体Nの代りに円周面に多数の吸気孔を設
け、リール内を負圧として連続帯状生単板A′の
先端部を吸着により自動巻き付けを行うように構
成しても同様に実施できるのである。
チロール25とこれに相対して接触するように配
置した巻取リール26およびタツチロール25を
間けつ的に回転駆動させる作動機構27と単板を
検出して作動機構27を介してタツチロール25
の回転駆動を制御する単板検知器28から構成さ
れ、横はぎされて衝合部4から送り出される連続
帯状生単板A′を巻取リール26に自動的に巻き
取るものである。巻取リール26は例えば実施例
に示すようにその円周面に多列に放射状に多数の
針状体Nを付設したものを使用して、針状体Nの
連続帯状生単板A′の先端部への刺着によつて自
動巻き付けを行ない、また巻取リール26は横は
ぎされる有寸巾の小巾生単板Aの巾に応じてこれ
を回転させる自動巻き取りを行う。即ち、移送部
1の送り速度をタツチロール25の周速を等しく
設定し、衝合部4に連続帯状生単板A′が移動し
ているときパルスを発信する単板検知器28を配
置し、そのパルス信号を制御器29を介して作動
機構27に伝え、作動機構27の作動によつてタ
ツチロール25を回転駆動するように制御し、タ
ツチロール25の回転によりこれと接触している
巻取リール26を回転させ、横はぎされる小巾生
単板Aの巾に応じた巻取リール26による自動巻
取りを行うのである。この巻取り制御は単板検知
器28を移送部1に配置しても同様に実施でき、
この場合は単板検知器28によつて移送部1を送
行する小巾生単板Aの前端と後端を検出し、前後
端の検出信号をそれぞれ検知器の配置位置から衝
合線x−xまでの距離に見合う時限を設定するタ
イマー等の制御器を介して作動機構27へ伝え、
検知器が作動している間だけ即ち小巾生単板Aの
巾に応じたタツチロール25の回転駆動の制御を
行うのである。尚、巻取リール26として実施例
のように針状体Nを付設したものを使用する場合
には、タツチロール25に針状体Nの列に対応し
て凹溝Hを付し、針状体Nによるタツチロール2
5の損傷を防止する。また巻取リール26として
は針状体Nの代りに円周面に多数の吸気孔を設
け、リール内を負圧として連続帯状生単板A′の
先端部を吸着により自動巻き付けを行うように構
成しても同様に実施できるのである。
この発明の実施の要領を説明すれば、先づ小巾
生単板Aをその繊維方向が搬送方向Fと直交する
ように移送部1の突出した下送りコンベヤ2上に
順次に載置する。小巾生単板Aは移送部1によつ
て搬送され、その前端が塗布手段8の位置に達す
ると、その前端面の下端が糊付板12に接し、糊
付板12に付着している接着剤Gを掻き取りなが
ら前進し、その前端面に接着剤Gが部分的に塗布
される。また小巾生単板Aは加熱手段13の位置
を通過するとき、その板面は加熱板14によつて
帯状Bに加熱され、衝合部4へ送り込まれる。衝
合部4に入つた小巾生単板Aはこれに接する上下
のバー5,6の摩擦抵抗によつてブレーキ作用が
付与され、移送部1の送り力が消減する衝合線x
−xにその後端が一致して停止する。次に、下送
りコンベヤ2上に載置された次位の小巾生単板A
は同様に塗布手段8によつてその前端面に接着剤
Gが塗布され、またその板面は加熱手段13によ
つて帯状Bに加熱されて、その前端が衝合線x−
xの位置に達すると、前位の小巾生単板Aの後端
に追突し、これを押しながら前進してその後端が
衝合線x−x一致して停止する。この後位の単板
が前位の単板を押し送りする間に互の端面に接着
圧が加えられ、端面間に接着剤Gが介在した横は
ぎ接合が行われて連続帯状生単板A′が形成され
る。
生単板Aをその繊維方向が搬送方向Fと直交する
ように移送部1の突出した下送りコンベヤ2上に
順次に載置する。小巾生単板Aは移送部1によつ
て搬送され、その前端が塗布手段8の位置に達す
ると、その前端面の下端が糊付板12に接し、糊
付板12に付着している接着剤Gを掻き取りなが
ら前進し、その前端面に接着剤Gが部分的に塗布
される。また小巾生単板Aは加熱手段13の位置
を通過するとき、その板面は加熱板14によつて
帯状Bに加熱され、衝合部4へ送り込まれる。衝
合部4に入つた小巾生単板Aはこれに接する上下
のバー5,6の摩擦抵抗によつてブレーキ作用が
付与され、移送部1の送り力が消減する衝合線x
−xにその後端が一致して停止する。次に、下送
りコンベヤ2上に載置された次位の小巾生単板A
は同様に塗布手段8によつてその前端面に接着剤
Gが塗布され、またその板面は加熱手段13によ
つて帯状Bに加熱されて、その前端が衝合線x−
xの位置に達すると、前位の小巾生単板Aの後端
に追突し、これを押しながら前進してその後端が
衝合線x−x一致して停止する。この後位の単板
が前位の単板を押し送りする間に互の端面に接着
圧が加えられ、端面間に接着剤Gが介在した横は
ぎ接合が行われて連続帯状生単板A′が形成され
る。
そしてこの形成された連続帯状A′の帯状Bに
沿つた糸貼手段18によるホツトメルト糸22の
固着が行はれるが、この場合先づホツトメルト糸
22を巻枠23から繰り出し、加熱筒21を通し
てホツトメルト接着剤を溶融状態とし、その先端
を貼着ロール20と板面間に挿入して、ホツトメ
ルト接着剤の固化によりこれを帯状Bの板面に固
着させる。次いで衝合部4において順次に横はぎ
接合が行はれて連続帯状生単板A′が移動すると、
その移動により貼着ロール20が回転して、ホツ
トメルト糸22は巻枠23から順次に繰り出さ
れ、加熱筒21を通つてホツトメルト接着剤が溶
融状態となり、貼着ロール20により帯状Bに沿
つて連続的に貼着され、ホツトメルト接着剤の単
板内への投錨と急速固化によつて板面に強固に固
着される。
沿つた糸貼手段18によるホツトメルト糸22の
固着が行はれるが、この場合先づホツトメルト糸
22を巻枠23から繰り出し、加熱筒21を通し
てホツトメルト接着剤を溶融状態とし、その先端
を貼着ロール20と板面間に挿入して、ホツトメ
ルト接着剤の固化によりこれを帯状Bの板面に固
着させる。次いで衝合部4において順次に横はぎ
接合が行はれて連続帯状生単板A′が移動すると、
その移動により貼着ロール20が回転して、ホツ
トメルト糸22は巻枠23から順次に繰り出さ
れ、加熱筒21を通つてホツトメルト接着剤が溶
融状態となり、貼着ロール20により帯状Bに沿
つて連続的に貼着され、ホツトメルト接着剤の単
板内への投錨と急速固化によつて板面に強固に固
着される。
このようにして小巾生単板Aから順次に形成さ
れた連続帯状生単板A′は衝合部4の直後に配設
された巻取手段24によつてリールに巻き取る
が、連続帯状生単板A′が移動している間単板検
知器28から、発信されるパルス信号によつてタ
ツチロール25は回転し、連続帯状生単板A′の
先端がタツチロール25と巻取リール26の接す
る位置に達すると、巻取リール26に付設した針
状体Nが先端部に喰い込んでこれを巻付け、この
先端部の巻付けとタツチロール25の連続帯状生
単板A′の走行と等しい周速の回転により、連続
帯状生単板A′は自動的にゆるみなく順次に巻取
リール26に巻き取られるのである。
れた連続帯状生単板A′は衝合部4の直後に配設
された巻取手段24によつてリールに巻き取る
が、連続帯状生単板A′が移動している間単板検
知器28から、発信されるパルス信号によつてタ
ツチロール25は回転し、連続帯状生単板A′の
先端がタツチロール25と巻取リール26の接す
る位置に達すると、巻取リール26に付設した針
状体Nが先端部に喰い込んでこれを巻付け、この
先端部の巻付けとタツチロール25の連続帯状生
単板A′の走行と等しい周速の回転により、連続
帯状生単板A′は自動的にゆるみなく順次に巻取
リール26に巻き取られるのである。
以上のようにこの発明は互に衝合させる小巾生
単板の端面間に生単板の接合可能な接着剤を介在
させ、また小巾生単板の板面をその繊維と直交す
る方向に帯状に加熱してその部位にホツトメルト
糸を固着させるので、端面の接合と板面の補強に
より、乾燥、ハンドリング等の苛酷な条件に耐え
得る強固に横はぎされた連続帯状生単板を得るこ
とができ、ホツトメルト接着剤の急速固化の特性
を利用して糸条を板面に単板の繊維方向と直交す
る方向に固着するので、高能率な横はぎが可能で
あるばかりでなく、端面間に介在させる接着剤の
完全固化までの間連続帯状の維持をはかることが
でき、更に巻取リールに針状体を付設する等の構
成によつて、連続帯状生単板の自動巻き取りを行
うことができ、横はぎ生単板をリールに巻き取る
ことによつて、これを連続ドライヤーで連続的に
乾燥することを可能として、大巾な歩止り向上と
人員の節減をはかることができる等の多くの利点
を有し、合板製造に多大の貢献をなすものであ
る。
単板の端面間に生単板の接合可能な接着剤を介在
させ、また小巾生単板の板面をその繊維と直交す
る方向に帯状に加熱してその部位にホツトメルト
糸を固着させるので、端面の接合と板面の補強に
より、乾燥、ハンドリング等の苛酷な条件に耐え
得る強固に横はぎされた連続帯状生単板を得るこ
とができ、ホツトメルト接着剤の急速固化の特性
を利用して糸条を板面に単板の繊維方向と直交す
る方向に固着するので、高能率な横はぎが可能で
あるばかりでなく、端面間に介在させる接着剤の
完全固化までの間連続帯状の維持をはかることが
でき、更に巻取リールに針状体を付設する等の構
成によつて、連続帯状生単板の自動巻き取りを行
うことができ、横はぎ生単板をリールに巻き取る
ことによつて、これを連続ドライヤーで連続的に
乾燥することを可能として、大巾な歩止り向上と
人員の節減をはかることができる等の多くの利点
を有し、合板製造に多大の貢献をなすものであ
る。
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は側
面図、第2図は第1図の平面図である。 1……移送部、2……下送りコンベヤ、4……
衝合部、8……塗布手段、12……糊付板、13
……加熱手段、14……加熱板、18……糸貼手
段、20……貼着ロール、22……ホツトメルト
糸、24……巻取手段、25……タツチロール、
26……巻取ロール、27……作動機構、28…
…単板検知器、A……小巾生単板、A′……連続
帯状生単板、B……帯状、G……接着剤、H……
凹溝、N……針状体。
面図、第2図は第1図の平面図である。 1……移送部、2……下送りコンベヤ、4……
衝合部、8……塗布手段、12……糊付板、13
……加熱手段、14……加熱板、18……糸貼手
段、20……貼着ロール、22……ホツトメルト
糸、24……巻取手段、25……タツチロール、
26……巻取ロール、27……作動機構、28…
…単板検知器、A……小巾生単板、A′……連続
帯状生単板、B……帯状、G……接着剤、H……
凹溝、N……針状体。
Claims (1)
- 1 小巾生単板をその繊維方向と直交する方向に
搬送する移送部と、該移送部に続いて相前後して
搬送される小巾生単板の互の端面を当接させる衝
合部を備え、前記移送部には搬送される小巾生単
板の前端面に生単板の接合可能な接着剤を部分的
に塗布する塗布手段と、小巾生単板の板面をその
繊維方向と直交する方向に複数箇所適宜の巾の帯
状に加熱する加熱手段を備え、前記衝合部には前
記加熱手段によつて加熱された帯状の部位に沿つ
てホツトメルト糸を固着させる糸貼手段を備え、
前記衝合部に続いて間けつ作動機構によつて間け
つ的に回転駆動されるタツチロールとこれと相対
して配設された巻取リールから成る巻取手段を備
え、更に前記衝合部に搬送されて来る小巾生単板
の巾に応じて前記タツチロールの回転駆動の制御
を行う単板検知器を前記衝合部または移送部に備
えて、衝合部において横はぎされた連続帯状生単
板を巻取リールに巻き取るように構成した小巾生
単板の横はぎ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8731180A JPS5712603A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Laterally stripping treating device for small width raw veneer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8731180A JPS5712603A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Laterally stripping treating device for small width raw veneer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5712603A JPS5712603A (en) | 1982-01-22 |
JPH026609B2 true JPH026609B2 (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=13911287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8731180A Granted JPS5712603A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Laterally stripping treating device for small width raw veneer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5712603A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911803A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-21 | ワイケイケイ株式会社 | ル−プフツクフアスナ−のフツク製造装置 |
JPS5946903A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-16 | ワイケイケイ株式会社 | ル−プフツクフアスナ−のフツク製造装置 |
JPS5946902A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-16 | ワイケイケイ株式会社 | ル−プフツクフアスナ−のフツク製造装置 |
-
1980
- 1980-06-27 JP JP8731180A patent/JPS5712603A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5712603A (en) | 1982-01-22 |
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